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恋人 南風一いつもは忘れていていいんだ恋しくなったらたまに電話して恋しくなったらたまにデートするずっとそんな関係でいたかったね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/31
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素直に望んでいれば 南風一望んでも手に入れられないものそんなものは世の中にたくさんあるだけど素直に望まなければ何も得られないまっすぐにきみを望まなかった俺のようにでも本当に望んでいたら得られたのかな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/30
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今でも 南風一今から思えば23才のOLがわざわざ12月30日の午後にデートに付き合ってくれるにはそれなりの覚悟はあったのだろうきみは俺に何を期待したのかな?プロポーズの言葉?(そんなものは もう何度でも言ってきた)きみを好きだという気休めの言葉?(一体何度言ったら信じてくれるんだ)三文役者の台詞など何百万回唱えたところで何の甲斐もないそれよりハート(それがきみには分からなかった)俺が何度きみを好きだと言ってもきみは信じようとしなかった (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/29
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印象派 南風一ホワイトキャンバスにホワイトペンできみの姿を描こうちょうどきみが朝のプラットフォームに佇んでいたように (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/29
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スリータイム 南風一きみを思う心は初めてきみと出会ったときのままそこで時間は止まっているのに毎朝仕事に出かけて帰ってくるまでの時間は早く過ぎ去って欲しい時間給料日までなかなか時間は進まないのに自動車免許の更新通知が届いてもう過ぎていた5年 (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/28
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黒塗りの車 南風一日曜日の午後というのに駐車場には黒塗りの車が止まったままだサイドミラーはフロント側面に付いてタイヤは薄く重心は低い室内ミラーにはしめ縄飾りきみのような車がすらりといかした美人のおねえちゃんを乗せずに誰が一体乗せるというのだろう子どもながらに一体どうすればあんなきれいなお姉さんを恋人にできるのだろうと不思議に思ったけれど美人のお姉さんや黒塗りの車のその後は知らない美人のお姉さんや黒塗りの車に乗っていたお兄さん二人が何をして暮らしていたのかも知らない知っているのはいつも新しい黒塗りの車が出てきて車から出てくるお姉さんは美人でスタイルがよいお姉さんをエスコートする男は小綺麗なスーツを着ているなぜいつの時代も同じ取り合わせなんだろう? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/28
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本 南風一古本を眺めると著者名を知らないものがたくさんある「ああ 以前 県知事をしていた人だ」と思い出す本はまだいい頭をひねっても見覚えがない本著者を知らなくても手にとって中身を読んでくれるのはまだいい手に取られることなくやがて朽ち果てることほど哀しいことはあるまい人が生きていた証なんて死んでいった人には不要だろう表現した心模様が後世の人に読まれたとてそれを紙に記した脳は存在しない思想は生きると言うけれど死んでいった人にそんなものは関係ない (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/28
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俺が恋したのは 南風一きみとデートの約束をしていなければきみに気付くことがなかったきみのことを考えていたのにきみが目の前に立っていることさえ気付かなかった俺が恋したのはきみの衣を着た誰だったのかな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/27
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パカパカ飛び跳ねるように 南風一歩くことは苦痛でも何でもないところがすぐ前を女性が歩くとなると途端に足の運びがぎこちなくなるさっさと抜き去ることができれば何のことはない問題は歩くスピードがほぼ同じ女性の場合だ暫く並んで歩くときが苦痛で仕方ない高校生のころ女の子を抜き去るときことさら意識するわけでもないのに背後の視線が気になって無理やり大股で歩を進めた多分後ろから見ればパカパカ 馬が飛び跳ねるように無理して歩いていたのだろうな (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/27
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タイムマシン 南風一古本市で本を4冊買った俺が東京で暮らした頃の文芸時評を買ったからと言って若かった頃のきみや俺の人生が返ってくるわけじゃないそれでもページをめくれば未熟だった俺の暮らしきみを愛しく思った日々やきみの笑い声すっかり忘れていた時代の空気に包まれて時を忘れている (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/27
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古本市 南風一新聞の片隅に小さな古本市の広告を見つけた懐かしい親友に久々に出会ったような浮き浮きした気持ちになったまだ子どもたちが小さかった頃自転車に乗って公園に行く途中古本市に立ち寄った子どもたちはもうすっかり大きくなって一人は家を離れてしまった古本市に連れて行くとマンガを読み耽っていたことなど懐かしい思い出だ学生時代に秋の終日神田の古本街をうろついた思い出も懐かしい明日はきっと忘れずに古本市を訪ねようと思う何人の懐かしい人たちに再会できるだろう (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/26
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一番楽しかった頃 南風一何も悩む必要はなかったのかも知れない思うがままにきみと一緒になってダメだったら別れれば良かったまだ一緒になってもいないのにたまにならいいけど毎日顔付き合わせてうまく行くかなとかそのうちきみに飽きてしまうかなとか馬鹿なことばかり考えて二の足を踏んでいた無責任だけど先のことなど心配無用できみと話しているときが楽しければそれで良かったそんな頃が一番楽しかった (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/25
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いい恋人(ひと)できた? 南風一電話なんてどこからでもつながるのに帰省してからでなければかけなかっただからきみはいつも「いい恋人(ひと)できた?」って尋ねるのが口癖もし俺が「いい恋人(ひと)できたよ」って答えればきみは何て返答したのだろう?「どんな恋人(ひと)?」って聞き返したかなそれとも「もう電話をかけて来ないで」って怒ったのかな多分どちらでもなかっただろうきみはお姉さんぶって無邪気な弟の話を聴く調子で笑っていただろうどうせ二人は一緒になれないって諦めていたのかな (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/24
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すらりと伸びた脚 南風一自転車で通勤途中にロングスカートが似合う女性に抜かれたサドルに乗ったお尻はやや大きかったスカートの下から覗く脚はふくらはぎから足首まで逆三角形にすらりと伸びて美しかったきみの脚とどちらが美しいだろうと考えるきみは17才だったからストッキングなど履いていなかった脚はすらりと伸びていたけれどもっと細かったとても色っぽいというところまではいかなかったそのあとOLになってもっと色気のある脚になったのだろうけれどそんなきみの脚を見ないままに終わったね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/23
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1高校生 南風一秋の昼下がり試験期間中だから早いのだろう1高校生がオフィス街の谷間をこちらに向かって歩いてくる私はカバンを持ったビジネスマン高校生とすれ違いざま不思議な感覚に襲われた俺を見る高校生はかっての俺で俺が高校生の目から眺めた昔のビジネスマンが今の俺30年が過ぎてそのときすれ違ったビジネスマンの心の中が理解できた別世界の人のように思ったけれどただ今日一日が無事に過ぎてくれればいいこの週末は山野歩きをしようそんなありふれた希望を抱いてあくせく生きているそんなことは1高校生には分かるまい (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/22
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よくそんなものを 南風一きみのことをどう書こうと問わないにしてもきみがもし俺の書いたものを読んだら「なにー?これ!」って叫びそうな代物よくそんなものを日々書きなぐって人様に公開しているものだと我ながら呆れている本当にきみには申し訳なく思う千に一つでも真実があったら切に許して欲しいと願う詩を作っても出鱈目だらけどうしたら真実が書けるのかな?死んでも書けないかも知れない (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/21
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チューリップ 南風一チューリップの球根を植えた花が咲くまでの半年はそんなに遠くないし10中8、9は花を咲かせるきみに出会ったとき半年先のことなど分からなかったまして10年先のことなどもっと分からなかった出会ったことがうれしいただそれだけだった (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/21
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地球は回る 南風一同僚ではないけれど食堂でよく顔を会わせた関連会社の知り合いが死んだ癌にかかっていたという話しは聞いていたが退職して半年後だった最早 子どものころのように死ねば世界が終わるなんて信じることはないそれが証拠に彼が死んだところで俺は生きているし地球も存在し続ける彼の生と死とは何だったのか?と考える彼ではなく俺が癌で死んでいても何の不思議もないそんなことを考えても答えが出ないことは知っているはっきりしていることは彼のように俺も地球とは無関係に死ぬということ俺が死んだところで地球は回るし人々の暮らしは続く俺が愛したきみは多分俺の死を知らないままに死ぬだろうそれは不思議でも何でもない (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/20
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一つ一つが 南風一きみといつも近況を話すだけだった過去のことは話さない未来のことも話さないきみに向き合って浮かんでくる言葉しか喋らなかったそれらの一つ一つは何の脈絡もないものだったけどそれらの一つ一つからきみは俺の気持ちを読み取っていたのだろう突然俺の結婚話しを聞いたところで格別驚かなかっただろうきみはきみで 縁があってきみの意志で結婚して行ったのかな (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/20
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葦原の男 南風一花金の夕暮れ10分1千円の散髪屋の中からぼんやり外を眺めるガラス戸越に時折賑やかな歓声を上げて過ぎゆくOLたちきみなら絶対にこんな店を覗くことはないだろう俺がきみと結婚していたとして純白のランの華やかさを持て余して途方に暮れるのが関の山だったろうきみはきみに相応しい相手を選んだのだろう今昔物語の葦原の男のようにならなかったのがせめてもの救いかな (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/19
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その後きみは 南風一まだ3時半を過ぎたばかりなのにきみを見送ってその後きみは何をしたのかなと考えるせっかく女ともだちと着飾って出てきたのだからブティックでも冷やかして街を歩いたのだろうか帰り道にお茶してその日の出来事を話したのかな?もう少し俺に勇気があったならきみの後を追って今度こそ二人でのんびりした時間を楽しめたかな?傾いた日に照らされたきみの後ろ姿通りを遠ざかってゆくきみは隣の友人と何をささやき合っていたのだろう (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/18
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老人 南風一住宅の谷間に2反ほどの田んぼがあるその土地のオーナーは結構な高齢で野良仕事は骨が折れるだろうと思うのだが昨日は朝から人糞を撒いていた今朝は朝から雑草に火を点けて燃やしていた付近の住民は大迷惑だと思うのだがあいにく老人の方が先住民で老人はそこに生まれてこの方何十年に渡って同じことを繰り返してきたに違いない何のてらいもなく子どもの頃 親から教わったとおりに田畑の世話をする老人の一徹さには神々しささえ宿る俺にはもちろん老人のような純朴さや鈍感さはないもし俺が老人のようであったならきみは俺を選んだかな?それとも逃げて行ったかな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/17
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遅れて 南風一仕事を切り上げたときはいつもより遅れた時刻暗い戸外には 遅れて咲いた金木犀の甘い香りが漂うきみが遅れて帰る姿に出会ったことがないきみはいつも学校が終わるとそそくさと家に帰っていたのだろうきみへの愛に気付くのはすっかり遅れてしまったけれどこんな夜はきみが遅れて帰っているような気がして自転車を急いで漕げばきみに出会えるような気がして不思議に心が弾んでいる (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/16
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きみと過ごした歳月 南風一退職してゆく人の2年なんてあっという間気が付いたらいなくなっているきみと過ごした2年もあっという間気が付いたら朝の電車できみの姿をみかけなくなっていたそれから30年近くの歳月が流れきみと過ごした歳月の方を長く感じるのはなぜだろう? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/15
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きみは多分秋が好き 南風一きみに聞いてみたことはないけれどきみは多分秋が好き秋は暑くもないし寒くもないお洒落を楽しむには最高の季節きみと会えなくても俺ときみの心は一つにつながっていると信じていただからいつの季節だってきみがどんな服装をして暮らしていようがとんと無頓着だったきみが人生で一番美しい季節にきみのお洒落にとんと無頓着だった男にどうやって愛情を持てと言えたかな?きみと俺が結ばれるのは土台無理だったよね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/14
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スダチ 南風一秋刀魚の塩焼きにスダチは欠かせない苗木を買ってきたのは13年前。150円だった今では苗木を買った街の園芸屋さんはなくなってしまったけれどスダチの苗木は立派に育って鈴なりの実を付けるようになったときたま思い出したときに油かすをやってときたま思い出したときに害虫駆除の薬をやる晴天が続けばときたま水をやるときたまの愛情ならスダチに通じるのにときたまの愛情できみを繋ぎ止める術はなかっただれが結婚なんて制度を考え出したのかな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/14
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悔しい 南風一妻の叔母は65才最近ご主人を心不全で亡くした私と妻の結婚式に駆けつけてくれたときはまだ50才前の色気のある女医だった妻の母親の話しでは「なぜ私が独りになるのよ。悔しい。」とこぼしていたという男にしたって「きみを幸せにするよ」と誓ったところで妻より長生きすることまで約束できないしね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/13
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桁上がり 南風一季節って奴はくせ者いつも秋には騙される「今日」 引く 「昨日」は ゼロだから 「明日」 引く 「今日」も ゼロ同じような毎日がずっと続いてゆくと思い込んでいたところが1月だけ 位が一つ上がる今年の秋は去年の秋より一つ大きいそんな当たり前のことを忘れてしまって初めてきみと待ち合わせた秋の日を相変わらず昨日のことのように思い込んでいる (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/13
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心に白線 南風一掃除機をかける片っ端から風が目に見えない塵や埃を運んでくる(掃除をしたってムダ。気休めさ)という声が聞こえてくるそんな風にきみへの想いを整理できたと思い込んでいたけれどそれほど簡単なものじゃなかった心に白線を引くことなんか土台無理なのさ (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/13
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きみがそこにいるだけで 南風一ふと目を止めるとこちらの視線に気付いてわざと視線を逸らすと恥ずかしそうにしているきみが好きだった言葉は一切交わさないのに好きって想いは確実に伝わってゆくきみに出会わない一日は終日ぐるーみーきみに出会えた一日は朝日のように光り輝くきみがそこにいるだけでなぜ世界はそんなに違って見えるのかな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/11
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二人 南風一きみに出会うまでに痛い目に何度も遭ってきただから本心を隠すのがうまく行くコツと勘違いしたきみのことは好きだけどちっとも執着していない風を装う本音は会いたくて仕方ないのに自分から呼び出さないそうやって本心を隠して何か得るものがあったかな?きみには悪かったもっと違う俺だったら二人の展開は違っていたのかな (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/10
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秋 南風一30度を超える日の翌日に雨が降って仕事を終えて外に出ると上着なしには肌寒いくらいだった季節のうつろいで想いが変わることなんてないけれどやっぱりきみを思い出している楽しい思い出がたくさん詰まった季節なのに肌寒いだけでなぜもの悲しくなるのかな思い出はもはや虚像に過ぎないっていうのかい? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/09
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見覚えのある光景 南風一子どもの頃遠足か何かで遠方へ行くと自分では訪れた記憶がないのにあたりの風景に見覚えがあることがあった当時は夢で見た光景だと思った大人になってそんな体験もなくなって今から思えば父に連れられて赤ん坊のころ見た記憶がよみがえったものかなとも思うそれとも生まれる前にあっちこっちへ飛んでいた頃の記憶かな (恋愛掌説の宣伝)恋愛掌説「きみと出会ったころ」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/08
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秋の休日 南風一秋の休日坂を歩いていてふと25年前の私を歩いている私・・・秋の平日だった穏やかな日射しのなか坂道を下ると通りに出た通りは静まりかえってまばらに商店主の人影特に当てはない古本屋をひやかしてみようかサラリーマンやOLたちはとっくに大手町界隈に出かけた俺はいつも取り残され者友人たちはとっくに巣立って行った金はなくストレスもないたっぷりあるのは時間だけぶらぶら大学へ向かう今日も図書館で勉強するかそれくらいしか能のない男・・・生きてゆく当てもなく一年先の自分が何をしているのか想像もつかなかったでも あのころが一番楽しかったなと思う (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/07
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レール 南風一踏切に立ち止まってじっと線路を見ることはなかった踏切に立ってみるとレールはどんどん細くなって遠くに消えてゆくレールが消える辺りはレールを追っかけてみたところで大した距離ではないだろうでも追っかけてみたところできみには会えないことは知っている (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/07
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足跡 南風一新築の家の前車庫の床木枠で囲まれた中に点々と足の跡職人さんがせっかくきれいにセメントを塗っているのに必ず誰かが足跡を付けるわざわざセメントの上を歩かなくてもよいのに野犬がそんなにほっつき歩く姿を見かけないのに何処から いつの間に現れるのだろう?足だけ歩くのかな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/06
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曼珠沙華 南風一ちょうどお彼岸の季節にぽっかり咲き出る誰が植えたのだろう?田んぼの畦道塚川の堤お墓の前赤いきれいな花だけどどこか淋しそうだね大きな頭と細い茎葉っぱも何もないから長生きする気持ちは微塵もないんだだれが植えたのかな?お彼岸のころに湧いてくるように花を開かせるどこかきみに似ているね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/06
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二人の想いが重なるまでに 南風一金木犀の甘い香りが漂いもちの木の実が黄色から赤色に変わり始めた13年も経つと庭木も日光を求めて思い思いの方向に繁茂するもの凄い勢いで伸びていた枝は目的を達したからのんびり日光浴をしている庭木が想いを遂げるまで13年きみと俺が付き合ったのは9年足らず互いのことは何も知らないままだった二人の想いがぴったり重なるまでにもっともっと時間が必要だったね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/06
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きみは本当は? 南風一俺は待つ方の人間じゃないだから異性からじろじろ見られるのは苦手思わず逃げ出したくなるそのくせ自分が好きになった女性に対して猛烈にアタックをかける女性だって自分から好きになっていないのに一方的に求愛されたら戸惑ってしまうだろういつも気紛れで一方的な電話をかけた俺きみは気長に付き合ってくれたけれど本当に待つ側だったのかな?それとも積極派だったのかな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/05
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うれしそうに笑い声を上げながら 南風一俺はきみのことが好きだったけどほんのそれだけきみよりもっと向こうに広がる自由の方に興味があったからきみの気持ちはちっとも分からなかったきみもそれを知っていたから鼻から俺に期待するところはなかっただろう電話の向こうでうれしそうに笑い声を上げながらきみの胸のうちはどんなだったのだろう?今頃そんなことに思いを馳せている (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/04
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俺が好きだったのは 南風一好きだったのは美しいきみ清純なきみ男を知らないきみあどけないきみ色気のある17才のきみ俺の電話に付き合ってくれるきみお姉さんぶるきみ話していて楽しいきみ俺はきみに女神を見たけれどきみを我がものにしたいとは望まなかった(なぜ望まなかったのだろう?)きみにプロポーズする素敵な男性が現れたとききみは喜んで付いて行ってくれればいいと思っていた好きなくせにやせ我慢する意気地なしの男 (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/03
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きみの背 南風一いつもなら仲のいい友だちと一緒なのにその日は一人だったいつもなら帰る時刻に姿を見かけることはないのにその日はプラットフォームで背を向けて立っていたそれがきみの意思表示であることは分かっていた俺は黙って一番きみから遠い電車に飛び乗ったそれが俺の言葉きみはもうそれっきり姿を見せなかった (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/02
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きみと俺 南風一きみが顔を覆い姿を隠したところで素振りからすぐにきみを見つけ出せる自信があるきみの方だって俺が落ちぶれた姿で髭ぼうぼう ざんばら頭で薄汚れた身なりで歩いていても多分たちどころに俺と見破ってしまうだろうきみがきみであるところのもの俺が俺であるところのものそんなものは形を変えて生き続けるのかな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/10/01
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