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花のシーズンはかなり先(6月中旬)になりますが、ウチョウラン(羽蝶蘭)が動き始めました。昨年の場合、一番早い固体の芽出しが始まったのは4月中旬だったので、半月ほど早い始動ということになります。この仲間は3点保有しているのですが、他の2点には動きは見られず、この固体はかなり露骨な(?)フライングで飛び出したのかもしれません。 この仲間を栽培していて最大の長所は、コンパクトなことです。草丈は10~15cmといったところで、4号(12cm)ポットで5-6株は植えることができます。栽培を始めた頃には6月の花の時期に手に入れたものを、夏の暑さの時期に枯れさせてしまうという失敗を重ねてしまいましたが、最近はこうしたチョンボもなくなって、現有3点は年毎に増えています。”枯死”のリスクが怖くて、これまでは銘のあるもの(大抵は高価!)には手を出せませんでしたが、そろそろこうした分野に目を向けてもいいかもしれません。
2013年03月31日
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ドイツスズラン(鈴蘭)も動き始めました。ここ数年続いている「失望の春」に終止符を打てるかどうか、期待と不安が交錯する季節の幕開けです。 この品種が我が家にやって来たのは7-8年も前のことになります。最初の年には少数の花を付けたのですが、定植に当り花壇を選んだところ、高温と乾燥で枯死寸前のところまで追い込まれてしまいました。慌ててポットに戻し、湿潤な日陰に移動したのですが、以来一度も花を付けていません。初動の植え付けで場所を誤ったのは保護者の責任ですが、それにしても6-7年に亘ってふてくされ続けているというのは尋常ではありません。この辺でシャキっと決めてくれないと保護者責任を放棄してしまうかもしれません。ということで、この子たちに送る言葉 「今年が最後のチャンスやで。きばらなあかんで!」
2013年03月30日
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白花から2週間遅れて、在来種のショウジョウバカマ(猩猩袴)が開花しました。という風に書いてしまうと、いかにも開花が遅かったような印象を与えてしまいますが、定点(我が家)観測で昨年と比べると4日早い開花です。この日(つまり・・・昨日)の雨に伴う気温の上昇に後押しされたようで、8芽準備していた花芽が一斉に開花していました。そぼ降る雨に打たれて、色調には冴えがありません。いい絵が撮れるかどうかは、花の寿命の範囲の天候次第という”縛り”からは逃れられません。 今年も葉焼けで葉っぱが全体的に赤茶けてしまいました。山野で、特に森の中で出会うものでは、こんな痛々しいものはありません。来年は完璧なみずみずしい青葉で紹介できるよう、花後葉っぱの世代交代が始まる前に直射光ゼロの建屋北面に移動することにします。
2013年03月29日
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不気味3兄弟の殿(しんがり)、マムシグサ(蝮草)の顔見世です。これで3兄弟(本件+ムサシアブミ、ユキモチソウ)揃い踏みとなりました。3-4年前まではもう1点、ウラシマソウ(浦島草)も加わり、四天王などと称していたのですが、これは残念なことに消滅させてしまいました。サトイモ科に属するこれらの品種は、図体が大きく集合住宅のベランダ園芸にはなじみ難いのですが、山野で滅多に見かけることがなくなった昨今、自分で育てる以外に目にすることができないという事情で無理を承知で育てている・・というのが実情です。 昨年と比べると10日以上遅れての芽出しですが、寒の時期に何度も用土が凍結するというアクシデントに見舞われましたが、こんなことも出足の遅れに影響しているかもしれません。この状態から開花まで、通常は3-4週間かかっているので、花(仏炎苞)が開くのは4月中旬以降になりそうです。
2013年03月28日
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一昨日の野生種イカリソウ(錨草)から1日遅れて、園芸種の「桃里」も開花しました。と言っても、何とか萼弁が開いて中に押し込めていた距(きょ=錨の部分)が飛び出したばかり・・といった段階で、距はまだ十分に伸び切っていません。そのため花は前日の野生種と比べると、見てくれはズングリしている上に、一回り小さい印象です。ただ、この先1日か2日かけて距は成長を続けるので、最終的には遜色ない大きさになります。 この品種も前年と比べると株立ちはかなり増強されました。背後にピンボケで写り込んでいる通り、多数のツボミが控えています。短期間の勝負にはなりますが、入れ替わり立ち替わりで咲き続け、保護者を楽しませてくれそうです。
2013年03月27日
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一昨日取り上げたイカリソウ(錨草)が早々と開花しました。足並みを揃えていた2点のうち、先に開花したのは野生種の方でした(因みにもう一方の「桃里」は園芸種)。この子たちに競争心があったかどうかは分かりませんが、ここ一番というところでは野生の強みが発揮されたようです。とはいいながら、「桃里」の方も今日・明日中には開花することだろうと思います。現在この品種には花茎が7本立ち上がっていて、各々に4~5個のツボミが付いています。ツボミの総数は30個ほどが確認できますが、芥子粒のようなものもあり最終的には50輪くらい咲きそうです。 画像のように、今は殆ど真下に向かってイカリを垂らしていますが、これが日にちが経つと次第に花の色が薄くなるとともに、イカリは横向きか、やや上方向に向きを変えます。「実るほど頭を垂れる・・・」とは逆を張っているような動作ですが、面白い特性ではあります。
2013年03月26日
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一昨日開花したイワウチワ(岩団扇)が満開になりました。1番花開花の際にはアゴ(花弁の下側)が地面に付きそうな格好でしたが、この2日間で花柄が3cmほど伸びて、少しは見てくれは良くなりました。欲を言えばあと2-3cm伸びれば、山野に自生するものと同等のプロポーションなのですが、取り敢えず今年はこれで良し!としましょう。 課題は葉っぱがあまりにも貧弱なこと。来年のシーズンには青々と茂る葉っぱと、淡いピンクの花弁のコンビネーションが楽しめるよう、リハビリに努めさせることにします。因みに、花のクロ-ズアップはコチラ
2013年03月25日
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ユキモチソウ(雪餅草)も頭をもたげて来ました。不気味三兄弟の中では2番手に着けました。先行するムサシアブミ(武蔵鐙)は路地もの、ポット植えともに全て出揃っており、残るマムシグサ(蝮草)も追っ付け顔を見せることと思います。 三兄弟のうち他の2点は「大きくなれない」事情があって、図体は割合こじんまりとしていますが、この品種だけは無駄に図体がでかくなってしまいます。中でも仏炎苞は葉っぱより高く伸び上がる上に、一部が羽飾りのように更に高く伸び上がります。悪いことに、この花が咲いている時期に強い低気圧が通過することが多く、毎年強風でこの仏炎苞の伸びた部分が風で吹き千切られています。今年はこうしたアクシデントを避ける目的で、花の時期だけでも屋内に避難させることも考えてみます。
2013年03月24日
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イカリソウ(錨草)の「桃里」が開花に向けてピッチを上げて来ました。ツボミは、大きいものは小豆粒に少し足りないくらいまで膨らみ、押し開かれた萼弁の隙間から花弁の赤みが見えるようになって来ました。この他に、親類筋の野生種もほぼ同じ足並で膨らみを増しており、一斉に・・・ということになるかもしれません。 ンなら、いつ頃開花?・・ということになると、自信を持って返事はできません。あと2-3日かもしれないし、1週間程度はかかるかもしれません。ま、どっちにしても来週には花見ができるかと思います。しかも両者とも昨年と比べると株立ちは倍増しているので、開花風景は豪華になりそう・・・・。 あ、これは開店してのお楽しみ、ということで...
2013年03月24日
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全滅したか・・と半ば諦めていたエゾスカシユリ(蝦夷透し百合)が復活、めでたく芽出しを始めました。昨年秋に植え替えを行った時点では、球根サイズは大きいもので梅干大にも届いていませんでした。そんな訳で、今年いきなり花見・・という訳にはいかないとは思いますが、1-2年リハビリに努めさせ、体作り(球根作り・・か?)からやり直すことにします。 北海道産の品種だけあって暑さには弱いようで、本来秋まで行き続ける地上部が、当家ではたいていは夏の盛りまでに姿を消してしまいます。そのためか、球根は年毎に肥大化するどころか、年々小さくなって来たような印象です。これまでは他の品種と同じ環境に同居させていたのですが、これは少々荒っぽい育て方だったかもしれません。今年は強烈な日差しを避けて、建屋北側で隠遁生活をさせつつ、時々朝の柔らかい日差しで日光浴する程度に留めて、秋まで生き延びられる環境を手探りしてみようと思います。
2013年03月23日
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イワウチワ(岩団扇)が開花しました。昨年は株がスタミナ切れで花を付けなかったので、2年ぶりの再会ということになります。この1年で十分にリハビリできたかというと、決して十分とは言えませんが、何とか花を咲かせられるところまで漕ぎ着けたことになります。今年は2株で合わせて5個のツボミを付けました。これらが一斉に開き始め、残りも一両日中には咲き揃うことと思います。 難癖を付ければ、自然界で咲くものと比べて花柄が極端に短く、花の直径(3cm)とほとんど同じで、一見して切り取った花を地面に投げ出したような格好です。花の寿命である3日前後のうちに、せめて5-6cmまで伸びてくれれば見栄えはかなりよくなるのですが、さてどうなることか・・・。何はともあれ、この1年はもう一段のリハビリに努めさせ、次のシーズンまでに葉っぱを倍増させたいと思います。
2013年03月23日
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路地もののオキナグサ(翁草・日本在来種)が開花しました。昨年より10日ほど早い開花です。今年は各地でサクラの開花が記録的な早さで進んでいるようですが、この野草もそうした気象条件に引きずられて開花が早まったのかもしれません。この辺りにも濃厚に発酵牛糞や腐葉土を鋤き込んでいるので、花茎は花が小さく見えるほど野太く仕上がっています。 冒頭で「路地ものの・・・」などと、他にもありそうな書き方をしてしまいましたが、実はポットやプランタものはありません。オキナグサ族の品種は暑さへの耐力も十分で、扱いにデリケートさが必要ないので全点路地植えに切り替えてしまいました。そのため光源の向きを変えるなどして、ベストの角度から撮影するということはできなくなってしまいました。
2013年03月22日
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コシノコバイモ(越ノ小貝母)1号に、早くも”おねむ”の季節がやって来ました。全ての保有品を通じて、今年のシーズンに入って最初の休眠入りです。この固体の、このシーズンの活動履歴を洗い出してみると、 2/2 芽出し(活動開始) ※地中での活動期間は無視 ^^; 2/8 開花(花寿命1週間程度) 3/21 地上部黄変(休眠入り)といった具合で、僅か50日足らずで駆け抜けて行ってしまいました。これから300日余りの長~い長い眠りに入ってしまいます。願いは1つ、来年の春、無事に再会できます様に・・・ 2週間ほど遅れて活動を開始した2号の方は子作りに成功したようで、現在子房を膨らませつつあります。もしかすると、種子が完熟するまでは休眠入りを延期するようなことになるかもしれません。
2013年03月21日
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ちょうど1週間前に開花し始めた白花ユキワリコザクラ(雪割小桜)も見頃を迎えました。最初に開花した個体もまだまだまだ健在で、花房の賑わいに十分に寄与しています。賑わっている・・とは言いながら、まだ全てのツボミが開花した訳ではなく、1/3ほどは今からぼちぼち・・といったところです。これとは別に、花房は少し小ぶりになりますが、足元に花軸が多数立ち上がりつつあります。先行した頭頂部のものに加えて、これらの援軍が参戦するようになれば、一層の賑わいが実現しそうです。うまく運べば、この品種だけで今月一杯は楽しめるかもしれません。他の品種が本格的に開花し始めるまで、何とか幕間を繋いでくれそうです。
2013年03月21日
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白花ショウジョウバカマ(猩猩袴)が見頃を迎えました。開花した時点では花茎が寸詰まりで、かなり不恰好な見てくれだったのですが、この4日間で花茎は6cmほどに伸びました。草丈に関する限り、見栄えはかなり改善されましたが、その一方で一昨日全国的に吹き荒れた強風に揉まれて、開花時点には放射状に広がっていた花弁のうち頭頂部が欠けて平らになってしまいました。一難去ってまた一難・・・といった状況です。 この草は暑さには割合強いのですが、日差しにはめっぽう弱く、葉の先は強い日差しによる葉焼けで赤茶けてしまいました。今年は春の葉っぱの展開期を過ぎたら完全な日陰に移して、次のシーズンにはきれいな青葉のまま花を咲かせられるよう工夫してみるつもりです。
2013年03月20日
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シラネアオイ(白根葵)が芽出しを始めました。ぶっちゃけた話、「お帰りなさい。よくぞご無事で・・」と声をかけてやりたいところです。昨年も夏越しに四苦八苦で、お盆ごろには葉っぱはほとんど枯れていました。ジリ貧状態で秋の植え替えを行ったので、このまま枯死する可能性も頭をよぎりました。そんな背景があっての芽出しなので、ワタクシとしては”奇跡の復活”劇と思えなくもありません。 そんな訳で、せっかく頑張って復活してはくれたのですが、今年も花は期待できません。というより、この先2-3年はリハビリ期間とするぐらいの覚悟が必要かもしれません。冷涼な高地系のこの草には、この土地の暑い夏には馴染みにくいのかもしれません。こうした点の応援のためには、思い切って日差しの差さない建屋北面に置くことも考えてみようと思います。
2013年03月19日
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大輪トキソウ(朱鷺草)も始動しました。とは言うものの今年花を付けるかどうかは甚だ微妙です。親バルブの大きさは梅干の種ほどしかなく、全てのエネルギーを子に引き継いだとしても、花を咲かせるだけのチャージができるかどうか・・・。 昨年の花後、大きめの梅干サイズのバルブから2芽が顔を出してしまいました。結果、両方とも十分なサイズには育たず、中途半端な大きさのまま終わってしまいました。画面中央側のバルブは、新世代に養分の移転が始まって、肌ツヤは萎び始めています。それに対して、右隅のバルブはまだ新芽の兆候もなく、肌はツヤツヤしています。このまま終わるようなことはないと思いますが、1日も早く新芽を確認したいものです。何はともあれ、今年はこの子たちのリハビリ期間と位置付けて、多くは望まないことにします。
2013年03月19日
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露地モノのオウゴンオニユリ(黄金鬼百合)も顔を出しました。露地モノにはありがちなことですが、漫然と見回っていると見逃してしまいます。この個体も気付いた時には身の丈3cmを超えていました。ポットやプランタに植えたものは注視する範囲が限られているのに対して、植え付けた場所が絞り難いことが原因ですが、いちいち目印を立てるのも面倒だし困ったものです。 この品種は他の花苗を購入した際、脇に寄生していたもので、正体が分からないまま2年間様子をみて来ました。昨年夏やっと初花を咲かせましたが、珍しい黄色いオニユリでした。茎に大量のムカゴを付け、これから大量の子孫を生み出して行きます。当面、増殖を図る対象として、若芽を保護することにしましたが、数年程度で規制対象になりそうです。この個体は新芽の胴回りが鉛筆よりやや小さいぐらいで、このサイズなら今年花を付けることが期待できそうです。大量に芽を出したものが花を付けるようになるのは来年以降になります。
2013年03月18日
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日本サクラソウの「鞍馬」の芽出しです。他の品種に気をとられている内に、こんなに丈が伸びていました。若芽が砂粒と擦れて傷つかないよう、葉っぱをジャンケンの「グー」のように丸めて、慎重に地表を目指して来た・・というような眺めです。 サクラソウの仲間は休眠中にも激しく地中を動く特性を持っています。昨年秋の植え替えで、できるだけポットの中心に近いところから芽が出るよう配置して植え直したのですが、半年経って芽を出したのを見ると、大きくセンターからずれていました。直径10cmほどの小さなポットでは、1cmほどずれただけでも見た目かなり偏った印象を与えます。何とも扱い難い対象ではあります。
2013年03月17日
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カタクリ(片栗)も始動しました。昨年とほぼ同じタイミングでの芽出しの始まりです。このプランタには分球した小芋も含めて30個近い球根が収まっています。これはその中の1番手で、2番手以降は今のところ気配もありませんが、2-3日もすれば殆どが出揃う筈です。 この大家族をしても、どうしたことか昨年は僅かに1輪しか花を付けませんでした。昨年植え替えた時点では、全球根の半数以上が開花可能サイズだったので、今年は最低でも10輪、あわ良くば15輪程度の花を期待しているのですが、チョット虫が良すぎるかも...。期待は横に置いて、花が咲くか咲かないかは、画像の状態から2-3日すると判定できます。ツボミの気配が現れる前段階で、葉っぱが2枚出て来れば開花OK、1枚だったら見送りということで、100%の精度で判定できます。
2013年03月17日
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5日目に取り上げた白花ショウジョウバカマ(猩猩袴)が、あっという間に開花してしまいました。昨夕紹介したムサシアブミのノンビリぶりと比べると、甚だしい俊足ぶりです。白花の方はこうして早々と開花した訳ですが、標準的なピンク花の方は今も動きは見られません。昨年の花期から、ずっと同じ場所で過ごしてきただけに、この差は何か、気になるところです。 ところで、開花した・・とはいうものの、まるでカメが首を引っ込めたまま口を開けているような格好で、標準的なプロポーションとはかなりかけ離れています。花の寿命の3-4日のうちに、花茎が5-6cmに伸びてくれれば見栄えはかなり改善するのですが、さーて、どうなることやら...
2013年03月16日
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不気味三兄弟の先頭を切って、路地モノのムサシアブミ(武蔵鐙)も動き始めました。路地に植え替えたのは昨年の初夏だったので、それまでのポットの時と比較するのは適切ではありませんが、昨年とほぼ同じタイミングでの始動です。とは言いながら、ポットに残した方はまだ動きは見られません。この状態から開花まで、ポット植えの場合だと5週間ほどかかります。開花への足取りは、比較的ノンビリしています。 この付近には4-5株のムサシアブミを植え付けているのですが、動き始めたのはその内の2株だけです。仮に全部が無事に芽を出すとすると、かなりの混雑になってしまいます。この夏のうちに、近くの雑木林に植え替えてやろう・・などと、良からぬ計画を思い描いています ^o^
2013年03月15日
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ユキワリコザクラの後を追うようにプルサチラ・ブルガリスも開花しました。いつも通りの鮮やかな紫です。西洋オキナグサとも呼ばれるこの品種は、育てやすいことから入門品種としては最適で、実をいうとワタクシが草花の種蒔きを始めて2番目か3番目に蒔いたのがこの品種です。10年以上前のことです。この固体はその時の数少ない生き残りですが、品種の増加とともにVIP待遇の対象からは外されて久しくなります。 この固体、正月の最中に花芽を伸ばし始めて保護者を慌てさせたという経歴をもちます。大寒の時期を控えて、そのままでは凍死が避けられない・・ということで、頭上に落ち葉を厚く積み上げて寒気から保護して来ました。先月後半になって健康状態を確認したときには、茎葉のの中味・ツボミはスカスカで、全く充実していなかったので、開花は期待できないかも・・と覚悟しかけていたのですが、ここに来て急速にリカバリーが進んだようです。この固体が根付いた場所は、夏場には高温・乾燥の二重苦というハンディを抱えていますが、今年は少しはマシな場所に移動を考えてみます。
2013年03月15日
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ここ数日の暖かさに背中を押されたか、ユキワリコザクラ(雪割小桜)が開花しました。より正確に表現するなら、開花が始まりました・・・という方がいいかもしれません。この花軸には10数個のツボミが付いているのですが、この先1週間くらいかけて、順次開花して行きます。最後のツボミが開花する頃には、画像の固体は萎れてしまいますが、この辺は本物の桜とは一味違うところです。 昨年の今頃紹介した固体は、理由は分かりませんが枯れてしまいました。お気に入りの品種だったので再度調達したもので、取り敢えず開花には漕ぎ着けることができました。昨年の場合は、”休眠”と思っていたら”永眠”だった・・という、笑えない前例になってしまいましたが、今年は休眠に入り次第、冷暗な物置に移動するつもりです。
2013年03月14日
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キクザキイチゲ(菊咲一華)も首を持ち上げて来ました。いつものように赤胴色の不気味な登場ぶりです。日差しを浴びさえすれば次第に青みを増して、普通の葉っぱの色に変わるのですが、そうなるまでには半月近くかかります。 新芽の数は昨日時点で10芽を越えていますが、現段階でツボミを抱いているものは1つも認められません。みなさん、手ぶらでお出まし・・ ということで、今年も花は見られないかもしれないという情けない始動風景です。異常な形での開花は2回ありましたが、それを除外すれば実質7年花を見ていません。今年も空振りということが現実味を帯びて、この品種を育て続けることへのモチベーションはぐらつき始めています。
2013年03月13日
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3日前に調達して来た雪割草の2点目の画像です。一昨日も撮影にトライしたのですが、どんよりと雲って気温が低かったためか、花弁は半閉じのままで絵になりませんでした。昨日になって暖かい日差しが降り注ぎ、どうにか見られる形になりました。花の数は10輪ほどありますが、日陰育ちだったせいかヒョロヒョロと花柄が長く伸びていて、大きく手を広げた格好になっているため、アップにすると他は画面に収まりません。 展示場で選択した時には、もっと淡い色合いだったように思ったのですが、改めてよく見ると思いのほか濃い紫でした。それともう一つ、花弁の数が何と多いことか。時計の文字盤になりそうな枚数です。標準花なので雌シベ、雄シベとも揃っています。他の品種と開花時期が合えば、利用価値がありそうです。
2013年03月12日
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白花ショウジョウバカマ(猩々袴)も始動しました。3日前に見回った時には固く閉じていたので、このところの暖かさで慌てて(?)動き始めたようです。今年は株分けもして2鉢に増えていますが、花芽はこれ1つだけになりそうです。 昨年は開花を控えた時期に日当りが良くて、晴れてさえいれば日中には軽く10℃を越える場所をあてがっていたのですが、この配慮が良かったか悪かったか、花軸の草丈が伸び切らないで花の寿命を迎えてしまいました。本来日陰の涼しい場所に自生するこの品種には、日差しや暖かさは必要ないかも・・ということで、今年は常時日差しの少ない冷涼な場所に置き続けて来ました。今年の花の出来栄え次第で、これから先のこの子たちの処遇を決めることにするつもりです。余談ですが、ピンク花の一般種の方は未だに袋のなかに閉じこもりっきりで、動き始める気配が見られません。
2013年03月11日
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行って来ました。新潟市の雪割草展。早朝3時出発、夜11時帰着、往復1300km超の弾丸ツアーになってしまいました。で、感想は?・・と聞かれると、ちょっと微妙です。物足りなさの残る展示会でした。これまで何回か「越佐雪割草展」を見物に行って、感動して戻ったものでしたが、今回のは規模・内容ともに格落ちするものでした。穿った見方をすれば、「○○展」の名を借りた即売に重きを置いた催しのような印象でした。・・・というような発言が、主催者の耳に入ればお怒りになることだろうと思うので、展示会の名称や会場は伏せておきます。 即売コーナーは・・というと、過去には1ポット10万超のものも見られましたが、今回気付いた範囲では3万のものが最高値でした。などと言いつつ、そんな高額物件には手が出ないので、今回は画像の1ポット3500円の中級のものをゲットして来ました。他に色違いのものをもう1点チョイスして来ましたが、そちらの画像はありません。機会があれば、後日紹介したいと思います。
2013年03月10日
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タッタソウ(立田草)も動き始めました。いつもの通り、茹で上がった蛸のような特異なファッションでの登場です。去年までと違うところが1つ。それが中央で白く粉を吹いたような格好で控えているエイリアンの卵のような物体です。大きさは小豆粒と比べてもかなり小さ目です。 この品種、種子を蒔いて既に片手では数えられない年数が過ぎていますが、まだ一度も花を付けたことはありません。発芽したのは数芽でしたが、年を重ねるごとに1芽、また1芽と姿を消して、とうとうこの1株だけになってしまいました。苦節うん年、やっと花が見られるかもしれない・・というところまで漕ぎ着けました。何しろ初めての出来事なので、開花するまであと何日かかるか見当も付きませんが、ウン日後が楽しみです。 それはそれとして、今日から新潟市で開催される雪割草展の見学(物?)に便乗して、新顔のリクルートに行ってきます。今から出掛けて、日付が変わる頃には帰ってくる・・という弾丸ツアーになります。どうか雪が残っていませんように・・・(祈)
2013年03月09日
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ちょうど1週間前に芽出しが始まったイカリソウ(錨草)に、早くもツボミが現れました。昨年と比べると半月ほど早い顔見せです。同じイカリソウの園芸種、「楊貴妃」などでは茎や葉っぱがキチンと形成された後に姿を現すのですが、この品種(野生種)の場合はこんな状態で並行して準備を進めまるところが特異な点です。自然界に自生するものを通りすがりに観察するだけでは、このような特異点に気付くのは難しいかもしれません。 現在の草丈はまだ1cmそこそこ、ツボミの大きさはゴマ粒より少し大きいくらい・・といったところです。この状態から開花まで、昨年の場合半月ほどかかったことから見当をつけると、開花は彼岸ごろになりそうです。この先、気象条件が同程度で推移すれば・・・、という条件付ですが...
2013年03月08日
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やっと暖かさが実感できる気候になって来ました。そんな中、露地物(?)のオキナグサ(翁草)の花芽が首をもたげて来ました。フカフカの毛皮のコートをまとったような独特のファッションでの登場です。 小さな花壇のフェンスの陰で、冬場は日当りチョッピリ、風通し良好(?)の、草花としては余り居心地はよくない場所に植えたものですが、毛皮のコートの効果か、寒さには比較的強いようで、寒波のさ中でも目立たない程度に準備を進めていたようです。それがここ1-2日の暖かさで、縛りが取れたように全速力で走り始めたような印象です。昨年、この花の1番花が開花したのは4月の初めでした。昨年と同程度か、それ以上に寒かったような印象ですが、今年の開花は幾分早くなるかもしれません。
2013年03月07日
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野生種のイカリソウ(錨草)が花芽を持ち上げて来ました。先般の寒波の前には気が付かなかったのですが、このところの暖かさでゆっくり見て回るようになってポコっと顔を出しているのに気がつきました。現在の大きさは大豆粒より少し大きいぐらいです。とは言うものの昨年の場合、この状態から開花するまで40日ほどかかっているので、順調にいっても花を見るのは4月上旬になり、先の長い話ではあります。 花の色は開花直後は濃いピンクですが、時間と共に色が薄くなるとともに、錨が天に向かうように向きを変えるという、ちょっと変わった特性を持っています。この個体も株立ちが大きくなって来て5号ポットでは窮屈になっており、この秋には株分けが必要になりそうです。
2013年03月06日
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雪割草3番手が開花しました。これまでに開花した2品種は、屋内に取り込んで加温促成したものでしたが、今回のものはずっと屋外の寒気に晒していました。その意味では季節の変化を忠実に反映した開花であり、実際に草花が活動出来る程度に暖かくなって来たことの証といえそうです。1番花はセオリー(?)通りで花弁も不揃いですが、後から開花するものは次第に良くなるものと思います。 3月に入って新潟市辺りでは、この花だけにテーマを絞った品評会や展示即売会が開催され始めました。先の土日にも開催されていましたが、雪に弱い兵庫県人としては近付けない天候でした。次の土日も同じ会場で別の展示会が予定されており、何とかやり繰りして行ってみたいと思っています。実現すれば本年最初の弾丸ツアーになりそうです。
2013年03月05日
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実生2年目を迎えるセリバオウレン(芹葉黄連)が花の時期を過ぎて、茎や葉の本格的な成長過程に入ったようです。草丈の伸びは著しく、最もよく伸びたものは既に15cmに達しました。平均的には昨日時点で10cmと少し・・といったところです。昨年は夏の時点で、最大でも3cmしかなかったことを思うと様変わりです。 問題は6号(18cm)プラ鉢に12株を収容していることで、去年のサイズなら何の問題もなかったのですが、今年は一転して大混雑になりそうな雰囲気です。1株1株が一見して絶好調の模様で、互いに負けじと手を広げている・・といった様相です。理想的にはこのサイズの鉢なら4株程度に抑えられれば伸び伸びと生育できるのでしょうが、伸び盛りに差し掛かった今となっては植え替えは弊害が多過ぎます。敢えてそれを強行するとすれば、成長が一段落する梅雨頃が狙い目かもしれませんが、それまでにかなり荒れ模様を呈するかもしれません。
2013年03月04日
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フクジュソウ(福寿草)の「秩父真紅」が動き始めました。正直なところ、昨年の休眠前(5月)にかなり弱々しい姿だったことから、そのまま昇天したのではないかと半分は諦めていました。それが”立派な”とまでは言いませんが、期待を裏切る大きさでの再登場です。感激はひとしおです。 とはいうものの、今年顔を見せたのは葉っぱの塊だけのようです。どうやら花芽を作り上げるだけの体力は回復できていなかったようですが、それもやむなし!。今年はリカバリーできただけで良しとします。次のシーズンまでにしっかり体力を回復し、1年後に美しい花に再開できることを願いながらメンテナンスして行こうと思います。 それにしても用土はいささかお疲れの様子です。砂粒の表面が緑を帯びているのは、ゼニゴケ侵食の初期症状です。このままだと半年後には一面緑の幕に覆われてしまいます。ご本尊が休眠に入り次第、表土を交換してコケを駆除することにします。
2013年03月03日
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昨日の天候はひどい荒れ様でした。午前中のホコホコとした暖かさが、午後には一転して冷たい大雨になりました。それも激しい吹き降りで、ベランダの奥までビショビショに濡れてしまいました。この後寒気が押し寄せて来ると、花鉢はまたまた氷結ということになりそうで、動き始めた花芽には痛~い仕打ちになってしまいそうです。南無・・・ それはそれとして、昨日取り上げたシャクヤクと同じところに幽閉してあったものがもう一つありました。画像のクロユリ(黒百合)がそれです。こちらは3ヶ月前と比べて全く成長していないし、低温や乾燥による障害も認められません。成長抑制のための冷暗所保管は大成功・・といってもよさそうです。今の寒気が通り過ぎるのを待って、幽閉生活にピリオドを打たせようと思います。 振り返ってみるとこの冷暗所、密閉空間なので気温の変動は少ない上に、用土の乾燥ペースはかなり落ちるようです。冬だけでなく、夏に休眠する草花の保管場所としてどうか実験してみる気になっています。真っ暗な空間なので、コケ類も成長できないというメリットもありそうで、ひょっとすると魔法の空間になるかも・・・というのは、万事都合よく考えすぎか?
2013年03月02日
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今日から3月、春です。風さえも気持ちよさを感じる季節が・・・・という風に単純に行かないのが世の常で、早速明日から寒の戻り、ということになるそうな ... そんな気象現象など我関せず・・・というように、マイペースのイカリソウ(錨草)・「桃里」がうごめき始めました。6号の陶鉢に、現在6芽が顔を出しており、他に何箇所か用土を押し上げて顔を出そうとしている様子が認められます。この品種は昨年花を付けませんでしたが、その分のスタミナをひたすら体造りに振り向けたのか、鉢内一面新芽だらけ・・・といった様相です。 しからばイカリソウの他の品種は・・というと、「楊貴妃」2鉢、野生種1鉢を保有しているのですが、こちらには今のところ動きは見られません。単純に出遅れているだけか、それともこの冬、用土が凍結するという事態が反復して発生してしまいましたが、これによるダメージではないか、などと、最悪のケースを想像すればキリがありません。
2013年03月01日
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