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暑さの峠は越えたとはいえ、まだ8月というのにリコリス(彼岸花)が動き始めてしまいました。一般的な花の時期と比べると、1ヶ月近く早い始動です。画像の固体は「真夏のクリスマス」という白花の品種で、既に包葉の隙間から花弁の一部が透けて見え始めています。 この子たちが我が家にやって来て4年経ちました。これまで最も始動が早かったのは、9月10日頃でした。それと比べても12日も早いことになります。他には動き始めたものはないので、温度や乾燥など環境面の影響・・・というような大袈裟な問題ではなさそうです。 因みに、ここ数年の観察経験を当てはめると、この状態からから3~5日で開花します。9月早々には最初の花見ができそうです。昨年は大凶作で僅かに1輪しか花を付けませんでしたが、今年はその凶作分を埋め合わせるような作柄を期待しています。
2013年08月31日
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立山から一ノ越に戻ったのは12時を少し回った頃になっていたので、ここで昼食を済ませて次の龍王岳、浄土山に向かうことにしました。上の画像は立山からの下山途中にその方向を捉えたもので、左のドーム状の岩山が龍王岳、右の象の頭のような平坦な丘が浄土山です。前回ここを訪れた際、山頂を示す標識などが全くなく、大いに困惑したものですが、今回はGPSを使って、山頂とされている場所の正確な位置を確かめることもミッション(と言うほどでもありませんが・・・)の一つです。 一ノ越から稜線までは標高差150m余りですが、この区間に40分ほどかかりました。ここには富山大学の立山研究室の施設が置かれています。その施設の近くに荷物を置き、龍王岳(2872m)に向かいます。 一旦20mほど下り、その後ドームの岩壁を登るのですが、高度差は僅かなので辛さを感じる間もなく、10分ほどで到着しました。立山の目の前にありながら、実にマイナーな存在らしく、途中ですれ違った人は3人、山頂で出会ったのは1人だけでした。看板の右側の山塊が立山とそれに連なる大汝山、富士の折立です。更に看板支柱の右のピークが真砂岳、左は別山で、いずれも標高では我が国のTop100に入っています。 ここには浄土山のついで(!)に立ち寄ったものなので、滞在は7分程度で切り上げ、次の浄土山に向かいました。因みに、立山の山頂が見られたのはこの時が最後で、以後ガスの包まれて見ることはできませんでした。 荷物を回収して、起伏があると言えばあるし、ないと言えばない様な、緩やかな丘陵を辿って浄土山(2831m)に向かいます。この山はサッカーコートほどの広さの山頂域に、ピッチャーマウンドのようなコブが何箇所か配置されたような格好をしています。前回ここに来た時、これといった標識がある訳でもなく、山頂に立てたのか立てなかったのか、何とも割り切れない思いをしながら下山したものです。そんな訳で、今回はどのコブが国土地理院のいう山頂かを確かめることを目標にして来ました。上の画像がその結果で、地形図の▲印はコブのピークから15mほど下がった場所になるため、これは手違いか誤りだろうと解釈することにしました。この場所の特定に20分余り、右往左往しながら場所の確認に当たったため、軌跡はかなり輻輳しています。その際、ハイマツの藪コキも行いましたが、お陰でこの日唯一のライチョウに出会うことができました(下画像)。 浄土山から室堂に直接下るコースは、前半は大きな岩石帯を突っ切る形で切られており、膝に応えます。後半は石畳が敷設されていますが、室堂平の平坦部位外は凸凹が激しく、油断すると躓きそうな仕上がり具合です。4時前にバスターミナルに戻り、5時には麓の立山駅まで戻り着きました。このあと日帰り温泉で汗を流して、スッキリして戻って来ました。 ≪前の記事
2013年08月30日
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立山駅を始発(6:40)のケーブルカーに乗り美女平へ、続いてバスに乗り継ぎ室堂に着いたのは9時少し前になっていました。上の画像はバスターミナル裏の登山口に設けられたモニュメントで、背景の山は左が立山、右の頭が切れている山塊が浄土山です。特段の荒行に向かうでもなさそうな大勢の人たちが、ここで入れ替わり立ち代わりしながら、逆光をぼやきつつ記念撮影を行っていました。そうした人たちを横目に、手早く身なりを整え、まずは立山と浄土山の鞍部の一ノ越に向かいます。この区間は室堂平の平坦部で幅2~3m、山に差し掛かった所で1m程度の石畳が敷設されていて、隙間はコンクリートできれいに埋められています。差し詰め山の高速道路(!)と呼びたくなるような環境が整備されています。ここでは道の広さが効いて、登山客が多い割に混雑感はありませんでした。 一ノ越に着いた頃には、途中で摂った朝食から6時間半が経過していて、空腹感が強くなったため軽く食事を摂りつつ小休止。この時点で立山山頂に向かうルートの異様な人並みを見て、先行きの難航が予想されました。通常ならこうした行列を見ると、さっさとスケジュールを変えてしまうのですが、今回はそうもいきません。昨年から今年にかけて、従兄弟3人が立て続けに他界し、今年は三大霊山(富士山、立山、白山)のうち、富士山以外に巡礼を済ませることを必須の目標にして来た関係上、中止する訳にはいきません。ということで、この行列に加わることにしました。途中の経過は省きますが、荷物は一ノ越にデポしたことや歩行ペースがいつもの半分ほどに落ちたことで、大した疲労感もなく立山(雄山 3003m)に着きました。ここで主たる目的である巡礼のセオリーに従い、祈祷をお願いしました。金500円也。この頃(11時前)はガスも薄くまばらで、広大な室堂平が俯瞰できました。 ↑ 室堂平の大パノラマ。後方に大日岳(左)と奥大日岳(右)。その右には剱岳も見え隠れしていましたが、1時間後にはガスに沈んでしまいました。 無事に祈祷も済ませ、立山連峰の最高峰・大汝山(3015m)に向かいました。距離は約400mほど、小さな起伏をこなして20分弱で到着しました。狭い山頂に10人余りの客が順番待ちしながら記念撮影をしていました。それを待って自身も写真に収まり、10分弱の滞在で引き返して、立山からは再び行列に加わることに。この頃には人波は更に増えて、難所では全く行列が動かななることもありました。やむを得ずコース外のガレ場や岩場をショートカットして先を急がせて貰いましたが、褒められた行為ではありません。反省・・・≪前の記事 次の記事≫
2013年08月29日
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1年ぶりに弾丸ツアーで立山に行って来ました。一昨日の夕方に自宅を出て、立山近傍の3000m級4座を巡って、先ほど(1時を少し回った頃)帰宅しました。画像は立山の最高点3003m地点ですが、ここは雄山神社のご神体になっていて、立ち入るには入場料(祈祷料)500円が必要です。 どうしたことか昨日の立山は、小学生の団体が集中していました。私が歩いた時間帯だけで、50~100名の団体3校に遭遇しました。引率の先生方は安全確保や点呼にさぞかし神経をすり減らしたことと思います。問題は一ノ越から山頂までの狭くて険しい登山路で、登り下りが交錯して身動きも取れない有様でした。登りは行儀よくワタクシも行列に加わりましたが、下山する頃には混雑は一層激しくなり、やむを得ずコース外の岩場をバイパスしながら先を急がせて貰いました。小学生のいい子たち、決してお行儀の良くない爺さんの真似はしないでね。 3時間ほど寝たのですが、まだ眠気が取り切れてはいません。昼夜逆転になってしまいますが、もう少し寝ようと思います。現地の様子は改めて紹介したいと思います。 次の記事≫
2013年08月28日
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紫天竜来たーーー!!、とばかりに一時は大喜びしかけた日本春蘭の「紫天竜」でしたが、よくよく観察してみると、残念ながらこれは遅れて来た新子だったようです。最初に顔を出したものと比べると、2ヶ月も遅れての登場・・ということになります。花見の予定は一旦仕切り直しということになりましたが、来月一杯はまだチャンスがあることだし、ここでは見込み違いを悔しがるより、株立ちが今年一挙に2.5倍に増えたことに目を向けて、ニンマリほくそ笑むことにします。 それはそれとして、一昨日から昨日にかけて降った雨で、花壇もプチ菜園もたっぷり水分を含みました。これで半月ぐらいは雨がなくても、露地モノが乾燥で枯れることはなさそうです。暫くは心おきなく数日がかりの縦走登山にも出掛けられます。
2013年08月26日
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昨日は終日雨でした。幸いなことに・・・と言ってしまうと北陸や中国地方の人には申し訳ありませんが、この地域では適度な降り方で、砂漠のようになった我が家のプチ菜園や花壇を潤してくれています。この潤いに救われた草花も少なくない筈ですが、その一方で救いの雨も間に合わず、姿を消すものも少なくありません。 という前説とはかけ離れた事例になりますが、画像は多分乾燥ではなく暑さに耐えられずに姿を消そうとしている青軸レンゲショウマ(蓮華升麻)です。実生2年目の軟弱な幼児ですが、7~8年を経過した古株でも今年は耐えられないものも出る始末です。覚悟はしていたのですが、やはり・・という結果になってしまいました。 因みに枯れたのは地上部だけで、根はまだ生きているようなのですが、成長可能な時間をロスしたことになるので、例えば4年で開花できるところが、5年、6年という風に延びてしまうかもしれません。いずれにしても、来春の復活を信じて様子を見守ることにします。
2013年08月25日
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長ーい長いご無沙汰だった雨が、やっと昨夜降りました。今のところ北陸方面のような手荒な降り方はしていませんが、何とかお手柔らかにお願いしたいものです。我が家だけでなく、多くの人たちがこれを待っていた筈です。草も虫も、歓喜に包まれているに違いありません。 画像はそうした雨を待ちきれずに、枯れてしまった野草・大花エンレイソウ(延齢草)です。乾燥で枯れた訳ではなく、暑さに負けて枯れてしまった模様です。比較的標高の高いところに自生するこの草は、標高100mの我が家の居心地は決して良くはない筈です。 さてその枯れ方ですが、地上部だけ枯れたものか、根まで一緒に逝ってしまったかは、確認が必要です。という訳で、少し足元を掘り返してみました。嬉しいことに1.5cmほど掘ったところに、立派な越冬芽が用意されていました(下画像)。このまま大きなアクシデントがなければ、何とか来春もこの草に会えることが確認できました。取り敢えずはメデタシ、メデタシということでしょうか。
2013年08月24日
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2日前にシュンランが半年がかりで花芽の準備を始めた・・という記事を掲載しましたが、こちらのショウジョウバカマ(猩々袴)も同じように半年がかりの準備を始めました。色は違いますが、中心部にミョウガのような格好で鎮座している塊から、花の房が顔を出します。時期はこの地方(神戸市)では3月から4月なので、半年を越える助走期間ということになります。因みに花色は、この固体については白花です。 ここ数年、夏場の強い日差しに対して養生を怠ってしまい、花の時期に葉っぱが赤茶けてしまうという失敗を繰り返して来ました。今年はこうした見苦しい葉焼けを防ぐゾ・・・ということで、早朝に日が差すだけで、9時以降は日差しが届かない場所に避難させています。今のところ目立った変色は出ておらず、日焼け防止はうまく行っているように見えます。このままの色で来春の花期を迎えたいものですが、日焼けの元凶・お天道サマはまだまだ元気ハツラツで、油断はできません。
2013年08月23日
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色合いで判定すると、まだ成熟しきったようには見えないエゾスカシユリ(蝦夷透百合)の果実に、どうしたことか割れ目ができてしまいました。放置すると自然に撒き散らされることになるかもしれず、少し(早いかもしれない)のを承知の上で収穫することにしました。 殻を開いて種子を採取していると、折悪しく吹いた風で半分以上を飛ばされてしまい、画像はその時の残り物です。「熟度の低いものが飛ばされて、残ったのは熟度が高く重いものだけ」などと都合よく解釈して、これを蒔くことにしました。発芽するかどうか、自信はありませんが、種蒔きポットを用意して作業を済ませました。果たして来春どういう結果が待っていることやら....
2013年08月22日
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3週間ほど前に日本シュンラン「天紅香」に出現した新芽が、新子か花芽か判定にに迷う旨の書き込みを行いましたが、結果は花芽だったようです。これだけの期間があれば、新子なら先端が割れて、背丈も4-5cmほどに伸びている筈なのですが、伸びは止まったままで殆ど変化していません。取り敢えず来年も花見ができそう・・ということで、プチ幸福感を感じています。 それはさて置いて、緑色花弁の在来種にも花芽(画像の赤●印)が出現しました。今確認しているのは3芽ですが、昨年の状況を思い起こしてみると、9月一杯は顔出しがありうるので、更に増えることを期待しながら待つことにします。 昨年の反省点になりますが、花芽に遮光措置を全く講じなかったため、「天紅香」の場合本来なら鮮やかなオレンジの筈の花弁が赤黒味を帯びてしまうという失敗を演じてしまいました。もう少し丈が伸びたら、完全遮光を目指して、アルミ箔で遮光してしまうつもりです。
2013年08月21日
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ぬぬっ!またも現れたか、曲者め。といっても、今シーズンこの曲者が我が家に侵入したのは初めてです。大きさは3cmほどで、土佐文旦の木(樹高50cm)に取り付き、古い葉、若い葉の区別なく平らげていました。この時点で何の幼虫なのかは不明でしたが、セオリー通りキ●チョールを一吹きして退場願いました。 ことが終ってから、かかり付け(?)のWeb図鑑サイトをめくってみると、アゲハチョウの幼虫であることが分かりました。その図鑑の説明によると、柑橘類はアゲハの大好物のようです。柔らかい葉の草花を横目に、こんな硬い葉っぱの柑橘類を選んだ訳がここでやっと納得できました。それはそれとして、アゲハならこれほど厳しい判決は必要なかったかな・・などと、少しだけ反省もしましたが、後の祭りです。 それにしても、アレやコレやと手を変え、品を変え毛虫、芋虫の類が後を絶ちません。石川五右衛門の「浜の真砂は尽きるとも・・・・」の名(迷)句を思い起こしてしまいました。
2013年08月20日
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比較的近い場所である淡路島に棚田の絶景があるらしいことが判り、昨日出掛けてみました。場所は淡路市長澤、神戸淡路鳴門自動車道の北淡ICから7kmほど南に入った山里です。予め写真モードの地図で目星をつけてあった場所に直行しました。 車から降りて10分も歩くと、棚田の絶景が目に飛び込んで来ました。上の画像(1)は手近な場所に溜池の土手があり、絶好の俯瞰アングルで取れたものです。惜しむらくは穂が出るところまで成長が進み、波打つような曲線を描く畦が見えなくなっています、この場所は、田植え直後か収穫後にもう一度トライしてみたい場所です。これに対して(2)は、適当な高台がなく土手の積み重ねのような絵になってしまった例です。ここも何とか俯瞰撮影ができる場所を探しに、再訪したいポイントです。(3)は馬蹄形の溜池を中心に、同じく馬蹄形や勾玉形の田んぼが同心円状に積み重なった絶好の地形なのですが、残念ながら水田としての利用を放棄したようで、畑になりかけていました。水田としての再デビューは絶望的かと思いますが、実に残念です。 この日も猛暑が続き、汗だくになりながらの人里徘徊になってしまいました。田植えの時期や収穫時期など、もう少し涼しい時期を選んで、棚田の美観再発見にトライしたい場所です。
2013年08月19日
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今月に入って、夕立を含めて雨が降った記憶がありません。範囲を7月まで広げても、本格的な雨は降っていません。そんな訳で花壇も畑も、土壌はカラカラに乾いています。日課としての水遣りが欠かせない状況になっているのですが、手作業での水遣りでは水量は限られ、10分前後の注水では、表土の2-3cmまでしか水は浸透していないのではないかと思います。 そんな砂漠級の乾燥で、露地モノの草花に枯れるものが出始めてしまいました。画像はサラシナショウマ(更級升麻)ですが、花芽を含めて葉っぱまで枯れてしまいました。この他にレンゲショウマ(蓮華升麻)2株もツボミ毎ごと枯れてしまいました。昨年までは週1程度は何らかの降水があって、露地モノでこうした被害は想像したこともありませんでしたが、今年はお手上げです。打開策としては、夕立でも台風でもいいから天の恵みが欲しいところです。
2013年08月18日
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3日前にも紹介したハマナス(浜梨)が、一気に3輪開花しました。前回は開花後半日経っての撮影になってしまい、ヨレヨレの状態を撮るハメになりました。次に咲く花は開花直後の新鮮な状態を・・・ということで、それ以来朝から見回りをしていたのですが、残念なことに開花直後でもヨレヨレであることに大差はありませんでした。いやはや、気合を入れて待ち受けていた割には草臥れ儲け、という結果に終わってしまいました。これで用意していたツボミの半分は開花してしまいましたが、残りのツボミもその顛末を公平に見届けてやろうと思います。
2013年08月17日
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秋の花・ツリガネニンジン(釣鐘人参)のツボミが、何とか肉眼で認識できる状態まで成長して来ました。今年もたくさんのツボミが付きましたが、残念なことに花茎はクネクネと曲がって、お行儀が甚だよろしくない風景が出来上がりつつあります。 山野で出会うツリガネニンジンは、一般的に直立している上に、大抵の場合枝分かれした部分まで含めてストレートに伸びていますが、我が家のものはご覧の通りのひねくれ具合です。茎は野生品と比べてかなり太めですが、強靭さには欠けているようで、成長の途上で倒れてしまうのですが、先端は首を曲げて上に伸びようとします。このようなことを、春から繰り返してこんな姿になってしまいました。ポットに植えていた頃にはこのような状態は見られなかったことを考え合わせると、大量の腐葉土や発酵牛糞を鋤き込んだのが裏目に出ているのかもしれません。然らばどう対策するか・・という点については、今のところ効き目のありそうな対策は浮かんでいません。そんな保護者の悩みとは関係なくツボミは膨らんで、月が変わる頃には開花し始めます。
2013年08月16日
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ほんの2日余り家を空けた隙に、大(?)事件が起きていました。開花も間近という大文字草「天輝」が、曲者に食い荒らされて丸坊主になってしまいました。「名を名乗れ!」と言って、返事を貰える訳もないので、仕方なく毎度お世話になっているWeb幼虫図鑑をめくってみると、正体はセスジスズメという蛾の幼虫でした。体長は大人の小指ほどもあり、体に見合って驚くべき大食漢ぶりを見せ付けてくれました。5号陶鉢一杯に葉を広げて土を見るのも難しいほどだったものが、2日余りで9割方葉っぱを食われて、小豆粒ほどの糞30粒ほどに化けてしまいました。 この花の開花まであと2ヶ月ほど、この期間に葉っぱを回復するのは絶望的です。不幸中の幸い・・と言っては何ですが、花芽が立ち上がる前のアクシデントだったため、花見までは奪われずに済みそうです。とは言えこの状況では、赤い線香が立ち並ぶ中に、大文字の花を散りばめることになりそうで、いささか情緒に欠ける花見になるのは避けられません。 因みに、曲者に対するオシオキは、いつも通り「キ●チョール一吹きの刑」としましたが、効果は覿面で、1分ほどで動きを止めました。
2013年08月15日
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この猛暑の中、5月中旬に続いて、ハマナス(浜梨)の2度目の開花期が訪れました。とは言いながら、本場北海道では今が”旬”であり、我が家で5月に咲いたのは、単に寝惚けただけのことかもしれません。 この固体も、ルーツを辿ると9年前の8月の盆休み中に、道東・野付半島で道端にキレイに咲いているのが目に留まり、車を降りて写真を撮っていると、先行して咲いたものが実を結んでいるのがあって、完熟ではなかったようですが、持ち帰ったのが発端になっています。自生限界を超えて、「ざけんなよ!」と言いたくなるような猛暑の環境に連れて来られて、この子にしてみれば究極の不運だったのかもしれません。それでも持ち前の生命力にまかせて、しぶとく生き抜いて来ました。遠くの親類と時期を示し合わせたように咲いてはみたものの、アチラは20~25℃に対して、コチラは35℃に近く、かなり過酷な環境であることに違いはありません。 通常この花は早朝に咲くもののようですが、画像は夕方涼しくなった頃気付いて撮影したものです。かなり草臥れていますが、順番を待っているツボミが開花する時には、早朝の一番キレイな時間帯に写してやろうと思います。
2013年08月14日
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最高気温の記録が更新されたその日、高知県の実家に早めの墓参りに帰っていました。記録を更新した地点とは直線距離で40kmほど離れたところですが、それでも暑いの何の・・・ 。 新記録を出した江川崎には何度か行ったことがありますが、水辺の田舎町でそんな大それた記録を出しそうな雰囲気は感じさせないところです。猛暑の今年、更なる記録更新があるかもしれませんが、そうなると電力は大丈夫か、水は大丈夫か、などと心配事は増える一方です。 それとは関係なく、実家の近くの藪に移植していたムサシアブミ(武蔵鐙)が、自力で増殖体制に入ったようです。この地域のサトイモ科の不気味系山野草としてはユキモチソウが中心で、他の種類は見かけたことがありませんでした。完全アウェイの孤独な生活の中で、何とかイノシシに掘り返されることもなく(不味くて食えたモンじゃない!)、生き延びただけでなく増殖していたことは、この上ない喜びです。画像は親株から3mほど離れた場所に、恐らく種子から芽生えたであろう固体ですが、こんな若株が半径3mほどの範囲に10芽ほど確認できました。これらのジュニア達も無事に定着して、立派に成人(?)して欲しいものです。
2013年08月13日
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ちょうど1週間前に駆除して、親蜂がいなくなっていたアシナガバチの巣を昨日確認してみると、何と何と親蜂(女王蜂+働き蜂)が復帰しているではありませんか。どうしたことかと近付いてよくよく観察してみると、親蜂の数は駆除した時点では6~7匹だったものが、大幅に増えています。何はともあれ、放置する訳にはいかない・・ということで、常備薬・キ●チョールの再登板ということになりました。今度は全員飛び立つ余裕もなく、バタバタと落下してしまいました。静かになったところで頭数を数えてみると、女王蜂1匹と働き蜂12匹でした。 無人(?)となった巣をもう一度よく見ると、1週間前には中心部の巣穴にはフタがされていました。今はこのフタの大半がなくなっており、ここに収まっていたサナギが羽化して、新世代でファミリーを再構築した・・というのが実態のようです。現在もフタ付きの巣穴がいくつか残っています。この子たちまで根絶させようとすれば、水に浸すか、レンジでチンするしかなさそうです。焼却すればもっと簡単なのですが、これだけ大型の巣は記念に残したい・・というヨコシマな思惑もあって、踏み切れずにいます ^^。
2013年08月10日
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室堂ビジターセンター前の広場で小休止の後、ザックはそこに置いたまま御前峰への残り250mに取り掛かりました。上画像が広場から白山神社越しに見た御前峰ですが、ここから先はハイマツ帯と岩場が広がります。コースは丁寧に整備されていて、危ないところはありません。半分ほど進んだ頃、ハイマツ帯も途切れ途切れとなり、砂礫地に差し掛かったところで、イワギキョウが見られるようになりました。この花もちょうど最盛期といったところで、コース脇に多数の固体が見られました。こうした青紫のイワギキョウの中に数株が一塊になった白花の固体をが見られました。この時期、高山帯の砂礫地を歩けば、どこの山でもよく見られる花ですが、10年間各地を歩いて来ましたが白花には出会ったことがありませんでした。そういう意味で、初めての出会いであり感動ものでした。 室堂平を出て、山頂へは1時間ほどで到着しました。山頂の様子は第1報(3日前)に紹介しましたが、たまたま標柱の周りがガラ空きになった時間に撮影したもので、実際には韓国からのお客さんも含めて大変な混雑振りでした。山頂には10分ほど滞在しただけで降りて来ました。そのまま登山口を目指して歩き始めました。上空(?)ではヒンヤリした空気に包まれて気持ちよく過せたのですが、帰路で標高が下がるに連れ気温が上昇するのは、いつものことながら体に応えました。登山口(標高1280m)に着いた頃には、全身びしょ濡れに近い有様でした(恥)。 ≪前の記事 ↓ 珍品の白花イワギキョウ
2013年08月08日
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”カンクラ雪渓”から一踏ん張り急勾配に耐え抜けば、広大な室堂平です。ここには緩やかな起伏の広大な草地が広がっていて、今を盛りに多種多様な高山植物が咲き競っています。中でもワタクシのターゲットとするところはクロユリ(黒百合)です。これだけの大群落には他の山域で出会ったこともないし、話に聞いたこともありません。10年前と比べても、ボリュームは一段と拡大したように思えました。ただ惜しむらくは、規制線が張り巡らされて、近づくこともできません。加えて花の大半が客に背を向けて咲いていて、群落の様子を花の前面から撮影することはできませんでした(下画像)。この山域で発見されたという花の種類は実に多く、列挙すればキリがないほどですが、それらが今月前半のうちに一斉に咲き揃い、百花繚乱、狂喜乱舞の世界を演じてくれることになります。 緩やかな勾配で歩行ピッチをあげるべきところを、花見にうつつを抜かして、かなりの時間を消費してしまいました。これが主目的だったので、特段反省するものではありませんが、ここまで来たからには主峰・御前峰をパスする訳にもいかないので、気合を入れ直して山頂直下の山小屋に向かいました。≪前の記事 次の記事≫ ↑ ハクサンコザクラ ↑ コバイケイソウと主峰・御前峰。 頂上まで残り高度差250m
2013年08月07日
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山歩き開幕戦でもあり、花見登山ともなった今回の山行は、10年前と同じ岐阜県側の登山口からとしました。他の登山口も選択肢に加えて、山を多角的に楽しむ・・というのも、山の楽しみ方として重要かもしれませんが、単純に長い間住んでいた岐阜県に愛着があり、登山口の近辺の土地勘がある、という理由からです。 登山口(上画像)左側の茂みの後方にあるビジターセンターで入山届けを提出して、5:20に歩き始めました。コースはすぐに急勾配になります。しかしよく手入れがされていることに加え、このコースの特殊な事情になりますが、数10mの急勾配区間を凌げば、周期的に踊り場のような平坦な道が現れる・・という構造的な優しさもあり、勾配の割には歩きやすいコースです。ただ、ほぼ中間点に当たる大倉山までは、ブナ、ミズナラ、ダケカンバなどの巨木が林立する原生林なので、強い日差しを遮ってはくれますが、同時に展望も遮られて風景を楽しむことはできません。 大倉山を過ぎる辺りから巨木は次第に数を減らし、潅木や草地の比率が増えます。勾配は相変わらずですが、花見や風景をを楽しみながらの歩行が可能になります。大倉山と山頂の中間点(≒登山口から75%付近)に”カンクラ雪渓”(下画像)がありますが、ここから上は草地かハイマツが主役になり、花見はここからが本番です。花はただ今最盛期・・というような状態でしたが、10年前と比べると立ち入り規制が強化され、遠くから眺めることに終始してしまいました。因みに、朝のうちはガスがかかっていて、山容を目にすることはできませんでしたが、カンクラ雪渓まで来てやっと主峰・御前峰を見ることができました(下画像・上部中央寄りのピーク)。≪前の記事 次の記事≫
2013年08月06日
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行って来ました。白山(2702m)への花見登山。天気もそこそこで、写真を撮るには不都合のないものでした。月曜の白山は雨になりそう・・という予報だったので、無理に下山して来ましたが、帰路、温泉で汗を流し終えた頃には雨になってしまいました。韓国からのお客さんを含む、大勢の登山者が室堂の山小屋に宿泊したようですが、みなさん無事下山して欲しいものです。 この山はマジメに山歩きをするきっかけになった、記念碑的な山でもあります。ちょうど10年前のこの時期に登って、高山植物のお花畑に感動し、以来、百名山、百高山という風に山野徘徊にのめり込むことになってしまいました。ターゲットの黒百合は、ちょうど満開状態でした。10年前と比べると、お花畑への立ち入り規制が強化されているなど、窮屈な感じは否めませんが、そのお陰もあって群落の規模は一段と充実したようでした。他にイワギキョウ(岩桔梗)の白花種に出会えるなど、収穫の多い山行になりました。 帰路の高速道で渋滞があって、軽く仮眠するつもりがかなり寝過ごしてしまい、帰宅は3時になってしまいました。今からマジメに眠ることにします。山の様子などは、後日紹介したいと思います。 次の記事≫
2013年08月04日
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我が家のレンゲショウマ(蓮華升麻)が開花のピッチを上げて来ました。全体像を捉えようとすると、花の様子がさっぱり伝わらないのが泣き所かもしれません。それはそれとして、風の噂では御岳山(みたけやま:東京都)のレンゲショウマも見頃を迎えたそうな。 そのレンゲショウマに逢えるかどうかは判りませんが、山歩きの腰の上げ時がやって来ました。今年も開幕戦(?)は蓮華岳・針ノ木岳のコマクサの花見登山、時期は7/25前後・・と決めていたのですが、生憎なことに居残り梅雨で現地の天候が一向に安定せず、とうとう今年は見送りになってしまいました。次なる標的は、今年の目標には入っていなかったのですが、白山(石川県・岐阜県)への花見登山にしました。週間予報によると、何とか北陸地方の天候も安定しそうなので、今夜には出発しようと思っています。
2013年08月03日
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いやー、びっくりしました。いつも園芸作業をしているベランダの一角に置いた篩(ふるい)に、アシナガバチが巣を作っているではありませんか。やや楕円形をしていて、凡その大きさは長径が9cm、短径7.5cmほどあります。アシナガバチの巣としてはかなり大型の部類に入るかと思います。この巣から1mほどのところで、用土を攪拌したり、草花を植え替えたりしていた訳で、何事もなかったのが不思議なくらいです。何より幸運だったのが、この時期、篩を使って用土を選り分けるような作業がなかったことかもしれません。 発見時、この巣には6~7匹の親蜂がいました。昆虫類に対しては「これしかない」という、我が家御用達のキ●チョールをチョット長めに吹き掛けたところ、敵どもは一斉に舞い上がりました。向かって来るかと身構えて見張っていましたが、いつもの直線的な飛翔ではなく、何となくヨタついているような飛び方です。2階ほどの高さまで上昇したところで、梅雨前線に伴う強風に押されてかなり遠くまで流されて行きました。 2時間ほど経った頃には、2匹が巣のあった場所に戻っていましたが、巣は隔離してしまった後です。必死に探し回っている様子でしたが、返してやる訳にはいきません。暫くは報復に備えて警戒が必要かもしれませんが、取り敢えず「気が付かない」で襲われる・・という危機は回避できたようです。
2013年08月02日
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実生3年目の雪割草です。他の草花のポットに寄生して芽を出したもので、昨年独立して4号陶鉢に転居しました。品種は不明で、手強い暑さに揉まれて少々お疲れの様子が見てとれます。この春芽吹いた新しい葉っぱ1枚を失った上に、右奥の葉っぱは外周が枯れ始めてしまいました。何とか秋まで持ってくれればいいのですが、果たしてこれからの暑さを凌ぎ切れるかどうか・・・ 葉っぱはジリ貧ですが、コブクロは健全に発達しているようです。順調に育てば、種蒔きから4年目には花を付けると聞きます。花芽は株の中心の涙型の塊(コブクロ≠正式名)から顔を出します。以前新潟市の山野草店で、雪割草の花苗をいくつか購入した際、オマケで付けて貰った苗がちょうどこれくらいのサイズでしたが、その年に1輪だけ花を付けたことを考え合わせると、この子ももしかすると・・・などと期待してしまいます。何とか涼しくなるまで、スタミナ切れ → 昇天 などという悪夢を見ないで済むよう、バックアップして行くつもりです。
2013年08月01日
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