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最後まで葉を残していた春出葉型のリコリス(彼岸花)もとうとう葉を消してしまい、我が家のリコリスのプランタは全て丸坊主になってしまいました。合わせて3個のプランタに、今年は多分50球を越える球根が眠っている筈です。6日前も書き込みましたが、それに近い陣容で昨年はたった1輪の花しか見ることができないという大凶作でした。今年の花期を2ヵ月後に控えて、作柄がどうなりそうか、気になるところです。 そこで品種名不詳、種々雑多見計い品を収容したプランタで、ご機嫌伺いをしてみることにしました。このプランタでは、昨年は全く花は咲きませんでした。8cmほど掘り下げた状態が、上の画像です。球根の大きさは、胴回りが概ね500円玉ほどで、巨大とは言えませんが、大きい方の部類です。このサイズなら花を咲かせるに十分なスタミナを蓄えている筈です。この玉を掘り返している際、隣の玉もチラリと見えましたが、同程度のサイズでした。片っ端から掘り返す訳にもいかないので、確認したのは2個だけでしたが、今年の作柄は大幅に好転しそうな手応えを感じました。
2013年07月31日
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ヤクシマショウマ(屋久島升麻)に、やっと花芽のようなものが姿を現しました。本場・屋久島では、花期は7月から8月とされており、我が家のはまだかまだかと待ち焦がれていたものです。 という風に少々舞い上がりかけていますが、何分にも初めてのプロセスなので、これが本当に花芽なのか、あるいはちょっと出来損ないの葉っぱなのか、まだ確信をもって判定を下している訳ではありません。ただ普通に葉っぱだったら、この背丈(4cm)まで伸びるまでに、2回ぐらいは枝分かれしている筈であること、葉柄はツルツルであるのに対して、この新芽には硬さは分かりませんが小さなトゲのようなものがある・・などの点から、葉っぱではなさそう・・という結論に傾きかけています。もう少し丈が伸びればどちらかはっきりすると思うのですが、どっちに転ぶか、暫くは情緒不安定な日々が続きそうです(・・・ンな大袈裟な)。
2013年07月30日
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プリムラ・マルギナータが半月ほど前から葉っぱが減り始めたのに気付き、何者の犯行かと気にしていたのですが、特段の毛虫がいる訳でもなく、犯人を特定できないまま被害は拡大していました。昨日になって犯行現場を押さえることができ、ショウリョウバッタの子供(?)の犯行であることがはっきりしました。体長は1cmを少し超える程度の固体ですが、時間さえかければ大変な量を平らげるものだと、関心したり、悔しがったりのジレンマに陥ってしまいました。 梅雨の終わり頃には、上から見ると5号陶鉢一杯に葉を広げていて、用土は一部しか見られない状態に繁茂していました。それが今ではスケスケになってしまい、株元の枝分かれの様子も見通せるようになってしまいました。サクラソウの仲間でありながら常緑型のこの品種は、真冬でもこんなに葉を減らしたことはありませんでした。常駐型の毛虫ばかりを疑い、通勤(?)型のバッタの仲間に意識が向かなかったのが、今回の被害が拡大した原因になりました。秋までに葉っぱの賑わいを回復できるか気になるところです。因みに駆除方法については至極簡単で、キ○チョール一吹きで曲者は静かになりました。
2013年07月29日
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5月上旬から6月上旬にかけて顔を出したシュンラン(春蘭)・「天紅香」の新子ですが、この1ヶ月余りでしっかり身長が伸びて、芽出しの早かったものは古株と遜色のない草丈になりました。上の画像の中央のやや色の薄いものや、左端の横を向いた背の低いものがそうした新子たちです。このポットでは5月から6月に3芽顔を出したのですが、ここに来て新たに3芽が顔を出し始めました。 この時期に顔を見せるというのは実は中途半端な話で、遅れてやってきた新子か、または早出しの花芽なのか判断に迷うところです。通常花芽が現れるのは9月ごろからなのですが、稀に8月に入って顔を出したものが花芽だったという実績もあります。そんな訳で下の画像の中央部や左(ピンボケですが)の新しい芽がどっちなのかについてはすぐには判定がつかず、2週間ほど待つ必要があります。仮に3芽全てが遅れて来た新子なら、今年一気に株立ちが2.5倍に増えることになるし、花芽だったら「早出出勤ご苦労様」ということで、来年もほぼ確実に花が見られることになり、それはそれで喜ばしい出来事と言えます。どっちに転んでも保護者としては顔がほころぶ話ですが、お盆ごろには結論が出ていることだろうと思います。
2013年07月28日
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時期としては甚だよろしくないのは承知の上で、過密ぶりが目に余るセリバオウレン(芹葉黄連)を植え替えることにしました。この6号プラ鉢には、実生2年目のものが13株植わっています。葉柄は隣の隣まで伸びて、もつれ合うように繁茂しています。植替えに伴うストレスや、根のダメージは少なくないのは承知の上での決行です。 プラ鉢から掘り上げてみると、予想通り根は団子状に絡み合っていました。竹串でほぐしながら1株ずつ取り分けるのですが、少しでもヒゲ根の断裂を減らすよう慎重に作業した結果、30分余りの時間をかけてしまいました。新居は7号陶鉢1点と5号陶鉢2点です。下の画像が植え替えた後の様子ですが、左の5号鉢に4株、中央の7号鉢には7株、右の5号鉢には別のポットからの1株と合わせて3株を植え付けました。手間をかけて注意深く掘り上げたとはいえ、根には少なからぬストレスだったことと思われます。当分は強烈な日差しを避けて、建屋北側の涼しい場所で養生させることにします。
2013年07月27日
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リコリス(彼岸花)が葉を落し、束の間の休眠に入りました。花の時期まで2ヶ月ほど、植え替えるなら今がベストなのですが、1年前に植え替えたばかりなので今年はその予定はありません。休眠するなら、ワタクシなら他の涼しい時期を選びたいところですが、この子たちの祖先がこの暑い時期の休眠を選んだのにはそれなりの理由があるのでしょうが、何ともご苦労なことです。 このプランタには白花(真夏のクリスマス)、黄花(山の根ゴールド)、ピンク花(さつま美人)の3種、25球ほどが埋まっています。昨年植え替えた時点で分球しそうなものがいくつか見られたので、更に増えているかもしれません。それだけの球根で、昨年はたった1輪しか花が咲かないという大凶作でした。1年かけて球根を成熟させてきた訳で、果たして今年はいくつの花が見られるか、2ヵ月後が待たれます。
2013年07月26日
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レンゲショウマ本隊の開花が開店して3日目になりました。ポツリ・・ポツリ・・といった咲き方ですが、ここに来てやっと正統派の咲き方をするものが出始めました。一昨日掲載した1番花の画像は萼弁が90~120度程度までしか開いておらず、団子状の花弁は引篭り状態で先端だけしか見えていませんでした。1番花のこの状態は今も大きな変化はなく、多分開ききらないまま花の寿命を迎えることになるだろうと思います。 今回取り上げた固体は萼弁の最大開度は180度を越えており、団子状の花弁の全体像が見られる、理想形に近い咲き方です。人間界では”お口”や”お股”を大きく開けっ広げにするのは”お下品”と見られることが多いのですが、この花に関する限り価値観は逆転します。・・・というのはワタクシの個人的な好みの問題ではあります。ただ確かなことは、この状態になってくれないことには、花弁の紫のグラデーションを楽しむこともできません。
2013年07月25日
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プチ花壇で暴れ始めた雑草を何とかしなくては・・ということで、暑いのを我慢して外に出てみました。エイヤッと引き抜いた雑草の1つに、体長2cmほどのかわいいカマキリが・・・。15cmに近いような大人級のカマキリなら、悲鳴は我慢しても、思わず投げ出してしまうところですが、相手は子供。静かに移動して、カメラを向けてみました。 レンズから子カマキリまでの距離は5-6cm。子カマ(キリ)にしてみれば、奇妙なものを近付けて来て何をされるか、少なからずビビッていたに違いありません。それでも顔は真っすぐにレンズを睨み付け、両手(カマ)は揃えてアゴの前に置きガードしています。ボクシングのファイティングポーズそのものですが、残念なことにシャッターを押す間合いが悪く、子カマが両手を少し下げたタイミングで写ってしまいました。”戦う子カマ”の雄姿を撮り逃したのはちょっと残念です。 余談ですが、昨秋我が家の網戸にカマキリが巣を作ってしまいました。春になって連日数十匹が孵化して巣立って行きましたが、この子カマもそのうちの1匹かもしれません。巣立った子カマの多くは敷地外に散らばったことでしょうが、小庭に残ったものも少なくない筈で、今年は例年を大きく上回るカマキリを見掛けることになるかもしれません。
2013年07月24日
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もう少し先かな、と思っていたレンゲショウマ(蓮華升麻)の開花が始まりました。3日前に紹介したツボミとは別の株で、物陰に隠れて(?)いたものが、一足先に開花してしまいました。何はともあれ、本隊の開花のスタートであり、今から約半月の開花ラリーが始まりました。 花の構造に注目してみると、画像の赤茶色のドーム型のものや、その内側で大きく手を広げて花弁のような顔をしている白いものは全て萼弁です。これらに隠れるように中心部でこじんまりと丸まっているのが花弁ですが、萼弁は最大180度を越えて開くのに対して、花弁は今の状態以上開くことはありません。花弁の先端はやや濃い目の紫で、付け根に向かって絶妙のグラデーションで白に変わります。この花の咲き方に「スマート」とか「しなやか」という形容は似合いません。何しろ花柄はツマヨウジほどあり、花の向きを変えることも容易ではありません。まるで摘み取った花にツマヨウジか竹串を差したような格好で、花の美しさとは甚だしい落差があります。
2013年07月23日
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何回かこの場でも紹介して来たカラスビシャク(烏柄杓)の実をご紹介。この草、といっても我が家の小庭に限られるのかもしれませんが、受粉作業は余り上手でないのか、殆ど種子を実らせた状態を見たことがありませんでした。我が家では昨年あたりから個体数が飛躍的に増え、花(仏炎苞)や花後の推移を観察する機会もそれに比例して増えて来ましたが、種子が大きく育ったのを見たのは今回が最初です。 画像の固体で発芽の可能性がありそうな種子は、ざっと数えて34粒でした。これらが全てバラ撒かれてしまうと、その結果は考えたくない・・というのが正直なところです。これまでは専らムカゴで増えて来たのですが、この場合増加率はせいぜい年間2-3倍どまりでした。これに種子が加わると、収拾がつかなくなりそうな気がして、かわいそうですが摘み取って償却ゴミに仲間入りさせてしまいました。 南無・・・
2013年07月22日
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大半の学校が夏休みに入った昨日、西日本は暑い1日になったようです。「・・・ようです」などと、他人事のように書いてしまったのは、人里を逃げ出して滝巡りに出掛けて、正午を挟む時間帯を涼しく過して来たためです。 今回出掛けたのは兵庫県新温泉町の山中、標高900m付近にある「猿壷(さるぼ)の滝」です。国道9号が兵庫から鳥取に県境をくぐる2kmほど前で左(=南)に折れ、10kmほど山中に分け入ります。道幅は最初のうちは国道と変わらないほどですが、次第に狭くなり10kmのうち6~7kmは簡易舗装はされているものの、すれ違いもできないような狭さです。現地には10台ほど止められる駐車場が設けられており、そこから徒歩3-4分で目指す滝に着きます。 残念ながら時期的に減水期にあり、ご覧の通り滝の流れは「ショボ!」判定しか下せない状態でした。行き先選定に当たり参考にした写真は、水量はこの3倍ほどあるもので、いつか適度な雨の後リベンジに出掛ける気になっています。とはいうものの、迫力のある画像をゲットするには水量が必要ですが、アクセスルートには渡渉箇所が2箇所あり、水量に比例して危険度が増す・・というジレンマがあります。何はともあれ、現場の空気はヒンヤリして、暫し里の暑さを忘れることができました。
2013年07月21日
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レンゲショウマ(蓮華升麻)の本隊がだいぶん大きくなって来ました。上の画像は最も成長の早いツボミで、多分あと1週間ほどで開花するのではないかと思います。予想が当たれば・・の話ですが、例年並みの開花ということになりそうです。 ところで我が家で保有する品種は花軸が茶色、若しくは赤黒味を帯びた緑のもので、”泥軸”と呼ばれているものであることと、これに対してスッキリと澄んだ緑のものを”青軸”と呼ぶらしいということを最近(と言っても2-3年前ですが ^^;)になって知りました。”泥軸”だろうが”青軸”だろうが、花の美しさに差はないようですが、青軸というものにも興味はあります。ということで、一昨年その種子を入手し植えていたものが、やっと下の画像の大きさまで育って来ました。とは言え、この体型では花を付けるようになるまで、まだ2年ぐらいはかかりそうです。酷暑の夏を二度くぐらなくてはならない訳で、一人旅でこの試練が越えられるかどうか、心細さが付いて回ります。
2013年07月20日
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アポイギキョウ(アポイ桔梗)の1本の茎に、2色3パターン(白花、紫花、白に紫の絞り)の揃い咲きが実現しました。風に吹き倒されて、いささかだらしない格好での顔見世になりましたが、紛れもない異色の顔の揃い踏みです。とは言いながら、絞り咲きは開花が一足(2日ほどですけど ^^)早かったため、少しお疲れの様子が現れています。 この品種は足腰は弱いらしく、4-5月の成長期に低気圧などに伴う強風が吹くと、一溜りもなくなく倒れてしまいます。すぐに立て直して、支柱を当てるなどの処置を行えば、元通り直立姿勢が保てたかもしれませんが、そのまま放置したため横たわったまま茎が硬直してしまいました。今姿勢を正そうとすると、根元でポッキリ折れてしまうため、うっかり手を付けることもできません。・・・と、まあこれを言い訳に今年も何も手を打たずにやり過ごそうとしている訳ですが、この株については揃い踏みの発生確率も飛び抜けているので、次のシーズンにはビシッと直立した姿をお目にかけられるよう努力してみます。
2013年07月19日
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類似のネタが続きますが、最近枯れてしまった日本サクラソウの『北斗星』を処理することにしました。昨日紹介したシライトソウとは違って、こちらは塊根の芯まで既に黒変していました。ただ、ヒゲ根の一部にはまだ生命反応(?)が認められ、少々悪足掻きになってしまいますが、こうしたヒゲ根を”根伏せ”して復活を試みることにしました。 一部の草花ではヒゲ根を用土に埋めておくと、その根から発芽することが知られています。この手法はキンポウゲ科の草花や、サクラソウの仲間で特に有効・・という主旨の記事に触発されて、一度オキナグサの仲間で実験してみたところ、大成功を納めた実績があります。「2匹目のドジョウ」というより「藁にもすがる思い」で、かすかに生命反応の認められる『北斗星』の再生に賭けてみることにしました。下の画像がその作業の途中の様子です。この後、覆土して水切れリスクの少ない日陰の棚に移動しました。静かに、祈るような気持ちで奇跡を待つことにします。
2013年07月18日
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昨年の今頃、地上部が姿を消して、そのまま今年の春にも芽出ししなかったシライトソウ(白糸草)を、この際処分してしまおう、ということで用土を排出したところ、何と何と塊根もヒゲ根もまだ生きているではありませんか。 我が家にやって来たときと比べると、塊根の大きさは幾分小さくなり、ヒゲ根も少し減ったような気もします。どこが成長点なのかはっきりしないところも少々気になりますが、何とか息つなぎができたということで、感激は少なくありません。早速元のポットに新しい用土で植え戻し、ついでにマグアンプも追加しました。夏場の水切れで希望の灯火(?)を途絶えさせることがないよう、自動潅水のプレミアシートを割り当て、来年の春を待つことにしました。
2013年07月17日
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一昨日昼までは乾いて黄色っぽくなっていたコケ(種別不詳)が、一昨日、昨日と通過した夕立で一気に生気を取り戻したようです。生えている範囲は各種カードサイズのごくごく小規模なものですが、このような小群落が数箇所確認できます。昨年は1箇所だけだったことを思うと、足取りは速いとは言えませんが着実にテリトリーを広げているようです。 この子たちが住み着く前はゼニゴケの独り舞台だったのですが、このところ小庭のゼニゴケは影を潜めています。とは言え、ポットやプランタに着生するのは専らゼニゴケで、今も油断できないという状況に変わりはありません。そうしたゼニゴケに対して、種別は分からないながら画像のタイプならいくら繁殖しても不都合はありません。いっそのこと、芝生がすっかりこの子たちに置き換わっても不満はないのですが、乾燥の激しいこの地域では実現の見込みはほとんどありません。
2013年07月16日
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JAや道の駅の即売コーナーからイチゴはすっかり姿を消してしまったこの頃ですが、我が家のプチ菜園のイチゴ(女峰)は、何を勘違いしたか今になって実を付け始めました。とは言え、既にメインイベントは5月に終了しており、今頃目を覚まして起き上がって来たのは僅かに2房、10粒足らずです。 メインイベントでは熟した実の大半を曲者どもに食われてしまいました。全ての正体が分かった訳ではありませんが、一例として実を食った跡の空洞に住み着いてダンゴになっている状態を目撃するなど、ダンゴ虫が一定の悪事を担っていることは疑いがありません。今回の2度目の結実では何としても、こうした曲者どもを撃退したいものなのですが、ダンゴムシに対して有効な駆除剤はまだ入手できていません。
2013年07月15日
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5/20に1番花が開花した青花ホタルブクロ(蛍袋)でしたが、2ヶ月近く経った今も、細々とですが咲き続けています。画像にも写っている通り、数日後に開花見込みのツボミの他に、半月ほど先になりそうなものなど、種子で子孫繁栄を目指す、”執念”に近い準備が進みつつあります。 上空(?)でそうした華やいだ仕事が進んでいる一方で、地上でもやはり地道な子孫繁栄への作業が進んでいます(下画像)。株分かれによる新芽が、ざっと数えて10芽も顔を出しました。春先に芽出しが始まった時には僅かに2芽だったことを思うと、結構な大家族になりつつあります。これらの新芽の中には、草丈10cmにも届かないものでも、頭に小さなツボミを載せているものもあります。今月中にはこうした小さなツボミも全て仕事をし終えることと思いうので、その時点で小さな新芽でも伸び伸びと成長できるように、路地に植え替えてやろうと思います。お気に入りのこの青花品には、少しでもファミリーが増えて貰いたい・・という下心むき出しで、最大限のサポートを続けていくつもりです。
2013年07月14日
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古いことわざに「親の意見となすびの花は、千に一つの無駄もない」というのがありますが、事情が許せば画像のオウゴンオニユリ(黄金鬼百合)のムカゴも仲間に加えたいところです。10個あれば10個が必ず発根します。不幸にしてムカゴの持つスタミナを全て使い果たしても、その根を潜り込ませる土壌がなければ、命をつなぐことはできませんが、コンクリートやタイルの上でなければ、間違いなくそこに根付き茎や葉を伸ばします。着地の不具合で発根点が天を向いていても、根は引力の方向を探るように土壌を探し当てます。いやはや恐るべき執念と思わざるを得ません。 サイズは大きいもので大豆粒ほどで、暗紫色をしています。今年も3桁に達するか・・というほどの大量のムカゴをばら撒きました。このポット(6号陶鉢)には10個ほどが着地し、全員無事に根を下ろし、土壌を探り当てました。 という風に、暢気に祝辞を送っていられるのは今年が最後になるかもしれません。何事もそうですが、度を過ぎて増えると、その後に待つのは邪魔者のレッテルであり、この子たちもその道を突っ走りつつあります。
2013年07月13日
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トキワホウチャクソウ(常盤宝鐸草)がファミリー増殖に取り掛かりました。昨年は1芽だけだったものが、この春には2芽に増えていました。それだけではもの足りなかったのか、ここに来て株分かれで2芽を送り出して来ました。 ユリ科のこの草は近縁種を含めて種族繁栄には熱心な模様で、野生種のホウチャクソウや選抜種の”肩紅花”など、稲が分けつするように初夏を迎えた頃から一斉に新芽を出し始めました。画像は親の足元直近で芽を出しましたが、中には親株から10cm以上足を伸ばして、ポットの壁にぶつかったところで芽を出すものもあります。ユリ科といえば球根で増える・・という連想が働きますが、この仲間(属)は地中で根を走らせて、自ら生活の適地を見つけるような特性も持つようで、何とも奥深い野草ではあります。
2013年07月12日
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ダイアンサス・シベリアンブルーの1番花が開花しました。和名はないようですが、無理やりこじつければ”シベリア産青花ナデシコ”とでも理解すればいいかと思います。と言ってしまうと、「どこが青いんだい?」と、速攻突込みが入りそうです。いちいちごもっともなご指摘で、かく言う私目も初花が咲いた時、内心そうつぶやいたものです。 通販カタログに掲載された画像では、花の色はシアンをかなり薄めたような色合いでした。ナデシコに特別な思い入れはなかったのですが、花色に釣られて種子を購入してしまいました。2年がかりで咲いた初花は上の画像と同じで、押しも押されもしない見事なピンクでした。落胆は半端ではありませんでしたが、そのまま何もせず4年ほど様子を見て来ました。花の様子に変化はないようなので、そろそろ大幅な規模の縮小に踏み切ろうと思い始めています。
2013年07月11日
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ポット植えのアポイギキョウも咲き始めました。この株はこれまで紹介して来たものと同じロットの種子からスタートして、紫や紫の絞り模様の出現頻度で選抜して来たものですが、今年はいきなり紫3連打で開幕しました。ベースは白花なので、後続のツボミの中には白らしい雰囲気を漂わせるものが多数見られます。同時に混在して咲いてくれれば、眺めてよし、画像に収めてもよし・・・という風に楽しめるのですが、画像のものが健在なうちに次の花が咲くのは難しかもしれません。後々の賑わいを期待することにします。 ところで白花が圧倒的に多い固体と、逆に高頻度で紫や絞りが現れる固体を、何らかの外観的な特徴で識別ができれば、優秀な(?)系統の選抜に便利なのですが、今のところ芽出しの時の様子や、ある程度成長した段階での様子にこれといった差異は見出せていません(私がボンヤリ見ているだけかもしれませんが・・・)。今のところ、実際に咲いてみて高頻度の株に目印を付けて仕分けするしか手立てがない訳で、何とも原始的・・と言わざるを得ません ^^;
2013年07月10日
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1番花が開花して既に5週間が経過したホタルブクロ(蛍袋)ですが、なかなかペースを落す気配がなく、今も日々50~100輪もの花を咲かせています。画像では分かり難いのですが、釣鐘型の花の間に、おびただしい数の花の残骸を抱き込んでいます。褐色、茶色、黒変したものと様々ですが、萎びて小さくなるためカメラではなかなか全容は捕らえ切れません。 種子を採る気はさらさらないので、盛りを過ぎた花は摘み取ってしまえば見苦しさは避けられるのですが、何分にもこの分量です。何しろ株数は軽く50本を越え、その草丈は小は40cmから大は1mを越えます。手が回らない・・と言えば聞こえはいいのですが、ぶっちゃけた話それだけの根気を持ち合わせていない・・というのが正確なところです。 間もなく花の時期は幕を閉じます。その時点で大幅な株数制限に取り掛かるつもりです。適正数は10株を目安に、一部は近所の草地に移植し、後は堆肥になって貰うことになります。
2013年07月09日
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オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)が開花しました。昨日は法事で家を空け、帰宅したのが夕方になってしまいました。日差しがなくなってからの撮影になってしまったため色調に冴えがありませんが、日差しを受けた時の色合いは黄金色に見えなくもありません。保存用の画像は今日にもリトライすることにします。 今週後半には背後に控えているツボミも開花することになると思いますが、今年はこの2輪だけで営業終了になります。他の草花ポット、プランタに寄生したり、プチ花壇に根を下ろした株が開花適齢に達する来年には、花の数は激増する筈ですが、その後はこの草の生命力と、抑制を目論む私の果てしない根競べが始まることになります。
2013年07月08日
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今年もサラシナショウマ(更級升麻)の花芽が大量に出揃いました。画像に写っているだけで、全体の半分といったところです。自然界なら、例えば標高2500m前後では間もなく(7月下旬)開花します。ところがどういう訳か我が家では、開花期は大幅に遅れて9月末から10月になってしまいます。これが悲劇の原因になっています。 この品種は暑さに対する耐力は貧弱なようで、花芽の大半は暑さに負けて枯死してしまいます。故郷の高山帯並に7月下旬から8月にサッサと咲いてしまえば、酷暑に晒される期間は短くて済むのでしょうが、これが遅れるばっかりに余計に暑い期間を過ごすことになります。この結果、花穂全体が枯れたり、先端が半分枯れるという被害が続出します。今年は梅雨明けも早まる気配なので、更に条件は不利になりそうです。ここに写り込んだ顔ぶれのうち、どれほどが元気に開花を迎えられるか、気になるところです。
2013年07月07日
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一般的な赤花のネジバナ(捩花)が本番を迎えました。露地ものの白花品から4週間近く遅れての開演です。白花の開花を取り上げた際、芝生に自然発生したものは4株と紹介しました。その時点で葉っぱが異様に長く伸びていたものをオウゴンオニユリの2歳児と誤認してしまいました。それらは全て画像のような赤花品だった訳で、都合8株が自然に芽吹いたことになります。 露地もの以外でもプランタに植えたものや、他の草花のポットに寄生したものも一斉に開花しています。これら寄生種は赤花、白花が混在していますが、いずれも家主の影になって日差しが不足したためか、草丈は極小で4-5cmしかありません。画像の固体が40cmに達しそうな状況にあることと比べ、住環境による体格差は歴然です。これら寄生したものは、花後休眠に入った時点で、専用のプランタに植え替えるなどして、環境の改善を進めることにします。
2013年07月06日
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オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)がだいぶん色付いて来ました。早ければこの週末にも開花するかもしれません。 山野に自生するオニユリの変異種だそうですが、我が家への入って来た経緯は、密入国(?)に近い形でした。3-4年前、某山野草店で購入した他の品種のポットに寄生していたもので、ご本尊はすでに枯死してしまいましたが、隠れていた方は大手を振って繁茂しつつあります。画像にも写っている通り、葉っぱの付け根にムカゴが多数付いています。葉っぱ1枚に1個から多い場合は3個ほどのムカゴが付き、これが地面に落ちればほぼ確実に新芽が顔を出します。ムカゴで芽を出した株は3年ほどで開花するようになる様で、来年辺りからかなりの数が開花適齢期を迎えます。そう遠くない時期に数量規制の対象種に移行することになりそうですが、その時は一部を近所の草むらに移植してやろう・・などと、良からぬ計画を温めつつあります。
2013年07月05日
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昨日は前線に伴う強風が吹き荒れた上に、曇時々雨の薄暗い天候が災いして、普通の草花はブレてしまい使える画像がありません。そんな中で画像のユキモチソウ(雪餅草)の種子だけは、大人の小指ほどある茎のお陰で強風にもビクともすることなく、静止した絵が撮れていました。トウモロコシのような格好をした果実は、今年も受粉の成功率は至って低く、画像の粒の大きいものだけが成功したと思われるものです。多めに見積もってもその率は1-2%といったところで、順調に育てば20粒程度の種子が採取できそうです。 とは言うものの、今年は早々と葉っぱは枯れ落ちてしまいました。葉っぱで合成した澱粉などの栄養で種子を充実させることはできない訳で、上記の期待は過大ということかもしれません。実は昨年も似たような状況になり、様子を見ていると10月頃には赤く色付くところまで漕ぎ着けました。そろそろ採取を・・・と思い始めた矢先、美味しいところ(即ち大きく成熟したところ)を小鳥に食われてしまい、種子のない小者だけ残る、という失敗を演じてしまいました。もし今年、果実が色付くところまで漕ぎ着けられたら・・ということで、鳥害対策は用意しているのですが、果たして出番があるかどうか・・・
2013年07月04日
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日本サクラソウ(桜草)・「鞍馬」の種子が完熟しました。といっても1個1個はコショウの粉末ぐらいの大きさで、指先で触れて存在を確認できるギリギリのサイズといえます。因みに昨日紹介したキキョウの場合は実感すらできません。 もしこれらサクラソウの種子が採れたら・・ということで想定していたのは、「青葉の笛」と「鋸峰」は種蒔き実行、それ以外は廃棄と決めていました。ところが今年、「青葉の笛」は花さえ咲かず、「鋸峰」は花の段階で花軸を損傷してしまい、種子まで漕ぎ着けることはありませんでした。そんな訳で、廃棄対象にしていた品種ですが、今回は試験的に「鞍馬」の種を蒔いてみることにしました。下画像がその様子ですが、発芽は早くて来年の春になります。
2013年07月03日
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アポイギキョウの絞り咲き2号開花です。左後方に写っているのが同1号で、混色の面積比率は少しアップしています。これまで開花したのは合計4輪で、うち2輪が絞り咲きでした。たまたま集中しただけかもしれませんが、打率5割は上出来といえます。その内にスランプもあるだろうし、そこそこの数値に落ち込むのでしょうが、まずは絶好のスタートを切ったようです。 こうした変わった咲き方にとり憑かれて、この品種については長い間増えるに任せていました。キキョウの仲間にありがちなことですが、一旦居心地いい場所に根を下ろすと、猛烈な勢いで増殖し始めます。この花の種子は微小な粉末様のものなので、いつの間にか飛散してあっちこっちに芽を出すようになります。いま我が家はそうした状況になり始めており、芝生、他のポットと場所を選ばず根付きつつあります。昨年秋には20株余りを処分したのですが、現在はそれを上回って増えています。この品種でも増殖と駆除の、際限のないイタチごっこが始まってしまいました。
2013年07月02日
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レンゲショウマ(蓮華升麻)の露払いというか、斥候役(?)が開花しました。ここ何年か見られるようになった、本隊到着に1ヶ月ほど先行して1輪だけ咲くものです。昨年はかなり歪な形で咲きましたが、今年のは色も形もこれといった欠点のない、ごくまともな出来栄えです。 とはいうものの斥候役の辛いところで、後に続くものは当分ありません。準備が始まったツボミも、今は大きいものでも大豆粒ぐらいしかなく、これら本隊の開花が始まるのは今月下旬です。昨年までは開花可能な株は1株だけでしたが、今年は株分けしたものが2株増えました。それらを合わせると、今年は軽く50輪を超える花が見られそうな勢いです。
2013年07月01日
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