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霜も降りようか・・という冷え込みが続く昨今です。10日前にも取り上げましたが、ホタルブクロ(蛍袋)のツボミが一段と膨らみを増して、萼片の隙間から花弁の色(白)が透けて見えるようになりました。いやはや何ともすざましい執念のようなものが感じられます。真夏ならこの10日間のプロセスは、1日か2日で通過するところですが、流石にこの冷え込みの中では歩みのペースはこの程度が限界、ということのようです。このペースなら、運がよければあと10日くらいで開花できるかもしれません。天気次第、という心細い話ではありますが... さて、2013年もいよいよ今日で幕を閉じます。この1年、山野草の栽培や山歩きを主なテーマに、拙い文章をつづって参りました。多くの皆様にご覧戴き、本当にありがとうございました。皆様、どうかよい年をお迎えください。そして新しい年にも、この場でお付き合い戴ければ幸いです。
2013年12月31日
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花に関する限り毎年挫折を繰り返しているサラシナショウマ(更級升麻)ですが、越冬芽だけはすこぶる元気で、この時期の寒気にもめげず、茹ダコのように全身を赤紫に染めて、出番が来るのを待っています。本場、例えば2000~2500mの高地に自生する仲間たちは、今頃深い雪のフトンに覆われて、暖かくはないにしろ、決して凍結するようなことはない環境で眠りについている頃です。それに対して我が家の個体は、天気が良ければ日中10℃前後まで気温が上がる反面、一旦寒波が襲来すれば軽く氷点下まで気温が下がり、ヤワな草花の越冬芽などは簡単に凍死してしまいます。ある意味でこの子達は、本場の高山帯の仲間より厳しい環境に置かれているともいえます。 今年は花見の成功を期して、夏の暑さをいくらかでも和らげる手立てを2案ほど暖めています。それまでに凍死などされては実も蓋もない訳で、霜による直接的な被害を避ける目的で、枯れ草を被せてこの冬を凌いで貰うことにしました。何とかフトン代わりになってくれればいいのですが・・・
2013年12月30日
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10月上旬に移植したスイセンに面会に行ってきました(金網越しですが・・・)。植え付けた4株全員が無事に定着し、花芽を伸ばしていました。我が家の小庭の兄弟たちと比べると、開花への歩みはかなりスローペースのようですが、これでも標準的な生育状態といえます。手前側にボケボケで写り込んでいるのはネリネで、当初は4本の花芽が立ち上がっていたのですが、昨日時点で1本減っていました。 さてスイセンの草丈ですが、植え付けた先が養分豊富・・・という訳にはいかない草地であることも影響してか、ほぼ25cmから35cmしかありません。自然界の標準的なサイズに収まっていて、我が家で蔓延る兄弟たちとは大違いです。これなら可憐、清楚といった形容も何とか使えそうです。ところで、肝心な開花の見込みは・・・というと、この年末から年始にかけて強い寒波が連続してやって来るとの予想もあるので、あと10日ぐらいは掛かりそうですが、それで世間並みスイセンの特性を回復したことになります。その頃また覗きに行ってみます。
2013年12月29日
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大フライング(?)で開花したセリバオウレン(芹葉黄蓮)ですが、信じられない持久力を発揮して、20日近く経ったというのに花が散るどころか、容姿は次第に研ぎ澄まされるように綺麗になって来ました。雄シベは数や形が整い、雌シベは受粉できたかどうかどうか分かりませんが、既にサヤのように緑色を帯びています。時期外れに開花したことの泣き所は、草丈を伸ばすスタミナを用意できなかったことのようで、草丈は花の直径より短い状態です。 平均的な開花時期である3月頃に咲くものが、3~4日しか持たないのと比べると、驚異的な長持ちです。この寒冷下では、ほとんどエネルギーを消費しないことで、こうした珍現象を引き起こしているんだろう・・・などと、勝手な解釈をしているのですが、本当のところは分かっていません。二の矢、三の矢も準備が進んでいるようで、先が楽しみです。
2013年12月28日
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八重咲スイセンの2番花(2番手花軸 !?)の開花が始まりました。時期的にはこれでも早い方ですが、桁外れに早かった1番手と比べればかなり控え目と言ってよさそうです。その1番手の花軸の丈は40cmと控え目でしたが、この2番手はというと丈は65cmを越えています。「お前、ホントにスイセンか?」と訊きたくなるような身の丈です。花壇に植えられたり山野に自生するスイセンは20~30cm、よく育ったものでも40cm程度が一般的です。この程度が花のサイズとのバランスがちょうどいいように思います。 それに比べると我が家のものはご覧の通りで、可憐さ・・などという形容が似合わない、と言うより可愛げがありません。花軸だけでなく、葉っぱもベラボウで、最も長いものは既に74cmを越えてしまいました。花が終った後も葉っぱは伸びるので、このシーズンの終盤には80cmを越すかもしれません。1年間暑さ、寒さに耐えてやっと咲いた花子に、この言い方はかなり厳しいものですが、育ての親としては可愛さを感じられる適度のサイズに育ってくれることを願うばかりです。
2013年12月27日
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これもやる気満々です。寒さをものともせず、ゆで蛸のように赤く頬を染めながら頑張っています。大きさは地中に隠れている部分も含めると、ピーナッツを少し長くしたくらいです。赤花糸葉ヤマシャクヤク(Paeonia. tenuifolia)という海外の品種ですが、種蒔きしてから既に9年が経過しました。4-5年経過した頃から、画像のように越冬芽が半身をむき出すようになりました。最初は霜や寒波などで凍死しはしないか・・などと、いろいろ気を使ったものですが、人間が心配するほど当人(?)は応えてはいないようで、ケロッとして春を迎えています。仮に露出した赤い部分が凍傷状態になったとしても、これは包装紙か外套の様なもので、肝心な新芽はその中に大切に保護されていて、被害が及ぶことはない様です。 それより、9年も同居して来て未だに花を咲かせていないことが大問題で、そろそろその気になってくれないと、保護責任を放棄してしまいそうです。来年は気ィ入れて頑張らなアカンで!
2013年12月26日
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この雪割草も準備万端整って、開きかけた萼片の隙間から花弁の一部が見え始めています。今は適度の冷え込みの最中なのでこの状態を維持していますが、天気の気まぐれで3-4日も暖かい日が続けば、一斉に走り出しそうな雰囲気です。そんな訳で、この子も屋内に取り込むのは少し先送りということにします。 さて、この子の容貌は・・というと、標準花で花色はピンク地に毛細血管のように赤い網目が入るものです。花弁の数は7枚だったり、9枚だったりと激しく変動します。購入時に差されていたラベルには「P網目」と鉛筆書きされており、銘にしては何か変だな、と訝ったりしたものですが、開花してみると単純にプロパティを書いただけのものでした。花芽の数や大きさから推測して、今年はかなり豊作になりそうな気がします。
2013年12月25日
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この雪割草も発育は順調なようで、既に萼片は大きく開いて、花弁も色付いています。屋内に取り込めば2週間ほどで開花してしまいそうですが、急がせ過ぎては2月~3月のブランクが大きくなってしまいそうで、即実行という訳にはいきません。もう少し寒中に晒して、1月中旬から下旬に開花させるよう段取りを進めることにします。 この子の花の形態は二段咲きで、花色はピンクに細かな紫を散らしたものです。昨年秋に株分けしたところ、予想外にダメージが大きかったらしく、この春には作落ちになってしまいました。双六で言えば「一回休み」になってしまった訳ですが、1年がかりで何とか体力のリカバリーには成功したようです。
2013年12月24日
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11/21に1番花が開花した原種ネリネですが、1ヶ月が経過した今も変わりない勢いを保ち続けています。いやはや何とも形容する言葉も見つからないようなご長寿ぶりです。並行して咲いているもう1つのネリネもこの通りで、元気ぶりでは負けていません。後者にはまだ開花していないツボミも残っており、最後の1輪が寿命を迎えるのは来月末になるかもしれません。小庭やプチ菜園が枯野のように色を失った中で、何とも有難い存在です。雪割草の促成開花を昨日紹介しましたが、もしかするとバトンタッチするように、上手い具合に花が繋がるかもしれません。
2013年12月23日
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鼻の穴を大きく膨らませて・・じゃなくて、花芽を大きく膨らませて、雪割草が出番を待つだけになりました。この個体は、いくつかある雪割草の中でも飛び抜けて花芽が大きく育ち、仮にここから大豆粒が飛び出したとしても納得しそうなサイズです。このまま寒冷な屋外に放置すれば、3月頃には開花する筈ですが、今年もいくつかの品種で時計の針を早回しさせて、1月中に開花させてみることにします。 という風に書くと、何となく小難しいことのように聞こえてしまいそうですが、特段の秘術を使う訳ではなく、緩やかに暖房の効いた屋内に取り込むだけのことです。最低気温10℃前後、最高気温20~23℃の環境に置いてやると、簡単に騙されて春が来たと勘違いしてしまいます。今取り込めば2週間から、遅くても4週間ほどで花を開いてしまいます。騙まし討ちのようで、少しは後ろめたさを感じないではありませんが、一足早く春の気分を味わいたくて、この冬も実行することにします。
2013年12月22日
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この頃は早朝庭に出ることもなくなって、霜が降りたかどうかを我が目で確認したことはありませんが、天気情報で最低気温の実績を見ると、そうなっても不思議ではない冷え込みぶりを示す数字が並ぶようになって来ました。そんな中で、何と何とホタルブクロ(蛍袋)が密かにツボミを膨らませています。何という執念か、いやはや見上げたものです。人間の行為に置き換えれば、寒風吹きすさぶこの時期に海水浴をするようなもので、ワタクシなどとても真似のできない荒業(?)です。 とはいえ、冷たい言い方ですがこれが無事に開花まで漕ぎ着けられるかどうかは、強い寒波が来るかどうかにかかっています。1本だけ草丈30cmまで伸びてしまったこのホタルブクロは、先般の嵐のような間引き作業でも見逃してもらいました。保護者ができるサポートはせいぜいここまでで、寒気を遮るバリアーまでは手が回りません。昨年は12月下旬に草花のポットで土壌が結氷するような寒波がありましたが、この子のためにも冬将軍さんには、どうかお手柔らかにお願いしたいものです。
2013年12月21日
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この時期、普通ならシュンラン(春蘭)は花芽を蓄えて、春の開花を待っている筈なのですが、このポットには1芽も立ち上がることはありませんでした。見た目には至って健康体なのですが、原因はさっぱり・・・です。ここには新子を含めて健康体の株が12芽、役割を終えた古株が3芽林立しており、もしかすると過密が原因でこうなったのかもしれません。 ということで時期としては甚だ不適正ではありますが、思い立ったがナンとやら・・・ということで、株分けと植替えを実行することにしました。ポットから掘り上げ、古株3芽を切除した上で、半々に切り分けたいところでしたが、バルブが具合よく連結されていなくて、結果的に5芽+7芽という何とも半端な分割になってしまいました。これを専用の蘭鉢(と言ってもプラ鉢ですけど ^^)に植え付けたのがコチラ。定着するまでは霜や寒風を避けられる場所に置き、養生させることにします。寒中行のような作業になってしまいましたが、これで初夏の新子の時期なって慌てる必要がなくなりました。1年後、花芽が林立していることを期待しつつ見守ることにします。
2013年12月20日
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3日前に紹介したシャコバサボテンが全開モードに入りました。一見して2つの花が重なっているように見えますが、これで立派に1つの花です。花弁が2段に分かれて咲く特殊な構造をしており、紛らわしいといえば実に紛らわしい造りです。現在3輪がこのような状態です。一粒を二度味わうようで恐縮ですが、こちらがより実態に近い、ということで再度取り上げてしまいましました。 ツボミが顔を見せた頃(11/中旬)には、10個のツボミが”どんぐりの背比べ”状態でしたが、ここに来て7個は甚だしい発育不良で、今でも小豆粒大のままです。それでも一丁前にオレンジ色に発色してはいますが、開花することは絶望的です。因みに開花直前のツボミは大人の小指の半分(長さ)ほどあります。
2013年12月19日
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こちらはついうっかり・・・と言っていいものかどうか・・・。早春の花、キクザキイチゲ(菊咲一華)が、平均的な花期より3ヶ月も早く動き始めてしまいました。体を「つ」の字のように二つ折にして、腰で土砂を押しのけながらやっと光の差す地上に辿り着いた・・・というような図柄です。 この寒い時期に「やめた方がいいヨ」と声を掛けても、スピードを落とすことはあってももう引き返すことはできません。だからと言って、プランタ毎屋内に入れたりすると、同居する10数株もつられて始動してしまいそうです。せめて凍死しないように、透明のプラカップで寒気を遮断するぐらいのお手伝いはしますが、後はこの個体の生命力に掛けることになります。
2013年12月18日
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各地でこの冬最低の冷え込みを記録しているこの頃ですが、そんな最中にこともあろうにツリガネニンジン(釣鐘人参)が大挙して芽を出し始めました。この辺(神戸市西部)が特段暖かい・・・などということはなく、最低気温は1桁半ば、最高気温も10℃を切ることが多くなり始めた矢先です。何に騙されてこんなことになってしまったのか、サッパリ見当が付きません。 今は何とか緑を保っていますがこのままで済む筈もなく、次の寒波が来る頃(予報では年末頃)には全員揃って凍死、という事態は避けられません。これだけ大量の芽を出してしまっては、軟弱な草花ならリカバリーできずにそのまま枯死することも珍しくありません。ただ、この品種に関してはすこぶる生命力が強く、今回無駄に使ったスタミナも半年ほどで回復し、夏頃には何事もなかったような顔で葉を茂らせていることだろうと思います。
2013年12月17日
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シャコバサボテンが開花しました。昨年の初花はツボミの段階でアクシデントがあって首が取れてしまい、赤系統であることが分かっただけで頓挫してしまいました。今回初めて開花まで漕ぎ着けて、改めてオレンジ花であることが確認できました。初花の顔を見ての感想は、文句なく『天晴れ!』です。 この品種の有難いところは、株全体の構成がこじんまりと纏まっていることです。ノウハウはこれからお勉強と実験・・・という段階ですが、園芸店などに並んでいる同等品種は、ポットと株立ちが同等のサイズに形を整えられており、しかも大量の花を付けています。この子は枝(葉?)は勝手気ままに伸び放題でこの2年を過して来ましたが、この花が終った後はビシバシと厳しい躾の鋏を入れていくつもりです。覚悟しなさい。
2013年12月16日
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樹齢3年のカラマツの黄葉です。現在の樹高は60cmほど、大人の膝関節ほどです。1年前と比べて15cmほど伸びたようですが、赤松や黒松の同世代の株と比べると、伸び方は半分程度に留まっているような気がします。このペースだと保護者の背丈を越えるようになるのは5~6年先になりそうです。山地に自生するカラマツは、中部山岳の標高1500m前後だと10月下旬に黄葉の最盛期を迎えます。それに比べて、標高100mの我が家のカラマツは1ヵ月半遅れの始動です。 毎年10月中旬に歩き納めの登山に出掛けるのですが、ここ何年かじっくりカラマツの黄葉を眺めた記憶がありません。山歩きを始めた頃には、山肌を黄金色に染めるカラマツに見惚れた強烈な印象が残っているのですが、ここ2-3年はその時期の山歩きが老人の体力テストの意味合いを持つようになり、槍ヶ岳や穂高岳の日帰り登山にトライするようになって、周囲の景色を味わいながら歩くという基本的なスタイルから逸脱してしまったのが諸悪の根源かもしれません。
2013年12月15日
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昨日取り上げたホタルブクロの現況です。昨年の今頃は株数はこの1/4~5程度だったのですが、他の草花が枯れて姿を消しても、ほぼこの姿のまま厳冬期を凌ぎ切りました。この高密度に繁茂したものを、大ナタをふるって間引きすることにします。 周辺からスコップで15cmほどの深さに掘り起こし、土を払い落として行きます。根は縦横に張り巡らされて、ネットワーク(?)を形成しており、簡単には土は落ちてはくれませんが、そこは執念でスコップに叩きつけて振り払いました。ホタルブクロ以外にイチゴ(女峰)や白タンポポも根を降ろしていましたが、この場所では全て駆除対象です。一通り駆除作業を終えた状態がコチラ。残したのは合わせて6株。画像の手前中央に写っているのが、昨日取り上げた現在開花中の株です。掘り上げて駆除した株のうち、一部は近くの草地に移植してみようと思っています。
2013年12月14日
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とうとう昨日は最高気温が10℃を割ってしまいました。そんな冷え込みの中で、空気の読めない(?)ホタルブクロ(蛍袋)が咲いてしまいました。これまでは真冬に近付きつつあるとは言いながら、最低気温は1桁後半、最高気温も10℃台半ばの比較的暖かい日が多かったこともあって、ついうっかりツボミが成長し始めてしまったのかもしれません。この先は例年並みか、それ以上に冷え込むような予報が出されており、こうした”うっかり”開花も多分これが最後だろうと思います。 それはそれとしてこのホタルブクロ、痩せた土壌や極度の乾燥にも耐えられる生命力を備えています。それが過剰なほどの富栄養と、一時的な雨なしの時期を除けば湿り気の行き渡った環境に引っ越して以来、爆発的な増殖ぶりです。一昨年夏、2株ほどだったものが、今は1平方mほどを隙間なく埋め尽くす状態になってしまいました。この際大幅な減量に取り掛かり、繁茂可能なエリアを30cm四方の範囲に制限する措置を講じることにします。
2013年12月13日
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今回はハマナス(浜梨)の大手術です。種を撒いてから9年経ちましたが、これまで一度も剪定などの手入れは行って来ませんでした。そのせいもあって幹は伸び放題で、斜めになった幹を真っ直ぐに立てれば軽く2mを越えます。この状態では、折角咲いた花も下から見上げる状態になってしまい、まともな楽しみ方はできません。ということで、この際大幅に樹高を切り詰めると共に、幹の本数も半分程度まで減らすことにします。 とは言うものの、来年花を咲かせるのは今年芽吹いた枝からと言われており、全ての幹を切り詰めてしまうと、来年は花を見られないことになってしまいます。ということで、古株を2本だけ残すことにして、作業を終えた状態がコチラ。右の2本が来年の花のために残したもので、花後適当な時期に改めて切り詰めることにします。その頃には左の3本から大量の枝が出ている筈で、枝の分量次第で中央の最古株は撤収してしまうことも考えています。思惑通りことが進むかどうかは分かりませんが、右と左で1年毎に分担して咲かせるよう、定期的な剪定を繰り返して行こうと思っています。
2013年12月12日
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来春、3年目を迎える実生の雪割草です。種から育てた場合、花を付けるまで一般的に3年かかると言われており、いよいよその時期が近付いてきたことになります。包葉を押し分けて姿を現した緑色の物体が葉っぱなのか、はたまたツボミを包む萼片なのか大いに気になるところなのですが、今の段階では素人にはどちらとも判定がつきません。 とまあ、活動開始の時期を待ち侘びている割に、この株にどんな花が咲くか・・・という点については、全く分かっていません。他の品種の鉢にこぼれた種子が発芽したものなので、いざ咲いてみると「なーんだ、これか」ということになるか、「おおっ!!」という感激の対面になるかは、実際に咲いてみないことには見当もつきません。必ず花が咲くという保障がある訳でもないのにその時期を待つというのは、何とも分の悪いギャンブルに乗っかったような気がしないでもありません。
2013年12月11日
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2ヶ月前に、近くの草地に移植したネリネが咲き始めました。大小合わせて10球の球根を植え付けましたが、その中から4芽の花芽が顔を出し、その内3芽が咲き始めたものです。雑草の青み以外枯野状態の現場ですが、そんな中でピンクの花は異彩を放っています。とは言うもののこの現場、現在は高さ2mの堅固なフェンスで通行が規制されており、人の目に触れることはなさそうです。 花芽を立ち上げた4芽以外はどうなっているか気になるところですが、草丈は5~10cmの小さな存在なので完全に雑草の中に沈んでいます。この品種が生存する上では、比較的豊富な日差しが必要とされています。植え付けた時点では、定期的に雑草を刈り払いに行くつもりだったのですが、バリヤー建設のお陰で接近もできなくなってしまいました。最悪の場合、日光不足による生育不良で全滅してしまうかもしれませんが、遠くからフェンス越しに静かに見守るしかありません。
2013年12月10日
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セリバオウレン(芹葉黄連)がとうとう咲いてしまいました。とはいうものの、この花特有の5弁の整った形とはお世辞にも言えません。流石に2ヶ月近く早咲きしてしまうと、あっちこっちのパーツの育ち具合にも過不足が出てしまったようで、色といい、形の歪さといい欠陥だらけです。 通常1個の包葉から1芽の花軸が立ち上がり、その花軸には数輪の花を付けます。この個体は花軸も伸び切らないまま2輪が開花してしまいました(因みに右の球形の開きかけは3輪目です)が、赤銅色の包葉の中にはざっと見積もってまだ2~3輪のツボミが残っている筈です。この先、時間の長短は分かりませんが順次開花していくものと思います。できることなら、1輪でもこの花の持ち味を存分に発揮して、純白のきれいに整った花を見せて貰いたいものです。
2013年12月09日
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重弁ヤマシャクヤク(Paeonia rochii )が花芽を大きく膨らませて、春に向けて準備が整ったような眺めです。先端が少し赤茶けて傷んでいるように見えますが、この部分は包装紙のようなもので、花そのものに影響はありません。大きさはピーナッツ大といったところで、何株か生き延びているこの品種の花芽の中では、この個体が一番大きいものです。 冒頭で”重弁・・・”と表記しましたが、種子を購入したときのカタログには、頭に「白花」の文言が付いていました。ところが種蒔きから7年かけて、やっと咲いた花は押しも押されもせぬピンク花でした。そして8年目のこの春咲いたものもやはりピンク花でした。これが苗を購入したものだったら、1年程度で結果が判明してしまい、怒りにまかせて栽培放棄したかもしれませんが、何しろ7年も生活を共にして来た相方のような存在です。この間に情が移ってしまったようで、今もそのままにしています。この個体もピンク花を咲かせることだろうと思うのですが、静かに見守ることにします。
2013年12月08日
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あまりキレイな絵面ではありませんが、昨日掘り上げたばかりの山芋たちです。いずれも昨年春植え付けたまま掘り残したり、スコップで傷を付けてしまい、食することもできずにそのまま残していたものです。上段の3本は「短形自然薯」と呼ばれるもので、スーパーなどに並んでいる一般的な「長芋」より少し粘りは強めです。下段中央の球形のものが「つくね芋」で、コチラの粘りは強烈で、すり鉢で摩り下ろしている途中で芋を持ち上げると、すり鉢ごと持ち上がるほどです。ただこの大きさでは物足りないので、もう一度植え直して太らせることにします。 この他に、昨年蔓に付いたムカゴが落果して芽を出した、大人の親指ほどの小芋が無数に出て来ました。これらの小芋も、もう一度植え付けて太らせ、2年後か3年後に食してやろうと思います。因みにこの日掘り上げたものの一部を、早速とろろ飯にしてみましたが、なかなかのものでした。
2013年12月06日
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3日前に八重咲スイセンの開花が近そうだ・・という主旨で書き込みましたが、正直に言ってその時点では、開花は早くても1週間ほど先のことだろう、ぐらいに思っていました。ところがここのところの暖かさに背中を押されたのか、僅か3日で開花してしまいました。昨シーズンの記録をめくってみると、この花の1番花が開花したのは1/25だったので、今シーズンは1ヶ月半も早い開花ということになります。一体どうなっているんでしょうか。 これまで開花時期の前年比を現す場合、「昨年は・・・」、「今年は・・・」という表現を使っているのですが、今回のこの品種に関しては、甚だしい時期の変動でいずれも今年の出来事になってしまいました。お陰で時期の表現を手直しせざるを得なくなってしまいました。また、前回も書き込みましたが、花芽は続々と顔を出しているので、今年も爆咲きしてくれそうです。この冬枯れの間に、客土など少々大掛かりな花壇の模様替えを実施しようと思っていたのですが、この日程に若干狂いが出ることになるかもしれません。
2013年12月05日
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1週間前に開花した、品種不詳のネリネ2芽のうちの片方が、ほぼ満開になりました。やはりこちらの色合いが明るく、しかも華やかです。量的には昨日紹介した原種の方が圧倒的に多いのですが、隣に置いても見劣りしないものがあります。などと言い切ってしまっては、贔屓の引き倒しになるのかもしれません。花の大きさは原種と比べれば一回り小ぶりですが、花弁の端面のワカメ状のヒダは、こちらが顕著に現れます。この点もこの品種の魅力です。 もう一方の花芽は左後方にボンヤリ写っている通り、現在2~3分咲きといったところです。この品種も高原状態の長い寿命を持ち合わせているので、来週くらいから年末年始にかけて、2芽揃い踏みで長期間楽しませてくれることになります。
2013年12月04日
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原種ネリネが概ね満開に近い状態になりました。などと特に満開宣言をする必要性はなく、高原状態が正月頃までダラダラと続きます。寒冷期の花は長持ちする傾向がありますが、それにしてもこの花の長寿命ぶりは驚異的です。冬枯れのこの時期に開花すること、そしてそれが長持ちしてくれるということで、実に有難い存在ではあります。 それにしても花茎がクネクネと曲がるという特性は、今年も完治させられませんでした。顔見世の頃は茎が柔らかく直立しにくく、ある程度時間が経って茎が固まり始める頃には日差しを追い掛けて首を曲げるようになります。その頃定期的にプランタを回転させるなどして面倒を見れば、いくらか症状は軽減するのでしょうが、なかなかそこまで根気が続かず、毎年この状態を繰り返しています。
2013年12月03日
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この2日間はほっこりと暖かい陽気でした。その暖かさに吊られるように、八重咲スイセンが急ピッチでほころび始め、開店間近を予感させるようになりました。早いものは今週中にも開花宣言できるのではないかと思います。今確認できる花芽は6芽ほどですが、株数や茎の膨らみ具合から推測すると、花芽は2~3倍に達っしそうで、内心ニンマリしています。 それはそれとして、葉っぱの暴走気味な成長ぶりには頭を抱えています。今の時点で最も伸びた葉の長さは軽く65cmを越えています。今は辛うじて自立していますが、これ以上伸びれば折れ曲がったり、地面に横たわることになってしまいます。そんな自堕落になるくらいなら、花が終った時点で葉っぱを全て刈り取って、球根に養分を供給できないようにして、体力を削いでしまえば?・・・などという、悪魔のささやきが聞こえて来そうです。
2013年12月02日
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近所の雑木林も黄葉が始まりましたが、我が家ではハマナスの黄葉が最盛期を迎えました。背景の茶色い壁が雰囲気をかなり害していますが、長屋住まいの身には如何ともし難い相手ではあります。実はこの黄色い葉っぱの中に、赤く完熟した実が潜んでいるのですが、流石にそれは写し込むことはできませんでした。 このハマナス、現在の樹高は2m近くありますが、近くの草花の手入れや雑草取りをしていて、風に揺れるこの枝や幹に首や頭を撫でられることが少なくありません。この木には、幹といわず枝といわず小さな、それでいて固い棘が密生しているため、軽く撫でられただけで悲鳴を上げそうになります。そんなことも理由にして、この冬の間に樹高を1/3ほどに切り詰め、幹も同じく1/3ほどに減らしてしまおうと考えています。剪定した枝は翌年花が咲かないようなので、どれとどれを切り払うかは慎重な選択が必要です。
2013年12月01日
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