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春の花は一巡して、もはや弾は残っていない様です。5月入りと共に、出番は初夏の花に移行して行きます。その一群で先頭を切りそうなのがこれ、濃色赤花ヤマシャクヤクです。 品名は正式なものではなく、外見からこう呼ぶのがこの品種の特徴を現わしている、との判断で便宜的に使っている仮の名称です。この品の経歴はよく分かっていませんが、60年余り前、祖父が大切そうに育てていたもので、10年ほど前に仏事で帰省した際、偶々種子が実っていたのを持ち帰って7年がかりで花を咲かせる様になったものです。近年大量に出回っている赤花ヤマシャクヤクと比べて、格段に赤みが濃く、花弁の枚数も多いという特徴を有しています。一昨年初花を咲かせたものの、昨年はどうしたことか作落ちしてしまいました。一昨年は5/11の開花でしたが、今年もそれに近い開花になろうかと思っています。
2023年04月30日
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シモツケソウ(下野草)が開花に向けて準備を開始しました。現時点のツボミの大きさはゴマ粒大、ツボミの集合体(塊)の大きさは梅干のタネぐらいです。例年の開花時期は5月下旬で、助走期間は3週間から4週間といったところです。 我が家の小庭が最も華々しく彩られるのが、梅雨入り前のシモツケソウと秋の彼岸前後のリコリス(ヒガンバナの仲間)です。その一方が祭りの準備に入った訳で、軽い興奮状態に入りかけています。昨年は株別れによる増殖や枯死による群落の偏りで、花に大きな隙間ができてしまいました。一部は高密度エリアから隙間エリアへの植え替えを行いましたが、よりバランスの取れた分布のためには、全面的な再配置を行う必要があるかもしれません。実施するとすれば梅雨期間中の晴れ間、ということになりそうですが、鬱蒼と茂った葉陰は爬虫類の隠れ家にもなっており、辛い作業になりそうです。
2023年04月29日
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ドウダンツツジが咲き始めて10日が経過し、満開の域に入りました。開花時点には薄っすらとしていた赤い縞模様が、ここに来て濃さを増して質・量共に見頃を迎えました。 思い返せば、この赤い縞模様を見てこの品種の購入を決めた、という経緯もあって、初花開花時の薄い縞模様を見て、少なからずガッカリしたものでした。初花の春には、大して濃さの変化は見られませんでしたが、3~4年経ったこの頃はご覧の通りの鮮やかさを見せる様になりました。こうした質の向上の次は、樹高の積み上げによる花のボリュームアップが、花咲か爺さんの願いです。
2023年04月28日
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露地のホウチャクソウも開花しました。少々条件が異なりますが、ポット育ちの昨年の開花と比べて4日早い開花ですが、この程度はいつも通り誤差の範囲とします。この場所のホウチャクソウは、2年ほど前にポットで過密になったものを分植したものです。自然界で出逢うことが多い、林床の日影に近い環境ということで、日傘代わりの文旦の株元に植えたのですが、四季を通して日差しがないというのは、ちょっときつい様で、株の成長は滞りがちです。このハンディが原因で花は付けませんでしたが、今年初めて、この1輪だけですが開花に漕ぎ着けました。来年以降は次第に株の成熟も進み、花は増加するものと思っています。
2023年04月27日
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晩秋の花、ダイモンジソウが、事もあろうに端午の節句を間近に控えたこの時期に開花してしまいました。季節を円グラフに例えれば180度違い、対極の世界に時空を超えてワープした様な印象です。 とは言いつつ、昨年末頃から異常な動きはありました。12/28に1輪、年が改まった1/17にも1輪、という具合に、例年の花期から1~2ヶ月遅れて開花するという芸当を見せてはいました。そうした遅咲きも一巡して、動きは止まったかに見えていましたが、ここに来てこの荒業です。季節感180度のずれ・・・ということは、昨年の花期から遅れたのか、それともこの秋の開花分が早咲きしたのか、最早自信を持って判定することもできません。
2023年04月26日
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ミヤマオダマキの白花品が開花しました。昨年と比べると12日早い・・・などと単純計算で結果に飛び付くと大きな間違いを犯してしまいます。更に1年遡って2021年と比べると、12日遅れということになり、過去5年間の平均開花日と比べると、ほぼ同時期・・・という結果でした。そんな訳で、昨年は図抜けて開花が遅れた、とい実態が浮かび上がってしまいました。 開花日のバラツキの激しさと関係あるかどうかは分かりませんが、日照問題がこの品種の生産性に悪影響を及ぼしているのは間違いなさそうです。古参株では、かっては1株で20~30輪の花が付いたものでしたが、同じ個体でも最近は数輪しか咲かないという貧作ぶりが続いています。この原因と疑っているのが日照問題で、隣接して植え付けたリコリス群の葉っぱが、密度、長さともに規模を拡大して、ミヤマオダマキの頭上に覆い被さる様になって来ました。リコリス群は間もなく休眠に入るので、その機会にミヤマオダマキは引越しさせるつもりです。
2023年04月25日
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プチ菜園やプチ花壇のお邪魔虫、カラスビシャクが店開きしました。昨年はこの仏炎苞を確認できず、記録上は「作落ち」ということになっています。お邪魔虫と言った通り、この品は大量に繁茂しており、作落ちなどあり得ない筈で、余程ボ~~としていて見逃したに違いありません。コトの真相はさて置いて、そんな経緯もあって前年比較はありません。 この品も「開花」ではなく、1週間ほど前に紹介したユキモチソウと同様に「店開き」を使用しました。同じサトイモ科で、花は葉が変形した仏炎苞の中に収まっていて、花そのものは仏炎苞を剥ぎ取らない限り見ることはできません。ユキモチソウなど不気味系四天王と同様に地下に「芋」を生成しますが、その大きさはグリーンピース大といったサイスです。この芋は漢方薬の材料、「半夏(ハンゲ)」となりますが、甚だしく「えぐ味」が強いそうです。
2023年04月24日
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ホウチャクソウの「肩紅花」が開花しました。昨年と比べて6日早い開花で、誤差の範囲とはいい難い差ではありますが、見た目に大きな変化がある訳でもないので、取り立てて問題視するのは止めておきます。「肩紅花」という銘を持っているものの、今年も「なるほど!!」と言える色付きは見られませんでした。過去10年余りを振り返っても、この品種で納得できる赤みが見られたのは1回あったかな~、といった寂しい実績です。こんな状況なら、山野に自生する一般種と同列に扱った方が、お気楽な付き合いができるかも・・・などと思う昨今です。
2023年04月23日
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一昨年種蒔きしたトガクシショウマ(戸隠升麻)のポットです。着生したスナゴケが表土全体に繁茂して、しかもその侵食者は自身の丈の数倍の胞子嚢を生成して、表土がほとんど見えない有様です。それでも主たる住人のトガクシショウマは、もう少し背が伸びてコケから首ひとつ抜ければ、日差しを謳歌できる、とばかりに懸命に背伸びをしている様に見えなくもありません。とはいえ、この環境は発芽1年や0年の若株にとって、好ましい住環境とは言えません。で、今回は繁茂したスナゴケを引き剥がすことにしました。 コケはファミリー増強を狙って胞子嚢を大量に生成しています。この胞子嚢が胞子を撒き散らす前に全て散髪して燃えるゴミにしてしまいます。次に、丸坊主になったスナゴケの駆除です。コケには根がある訳ではありませんが、表土にしがみ付くために仮根を張り巡らせています。この仮根は表面から5~10mmに及んでいて、この範囲を表土ごと剥ぎ取ることになります。住人のトガクシショウマにしてみれば、根が露出するほど用土が減ることになります。減った分量の表土を、新たな用土で補って一丁上がりです。この後、少量の化成肥料を付与して作業を終えました。花が見られるのはもう1年待たされるかと思いますが、何とか無事に生き延びて貰いたいものです。
2023年04月22日
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ドイツスズランが開花から1週間経ち、見頃を迎えました。画像は立ち見状態と株元に顔を突っ込んだ状態の見え方を切り替えています。昨年は全く間引きを行わなかったため、甚だしく過密状態を呈してしまい、葉っぱを掻き分けないと満足に花を見ることもできない有様です。密度を半分程度に落とせば、もう少し個々の花序が際立つのでしょうが、今年はこのまま眺めざるを得ません。秋には大ナタを振るうつもりで、個体数をザッと1/3程度に減らそうと目論んでいます。
2023年04月21日
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3月初めにリクルートして、残っていたものを植え替えました。今回の対象は千重咲・淡ピンク花で、我が家では無銘⑨と命名(?)して識別しているものです。花はすっかり終了して、そろそろ花柄も枯れそうになっています。この花柄や昨年の葉っぱをこの際すっきり刈り払って、夏越し仕様に整えた上で新居に移すことにします。 新居として用意したのは5号陶鉢です。常用の鹿沼土、赤玉土を概ね半々に混合した用土で植え付けます。夏場のスタミナ源に供する様、化成肥料を適量添えて作業は修了です。こちらがアフター画像ですが、用土の量は3~4倍に増えるので、夏場の高温や乾燥への耐力はかなり上がる筈です。1年後、綺麗な花を見せてくれることを願いつつ、作業を終了しました。
2023年04月20日
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ミヤマオダマキ(深山苧環)が開花しました。この品、昨年は成熟株が枯死枯渇していたため前年比較はありません。今年開花した個体は一昨年ぐらいに発芽したものと推測されます。実生2年目の株は草丈8cmほどのミニサイズですが、無事に生き延びれば1年後には20cmを超えて、花の数も激増する筈です。その姿を想像しながら、日照権問題が表面化しない様、周囲の草抜きも手を抜かずに続けて行くつもりです。
2023年04月19日
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ドウダンツツジ(灯台躑躅)が咲き始めました。昨年と比べて8日早い開花です。誤差の範囲では済まされない日数差ですが、原因については説明に窮する、という理由で問題としては取り上げないことにします^^;; 昨年、ツボミが動き始めた頃、寒の戻りで痛手を被り作況はガタ落ちしてしまいましたが、今年は冬は危険な寒さと言われるほど寒かったものの、春の兆しが見えた後は昨年の様な寒の戻りもなく、作況はV字回復しました。とはいえ、樹高は高々65cmほどの小柄なので、花の量は知れたものです。樹高は一昨年は20cm以上伸びたものの、昨年は5cmほどの伸びに留まり、双六でいうなら「1回休み」に嵌った心境です。せめて1mを越して貰いたいところですが、一体何時になることやら・・・・
2023年04月18日
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ランの仲間、イワチドリ(岩千鳥)が開花しました。我が家にやって来て最初の花なので、前年比較はありません。品種の紹介サイトの情報では、草丈は5~15cmとされていますが、今年の我が家の個体群は分布の底辺に当たる4~6cmしかありません。原因は2号の流通用塩ビポットに8球がすし詰め状態で植え付けられていたため、育つに育てなかった、というのが真相だろうと思っています。 花の大きさも甚だ小粒で、サクラの花びら1枚でイワチドリの花がすっぽり隠れてしまうサイズ感です。このサイズでは、仮に開花している現場を通りかかったとしても、気付かずに通り過ぎてしまうに違いありません。
2023年04月17日
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ユキモチソウ(雪餅草)が店開きしました。昨年と比べて3日早い店開きですが、この程度は誤差の範囲としておきます。この品を始め、我が家の不気味系四天王は、開くのは仏炎苞であって、花ではないことから「開花」とは言えず、表現に窮するところです。ということで、今年は「店開き」を使ってしまいましたが、来年はまた変わるかもしれません。 ところで、今年の不気味系四天王(ユキモチソウ、ムサシアブミ、ウラシマソウ、マムシグサ)の内、マムシグサを除く3品は店開きを済ませ、営業中です。マムシグサだけは地中の「芋」が甚だしく分球して、仏炎苞を生成可能な成熟球が1つもなく、作落ちとなってしまいました。この若い芋たちが仏炎苞を生成できる様になるまで2年ぐらいかかるかもしれません。
2023年04月16日
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日本サクラソウの5番手、品種不詳品が開花しました。昨年この品は作落ちしたため、前年比較はできません。念のため更に1年遡ってみると、半月遅れの開花であることが分かりました。変異品はもう1点、同系色で花弁にフギレ(端面のギザギザ)の入らないものも存在しましたが、そちらは昨年の内に姿を消してしまいました。 ところで「品種不詳品」というのは、「南京小桜」のポットで発生した変異品のことで、一昨年存在を確認したものです。発生原因としては、「南京小桜」と他の何かの間で自然交配して発生した・・・というのが有力です。花弁の色合いは「南京小桜」の特徴を引き継いでおり、花弁のフギレは「鋸峰」や「鹿島」と相通じるものがあります。昨年の作落ちが枯死・全滅に繋がらなくてよかった、というのが正直な感想です。 この5番手で今年の日本サクラソウは打ち止めです。作落ち無し、全員出席という結構な作柄を達成し、めでたい限りです。
2023年04月15日
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イカリソウの「楊貴妃」が開花しました。昨年と比べて1日早い開花・・・ということは、事実上同じと見做すことにします。この品種や他のイカリソウの仲間では、花弁の枚数で変異が起きることは滅多になく、当然出逢うことありません。我が家では栽培を始めて7~8年になりますが、4枚以外の花が出たことは一度もありませんでした。それが、今年のこの個体は萼片や距が5枚あります。幸運の兆しか、それとも不吉の予兆か。ワタクシ的には、勿論前者にすり寄ります。 この品種も個体数が爆増しており、ポットだけには収容しきれず一部を露地に移転させました。その路地モノから咲き始めた訳ですが、ポットの方は何とか葉が出揃った段階で、花芽やツボミはまだ姿を見せていません。
2023年04月14日
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地エビネの黄花品が開花しました。昨年と比べて3日早い開花で、この程度は慣例に倣って誤差の範囲としておきます。前線の通過に伴う、やや強めの雨に打たれながら開花の時を迎えて、全身水滴まみれでしたが、一応プルプルと身震いさせて水滴を落して撮影したので、画像からこの時の雰囲気を伝えられるものは殆ど映っていません。 この黄花品も個体数は増え続けており、今年は花芽が4本立ち上がりました。順次咲き進むとして、今月末までは楽しめるかと思っています。一方で問題点として茶花品と黄花品をリクルート時点では30cmほど離して植え付けていたものが、地下のランナーが自由気ままに伸びるのを放ったらかしていた結果、双方が混在して花が咲くまでどれがどの色か判別できなくなってしまいました。花が終り次第、双方を1m程度離す様、植え替えを強行しようと思っています。
2023年04月13日
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日本サクラソウの4番手、「白鷲」が開花しました。昨年と比べて2日早い開花です。誤差の範囲・・・と言っては度を超すことになりそうですが、問題視するほどの日数差でもないので、見て見ぬふりをすることにします。 他の日本サクラソウが夏越しに失敗したり、厳冬期に凍傷を負ったり、といった風に諸々のアクシデントでファミリーを減らしたり、全滅したり・・・という試練を受けがちな中で、この品種だけな至って順調な道を歩いています。ファミリーも順調に増えつつあり、この秋の手入れでは収容能力を越えてしまいそうです。この品種も里子に・・・と言っても、受入先にも限りがあり、さて、困ったぞ~
2023年04月12日
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日本サクラソウの3番手、「南京小桜」が開花しました。昨年と比べて12日早い開花です。確信を持って言い切る自信はありませんが、強いて原因を挙げるとすれば、昨年の花芽が立ち上がる頃の強烈な寒の戻りが影響しているかもしれません。で、更に記録を遡ってみると、21年、20年は共に4/3に開花していました。ということは、今年の1番花開花は平年実績に近付きつつある、と考えても良さそうです。 開花日の問題だけでなく、個体数も増えに増えて6.5号ポット2つが手狭に感じるほどになっています。花後、里子の引受先を探す必要に迫られています。
2023年04月11日
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日本サクラソウの2番手、「濡燕」が開花しました。前年比がどうなのか・・・ということで記録に当ってみたのですが、文字にも画像にも記録は全く残っていませんでした。・・・ということは、昨年は作落ちしたのかもしれません。開花したことは文字なり画像なりの記録が残るのですが、作落ちしたことは余程の事がない限り記録することはなく、今回の様にドタバタ騒ぎになってしまいます。 作落ち・・・ということは、一昨年に何かアクシデントがあったと考えられますが、恥ずかしながらそれも記録も記憶も「なし」でした。ツボミの準備もできないほどの重症だった筈です。それが何だったかは分からないままですが、いずれにしても1年間のリハビリを経て、今年は営業再開に漕ぎ着けた訳で、全滅しなくてよかった、ということにしておきます。
2023年04月10日
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シコタンソウ(色丹草)が開花しました。昨年は枯死空席だったため、前年比較はありません。ということで、更に2年遡って3年前と比べると、20日も早い開花という結果が出ました。これだけの早咲きとなると、何か大きな要因がある筈なのですが、恥ずかしながらこの冬が異常に寒かったことぐらいしか思い浮かびません。寒ければなぜ開花が早まるか・・・などと訊かれると、忽ち返事に窮する場面です。 この品種は我が家で栽培する100品種弱の中では、アムールナデシコと並んで最も高緯度、または高標高の山地を自生地とする品種の代表格です。山歩きをしていて、この品種に出逢ったのは、北岳(3193m)や上河内岳(2803m)の山頂直下といった標高の高い山域だけです。それが標高100mの瀬戸内海沿岸に連れ出されたというのは、我々に置き換えれば、気温40℃を超える砂漠地帯などに投げ出された様なものかもしれません。
2023年04月09日
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黄花のイカリソウ「アンバークイーン」が開花しました。昨年と比べて9日早い・・・ということは、先般も書き込んだ通り、実に中途半端な日数差ということになります。とは言いながら、この中途半端な日数差の陰で、例年は先行して咲く他のイカリソウ2種(自生種、「楊貴妃」)が後塵を拝する結果となってしまいました。 いつもの開花風景は1輪か2輪といった少数の花で幕を開けるのが普通ですが、今年は一気に10輪ほどが開花しました。この点も今年のプチ異変と言えるかもしれません。こうした異変に加えて、前線通過に伴う強い風雨に揉まれながらの開花となったため、花の主要な部位でもある「距」が折れたり曲がったりして、手傷を負いながらの開花となりました。こうした手傷も、後に続く100輪を超えるツボミが爆咲きする頃には、すっかり忘れてしまうかもしれません。
2023年04月08日
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タッタソウ(立田草)が開花しました。昨年はこの品種が枯死して不在だったので、前年比較はできません。何はともあれ葉陰に隠れる様に咲く、淡い薄紫の可憐な姿は、強く引き付けるものを持っています。 先代の個体は10年近くを我が家で過ごした古参株でした。最盛時には10輪近い花を咲かせたこともありましたが、枯死の前年の夏、高温と乾燥(早い話、潅水の不備)の立ち直る過程で強い寒波に遭遇したことで、そのまま逝ってしまいました。1年のブランクの後、現在の個体を入手した訳ですが、今は自動潅水の設備も威力を発揮しており、数日家を空ける程度なら、前述の様なアクシデントは過度に心配する必要はなくなっています。
2023年04月07日
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只今白花タンポポが真っ盛りです。雨や曇りでない限り、連日これくらいの花が乱舞します。それもこの1群だけでなく、他にもう1群落でこれを上回るか、という規模で咲き進んでいます。花は開化後2日くらいは持つので、毎日毎日ざっとこれくらいの量が新たに開花している勘定になります。これだけの弾(ツボミ)をどうやって供給し続けられるのか、旺盛な生命力には感心させられます。 花が終って4~5日もすると綿毛に変貌して仲間づくりの旅に出てしまうため、花が萎んで2日ぐらいの内に摘果して種子生成を止めなくてはいけません。ということで、ほぼ連日花殻の摘み取りに動員させられている昨今です。花の盛りは今月末ぐらいには一区切りとなり、この様な乱舞はなくなります。あと4週間ほどの辛抱です。
2023年04月06日
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ニリンソウ(二輪草)も開花しました。昨年と比べて、ちょうど1週間早い開花です。この日数差は実に中途半端で、誤差の範囲とは言えず、かと言って取り立てて騒ぐほどの幅でもないことから、通常はサラリと流しており、今回のこの品についてもこの辺で話題を変えることにします。 ”二輪草”とは言いながら、1番花は今年も独りぼっちの寂しい登場でした。こんな咲き方が10輪ほど続いた後、本物の”二輪”が登場するのが、このコロニーの常態ですが、今年もそのパターンを繰り返す様です。この理由が施肥の問題か、或いは過密栽培の問題か、等々を確認する意味で、花後全面的な植え替えを計画しています。 また、品種としては何の改良も加えられていな、100%天然のものです。5月に入ればそそくさと休眠に入ってしまい、次の春に芽出しが始まるまで生きているかどうかの確認もままならない、という程度の浅い付き合いを10年余り続けて来ました。裏返して眺めれば、実に手間のかからない相手で、この子たち全員の祖先を遡れば、リクルートした時の1株に辿り着きます。
2023年04月05日
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露地の地エビネが開花しました。昨年と比べて3日早い開花ですが、まぁ、この程度は誤差の範囲としておきます。この品種の場合、花序の下から上に向かって咲き進みますが、サクラやアジサイの様に一斉に咲き揃うことはありません。芽出しが遅れて推移している個体も含めると、この茶(紫?)花に黄花を含めて合計8芽が確認できます。両者合わせるとGWが終る頃までじわりじわりと咲き進み、ワタクシの目を楽しませてくれそうです。
2023年04月04日
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雪割草の植え替え案件をもう1題。昨日紹介した品と一緒にリクルートして来たもので、植え付けは昨日の品とほぼ同じで、乾燥に対する耐久性は殆ど同レベルです。花の形態は白の花弁に赤紫のシベが映える品種(円内)で、個体識別のため「無銘⑥」と仮命名して運用しています。 これを、昨日と同じ4号陶鉢に植え付けます。用土の配合も全く同じ条件です。こちらが植え付けを済ませた様子ですが、品名ラベル以外は昨日掲載した画像と同じ状態です。高い位置の明るい緑の葉っぱがこの春芽吹いた新葉、低い位置のやや暗い緑の葉っぱが前年芽吹いたもので、こちらは梅雨頃までに順次退場して世代交代が完了します。
2023年04月03日
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気温の上昇に伴い、鉢内の乾燥の度合いは上昇しています。3月初めにリクルートして来た雪割草は、流通用塩ビポットで用土の量もごく少量であるため、これからは天気の良い日は1日も水遣りを休むことができません。ということで用土の増量による、乾燥への耐性強化を目的に、正規の住環境に移すことにしました。 最初に選んだのは上画像の、二段・赤紫花白シベの品で、我が家では識別のために「無銘⑦」と呼んでいる個体です。2号相当の塩ビ製ポットには鶏卵1個程度の用土しか充填されていません。これに変えて新居として選んだのは4号陶鉢で、充填できる用土の量は数倍に増えます。常用の用土で植え付けを済ませた様子がこちらです。当分はしっかりと目配りしなくてはいけませんが、定着を妨げる要因は少なく、程なく自立できると思います。
2023年04月02日
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日本サクラソウの「鹿島」が開花しました。昨年、この品種は3/6に開花したのですが、その時点では屋内に避難していたという事情もあって今回は昨年比較は止めておきます。屋内に収容した理由については、記憶も記録もありませんが、寒の戻りなどで動き始めた花芽が凍死するのを回避するためだったかもしれません。 「鹿島」は個体数が増えに増えて、ポットは7号1個に5号2個がほぼ満席状態になってしまいました。小口の里子はポツリぽつりと出ていますが、今年はフルスロットルで里親を探さなくてはいけない事態に追い込まれてしまいました。
2023年04月01日
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