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今回は日本サクラソウ「濡燕」の1番ポットの植え替えです。7号陶鉢の用土は軽度の疲労が見られます。今回はこの中の苗の密度と、配置の適正化と疲労した用土、主に表土へのコケの浸食による変色と思われますが、少なくとも変色した用土は排除して新たな用土を補充することにします。 先ずは変色した表土を掃き捨てた上で休眠中の苗を掘り上げます。こちらが掘り上げた塊茎の全量ですが、いずれも逞しそうな冬芽を携えています。塊茎の個体数は大きくは増加しておらず、この量なら上手く再配置すれば全量を元の7号ポットに植え戻せそうです。 ということで、花芽がポット内でバランスよく立ち上がる様に配置し、新たな用土を被せた様子がこちらです。2週間前に紹介した「鹿島」1番ポットは、塊茎に少なからぬダメージが認められましたが、この「濡燕」1番ポットはそうしたダメージもなく、至って健康な状態が維持されていました。春の花の時が楽しみです。
2023年10月31日
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一昨日調達して来た花苗2点を早速定植に掛かります。先ずはコマクサから ...調達時の茎や葉の様子は、ひいき目に見ても猛暑の夏を潜り抜けて来た逞しさが感じられません。株元に残る中空の枯れた茎殻を見ると、この枯れた方が夏を凌いで来たご本尊なのかもしれません。・・・とすれば、今茂っている葉っぱは、本当なら来年芽出しする筈の冬芽が、何かの変調で芽を出してしまったのかもしれません。植替えのため株を掘り上げていて、ポリポロと葉柄が折れてしまう様を見せ付けられると、この想像が当たっていそうな気がしてきました。そうした疑念は疑念として、新居(3.5号陶鉢)に植え付けなくてはいけません。植え付けを済ませた様子がこちらですが、先の疑念が当たっていれば、最早冬芽を再生産する体力は残っていない筈で、今回の定植=土葬、ということになるかもしれません。 もう一つのオオバナエンレイソウも同様の手順で、こちらは少し大きめの4号陶鉢に植え付けました。こちらは元気そうな冬芽を用意していて、春の芽出しは問題なさそうです。
2023年10月30日
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花苗リクルートで姫路市まで出かけて来ました。本命のラン科の商品はまだ入荷していませんでしたが、代わりの3品を調達して来ました。 調達品は画像の左から、①コマクサ、②大花エンレイソウ、③イロハモミジ、の3種3点です。①、②は山野草ですが、いずれも里山や低標高の山地では会える可能性は殆どありません。①のコマクサに至っては中部山岳では標高2500mぐらいまで登らなくては逢えません。③のイロハモミジは大きく育てて楽しむつもりで調達したのですが、目標の樹高2mを見届けられるかどうかは、年齢に照らしてかなり微妙です。javascript:void(0)
2023年10月29日
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原種ネリネの「Rosea」の花芽が始動しました。昨年と比べて8日遅れの始動です。花芽始動から開花までの期間は年毎にバラツキはありますが、ザックリ予想して11月下旬、24日を挟んで前後3日ぐらいか・・・などと予想していますが、精度の方は「当たるも八卦、外れるも八卦」・・・とお受け取り下さい。 この品種は暑さのさ中は葉なしで過ごして来ましたが、今月に入ってボツボツと葉を出し始め、やっと全員出揃ったところです。と言っても、今の草丈は2~3cmといったところで、ゴルフボールと背比べして勝てそうな個体はありません。寒さを苦にする品種ではないので、開花までに10cmは超えるかと思います。花の方は高原状に2ヶ月ほど咲き続けて、冬枯れの小庭に彩りを添えてくれる有難い存在です。
2023年10月28日
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リンドウが開花しました。昨年と比べて2日早い開花ですが、いつも通りこの程度は誤差の範囲としておきます。 この品種に限っては、気候的要因で開花が早まったり、遅れたりする以外に、誤差を生むもう一つの要因が存在します。この品種は夜間や気温が上がらない日はツボミの状態に花弁を閉じてしまうため、日中外出したりすると、帰宅する時間次第で閉じた姿を見ることになり、運不運が開花日のズレを生んでしまうことがあります。今年のこの品も前日3時頃に現品の前に立った時には半閉じ(半開き?)状態だったため、開花とは認定できませんでした。
2023年10月27日
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5月に休眠入りして更地化していた八重咲スイセンの10号プランタに、やっと緑が戻って来ました。2024年度スイセン年度(?)の開幕です。7球を植え付けたこのプランタで、昨日現在3芽が確認できました。1週間程度で全員が出揃い、2ヶ月ほどかけて葉を充実させます。花の時期は年の変わり目頃、前年度の1番花開花は1/14でした。花の期間は甚だ長く3月頃まで咲き続けます。稀に年が変わる前に開花することもあって、人間の年度感覚、1月から12月の間に1番花が2回開花することや、逆にそれがない年もありますが、これで何かが影響されることはなく、まぁ、ご愛敬・・・程度に受け流すのが肝心です。
2023年10月26日
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紅花ダイモンジソウが開花しました。昨年と比べて3日遅れの開花ですが、ま、この程度は誤差の範囲・・・ということにしておきます。今回の1番花は花弁の一部(10時の位置の花弁)を生き残った賊に喰われてしまいました。思い切って半月ほど遅く咲く処世術(!?)が身に付いたら、賊どもは完全に姿を消すのですが ...。それはそれとして、最近急に気温が下がったことを考え合わせると、2番花以降ではこうした食害はなくなるだろう、ということで美形が見られると信じることにします。因みに、ツボミは昨日時点で6輪ほど確認できました。
2023年10月25日
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8月に入った頃、ダイモンジソウの「瀬戸翠」が葉を枯らし始め、この症状が日毎に進行して、9/10には完全に「葉なし」になってしまいました。その時の様子が上の画像です。その後少しずつですが葉の再生が始まり全株の半分程度に葉っぱが芽吹いて来ました。こうした悪癖がここ数年繰り返し発生しており、何らかの対策が必要になっています。 今回はこうした悪癖に備えて、ポットを複数化することにしました。つまり株分けと分植です。芽吹いて間もない、草丈2cmほどの株を群落から切り離し、新たなポットに植え付けます。新居は3.5号陶鉢で、小さ過ぎ感が拭えませんが、まあ、株分け初年度としては問題なかろう、という判断で選定しました。こちらが植え付けを完了した様子です。成長のペースにもよりますが、来秋の手入れでは一回り大きなポットを用意する必要がありそうです。
2023年10月24日
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10年以上花を見ていないキクザキイチゲです。最後の植え替えから3年経ち、今年は長期の怠業を戒める意味も込めて植え替えを行います。先ずは株の掘り上げです。 こちらが地中の塊茎の様子です。いつもは塊茎や塊根を完全に掘り出した状態をお目にかけていますが、今回は乾燥を避けるために塊茎の全体像が見て取れる深さまで土壌を排出した状態を紹介しています。サラッと「過密」の一言で済ますのは気が引けるほどの混雑ぶりです。当初は元の7号陶鉢に全てを植え戻すつもりでしたが、急遽6.5号プラ鉢も動員し、2鉢に分植することにしました。ヒゲ根や冬芽にダメージが及ばない様、塊茎の層より下を竹串で解しながら取出し、新居に移して用土を被せる、という手間のかかる手順を踏みながら植え付けを済ませた様子がこちらです。で、最後にこの子に贈る言葉。「次の春もこれまで通り花を見せる意思がない様なら、堆肥にしてやる」
2023年10月23日
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雪割草の秋の手入れの2品目です。花の仕様(?)としては二段咲・紫花白シベのワタクシとしてはかなり気に入っている品種です。昨年はこの品種は殆ど葉を失いましたが、今年は夏越しでかなり改善の跡は認められます。とは云え、相当量の葉を失って「手負い」となったのは否めず、更なる工夫が必要です。 とは言いながら、来春の花期はこの状態で迎える訳で、枯葉は処理して小ざっぱりしてその時を迎えたいものです。ということで枯れた葉を刈り払った様子がこちら。この春、用土更新を伴う植え替えを行ったばかりなので、今回はこの状態で春を迎えることになります。冬芽はしっかりしているので、相当量の花は期待して良さそうです。
2023年10月22日
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この秋最大の寒気がやって来る・・・との予報を受け、この半年露地に植えていたパイナップルを、寒気によるダメージを回避する目的でポットに植え戻しました。この品は半年余り屋内で育てていたのですが、気温や日差しが不足したためか、健康状態はジリ貧でした。で、5月下旬にプチ花壇に植え替えて、5ヶ月ほどを「危険な暑さ」の中で過ごさせた結果、予想以上の健康状態の改善が得られました。これを、寒気に晒して元の木阿弥は勘弁願いたく、冬の間は屋内に収容するために、ポットに植え替えることにしました。 半年ほどの仮住まいは5号陶鉢です。こちらが、仮住まいに引っ越した様子です。これまでと比べて土壌の肥料分は桁違いに劣化してしまいますが、目標はおかしな病気や凍傷を避けることが第一なので、この間は休眠でもしてくれればいいのですが、なかなかそうもいかない様で・・・・
2023年10月21日
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秋深し・・・という時候となり、手入れの対象も雪割草に向かいます。手付けはこれ、千重咲赤花品の「輿野の紅」の銘が付されたものです。この品は6月初め頃、大株だったものを3分割し、それぞれ別のポットに植え付けたものです。暑さに強い品種ではないので、この夏の間に3枚ほど葉を失ってしまいなした。それと共に5ヶ月足らずの期間ですが、ポットの表面は強力な雑草、カタバミがそびえ立ち、表土も少々疲れが認められます。 ということで、先ずは雑草を駆除します。深く根を張ったカタバミは竹串で根回りの土壌を解して慎重に抜き上げます。続いて疲労して変色が目立つ表土を剥ぎ取ります。1cmほど剥ぎ取ると、新染色を維持した層に到達しました。減った分の用土を補充して、このポットに関しては手入れ終了です。葉っぱは夏の間に1/3ほど減ってしまいましたが、冬芽はしっかり準備されています。花の時期、2月が楽しみです。
2023年10月20日
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紅花ダイモンジソウのツボミが始動しました。昨年、この品は10/21に開花しましたが、この状態から3日で開花という展開はあり得ないので、今年の開花はかなり遅れるのは避けられません。ざっくり言って、月末ぎりぎりになるのでは・・・と見ているのですが、果してどうなることやら・・・ この夏の暑さは、大文字草の仲間にはかなり応えた様で、9月に入って3品種が地上部を消してしまいました。と言っても枯れた訳ではなく、現在小さな新葉を出しつつ再生に取り掛かっている状況で、今年の開花は望むべくもありません。1年後に期待する他はなさそうです。
2023年10月19日
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リクルートして1年経ったツリガネニンジンです。入手した時点では図体は丈25cmほどだったので、3.5号のこのポットでも間に合うと思っていたのですが、意外に丈は伸びて40cmを超える様になりました。この結果、葉が茂っている時には僅かな風でも転倒する始末で、今年の様に台風が頻繁に近くを通る時には避難が大変でした。で、来年に向けて、一回り・・・とは言えませんが、少し大きめのポットに転居させることにしました。 株を掘り上げてみると、根はほぼポット一杯に伸び広がっていました(こちら)。但し、根が回って外周が網目状に固まるまで進行はしておらず、植え替えのストレスは最小限に留まると思います。用意した新居は4号陶鉢で、人間で言えば3畳から4畳半に変わるくらいの余裕はあるかと思います。こちらがその様子ですが、1年後には更に大きめのポットが必要になるかもしれません。
2023年10月18日
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毎年行っている秋の植え替えで、最も手間がかかるのがこれ、日本サクラソウの植替えです。他の山野草では一度植え替えを行えば2年か3年は持つのに対して、日本サクラソウは毎年の植え替えが必須です。理由は1年間の個体数増加を調整する必要があること、逆に健康状態を害してしまった場合はバックアップに工夫が必要になり、こうした状態を見極める必要性から休眠しかけた全個体に目を配るためです。その手間のかかる作業の開幕戦は、この「鹿島」の2番ポットです。 植替えに当り、先ずは株を掘り上げます。その掘り上げた塊茎を見て少なからぬショックを受けてしまいました。殆どの塊茎で根腐れが甚だしく進行していたのです(コチラ)。各個体の概ね半量のヒゲ根が腐敗・黒変しているではありませんか。これでは植替え後、どれ程が健康を回復するか・・・という酷さです。先がどうなるかは横に置いて、先ずは植え付けなくてはコトが進まない訳で、植え付けを済ませた様子がコチラです。さて、何から手を付けようか。じっくり考えることにします。
2023年10月17日
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久し振りに設楽の山野草店と陶器店に花苗や園芸資材調達に出掛けました。・・・が、冬から春向けの品種はまだ入荷が始まっておらず、空振りに近い有様で戻って来ました。調達したのは今年の春に仕入れて売れ残った商品1点(白花大輪トキソウ)のみです。 園芸資材の方は4号の信楽焼陶鉢3点を仕入れて来ました。用途はチドリ類やウチョウランなど、が体の小さい品種を植え付けるためのものです。これらの小型のランの仲間は、冬季は撤収して冷蔵庫で過ごさせている関係上、出番は2月中旬からになります。今回仕入れて来た大輪トキソウも葉が枯れ次第撤収して冷蔵庫送りになる予定です。
2023年10月16日
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リンドウの季節が近付いて来ました。この地方(神戸市西部、子午線まで2.6km、海まで6km)では、10月下旬から11月末が花の時期になります。 そのリンドウのツボミはつい先日まで薄緑だったのですが、昨日覗いてみると薄っすらと紫が乗っていました。開花時の色は青に近い紫・・・といった色合いなので、もう一化けする必要があります。開花まであと半月、「几帳面花子」の出番は間もなくです。
2023年10月15日
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サボテンの一種、月下美人の苗をゲットしました。入手先はヤフオク、送料込みで¥320也。で、早速定植です。 用意した新居は6号プラ鉢。植え付けを済ませた様子がこちらです。自分自身の体を維持できるまで根が発達するにはかなり時間がかかりそうです。2年で花が見られる様になれば上出来・・・なのですが、果して・・・・
2023年10月14日
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今年もたくさんの花を付け、楽しませてくれたアムールナデシコです。用土の更新はもう1年は我慢できるはずなので、今年は枝ぶりの基礎となる大枝と小枝を、四方へのバランスも考え併せて切り詰めることにしました。 先ずは今年伸びた新枝を全て切り払います。その付け根付近にこの秋口になって芽吹いた1~2cmの新芽も存在しましたが、暑さに音を上げたのか萎れ始めていたため、この新芽も全て刈り払ってしまいました。その上で大枝や小枝も、枝振りの偏りになりそうな突出した部分は大ナタを振るう気持ちで切り詰めました。その様子がこちらで、もしかしたらやり過ぎたかも・・・と思わないでもありませんが、その危惧が当たったとしても2年後には元に戻る筈で、先ずは来年の出来栄えを見極めることにします。
2023年10月13日
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これ、全部オシドリへのお土産なんです。一見クリの様に見えるかもしれませんが、実はドングリなんです。ザっと5㎏ほどはあろうかと思います。 昨年末紹介したオシドリやカモの集団越冬地である鳥取県日野町へ、手土産として届けるために集めているものです。現地では町や任意団体が、給餌など保護に力を入れていますが、そうした活動従事者の話では、ドングリはオシドリの大好物だそうで、ならば・・・ということでドングリ集めを始めました。特に今年は、町内の福祉センターに集まるお年寄りに声掛けして、ドングリ集めに協力頂いており、ハイペースで集荷が進んでいます。12月半ばには現地取材に行きたいと思っているのですが、それまでに30kg程度は集めたいと思っています。
2023年10月12日
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保有リコリス7品種の先頭を切って在来種ヒガンバナ(赤花)が出葉を始めました。地方名では「ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)」とも呼ぶ地方もあるそうで、意味は「花は葉を見ることがなく、葉も花を見ることはない」とまで言われています。ところが我が家のヒガンバナは?・・・というと、このオキテを無視して、盛りを過ぎたとは云え、上空に花が咲き乱れている中で、ヌケヌケと葉を出し始めてしまいました(こちら)。これは今年に限ったことではなく、普通に見られる光景です。他の品種ではこうした抜け駆け現象は見られず、半月以上先行して咲いた「真夏のクリスマス」や「山の根ゴールド」は今も動きを見せていません。
2023年10月11日
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昨日のセツブンソウに続いて雪割草も健康診断です。先ずはこのポット、紫花白シベの標準花で、我が家では個体識別のため「無銘⑤」と仮名称を付与して運用して来ました。お盆の頃までは元気な様子を見せていましたが、その後、葉っぱが1つ減り、2つ減り、という具合で、9月にはとうとう葉っぱは全滅してしまいました。この品はまだ植替えの必要はなく、結果次第で冬季保管場所行きか、空き家置き場かを振り分けることになります。 昨日の品種と同様に地中の根や冬芽にダメージを与えない様、ソフトに用土を掻き出していきます。普通なら地上に露出して健康色を呈している筈の冬芽は黒変していました。かなり重篤な症状です。1.5cmも掘り下げたところで、地下茎と根の主要部が露出しました。根はギリギリながら命を繋いでいます。黒変した冬芽の根元付近にはごく小さいながら、新しい芽が生成されていました(こちら)。これらの確認事項を踏まえた総合判定は、①可能性は大きいとは言えないながら再生の可能性は有りそう、②但し、再生したとしても花が見られるまでは2年程度はかかりそう、ということになります。取り敢えず最上の席をあてがって元気を取り戻して貰うことにします。
2023年10月10日
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初夏を待つこともなく、早々と4月に休眠に入ってしまったセツブンソウです。一旦姿を消してしまうと、「危険な暑さ」に耐えられたかどうかも外から確認することはできませんでした。ようやく涼しさが感じられる季節を迎えて、この先、気候的なストレスで生死に関わる事態に遭遇する可能性は格段に下がります。ということで、この夏を無事に凌ぎ切ったかどうかを確認しました。 爪楊枝と筆で球根が埋まっていそうな場所の表土を少しずつ剥ぎ取って行きます。1cmほど掘り進んだところで黒ずんだ物体に行き当りました。掘り崩した用土を筆で掃き清め、更に霧吹きで球根を洗浄した様子がこちらです。暑さにも耐えて、無事に乗り切っていました。球根は一段と逞しさを増して、見えている状態から推測して直径は1.5cmは超えるか、というサイズになっていました。小さいながら冬芽も複数準備中で、これなら節分の頃には綺麗な花を期待しても良さそうです。この後、元通り埋め戻して健診を終えました。
2023年10月09日
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昨日取り上げた「真夏のクリスマス」に続いて、「山の根ゴールド」も植え替えました。黄花の「山の根ゴールド」の中に、1株だけピンク花、つまり「さつま美人」が混ざっているのが確認されていましたが、右手の仕切りの内側に花軸を残しているのがその混入品です。今回の植え替えを機に、この混入品も分離することにします。 前回の植え替えで、この品は特に深く埋めてしまった様で、掘り上げには昨日の「真夏・・・・」以上に骨が折れました。といった経緯はさて置いて、こちらが対象エリアから掘り上げた全ての球根です。事前の予想では、球根は相当増えていると思っていましたが、意外なことに殆ど増えていませんでした。その分1個1個は「玉ねぎか?」と言いたくなる程に大きくなっていました。で、今回は全点、元のエリアに植え戻すことにしました。下の画像では、植え戻すに当たり球根を仮置きした様子と最終的に覆土して作業を終えた様子を交互に表示しています。次の植え替えは3年後くらいになろうかと思いますが、その時には球根の分球も進んでいそうです。
2023年10月08日
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あと1週間か2週間で、リコリス「真夏のクリスマス」の出葉が始まります。その前にチョチョチョっと個体数の適正化と植え替えを行います。 先ずは圃場・・・と言っても30cm×60cmほどの限られた範囲ですが、3年か4年前に20個ほどの球根を植え付けていたのが、今どうなっているかを確認します。結果は殆ど隙間がない程に球根は増えており、傷付けない様に掘り出すにはかなり骨が折れましたが、こちらが出て来た球根の全体像です。あと少しで70個に届く程に増えていました。 圃場にはこの中から分球が始まっていないもの18個を選んで植え戻します。下画像では球根のレイアウトとそこに土壌を被せて植え付けを完了した状態を切り替えて表示しています。選抜から漏れた50個ほどの球根は、広めの土手を有する田圃の地主さんに頼み込むなど、身の振り方を決めて行くことにします。
2023年10月07日
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画像は仮植え状態のシャコバサボテン2番ポットです。「仮植え」だからと粗雑に扱ったという思いはありませんが、3ヶ月ほど経過してみると、株の中心軸は大きく傾いてしまいました。この問題の解消を兼ねて、1ヶ月ほど先に迫った屋内退避に備えて、「仮植え」問題を解決しておこうと思います。 終の棲家になるかもしれない新居は6号プラ鉢です。サボテン向けの保水性を抑え気味に配合した用土で植え付けます。植え付けに当たっては根が張る範囲には若干の腐葉土を混ぜ込んでいます。そして「仮植え」時には根回りの用土が緩み気味だったらしく中心軸が傾いた点を反省して、株元を少し強めに押し固めています。こちらが定植を終えた様子です。ホームセンターの園芸コーナーに並ぶシャコバサボテンには既にツボミが乗っていますが、我が家の栽培環境では花期は1月初め頃で、ツボミが顔を見せるのは2ヶ月以上も先のことです。
2023年10月06日
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ヒガンバナの赤花、白花が共にピーク期に入り、見頃を迎えました。前年と比べて個体数が増えたこともあって、見応えは大幅にアップした様に思えます。とは言っても、この子たちに割り当てられるエリアは画像の範囲(幅1.5m、奥行き0.5m)が限界で、この先は増えた分は新たな引受先を探さなくてはいけません。
2023年10月05日
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2号の小さなポットに寄せ植え(?)されていたウチョウラン(羽蝶蘭)が葉を枯らせて休眠に入りました。このポットサイズでは、仮に暖冬であっても厳寒期を凌ぎ切るのは難しそうです。ということで、このポットのバルブは撤収し、我が家の休眠期の越冬方法、冷蔵庫収納に移行することにしました。因みにこのポットに植え付けているのはこちらの②から⑧までの7種類です。 先ずは地中のバルブを掘り上げます。6月末にリクルートした時点には7種7点でしたが、3ヶ月経った昨日にはバルブ数は14点まで増えていました。予想もしていなかった増加ぶりで、笑いが止まらない・・・というのが正直な心境です。これらをポリ容器に充填した軽く湿らせたにミズゴケに埋め、新芽が動き始める2月末まで冷蔵庫で過ごさせることになります。
2023年10月04日
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シュンランの花芽が動き始めました。この日確認できたのは、この群落だけで3芽でした。この花芽が晴れて開花の時を迎えるのは3月下旬、随分長い助走期間です。我が家で栽培する80種余りの山野草の中では、飛び抜けて長く、他にはこれに対抗できそうなものは存在しません。これが開花する頃には、春も本番を迎えて、寒さ対策としての重装備は影を潜める時期とも言えます。
2023年10月03日
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ヒガンバナの白花品が開花しました。昨年と比べて4日遅れの開花です。全国的に今年のヒガンバナは開化が遅れているという事実に照らして「しょうがないわナ~」というのが正直な心境です。今年は個体数が大幅に増えており、隣接して植えている赤花品との対比効果も加わって、見栄えはかなり向上すると思われます。 この品種は販売元から「ヒガンバナ」として売られたものではありません。我が家では在来のヒガンバナと同時期に咲くことから、同等品の白花と見做している・・・というのが真相です。9月後半に九州方面・・・といっても宮崎、大分が主体になりますが、普通の住宅の周りで紅白のヒガンバナが肩を並べて咲いているのが目に付きます。こうした白花品が起源ではないかと思っているのですが、赤一色よりもアクセントになるのは間違いありません。
2023年10月02日
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ヒガンバナの赤花(在来種)が開花しました。昨年と比べて5日遅い開花です。今年は全国的にヒガンバナの開花が遅れているとの報道が多く見られましたが、この地方(神戸市西部)も同様で、概ね今ピークを迎えている状態です。ということで、我が家の栽培品は周辺地域の野良(悪気はないからネ~)ヒガンバナより更に遅れている・・・と結論付けることができます。 さて、一足先に咲き始めたピンク花の「さつま美人」は、単独で撮影してしまうと色の濃さの違いが分かり難いところがありました。今年初めて「さつま美人」と在来種ヒガンバナが開花時期が重なったので、両者を並べて写してみました。こちらその様子ですが、こうすると色合いに甚だしい違いがあることを納得して頂けるかと思います。
2023年10月01日
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