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この数日はぐずつき気味の天気が続き、満開が近いシモツケソウも色合いに冴えがありません。花の寿命はもう少しある筈なのですが、雨に打たれて散ってしまうものも見られます。鈍足台風2号の影響はまだ数日は続きそうで、今年のシモツケソウは”映え”の乏しいままシーズンを終えてしまいそうです。 もう1点、1番花を賊に喰われて台無しにされたアムールナデシコの方は、無事に2番花が開花しました。こちらがその様子ですが、今度は何の欠点もない状態で開花できました。1番花食害当日、いつもの倍量のナメクジ駆除剤を撒き、30匹ほどを退治しました。この程度では焼け石に水でしかありませんが、一時的には食害は収まるかもしれません。この駆除剤にしても雨に濡れると無力で、何やかにやと困りごとの多い雨ではあります。
2023年05月31日
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昨年3月にリクルートして、1年持たずに姿を消してしまった二段・赤花白シベの雪割草です。花の様子は円内に付した通り、中々の美麗品でした。英雄(ひでお)6枚もの買い物だったため悔しいやら、恨めしいやらで、簡単には諦めが付かず自動潅水のカバーエリアにお供えでもする様に安置していました。根や茎に僅かでも生命反応が残っていれば、もしかすると・・・という思いから出た行為でした。 暖かくなって、他の雪割草が花を咲かせる時期になっても、件のポットには期待した変化は起きませんでした。結局ダメか・・・と観念しかけたこの時期になってやっとポットの中心部に小さなタケノコの様な新芽が姿を見せてくれました。実に嬉しい復活劇のクライマックスでした。リハビリに1年か2年は覚悟しなくてはいけないのでしょうが、全集中でバックアップしていく覚悟です。
2023年05月30日
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ツボミがやっと形になり始めたオウゴンオニユリで、花よりかなり先行してムカゴを生成しています(画像左)。このムカゴは、地上に落下すればほぼ確実に芽を出し、付近をジャングル化させてしまいます。ということで、そうはなって貰いたくないワタクシとオウゴンオニユリの間で「勢力圏」をテーマに暗闘が繰り広げられることになります。 面倒ではありますが、このムカゴを成熟し落下する前に処分すれば、増殖は抑えられることになります。で、今回の様に先手を打ってムカゴを駆除しているのですが、今回が今年1回目の駆除です。駆除を済ませた後の様子が画像右で、1回目の処置が早かったので1点の漏れもなく駆除することができました。こちらが回収したムカゴで、ざっと見積もって300個は越えそうです。 この駆除作業は1回だけでは済まず、茎が枯れるまでに後2回か3回は覚悟しておかなくてはいけません。そんなに面倒ならいっその事、栽培を止めれば・・・と言われそうですが、花には花の魅力があって、その選択肢を選ぶことはこの先もなさそうです。ただ、ワタクシも楽をしたいという怠け心はあって、花が終り次第、花茎そのものを刈払い、上手く運べば2回目以降のムカゴ生成そのものをなくするという荒業も使う様になりました。こうなると、最早オニの所業だね。
2023年05月29日
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アムールナデシコが咲き始めました。昨年より7日早い開花です。残念なことに1番花は大事な顔を賊に喰われて、悲惨な姿になってしまいました。ヤツの犯行である事は九分通り間違いはなく、昨夕の内に大量の駆除剤を散布してやりました。多分数10匹が天に召されたに違いありません。 といった殺伐とした話は横に置いて、今年もこの品は大豊作間違いなし、という雰囲気が漂います。先般、細い花茎を支えるリングを設置した際にご覧頂いた数10本の茎1本1本に2個から3個のツボミが付き、ほぼ確実に開花します。同等規模のポットが2個あり、これだけで200輪ほどが入れ替わり立ち代わりに咲き進み、来月中旬までは楽しませて貰えそうです。因みにこの品は「シベリアン・ブルー」という銘を付されていますが、ワタクシとしてはこれには異議があり、一切この銘は使っていません。
2023年05月28日
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昨秋、葉付きパイナップルを食べた後、残った首から上と葉っぱの部分をポットに植えた・・・というより、据え付けていました。予想より時間はかかりましたが、期待に沿って発根に成功し、屋内で過ごした冬の間は順調に葉も増えていました。暖かくなって、いよいよこれからが成長の本番、と見込んでいましたが、期待に反して勢いはジリ貧状態が続いてしまいました。 このままではこの個体に未来はない、ということで、ポットから露地に植え替えることにしました。掘り上げた株の根は貧相で、これでは葉っぱを増やすどころか、命を繋ぐことも満足にはできそうにありません。ということで、プチ菜園の目立つ場所に居(?)を構えた様子がこちらです。定着するかどうかは微妙ですが、秋まで生き伸びられれば再度ポットに戻し、寒い期間は屋内に収容するつもりです。
2023年05月27日
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ホウオウシャジン(鳳凰沙参)の草丈が30cmを超えました。先行して保有したハクサンシャジンと比べると、茎の太さは悲惨なほど細身で1mmあるかどうか、という繊細さです。これでハクサンシャジンほどの堅牢さだったら、茎は手が触れるたびにポキポキと折れるに違いありません。といった妄想は横に置いて、細くて柔軟な、まるで蔓の様な茎が災いして、30cmに伸びた自身の体も満足に支え切れず、枝垂れザクラ状態です。夏の盛りの花期(自生地の標高2500m近辺)までには更に50%ほどに伸びそうで、下手をすれば地面を這う様な開花風景を実現しかねません。 ということで、この軟弱の極みにある花茎に添え木を当てて、直立に近い姿勢を維持させることにしました。と言っても茎1本1本に添え木を当てる訳にもいかないので、茎全体をリング状に成形したアルミ線にくぐらせ、15cmほどの位置で支えることにしました。こちらがその様子ですが、花期までまだ2~3ヶ月あり、丈が更に伸びる様なら、その時は支えのリングを2段構えにするなどの措置を行うことになります。何はともあれ、無事に開花すれば11年ぶりの再会ということになり、開花の時が待たれます。
2023年05月26日
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画像はこの春作落ちしてしまった白花ショウジョウバカマです。株の状態は昨秋時点で3芽存在しましたが、この冬の間に1芽が姿を消してしまいました。時期としては芳しくないのですが、分裂しかかっている2芽を思い切って分割した上で、新しい環境に植え替えることにしました。 5号ポットから株を掘り上げ、まだ固く結合した状態の2芽を、双方へのダメージが均等になる様バランスを取りながら切り離しました。それを新居として用意した7号プラ鉢に引越しさせます。根ができるだけ交錯しないよう引き回して用土を被せます。特に根の周りに隙間ができない様、用土を敷き詰めて行きます。こちらが植え付けを済ませた様子です。定着までのデリケートな期間を大きなストレスなく過ごせる様、建屋北面の比較的冷涼な場所に置いて様子を見守ることにします。
2023年05月25日
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シモツケソウが咲き始めました。昨年と比べると1日遅れ・・・ということは、事実上差はないと見做して問題はありません。今回の開花はごく一部の花茎の僅かな量、と言ってもザッと数えて20輪を超えてはいますが、一瞥して「咲いたな~」と感じられるのは2~3日経ってからになるかと思います。 この数年、花茎の本数は年毎に減少し続けており、この減少ペースに歯止めがかかる兆しは一向に見られません。今年は25本前後と見込まれ、この数はピーク時と比べてざっと6割減に当たります。株の分割と移植などで密度の低いエリアを埋めるなどの措置は進めていますが、目に見える結果には繋がっていません。今年もあれや、これやと試行錯誤を繰り返すことになりそうです。
2023年05月24日
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ウチョウラン(羽蝶蘭)が膨らみを増し、開花が近付いていることをアピールしています。と言っても2,3日でという程の近さでもありません。理由は、ツボミに花弁のベース色である「白」が現れていないからで、早くてもこの週末ぐらいか、というのがワタクシの希望的見立てです。 数年前にはウチョウランは2品保有していましたが、夏場の暑さへの対応に問題があり、全滅させてしまいました。この品種なら小型のポットで間に合うので、品数を増やしても場所取りが問題になることはなさそう、という理由で保有数を増やすことを考えていましたが、結果は全く逆方向に動いてしまいました。この個体も全滅回避のために、6月から9月は屋内で避暑生活をさせる必要がありそうです。
2023年05月23日
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ツボミはすぐにでも開花してしまいそうな大きさになりましたが、出で立ちは?・・・というと、金田一耕助(頭ボサボサ)を連想してしまうほど花茎は取っ散らかしています。茎は短いものは15cm前後、最長では30cmを超えており、これは花の終盤に向けて更に伸びる可能性があります。このまま開花が始まると、花茎はだらしなく垂れ下がり、甚だしく見栄えは劣化してしまいます。で、昨年も実施しましたが、茎全体に円形のタガを嵌め、一定の高さまで持ち上げることにしました。 タガは2mmのアルミ線を整形して、直径10cmほどのリングにしたものです。これに全ての茎を潜らせました。リングが高さ10cmほどの位置で留まる様、同じ2mmのアルミ線を用土に差し込みリングを支えています。今後、想定以上に茎が伸びても、3~4cmは持ち上げられるサイズにしています。下画像がその様子ですが、これで最低限の見栄えは確保できると思います。
2023年05月22日
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親世代バルブの頭頂部に発生する微小バルブ、大きさで言えば大は”柿の種”、小は長粒米ほどのものですが、これまで芽出しや発根まで生きながらえたことがなく、栽培は無理ということで見捨てていました。心機一転、今年はとことん面倒見に精力を注いでみよう、ということでこれまでサポートして来ました。 その甲斐あってか、全4個が何とか芽出しに成功し、それから2ヶ月近く経過して立派な葉っぱを蓄えるまで成長しました。最大の葉っぱは6cmほどありますが、このサイズでは成熟株の葉の1/3ほどでしかありません。これが秋まで無事に生き延びたとしても、来春の花は期待できるものではなく、早くて2年後・・・といったところになりそうです。間もなく猛暑の夏を迎えますが、この期間は再び屋内に収容して、小さな命への負荷軽減を図るつもりです。
2023年05月21日
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我が家ではネジバナの花期は、いつもなら6月下旬から7月中旬なのですが、どうしたことか数10株の内の1つが花芽を立ち上げてしまいました。半月以上早い始動です。根付いた場所は原種ネリネのポット内です。粉末の様な捩花の種子ですから、風に乗ってしまえばどこまで飛ぶか分かりません。この個体の場合は、直近のプランタに着地し、運よく発芽できた、ということだろうと思われます。 5月後半に入って早々の始動ということは、通常の助走期間なら6月上旬には開花するかもしれません。などと言いつつ、外れたら見っともなくて表に出られなくなりそうなので、この場では「早くなりそう」という表現にとどめておきます。尚、我が家で発芽、生育する個体群は、発芽から4-5年までは白花を咲かせ、その後赤花に変わる,という変わった特徴を見せます。この個体は発芽から2年目と思われますが、一体どんな花が咲くか、その時を待ち構えることにします。
2023年05月20日
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サクラの頃リクルートして来た台湾クマガイソウですが、今年は花にはご縁がなかった様で、華やぎはないまま夏に突入しようとしています。流通ポットは3号相当で、通常よりやや大型ではありますが、それでも真夏の酷暑や乾燥は凌ぎ切れるものではありません。で、2回り以上大きな6.5号浅型プラ鉢に引越しさせることにしました。 掘り上げた株には、根を切り詰めるなどのスジの悪い処置は認められませんでした。これなら植替え後の定着へのハードルは大きな躓きもなく超えられるかもしれません。加えてポット内の用土量はざっと計算して7~8倍になり、高温や乾燥への耐力は格段に向上する筈です。こちらが植替えを終えた様子ですが、先ずは第1関門である定着に向けて頑張って貰うことになります。当面は穏やかな環境に置くことを目的に、屋内で過ごさせることにしました。定着が確認でき次第、自動潅水のカバーエリアに移動させることにします。
2023年05月19日
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青花ホタルブクロが開花しました。昨年は作落ちしたため、前年比較はありません。そうしたジリ貧状態から一転して、今年は大豊作・・・といっても花後、何かの収穫がある訳ではありませんが・・・とに角、大風呂敷を広げたくなる心境です。 画像に写っている通り、ツボミは茎に鈴生りになっています。今、目に見えるツボミの他に、新たに発生するものもあって、次第に数が減るのはやむを得ませんが、この先2-3週間は楽しめるかと思います。昨年の作落ちから、1年で急回復できたことは、実に嬉しいことでした。
2023年05月18日
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季節は夏に向かって一直線・・・といった雰囲気が充満した昨今です。こうした気候に後押しされて、雑草どもは勢いづく一方で、リコリスは暑いさ中は寝て過ごす、と言わんばかりに葉を枯らせて休眠に入ってしまいました。この辺で一度、身辺を綺麗にしておこう、ということでプチ花壇の枯葉処分とプチ菜園の雑草駆除に踏み切りました。上画像がBefore画像 、下画像がAfter画像です。 まずは画像手前側のプチ菜園部分の草取りから取り掛かります。菜園とは言いながら、この2年は作物らしいものは植え付けておらず、白花タンポポ、アポイギキョウ、白花ミヤマオダマキなどが仮住まいとして植え付けたものが、今では主たる住人となってしまいました。雑草の内訳は・・・というと、ツクシの母さんとなるスギナがざっと1/3、残る2/3は種別も名称も知らない雑草です。これらを草抜きこてを差しながら抜き上げます。抜き上げた雑草は、放っておけば堆肥になるのですが、速攻で美観を実現するのが目的なので、今回は燃えるゴミとして処分しました。 続いてプチ花壇の枯れた葉っぱの処分に掛かります。一部は腐敗して堆肥化し始めたものや青みを留めて生存中の部分もありましたが、全て刈払い、まとめて燃えるゴミとして処分しました。この半年余り、宿敵・ナメクジやダンゴムシの隠れ家として機能して来たリコリスでしたが、これで敵は隠れ場所がなくなった訳で、対等(?)な立場で市街戦が展開できる様になります。 という様な流れで、凡そ2時間ほどかかって草取りを終えましたが、2ヶ月も経てば元のジャングルに戻ってしまいます。その頃は暑さのさ中で、今回の様に一気に・・・という訳にはいかない筈です。あ~~ア(溜息)
2023年05月17日
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この何年か、アポイギキョウの古参株で茎が増え過ぎて、多分肥料分の奪い合いの様な状況を来しているのでは・・・と想像してしまう現象が繰り返されています。代表例として茎数の増加に逆行する様に、花の付きは減る傾向を見せています。これまで茎の数は増えるに任せていましたが、今年は本数を制限して密度の適正化を図ることにしました。画像は今年のアポイギキョウポットの現状ですが、大小合わせて15本の茎が立ち上がっており、茎の丈は凡そ40cmあります。 密度の適正化・・・などと言ってしまいましたが、6号ポットでの適正茎数がどれくらいか、全く知識は持ち合わせていません。で、今年は試行錯誤の出発点として、茎数を半分ほどの7本まで減らすことにしました。生育の芳しくないもの、遅れて芽を出したものから順に8本を切り払いました。こちらが処理を終えたポットの様子です。1ヶ月半後に迫った花の時期の様子を見た上で、この先の茎の規模を割り出すことにします。尚、この秋の手入れでは株を分割し、切り取り無しでも適正値に近い茎数が実現できる状態を探ってみます。
2023年05月16日
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リコリス(ヒガンバナ)が休眠期に入りました。画像中央部、奥に向かって伸びる枯葉の帯がリコリスのエリアです。大雑把に分けると、手前側半分ほどが白花の「真夏のクリスマス」、奥(上部)の上半分の内、中央寄りが黄花の「山の根ゴールド」、残る最奥部は桃花の「さつま美人」を植え付けています。 8から9月の花後、10月に葉を出し始めて8ヶ月、プチ花壇をジャングル化する様に繁茂して、光合成に励んで来ましたが、どうにか秋口の花の時期を乗り切るだけの養分は蓄えた様です。今から3ヶ月余り、地上部を完全に消して眠りに入ります。この休眠期が植替えの絶好期で、掘り上げた球根は根を全て切り払っても、この時期に植え付けすれば、秋には何事もなかった様に花を咲かせます。ここに作付けしたものも、個体数適正化のための植え替えが必須となっています。小庭で土木工事並みの土の掘り返しが行われるハズです。
2023年05月15日
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白花シラン(紫蘭)が開花しました。昨年と比べると9日遅れの開花です。もののついで・・・ということで記録を遡ってみると、2年前は昨年より1週間早い4/27でしたが、この4/27は異常に早かった、というのが正しい様で、平均的にはゴールデンウィーク中というのが居心地が良さそうです。 今年の開花遅れとの関係性は不明ですが、棲家としてのポットはこの3年植え替えをしていません。おっとりした地上部からは想像もつかないほど、地下の根は激しい動きがある様で、1年で数十センチ離れた場所まで根を伸ばし、領地拡大を目論みます。この拡張主義に辟易してポットに抑え込むことにしたのですが、この程度でシランの本質たる根による勢力拡張主義は変えられる筈もなく、ポット内は大変なことになっていそうです。花後、速やかに掘り返して、ポット内を正常な状態に戻そうと思います。
2023年05月14日
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青花ホタルブクロがツボミを膨らませるペースを上げて来ましたこのペースが続けば、次の週末ぐらいには開花するかもしれません。現在のツボミの付き具合を見る限りでは、作柄は昨年と比べて大幅にアップしそうです。 そうした好ましい状況の影で、花茎がクネクネと曲がってしまうという悪い癖が発症してしまいました。先般の前線通過に伴う強風で吹き倒されたことがきっかけになり、茎が曲がったまま硬化したことが原因ですが、そのままでは花が咲いた時の見栄えが劣化するため、今回取り急ぎ花茎に添え木を当てました。完全に硬化した根元から20cmの範囲は矯正は難しそうですが、20cmを超える部分は元の真っ直ぐな姿勢を取り戻せるかもしれません。
2023年05月13日
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ユキノシタが開花しました。昨年と比べて1日違い(遅れ)の開花で、これはもう誤差とも言えないレベルです。アップ画像からは分かり難いと思いますが、過剰な株別れでポット内が過密となってしまいました。この結果、例年と比べて花はかなり小ぶりです。この問題への対処として、花後、大ナタを振るって個体数を調節するつもりです。
2023年05月12日
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4月上旬の最盛期には日々10輪ほどを咲かせていた白花タンポポでしたが、ここに来て開花ペースはガタ落ちして2日から3日に1輪ほどに落ち込んでしまいました。どうやら準備した弾(ツボミ)は使い果たした様です。花後、綿毛を撒き散らさない様に、花が萎れたら速攻摘果して来ましたが、どうにかその勤めから解放される時がやって来ました。寂しい様な、嬉しい様な、複雑な心境です。 この先の流れをザックリまとめると、今月末から来月初めぐらいには地上部は姿を消して休眠に入ります。休眠期間は3ヶ月から4ヶ月、夏の名残りが消える頃に目覚めて、地上部の形作りに取りかかる、というのが年単位の生活サイクルです。今年の休眠期間中に、地中深くまで食い込み、増殖した塊茎を一旦全て掘り上げ、個体調節することを計画中です。
2023年05月11日
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3日前にも雪割草の種蒔きを取り上げましたが、今回は少し毛色の異なる案件です。というのは、普通なら種子を生成できない”二段咲”の品種に実った種子だからです。自身では花粉を生成できませんが、雌シベの機能は残っていて、近くに花粉を有する他の品種があれば交配で種子を生成できます。昨年標準花をリクルートしたことで、今年はそうした環境が整っていたことになります。とは言いながら、一体どの品種と交配したかは分からず、この際、種蒔きしてどんな花が咲くか確認してみたくなりました。 こちらが種蒔きを済ませた様子です。種子は僅かに3個なので、2号相当の種蒔きポットでもスペースには十分余裕があります。早ければ6月頃、遅ければ来年の今頃には発芽し、発芽から2-3年後には花を咲かせる筈です。気の遠くなる様な(?)先の話ですが、まずは最初の関門、発芽するかどうか・・・に大注目です。
2023年05月10日
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芝生のニワゼキショウ(庭石菖)が開花しました。昨年と比べて6日遅れの開花です。誤差の範囲とは言えない差ですが、目くじらを立てるほどのことでもなく、「来年は頑張りましょう」というレベルで済ましておきます。 開花前日に強めの前線が通過したことで、当日は激しい風が吹き荒れました。傘で凌ぎ切れるレベルではなく、3mほど離れたベランダから確認した限りでは、かなり激しく揉まれていました。そうした試練の影響かどうか正確なことは分かりませんが、今年の初花は顔立ちがやや崩れ気味です。6枚の花弁が3枚+3枚の派閥に分かれる形で咲いてしまいましたが、この様な症例は後続の花では影を潜める筈です。
2023年05月09日
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先月末、動向を紹介した濃色赤花ヤマシャクヤクが開花しました。作落ちした昨年は飛ばして、1昨年と比べて4日早い開花ですが、比較基準が古いので重きを置いた評価はできません。ここは開花日の比較より、作落ち問題に進展があったことを歓迎することにします。 ところでこの品は2株を保有しているのですが、もう一方はやや重症な様で、今もリハビリのさ中にあります。昨年の植え替えの際の見立てでは、塊茎のサイズに照らして冬芽は甚だ貧相でした。今年の芽出しでもこの差がモロに出て芽出しは1芽だけ、しかも手ぶら(ツボミなし)でした。この秋の手入れまでにどれだけ地力回復ができているかが問われる訳で、この夏は全力で支えて行くつもりです。
2023年05月08日
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標準花の雪割草でも早く咲いたもの(1月)は、種子を結ぶこともなく春を見送ってしまいましたが、3月に入って咲いたものは無事に受粉し種子も完熟の域に達しました。その内、無銘②と命名した品種の種子を昨日採取し、速攻で播種しました。画像がその採取した種子です。量が量だけに一般的な種蒔きポットでは複数個にまたがるのが避けられず、偶々空き家になっていた6号の大きめのポットに蒔くことにしました。 こちらがその様子ですが、流石に6号ポットに種蒔きというのは大袈裟なことになってしまいました。ただ、無事に発芽すれば密度には十分な余裕があり、2~3年後の開花まで一度も引越しすることなく到達できるかもしれません。まずは第一関門である発芽を無事に迎えられる様、見守ることにします。
2023年05月07日
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我が家の不気味系四天王は仏炎苞の最盛期を過ぎ、早いものは萎れかけています。翻って、自然に戻したムサシアブミはどうなっているか、面会に行ってみました。 上画像がその様子ですが、ピンずれのお粗末な画像になったことはお恥ずかしい限りです。仏炎苞のサイズは2年前に確認した時より小さくなっていました。株数は芋の分球が進んで3株に増えていましたが、やせ地に植え付けたこともあって、いずれも小型で3株中2株は手ぶら、つまり仏炎苞の生成もできていませんでした。近いうちに再訪して、化成肥料をタップリ撒いてやろうと思います。
2023年05月06日
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この週末ぐらいになるか・・・と予想していた八重咲ユキノシタが、予想に反して昨日開花してしまいました。昨年と比べて5日早い開花です。誤差の範囲と言ってしまうと、教育的指導が入るかもしれませんが、大騒ぎする必要はない・・・という日数差です。花期は3週間ほどあり、「これが標準」という典型例のない花が咲き続けることになります。個体数管理で昨年は少々手抜きがあって、今年は花の量はかなり増えそうです。この品種の花後、周辺のリコリスが休眠に入るのを待って、個体数を適正水準まで削減するつもりです。
2023年05月05日
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理想的には採取してすぐに種蒔きするのが、発芽率を高める秘訣であることは承知しているのですが、他の行事との重複などでタイミングを逃し、冷蔵庫で保管していたコマクサ3品(コマクサ、白花コマクサ、「丹頂」)を播種することにしました。いずれも昨年我が家で開花し、結実したものです。この子たちの親株は、昨秋植え替えた時は全点健在でしたが、この冬の冷え込みでダメージを受けたのか、白花コマクサ以外は芽出しできず昇天してしまいました。唯一生き残った白花も、少なからぬダメージを受けた様で、株は地力を失い、今年は作落ちしてしまいました。 ということで、昇天した2品の再生のためにも、今回の播種は非常に重要です。種蒔きポット(2号相当)に小粒の用土をフルイにかけて、更に小さな微粒相当に揃えたもので充填し、ここにタネを蒔きます。そのままでは運の悪い種子は小鳥の餌食になることもあるため、薄く用土を被せています。種別を間違わない様、名札を立てて作業を終えましたが、こちらがその様子です。
2023年05月04日
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正真正銘の高山植物、シコタンソウは初代の株が近年勢いを失い花数の減少や株立ちの劣化という問題に悩まされて来ました。この際・・・・ということで今年、世代交代として新しい個体をリクルートしました。代替わりした株は4月に入り花を咲かせましたが、残念なことがありました。花弁に散らした赤や黄の斑点の色が薄いのです。個体間のバラツキかと思うのですが、先代の鮮やかな斑点を見続けたワタクシには、大いなる不満としてアタマの中に居座っています。 で、半ば諦めていた先代の株(上画像)の再生に、もう一度トライしてみることにしました。とは言いながら、先代株は衰弱が激しく、再生の可能性は1割あるかどうかと推測されます。住まいは現行の4号ポットから二回りほど大きなプラ鉢に変えました。老化が進んだ株を、腫れ物に触る様に慎重に掘り起し、新居に植え直しました。全部で6株を植え付けた様子がこちらです。現状では再生の見通しは明るくはありませんが、祈る様な気持ちで見守ることにします。
2023年05月03日
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初夏に咲く花として一昨日から2点取り上げましたが、地味な存在の2品種を取りこぼしていました。既に開花への歩みを始めているユキノシタと八重咲ユキノシタで、画像はその内の八重咲ユキノシタです。 昨年の開花日は5/9でした。今年も既に準備は始まっており、昨年並みの開花は実現しそうです。花軸や葉の裏、葉柄など、ほぼ全身が、画像の通りどぎつい赤で装っています。”草花”の装束としては少数派だろうと思われます。装束と比べれば花は白基調で清楚な印象を振り撒いています。花期は半月ほど続きます。
2023年05月02日
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昨日取り上げたヤマシャクヤクと覇を競う様にツボミを膨らませている青花ホタルブクロです。昨年は5/17に開花しました。両者揃って咲いたのは一昨年だけですが、その年はヤマシャクヤクから1週間ほど遅れて開花しました。2年振りに揃い踏みできそうで、どちらが早いか見ものです。 この品種は7号ポットと露地に数株を分植しています。露地の長所は培地の肥料分が極めて濃いこと、及び水切れの心配がないことです。逆にデメリットとしては画像撮影に当たって光の向きが変えられないこと、その結果とんでもなく苦しい姿勢での撮影が強いられることがある、などです。ポット植えではこうした長短が対極に位置します。今年のポット植えの様子は、株の育ち具合などでかなり劣勢に見えます。原因は厳冬期に用土が氷結して、ドーム状に盛り上がる様な事態を生じたことがあり、この時、越冬芽がダメージを受けた可能性が挙げられます。
2023年05月01日
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