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昨日からこんなに良い天候が続くのにこのところまったく山に登っていない。独り身で自由に行動できるのに身の回りのことばかりしている自分。 それでも時間は足らない。三度の食事、掃除洗濯、庭の手入れ、片付け、食事以外はすべて中途半端なのに・・・。何でこんなに動かなければならないのだろう? きっと妻がいれば「バカみたい! そんなに里山活動ばかりしていて...」と注意されているだろう。でも一年前から始めた「直売所出荷」は週末の定例になり、特に4月は「タラの芽摘み」が加わり、まして女房が主力だった「サンショの芽摘み」も一人でしなければならない。そしてその処理。今の私に里山活動がなくなったとしたら、きっと暇になって独りの空しさに押しつぶされているかも知れない。そこには仲間がいて、何よりも変わりゆく自然があり、頑張れば活動の資金が得られる。まるで衝かれたように山の作業に出入りする私を滑稽に思う人もいるだろう。でも独りの生活は暇が怖いのだ。今日は第4回目の炭焼き準備を完了する。明日から天候が崩れる予報なので夜になってTさんに明日は休養日だけれど炭焼きを開始することを連絡する。そのため「タラの芽摘み」ができないのでKさんと一緒にして欲しいとお願いする。
2007年04月30日
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江戸時代からの街道宿場町「白井宿」、交通の不便さから見放されていた地域だったが国道のバイパスが完成してから人が訪れるようになり整備された。 800mくらいの中央に水路が流れる両脇の「八重桜」も今年は一番の見ごろで快晴。9:00時からの交通遮断前に入って姉の家の入り口に「出店」の準備を済ませると人の数が増えてくる。10:00時からの「武者行列」の頃には人、人、人・・・。どこからこんなに集まってくるのだろう?さて「出店」の品は売れるのだろうか? 品目は竹炭の五百円と三百円のもの、竹酢500ミリリットル200円、この三種類が里山活動の品物。それに加えて私の「木の実ブローチ」300円、それに竹炭を別焼きしたペットボトル用竹炭200円、選別した風呂用袋入り竹炭400円。結果は買っていただきたい里山活動のものは合計6,300円。私の作ったものが25,000円くらいになった。最も売れたのはやはり「木の実ブローチ」でお風呂用袋入り竹炭は11袋しか作れなかったが完売。出店の中に竹炭を扱ったプロの店が出ていたので覗いてみたが、加工品やオブジェなどの飾り物がメインで値段も高く、竹炭の効能を生かした実用品は少なく品質も我々より劣る。やはり目で見て目立つ加工をしないと買っていただけないのだろう。これからの課題だと思うけれど、私たちが商売気を出したら本末転倒になってしまう。それにしてもこの祭りに出店を出して2年目だが知名度も上って毎年にぎやかになってくる。今年は桜の花もちょうど見ごろで好天気に恵まれたのでなおさらなのだろう。
2007年04月29日
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今日の天気は自分と同じで慌ただしい。晴れているような空から朝の直売所に納入の時もパラパラとフロントガラスに雨。帰り道に寄った兄の様子は昨日に抗がん剤投薬を終えたばかりで調子が良くない。5月12日の妻の一周忌も前日が投薬の最終日なので欠席するという。頼りにしていた兄弟が病と闘っているのは辛いが自分は元気でいなければとつくづく思う。 天候さえ安定していれば、白井宿での出店を出そうと思って出かけてみたけれど不安定な雲行きにあきらめ、姉の足になって義兄の病院を往復してくる。家に戻って里山作業に出ようと現場に行くとすぐに雷雨に見舞われる。これも中止になったが、しばらくして止んだので朝直売所から買った「ネギ苗」を植えつける。早い夕食とお風呂をとって、洗濯をする。このところ洗濯のたびにカーテンを一つずつ洗っている。今日で7枚目。まだ半分も進まない。本当に一日のうちにやらなければならないことが多く落ち着かない日々が続く。
2007年04月28日
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朝の家の片付けを済ませてまた3人で「タラの芽」摘みで作業エリアを一回りする。そしてパック詰めまで終えるともう昼近くなってしまう。 午後は集中治療室に入ったまま10日目になってしまった義兄のところへ姉が行くのに足がないというので送り迎えを兼ねて見舞いに行く。家族しか面会できないということだったが、ナースセンターの隣の部屋でカーテンが開いていたのでそっと一緒に入ってしまった。目は小さく開き、私の事もわかるらしいが人工呼吸をしているので会話はできない。両手はベットの端に固定され、下半身は動かしていたが看護士が来たので退室する。さすがに姉の問いかけには表情と首振りで応えてはいる。なんとかこの危機を脱出して欲しい。明日からの連休で白井宿は観光客でにぎわうのにさぞ無念だろう。義兄がそんな状態なのに、自分はその屋敷を借りて「里山活動の竹炭や木の実ブローチ」の出店を出すのだから何か気が引ける。
2007年04月27日
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今年の正月に炭焼き窯の補修をしたあと、窯の気密性が悪くなり灰化が進んで良質の竹炭の成果品の比率が低くて困っていた。空気が入るために燃焼してしまい冷却にも長時間がかかっていた。 そのために、今回は以前にも増して窯周囲への砂埋め補充、密閉方法の工夫をしてきた。今日はその結果が出た。窯を密閉してから10日目で冷えた。前回の半分の時間だ。期待しながら入り口を開けると「やったー!!」の感触。仲間の顔にも笑顔がこぼれる。みんなの努力と協力の賜物だ。成果品も前より倍以上になった。みなさんありがとう。
2007年04月26日
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今年度の市制モニターを委嘱され初めての市長との懇談会。旧市内5名、旧5町村各2名、合計15名(男性7、女性8)のモニター。 きっと形ばかりなのだろうが市側から質問や意見に対しては「回答」があるので積極的に発言していきたい。まず感じたのは八万人そこそこの人口に対して職員が1,100人もいるという。80人に一人は市役所職員なんておかしい。市としては今後5年間で70人の削減目標とか...なまぬるい!!午後は炭焼き窯が順調に冷えたので「窯開け」をしようと思っていたが雨が降ったり止んだりの天気で一人しか出てくれなかったので中止してサンショの芽摘みとウドを少しとって帰る。午後三時過ぎになって孫が今日4歳の誕生日なので「イチゴ」を、その足で妻の実家へ摘んだサンショとウド、ワラビなどを持って届ける。
2007年04月25日
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目を覚ますと霧雨になる。小鳥の声は聴けなかった。 山の作業が休みの曜日なので家のことをして買い物や郵便局へ振り込みに行き、また庭の芝に恐ろしくはびこってきた草取りなどをする。小さな芽は畳一畳に30分はかかる。今日の食事も春の自然の贈り物づくし。全種類を毎日というわけにはいかないが、ちょっと山に入ると山ウド、ワラビ、サンショ、アケビの芽、タラの芽、ミツバとこのところ欠かさず食べられる。これも里山再生活動6年目の成果でこの時期はまるで「山の畑」といったところ。でもこれからまた戦いがはじまる。それは、恵みへの恩返しとしてあの「下草刈」のシーズンに入るからだ。
2007年04月24日
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4:50分。いつものウグイスとは違う小鳥の鳴声に目を覚ます。チョット・チョット、...チョットコーヒー・ノミタイ、...チョット、コーヒー、...チョットノミタイ・チョット・コーヒーノミタイ・・・・とどうしても聞こえてしまう。 こんな声って聴いたことがあるだろうか? もっとも私は今までそれほど小鳥の鳴声に関心を持っていなかったからかも知れない。どなたかこんな感じに聞こえる鳥の名前知っていたら教えてほしい。一人になってから色々と気づくことがある。一日の時間で家、庭、食事、洗濯と家事の時間が多いこと。みんな妻任せだった。今朝の小鳥の声もきっと聴いてはいたのだろうが記憶はない。目覚めのとき小鳥や虫、風・雨の音が私に聞こえてくる「おはよう...」の挨拶。朝食のあと、不燃ごみ6袋を出し、片付けを終えてから頼まれている「タラの芽」をKさんを誘って摘み、山を一周してから今度は「サンショ」の芽摘みを昼までする。午後はいつもの作業で今日は「タラの芽のパック詰め」、「竹酢」のボトル詰めをする。皆さんは材料加工。そして家に戻るとサンショのアク出しと煮付け、夕食準備で夜になる。…写真は収穫したタラの芽、今日はメンバーに分配して3,800円なり。直売に出せば8,000円になる。…
2007年04月23日
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「地球環境」って人間がまず消えれば何とか再生できる。 地球が生まれてから46億年の歳月のうち、人類らしいものが誕生したのはほんの数万分の一の時間。あの恐竜時代でさえ一億三千年くらい続いたというから人類の一万倍以上の時間生存した。卓越した知能を持ちすぎた人類の余命は短い。もう残された時間のほうがずっと少ないだろう。いや百年、二百年の内に滅亡する可能性もあると思う。まして人一人の生存時間なんて瞬く間もない。だから現状の快楽だけを求めて生きる積み重ねをしてきた結果 「アース ディー」などと生活観の見直しなどを提言しているものの、関心がある人は極めて少ない。私自身も身勝手な生活をしてきたことを反省し、10年ほど前から考え直して行動を起こし、これから生きている時間も自然・環境をテーマに過ごしていきたい。
2007年04月22日
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今日も家の周辺の片付けをして午後はいつものように作業。新しい物置はもう竹炭など里山活動のものでほぼ一杯になってしまった。 あとは、以前からの物置スペースが空いてきたので徐々に整理をしていこう。娘たちはパートに出るようになってから時間に追われ、心身とも疲労が溜っているとかで出かけてこない。夕方電話をしてみると「今日は疲れているので明日は行こうと思う」という。「夕食の準備は済んだ?」と聞くと、「ぜーんぜん...まだしてない」というので、煮物一品とサンショの味付けをしたもの、ミツバ、摘み菜を茹でて届ける。無理をして出かけないでゆっくり休んでほしい。お母さんがいれば、こんなときはきっと我が家に来て食事を済ましていただろうに...。今はお父さんに一人に負担がかかるので気遣っているのだろう。もう少し孫たちに手がかからなくなるまで生きていて欲しかった。自分自身も毎日、目一杯動いても時間が足らない季節。残雪の山にも行きたいがこれから会議や行事、そして一周忌も近くなって気ぜわしい日々が続く。辺りの森は芽吹きが春紅葉のように美しくなってきた。一年前はまだまだ生きていられると思っていたあの季節になった。自分のことに精一杯でお母さんの役割までできない子供や孫にすまないと思う。
2007年04月21日
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6:00時に起きてゴミだしをして山を覗くと、Tさんが昨日お願いしておいた「タラの芽摘み」をしていた。自分は炭焼き窯の冷え具合を見て一旦家に戻り、少しでも手伝いと思い平らな所だけタラの芽を摘み取る。収穫は少なく辺りのサンショの芽摘みもして7:00時過ぎに再び家に入り朝食と片付けをしていると8:00時過ぎに「物置設置工事」の方が現れる。 ホームセンターの簡易物置工事は10:00時頃に終了したので摘んだサンショを4軒の親戚に届けてくる。すると立ち寄った白井の兄が肺に水が溜り、心不全で集中治療室に昨日から入ったままだという話を聞く。来週はこの屋敷を借りて宿の「武者行列」の日に里山活動副産物の「出店」もお願いしているので本人の容態とともに心配になる。午後は散らかっている家の周りの物と、里山関係の「竹炭」などを物置に収納し、同時に不要のものを分別して袋分けしながら17:00時頃まで動いているとサンショを届けた姉さんが「ミツバ」と「蕎麦」を打って届けてくれる。それからはいつものパターンで夕食(晩酌)準備。この時期は野菜と山菜がメインの食事になってしまう。今晩の品数は七品。まるで春の香りいっぱいの食事、一人で食べるのがもったいない。自然の恵みさんありがとう。
2007年04月20日
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昨日に採ったサンショの下ごしらえがうまくでき、保存もこれでOKの自信がついたので今日も朝食を済ませてから仲間と一緒に山に入って2時間半ほどサンショ摘み。昨日にも増して採れた。 昼食後は里山作業。そして戻るとサンショの下ごしらえ。試しにお酒と醤油で味付けをしてみる。なかなかいけるぞ...。味付けによってこれも保存食になりそうだ。でもこんなに沢山あっても冷凍庫が一杯になってしまう。いつもお世話になっている親戚へ電話を入れて明日は届けようと思う。 この時期は自然の恵を中心にいろいろと新鮮なものが食べられる。今月からパートに出で子供のことで夕食準備もままならないという娘のところへ作ったおかずを届ける。とはいっても留守のために玄関ドアのノブに袋を吊るしてくるだけで家に戻る。晩酌の用意をしていると孫から電話が入る。嬉しいことはお姉ちゃんが初めて電話をかけてきたことだ。弟の方は電話でも平気に話せるのだが、神経質な長女は電話に出られなかったので一皮むけて進歩したことが嬉しい。 …画像きあく抜きしたサンショの芽…
2007年04月19日
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昨日はSさんが身を引くように書き込んだ最後のエッセイを自分の心に留めておこうと思い貼り付けさせていただいた。 そして昨夜遅くなって、この一月から書き込みが止まっているBさんのBBSに何か情報が入っていないかと久しぶりに覗いてみると、何とこの4月11日に永眠されたという。彼女が1月初めにホスピスに入ってから当然のごとくブログの書き込みは止まり、いつも気にかけていたが「やはり...」この時がきてしまった。私もお気に入りに入れて、何度かの情報交換と「木の実ブローチ」を喜んでくれていたのに、やはり肝臓への再発で抗がん剤に耐えきれなかったのだと思う。なんとも切ないことばかり。私は妻が去った今もこうして日記を書き続けている。でもネットへの書き込みは一周忌を機に考え直そうと思う。そもそもブログは乳がんへの知識不足のために、藁にでもすがる思いで辿り着いた灯りだった。そしていろいろな助言と知識を得て、2年間の戦いは幕を閉じた。同じ乳がんでも再発、しかも肝臓への転移は別の世界に突き落とされた日々だった。だからこそ本人のことを思うと見守るだけの私とはちがった筆舌に語れない心境だと思う。昨日の日記に引用させていただいたSさんの言葉は、己を冷静に見つめてそっと「身を引く...」のだと思うとまた辛さがつのる。今日の自分は午前中「サンショ」の芽摘み。午後は炭の選別作業をしていたが寒くて途中で仲間と「山ウド」取りをした。夕食は昨日摘んだ「ワラビ」も含めて山菜づくし。こうして独りで生きていてもお世話になった方々のために何もできないもどかしさと空しさを切々と感じる一日だった。
2007年04月18日
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今朝も5:00時になるとウグイスの鳴声に眼を覚ます。やはり2種類の鳴き方をする。雨が降り続いて外での仕事ができない。 妻が再発転移したときに辿り着いた「乳がんブログ」の中で、何といっても素晴らしい感性と文章力と優しさでずっとお世話になってきた方のブログを今日も訪ねたが、先月末の「さよなら、地球」の書き込みを最後に止まっている。これでは一緒に生きてきた「肝臓転移」の仲間はもうほとんどいなくなってしまう。妻の野菜や味噌をあんなに喜んでくれたのに・・・。転移から25ヶ月目で妻も召されたけれど、やっぱり肝転移は絶望なのだろうか? あなたから「ブログ拝見していますよ! 私は今、ゼロータ効果で元気...」といった便りが最後になってしまい、本心では彼女の新しいアドレスも聞いているのでメールもできるのにその勇気が湧かない。それは、私より心のレベルが高い方が、最後の時間を生きているのに割り込んで迷惑をかけてしまうという思いがあるからだ。自己の病と最期へのステージを知っている本人の心境に、たとえいくら身近な妻でもその心を理解できたとはいえない。ましてや、たかが乳がんネット仲間、異性でもあり、現在も「寂しい...」とか「空しい...」と言いながら、のうのうと生きている自分は立ち入れない。だからこそ辛い。これがあなたの最後の言葉になるのですか? 悲しくて辛いです。絶対に妻と天国でお茶してください。今日はこの日記に、貴女の言葉の一部を残させていただくことを許してください。私の脳裏に貼り付けておきたいのです。何もできない自分がいてたまりません。いままでずっとありがとうございました。 「さよなら、地球」宇宙に帰る前に、お片づけしてます。...中略...乳がんというのは、悲しい病気です。治る人も多いけれど誰もがみな、多くの犠牲を払い、辛い治療に耐え、完治まで10年という長い期間を不安とともに暮らします。中には私のように転移をして、そして・・・ 同じ病気の友を見送ることほど悲しく、そして、辛く、苦しく、不安なことはありません。そういう日々を、一口に「闘病」と言うのはあまりにコクな気がします。体調がよければ、病気のことなんか忘れてしまいたいです。体調が悪くなれば、先に逝った友を思い、闇を見ます。...中略...命は、限りあるものです。これは、誰もが知っていて、気づかない事実です。がんだからといって、特別じゃないんです。誰もが、明日、死ぬかも知れぬ運命にある。それが「人の定め」なんですよね。だから、今日を精一杯生きる。だから、明日を夢見る。それが、人なのだと思うのです。そして、辛いとき、悲しいとき、周りをよく見てください。涙しているのは、あなただけではないはずだから。どんな辛いハードルも、あなたに与えられた試練です。必ず乗り越えられるのです。人が生きているということの本来の意味は人生修行だと私は思っています。高いハードルは、あなたを高めるための試練。そして、それはあなただけじゃない。そう思えば、ちょっと気楽に考えられませんか?私は、今日まで、みなさんからたくさんのプレゼントをいただきました。なのに・・・なにもお返しできずにいることを、悔やんでいます。本当にごめんなさい。私は、これからは、私のふるさとの宇宙で「本当の私」で生きていたいと思っています。同じ病気のみなさんたくさんの励ましをありがとう。たくさんの支えをありがとう。なにもできなかった私を許してくださいね。遠い日、いつの日か、天国でお茶しましょう。わがままをお許しください。あなたのエッセイは何十ページもコピーして持っています。ありがとうございました。穏やかな日々を過ごされるよう祈っています。
2007年04月17日
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今日は雨か...「ゆっくり寝ていようかな」と床の中で思いつつ外が明るくなると同時にウグイスが庭で鳴きだす。よく聴いていると声の出し方が違う。一羽でなく二羽なのだろうか? 思い起こせば、昨年の日記にも書いたが妻が亡くなって独りになった庭に毎日のように鳴いてくれ「ウグイスは妻の化身か?」という題で書いた記憶が蘇る。そのウグイスは少し雨が強くなると鳴きやむけれど、夕方暗くなるまでおしゃべりをしてくれた。もっとも昼間は少し留守にしたのでその間はどうだったか知れない。今日は竹炭の飾り物とお風呂用の炭袋と思い、入れ物ときんちゃくを買ってきて作ってみた。100円ショップで28個も買ってしまった。家に戻ってから竹炭の「オブジェ」と「炭袋」を6個ずつ作ってみた。これって値段をつけて売れるかなぁー? いくらくらいなら買っていただけるだろう。自分では千円と五百円くらいは欲しい。これでも絶対にこれまでの過程と手間を考えたら儲けは出ない。
2007年04月16日
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昨夜はお花見会が終わってからまたTさんの家に呼ばれてご馳走になる。 そして今日の作業に出てくれたのは昨日の21人の内たった4人。いったいどうなっているのだろう? 皆さんきっと家庭のこともあり週末の2日を里山活動に費やすことは無理なのだろう。冗談に「食中毒になったのだろう...」と4人で話をする。今日も作業の後半にタラの芽を摘み、23パックできた。次の週末まで直売所への出荷はできないけれど、メンバーと知人が全部購入してくれた。ありがとう。下の写真は昨日のサクラ吹雪後のチューリップ。ここは去年まで妻が花を作っていたがその後を継いでAさんとSさんが育てくれ、時々のお墓参りにも使ってくれている。
2007年04月15日
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里山活動恒例の「お花見会」を今日計画したが心配した雨は明け方には止み、晴れ上がっていたので胸をなでおろす。 朝一番で直売所へ。私たちの「タラの芽」は品質がよくすぐにまとめ買いされてしまうので売り場に並べないで欲しいという。今日は20パックしかないのに事務所に預ける。家に戻るとお花見の準備に入る前に、まずは妻の十一ヶ月目の月命日のためや一人で墓参りに行く。もう少し時間が遅ければ娘たちも来てくれるのだが、スケジュールが一杯なので待ってはいられない。再び戻ると皿洗い、野菜、ボール、その他いろいろ・・・。女房がいればみんな準備してくれているのだがすべて一人でやらなければならない。TさんとKさんは会場の準備を済ませて「タラの芽」摘みに山に入る。11:00時前になるとぞくぞくと女性軍が集まってきてくれる。私では揃わないものの補充、買い足し、テンプラ揚げと自主的に進めてくれる。そしてタラの芽摘みから戻った2人を待ってパック詰め作業と花見会セッティング組に分かれて12:00時を廻ってしまったが21人も揃い「乾杯!!...」。風が吹くと花吹雪が舞う暖かな日和に恵まれて日ごろの労を語り合い、時の経つのも忘れてしまうくらい楽しいひと時を過ごさせていただく。宴会は三時間以上も続き、片付けを済ましてからも残った人たちの談笑は止まなかった。こんな身勝手な世相の中で、無償のボランティア仲間の素晴らしさをひしひしと感じた一日、みなさんありがとう。そしておかあさん「今年もまたお花見会ができましたよ!」と報告。
2007年04月14日
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4:00時に炭焼き窯の状態確認と竹酢採取。家に戻って二度寝をすると目が覚めたのは8:00時前になってしまった。 10:00時からは明日直売所に出荷する「タラの芽」摘みをKさんと2人で行い、戻るとAさんの姿が見えたので呼び止めてパック詰め作業まで行う。今日の収穫は一万円ほどにはなる。少し遅い昼食を済ませて買い物へ。そして行動の合間を見ては炭焼き窯の状態監視を続け、気密漏れ箇所へ粘土を作って補修をする。夕方になると排煙温度は300度を超えてきて、20:00時には煙も紫色に変わり382度の時点で炊き口を閉鎖する。そして家に戻り風呂を済ませてから22:00時に煙突を塞ぐ。これで今晩はゆっくり眠れる。
2007年04月13日
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昨日に準備のできた炭焼き窯は朝食を済ませてからゆっくり、と思っていたが4:00時前に目が覚めてから寝付かれないので早く始めようと思い、4:30分に開始する。予備炊き一時間ほどで窯の中に着火、6:00時には炊き口の片付けと送風状態にセット完了。 朝食を済ませて窯のところに行くと猛烈な排煙が始まっている。その後も順調に煙の温度は上昇していき、今日の状態は良さそうだけれど、心配なことは左前部上方からの煙の漏洩、この対策を送風停止して窯を塞ぐまでに何とかしなければならない。ところで、植林した雑木林のところに昨年植えたワラビはとてもおいしそうに育っている。そろそろ摘んで食べられそうだ。
2007年04月12日
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49日忌のときはまだ落ち着けず参堂者も限られた近親者にお願いした。妻はたくさんの人の世話になり世話をしてきたので来月の一周忌は我が家にたびたび訪ねてきてくれた甥と姪にも声をかけることにした。 結果的に予定している全員が来られれば40人を超える。一応電話で話しをしておいたけれども、確認する人にはハガキを出そうと思って今日書いた。遠方からの方には泊まりもセッティングするので今月中に確認したいと思う。もう一年になるのか... とつくづく思う。みなさんの心の隅に少しでも長く行き続けて欲しい。今日も忙しかった。山の作業はタラの芽摘みと炭焼き準備。雨が降り出してしまいタラの芽のパック詰めは家のテラスに持ってきて一人でする。
2007年04月11日
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百何十回目の妻江との山だっただろうか? 思えばちょうど一年前の今日が最後の山行きになってしまった。新潟の「角田山」にユキワリソウとカタクリを見に登った日だ。あの頃から「癌性腹膜炎」がはじまり、「お腹が張る」と立ち止まっていた姿が思い起こされる。その34日後にさよならをしてしまった。 今日は天候も安定して春だー... というような一日。そして皆さんに感謝の一日だった。午前中は昨日摘んだ「タラの芽」をどこで、誰に買っていただこうかと思案していたらおばさんがお使いものを含めて13パックも引き受けてくれ、郵便配達の方が2パック。残り2パックは自分のお使いものでとりあえず消化できた。ありがとう。そして畑で草退治をしているとNさんが「竹酢」を買ってくれ、明日はタラの芽2パックを買ってくれるという。更に孫たちにと「お菓子」の差し入れ、前後してAさんが沖縄の旅行みやげを持ってきてくれる。こんな幸せな自分でいいのだろうか... ほんとうにみなさんありがとう。あのときと同じように季節は巡り、今、庭は春爛漫! 写真は西側に見える桜と一人の生活になり手入れ不十分な我が家に咲く花木たち。
2007年04月10日
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いつもよりゆっくり起きて「燃えないゴミ」を出す日なので運び、朝食の準備もしたが彼女はまだ眠り続けているので「タローの散歩」も済ませてしまおうと思い、山を下り下の国道に出ると、まだ通勤時間帯でたくさんの車が通る。タローは電車や車が好きだとは聞いていたが、歩道のガードレール越しに通る車のところへ出たくて大騒ぎ。そのうち、ハーネスが緩んで片足抜けそうになったので直そうと思ってリードを引き寄せた瞬間!! ハーネスが外れた!! タローは坂を上る方向の車を追って走り、またたくまに姿を消してしまう。車は後にも続き「撥ねられてしまう...」どうしよう! と小走りに追うがどうにもできない。すると今度は坂を下る方向の車を追って追う私と反対方向に走り下っていく。 次はまた登り方向の車を・・・ ちょっと車が途絶えたので「タロー・タロー」と呼ぶと私の手が届くところまで近づくのだが、首輪のない犬は捕まらない。そしてまた車を追う。こんなことをしていたら絶対に「撥ねられてしまう...」と思い、道路から離れた田んぼ道に入って「タロー・タロー・・・」と呼ぶが、車を追っているタローの姿は見えなくなってしまった。どうしよう! どう姪に話しをしよう! 彼女の「セラピードック」なのだ。次の犬を買ってやって済むものではない...。どこかで車に撥ねられてしまったのだろう。と動揺しながら、とりあえず家に戻ろうと歩いて家の近くまでくると、いつも会っている犬を連れたお兄ちゃんに出会い「黒い柴犬を見なかった?」と聞くと、さっきその辺にいたという。まさかいくら犬には「帰省本能」があるといっても、まだ2回目の我が家を自分の家と思う筈もないと思いつつも「もしかしたら・・・」の一縷の望みが走った。さらに家の前の土手まで来ると今度はやはり犬の散歩のIさんに会う。また「黒い柴犬見なかった?」と聞くと、さっき私の来た後ろの方を東に向かって歩いていったという。それではまた遠くへ行ってしまったのだと思いつつ、一旦家に戻ろうと思い庭に上ると、なんとタローはいたのだ!! どうしたの? ヘロへロで「タロー...」と呼ぶと「何してたの・・・」というような済ました態度で私のところに来た。「よかった!」もう泣き出したい気持ちなのに彼は済ましたもの・・・ハーハーしているので水を汲んでやるとおいしそうに飲む。ほんの2回しか会っていない犬がまさか我が家に戻っていることは想像もしなかった。この犬はとてつもなく私を好いているのか、それともこの家が気に入っているのか? それともまだ寝ている飼い主の臭いに向かってきたのか? 私にはわからない。とにかく胸をなでおろす。家に入るとまだ姪は眠り続けている。今度はこっちも心配。でもこのトラブルを報告しないわけにはいかないので、「まだ眠いの?」とゆすって起こしてしまう。「ゴメン、そんなことだったの・・・」と謝るが、私が悪い。性格も知らない犬を勝手に連れ出してこんなことになってしまったのだ。再び取り付けた「ハーネス」は、緩みがないように調整したので今度は抜けることがないだろう。朝食は10:00時を過ぎてしまった。陽がさして暖かかった陽気はにわかに曇り、また雨が降り出した。姪はお母さんからも電話があり、正午過ぎに帰っていった。前回よりまた元気になったと思う彼女に「がんばらずにがんばろう!」という。午後からまた里山作業。夜になって床につくとまたあのタローが逃げて道路を走っている姿がまぶたに浮かぶ。
2007年04月09日
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犬のタローを飼うようになってから散歩や外出ができるようになった姪がやっと2回目になる一人での来訪。 目的の一つはタローのシャンプー。今まで一度も洗ったことがないという。どんな騒ぎになるか気がかりだったが、尻尾の先から徐々に頭に向かって少しずつ洗っていくと気持ちが好いらしく意外にも静かにしてくれていた。いくら犬には好かれる自分でも二度目に会った犬を洗うのは「噛み付かれるかも?」との不安があったがホッとする。それにいつもブラシはかけていたそうでそれほど汚れてもいなかった。午後は彼女に細く焼いた竹炭の「盛り合わせ」をできたら作って...と頼んで山の作業に出かける。作業は・窯の補修・材料作り・炭の選別組と分かれて10人で実施。昨日から出荷した直売所の「タラの芽」合計27パックは朝早いうちにすべて売れたという。でも平日は直売所が休みなのでその間に収穫したものをどうさばくかが問題だ。夕方から急に空模様が怪しくなって庭につないだタローが雨に打たれないようにベランダから庭の木を利用してビニールシートを張る。これでひとまず安心。夜は2人で一杯やりながら少しでも病が回復していくようにと遅くまで「心の解放」が図れるような話しをする。安定剤を飲むと彼女は「眠り姫」ならぬ「眠りおばさん」になって、おやすみ。
2007年04月08日
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もう少しで妻が召されて11ヶ月になる。もし生きていたなら今日は39回目の結婚記念日。23歳という若いときに年上だった彼女の年齢のこともあって生活は苦しかったけれど一緒になった日のことを思い出す。 これからは、ずっと一緒に生活していたときよりこの日のことを思い起こすことだろう。でも38年間辛苦を伴にした時間は私の人生の大部分を占めることは間違いない。仏壇に向かってあらためて「ありがとう...」とお線香をあげる。今宵は特に一人での晩酌が身に浸みる。彼女が畑で作っていた「花畑」は今年も仲間の2人が引き継いで今、チューリップが盛んに咲いている。今日の午後は炭焼きの「窯だし」をした。今回も窯の中に空気が入るのか冷え切らないのだ。このまま時間が経過すればただ「灰化」するのを待つだけになってしまう。たくさんの水を用意して窯の口から出る熱気に耐えて少しずつ取り出す。炭そのものの出来栄えは最高に近いのだが、やはり灰化した部分が多くもったいない。どこから空気流入があるか特定できないけれど、怪しそうな部分を補修して次に頑張ろうと思う。嬉しいことが一つ、それは最近ボランティア仲間に加わったSさんの奥さんも一緒に加わってくれるという。東京育ちの彼女にとって、きっと珍しいことばかりだと思うけれども、また新たな話題も増えることだろう。なによりこの活動はコミュニケーションの場なのだ。
2007年04月07日
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ここ2日間で少しずつ片付けを始めて今日はごみ出しの金曜日、4袋になった。衣類、不要書類などが主だけれど、もっと思い切って捨てることを考えないといけないな! と思う。でもなかなか判断がつかないものが多く、2回、3回とやって分別していこうと思う。 里山作業では週末の直売所に出荷しようと思い「タラの芽」を二組に分かれて摘んだが、収穫は13パック分だけ。この芽の収穫はほん二週間程度徒と短期間だが、私たちの活動にとって大事な収入源、100グラム400円以上で売れるのだ。私たちは金儲けが目的ではないので買っていただく方には申し訳ないが値段には下限制限があるので仕方ない。でも品質だけは負けない。右上の写真はパック詰めしたタラの芽
2007年04月06日
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今朝も冷え込んだ。片付けを少しばかりして午後の作業では「タラの芽」の様子を見ながら早く芽が出たものだけ収穫する。まだ500グラムくらいにしかならなかった。明日暖かくなってくれれば倍くらいは採れるだろう。 夕方、畑のワラビを20本だけ摘んでアク抜きをしてみることにした。明日の朝は試食できる。これから9月初めまで何10回食べられるだろう? コゴミは一掴みほど摘んで夕食に・・・。
2007年04月05日
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今日は少し寒いものの良く晴れていると思って山の作業に出ると急に怪しい雲に覆われたかと思うと、山は雪模様になって氷雨が降ってきて途中で中止。東京でも雪が舞ったという。 家に戻り、午前中から始めた家の中の整理を続ける。昨秋までに一応不要なものは廃棄したつもりだが、まだまだ押入れやタンスなどの正規な場所に収納が済んでいない。理由は生活で使っていない4つの部屋は「温かくなってからでいいや...」と放置したままだったのだ。でも、もう一ヶ月あまりで一周忌になってしまう。何とかしなければ・・・。とやっと再スタートをした。どこに何を収納したのかわからなくなってしまうため、タンスの引き出しにはラベルを貼ることにした。まだ今日のところゴミ袋二つ分の捨てるものと、二つのタンスに入れるのが済んだだけ。部屋といえば、かえって散らかってしまっている。これから先が思いやられる。
2007年04月04日
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作業が休みなので午前中に買い物、写真屋さんへ行く。戻ってから今年度の「ボランティアメンバー募集」の原稿を作る。 午後、畑に出てみると、またコゴミが伸びている。山菜好きの鯉沢のおばさんのことを思い出して届ける。その合間に先日比叡山に同行したあきちゃんの孫が「アトピー」で辛い思いをしていると聞いたので試しにと思いお風呂用の「竹炭」と「竹酢」を届ける。効果があればうれしい。陽気がよくなってきたので家の内外の整理をしようと思っているのだがちょこちょこと動いていて今日も何もできなかった。
2007年04月03日
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保育園も短い春休みに入っている。孫を連れて娘が訪ねてきた。 しかし午後からは里山作業で一緒に遊んでやれない。私たちの仲間もこの時期は孫が休みのためにその世話で作業に出られない人が多い。でも私の場合はそのために休むわけにはいかない。こんなとき独り身のために週末に保育園に入る長男に少しばかりのお祝いをしただけで、おばあちゃんがいなくて一緒に遊んでやれず、孫たちに申し訳なく思う。このところの雨で一気にコゴミが伸び、たくさん収穫できたので今日は両隣におすそ分け。
2007年04月02日
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ちょっと昨日までの旅の疲れがあるが今日は「月例観察会」。暖かいけれど風が強く黄砂が舞う一日。10:00時に集まったのは4人だけ、里山活動のフィールドを一周するとアブラチャンの花も終わり、タラの芽も動き出している。樹木ではシデ類やアジサイか芽を吹き「山笑う」の季節になった。盗掘から逃れたシュンランも咲いていた。条件のよいところから摘んだ一掴みのタラの芽とコゴミ、フキノトウで作業が終わった後に旬の山菜で「テンプラを揚げて一杯やろう!」ということになり、風を避けて我が家の庭で準備をする。しかし、自分が主役でテンプラを揚げたことがない。テンプラ粉の袋に書いてあるレシピを見ながらの初体験。手伝いのKさんも同じこと、七輪のために少し量を多く入れると油温が下がってしまう。それでも大量に作って家の中に持ち込み3人で自画自賛しながらの楽しい時間を過ごす。
2007年04月01日
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