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昨日の「切り干しタケノコ」は朝、直売所に行く途中、兄の家に少し届ける。 戻ってから畑に行くと草が猛烈な勢いで育っている。ワラビもたくさん。午前中は掃除と洗濯を済ましてから少し草退治をしてから「ワラビ摘み」。午後はおととい仲間が窯の「炭出し」をしてくれて空っぽになっていたので次の炭焼き準備をスタート。窯の中に入り、仲間が運んでくれる材料を積み込む。今日は全体の80%ほど完了。明日は詰め終えて、焚き口の乾燥炊き準備まで済ませたい。今日でもう今年も半分の月日が流れてしまった。このところ、忙しさに追われて日々を送っていて、一人での生活に慣れてきてはいるけれど、夜になると「これでいいのだろうか?」と、ドキッっと胸を突き刺すような時間がある。何か空しい。
2007年06月30日
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昨日からの天気予報で新潟や福島県只見地方は大雨とのこと。昨夜になってから中止が決定する。学校側では決行したい様子だったが、目的意識が薄い中学生200人以上を大雨の中で歩かせるのは危険も伴う。仲間のガイドはすでに現地入りして泊まっている人もいるが止むを得ない。群馬も北部を除いてはそれほど雨も降らなかったが、尾瀬方面は強い雨が降り続いた一日だったと思う。私にとっては3日続けて山に入るより、休めてありがたい。夕食のとき、先日挑戦した「切り干しタケノコ」で煮付けを作って見た。タケノコは昨夜から水につけておいたけれど、思ったより量が増えない。3倍くらい… 干して乾燥したら1/10くらいになったのだから「生」のときの1/3くらいだろう。タケノコ、シイタケ、油揚げ、ひじき、ニンジン、ワラビと一緒に煮る。さて問題の味 … とにかくコリコリと歯ざわりがいい! 味もよく浸みこんでいる。これはいけるかも? 明日は誰かに味見をしてもらおう。
2007年06月29日
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今日は昼前に電車で渋川駅に到着するお客さまを待って榛名山周辺を夕方まで案内する。 伊香保から榛名へ。残念ながら蒸し暑く湿った空気と雲で、道中からの山々が見えない。車窓からはヤマボウシ、咲き始めたノリウツギ、名残りのツツジなどは観察できる。とりあえず榛名湖を一周して榛名高原の遊歩道をウォーク。ここもまだ夏の花は開いていない。ところで歩道の半分ほど木道が敷設され「湿原に立ち入らないでください!」と書いてあるが。ここは湿原には思えない。逆に近年少ないミズナラの木が伐採されている。これではますます乾燥した草原になってしまうだろう。ユウスゲも蕾。ネバリノギランは盛りだけれど「きれい!」とは誰もいってくれない。その中で「夏グミ」が真っ赤な実をつけていた。ここは樹木がなく、蒸し暑いので、次は伊香保森林公園へ向かう。人もほとんどいなくて森林の中はやはり涼しい。樹林の下に「コアジサイ」がブルーの小さな花をつけて涼しげに咲いていた。このアジサイ、装飾花がないけれど、よく見るととても繊細! 自然の花たちの造りは素晴らしい。春と夏の狭間で見るべき花たちが少ない時期なのでちょっと心配していたが、お連れの方は、とにかく日常が忙しいので「自然の中」にいるだけで喜んでくれるので嬉しい。帰りの時間を気にしながら、次は水沢観音へ。ここで石垣に群生した「ユキノシタ」にびっくり。何度も来ているのに気がつかなかった。この時期に来たことがなかったのだろうか? これだけでも見るに値する。 約半日での案内は時間が足りない。あちこち廻って18:00時前に渋川駅にお送りするお客さまが、またゆっくり時間を作って訪ねて欲しい。
2007年06月28日
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本当のところ中学生の尾瀬案内はしたくない。特に首都圏の学校は・・・。 というのは、今まで多くの学校が自然教室行事の一環として、一日を尾瀬に当てている。今回もそうだ。ましてや、今回は福島県側から入ってくるので大江湿原で出迎える。総勢が200人を越え、ガイドは仲間が21人で班分けして行動。私はF班12人を受け持つが、事前学習ができていないので先ずは自己紹介と生徒の目的を聞くと、誰もはっきり答えられない。ただ「尾瀬」というメジャーな場所を教育者側が選んだだけだと思う。こんな意識がまとまっていない集団を僅か3時間ほどでまとめるのは至難の業なのだ。生徒達に植物の固体を説明しても興味は示さない。主眼は・なぜ私が皆さんと一緒にいるのか ・自然公園のありかた ・ビューポイントでの写真撮影 ・安全 ・食事場所と時間・・・ くらいになってしまう。学校側としては、この大集団を一列歩行の尾瀬で一般者に混じって統制はできないために、お金をかけて私たちに案内を依頼しているのだから、単純に引き受けるだけでいいのだろうが空しい。それでも許される時間の範囲内で精一杯やってみた。強いてよかったことをあげれば、集合写真を何枚か撮れたこと。最後のビジターセンター内でまとめとして「自然環境と命の営み・私のスタンス」を話せたこと。自分では気づかなかったが、それを後ろで聞いていたのが先生だったこと。私の名刺を求めた半数の生徒がいたこと。この中に、一人か二人自然と人間環境に関心を持ってくれる若者が現れたらそれでいい。乱れずに行動してくれた生徒達に感謝。やはり自分では無力感の一日だったが、ガイドもつけずにただ騒ぎながら歩く学校から比べたらずっとよいことだ。学校にも感謝しなければならない。
2007年06月27日
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私が好きな歌は、みんな過去とか別れとか人生の生き様に結びつくものばかり。演歌というよりバラード系かもしれない。今はもうカラオケなどに行く機会もなくなったが、少し古い歌でどうしても覚えたいのがあった。五木ひろしが歌う「山河」だ。たまには日常生活の中で聞くことはあるが、歌そのものが、あえて覚えたいというほど好きではないのでCDなども買ってはいない。でもこの歌は私にとって難しい。歌手:五木ひろし作詞:小椋佳作曲:堀内孝雄… 山 河 …人は皆 山河に生まれ 抱かれ 挑み人は皆 山河を信じ 和み 愛すそこに 命をつなぎ 命をきざむそして 終には 山河に還る顧みて 恥じることない足跡を 山に残したろうか永遠の 水面の光増す夢を 河に浮かべたろうか愛する人の瞳に 愛する人の瞳に俺の山河は 美しいかと 美しいかと歳月は 心に積まれ 山と 映り歳月は 心に流れ 河を 描くそこに 積まれる時と 流れる時と人は 誰もが 山河を宿すふと想う 悔いひとつなく悦びの 山を築けたろうかくしゃくしゃに うれし泣きする かげりない河を 抱けたろうか愛する人の瞳に 愛する人の瞳に俺の山河は 美しいかと 顧みて 恥じることない足跡を 山に残したろうか永遠の 水面の光増す夢を 河に浮かべたろうか愛する人の瞳に 愛する人の瞳に俺の山河は 美しいかと 美しいかと今日は作業も休みの曜日、何度も繰り返して聴いて少しは唄えるようになったかも…明日から3日間、連続して山案内が続く。今日は早く眠ろう。
2007年06月26日
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今日も一日中太陽が出ない。午前中は芝の草退治をしながら昨日に引き続いてタケノコには温風ヒーターを当てておく。 ぐずついている天候を嫌ってか作業には4人しか出てこなかった。作業後にはワラビを摘み、「切り干しタケノコ」の出来ばえを確認すると、カラカラに乾燥した。ちょっと色が茶色になって「切り干しダイコン」とは違うが、もともと白い大根と黄色がかった筍とでは同じにならないのだろう。いずれにしても見た感じでは予想以上の「上出来!!」。量は1/10に減った。あとは水に戻しときにどうなるかと、保存期間がどうなるかの課題が残る。それにしても生活が変わったものだ。以前だったら食べるもののことなど考えてもみなかった。すべて女房任せで、いろいろ作ってくれても気に入らなかったら食べずに残していたのに、自分で作ったものは失敗しても我慢して食べてしまう。ましてや保存食の切り干しなど思いもよらなかった。すっかり主夫になってきた。でも、一人暮らしでは「主夫」とはいえない。ただの自炊だ...。
2007年06月25日
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孫たちは弟の方が布団をかけてもゴロゴロしていたが、夜中も静かで自分も良く眠れた。 5:30分に起きて昨日の夕方に採ったタケノコを昨日に引き続いて「切り干し」にするために刻む。昨日干したものより少し厚めにしてみた。7:00時過ぎに2人は一緒に起きだしてきたので朝食を準備し、「いただきまーす...」までは良かったのだけれど、2人の食欲は進まない。そのうちに弟が「お姉ちゃんはお腹が痛いんだって...」という。どうしたのだろう?食事の後、タケノコを庭に干し終えて心配なお姉ちゃんの様子を電話で娘に報告すると「食べ過ぎたんだよ! 放っておいていいよ...。」という。薬なんていらないそうだ。じゃーここで寝ていて、と座布団の上で横になっていなさい! と放置しておく。ところで昨日の天気予報では、今日もお日さまが出るということだったが、今にも雨が降り出しそうな陽気。これではタケノコが乾燥しない。この時期なのでカビたり腐ったりしてしまう。9:30分頃になると、案の定お姉ちゃんは元気になって一安心。10:00時過ぎに両親が迎えに来たときはいつもの状態に戻っていた。昼食の後、さて里山作業に...と思い外に出ると雨が落ちてきた。慌ててタケノコを家に入れて作業も中止。さあータケノコをどうしよう。あっそうだ! 「温風ヒーターを使おう!」と思いつく。そういえばまだヒーターには灯油が入ったままなので使い切ってしまえば片付けも楽だ。でもこんな強制乾燥でよいのだろうか? でもこのまま放っておけば傷んでしまう。夜、眠るまで温風ヒーターで乾燥を続けると「半乾き」状態になり、量も半分に減ってきた。これでもいいのかも知れない。
2007年06月24日
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朝から晴れ上がる。直売所から戻ってタケノコの「切り干し」作りに挑戦する。幸いにも明日まで天気は良さそうなのでチャンスだ! 茹でてアク抜き、スライスにタケノコを切り庭に干す。スライスにするのに時間がかかる。夕方になると少し薄く切りすぎたのか紙のようになってしまった。明日も晴れればあと一日でカラカラに乾燥するだろう。 夕方になって久しぶりに娘たち家族が来る。タケノコ、ゼンマイ、大量のサラダなど草食動物のような私が作ったおかずを孫たちは黙々と食べてくれる。訪ねてきた理由の一つに「ホタルを見に行こう!」と誘ったのが功を奏したので、20:00時近くになって我々が里山作業で手入れをしている水辺に行ってみる。しかし今夜はホタルが舞うには条件が悪い。好天気で月も星も輝き、空気も乾燥している。現場に行くと案の定、数匹しか舞っていない。雨が降りそうな曇天なら数十匹はいるのだが... それでも孫たちは「いた いた! ここに、あそこにも...」と喜んでくれた。再び家に戻ると、2人の孫は「泊まりたい!」という。そのことは私が夕食の準備をしているとき小声で「今日はおじいちゃんちへ泊まりたい」と言っていたのを聞いてはいたが、お母さんの許可が出たので本気になってしまった。そういえば妻の様態が辛くなった頃からずっと泊まっていなかったので一年と数ヶ月ぶりの泊まりだ。両親が帰り、2人と一緒にお風呂に入ると、湯船が窮屈な感じがした。それだけ大きくなったことを歳月が物語っている。...下の写真はホタルの水辺に向かう石段から小野子山のシルエット...
2007年06月23日
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朝からずっと雨が降り続く。午前中は金利1.5%の国債を証券会社に勧められたので、僅かだがほとんど金利ゼロの預金から移す手続きをしてくる。 ブログに書き込んだ「タケノコの保存」で「切り干し」へのアドバイスが書き込まれていたのでタケノコを採ろうと雨が止むのを待っていたが夕方になっても止まない。こうして一人ポツン! と家の中にいると、明日の竹炭出荷準備くらいで、ネットサーフィンして時間をつぶすことしかしない自分のふがいなさが情けなくなる。いつも屋外での仕事や活動しかできない自分。これから年老いて身体の調子でも悪くなったらいったいどんなふうに過ごすのだろう? と、ふと思う。何かインドアーの趣味を復活させようか! 木の実の細工物、短歌、俳句、絵画は自己流でも経験はある。いずれも一人でできるが、評価してくれる仲間も必要だと思うと同好会が面倒くさい。今週は山案内へ二日、来週も三日は入る。外は里山作業が半日ずつ毎日つづく。体ばかり使っている癖がついてしまい、雨で無目的の時間にとまどいを感じている。こんな日はやはり連れ合いが欲しいとつくづく思う。 日常の生活は一人でもできるようになった。これからのことを考えると、この歳になっていろいろ世間の目もあるが、再婚もしくは親しい友達作りを考えてみようかなぁー・・・。
2007年06月22日
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このところようやくワラビが順調に収穫できる。三日に一度採り、重曹で「アク抜き」をしておくと毎日欠かさず食べられる。 これが八月末までは続くだろう。自然の恵みだけれど、こんなに野菜のように食べていて害はないだろうか?とちょっと気にもなってくる。それとやはり保存方法、塩漬けはしたことがあるのだけれど一度に大量は収穫できない。「干しワラビ」も販売されているのでこれなら食べきらない分を少しずつ乾燥させて保存できるかも知れない。
2007年06月21日
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昨日からの暑さ、どうなっているのだろう。4:00時過ぎに目覚め、早いのでまた眠ろうとしたがダメなので起きだし、Sさん側の残った草刈りを済ませる。これで全体の二回目が終了。6:00時ちょっと前に終わり、朝食にも時間があるのでタケノコを採りに山に入る。 ちょうど食べ頃になったものがいっぱい出ている。昨年に比べたらはるかに多く発生している。10本ほど採って家に戻ると、もう汗びっしょりでシャツを脱ぎ捨てる。朝食を済ましてからタケノコを茹でて「アクだし」をする。さて、このタケノコ食べきれないしどうしよう。とりあえずお隣に届け、残ったものを干して「切り干し大根」のように保存できないかと思い、とりあえず少し小さく切って庭に干してみる。午後、作業に出てきた仲間に「タケノコの切り干し...」はどうだろう? と聞くと、「筋ばかりでダメだろう!」が皆さんの意見。作業を終えてからまた山に入りタケノコ10本。やはり「塩漬け」でとりあえず保存しようと思い、食塩を買って夜のうちに処理を済ませる。切り干しはあきらめた。
2007年06月20日
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また青空の日に戻った。谷川岳がくっきり見える上毛高原駅に尾瀬ライナーに乗車すべく向かう。今日のお客さまは21人。母と同行の娘さん意外は年配者がほとんど。でも黙っていたのでは私が乗車した意味はない。入山口までの一時間強、マイクを持つ。2/3くらいの方は「私の話は聞き流して、外の景色を見てください!」というのに真剣に聞いてくれている感触を受ける。尾瀬ヶ原の同行ガイドを希望された3組6人と一緒に歩き出すと、関係ないツァー客が私に質問しながら割り込もうとする。「あなたたちはガイドがいないの?」と、遠慮していただく。道中、新聞記者と同行している尾瀬の恩師U先生、NHKテレビ「小さな旅」などに出たSさんにも出会う。一方、20人以上を引き連れた顔見知りのガイドにも何組か出会う。いったいお金をいただいているお客さまに、どんな接し方や説明をするのだろう?山の鼻へのアプローチでは木道の取替え工事が行われている。植生保護のためにお客さまに「木道から外れないでください!」とお願いしている身にとっては、この工事現場をどう言い訳すればよいのだろう?いくら仕事とはいえ、あまりにも植物の保護に対する配慮が感じられない。いつも立ち止まって説明する下の写真「クルマバツクバネソウ」がまとまっている場所はまるで踏みつけられ一本も見えない。木道の工事は私たちが来るために植物を踏み荒らしから守るためのもで、申し訳ない! 作業者には「ご苦労様」の気持ちなのだが、この尾瀬という特別保護地区での仕事に誇りを持っていないのだろうか? と思い、とてもやりきれない思いになる。 山の鼻から尾瀬ヶ原に入ると、いつものこの時期に何かが欠けている。彩りだ!! それは赤いレンゲツツジ、そしてワタスゲの花穂が少なく貧相なこと・・・。何故? 木道に近いレンゲツツジを見るとすぐに「霜にやられた...」と思った。一週間前に大きくなっていた蕾は開花直前でダメージを受けたのだ。そしてヤマドリゼンマイも1/3ほど萎縮していた。ワタスゲの花穂が少ないことと、そのボンボンが小さいことはどうしたことだろう。花穂の密度は毎年変化するが、穂が小さい(実が少ない)原因は?いずれにしても、今春は残雪が少なかったこと、梅雨らしい日がなくて湿原は異常な水不足で、植物たちの悲鳴が聞こえてくるような状態であることは確かだ。ところで今日一緒に歩いた方はご夫妻2組と母娘の6人。一組は三叉路で折り返し、4人とビューポイントまでを往復する。山の鼻に戻ると折り返したご夫妻も待っていて、見本園に行く。14:00時を過ぎるとここは静かでキンポウゲやシナノキンバイなども見られ、足元にはリュウキンカ、名残りのミズバショウもある。いつものお客さまと同じように「いいところねー」と喜んでくれる。最後の「池塘」で水面に写る皆さんの写真を撮っていると「ヘリが来るので待避してください!」と追い立てられる。「救急ヘリ? 」と聞くと「そうです...」という。すぐ近くのボックスに対象者らしい高齢の男性が左手を押さえていた。私はビジターセンタの人や関係者らしき人に「歩けるんだったら、タダの救急ヘリなんて呼ばない方がいい...税金の無駄遣い!」と苦言。どんな気持ちで尾瀬に入っているのだろう。こんな尾瀬にしてはならない。入山する資格がない人が多すぎる。最後にちょっと不愉快な思いをしてしまった。でも今日も皆さん、尾瀬よありがとう。 バンザーイ!!
2007年06月19日
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赤城山は近くにあってもこのところ何年か出かけることはなかった。遠方から訪ねてくる友は半日としか時間がないのでレンゲツツジが見ごろになった近場に案内する。 昨日までの好天気は去って霞がかって曇り空のために四方の山々が望めないのは残念だが、新坂平に到着すると平日というのに駐車場には車がいっぱい。辺りはレンゲツツジの朱色で埋め尽くされていた。山ツツジのほうは最盛期を過ぎて色があせていた。次の目的地は小沼、そして覚満淵と時間がないのに足を運ぶ。 覚満淵は小規模な湿原があり「小尾瀬」という人もいるが植生は比較にならない。雲が少し切れ気温が上ると一斉に「エゾハルゼミ」の大合唱。お連れさんは、この赤城の自然をとても感激してくれて嬉しいのだけれど、帰りの時間を気にしながら車で大沼を一周して帰宅する。家に戻って休んでいる時間もなくお別れするが、やっぱり自然は素晴らしいということを感じてくれたと思う。またお会いする時は、外の地域を案内することを約束する。お疲れさま、ありがとうございました。
2007年06月18日
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昨日の同窓会では50人ほど集まる。60歳を過ぎて最初の集まりになったのでリタイヤした人もあるのかいつもより参加者が多かった。 私を「誰だっけ?」という人はあまりいないけれど、自分は何割もの人の名前と顔が一致しない。それだけ時間が経ったということだ。宴会は3時間もあったのに半分の人くらいしか話ができなかった。二次会という誘いがあったけれど、宿の外に場所が移るというので不参加。半数近くが出かけた。誰が行ったのかも知らず、もしやと思って買っていただこうと思って持ち込んだ「竹炭と本」を片付けていると、女性の部屋に誘われる。そこには17人も集まっているではないか!宴会では宣伝できなかった私の本「山・私の軌跡」を欲しいという。すると次々に以前に買っていただいた方を除き、全員が一冊ずつ買ってくれた。ありがとう。23:00時頃までそれぞれの方とお話はしたけれど、相手が多すぎて深い話しはできなかった。朝になっての食事はバイキングのため、それぞれ済まして流れ解散になり9:00時前には家に戻る。 戻ってからお米が切れたので30キロを精米してくる。私は1/3でほかは娘たちの家で食べる。午後からは里山作業へ。竹炭の選別や加工ばかりしている私に下刈り組から「タケノコが出始めた! 」というので作業後に竹林に入ると、ある、ある...。手持ちのビニール袋がいっぱいになるだけで家に戻り、アク出しをして両隣に届けると喜んでくれた。それだけでは余り、娘に電話をすると、取りに来た。実のところ私の家には一昨年に収穫した「塩漬け」がまだ残っていて、一年中食べたいときに食せるので、少しだけあればいい。娘と孫は、料理を食べ、お米、タケノコ・ワラビを持って帰っていった。今日は夕方、以前から連絡のあった県外の方が明日こちらに来られるという。レンゲツツジが見ごろになった赤城山にお連れしようと思う。
2007年06月17日
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午前中、床屋のF君から「ちょっと来て...」と電話が入る。何の用事かわからないで出かけていくと「子犬」がフロアーにいるではないか... このことか! とすぐに気がついた。 私の「犬好き」はみんなに知られている。マサ江が再発したときまで2代30年間も飼っていたのだから、一人で寂しいだろうからきっと「飼ってくれるかも?」と呼び出されたのだ。ゴールデンレトリバー生後約一ヶ月で確かに可愛いい! でも、「ちょっと待ってよ! 女房付の犬じゃなきゃ留守にできないからダメだよ...」と断る。飼う場合は家の中になるのでちょっと大型すぎる。そうだよね、犬と一緒に暮らせる生活もしてみたい。午後は炭作りの作業を途中で切り上げて伊香保での「同窓会」に向かう。この同窓会は過去30年くらい会計や司会をしてきた。このところ3年に一度開催されているが前回は妻が再発した時期で欠席したため6年ぶりの参加になる。
2007年06月16日
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昨日は「梅雨入り宣言」したというのに晴れ上がって暑くなる。気象庁さん どうしたの? 家の前の土手はまた草の背丈か伸びた。もう少し早く刈りたかったけれど、ヤグルマギクの花がまだ咲いていたのでタイミングを考えていた。朝方までの雨に濡れた草が少し乾くのを待って刈りはじめると、気温はぐんぐん上昇して汗が吹き出てくる。今日のところは我が家と三瓶さんの部分だけは終了したが、猿山さんのところはまだ半分残ってしまった。あとで早朝の涼しいときに完了しよう。夕方少し涼しくなるのを待って今度は庭。草に混じって妻が植えた花や鉢物がいっぱいあるのだが、どれを処分したらいいのか迷ってしまう。いずれにしてもこれだけのものを維持することは独り屋敷では不可能だ。下の写真は草刈りが済んだ我が家前の遊歩道の道上部分、両隣を含めるとこの3倍の面積。
2007年06月15日
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今日は13回目の月命日。一周忌が済んで初めての命日だが常識では「墓参り」はいつまでしたほうが良いのだろうか? きっと決まりはないとは思うし、あまりこだわりたくないが今日も昼から雨の予報だったので朝のうちに済ませてくる。 でも、やっぱり行ってよかった。敷石の間には草も目立ち、枯れた花と腐った雨水。庭に咲いたアジサイ、シモツケ、シャジンの三種類を持っていった。すべて妻が作っていた花たちだ。やはり面倒でも墓参りをしてやると気持ちが落ち着く。「千の風になって」では、「ここにはいません...」というが、ここにだっている。雨はいったん降ってきたものの、昼過ぎには止んだので作業には誰も来ないかも知れない? と思いつつ刈り込み機を持ち出して草刈りを始めようとしたら3人が出てきてくれた。しかし、一時間半くらいで再び雨になり解散。
2007年06月14日
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今はもう使う人間がいなくなったピアノ、もう調律をやめて6年になる。 たまに訪ねて来る娘家族がちょっと弾くだけで、本心、私にとっては邪魔物なのだ。できれば下取りに出してしまいたいのだが、先日、「お宅のビアノは、今では作れない貴重な木製手作りのものなので絶対にメンテナンスをお奨めします。」との電話があり、キャンペーン期間中なので料金を半額以下にしてくれるという話しだったのでお願いしておいた。10:00時頃、見覚えのある調律士さんが訪ねてきて約3時間。支払いは一万八千円。周囲の人たちの話では一年1万円が相場だと聞いていたのできっと安いのだろう。しかし、これから先どうしよう。私の生活には「無用の長物」に毎年お金をかけて維持していくのではたまらない。そういえば、2本のフルート、これも「妻の形見」といえばそれまでだけれど、手入れもしないでケースに入ったままになっている。「傷んでしまわないだろうか?」と、心配になってくる。最初のものは練習のために自分で買ったもので、2本目は私が退社を決意したとき「ここまで支えてくれてありがとう! 」と、プレゼントしたものなので思い入れはあるのだが、これから使う見込みもない。何も買ってやれなかった妻には一番高価なプレゼントだった。こうして今までは我が家の「お宝」だったようなものが無用のものになっていく・・・。今日は30度を越す暑い一日だった。夕方パソコンに向かっていると「ウグイス」の鳴き声! あれー...まだいたの? と思う。もう彼らはこの時期、奥の山に涼を求めて移住しているはずなのに...。昨日の尾瀬への道で仲間は鳴いていたのに。
2007年06月13日
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今年になって初めて「尾瀬ライナー」に乗車する。お客さまは20名でほとんどの方が40代後半以上の年齢か? アプローチの車中で自己紹介と尾瀬・自然環境のレクチャーをする。私の話を「目からウロコ...」のように聞き入る方もいるし、きっと「迷惑」に思う人もいるだろう。珍しく尾瀬ヶ原からの「現地同行案内」を求める組がいない! それは私が車中で話した内容によることと、熟年夫婦が多く足に自信がなくてマイペースで「とにかく尾瀬に行ってみたい!」の人が占めていたためだと思うが、気になった3人家族がいた。ご両親と明らかに「ハンディ」を抱えていると思われた娘さん。その娘さんは車酔いになって何度も「嘔吐」をしていた。バスから降りても木陰で今日の行動を思案している様子だった。私は正直なところ「今日はマイペースで写真を撮れるぞ...」と思い出発、途中では私の身支度(腕章・バッジ)を見た人の質問に答えながら尾瀬ヶ原の目標地点まで休まずに到着する。帰り道は行くときに確認しておいた撮影対象をデジカメに納めながら戻る。木道では尾瀬ライナーのお客さんにも出会い、その中に、あの車酔いした3人家族がいたのです。「よく頑張ったね! 偉いよ! まだ時間があるから、おじさんと、とっておきの場所に行きませんか?!」と3人を誘い、お話しを聞くと「この子は話しができなくてね...」とお母さん。 としたら、せっかくここまで頑張ったのだから私と一緒に行きましょう... と、喧騒を避けてミズバショウやリュウキンカが素晴らしい場所を案内する。周囲の森たち、植物の営みなど話しながら見本園を歩く。ここは静かで花の密度が高く、すぐ触れられる位置に花がいっぱい。感動してくれているのか伝わってくる。家族3人の写真を撮ってやり、途中で一緒になった尾瀬ライナーのご夫妻も一緒になって山の鼻に再び戻る。 上毛高原駅でのお別れのとき、私を追いかけてくるお母さん。「気持ちだけですが、活動に使ってください!」と紙包み。「とんでもありません、逆ですよ!...」と逃げるのに疲れた体で追ってくる。顔は半分泣いて片手で覆う。これ以上、逃げられなくなり、立ち止まると胸のポケットにその包みを押し込まれた。「じゃ、ちょっと待っていてください...」と駅前に止めた私の車にあった竹炭と竹酢を恐縮しながら受け取っていただく。実は帰りの車中で、ご両親とハンディを背負った方の話をして、ジュンちゃん(娘さん)に尾瀬の思い出になってくれたらいいな! とブナの実で作った私の帽子についていた「木の実ブローチ」をプレゼントしたのです。 子供を思う親の心、私との別れ際に見せたお母さんの表情。私にとって「宝」です。私の活動の一部、尾瀬ライナーでのボランティアで見知らぬ人との数時間のお付き合い。途中で下車してバスが発車するまで手を振ってくれた人たち、少しは「役に立っている...」ということをいつも感じさせてくれる。みなさん ありがとう。 私が励まされているのです。
2007年06月12日
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目を覚ましてカーテンを開けると青い空だ! ベットの中で聞いていたラジオの予報では午前中は雲が残るといっていたが5:30分なのに晴れている。 朝食を済ませてから郵便局が開くのを待っていつもブログで励まされている仲間から注文された「竹炭」を送りに行く。この竹炭の効果を知っていただき、沢山の方に買っていただけたら私たちの活動にも力が入る。仲間の楽しみ、年一回の「自然観察の旅」への補助や作業道具、消耗品の資金源になっている。中味の割りに「送料」が高くつくのにYさん ほんとうにありがとうございます。午前中は先ず「洗濯」を済ませる。妻かいなくなってから初めて「座布団カバー」まで洗うと110:00時を過ぎてしまった。それから庭のツツジ1本と楡ケヤキ1本の剪定だけでお昼になってしまう。午後は里山作業へ。その場で区内のKさんの訃報を聞く。明日が告別式だというが私は尾瀬案内なので仲間に香典をお願いする。Kさんはやはりガンで、区内の行事では色々とお世話になり、兄が入院していたとき同じ部屋にいたこともあった。71歳、ちょっと若すぎる。10年くらい前にやはり奥さんをガンで亡くしているのだ。自分に重ね合わせるとあと9年か...と思う。
2007年06月11日
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昨日から雷まじりの雨が断続的に降り続く。ネット仲間から「竹炭」の要望があったので明日送る準備も済んで「竹炭のオブジェ」作りをする。 昼近くになって雨が止み、食事を済ましてから炭焼き窯に行き、誰か来るかな? と思っていたら2人だけ現れる。でも30分もしないうちにまた雨。家に戻る。空しい時間にネットサーフィンをしていると、珍しく従兄弟が現れる。神田の登山用具店「ICI」に寄り、NHKテレビでアウトドアでのワンポイント指導に時々出ていたK君と会ってきたという。彼とは以前の山岳会仲間で34年も前にヨーロッパアルプスに2人で行った仲。今は賀状交換くらいになってしまったが、遊びに出かけてくるようにとの伝言を持ってきた。思えは長い月日が経ったものだ。本当のところ従兄弟と久しぶりに飲みたかったが、18:00時には直売所での竹炭収納があってアルコールは飲めない。彼が帰ってから夕食の準備をして直売所への道中、実家に作った「山くらげ」の煮物とワラビを届けると、テンプラ、トマト、インゲンをいただく。こうしていつも世話になっている。戻ってから晩酌。とにかく最近、野菜と山菜をこれでもか! というくらい食べている。まずは今日も3人分くらいあるだろう。本当に草食動物になってしまった。(写真の他に別皿あり) ...忘れた! サラダにハム乗せるの!! ...
2007年06月10日
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五月中、フジTVの新聞広告で「千の風になって」の体験談募集! があった。今日このページを開いてみたら全国から3,884通の応募があり、ドラマ化されることになったのは九州地方の40代男性に決定したという。投稿してみたものの採用されるということは思ってはいなかったが、その文章を自分の気持ちとして今日はその書き込みを日記に書きとめておこう。 千の花になって おかあさんお別れの日から一年がたちましたよ。元気で生活していますがやはり独りだけの夜はまだちょっと寂しいです。一緒に暮らして37年。人様に「真面目の字に頭に一字か2字つく人なの...」といいながら子供のようにまっすぐに行動してしまう私をいつも戦場の社会へ送り出してくれたよね。なんたって結婚を決意したのは危険な山登りをしていて「いつ死ぬかもしれない人間です...」という私のことを受け入れてくれたことです。55歳の選択定年のとき、次の職場への斡旋を断って収入は期待できない「自然ガイドをしたい!」という気持ちも素直に認めてくれ、今年で8年目に入りましたよ。41歳の厄年のとき生死をさまよった髄膜炎、「この人は絶対に世間に役立つ人です。生かせてください...」と祈り続けてくれ、蘇ったあとの私は少し変わったよね。それから一緒に行くようになった山登りは200回くらいかな? 良い仲間に恵まれていつもお墓に行くと誰かがたむけた花がありますよ。今つくづく思うのは、あなたの支えで多くの仲間ができて生きてこられたことです。里山活動で作った炭を加工しながら、みんなと料理や家事の話しをしている姿が見えますか?あなたは私が勝手に連れてくる仲間をどれくらい面倒みてくれたでしょう。泊まり、食事、お酒...。今その人たちのおかげで楽しく生活しています。ありがとう。乳がん術後の定期健診で何も発見されなかった2年間、これで卒業と思った最後のMRI検査で再発転移宣告を告げられて診察室から出てきたときのしぐさ、目に焼きついています。あの日から真剣に肝臓への再発転移の勉強をしていくたびに、生存の可能性がないことを知って落ち込んだ日々、あとはいかに生存日数の新記録を更新するか! だけが目標になったよね。支えになった「乳がんネット」でも同じ転移の人は次々に星になっていき、いつかあなたの番になるとは思っていたものの、ホスピス5日目で別れるなんてちょっと急ぎすぎたよ。自分の命の時間を知ったとき、「いなくなったら良い人を探してね...」と言ってくれたけれど、そのとき返す言葉がみつからなかった。最後の入院になるとも思わないで送っていく日の車の中で「おとうさん ありがとう 幸せだった...」といってくれた場所もはっきり覚えています。今思えばあの時、あなたは「これで最後...」の覚悟をしていたのだと思うと、胸が張り裂けんばかりの気持ちになります。でも私からもありがとう。再発を告げられてからの25ヶ月が2人で生活した時間の中で一番充実した日々でした。いま「千の風になって」という詩がヒットチャートです。あなたは風でもあるけれど、何より「千の花になって」の方が似合うよね。アルプスの花、森、庭、湿原、いつも花に出会っている時の君の笑顔は素適だった。花になったあなたに会いに、まだずっと山に行っているよ。家の周りにもあなたが蒔いた野の花たちが季節を告げています。「男やもめは長生きできない!」といわれているけれど、あなたの墓にできるだけ長く花を飾ってやりたい。料理も家事も板についてきました。安心してくださいね!来週から今年の尾瀬ガイドが始まります。あなたと一緒に見た花たちに会ってきます。私がそちらに行くまで見守っていてね! そうだブログのフリーページにも書き込んでおこう。
2007年06月09日
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5月末から尾瀬の案内に入るようになって木道を歩くとき、足の裏の痛みを感じた。去年秋に治療した左足裏小指側の「魚の目」がまた成長したのだ。 そのため、一週間皮膚を柔らかくする絆創膏のようなテープを毎日貼って取替えていたが、皮膚が白くなったのでカッターナイフで切ってみた。一円硬貨くらいの大きさで白くふやけた部分を取り除くと歩いても痛みを感じなくなった。来週からのあの平坦な「木道歩き...」もこれで楽になる。これで良さそうなのだが、次に痛みが出たときに貼るものが品切れになるので「皮膚科」に行って自分の切り方の批評とテープの補充をお願いに行く。先生は「上手に切れている」といってくれ、「また痛みが出たら自分でできるね...」と貼るテープを補充してくれた。でもこの「魚の目」完治はしないらしい。ながぁーいお付き合いになりそう。
2007年06月08日
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今日もとんでもないガイド要請があった。 Y旅行社からだが、ミズバショウの開花期を想定して名目だけの「ガイド付きツァー」だろう。あさっての混雑する土曜日に午前中の4時間足らずの尾瀬ヶ原案内の要請。私がもっとも問題視するツァーだけれど、断ると誰が案内するのだろうかの心配もある。しかし、受けるわけにはいかない。粗末に自然に接する方のお世話はできない。こんな姿勢で「ガイド」と名乗っているのだから「お断り...」ばかりで、到底収入は望めない。 毎日、身の回りや里山活動などに追われているのでやることはいっぱい詰まっているけれど、心は暇でさみしい。今日も山の作業を終えてそれぞれ仲間は家に戻る。夕食には時間があるので「お風呂用竹炭」の水洗いをしているとにわか雨が降り出し、10袋分くらいしか洗えなかった。やがて雷...寝る前には激しい雷雨になる。食事の支度も手馴れてきたが、一人で作り独りで食べる。こんな日々が生きている限り、体が動かなくなるまで繰り返すのかと考え始めると「なんてこの先、夢のない人生なのだろう?」と思ってしまう。人はたとえ家族や連れ合いと一緒にいてもストレスは溜るし、行動も制約される。私は自由に行動できるのに好きなことは何もできないでいる。勇気がないのだ...。 遠くへ旅に出たいとも思うのだが、ますます孤独のジレンマに落ちてしまいそうで踏み切れない。「誰か優しくいたわり、癒し合える人はいないかなぁー」と、激しい雨と雷鳴を聴きながら思う。一方、そんな邪心は生活に心配がない「単なるわがままな自分だ...」と、軽蔑する心もまた本心。パソコンに向かって他人のブログを覗くと、それぞれのドラマがある。やっぱり自分は一つのドラマしか作れないのだと気づく。そして空しさがつのる。...空しさとは 心が暇なのに 目標も明確にできずに 空回りしている己... なのだ。
2007年06月07日
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先日尾瀬案内を依頼された旅行社やご一緒した方からのブログへの書き込みやメールが届く。 それぞれ「良かった! 感激した...」との書き込みで、お世辞半分としても嬉しい。でも、私としては限度を超える11名をせいぜい6時間程度で案内するのでは本来のガイドは無理だと思っている。ご一緒した方に申し訳ない気がしている。最近、ガイドをつける団体が目立つようになったことは良いことだとは思うけれど、少しでもツァー価格を安くしたい旅行会社は「とにかくガイドを...」の考えだけのため、20人~30人を連れたガイドと尾瀬の現地でたびたび出会うが、私にはとても真似できない。本来なら数人の範囲にとどめたい。昨日もK観光から「一人で30人ほどお願いできますか?」との問い合わせがあったが、断らせていただいた。きっと「ガイドつきツァー」で募集するのだろうが、木道の一列歩行でどのように解説できるのだろう。せいぜいコースと時間管理しか不可能で、参加者は幻滅を感じることだろう。私はみなさんの顔と表情、感性を知れる範囲内の人数しかお相手できない。しかし現実は、沢山の入山者に対して私のような考えではガイドの絶対数が足らない。だから大人数を引き連れるガイドを責めることはできない。ただ私は、ご一緒した方が自然の創りと保存の重要性を理解してくれ、時期を変えて何度も訪れたいと思い、身の回りの自然に感心を持ってくれる方になっていただきたい。そうすることができれば、私のお連れしたお客さまの「力」が大勢をお連れするより、社会へ向けてより大きなパワーになると思っている。 絶対にいえることは、「ガイドの中味がこれから訪れてくれるお客さまの質を左右する...」ということ。
2007年06月06日
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昨日買った芝刈り機はここに来て4台目になる。最初の2台は手押し式ですぐに切れなくなり、3台目の電動式は10年以上持った。 このところちょっとした時間をみつけてはコツコツと草退治をしてきたけれど間に合わず、すぐにスズメノカタビラがあちこちに穂を出す。3台目も切れなくなって細く柔らかいそいつはどうしても切れなくなったので4台目を買ったのだ。午前中は芝刈りの後、13:00時まで昼食をずらせて竹炭を洗う。この竹炭は良質の売りに出せない寸足らずを選別しておいたもので、布袋に入れて「お風呂用」に使う。効果はお湯が柔らかくなり、毛穴からの気泡などもなくなり、慢性的な皮膚炎などにも効き、若返るとか... それに汚れ(浴槽のヌルヌル感)が大きく低減する。300グラム入り一袋500円で、まず一ヶ月は毎日使用が可能なので「入浴剤」よりはるかに良いと思うのだが、なかなか売れない。きっと効果と使用法がわからないのだろう。先日の一周忌には返礼品に加え、宣伝を含めて親戚に配った。昼食後の作業は畑の草むしりをして夕方「ワラビ」を摘む。あぁー、まだ庭の芝以外の草退治と庭木の刈り込みがまだできない。
2007年06月05日
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暑い一日、昨夜下ごしらえを済ませた今年最後のキャラフキを朝から庭に七輪を出して仕上げにかかる。 午後の作業休みの時間には、ほどよく出来上がったので仲間のところに鍋ごと運んで「味見」をしてもらう。これがきっかけになり常連の2人と、「夕方、一杯やろう!」ということになり、キャラフキだけでは! とウドの芽も摘み、Tさんの畑からレタス、春菊、ダイコンなどを調達。我が家のワラビや野菜を加えてまた大量のサラダ作り、仲間の奥さんが作ったものも持ち寄ると、まるで「草食動物の宴会」になる。こうして独り住まいの私を気遣ってくれる仲間がいることは本当にありがたい。片付けも心配してくれるが、もう慣れたので苦にはならない。なによりも「くったくのない話」ができるのが嬉しい。
2007年06月04日
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夜中には一度だけ起きて竹酢の採取と排煙状況の確認。そのため朝はゆっくりして8:00時近くになって窯の様子を見に行くと排煙温度が100度を超えている。意外に早いスピードで炭化が進んでいるな! と感じる。 10:00時前には140度に達していて、慌てて煙突を外す。竹酢の採取量はまだ36リットル。多いときの半分だ。これは仲間が小割りにしておき、時間が経ったので材料の乾燥が進んでいるためだろう。夕方になると排煙温度か300度を超え、煙は薄紫からほとんど透明になってくる。こんな短時間で焚き口を閉められるなんて初めて... 今夜も夜中、監視に起きて明朝に閉鎖をする計画でスタートしたのだった。20:00時前に最後の煙突まで閉鎖できた。これで今晩はゆっくり眠れる。
2007年06月03日
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朝食の後、直売所への納入を済ませてから炭焼きを始める。 窯の中の材料に着火するのに2時間かかる。もう予備焚きから送風状態への手順も手馴れたが汗だくになって30分ほどで完了し、竹酢採取用の煙突をセットして排煙温度の上昇を見守る。午後になり仲間が出動してから温度は70度を超え煙突をつなぐ。これで最低24時間は80度台の温度で推移するだろう。夕方、炭窯の状態も安定したので娘のところに電話を入れ「たまには食事に来ない?」と誘うと、18:00時前に家族4人が到着する。4月からパートに出ているのと子供たちが交代でロタウィルスにかかったりしていたので我が家での夕食はそれ以来はじめてになる。大量のサラダ、キャベツの煮付け、キャラフキ、山ウドの煮付けくらいしか作ってないが「お寿司」を取り、久しぶりに独りではなくて飲むお酒はうまい!
2007年06月02日
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Nさんと2人で静岡県富士宮市からのお客さまを尾瀬に案内へ。幸いにも天候は安定していそうなので一安心。 鎌田の花の谷公園での待ち合わせ時間に、予定より30分も遅れて来られたのでちょっと後の工程が心配になったが、添乗員さんの配慮で鳩待峠への帰着時間を16:30分と遅らせていただいたので予定通りの行動ができ感謝!一行の年齢は私たちとほぼ同年代で女性が7割、数人の仲間同士の集まりだという。若い頃、尾瀬に来られた人が1/3くらいいたが、その時代はみな大清水口から尾瀬沼に向かったという。バスの中での2人のレクチャー時間は足らないので、自己紹介と最低限の話をさせていただく。朝早く出発してこられた割にはしっかりと話しを聞いてくれ、これは「良い一日になりそうだ...」の予感。鳩待峠で2班に分かれてスタート。山の鼻に着くと12:00時頃になってしまい昼食を済ませる。今日の目標地点は時間を逆算してビューポイントまでと決め、帰りに見本園に立ち寄ることにする。この時期の尾瀬ヶ原はミズバショウ目当てのツァー客が多く、最近はガイドをつけている団体が多くなってきたことは喜ばしいが、一人で20人以上のお客さまを連れているのが多く、果たしてどんな内容のガイドができるのだろうか? と余計な心配をしてしまう。私たちは原則的に10人以上と土日、祭日は受けない。心配したみなさんの足取りが心配なので途中何度か「大丈夫ですか?」と確認しながらビューポイントに到着すると「わぁー来て良かった!」。の声が聞かれた。おとといよりも青空が多くて周囲の森林や湿原を変化させる光のコントラストも素晴らしい日になった。混雑するビューポイントを離れて全員集合の一枚パチリ... (添付画像)表情にも満足感が見える。 再び山の鼻に戻り、いよいよ今日の仕上げ「ミズバショウの一番美しい場所」へご案内。ここは、ほとんど団体客は来ない。ガイドが最初から行動範囲に入れておかなければ制限時間で割愛してしまう。みなさんの感激ぶりを肌で感じる。やはり私はこの場所をコースに組み入れたい。鳩待峠への帰り道は最後尾につき、遅れた二人組みの方と一緒に歩く。峠に着くと「ありがとうございました...」と私にいうので、いや尾瀬が原の方に向かっていいましょう! とお願いすると、そうですね! と振り返って「ありがとうございました」と頭を下げてくれた。きっと良い思い出になると思う。ありがとうございました。
2007年06月01日
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