全9件 (9件中 1-9件目)
1

雪の下から 雪に振り回された1月だった。市内でも雪の量が多いこのあたり。週末ごとにひやひやして、通所も何日かお休みした。出かけるのも、休むのも、実は家族は大変。雪の中、出かける用意のために訪問してくれるヘルパーさんにも苦労をかける。休んだら休んだで家族の休みはなくなってしまう。いろいろな気配りでくたびれた弟は先週の調子が今一つだった。張り切ってみたり、落ち込んでみたり。気分と行動の安定を支える人たちは本当に神経をすり減らして努力していた。ようやく収束の週末、家族もみんなくたびれてしまって、へとへとだった。それでも雪は降る。ベッドにいると、雪かきの音がザクザクと聞こえる。だんだん近づいてきて、あ、スロープ曲がった、と思っていると、ひゃ~寒い、と母が冷たい手でいきなり握手してくる。人間カイロ、である。左右握手するうち、だんだん二人の温度が同じくらいになっていく。一番神経を使っているのは母だと思う。のだけれど、疲れてくると荒れてくるので、半分は心配だけど、半分は迷惑する。そこで今日は別府の湯の花で早くから「ローリエ温泉」を開いて、みんなが湯治客になった。私も足浴してもらった。昨年の九州の旅を思いだしながら、片足ずつ家族にマッサージしてもらって、むくみも楽になった。私の足もだんだんほかほかしてきて、大地のエールを思いだした。雪の下から花たちが現れた。やっと呼吸できたようで、これから春先の光に向かってまた元気を取り戻すだろう。明日から2月。雪解けの水はどこに流れていくのだろう。
2016.01.31
なんでもないはなし 夕食のあとに 家族のなんでもないはなし 一日のできごと 失敗談 心配ごと 噂ばなし 笑いばなし どのひとつも 私はベッドに横になって 同じように体験する そのたびに 怒ったり 不安になったり ほっとしたりする なんでもないはなしの中で 家族が生きているのと一緒に 私も日々を生きる 家族と一緒だから さあ、明日は月曜日 私もがんばろうと思う
2016.01.24

仙台の雪は14,5センチ。24,5センチの経験からすると中くらい。それでも近所の積雪は町場よりも量が多くて、昨日やっと氷の雪かきをしてもらって外出ができた。今日は朝から、ドサドサ屋根の雪が落ちている。自宅からのスロープがすっかり雪に埋もれて、水分の多い雪は雪かきも重労働だったようだ。さっさと休ませようとする父、ブツブツ文句を言いながらも雪かきの音を立てる母だった。結局、めでたく、連れ出してもらうことができた。送迎者のみなさんも、雪の様子を話しながら、こうして迎えにきてくれるありがたさである。改めて、みんなのおかげで運ばれていく日常に感謝しました。 誕生日以来、みんなに27歳エピソードを聞いて回っている。これがまあ、み~~んな、面白い。改めて、今、目の前で関わっている一人一人の、知らなかった顔が見えて、とっても楽しい。一人ひとりに人生があり、時間が脈々と流れている。過去があって今がある。小さなエピソードは、その人が今の位置から振りかえるかけがえのない思い出だ。失敗もいつの間にか宝物になり、微笑ましく言葉になるころには、それが血肉になっている。本当に今を支える大きな力になっている。そんな話を聞くと、一緒にその一瞬に立ち会えたようで楽しくなる。同時に、大変なことも、いつか笑い話になる日が来ることが、心のお守りになる。未来の私なら、な~んだ、と笑い飛ばせる日もきっとくる、というわけだ。その後に、全体から見れば大したことない出来事に、振り回されるのはソンだな、と思いだす。だから、人の失敗談からはものすごく勇気をもらう。いい意味で。まだまだ、時間がたくさんあって、チャンスもあって、やりたいことにチャレンジしてみようと元気をもらう。というわけで、しばらく、私から27歳インタビューが続くと思いますが、お付き合いくださいね。大失敗談、大歓迎 !(^^)!
2016.01.21

ばら色の27歳にじゅうななさい二十代後半の真ん中に位置する少女でもなく小娘でもなく青春の小道を進みかといって成熟でもなく人生の希望にもえ若く元気な時代のまさに正念場にじゅうななさいこの美しいひびきを耳するたび瑞々しい若いばらの香りがはじけて広がる無邪気に咲く花びらに光る朝露が軽やかに落ちて葉脈をたどるようににじゅうななさい愛情を深呼吸して幸福を形にした花束を来年の私がきっと受け取れますように 27回目の誕生日を迎えた。はたち、の次に好きな響きの、にじゅうなな。母が私を出産した年と同じになった。私が生まれてどひゃ~っ、としてたそうだ。人生の中でたぶん、一番充実して希望や意欲に燃えている時代であることを、自分も同じ年齢になってみてやっとわかる。そんな時代に子供に病気が見つかった時の衝撃を思うと、自分のことなのか、人のことなのか、どっちがとっちかわからなくなった。同じ27年を過ごした今、その時の気持ちを想像して、しみじみとありがたいと思う。これから年を重ねるごとに、親のきもちもわかることが増えていくのだろう。27歳のときい何をしていたか、インタビューをしている。ひとりひとりの27歳を聞いて、みんな懐かしそうに、また、嬉しそうに振りかえっている。みんなに大好きなばらづくしの贈り物をいただき、とてもうれしい。さっそく幸福。花ひとつ。
2016.01.19
一日のおわりに 眠りに入る前に 今日のよかったことを思いだす それだけで 一緒にいた人の声が聞こえてくる 眠りが近寄ってくるころ 今日のうれしかったことを思いだす それだけで こころの中でもう一人の私が笑っている 眠りに包まれるころ 今日の私が一つ賢くなって 苦しいことも 悲しいことも つらいことも なんてことないさと ささやいてくる 暖かく大きな愛の中では 大抵のことはささやかなことなのだ 眠りは愛の贈り物だ おやすみは 今日も幸せだったねの合言葉
2016.01.15
新年も始まり学校も始まり、成人式も終わり、どんと祭が明日。冬の日常が戻ってきた。今年は昨年末から弟の生活が落ち着かず、休み中も休み明けも家族みんなでへとへとになった。いろいろなことが心配になり、先々への不安に翻弄されながらも頑張りすぎる弟なので、正月の生活行事そのものも楽しみを超えてつらいものになってしまうようだ。街の周辺では地下鉄が開業して交通事情も変化し、町の風景だけではなく人の流れも変化している。年明けから建物の工事も件数が増え、なんだかあわただしい。これらの変化についていくのは、案外くたびれるものだ。加えて弟の施設は改築工事や事業の変化が予定されているので、生活そのものも変化に向けて日々動いている。気にしなくていいことを切り捨てて、いつものとおりに落ち着いていくのは、弟にとっては大変な努力を要する生活だ。ほんとによく頑張っている。涙ぐましい。私は以前、心と身体がばらばらでさっぱり統一感がない時に嘔吐が止まらず、とても苦労した。今の弟はそんな感じ。心中を分析して伝えられないつらさはとてもよくわかる。あらわれる問題一つに家族は振り回されていちいち嵐になるが、そのあとはみんなでぼろぼろになりながら考えあう。大切にするものと捨てるもの。今一番にすることと後にするもの。答えがすぐわからないだけにいつも試行錯誤だ。けれど、案外希望は捨てていないのが家族のいいところだ。いろいろあるけど、今日を過ごせたことのすごさは確認する。また明日。一日ずつだ。じっとしながら心を痛めている私はバラの香りでとりあえずリフレッシュする。今日は施設で足パック。やさしさの足りない人は是非薔薇の香りに包まれてみよう。がんばれ弟
2016.01.13
今年も仕事はじめは通院です。施設の始まりの会で元気なみんなと会って、パワーをもらい、検診へ。新年はいつも健康を祈って出かけ、例年のように今年の目標を先生と交換した。今年は二人とも、粛々と日々の仕事を丁寧に、だった。入院中は退院を目標に、学生の時は修学旅行や卒業を、社会人になるころから在宅を軌道に乗せ、施設への通所リズムを作り、余暇の目標をひとつひとつ叶えてきたなあと思う。少なくとも今の生活が安定しているのは、支える沢山の人たちのチームワークのおかげだ。そのチームもいつも当たり前にあるのではないことは毎日感じている。全体を見渡すと私が年を重ねたように、スタッフもそれぞれに年を重ねてきた。チームワークはいつも生き物のように変化している。多くの部分を医療に支えられている私の日常を一緒に考えてもらうメンバーも変わる。考え方も変われば感じ方も変わる。どの仕事も人がしている。立場が変われば優先順位も変わる。その中で、自分が今できることをしていこう。これからはきっと、だんだん手放すものが増えていくのかもしれない。その分、できることが輝いて見えるのだろう。今よりもっと良くなってほしいと願うことも多いですが、まずは、今手にすることができる医療があることはものすごくありがたいことなのだと毎年新年に感謝します。切っても切れない医療と、今年もお付き合いします。どうぞよろしくお願いします。頑張ります。
2016.01.06
極上の種 何もかも手に入れようとして 自分の身の丈を知った時に 手の平に残っているのが私という極上の種だ これまで何度も手放そうとして そうできなかったのだ 今こそ思い切って植えよう 厳かに植えるのだ 自分で先を見届けられなくても 落胆することはない 意志は続くと信じている その場所を真剣に探すのは自分の仕事なのだ何しろ一粒を厳かに植えるのだから
2016.01.03

第三幕 さあさみなさんおまちかね第三幕の始まりだ どきどきわらべの一幕におてんば娘の二幕とくりゃあいよいよ進むこの先にどんな波乱が待っているのか はっと息をのむこともおっとびっくりすることもちゃちゃっと手早く料理してめでたしめでたしとあいなりますか さあてみなさんすみからすみまで ずずずい~っと お楽しみください 病さる 悩みさる 災いさる 幸せくる 今年も積乱雲をよろしくお願いいたします
2016.01.01
全9件 (9件中 1-9件目)
1


![]()