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バ レ ン タ イ ン の 女 ヘアースタイルを急に変えて化粧室から 出て来たものだから周囲の視線が女に集まった。 特別ディナーを楽しんでいたお客さんの顔が 心なしか「あの女性””ヘアースタイルを 変えてイメチェンしたわ””」というような 眼差しで見られているように感じた。 あまり私を注視ないで下さいよぅ””” 女は心の中でそう言いたかった。 店内のうす灯りの下で胸のペンダントが 男の前できらきらと悩ましく光っている。 身も心もバレンタインの女になろうとして バレッタをはずした女の顔が窓から見える 夜景と重なってゆれている。 男は化粧室から帰って席につく女の髪型をみて アレッという驚いた表情をしながら聞いた。 びっくりするのも無理はない 「どうしたんなぁ~髪型を変えたから イメージが変わってしまって・・・」 「どう!この髪型は似合ってる?」 「そうだなぁ~鈴木京香に似てる感じだわ!!」 「えっ女優の京香さんに似てるって」 「ああ血と骨に出ていた美人女優””。 たしか日本アカデミー賞の主演女優賞 を獲得した女優さん!!」 「髪をおろすとそんな感じでまた素敵になったね!!」 [Bさんは前の髪型と今の髪型とどちらが好き?」 「どちらが好きかって””Aさんはどちらも ほんとよく似合う女性だから、どっちらもいいよ””」 バレンタインの女になるのもむづかしいの”” だって女性としての優しさや気配り! そして気品を落としてしまっちゃだめだから 言葉遣いも大事だし、タイミングとかいろいろと 自分の意思を伝えるというのは大変なのよ!! まず髪型を変えてイメージチェンジしたのが 第一段階というわけね!! 今夜のディナーもいよいよおわった。 お茶を飲んでいる女と男は次に何処へ 行こうかと二人とも思案顔であった。 「ねぇ””Bさんは何時までならいいの?」 「今2050だけどまだいいんですよね。 よかったら喫茶店でコーヒーでもどう?」 「アッもうそんな時間!!」 「Aさん!!帰る時間じゃないんかぁ。。・・」 「いやいいんですよ。まだっ””」 「JRだから2300まで大丈夫です。」 そう女がいうと「よっしゃ行こうか!! Aさんの帰る時間もあるから、 コーヒーが最後になるねぇ~」 「Aさん””ほんと大丈夫なんかぁ!!」 「僕はいいけど帰り遅くなるなぁ~」 男はそう言い放った。 つづく
2005年02月28日
バ レ ン タ イ ン の 女 女は化粧室で気持ちを整理した。 Bさんへの思いがつのって大阪まで来た女だが その思いに特別なことが何も起こらないもどかしさ。 チョコレートもまだ渡さずにバックの中にある。 二度目の出逢いの男女にはメールでかわした ような心地よい会話のキャッチボールがなかった。 男は真面目なタイプで企業戦士みたいな人”” メールでは愉快な会話だった。 お互いに独り者だからメールの会話が淋しさを まぎらわせる手段であったかもしれない。 淋しさをメールでまぎらわせる男と女。 Bさんの方も女性に積極的でない寡黙な男。 私もあまり自分の意思をはっきりあらわせない女。 その辺に話が弾まない理由があるのかも。 それともBさんが私に興味がないのかも。 私は、恋人未満の片恋の女だわ”” そんなことを考えると女は少し悲しくなった。 涙が目を潤し鏡が気のせいか曇ったように見えた。 短い逢瀬の時間がより女をせつなくさせていた。 この女の容姿は若々しくて服装センスもとてもよい。 おしゃれな感覚がより女を美しく見せている。 赤いセーターの胸元にシルバーの小さなペンダント がきらきらと女の心のようにゆれている。 女の黒髪はうしろで束ねられバレッタできちっと とめられて女としての色香をかもしだしている。 鏡の前で女の指がうしろの束ねた黒髪に動いた。 細い手でバレッタをはずすとサラッとした 黒髪がさがり女のきれいなふたつのピアスを隠した。 今夜はバレンタインの女になってやるわ””” そう思うと心のうちで何かが弾けるような気がした。 私はバレンタインの女なの”” 今夜は、バレンタインの女になってやる。。。 そう思いながら女は化粧室を出た。 時刻は2040分になっていた。 (つづく)
2005年02月27日
バ レ ン タ イ ン の 女 女は過去のことを思い出だしている。 Bさんをいい人だと思ったのは2ヶ月前だった。 逢った瞬間に素敵な男性だわ!! そう思ったのは外見から感じる女の性かも知れない。 じっとBさんの姿を私の目と心が追い求めた。 うる覚えながら何年か前に歌手の松田聖子さんが 歯科医師と結婚して会見した際、””ビビッと体が 感じた男の人だった””と言ったような気がする。 そのときの結婚をビビッと結婚と言われた。 確かそういって女性週刊誌をにぎわしたような 記憶が私にはある。 ビビッと感じたのがBさんでした。 私もそういう感じだったといいたいの どこにビビッときたのと聞かれてもここです なんていえないくらいだった。 胸の奥でカランカランと鐘がなったの。 Bさんを見た瞬間に稲妻が走ったみたいだった。 Bさんにはじめて逢ったのは去年の 二月はじめ、女友達の紹介だった。・・ アリスが歌った「冬の稲妻」? ひとことで言えば私の好みのタイプだったのよ!! 思ったのよねぇ~その時にひょっとしたら 神様が私とBさんをめぐりあわせたのかも? ひとりよがりの勝手な思いかも知れなかったのに。・ 私と目があってBさんがニコッと微笑んだ時に この人と私は結婚するんじぁないか。。。 そんな運命的な出逢いであってほしい。 女の性がそういう思いにさせたの。 山口百恵が歌った「いい日旅立ち」の一節~ 「ああ~」 「日本のどこかで私を待ってる人がいる~」 私を待っていてくれた人かも知れない!! ちょうどその頃はいい人がいたら結婚したい なんて思っていた頃だったからよけいに 離婚して10年目になるくぎりの年だったから 心の中で男を探していた私だったの。 離婚の痛手も癒されやっと仕事にも 慣れて充実した時期だった。 少ない給料でもマンションを購入して 私生活も自由の身でそれなりに楽しかった。 でも何かが充たされなかった。・ 本当の意味の心の充実が欲しかった。 私は淋しかった。とても淋しかったのです。 園児達とともに過すことは楽しくて 仕事の上では何も言うことはなかった。 でもひとたび自宅のマンションに 帰ると誰とも話すことはなかった。 ベットに入って一人眠る前にいつも思った。 ああ~私は自宅に帰ってきてから今日も 誰とも話をしなかったわ”” でも今はこんな一人暮らしでも、いつかは いい人に出逢って二人で暮らしたい。 信頼できる素敵な人と結婚して 人生をやり直したいと思った。 今の淋しい生活から脱却して愛する人と 有意義な人生を送らねば・・・ 眠る前にそう思うようになっていた時に Bさんが私の前に現れたのだった。 つづく
2005年02月26日
バ レ ン タ イ ン の 女 食事をしながら好きな男と一緒に過すのは楽しい。 だが思うように自分の思いが伝わらない 二人の会話に重い空気がただよい 陰鬱な気がして女はうつむいた。 「Aさんどうかしたの?」 「いいえ別に。。ちょっと帰る時間が気になって。」 「まだ大丈夫なんでしょう?」男は心配顔で聞いた。 「ええ~まだまだ大丈夫です」 メールのやりとりほど話は弾まないのはなぜか 心はときめいていても言葉として発散できない。 女はやはりチョコだけ渡して帰ればいいか なんとなくそう思うようになっていた。 [土・日はどんなにして過しているん?Aさん!!」 男はやんわりと聞いてきた。 「そうねぇ一人暮らしだし、女友達を誘って ショッピングや食事をしたり。。。」 「家でいてる時はTVをみたり音楽を聞いたり ボーと過すことが多いわね。どちらかというと お宅っぽい女なんですよ””」 食事はまだおわらない。・。・ 八品もある特別ディナーだから 食べきれないほどのボリュームである。 だいぶお腹がふくらんできて体が重たく なったような気がしてしょうがなかった。 「Bさんは、なにして過してるの?」 「ああ~僕かいなぁ・・・そうねぇ・・・」 「僕は、散歩とか出歩くのは好きなんだけど 案外行動範囲はせまくて近場が多いんです。」 「映画をみたり本を読んだり音楽を聞いたり”” どちらかというと一人で過すことが多いわ!!」 「仕事が毎日PCなもんでね」 「無機質な機械との対話だから やっぱり足が向くのは自然とやすらぎの あるものにいきますね。”” 音楽だってフォークとかニューミュージックとか、 歌のないギター演奏とかそんなんばかり””」 男はとても落ち着いた口調である。 女のように動揺したところはひとつもない。 あっさりとして淡々としゃべるタイプみたいだ。 時間は2100頃までと思っていたがせっかく の機会だから2130頃までならいいだろう。 女はそう思うようになっていた。 短い逢瀬である。時刻は丁度今2000となった。 女は切ない思いを伝えるべきだと思うように なり、気持ちを整理するため男に断ってから 化粧室に向かった。 Bさんに逢うのも今夜が最初で最後かも知れない!! 女が愛を告白するのはたった一度限りだわ”” あとは、Bさんの決断にかかっているだけよ。 吉とでるか凶とでるか、どちらでもいいや 女がいくらときめいても男がときめいて くれなくちゃどうしょうもないわ!! 男と女には片思いっていうのがあるんだから バレンタインの日にお互いが両思いなんて そんなんないんじゃないだろうか 私は片恋の女かも知れないね。 男が逢ってくれただけでも幸せな 女なのかも。・。・そう幸せなんだ!! そう思うと元気がでてくるような気がした。 だったら今夜という日を存分に楽しもうか 時間がくるまで楽しまないと損なのよねぇー。 ロマンチックな夜は、今夜でジ・エンドかも。。 自分の思いを素直にぶつけてみようか 今夜は好きな男の胸に私の直球をおもいきり 力いっぱい投げてやるかぁ~ うっ 全力投球の女の球を受けてみな!!うっ 今夜は弾けちゃおうかなぁ~ 弾けちゃおう~ 女は鏡を見ながらそう思った。 つづく
2005年02月25日
バ レ ン タ イ ン の 女 この女はいつ男にチョコレートを渡すのだろうか? 女はそのことを考えているのだが。。。 「ハィ!!チョコレート」なんて 簡単に渡せないもどかしさがあった。 心がうちとけ最高潮に盛り上がった時に 男にさしあげるのが一番望ましいはずだ。 グレードの高い高級チョコレートである。 義理チョコのように誰彼なくばらまくような 安っぽいチョコならわざわざ大阪まで来る 必要なんてないんだと女は思っている。 ここでホワイトデーについて書かねばならない。 なぜなら女がそれを知りたいと言っているからだ。 2時間も電車にのって好きだと思う男に逢いに くるのは並大抵の心境ではない。。。 それを思う時この女の希望することには つとめて応えてやらねばならない。 さてホワイトデーだがカレンダーにはふたつの 種類がある。それは、ホワイトデーと書かれて いるカレンダーと書かれていないカレンダーである。 ということは、バレンタインデーと違っていまだ 認知されていない・定着していないということだ。 ホワイトデーも日本だけのイベントである。 これを仕掛けたのは博多の老舗「石村萬盛堂」です。 この店の代表的なお菓子はマシュマロの 「鶴の子」というお菓子である。 この店がバレンタインデーの一ヶ月あとに 「マシュマロでお返しをしましょう」 というキャンペーンを行った。 それにお菓子業界が便乗して、「ホワイトデー」 と名うってキャンディーなどを贈る習慣が加わった。 これがホワイトデーのはじまりだと言われている。 このくらいでこの女は了解してくれるだろうか? 「教えてくれてありがとう!!助かります"」 女はそういってくれた。 時計を見ると1940分である。 [ホワイトデーのこと少しはわかった?」 「バレンタインデーにチョコをもらった人への ただ単なるお返しなんだなぁ~!!」 「それ以上のなんでもないねぇ。」 それは様にならない歴史的違いであった。 3世紀ローマ時代のキリスト教司祭・ バレンタインにつながるバレンタインの日と マシュマロのお返しキャンペーンから はじまったホワイトデーの由来には 歴然とした格の違いがあった。 バレンタインの日は男に対して受身ではなく 女が能動的かつ積極的に行動できる日であり、 男の気持ちを確認できる唯一の日である。 チョコレートを贈ることにそえて女の愛を 誰に臆することなく告白できる日であった。 バレンタインの日に逢ってほしいと言うことは その男が女にとって大切な人であるという 女の意思表示であった。 だが、その男と1対1で面と顔をあわせると 勇気が減退して、愛の告白など出来なかった。 ただチョコを渡して男に好きだとも言わずに 今夜の列車に乗って帰るだけの女なのか!! この心情をこの男はどう感じているのだろう? チョコさえ渡せばそれだけでお役は終了!! ロマンチックな二人の夜が静かに流れていく。・。・ 男の前で女の心は揺れ動いていた。 (つづく)
2005年02月24日
バレンタインの女 バレンタインの日は女のためにあるんですよ””。 そう言おうとしたが口に出しては言えなかった。 よくよく考えてみると女性から男性に 贈り物などをするのは日本だけらしい。 欧米などでは男性からカードを送るのが主流だ! 世界的な見地からいえばこの男のいうことも まんざらでもないわ””女はそう思った。 でもどちらが幸せを感じるんだろうか? 2時間も列車にゆられ男に逢いチョコを渡す女と 逢ってほしいと言われてチョコをもらう男と。 男には女の愛する気持ちなどわかるのかしら? 女には妙な気持ちがよぎっていた。 [あのねっBさん!バレンタインの由来知ってる?」 そう聞いてみると男は言った。 「全然知らないわ!Aさん知ってるの!!」 「それからホワイトデーというのも。。 あれもわからんねぇ~なんにもわからんなぁー」 「じゃ~教えるわね”」「バレンタインの日に チョコを贈るようになったのは。・。・。」 女は少し得意顔になり、いろいろと由来など ついて優しい気持ちで男に話をした。 事前に聞いていたことがとても役にたったようだ。 「そうなんですか!チョコを渡すのは昭和50年 頃に定着したんだって知らなかったなぁー”」 「バレンタインの日は古くからあったんだね」 女は、バレンタインチョコをいつ渡そうか” 気にかけていたがなかなかタイミングがつかめず、 料理を食べながら話をするだけであった。 「Aさん! ホワイトデーはいつだっけ」 チョコも渡してないのに男は急に思いついた ような声をあげて聞いてきた。 男なのにホワイトデーのことよく知らないんだ!! そう思ってもみたがよく考えれば私だって。。。 女も教えてもらうまでは、バレンタインの 日の由来など何も知らなかったのである。 男もホワイトデーについては何も知らない。 そんなもんなんだ!! 女も男も・・・ 由来など知らなくてもどうでもいいんだ。 「ホワイトデーは確か一ヶ月後の3月14日よ!!」 「でも由来はよくわからないわ”」 ** ちょっと待ってぇー ** 管理人の文楽さんに聞いてみるわ!! 「なんだってぇ。。管理人の文楽さんだって。。」 ちょっとまってよねぇー知りたいんでしょ ホワイトデーの由来について。・。・ ホワイトデーについては次にまた書くからって 文楽さんが約束してくれたのよぅ。 つづく)
2005年02月23日
バ レ ン タ イ ン の 女 この女とかこの男とかの言い方も会話に なるとどうにもさえない感じがする。 だから時には女をA、男をBとして書く。 「いらっしゃいませ”おふたり様ですねっ」 その店はホテルの21階にあった。 店の入り口に「バレンタインデー特別ディナー」 のメニュー看板があった。 「この店でいいかなぁ!!」「おいしそうですね”」 そういうことで和食の店に決めたのだった。 ほんのりとした灯りがふたりをより親しくさせた。 窓際の席に座ると大阪の夜の街が展望できて ふたりはロマンチックな気分にひたっていた。 白いテーブルクロスの上には一輪の造花が 飾られてバレンタインの日を演出している。 「これって梅の花ですねっ」 「香りはせんけどもきれいやねぇ~」 「特別ディナー二つお願いします。」 「それからビール一本!!」 「ハイかしこまりました。特別ディナーおふたつ” ビール一本” 少々お待ち下さいませぇ~」 日本的な香りのするたたずまいが 落ち着いた雰囲気をかもしだしている。 軽音楽のメロディーがなんとなく心地よい。 「Bさん!!今日はお仕事で疲れてるよね」 「いやね~休みだったらよかったんだが なかなか思うようにならなくてねぇー」 「大阪は何ヶ月ぶりなんですか?」 「去年3月に来たことがあるんです。」 「そうなんですか!! 1年ぶりなんだね」 「けどスーツ姿のBさんも素敵ですよ 2ヶ月前のイメージと大違いだわ”」 「アハハッそうですか。。どんなに違う?」 「ええ”今日は企業戦士みたいでたくましいわ”」 「企業戦士かぁ~いい仕事してるからなぁ~」 「どうもお待たせいたしました”どうぞごゆっくり”」 「さあ箸をつけて。。食べましょうか”」 「うわぁ~おいしそう!! 豪華できれい!!」 「う~んおいしい!!」「うまいよな!」 「この料理は最高ですね」「そうだね”」 男はネクタイの結び目をゆるめてから。。。 「Aさんビールはどう?」と聞いた。 「いえっお気持ちだけいただくわ” 飲むとすぐ顔にでて真っ赤になるし、 もともとお酒は飲めなくて。。。」 「悪いけどいただきます。」といったので 女はすぐさま「お注ぎしますから。。」 といって男のもつコップにビールを注いだ。 「うまくいかなくてごめんなさい」 「いいよいいよ” ありがとう!!」 そういうと男はうまそうにビールを飲んだ。 「今日はバレンタインでしょ!! Bさんはたくさんチョコもらったんでしょうね?」 「チョコの数かいなぁ~ エヘヘッ そんなんは 義理チョコばかりでねぇ~ 会社の女子社員がみんなに均等に配るチョコ 友情のこれからもよろしくという友チョコや 頑張っての激励チョコなら少しもらったわ”」 そういって男はケラケラとひとり笑っている。 「ごめんなさいね!! いらんことを聞きました?」 「いやいや別になんでも。。。」 そういってからビールをコップに注ぎながら 「バレンタインの日というのはチョコを 贈る女性のためにあるのか、チョコをもらう 男性のためにあるのか?どちらなんだろうなっ”?」 男はそういいながらまたビールを飲んだ。 (つづく)
2005年02月22日
バ レ ン タ イ ン の 女 あと15分で1900である。 さあ~あの人に逢うために待ち合わせの 場所に行かないと。。。 喫茶店のレジでコーヒー代を払うと 女はまたキリッとした表情になり外に出た。 「おぅー寒ぅ~」女は小さな声でつぶやいた。 冷たい風の中にいると身震いがした。 約束の場所はJR大阪駅から近い有名な ホテルのロビーであった。 そのホテルのロビーに着くと休憩用の 座席は全部埋まっていてすわれなかった。 しかたなく女はロビーの壁を背にして 立ったままじっと男を待つことにした。 もうあの人がくる頃だわ”そう思って いるとメールの着信があった。 「すいません!!15分くらい遅れる かと思います。よろしく。<(_ _)>」 男からのメールであった。 しばらく待っていると紺のスーツに 左腕にコートをかけ右手に黒いカバンを提げて こちらにゆっくりと歩いて来る男を見つけた。 2ヶ月前にはじめて逢ったときよりも、 いっそう男らしい姿だと思った。 女は少し微笑んで会釈をした。。 「いやあ~待たせてすいませんねぇー!!」 「しばらくです。。。遠いところどうも。。。」 男はそう言ってペコリと頭をさげた。 「いえっ 今日は本当にご無理をきいて 頂いてすいません!!お仕事だったのに。。。」 お互いに言葉をかわすと女はすっかり気が 楽になって疲れが吹っ飛んだような気がした。 「疲れたでしょう!!食事でもしながら話を しましょうか!! 「今日は21時ごろまでなら大丈夫ですか?」 「ハイッ!!遅くともその頃には帰らないと。。。」 「何がいいかなあ~和食か洋食か?」 「和食がいいですねぇ~和食にしましょ!!」 女がそういうと男は小さくうなずいた。 (つづく)
2005年02月21日
バ レ ン タ イ ン の 女 外は冷たい風が吹いているようだ。。。 喫茶店での待ち時間も退屈だし この女も少し疲れていることだろう。 女の選んだチヨコはどんなんだろうか。 2000円の和風チョコだという。 このチョコは「和風七つの味」という 七つのチョコのボトルに日本酒・梅酒・ぶどう酒・ ブランデーなどのお酒が入った大人のチョコである。 まあウイスキーボンボンより少し大き目の和風の チョコレートといえるだろう。 チョコをなめるとお酒の香りがして。。。 しばらくするとチョコが溶けていき、お酒の味が ジュワッーと舌にひろがっていくのだ!! その味に女の愛を感じるっていうわけ? 一日一個を食べて1週間にわたり愛が伝わるのだ?? 男が毎日一個づつ食べてくれるかどうかは わからないけれど・・・ チョコが嫌いかも知れないし? 聞いたことがあるのだがチョコアレルギー なんていう人もいるようなんです。 でも女にとっては結果はどうであれ甘くせつない のがバレンタインデーのプレゼントなんです。 チョコは少し大き目だから一日一個で十分です。 アルコールが入っているからチョコの酔い心地で ああ~美味しいバレンタインチョコだなあ~ こんなチョコレートはじめてだよ!! **さん素敵な美味しいチョコをありがとうー☆ なんて言ってもらえるチョコかも知れないなんて。・ このチョコレートを筆者文楽も食べてみたいよ。 だって七つの味が楽しめて美味しそうだからねぇ。 いやいや、これはこれはこれは話が脱線した。 いらぬことを書いて申し訳ない!! これは単なる余談ですからねぇ さてさて、本題にもどさねばならない。 この女の知りたいことついて これから書かねばならないのである。 バレンティノが死ぬ前に。。。 「あなたのバレンティノより」 という手紙を残した。 これにちなんで2月14日に 恋文を出すことが盛んになった。 欧米ではバレンタインカードを 送るのが盛んになったのです。 男性から女性にカードなどを贈るのが 世界的・共通的なバレンタインの日なんです。 だから日本のように女性から男性に贈り物 をするのは世界的にみると逆のことなんです。 さらにチョコレートを贈るのも日本が 生み出した独自の習慣です。 日本でバレンタインデーの広告を最初に 出したのはいつ頃だっただろうか。・。・ これは、昭和11年にモロドフが出しました。 モロゾフというとモロゾフチョコレート? モロゾフというとたしか神戸にあったような 気がしますが間違っているかなっ。 そして昭和30年代に入ると恋人に贈り物を する日としてデパートがいろいろ宣伝しました が定着しなかったのです。 ところが昭和33年になり、メリーチョコレート が新宿伊勢丹で「バレンタインデーにチョコ レートを贈ろう」というキャンペーンを行った。 バレンタインの日にチョコレートを贈ることを はっきりと打ち出したのはメリーチョコレート が最初だったのです。 だが最初の年は単なる話題になっただけで チョコレートはほとんど売れなかったらしい。 しかしこれを最初としてバレンタイン広告が 毎年でるようになったのです。 そして昭和50年からバレンタインの日に チョコを贈ることが定着したのであった。 女性がチョコレートなどの贈り物に添えて 愛を告白する日となったのは? 本命や義理チョコが話題になったのは? このへんについてはいつの頃からなのか 知らないのでゴメンナサイ。 最初は恋人にチョコレートを贈ろうだったんだ!! でもその恋人がいつしか男性になり、女性から 贈り物(チョコ)を贈るようになった? チョコをもっと男性に食べてもらいたい!! そういうのがあったのかも知れないね。 まあとにかく昭和33年にスタートしたんです。 すでに約半世紀もたっているんです。 今ではチョコも多種多様ですねぇ~ 手作りや時季ものの有名ブランド・ ショコラティエといわれる職人のチョコまで。。 この時季にはどっと店にあふれます。 あまり聞いたことのないメーカーまでが チョコを売り出すんですからね。 でもあたりはずれもあるようです” チョコレートの売れ残りがありました。 半額の売値がついている!! 今日は文楽コレを買いました。アハッ V・S・O・Pブランデーのボンボンです。 値段は半額で300円でした。 ボトル型のチョコが12個入っていました。 チョコとウイスキーがミックスされて 美味しかったです。 いや~つまらぬことを書いてしまったが、 このくらいでいいでしょうかねぇー ホワイトデーについてはまたつぎに。。。 「ほんとよくわかりました”」 「ありがとうございました”。<(_ _)>」 女は了解をしてくれた。 そして、しばらくしてからまた席をたった。 急にどこへ行くのだろう。・。・ それは2度目の化粧室であった。 最後の化粧を整えている美しい 女がひとり鏡の前にいた。 つづく
2005年02月20日
バ レ ン タ イ ン の 女 喫茶店で女はゆっくりと休憩している。 バレインタインの日にチョコを男性に 贈るようになったのはいつ頃なんだろうか。。。 女は今、そのことについて知りたい思っている。 だったらこの女の知りたいことについて 少し書かなければならないであろう。 カレンダーを見ると「聖バレンタインデー」 と書かれている。 バレンタインデーの2月14日は、女性から 好きな男性に愛を告白するという甘く切ない 日なのである。 由来は、古代ローマの3世紀にさかのぼる。 古代ローマ皇帝クラウディウス2世の時、 強兵策のひとつとして若い兵士の結婚を禁じた。 結婚すれば戦士として戦う力が弱くなるとでも 考えたことなんだろう!! 結婚を禁じたことに反発したキリスト教司祭 バレンティノは、多くの兵士を結婚させたが、 皇帝の怒りをかって殺されてしまった。。。 バレンティノは愛の守護聖人となり、殉教した 日が聖バレンティノの日として愛の記念日と なった。そういわれているようです。 古代ローマ3世紀の話だから古い歴史があります。 司祭バレンティノが殉教した日、これが。・。・ バレンタインデーの由来ということです。 このことはよく知っておかねばならないだろうね。 特に女性の方はインプットしとかないとダメだよ。。 この日記のタイトルは、「バレンタインの女」 筆者文楽もよく知っておく必要がある!(笑) ところでこの女の人は、わかってくれたかなっ。 まだ知りたいことがあるようだ”” 「なぜチョコレートを渡すようになったの?」 わかりましたでございます。 このことが一番知りたいことなんですねっ。 由来はわかったがしかし。。・・。。 なぜチョコレートを贈ることになったのか? ではそのことについて書いてみましょう。・。・ ところで男に逢う時間は大丈夫ですかな? ああ~まだ30分もあるんだね。 エッッ! なんだいー なんだいー!! 逢う時間の調整なんてどうにでもなるって・・?? アッハァ~ 筆者文楽まかせかぁ~~ククッ (笑) どうにでもなるんだよ!! ククッ (●^o^●) (つづく)
2005年02月19日
バ レ ン タ イ ン の 女 時計をみるとまだ40分もある。 まだ夕食はすんでいない。。。 あの人と食事をしながら楽しく語りたい。 そう思ったらグゥーとお腹がなった。 私はどうかしてるわ”そう思った あの人にあったら何を話そうか・・・ でもきっと話せないでしょう。。。 面と向かうと何も言えないわ。 メールなら結構すき放題なことが言えるのに。。。 まあいいかっ!! 食事をしてチョコレートを 渡すだけ、それだけでいいんだわ” 私が選んだチョコを食べてくれるだけでいい。 箱の中に入れているバレンタインカードを 読んでくれるだけ、それだけでいいのよ” 何を書いたのか聞かれても 誰にも絶対言わない!! 好きな男への愛の告白なんだから。・。・ ほっといてよう~ そんなことを考えていたらいても たってもおられなくなってきた。 でも男の人にチョコを贈るなんてはじめて。。 いい年をして自分本位な出逢いを求めるなんて 私もわがままな女よね” なんでしょうねぇ~こんな思い。。 離婚して10年間一度もなかった 男に対する女の気持ちだった。 つづく
2005年02月18日
バ レ ン タ イ ン の 女 「今大阪に着きました。(*^^)v 喫茶店で少し休んでから予定どおり待ち合わせ 場所に行きますからね。ゆっくり来てください。」 メールをすると少し余裕が生まれた。 女はバックをあけてリボンで結ばれた 小さな箱を手にとり結び目を確かめた。 何を隠そうバレンタインチョコレートである。 今日14日に逢う男にあげる思いをこめた 愛のチョコレートあった。 2日前にデパートのバレイタインギフトコーナー でみつけた高級和風チョコで2000円 もした数少ないお気に入りの品であった。 エンジ色の包装紙に金色のリボン!! それは、優しい愛に包まれていた。 いつ男に渡せばいいだろうか・・・? ホットコーヒーを飲みながら女は つまらない思案にふけっていた。 遅くとも2100には大阪発の電車に 乗って帰らなければならない。・。・ 約2時間の短い逢瀬であった。 今日逢うことについては女の方から メールしてお願いしたいきさつがあった。 無理な出逢いかも知れないなどと一度は 逢うことを躊躇したがだめだった。 今日逢うことに意味があったのだ。 逢いたい気持ちが強くなりどうしょうも ないほど恋しい気持ちになっていた。 人に嘘はつけても自分の気持ちに 嘘をつくことは女にはできなかった。 結果については男が決めることだから それだけはどうしょうもない。・。・。 前にも言ったが女には最初の印象で 好きか嫌いか決まるらしいのだ。 逢った時にピーンと胸騒ぎがするらしい。・。 簡単に言えば人目ぼれというのだろう。・ 違うのはただの人目ぼれではおわらない。 思いつのれば何もいらないから、あなたと 一緒に暮らしたいなんていう心境になるという。。 想像だが、この女もきっとそんな気持ちに なっているのではないのだろうか? もうひとつ言っておかねばならないことがある。 女はバツイチでありひとりマンションで暮らし ている。仕事は保育士(保母)だという。 離婚して早や10年になるが子供はいない。 相手の男についても少しだけ書いてみよう。 デジタル関係の会社に勤め、総務の仕事に 従事しているらしい。 ほとんどデスクワークのようだ。 第一印象で好感をもたれる男だといえる。 年齢は30代後半だが結婚歴はない。 電車で梅田に通勤しているようだ。 男から返信メールがあった。。 「わかりました。 1900に行きますのでよろしく!!」 ただそれだけの返信メールであった。 2ヶ月前に女友達に紹介されて逢って以来 男には一度も逢っていない。 2度目の出逢いがバレンタインの日であった。 だんだんと逢う時間がせまってきている。 女は気持ちが高ぶってくるのを抑えるため 化粧室に行き鏡に映る自分の顔をじっくり とみつめた。 (つづく)
2005年02月17日
バ レ ン タ イ ン の 女 窓から見る景色が変化していよいよ 大阪の街が近づきつつあった。 女はこれからの行動について想像しながら 心に秘めたわが思いを表情にしのばせた。 バックの中からコンパクトな手鏡を取り出して うすい口紅を小指で左右に一度だけ引いた。 また少し景色が変わり大きなビル群が流れていく。 陽は落ちてすっかり夜の気配になった。 列車は大阪の街に入り窓外のネオンが ひときわにぎゃかになっていた。 女は降りる準備をした。 座席のコートを着てマフラーを首にまとった。 速度が極端に遅くなって列車が大阪に 着いたことを知ると女は少し緊張した。 大阪駅に降り立つときりっとした表情 で改札口を通りぬけ横断歩道を渡った。 冷たい風が頬をなでるとコートのエリを つかみ肩を上下にゆらせ首をすくめた。 大阪に着いてからは、混雑な人の流れに 圧倒され妙に落ち着かなかった 時計を見ると1720である。。。 男に逢う時間は1900であるから CAFEで休憩することにした。 少し歩くといい雰囲気の店があり そこで時間をつぶすことに決めた。 コーヒーを注文し女は男にメールした。 (つづく)
2005年02月16日
バ レ ン タ イ ン の 女 (2回) どのくらい眠ったことだろう。。。 女は目を覚まし腕時計をみた。 約30分もの間。。。 心地よく眠っていたのだった。 あと1時間少し列車に乗らなければならない。 そう思うと女はバックから取り出したコーヒー ガムを口に入れ、その味を唾液とともにかみしめた。 今日の出会いがひょっとして私の新しい 人生をになるかも知れない。。。 あの人が今の私にとって一番大切な人なんだ!! 思いをめぐらせると自然とほほの筋肉が ゆるんでいくのを女は感じていた。 2ヶ月前に女友達に紹介され男に会った時に 感じた印象がおぼろげながらよみがえってきた。 「女には第一印象というのが確かにあるわ!!」 女友達はそういうことをよく言っていた。 会った時その男にそれを感じたのだった。 それからメールのやりとりがはじまった。 何回ものやりとりの中で男の性格も人柄も 1ヶ月たった頃にようやくわかることが出来た。 メールの送信と受信する時に女はいつも男への 愛を感じてしまうようになっていたのだった。 着信音が聞こえないようにして男のメール を待っているひとりの女になっていた。 女は列車の振動を感じながらメールの送受信歴 を確かめるとまた瞼をとじて今日の出会いに 思いをはせていた。 (つづく)
2005年02月15日
★ バ レ ン タ イ ン の 女 ★ 女は鏡を見ている。 今日はあの人と会う日である。 さわやかな瞳の中でひとりの 男を思い出していた。 女はある思いをもって、仕事を休み そしてひとり外出するために鏡の前にいる。 うすい化粧をしてコートとベージュの マフラー・手提げバックを手にした。 そしてもう一度バックの中身を確認した。 女は30代半ばであろう。 黒い皮のブーツをはきマフラーをクルッと まわしその先をコートの中に入れ家を出た。 家から近くの駅まで25分ほどである。 JR大阪までの切符を買い、階段を 上がって駅のホームに立った女の姿には 他の誰よりも美しく清清しいものがあった。 華やかな女のやさしさと色香が周囲に漂った。 この駅から列車にゆられ2時間をかけて ひとりの男性に逢いに行くのだという。 その男性といつ知り合い、いつから愛を 感じたのかは今は誰も知るよしもない。 この女性しか知らない心の内であった。 ただ長い付き合いではない。 2ヶ月程度の友達関係だというのだ。 列車がホームに滑り込んできた。 始発駅だからゆっくりと座れた。 発車のベルがしてゆっくり列車は動きだした。 女はひとりの座席でその男をまた思い出していた。 その男の風采がどんな男かなどということは 誰もわからないのだが。。。 ただその女より3・4歳年上の独身の会社員で どうもIT関係の仕事をしているらしい。 女は窓の外にながれる田園風景を見ながら 男との出会いに心をときめかせていた。 そのうちに睡魔がやって来たんだろう。 うつらうつらと眠ってしまった。 列車はいまどこを走っているのだろうか。 ガタンガタンというリズミカルな振動が 音楽となって眠りにに誘われた 脳裏の中で考えながら深い眠りとなった。 その眠りには、とても美しい女の表情があった。 (つづく)
2005年02月14日
人 間 の 眼 人間の中心は眼である。 眼は口ほどにものをいい・眼は心の窓・ 眼は社会の窓とも言われる。 母親の胎内にいるとき人間は 眼が一番最初にできる。 自然の草花は普通、芽がでて 葉が散っておわる。 人間の一生も眼(芽)ができて 歯(葉)が抜けておわる。 人間の中心(眼)がしっかりしていれば 中身もしっかりしている。 男には男としての眼が、女には 女としての眼というのがある。 若者には若者としての眼というのがある。 この眼を養うことが大切かと思う。 弟に電話した。 力強い男らしい声だった。 落ち着いたゆとりある声に私はあせった。 私は早口になり一段と語気を強めて話をした。 声だけ聞くとどちらが兄かわからないだろう。 そう思うと私は少しおかしくなった。 なにか誇らしげな話し振りにたのもしさを 感じ、私は自信をなくしつつあった。 弟に何をいおうとしているのか、自分から 電話をしたのにわからなくなっていた。 「あのなあ~なんの用件で電話したんか忘れた!!」 「また電話するわ!!」 なんのこっちゃ へへっ ああ~この呼吸!! 生なる呼吸!! 空気のうまさを肺で感じ。。。 五臓六腑に満ち満ちていく血の流れよ ヘモグロビンに乗って爪・髪の末端に 生を与えよ わが呼吸!!
2005年02月11日
★ ★ー 父 と 母 ー★ ★ 母の辛苦 父の辛苦 それを見てわれは育ちし 熱き泪ながれそいし時 男ならば男ならばと 思って生きてきた 父を見よ 母を見よ なんに表せど表すものなし 美しき絆の愛の力よ 朝も昼も夜も二人で寒い心を 温めながら生きてきた父と母 それはすべて私の心に今も生きている ああ父よ母よ 美しきダイヤモンドよ 今私にみなぎる熱情はみんな父のための 母のための生きる印なのである ★ ★ー 日 本 の 乙 女 たち ー★ ★ 強き使命に微笑を いつも心に抱いてる ひかる瞳のやさしさよ 若き乙女が乱舞する愛国の花よ 美しき日本の花よ 日本の花よ やまとなでしこ日本の乙女たち ★ ★ー 髪・ 爪・ 目・ 歯 ー★ ★ 髪長ければ心くらく 髪短ければ心はつらつ 爪長ければ心さびし 爪短ければ心きよし 目美しきは心やさし 目汚れれば心にくき 歯美しきは心かがやき 歯汚くは心にごりし ★ ★ー 昼 の 眠 り ー★ ★ 昼に眠ることがこれほどいいものであろうか 休息がこれほどいいものだろうか 太陽がいつもと違う輝きでそれは 幸せの光に思える 雀たちがいつもと変わらずエサを拾って いるがそれさえも新鮮に感じられる。 私が健康で美味しい空気を毎日すえるように 冷たい風が素晴らしい 淋しい星空がすきだと いえるように 平凡でもそれが幸せといえる ような人でありたいものだ 新しい時がひとつづつ流れては 消えていく静かなる冬の日の午後 私は部屋ソファーの上でひとり 昼の眠りを楽しんでいる。
2005年02月10日
春立ちて落書き帳を開きけり 今日は、日記に落書きを書くことにしました。 童心になっての落書きは無理かも知れないけれど 思いつくまま適当に書いてみることにしよう。 ★ ★ー 落 書 き 日 記 ー★ ★ 1 失恋は薬である。 失恋することにより心が強くなる。 失恋は大いにしたほうがいいのだ。 それだけ人間が大きくなれるから。。。 若い時の失恋は買ってでもせよ!! 若い時の苦労は買ってでもせよ!! とおなじで苦労に耐えれば自分が 磨かれ強くなることが出来る。 失恋経験はマイナスではない。 失恋はプラスとなるのだ。 恋すれば失恋は必ずあるものと思えばいい。 失恋しても失恋しても恋すればいいのだ。 失恋は人間を大きくする薬である。 ただ女の失恋は悲劇であり男の失恋は 喜劇であると言った人もいるようですが・・・ 2 関西の主なJR路線名( 愛称区間ー正式名区間 ) (1) 宝塚線 (大阪~篠山口) 東海道線の大阪~尼崎間 福知山線の尼崎~篠山間 (2) 京都線 (大阪~京都) 東海道線の大阪~京都間 (3) 学研都市線 (京橋~木津) 片町線京橋~木津間 (4) 神戸線 (大阪~姫路) 東海道線の大阪~神戸間 山陽線の神戸~姫路間 (5) 大和路線 (JR難波~加茂) 関西線のJR難波~加茂間 (6) 夢咲線 (西九条~桜島) 桜島線西九条~桜島間 *JR西日本が管内の主要路線を愛称で呼びはじめて 2005年3月でまる17年になります。 一日86万人余の人が乗り降りするJR大阪駅の ホームや通路の案内表示は、「神戸線」「宝塚線」 「大和路線」とすべて愛称で表示されている。 神戸・京都線は正式には東海道・山陽線、宝塚線は、 東海道・福知山線、大和路線は関西線が正式名だが 正式名の表示はほとんど見当たらない。 JR西日本は会社発足後イメージアップを 図ろうと路線の愛称を公募した。 応募数は9412通であった。 京都線・神戸線・宝塚線は沿線の代表的都市名 から採用された。一方片町線の学研都市線、 関西線の大和路線は一位のものがそのまま 採用された。 ユニバーサルスタジオジャパンが開催された 01年には、桜島線(大阪環状線西九条~桜島間) を公募で夢咲線という名称にしました。
2005年02月09日
働 く 男 寒風のなかで夜を徹して働く人がいる 手は凍てつくように冷たい 気は氷塊のように硬く強い 妻がいる 子がいる その暖かき家庭のぬくもりのひとときに 氷塊は解けその気は蒸気となって舞い上がる 一家の主はそこに家庭の春を知る 桜の花に春のすばらしさ知るように 家庭のぬくもりで咲けし妻に美しきを知る 気高き主の氷塊はいとも簡単に消滅せしものを 妻はもっている 子はもっている 生活にかける男の気が強ければ 強いほど弱きものを求める 男の道に徹すれば徹するほど 女を求め妻の優しさを求める この冬空の下にも日夜生活の 糧をかけて仕事に励む男の力は強い しかし女の心に弱い 優しき女の姿に弱い 寒風に向かって勇む男達の心の 氷塊の中には家庭の結晶がある 妻や子の美しき姿がある その結晶が家庭のぬくもりで 解けし時現実の妻や子がいる そこには気は強く硬い氷塊の男はいない 別の主という男がいる
2005年02月08日
故郷の夢をまくらに余寒かな 寒が明け、立春がすぎれば余寒になります。 大阪城公園などでは紅梅や白梅が見ごろかな? 日ごとに春に向かって暖かくなっていくんですね。 ★ ★ー 故 郷 の 夢 ー★ ★ 山がある 川がある 美しく輝いていた故郷は今も 色あせず心の中に生きています 都会生活でいろいろと挫折感を 味わっても私には大切な故郷が ありました 古いアルバムをとりだせば そこには子供時代の友の顏があります 時代の中でみんなやさしく微笑んでいます 幼いときの故郷の景色が今よみがえる しいの実やどんぐりをひろったよ 山ぶどうやぐみの実も食べました 柿の実を竿でもいで食べました 栗を拾うとイガが痛くて足で踏みつけた ニッキの木の皮もかじりました ニッキの味は舌のなかに今も覚えているよ わらび・ぜんまい・いたどり採りました きのこ狩りにも行きました 名も知らぬきのこ見つけて喜んだ 昼寝すると風鈴がひとつ鳴りました 目が覚めればスイカ・もろこし食べました 田んぼには、メダカ・おたまじゃくし・ 源五郎・アメンボウもいてました 田植えや稲刈りもしましたよ ヒルが怖くてゴム長靴はきました つきたてのホカホカ餅も食べました ああ故郷の想い出は走馬灯~ 脳裏を自由に駆けめぐる レンゲ畑に寝ころんで白い雲をながめたよ 蝶やミツバチいろんな昆虫がいてました とんぼもセミも網をもって追いかけました 蛍狩り・魚つり・潮干狩りもしましたね かくれんぼ・縄とび・おしくらまんじゅう・ チャンバラ・ケンケン・カンカラけりもしました ころんですべってつまずいて小さなすりきず いっぱいあったけどそれでも元気に飛び跳ねた かごめ~かごめ・あんたがたどこさもやりました トランプ・かるた・双六・花札もしましたよ ミゾレのかき氷を食べて頭ズキ~ンとなりました 花火大会・盆踊り・金魚すくいも子供心で楽しんだ お化け屋敷・きもだめしもやったよな 秋まつりには太鼓たたいて夢心地だったよね 雪が降れば雪合戦!!あの娘ばかりに雪つぶて 校庭に大きな雪だるまつくったね 凧あげ・竹馬・竹トンボ・ アッハ~みんな無邪気な子供たち ああ~みんなみんな山や川や自然の緑に 抱かれて自由きままに遊んでいたよ 故郷をはなれ何年たったことだろう。・。・。・ あの頃とはずいぶん風景も変わったことでしょう。 でも私の心の中にある故郷の風景だけは今も ずっとあの頃のままです。 あの頃の少年少女にはもどれないから懐かしい 故郷の夢をみながら私は生きていきます。 故郷は遠くにありて想うもの。・。・ 可愛かったあの頃の子供の世界へ 旅をして故郷まくらに眠るだけ。。。 故郷の夢をみながら眠るだけ。。。 故 郷 兎追いしかの山~♪ 小鮒釣りしかの川~♪ 夢は今もめぐりて~♪ 忘れがたき故郷~♪ 故郷に一度帰ってみてぇなぁ~ もう何年帰っていないんだろう
2005年02月07日
★ あ る 男 の 旅 立 ち ★ 男は今列車に乗って遠いかなたに 行ってしまうような気がした。 この小さな駅に咲くこぶしの 花の白さが鮮やかに目にうつる。 今日から僕の新しい人生がはじまるのだ。 そう思いながらも希望と不安の入り混じった 気持ちになり男は少し寡黙になっていた。 男は18歳になったばかりで 体格は177cm・58kg。 痩せ型でひよわな風貌である。 ひよわさは男の幼さでもあった。 大人の体としてまだ出来あがっていない。 ひとことでいうとモヤシのような ヤセッポチな若者であった。。。 みるからに弱弱しい感じのする。・。・。・ だが・・りりしさはないかわりになんとも いえない純朴さと大自然の中で育った 若葉のような初々しさがその男にはあった。 田舎育ちの無垢な雰囲気が未来にむかう 若者の旅立つ姿だといえるだろう。 今日から新しい希望にむかっていくのだ。 だがそれよりもより多くの困難がありそうで 男は晴れ晴れとした気持ちにはなれなかった。 母はいった。「元気で頑張りなっ!」 母の大きな体が淋しそうに見つめていた。 「着いたら手紙を忘れずにね!」 そういいながら母は白い歯を少し見せて 茶色の封筒をそっと男に手渡した。 男は「なんなんや?」といって母を見つめた。 「列車が出てから見ればいいよ!」 「ほら***真っ赤な朝日だよ!」 母は声を小さくしてそう言った。 母の背中越しにまぶしい朝日を眺めた。 小さな駅のホームから母と子がみる 最後の朝日かも知れなかった。 もうすぐしたら列車がくる時間である。 母は「がんばるんよぅ。。。」しんみりした 声でそういいながら涙ぐんだ。 「うん!おかあちゃんも体大事にしてよ。。」 着いたらすぐに電話するから。・。・」 列車がホームに入ってきて停車した。 いよいよ大都会へ旅立つ時がきた。 「おかあちゃん!!ほないくわな。・。・」 「僕のことは心配せんでいいから・じゃあ~~」 しんみりしていた母の顔が微笑んだ。 「体第一だから夜ふかしをしないでねぇ。・。・」 「つらくなったら電話をおくれ!!」 母の眼差しにはいつもの優しさがあった。 「もういいから。。。行くよ!!」 男は母にそういって列車に飛び乗った。 列車はゆっくりとレールの上を動きだした。 母は手を振りながら微笑んでいる。 男の目にうっすらと涙がにじんできた。 「おかあちゃんありがとう!!頑張ります!!」 心のなかでそうつぶやきながら手を振った。 母の顔が小さくなって男の視界から消えていった。 母と別れてはじめて母のありがたさが故里の 光景とともに心にしみてきた。 ひとすじの涙が男のほほをぬらしていた。 はいストップ!! 若者の新しい人生の旅立ちは大きな 夢と希望にあふれているものです。 でも反面これから歩んでいく未来への 不安もまたいっぱいなんですね。 あなたの人生の旅立ちは、どんな光景でしたか。・ 故里を後にして母や家族と別れて旅立つ 列車の中で男は何を思ったのでしょうか? この男のこれからの人生は あなたが綴って下さい。 <(_ _)>
2005年02月06日
北 へ 行 く 君 よ 北へ行く君よ ああはるけき旅立ちよ 遠い北の大地に行く君よ 君に祈らん尊き旅の尊き命を われだけに伝えきらむに死ぬなと 君の枕辺に一抹の赤き血潮を流さむか それがわれの君したう証しとするを君は喜べしか ああ遠き旅立ちよ その広漠さゆえに君への夢はさめては 見つつ見つつはさめて幾度なりし ただ平和な夢だけに心はおさまりしものを ああわが信ずべき友は去りし ひとつの大きな重圧がわれにせまりし 君を失くせばわれのゆくてに涙ありしを 人は何といおう君への愛 君への真実 君のみ知ろう われのみ知ろう その気高き青春に生けし二つの命の交流を それに酔いながらわれも君と同じ道を行かむか ああわれら真の友といおう 真の男性といおう その怒涛の人生にわれらの誠を高く掲げて 一路の青年の雄叫びあげることを欲す 君の心もわれと同じか 違えども何の末路もなくその道を行こう ああ君の去りし青年の心の空洞は 君は知らむものと思えども君の辛苦に 比べればそれは小さきものと思えし 北の果てに立てし君の勇姿を脳裏の奥底に 深くとどめるやそのりりしき風采に涙も生まれん 君の立てし北の果てはわれまた立てし今の道か 君の声が静けき闇にながれわれはそれに答えし 来たるべき時われも立つ 君にまためぐりあいし時にわれも立つ その時まで君もわれも荒野に生けし ひとつの雑草にならむと ああ君ゆえにはるけきわれの生涯もまた はるけき尊き美しきものにならむと欲す 君も生きよ 一つの小さな雑草として 白き荒野に燃える青き雑草として その雑草の青き羽毛が輝ける時 われらの栄光ありしとしかと心に 誓えしか しかと心に誓えしか 雑草はいう われら地底に眠る震源のごとく天空に 飛びかう電波のごとく生きん われら雑草といえども小さくも花を咲かせ 実をならせ白き荒野を突き破って天に伸びよう その雑草は高き天を仰ぎてわれの道はるけきを 知るも何のためらいもなく真っ直ぐ伸びること を願わん その雑草はいつか春の道に咲くものや 身をもって寒風に立ちて進めし ああ北へゆく君よ わが身の力を信ずるや 山川変わることなき人また変わらず生けしものを 君の顔も性もわれみな知りて生まれし 深く根をはり固い絆の雑草となりしものか 君に告ぐ君はわれのみに生きよ 地底に雨のしむごとくわれを感ぜよ その心必ずやわれに通じん われもまたそのようにするをやめなむ まさにわれら二人は眠る獅子王かいや虎か猫なのか その真価は問わねどただ辛苦に克てし信念あるのみ いざ進めよ その体躯を北の果てに向け一歩を刻め 命あるかぎり北の荒野の雑草になりて真に進め われの弾痕はすべて君のために捧げしものを だから君よ北に行け だから行け北へ 青き羽毛を北に向けよ 君にとって北は勇躍の道 眼光鋭くいますぐに北へ向かえ たくましい君よ 北の寒風に立て たくましい君よ さあ早く行け 北へ 北へ 北へ さあ早く行け
2005年02月05日
春 立 ち ぬ 春立ちぬ 春はまだよと思えしも 少しうれしさこみあげて 外(と)に出て風に身をさらす 梅のつぼみのふくらみに 小さな春をみつけたよ 春の風はまだ来ぬも 知らぬところで蠢いて 何かが違うそんな気持ちがしたんだよ あの空もこの雲もみんな春へながれたり みつめれば花咲く春がすぐそこに 目をとじて早春の歌ききたれば 恋しい風が吹きたるよ 地は動き季節ふくらむ野や山に 春立ちてなにふくらむや風の音 ★★ーーー☆☆ーーー★★ーーー☆☆ーーー★★ まだまだ寒くて春は遠い感じです。 でも外にでると梅のつぼみがふくらんでいる。 そんな小さな春をみつけました。 梅一輪の暖かさが心にしみましたねぇ~ 北国や雪国は真冬で雪の中です。 暖かい季節が待ちどおしいことでしょう。 早く春が訪れますように。・。・。
2005年02月04日
♪ 恵 方 は 西 南 西 ♪ ★ 節分や/ 西南西に 口あけて ★ 今日は節分です。わくわくしますね~♪ 仕事の帰りに寄ったスーパーの食材売り場では 多くの人が巻寿司や福豆を買っていました。 店員が青鬼と赤鬼の紙製のお面を みんなに無料で配布していました。 関西地方では節分に巻寿司を食べるのがならわし!! でもいつから始まったものかは知らない。。。(>_<) そして巻寿司を食べると幸せが訪れるてなわけです。 巻寿司の丸かぶりだよ~ん” (*^^)v 丸かじりじゃなく、丸かぶりですよ。( ^^) _旦~~ 僕も巻寿司2本(¥598)買いました。 そして紙の青いお面をもらって帰りました。 お面に書いている言葉はつぎのとおりです。 ☆☆★★ー~☆☆★★ー~☆☆★★ー~☆☆★★ ☆彡 今 年 の 恵 方 は 西 南 西 ☆彡 恵方に向かって家族揃って巻寿司の丸かぶり 本年の幸福をつかみましょう! それにはチャンスと方法があります。 「節分の夜恵方(本年は西南西)に向かって 無言で家族揃って巻寿司を丸かぶりすると 必ずその年は幸福が廻ってくる」と昔から 云い伝えられています。 ☆☆★★ー~☆☆★★ー~☆☆★★ー~☆☆★★ あはハハッ!無言で家族揃ってだからね~ へへっ あはハハッ!昔からの云い伝えだからね~ へへっ 一人暮らしで家族のいない人はどうなるの? アハハッ!母は全部は丸かぶりできへんでよぅwww 小さい子供も全部丸かぶりできへんでよぅwww まったく書いている言葉に疑問ありぃ~だ!!(#^.^#) 何歳から何歳までの方は丸かぶりして下さい。 それ以外の方はほんの少しだけの丸かぶりでOKです。 こう表記しないと困りますよ。 あははっ まあ~とにかく節分に恵方を向いて丸かぶりした。 今年はどんな幸福が訪れるんだろうかねぇ? 来福やら招福やら福はうち~♪ 鬼は外~♪ そんなこんなで節分の夜は過ぎていきました。
2005年02月03日
♪ 舞 妓 さ ん ♪ ★ 花街や 雪の妖精/ 舞妓さん ★ 「如月(きさらぎ)」の由来は寒さが厳しく、着物の上に 更に重ねて着るので「衣更着(きさらぎ)」または、 「生更ぎ(いきさらぎ」が転訛したといわれています。 まあ如月といえば厚着という意味ですかねぇ~ ( 旧暦でいえば2月1日は12月23日です ) ★☆★☆ー たとえていうなら ー★☆★☆ 「 関節も曲がらないくらいの雪だるま状態 」 に着込んで「 歩き方はほとんど超合金状態 」 である。・。・。・ 冬の寒さ(厚着)を表すのにピッタリの 言葉(比喩)だと思いませんか? なるほどこれは面白い表現でいいですねぇ。。。 ★★ー 京 都 花 街 の 舞 妓 さ ん ー★★ 京都花街の舞妓さんたちも2日・3日・4日は 節分のため超多忙の日々です。!! 祇園甲部・宮川町・先斗町・祇園東は八坂神社で、 上七軒は北野天満宮でそれぞれ舞妓さんたちの 奉納舞と豆まきがおこなわれます。 また夕方からは、さまざまに扮装した芸舞妓さん たちがお座敷をまわる「お化け」があります。 いろんな扮装をするからそういうんでしょうか 「越後獅子」など伝統的なものからその年に 流行したものまでその変装は様々なようです。 さまざまな扮装(お化け)は楽しくて笑いの たえないにぎやかな夜になるようです。 (●^o^●) きれいな芸舞妓さんの★お化け★見てみたいねぇ~♪ 雪の妖精みたいな舞妓さんいてるかなぁ~♪ ^^; 京都も昨日からグッと冷え込んで 底冷えのする寒い一日でしょうねぇ。 なんたって「京都の底冷え」は有名です。 あちらこちらには雪も積もっているかも知れない? でもこの雪は、芸舞妓さん泣かせなんですね。 常に着物に泥がはねないように気を使いますから。 芸舞妓さんたちもお仕事とはいえ大変なんですよ 最近は舞妓さんが減っていくのをしきりに 嘆いているお茶屋のおかあさんたち。 (*_*; でも芸舞妓さんたちは、この厳しい寒さの中で みんな一生懸命やっていますからねっ 舞妓さんたちは、みんな舞妓さんという仕事が 好きだから頑張れるー☆ そういうことです。 舞妓さんとしての誇り(プライド)ー☆ これにつきるのではないでしょうか!! 雪化粧は風情のある冬のイメージですが 昨日・今日のTVや新聞はそんなんじゃないわ!! 雪害そのものやねぇ~こまったもんや!! 雪害にあわれた地域の方、お見舞い申し上げます。 大変でしょうが雪に負けないで頑張って下さい。 雪化粧は風情のある冬のイメージですが 昨日・今日のTVや新聞はそんなんじゃないわ!! 雪害そのものやねぇ~こまったもんや!! 雪害にあわれた地域の方、お見舞い申し上げます。 大変でしょうが雪に負けないで頑張って下さ
2005年02月02日
病 魔 に 語 る 男 病魔に襲われし人ほど悲しいものはない 病魔に伏す人ほど不安なものはない 病魔に犯されし人ほどあわれなものはない 病魔の進行している人ほど憂鬱なものはない 病魔よ俺の身体から出ていけ 何がよくて俺にすくうのか おまえは俺が知らない日から俺のもとへ来て いつのまにか一緒に生活するようになった。 だけど俺はおまえがきらいだ だからおまえは今すぐ出ていけ 病魔にむしばまれた俺の心は燃えないのだ 湿ったマッチだ すってもすっても火のつかぬマッチだ 毎日がおもしろくないのだ 爪がピンクで皮膚は赤みをおび澄んだ眼光の 俺のさわやかさはどこへいったのだ さあ早くおまえを追い出さねば。。。 充実という青春という樹がおまえが いるために育たないのだ 水をやり肥料をやっても 何の変化もないやつれた樹だ 俺の身体には不毛の血がながれ 人の愛にも喜びを感じないのだ 病魔よ おまえのために俺は死のうとさえ考える 俺はおまえと一緒に死にたくなった。 おまえによって人生の喜びが生まれないなら 俺と一緒に一日も早く好きな死に場所に行こうか 病魔よ むしばまれた俺の精神はもうカラカラだ おまえの食するものなどあるものか 種をまいても芽の出ない不毛の身体だ もうやめてくれ 白衣を着るのさえ嫌なのだ 耐えられないのだ おまえがいるために 病魔よ早く出ていけ もっと軽やかにはばたけ おまえが大きければ大きいほど俺は小さくなるのだ 病魔よ 時はたてどもおまえは去らず 俺はもう死んでやるぞ おまえと一緒に 青春の樹は枯れてもう芽もでない おまえがいるために おまえの殻を破ろうと努力しても 俺にはもう、なんの力もなくなった 力が湧いてこないのだ 死んでやるぞ 死んでやるぞ病魔くん 春がきても俺は泣いているのだよ 正義を重んずる俺におまえのような 輩はまったく性格にあわないのだ いつも思う病魔に襲われし人は 一度は死を考えしことありと
2005年02月01日
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