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2012.09.19
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カテゴリ: 自然・環境
<森をゆく旅>
台所の炭が、いつのまにかガスに変る様を見てきた団塊世代の大使であるが・・・・
その個人的な思い出をいつか燃料革命とからめて書いておきたいと獏全と思っていたわけです。

図書館でたまたま手にした「森をゆく旅」という本が、その思いにぴったり答えてくれています。
日本の森林と日本人がどう関わってきたのか?宇江敏勝さんは森林への愛着もさることながら、産業の成り立ち、経済性に関心が向く森林のプロなんですね。



森
宇江敏勝著、新宿書房、1996年刊

<「MARC」データベースより>
紀州・熊野に住む「山の作家」が日本各地の森を歩く。木とともに暮らし、すぐれた技を持つ人との出会いを求める山びとの森林紀行。インテリアの情報誌『室内』に「山と木の物語」として連載されたもの。

<大使寸評>
それぞれのエピソードが経済に裏打ちされ山の民に優しいのは、著者の生い立ちによるものかと、納得した次第です。
『室内』というハイカラな情報誌の連載エッセイでもあったということでおま♪

Amazon 森をゆく旅

図書館で手当たり次第で探すアナログな探索方法が、いかにも暇人という感もするのだがが・・・・この方法でしか、この本に出合えなかったかもしれない気もしたのです。

木炭産業の盛衰が気になる大使であるが 土佐備長炭 に見るように産業化できているようです。
土佐
土佐備長炭


土佐備長炭 p74~78
 小松輝道さんの炭窯には、炭化が進んでいるしるしの独特な香りの煙が立ちこめていた。灰床(作業場)には、箱詰めにされた製品も積まれ、まわりは木の葉の一枚もないまでに掃き立てられている。灰床を散らかしている人間にはろくな炭は焼けぬ、紀州備長炭の炭焼きだった父親から、若い頃に聞かされた言葉を私は思い出した。
 だが、ここは紀州・和歌山県ではなく、高知県室戸市に流れる佐喜浜川のほとりである。この流域には20基ほどの備長炭の窯が点在していて、小松さんも炭焼きの一人だ。私はフェリーで海を渡ってきて、土佐備長炭なるものをはじめて見せてもらった。案内をしてくれるのは、最近『土佐備長炭の今昔』というリポートをまとめられた高校教師の宮川敏彦・有沢節子両氏と県林産指導員の前口和彦氏。
 鰻の蒲焼きなど高級料理用燃料として知られる備長炭の本場はいうまでもなく紀州である。ほかでは宮崎県の日向備長炭とこの土佐備長炭があるわけだが、どちらも紀州から技術を伝えられたものだ。窯の構造や焼き方の特異性もさることながら、なによりも原木がウバメガシと樫に限定されるところから、それが群生する紀伊半島から四国や九州にかけての太平洋側でのみ生産が可能なのである。
 だが、土佐備長炭の窯はずいぶん大きなもので、一窯あたり約1200キログラムと、紀州式の倍ほども焼けるという。そのために原木を紀州のように抱いて入って縦に詰めるのではなく、天井に大きな穴を開けて、そこから投げて横に詰めるという大雑把なやり方だ。値段もいくらか安いのだが、量産でもって収益では紀州をはるかに凌いでいる。私の試算では、小松さん夫婦で1ヶ月90万円ほどの粗収入になるのではあるまいか。おもな市場は紀州の東京方面に対し、ここは大阪へ出している。
 小松さんのお話によると、親の代まではもっと小さな窯で、木も縦に詰める紀州式だったという。また、原木を求めて山中を移り住んだが、今では里の道端に窯を半永久的に固定して、遠くの山から車で原木を運んでくる。これは紀州と同じ変りようだ。
 紀州備長炭の製法が、いつ誰によって土佐へ伝えられたものか。私は室戸市の室津漁港のすぐ上、四国霊場25番札所とされる津照寺を訪ねた。青く明るい南国の海を見おろす石段の登り口に「植野蔵次翁記念碑」があり、次のような碑文を読むことができた。

 「翁ハ和歌山県ノ人ナリ 夙ニ木炭備長焼キ有理ナルベシト着眼シ其製法ヲ苦心研究セリ 大正元年植野蔵次氏ニセラレ来町 其焼キ方ヲ伝授ス 組合員ノ翁ヲ師トスル者日ニ増加シ 終ニ我ガ地ニ備長焼キヲ普及セリ 並ニ記念碑ヲ建設シテ其功績ヲ永久ニ伝フ 昭和八年三月 建立」

 この植野蔵次という人物が、南部川村の出身であり、その子や孫が土佐に定着したことを明らかにしたのは、先の『土佐備長炭の今昔』である。南部川村は現在でも和歌山県における備長炭の生産の中心地だ。そこで私はこちらに来る前に村役場で調べてもらい、孫にあたる植野昌雄さんにお会いするとともに、蔵次の生地も確かめることができた。

(中略:全文は「 森をゆく旅 」参照)

 室戸市では産業課のお世話で生産者たちとの懇談会にのぞむこともできた。
 炭焼きの後継者が少ないとはよく聞かれることだが、会合には若くて美しい婦人も何人かいて、旦那といっしょに働いているとのことである。ただ、杉や檜の植林をやり過ぎたために、天然の広葉樹林が減り、原木の確保がむつかしいという、紀州と同じ悩みを聞かされた。しかし、彼らは活発にしゃべり、またよく笑い、いかにも南国の炭焼きらしい、明るさとおおらかさが感じられるのだった。


タタラ製鉄といえば、「もののけ姫」にも描かれたように古来からある産業であり、玉鋼(たまはがね)は用途を変えて今でも健在です。



たたらの炭 p79~84
 出雲の山々は梅雨に濡れて暗い。道端に群れて咲くアザミの花はかくべつ紅色が深いように感じられる。ここは島根県横田町大呂という所、雨に煙った山を背に、屋根の尖った高い建物と煙突の見えるのが、わが国でただ1ヵ所タタラ吹きで鋼(はがね)をつくっている鳥上木炭銑工場(YSS株式会社)であった。(タタラは金偏に戸)

 応対してくださった木原明氏は、50年配の色が黒くて精悍そうな体つきの人物である。彼は会社の取締役だが、同時に村下といって、国無形文化財にも選定されたタタラ製鉄の技術長でもある。自ら伝統的な手作業の陣頭指揮にあたるのだ。
 だが、今は高殿(タタラの工場)の中にも広いばかりで閑散としている。タタラ吹きをするのは冬場だけなのである。私はビデオを見せてもらったが、そのときには一代(ひとよ)呼ばれる一工程に村下を中心に10人ほどの一団が三日三晩約70時間にわたって、不眠不休の作業となる。土と粘土でこしらえた舟型の炉に、木炭と砂鉄を30分毎に交互に入れるのである。すると土と炭と砂鉄が化学作用をして、ケラという鉄の塊を生じる。砂鉄11トン、炭13トンで2.5トンのケラができ、中に800キログラムの玉鋼(たまはがね)が含まれている。その玉鋼こそは近代的な溶鉱炉では絶対につくれないものだと、木原さんは力説される。 玉鋼は日本美術刀剣保存協会(東京)を通じて、すべての日本刀の原材料となる。そもそもこの工場は同協会と文化庁のきも入りで、昭和52年に設立されたものだ。

 ついては、それまでの経緯を、木原さんのお話から手短かに紹介したい。いうまでもないが、出雲をふくめて中国山地は長い歴史を通じてわが国の鉄の主産地であった。しかし明治維新後は洋式の溶鉱炉の登場により、タタラ製鉄は量産の点でも太刀打ちができず、大正時代にはまったく姿を消した。
 だが、大正7年になると、日立金属(YSSの親会社)が、この同じ場所に洋式に近いレンガ組みの角炉をもうけて、やはり砂鉄と炭による鋼づくりをした。それは昭和の戦後も続いて、木原さんも工場で働き、砂鉄採掘の現場へも出たという。しかし、角炉も昭和40年には閉塞、その後は砂鉄を安来市の本工場へ送るようになった。現在も安来工場では、独特な工法で砂鉄から航空機や原子力発電所やコンピュータの部品に用いる特殊な金属を生産している。
 一方、いったん姿を消した伝統的なタタラは、昭和8年に軍部の意向により「靖国タタラ」の名で甦ったが、それも敗戦とともに火を消した。そして52年、現在の工場は靖国タタラを復興するかたちで設立されたのである。その中心になったのも靖国タタラの経験者たちで、そこへ木原さん以下、安来工場から出向した若手も加わっていた。
(後略:全文は「 森をゆく旅 」参照)




「もののけ姫」の基礎知識 より
たたら場

ところで、タタラ場には女人禁制の掟があった。タタラの神が女性なので同性を嫌ったとか、血(月経や出産など)を嫌ったとか諸説あるが、詳しくは不明である。エボシ御前は、これを真っ向から否定してタタラ場を女性の職場にしてしまっている。これは宮崎監督らしい創作だが、実際に室町中期までは、たくましい女性職人が活躍していたのだ。宮崎監督は、室町期の絵巻「職人歌合(『職人尽絵』とも言う)」に描かれた数十人の女性職人に注目し、その気風を学んだと言う。
 なお、作中のタタラ炉は実に巨大であり、吹子踏みも四日五晩続けると語られることから、出雲でも最大規模のタタラ場であったと分かる。このため操業人員・資材発掘・運搬人員が大量に描かれているのは当然である。

もののけ姫とたたら



茶ノ湯炭 p85~89
 樹木は冬枯れて、いちめん赤茶けた山あいが続いている。閑寂なたたずまいは、ここが大阪の阪急梅田駅からわずか30分そこそこの近郊とはとても思われない。山を造成して新興住宅街やゴルフ場もあるにはあるが、古典落語の「池田の猪買い」の雰囲気がどこかに残っているようにも感じられる。
 ここでは茶ノ湯炭として知られる池田炭が焼かれている。池田炭というのは、昔は池田市が炭の集散地で問屋が軒を並べていたからで、生産地は大阪と兵庫の県境にまたがる、猪名川上流の山中である。
(後略:全文は「 森をゆく旅 」参照)



菊炭能勢菊炭

能勢菊炭 がきれいですね。池田炭の伝統は今も生きているようです。






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Last updated  2012.09.20 08:00:13
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