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Kガイドから明星山登攀の写真を頂きましたので、アップします。第1日目マニュフェスト登攀 鷹巣ハングの洞窟 洞窟の底にいます 豪快な懸垂下降6回 地上まで降り、小滝川を裸足で渡って帰ります 第2日目 直上ルート登攀 どこも垂直か被っている壁です 終了点から懸垂下降体勢に入ります ここも豪快な空中懸垂2回 〆は天ぷらソバで英気を補充
2015年10月31日
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ここのところ、毎日秋晴れの爽やかな天気が続く。谷津バラ園の秋バラが満開という情報を得て、仕事も休みの今日は午後、秋バラを見にいった。春バラほどの数と勢いはないけど、予想よりたくさん咲いていた。秋バラは香りが高いと言われるが、入り口からすでに馥郁たる香りが漂ってきて高貴な気分を味わった。平日だがけっこうな人達が園内を廻っていて賑わっていた。 剱弁高芯咲きの大輪や中輪房咲きの種類は沢山咲いていたが、つるバラはほとんど見られなかった。エンジェルフェイスも見事に咲いていて嬉しかった。
2015年10月30日
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マニュフェストの登攀が終了した夜、北陸に来たら魚でしょという訳でKガイドに誘われてキトキト寿司という変わった名前の回転寿司店に行った。実は恥ずかしながらカミングアウトすると私はこれまで回転寿司店に入ったことがなかった。外食するレストラン地域に回転寿司店が見当たらなかったし、特に探して食べるほどでもなかったからだ。それがこの歳になって回転寿司を初体験した。「きときと」は 新鮮な、生き生きした、活き活きしたとか、 取れたて等の生きのいい状態、または今が盛りの、最高潮の状態であるというような意味らしい。時間的に早かったため、店には私達以外誰もいなかった。「注文して下さい」と言われてお品書きを見たものの直ぐにはオーダーできない。無意識に普段食べている物をオーダーしていた。「サーモン!」 外観と内部すぐサーモンが出てきたので食べてみたらおいしかった。しゃりは思ったより少ないのでいくらでも食べられる。以後どんどんオーダーした。値段によって皿のデザインが違うのが面白かった。 どんどん食べた。サーモンの軍艦というのが気に入ったし、アサリの味噌汁は大きな汁椀で海草もたっぷり入っていて塩気が心地よかった。またたく間に皿が重なっていた。 清算する時、皿を重ねたままで読み取り器(?)をピッと押すと全部の勘定が即座に出来たのも驚いた。初めてのことばかりで自分が時代遅れの人物のような気がした。(気がしたのではなく、実際に時代遅れなんですね)でも予想以上においしかったので、自分の地域でも行ってみようかと思ったりした。でもここは日本海側の魚のおいしい地域なので私の地方ではどうかなあ。
2015年10月29日
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糸魚川の塩の道温泉に二泊した。スキーの宿という感じのロッジ風の建物だったが、ここの塩の道温泉は稀にみる素晴らしい温泉だった。お湯に浸かっている間にみるみるうちに肌がツルツルになったのでもうびっくり!!。美人の湯と呼ばれているのも肯ける。お湯の肌触りがとってもまろやかで温度はややぬるめ、熱くないのでゆったり浸かってられ、クライミングで疲れた筋肉をほぐすのには最適だった。ちなみに塩の道とは糸魚川から松本城下までの約 30里(120K)を結ぶ千国街道 (ちくにかいどう) のことで別名が「"塩の道」 である。 塩の道温泉この塩の道温泉は日帰り入浴も可で長方形の湯船の向こうは何の変哲もない田舎の景色が広がり、賑わう温泉街というのとは全く異なっていてひなびた雰囲気がよかった。女湯には二人しかいなかった。 糸魚川は翡翠やフォッサマグナなど自然の恵みによる地域資源が豊富でクライミングで行った小滝川は翡翠が採れるという。明星山の展望台付近には翡翠関係の案内がいくつもあった。 翡翠の原石宿舎の前からは日本百名山の雨飾山が遠望でき、名前だけしか知らなかったこの名山のおおらかな山容を目の当たりにして「いつか登ってみたい」ではなく、「来年登ってみたい」と思った。その麓には雨飾温泉というのもあるらしいのでそこにも立ち寄ってみたい。雨飾という名前にロマンを感じる。 塩の道温泉から朝の雨飾山新幹線の恩恵で北陸がこんなに身近になったのだから白山、雨飾山に行かねばなるまい。
2015年10月28日
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新潟県にある明星山へ行くため初めて北陸新幹線に乗車した。噂には聞いていたがあまりの超高速と便利さに素直に感動した。白山に登るため金沢駅までの時刻を調べたことがあり、一応知ってはいたが、実際に乗って日本の鉄道技術が世界最高峰にあることを実感した。自宅を5時過ぎに出発。東京駅18:04発のはくたか573号に乗車して糸魚川到着が20:03分。新幹線1時間59分を含めて3時間で到着したのだ。何て速いんだ。 流線型の美しいフォルム 落ち着いた色彩の乗車口車内も小綺麗で東海道新幹線などより一段とグレードアップしていた。自由席だったが嬉しかったのがシートの下に電源があるのでスマホの充電がすぐできたことだ。パソコンもいくらでもできるだろう。座席はほどよく広く、短い私の足では先端まで届かなかった。ザックを足元に横たえて余裕だった。トイレ・洗面所も広く清潔でアメニティ度が高い。自由席だとあずさ号なら車掌が検札に来るがここでは来ない。平日の中途半端な時間帯で車内は激空きでのんびり寛げた。 車内と足元トイレはウオッシュレットで洗面所はお湯も出て快適だった。 しかしだ。駅弁を食べてちょっと本を読んだらあっという間にもう到着してしまい、所在ない旅の気分を味わうには速すぎた感はあった。
2015年10月27日
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マニュフェストが順調に昇れてすっかり気持が楽になった翌日は直上ルートを昇った。直上ルートは左岩稜から南壁間のいわゆる正面壁にある顕著な帯状ハング帯の中央やや左をダイレクトに越えて中央バンドに直上するラインである。前日、前傾壁だと聞いた時から「私、昇れるかな?」という一抹の不安はあった。 直上ルート1ピッチ目を順調に昇り、2ピッチ目は脆いバルジを左上して前傾壁の下へ出るのだがここでまず1回目のピンチ。バルジを越えられないのだ。散々手こずった挙げ句にやっと前傾壁下に着く。5.9にこんな時間かかってたんじゃ核心はどうなるの?という不安が更に強くなってきた。不安は命中し、前傾壁で2回目の大ピンチに陥った。 前傾しているため岩が足元から胸にかけてせり出してくるのでまっすぐ立っていられない。落ちないようにもろい岩を掴んで右手をホールドにかけるのだがその上に左手を伸ばせない。何度やっても成功しない。これができないのが私なんだ。ロックする力が無いと常々指摘され続けてきて自分でもトレーニングしてはきたが、まだ筋力がついてない。両手なら持てるが片手で自分の体重をキープして片手を挙げることができない。段々疲れてきた。諦めてガイドに「挙げて下さい」と叫んだが全く通じない。ガイドも何か叫んでいるが意味がわからない。ピッチがちょっと長いし前傾壁なので一層声が届かないのだ。他に可能なラインがないか何度か模索するがありそうもない。通常のルートが最も弱点をついているはずだから。絶望的な気分になってきた。尚もあれこれもがいていた瞬間、グーンとロープが緩んで4mほど落下した。空中遊泳みたいだった。何が起こったか分からなかったが下のピッチ辺りまで落ちている。幸い怪我は無かったので、気を取り直してルートではないラインを昇り返し始めた。おまけに途中で触った40センチ位の岩が突如1個まるまる剥がれて大音響とともに落下した。「ラーク」と大声で叫んだものの超焦った。幸い誰もいなかったのでよかったがあれに直撃されたら命の保証はない。自分は岩と軽く接触しただけだったので大丈夫だった。次々と予期せぬ出来事が起こったが、こういうピンチになると私は異常に冷静になる。とにかく昇るしかない、正規のルートではないが少し右から昇ればいけそうなのでそこを詰めて左にトラバースしてヌンチャクを回収し正規ルートに復帰した。これ以上ない真剣さで必死になっていた。前傾壁を乗り越せば後は何の問題もなかった。ガイドが心配して待っていた。最終ピッチは快適に昇れたので「終わりよければすべてよし」ということで自分をなだめた。終了点到着10:00。たった4ピッチに2時間半もかかった。ハングや前傾壁ができないことは自覚していたが、自分の非力をいやというほど味わった。悔しい!!と5回ほど叫んだ。下降はこれまた豪快な懸垂下降2回、自分がもがいた岩を見ながら、下が見えないからやはりここは直上ラインなんだと実感した。 さすがはプロ 懸垂下降中にY字バランス(!?)散々だった。クライミングを始めて7年になるが、これまで一度も経験しなかった「自分が落ちる」ことと「自分が落石を落とすこと」を初体験した。その意味ではこの上ない貴重な学習の場になったし、過ぎてしまえば存分に岩と挌闘し岩昇りを満喫したと思えた。最高に楽しく充実した半日だった。参考タイム 駐車場6:40 取りつき7:10 登攀開始7:30 終了点 10:00 取りつき 10:25 駐車場11:00
2015年10月26日
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10月23日明星山南壁マニュフェストを無事登攀し、2年前に敗退した雪辱を果たすことができた。このルートが今季の目標だったので登攀内容はともかくとして素直に嬉しい。ひとつ課題が終わった。明星山付近の天候がめまぐるしく変化していたため、土日だった予定を変更して急遽22日の仕事終了後、北陸新幹線に飛び乗り糸魚川で前泊。当日は昨日の雨がどれだけ乾いているか心配なので遅めの朝7時に出発。駐車場に到着して明星山を目の当たりにしたら思いの外乾いていて安堵した。これなら行ける。 朝日が当たる明星山 (駐車場より)前回は取りつきに着くまでにチロリアンブリッジがあったが今回はロープが撤去されており、小滝川の浅瀬を裸足で渡った。取りつきに着いて改めてこれを昇りたいが為にトレーニングしてきたんだ、必ず昇ると心に言い聞かせる。クライマーは誰もいなくてマニュフェスト貸切、天気は一日中安定した晴天、時折風が渡って気持ち良く最高のコンディションで昇れた。 8時30分草つきから始まる第1Pを順調に昇り始めたのはよかったが、カムの処理と回収に時間がかかってロスタイム、最初からやる気満々の気持通りには運ばずかなり意気消沈。でも私はこの程度なんだから力まず落ち着いてゆこうとかえって肩の力が抜けて冷静になった。問題は2P目(5.10b)だった。前回このハングを乗り越すのに手間取って結局敗退せざるを得なかった経緯がある。ところが今回は自然に昇って苦労せず手間取らず乗り越せてしまった。これは幸先がよい。更にそれを越えた後もけっこう悪かった記憶が残っていたが全く気にならなかった。すっかり嬉しくなる。次々に3ピッチから7ピッチまで順調にこなして下部城砦から上部城砦を過ぎ、行く手に険悪な様相の岩が見えてきた。8Pの鷹巣ハングだ。そこにたどり着くまでがものすごく大変そう。洞窟に向かって凹状フェースを詰めるがつるつるの垂壁でとても難しくて落ちそう。思わずA0してしまった。 やっとハングの洞窟に這いずり上がったがそこからは別の意味で怖かった。グレードは5.9で低いのにその洞窟内部と外の景観に圧倒された。垂直の白っぽい崖を洞窟の天井まで上がり、クラックに手を入れるとしっかりしていて安心。足の位置も重要なのに下のスタンスに足が届かないので体を縮めて洞窟天井に頭をこすりつけるように接触させてトラバースしたらヘルメットがカリカリとひずむ音がしてやばかった。どうにか外にでるとこれまた更に怖い。左にしっかりしたホールドがあるので大丈夫なのだが、なんというすさまじい高度感と露出感!!ここで落ちたら絶対ダメ、終わりという岩状だった。9ピッチ目、慎重に慎重を重ね右状クラックを昇って遂に13時10分終了点到着した。 鷹巣ハング 洞窟から外へ やったね!! 山頂 終了点からの景色は素晴らしかった。翡翠色の小滝川がはるか下に清らかに流れ、川の底から対岸の山頂まで一面の紅葉、そこを区切るように道路が走っている。行動食を一口食べて懸垂下降にかかる。空中懸垂が何度あり、豪快な空中遊泳を楽しんで懸垂下降6回位で地上に降り立った。地面に立つって何という安定感なんだ!。生還した。 懸垂下降参考タイム 駐車場7:30→取りつき8:10→登攀開始8:30→終了点13:10→懸垂下降開始13:30→取りつき15:10→駐車場15:50
2015年10月25日
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山に出かけている間に義妹夫婦がわが家を訪れてくれていた。前日に来訪を知らされてはいたが既に予定が決まっていたので留守をして失礼していた。今日帰宅してみたら、たくさんの品々が玄関に置かれていて驚いた。まず義妹夫婦の育てた無農薬野菜が段ボールに一箱。葉付き大根、おいしそうなサツマイモ、隼人瓜、インゲン豆、ラディッシュ、初めてみたつる首カボチャというひょうたんが曲がったような形をした珍しいカボチャなどが入っていた。更にサツマイモの葉、紫蘇の葉、桑の葉、菊芋の葉と茎を乾燥させたものがビニール袋に一袋、それに加えてポピー、牛久の希望という名の菊、ウツボ草、白菜、サニーレタスの苗が発砲スチロールに一箱。 無農薬野菜がどっさり 乾燥植物 花と野菜の苗私は義妹一家に迷惑をかけることはあっても役にたつようなことは全くしていないのに、こうしていつも気を遣って頂いて本当に恐縮してしまう。何て有難いことだろう。今回は新たに花と野菜の苗まで頂いた。枯らさずにしっかり育てなくちゃ。乾燥植物は漢方薬の素だと考えて時間があるときに漢方薬茶にしよう。前に頂いて自分で作った冬瓜の種もあるからそれも加えて。
2015年10月24日
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この春、ミニトマトの苗を1本東南側の陽当たりのよい場所に植えた。どんどん成長して、夏からずっと実をつけてくれていた。ところが2回の台風で薙ぎ倒され無惨になっていたが、ミニトマトは強い。植え主が山に行ってその存在を忘れている間にも繁殖力を発揮して再び勢力を取り戻し、巨大に繁茂している。フェンスから大きくはみ出ているが、地域の皆さんにはご容赦願っている。もう10月も既に下旬なのだが、その枝に深紅とはいかないが薄赤の実がけっこうなっている。二・三日に一回収穫してサラダにトッピングしたり、お弁当の彩りにして重宝している。まこと、ミニトマトは役に立つ。
2015年10月23日
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孫のお食い初めや町内会の仕事など色々予定があって外岩に行けない先週末だった。今週末、今季最も難しいフリーマルチに出かける予定なのでトレーニングしておかないとまずいという気がして、時間を工面して葛西のロックランズに行った。平日で人が少なくフロアを独占して落ち着いて昇れた。5.9でアップして5.10dまでをトップロープとリードで合計16本昇って終了。私以外にクライマーが独りしかいなかったので我がもの顔に緑色の床の上に寝そべってウォールを見ながら休憩やストレッチをした。背中が伸ばせてとっても気持がよかった。なかなか上達はしない。でも現状維持できれば良しと考えるべきだろう。 静かな室内 寝そべってみるウォールと天井
2015年10月22日
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今日は合唱コンクールでした。1年生から3年生までそれぞれ課題曲と自分達が選曲した自由曲を発表しました。緊張でカチカチになっている1年生から大分慣れて余裕のある2年生、男子生徒の変声がすすんで安定した響きと表現力の3年生と各学年とも頑張っていました。生徒達が一生懸命歌う姿はとても感銘深く、中でも3年生全員合唱による「大地讃頌」「手紙~拝啓15の君へ」は感動的でした。最後に審査員の先生のテノール独唱もあり、歌声の響くいい一日になりました。 学級の発表 3年生学年合唱 テノール独唱
2015年10月21日
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娘が両国に住んでいるので孫たちのイベントでよく訪れる。ほとんどがJR両国駅を利用する。電車から降りるとホームからスカイツリー・国技館・江戸東京博物館が見えていかにも両国に来たという雰囲気になる。このホームからの眺めもよくてとても気にいっている。 総武線両国駅ホームから見る江戸東京博物館とスカイツリーさらに駅舎がいかにも相撲の本拠地という特色を打ち出していて、駅構内には相撲に関するディスプレーがいろいろある。有名関取の巨大な肖像画や手形など両国ならではの展示が工夫されているし、構内の足元には両国界隈の昔の地図が設置してあって踏んで歩くのが申し訳ないような詳細さと綺麗さだ。 両国駅東口のディスプレー 国技館・回向院・本所松坂町などの地名が見えるさらに駅の中にステーションギャラリーが設けられていてちょっとした待ち時間に入って楽しむことができる。中央にレッドカーペットが敷かれていて格調高い。鉄道や両国に関する資料がすっきりとしたレイアウトで並んでいて、両国駅の変遷を知ることができる。こんなにあれこれ工夫されていると得した気分になる。 ステーションギャラリー内部 展示物
2015年10月20日
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日曜日に三番目の孫・結ちゃんのお食い初めがあり、都内の娘宅に出向いた。 尾頭付きの鯛にお赤飯、海老やタコの盛り合わせやちらし寿司、煮物、青菜のお浸しなどお取り寄せと娘のお手製の料理が並ぶ。私が最年長だということで鯛を結ちゃんのちっちゃな口に持っていって食べる真似をする。一生食べ物に困らない生活ができますようにと願をこめて。主役の結ちゃんはおとなしくお利口だったが、上の葵と翔君はパワー全開、リビングを走り回っていた。特に翔君、入り口からリビングの端までフローリングで一直線10m位あるだろうか、そこを全く休むことなく何度も何度も走っているのには驚いた。葵は少し女の子らしくなっていた。活気に満ちてとても楽しかったが疲れた。もう翔君のパワーにはついていけない。 剱を構えてニンニンジャー!!
2015年10月19日
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放浪の達人さんやVeryBerryさんのブログで狂い咲きや勘違いの花が話題になっている。本来の季節ではない時に咲く花のことだ。ウォーキング出勤で脇を通る民家の庭先に十月桜が咲いていることを思い出し、改めて写真を撮りにいった。小さな花で花びらの色も淡く、ひっそりと曇り空の中で咲いていた。春の匂い立つような艶や色彩はなく儚げな雰囲気だ。いかにも本来のシーズンを離れて咲いている日陰者(?)という感じもする。でもかえってその風情が愛しいのかもしれない。
2015年10月18日
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Mガイドから鷹見岩サミットリッジの写真を頂いたのでアップします。 1ピッチ目 洞窟から抜け出す 2ピッチ目のロングクラック 5ピッチ目 6ピッチ目核心 Vサインして笑顔、楽しそう。 最終ピッチのクラック 鷹見岩 山頂 瑞籬山方面
2015年10月17日
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1週間の仕事で疲れ、ほっとした夕食後、FM放送をつけっぱなしにしてリビングのソファでだらしなくうつらうつらしていた。そこへ妙なる音楽が流れてきて思わず目が覚めた。単に美しいというのではなく、まるでシルクのような感触・耳触りと優雅さだ。曲はシューベルト作曲のピアノ五重奏曲「鱒」第4楽章。軽やかなバイオリンと躍動的なピアノ・・鱒が嬉々として清流で泳いでいる情景が目に浮かんだ。これ以上ない魅力的な音楽に心をつかまれてはっきり覚醒した。コントラバスも実に適切に低音効果を出している。放送をよくよく聴くうちに何とバイオリンはアルチュール・グリュミオー、ピアノはイングリット・へブラーだった。すごい!!。こんな歴史的名演奏家の演奏が聴けた。少し興奮した。 聴いているうちにこの番組は「千住真理子の恋するバイオリン」という番組でトークしていたのはバイオリニストの千住真理子さんだということがわかった。とても上品かつふくよかな声で時間がゆっくり流れていく。次に聴いたのは同じくシューベルトの「バイオリン・ソナタ 作品162から 第3楽章」で演奏者はバイオリンがフリッツ・クライスラー、ピアノがセルゲイ・ラフマニノフだった。この二人とも私の中では音楽史上の音楽家であり、思わず耳をそばだてた。その二人の演奏もまた絶品でさすが!!としか言いようのない極上のものだった。最後に千住さんのバイオリン演奏があったがこれも実に素晴らしかった。千住三兄妹でお兄さんの千住博さんの美術作品は直島の「家プロジェクト」などで親しんできたが、真理子さんは名前だけ知っていたものの演奏を聴いたのは初めてだった。疲れた頭と心がリフレッシュされた。すり切れそうだった心が少し膨らんできた。来週もこの番組を聴こう。 千住 真理子 イングリッド・へブラー
2015年10月16日
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図書館を徘徊していたら「ホーキング、自らを語る」という本を見つけた。以前、映画「博士と彼女のセオリー」を見てホーキングの生き方についてはとても興味を持っていたので、早速借り出した。 本 映画 博士自分の幼少時代の生い立ちから筋萎縮性側索硬化症という難病にかかりながらも結婚、3人の子供の親となり、更に離婚・結婚と波瀾万丈の人生を送ってきたことが実に淡々と書かれている。活字では淡々としているが、実際に観た映画の中ではその姿は痛ましく壮絶だった。体の殆どが著しく屈曲して苦痛を絵にしたみたいだった。こういう男性と結婚できる女性って超人的な人だ。でもそういう人を介護し支えながら家庭生活を維持するそのストレスは並大抵のものではないと思う。だから結局は二人とも離婚したのだろう。自ら歩くことも自らの声で話すことも出来ない生活を長年に渡って送りながらも、本の最後に「豊かに恵まれた人生だった。」と述べ、「障害者は自分の欠陥に邪魔されない仕事にうちこめばいい。出来ないことを悔やむには及ばない」とも書いて、何とパラリンピックのアンカーまで務めている。映画の中で「この難病の特徴はすべての筋肉は萎縮して駄目になるが、頭脳と生殖機能には何の遜色もない」と彼が言っていたのが印象的だったが、それを裏付ける人生だ。
2015年10月15日
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暑さも一段落し、秋晴れの爽やかな天気が毎日続いている。暑さと雨のせいで中止していたウォーキング出勤を今日から再開した。車で出勤するより45分早く自宅を出るので、いろいろな手順や仕事をウォーキング用に組み立て直した。と言ってもたいしたことはない。気持のよい朝を独りてくてくと歩く。自宅から高架橋を越え国道14号を渡り、更にふれあい橋を渡って歩く。できるだけ大通りをさけて細い路地裏のような小径を選ぶので車では見えないいろいろなものが見えて新鮮だ。途中のコンビニで珈琲タイム。これがちょっとした楽しみ。体が温まる頃、職場に到着。順調な再開だったが、帰りは15時過ぎになり、暑さもあってだらだら歩いてしまった。 民家のピラカンサス 慈眼寺 ふれあい橋を越えて まだまだ元気に咲くるこう草
2015年10月14日
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瑞籬山登山口から30分ほどの場所に富士見平小屋がある。ここの小屋主さんとMガイドが懇意なので下山時に立ち寄った。以前は廃屋さながらだった小屋を現在の小屋主さんが立派に再生され、室内は沢山の写真やグッズがディスプレーされており、宿泊者の皆さんの楽しい話で活気づいていた。天井には沢山のランプがつり下げられている。 紅葉の中に建つ富士見平小屋 ランプが沢山珈琲を注文すると豚汁をご馳走になった。軟らかい豚肉がたくさん入っていて具沢山、この一椀ですっかりエネルギーチャージできた。 珈琲には付属のビスケットの上に薔薇の花びらから造ったという貴重かつ珍しいジャムがトッピングされていた。薔薇の香りがほのかに立ち上がって上品な甘さで優雅な気分になった。 天気良くルート良くガイド良く、その上このような嬉しいサプライズまであって、最高の山行になった。
2015年10月13日
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最近ガイドのMさんとSさんがおよそ5年間をかけて金峰山近くに鷹見岩サミットリッジという新ルーを開拓された。今週半ば取材陣と一緒に昇って、正式に発表される段取りになっているようだ。それに先駆けて10月12日、最高の天気に恵まれて開拓者のMさん自らのガイドでその新ルートを登攀してきた。予想通りの素晴らしいルートで登り応えがあった。8ピッチ+岩稜でグレードはフェイス10.c、クラックは10.b/c、終了点は鷹見岩山頂、取りつきまでの道も立派に整備されていてこのルートに対する開拓者の愛情を感じた。この上ない達成感と360度の展望を味わうに十分なルートだった。瑞籬山登山口を出発し、気持ちの良い道を35分ほど登ると富士見平小屋に到着。テントが幾張りか点在し、紅葉が爽やかに広がっている。更に登ると鷹見岩分岐になり、金峰山方面と道を分かって鷹見岩の取りつきに向かう。奥秩父らしい苔むした道を上り下りしてほぼ裏側まで行くと突如、樹林の向こうに岩峰が登場する。ここが取りつきである。 鷹見岩取りつき 洞窟の中から1ピッチ目 2ピッチ目の出だし第一ピッチは洞窟から始まる。ヘッドランプをつけて昇るんだと心配していたが真っ暗ではなかったのでヘッドランプは杞憂に終わった。短いが私にはかなり遠くて右側のクラックに手を伸ばすのに苦労した。何とか洞窟からはい出して2P目。ここも右側に乗り移るのが怖かった。しかしそれよりこの2ピッチ目の長~いクラックには驚き!先が見えない。まるでヨセミテみたい。さらにクラックを切り抜けてほっとしたのも束の間、その先にはのっぺりした何もないスラブ!実にやりがいのあるピッチだった。 2P目30mのフィンガー~ハンドのロングクラック 3P目次の3Pも手強かった。三角形の窪みの中にカムを入れて体を小さくしてへつっていく感じなのだが体勢をきめるまでに時間を要した。意外なことに岩肌は乾燥しているのに足を置くとザラザラと滑ってしまう。まだここに昇る人はほとんど来ないから苔も生えていてその苔も乾燥してシャリシャリして滑る。何とか凌いで4P目に。ここだけが穏やかなピッチ。次の5ピッチ目、ここはチムニーなのだが最初から行くと難しいのでまず木登りをして上でチムニーを越える。その辺りまで昇ると眼前に巨大は岩壁が現れる。あまりの迫力に「おお!すごい!!」と歓声をあげる。「上部岩壁です」と松原ガイド。そして5P目は今いる岩壁の割れ目をまたいで左の岩壁に乗り移って浅いスラブを昇る。けっこう手が決まらない浅さだ。その辺りからは爽快感たっぷりのすさまじい高度感。自分の足元から下が垂直だ。これがたまらない快感!!。 第4P チムニー越え 第5P 10.bのフェイス 第6P 広大なスラブフェイス 10.c深い岩の割れ目をまたぐのに緊張したが何とか越えて昇り、6ピッチ目へ。ここが核心だった。ルートファインディングの力を試された。左にクラックがあるがそちらに行くとすごく振られて落ちてしまう。イヤでも何もない右に行くしかない。「落ちつけ、力を抜け」と言い聞かせ、右に出てよーく見れば極小のスタンスや筋や穴や窪みがある。このピッチが一番真剣になった。やっと越えてほっとした。 すごい高度感 ここから先は岩稜登りになる。クライミングシューズをアプローチシューズに履き替え、屹立した岩を登っていく。乾いているしホールドは豊富なので快適に登れる。何度か上り下りを繰り返して最終ピッチ。ここだけはクライミングシューズに履き替え、クラックを昇りきると鷹見岩山頂に出た。暑いくらいの天気に時折、風が吹いて最高のコンディションの一日だった。富士山も金峰山も瑞籬も微笑んでいた。 最終ピッチのクラック 鷹見岩山頂にて 富士山も金峰山も瑞籬もすべてくっきりと見えている。 参考タイム瑞牆山登山口7:15~富士見平小屋7:50~鷹見岩分岐8:40~鷹見岩取り付き9:35 登攀開始10:00~鷹見岩山頂15:00富士見平小屋16:00瑞牆山登山口16:30
2015年10月12日
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今月、韮崎に行くのは3度目である。3日に小川山に行くために韮崎へ、6日~7日北岳バットレスに行くため韮崎に、そして11日も翌日のクライミングの前泊として韮崎へ行ったのである。確か5日に大村智さんのノーベル賞授賞が発表された。翌日の6日は駅前もどこも全く変わってなかった。そりゃそうでしょうね。一夜にしてお祝いの横断幕はできないから。しかし11日に来てみたら駅前には巨大な縦幕が下がり、商店街や宿泊したビジネスホテルなどどこもかしこも大村さんの授賞横断幕や旗で一杯だった。韮崎平和観音まで記念にライトアップされてブルーに光っていた。これまではサッカーの中田英寿選手の出身地として駅前にサッカーする男子銅像があるだけだったが、これからは大村さんの故郷として一躍脚光を浴び、有名になるだろう。ちなみに韮崎大村美術館もあって、11日は日程に余裕があったので寄っていこうとしたのだが、ネットを見ると通常の25倍の入場者が詰めかけたとあったので取りやめた。授賞フィーバーが落ち着くまで近寄らないほうがいいだろうな。 韮崎大村美術館 韮崎平和観音
2015年10月11日
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10月10日ものすごく久しぶりにスケジュールのない土曜日を迎えた。予定がなくても朝早くから目が覚め、今日することを決めることから一日が始まった。夫をデイケアに出した後、ウォーキングに出かけた。街中を歩くのも数週間ぶりで街の風景は一層秋めいていた。途中で保育所の運動会が開催されていて、保護者や祖父母らしき皆さんで大賑わいだった。そういう時期なのだ。心が和んだ。過ぎゆく民家のあちこちにほととぎす、アメジストセージ、秋明菊が艶やかに咲いていた。山で見る花とはまた異なる趣きで三種ともピンク系の色が美しい。公園で腕の筋トレをしたあと、また超だらだら歩きして帰宅した。線路沿いにセイタカアワダチソウの黄色い花が広がっていてもうこんな時期なんだなとこちらも季節の移ろいを感じさせた。 保育所の運動会 秋明菊 アメジストセージ 鳥のほととぎすの胸毛に似ているという花・ ほととぎす みるからにたくましい帰化植物 セイタカアワダチソウ
2015年10月10日
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登山の翌日は必ず仕事に出て行く。出勤すると多少は歩くので重労働後の一種の積極的休養の位置づけだ。今日は膝の痛みは和らいだが下半身が酷い筋肉痛で階段を下るのが辛い。学校なので給食を取ることも可能だがいつもお弁当を持参している。と言ってもたいしたことはせず、自宅にあるものをちょこちょこと誂え、タッパーに詰めていくだけの超手抜き弁当だ。ところがその私のお弁当に興味がある女の子がいる。「今日はなあに?」とその子は自分が給食を食べに行く前に必ず私のお弁当を見たがる。隠す必要もないし見栄を張る必要もないので毎日見せている。今日はついでに写真も撮った。というわけで今日のお弁当です。 ・エリンギ・トマト・ゴボウ・人参・大葉のサラダ エゴマオイルとニンニク酢の手作りドレッシング ・ひじきと大豆の煮物 ・ゆで玉子 ・小豆入り玄米ごはん ・昆布茶
2015年10月09日
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北岳山頂で360度の眺望を満喫し、12時半頃下山開始。実はここからが私にとっての核心だった。膝が悪い状態での登山なので山頂で右膝にサポーターを巻いた。山頂からしばらくは岩の多い急斜面で慎重に下るがそのうち、案の定膝がきしみ始めた。激痛ではないのでそのまま下る。しばらくすると緑の屋根の肩の小屋が見えてくる。大きな小屋だ。さらに下る。目と同じ高さだった甲斐駒や鳳凰三山がすこしずつ上に見えるようになってくる。 鳳凰三山 オベリスクがはっきり見える更に傾斜がゆるくなり、岩も少なくなってくるのだが、この北岳山頂(3192m)から白根御池小屋(2230m)まではけっこう長い。とくに白根御池が眼下に遠く見えるようになってからが遠い!!。なまじ見えるだけに余計遠さを感じる。ダケカンバの黄葉を眺めながらやっとのこと御池小屋まで下山。1時半だった。ここで小屋特製のケーキセットを賞味。カフェイン切れになっていたのでおいしいドリップ珈琲が飲みたかったのだ。 至福の時間を過ごして2時に広河原(1522m)に向かって最終下山開始。ここからも長かった。膝はますますシクシクし、腿もだるくなって歩く速度が落ちたのを自分でも実感した。早く歩くのはもう諦め、登ってくる登山者とすれ違って立ち話などし、紅葉も観てゆっくり下った。大体私は行動時間が10時間過ぎるとスタミナ切れする。チンネや剱尾根など13時間コースでも最後が辛かった。その上ここでは膝の痛みが加わりもうヨチヨチ歩きだ。何とかしのいで広河原に着いたのは3時40分頃だった。乗り合いタクシーの4時10分には余裕があったけどちょっと情けなかった。昨日2時間ジャストで登ったあの急坂を下りになっても20分しか短縮できてない。でも仕方ないか。標高差でみると昨日は登りだけで708m、今日は登り962m、下り1620mで標高差2732m、2日間で累積標高差3440m!!これは無理だ!!数字にしてみると高齢者の膝にはきつすぎた。広河原から乗り合いタクシーで芦安に出、さらに韮崎からスーパーあずさに乗って帰宅する頃はもう左足を引きづりながら歩いていた。でも無事完了して嬉しかった。
2015年10月08日
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10月7日3時起床、赤飯むすび、アンパン、味噌汁の朝食を摂り、身支度を調えて4時出発。漆黒の闇の中、ものすごい煌めきの星々と神々しく冴え渡る月の美しさに目を見張った。何て星が大きく見えるんだ!それにこの空の青みがかった黒さの神秘的なこと!!。一瞬立ち尽くして空を観てすぐヘッドランプの光を頼りに大樺沢方面の道をたどる。途中から急坂になり、さらにジグザグのガレを詰める。第4尾根を登攀した時はこの辺りは雪渓で地面はわからなかったがけっこう急でしんどかった記憶があるので覚悟を決めて淡々と数を数えながら、時には大空に冴え冴えと輝き、光の点を打つオリオンや昴の素晴らしさを感じながら登った。 東の蒼空が白み始めるほどなくDガリーのガラガラに出て更に登る。5時頃東の空が明るくなり始め、眼前にはピラミッドフェースが三角形の姿を見せていたが特に威圧感はなかった。その基部めざして登り詰め、5時40分頃取りつきに到着。装備を確認し6時登攀開始。気温そのものも低かったが北風がとっても冷たくて手がかじかんだ。取りつきまではフリースの手袋をしてきたが、手袋してクライミングはできない。歯の根をガタガタ震わせながらビレイした。昇っている間だけ寒さを忘れていた。第1P目。Dガリー大滝の取付から特に著しい特徴もない壁を昇っていく。昇る人が少ないのだろうか、苔むした部分が多い。ルート上に昨夜降ったのであろう雪がたまっていてそれを踏まねば先に進めない所があり、シューズの底が濡れて時たま滑ったりした。2P目は浅いルンゼ状を昇り、3P目は横断バンドをトラバースし、ガラガラの道を昇ると4P目、下部核心のクラックに出る。 横断バンド クラッククラックに手をいれ両足を張ってステミングで抜ける。5P目は逆層のフェースを左上、さらに6P目ピラミッドフェースの核心垂直のコーナークラックを突破。コーナークラックの後は簡単なのか難しいのかわからないツルツルの凹角。寒さに耐え震えながらもどんどん昇った。7P目のフェイスを右上しさらにバンドを右上すると第4尾根の2P目に出た。ピラミッドフェース登攀終了。9時頃だった。何だかあっけなく終了していまい、岩よりも寒さとの戦いだった。一休みしたいところだったがとにかく北風が寒いので直ぐに第4尾根を継続登攀。 枯れ木テラス辺り 最終ピッチ 城砦ハング4尾根は以前に登攀しているのだがあまり記憶がない。9P目第4尾根の白い岩のクラック、10P目高度感のあるリッジ、11P目3mの垂壁。12P目マッチ箱の懸垂下降、14P目枯れ木テラスの少し下から城塞ハング基部までトラバース気味に左上。ホールドがしっかりしてるし距離も短いが周囲の岩壁の風景と高度感がハンパじゃない。が私はこういう場面が大好きなのだ。15P目。最終ピッチの城塞ハング。記憶が残っていたマッチ箱や枯れ木テラスなどをなつかしく過ぎて、最終ピッチの一部分だけが力業だったが一瞬で終了。終了点でしばし休憩。ずっと寒くて飲物も食べ物も摂らず、写真すら撮る気になれず震えながら昇ったのでさすがにお腹が空いた。前回のしゃりバテのトラウマがあるのでここでしっかり食べた。目の前に富士山が優美な姿を見せて最高の景色だった。さらに北岳山頂をめざして再び登り始めた。もう太腿が重くなっていてここの登りがきつかったが35分程度で北岳山頂に到着。まさに360度の見事な景観が広がっていた。 甲斐駒ヶ岳、千丈、鳳凰三山、富士山など南アルプスの名山が惜しげもなくその姿を見せていて圧巻だった。この以上望めない山岳風景で至福の時が訪れた。 どっしりした千丈 山の団十郎・甲斐駒ヶ岳☆参考タイム 白根御池小屋 4:00 → とりつき 5:45 → 登攀開始6:00 ピラミッド終了9:00第4尾根 終了 10;30 → 11:20 北岳 3193m 11:40 → 肩の小屋 → 御池小屋 13:40 出発14:00 → 広河原 15:40 乗り合いタクシー16:10
2015年10月07日
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10月6日南アルプス北岳バットレスピラミッドフェース登攀のため、ベースとなる白根御池小屋まで入山した。韮崎から芦安まで車で入り、駐車場に車を置いて乗り合いタクシーで広河原へ。平日なのに駐車場はかなり一杯だった。そこから登山開始。吊り橋を渡り、第一ベンチ、第2ベンチとただひたすら黙々と登った。随所に木の階段があり、山肌を紅葉が縫うように彩りを見せていて艶やかだった。第2ベンチの上までは急坂だがしばらくするとトラバースになって快適な道を尚も登ると突然何の前触れもなく御池小屋が姿を見せてくれるのが嬉しい。白根御池が樹影を投影して静かにたたずんでいた。周辺のナナカマドは既に葉は無く真っ赤な実だけになっていた。小屋の背後は紅葉が進み、テントが何張か立てられていたが静かだった。 白根御池小屋 白根御池小屋にはストーブが燃えていて暖かく、食堂や廊下、談話室など広々としてフローリングが心地よかった。夕食のこごみの胡麻和えがおいしかった。 周辺の紅葉 宿泊者は少なく24人位。6人部屋に4人でゆったり居場所を確保できた。明日の確認をし、ギア類を準備したらもうすることもなく7時に布団に入ったら11時半に目覚めて困った。(広河原→白根御池小屋 2時間)
2015年10月06日
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昨年・一昨年と二年連続で町内会会計の仕事をしてきた。この3月やっと任期明けで肩の荷が下りてほっとしたのも束の間、この10月からまたもや班長の仕事が巡ってきた。班長は順番制なのでやむをえないが「えっ、また?!」という感じは否めない。前期の班長さんが帳簿など事務用品一式を持って来られ、これから3月までの後期の仕事を引き継いだ。早速回覧板を回して、町内会費と赤い羽根募金の集金だ。仕事そのものは簡単なのだが問題は各家庭とも留主が多いため、集金できないことだ。土日の最も在宅する時間帯をねらって訪問するが、それでもいない家庭もあるので、最後はもう夜討ち朝駆けになったりする。でもとにかくやるしかない。 昨年度 餅つき大会 集会所清掃
2015年10月05日
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10月3日親しいクライミング仲間と小川山はソラマメスラブに繰り出して一日自由なクライミングを満喫した。参加者はIさん、Tさん夫妻に初参加のOさんと私の5人。八王子6時10分集合でIさんの車で廻り目平着9時。すでに駐車場は9割かた埋まっていた。絶好の晴天で湿度が低くて空気は爽やか、乾いた岩と色づき始めた紅葉の中で気心のわかった皆さんとのクライミングは最高に楽しく、癒された。IさんとTさんがリードして張って頂いたルートをトップロープで昇り、たまにはリードもした。この所クラックばかり昇っていたのでドスラブに体重を乗せるのがぎごちなかった。スラブに馴れて安心して体重を乗せられるようになったのは終わり頃だった!! ソラマメ ソラマメハング I さん S さん K さん色づき始めた黄葉が真っ青な空に輝き、白い岩とも対比してこの上ない快適なクライミング日和で、この秋一番の至福の一日になった。
2015年10月04日
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図書館でおもしろい本を見つけた。高階しゅうじ「ニッポン・アートの躍動」でその表紙になっている作品が非常に独創的で目を奪われた。 本の表紙 橋爪彩「Girls Start the Riot」このような独創的かつ意表をつきながらも美しさが溢れる作品が沢山紹介されている。高階さんの解説が分かりやすいうえ、通常はそこまで捉えられないような作品の深層部まで切り込んでいてさすがと思わせた。作品のタイトルもおもしろいものがあって総合的に楽しめた。いい本に出会えた。 上田 暁子 「あふれて入口、あふれて出口」 谷保玲奈 「出るために見る夢」
2015年10月03日
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湯川でクラックトレーニングしていたとき、右手に傷を負った。バンパイアの上部のクラックに手を何度も入れて尺取り虫のようにずり上がっていた時、テーピングが剥がれて手の表面があらわになってしまった。これはまずいと思いつつも急峻な岩場の真っ直中でテーピングの修復など出来るわけもなく、そのまま強行せざるを得なかった。 岩から降りて応急処置をして帰宅した。とりあえずオロナインを塗って絆創膏を貼って寝た。翌日見てみると表皮が剥がれて真っ赤な肉が見えているではないか。皮膚が少し引きつって周辺は腫れ気味で痛い。何をするにも必要な右手である。炊事はもちろん顔を洗うのにも入浴にも不便でたちまち日常生活に支障をきたしてしまった。大きなサイズの絆創膏を貼ってとりあえず患部をカバー、水仕事の時はそのうえから薄ビニール手袋をし、手首を輪ゴムで止めてしのいだ。クライミングするようになってく実感したのは岩は予想以上に固く、人間の体はこれも予想以上に軟らかいということだ。ほんのちょっと膝が岩に接触しただけなのに後で見てみると青アザができていることはしょっちゅうだ。ぶつけるのもダメだが、今回のように擦るのはもっとダメージが大きい。私達の体の表面は水分が多くて瑞々しく、固い岩の前では歯がたたない。クラックの時はテーピングでしっかり保護しているのだがちょっと油断したのが怪我の元になった。自戒!!傷の形が千葉県のシンボル・チーバ君に似ているのも皮肉だ。もう今日で4日になるが一向に治癒せず、痛さも続いている。遂に薬局に行って相談した。すると薬剤師さんは湿潤療法の大型バンドエイドを勧めて、それを購入。説明書の通り患部に貼った。するとあ~ら不思議、患部からすこしづつ液が滲みだしてきて白く膨らんできた。回復が見えてきた。一安心。ほんと、これも無知のなせる技、消毒して乾かすなんてのは一昔前の話、その上、私はアロエの液をつけるとかオロナインを塗るとかだからもっとダメだった。怪我なんてほとんどしないまま来ているので知る必要がなかったということにしておこう。以前読んだ「炭水化物が人類を滅ぼす」という本の著者・夏井睦先生が傷の湿潤療法の創始者だったことを思い出した。 手の傷 痛いよぉ これを買った 浸出液が出てきて回復中
2015年10月02日
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最近真面目に筋トレを考えるようになった。きっかけはクライミングで昇れない原因の一つに引き付けの筋肉の無さを指摘され続けているからである。心を入れ替えて引きつけの力をつけようとゴムチューブなどを買って、自分なりにあれこれ試行錯誤していた。超回復については早くから知っていたが、分かっているようで正確には知らないのが筋トレと食べ物の関係だった。シルバーウイークにクライミングに行ってこの方面の話が弾んだ。そこで愕然としたのは私がこれまでやってきたことは筋肉にとっては全く効果のないことだったというより害のあることだったという事実である。筋肉をつけようとして筋トレをするが、筋肉を育てる栄養は摂らないという全く無知で意味のないものだったのだ。極端に言うと筋肉を無くそうとして努力してきたと言える。特に断食という栄養を全く入れない状態で筋トレやボルダリングをするなど筋肉をつけようとするのが目的なら完全に間違っている。それをやってきた!全く無知ほどどうしようもないものはない。無知は罪、無知は恥、無知は損。その一方で断食をすると体はすこぶる快調になる。宿便を排泄してデトックスし体重は劇的に減る。精神的にも平明で澄み切った状態になって快適なことこの上ない。同時に筋肉は分解されてしまい、あらゆる筋肉はシナシナにたるんでしまう。腹筋も上腕も大腿四頭筋も下腿三頭筋も。基礎代謝は低下し、省エネモードで生きていける体に変化してしまう。私は筋肉を失ってもこの断食の神通力に勝てなかったのだ。こうしてここ3年ほど断食と筋トレのはざまを行きつ戻りつしていた。でも最近、遂に決心した。登山を続けるなら断食はしばらく止めて筋肉をつけようと。ハードな登り降りに以前ほどパワーが出なくてしんどさを感じることやクライミングも頭打ちになっているからだ。それに70歳が目の前に来ている高齢者なわけだから通常の生活をするだけでも筋肉が必要だろう。
2015年10月01日
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