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11月最後の日、仕事が休みで天気が良く娘の状態も安定していたので、にわかに思いついてハイキングに繰り出した。行く先は寒い時期の定番南高尾山稜である。京王線高尾山口には紅葉まつりの旗が沢山揺れていてトップシーズンの彩りに満ちていた。南高尾にはわかりにくい民家の脇からルートに入る。濡れた落ち葉を踏みしめて四辻に出ると稜線になり、今度は乾いた落ち葉をカサコソと踏んで晩秋の山道を歩いた。これがいい。草戸山から泰光寺山までが急な上り坂で、階段もたくさんあって体が重くて参った。耐えつつ登り、津久井湖が美しく見える展望地まで来た。今日は富士山は見えないがここの景色は日本の原風景のようでホッとする。この先はそこそこ快適な道でコンピラ山、大洞山、大垂水峠と南高尾山稜を歩いた。 心和む津久井湖と周囲の紅葉いつもは大垂水峠から城山まで縦断し、千木良へ下山してダムから相模湖に出るルートを取っていたのだが、今日は高尾の紅葉がどうなってるか見たくて学習歩道という道を登って高尾山に出た。学習歩道からメインルートのもみじ台に合流するともうあちこちから人の声が聞こえ、沢山の皆さんで賑わっていた。でも最盛期は山頂の地面が見えないほど人ばかりだと聞いていたので、そこまでではなく地面はしっかり見えた。紅葉は期待外れだった。例年の錦秋という色ではなくくすんでいた。 桜台の茶店も今日は客でいっぱい 唯一きれいだった山頂下の紅葉ウイーン・ザルツブルグを訪ねてヨーロッパのゴシック建築ばかりを見続けた反動だろうか、無性に日本の寺が恋しくなり人が多いのを覚悟して薬王院ルートで下山した。アジア系の外国人も多く、薬王院や天狗像の前は人だかりがしていた。 薬王院 天狗さん体重が増えた上、ものすごく久しぶりにハイキングしたので体が重いし機敏性にも欠けて危機感を持った。これを何とかクリアしないと冬山もアイスクライミングもかなり厳しいだろう。何とかしなきゃと思いつつ帰宅した。
2016年11月30日
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ザルツブルグ2日目は朝から冷たい雨が降りしきっていたが、恐れたほど寒くなくてほっとした。今日はまずホーエンザルツブルグ城へ。昨日行く予定だったのにエレベーターの点検日で行けなかったのだ。 今日はエレベーターが運航しているので城塞まであっという間に着いてそこから見える山は雪山!!。正に八ヶ岳だった。下から仰ぎ見るよりはるかに巨大な城塞だった。 城のあちこちに金色の☆をかたどったオブジェのようなものが吊るしてあって華やかだった。キリストが誕生した時、東方の三博士が供物を持って生誕を祝ったという聖書の故事による星形だろうか。城塞から街並みが手に取るように見えた。こじんまりしているが、真ん中にエメラルド色の川が緩やかに流れていて大聖堂や教会の尖塔に住居などが入り混じって高低差とメリハリがついていて、とても美しい街だった。城塞の中に入って見学した。多種多様な展示が膨大数あってじっくり見てたらどれだけ時間がかかるかわからないほどだった。戦争や武器の展示も多かったが、大司教の居間だったという黄金の間がすごかった。こんな山の上ににこんな華美豪勢な部屋を造るなんてどれだけの富を抱えていたのだろう!!。広間は権勢を誇った大司教が祝祭典や饗宴を催した部屋で、現在ではグランドピアノが設置されていて城塞コンサートが開催されている。存在感のある4本の大理石のらせんの柱が壁に沿って並んでいるほか、金メッキの鋲をちりばめたブルーの天井は星空のようで、独特の空間になっていた。寒いからだろう。あちこちに巨大な陶器製のストーブがあった。ストーブというイメージは全くなく陶器の芸術品に見えた。 大司教黄金の小部屋 城塞コンサートが行われる広間
2016年11月29日
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ジャパンフェスティバルオーケストラのコンサートが大成功で終わった興奮も冷めやらぬ翌日、一旦ホテルをチェックアウトしてザルツグルグへ向かった。ザルツブルグはモーツアルトの出身地で塩(ザルツ)の一大産出地で栄えた美しい街である。ウイーン西駅までトラムで出て、そこから国鉄QBBに2時間半揺られてザルツブルグに着いた。沿線は雪が積もっていた場所もあり、一段と寒かった。まずミラベル庭園の見学に行った。ここの庭園は不朽の名作『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台になったことからその美しさが世界中に知られるようになったが今は冬、パンジーが沢山植えられていたものの寒さで縮んでいてほとんど彩りがなかった。映画の中に登場する「ドレミの歌」を歌った階段もあり、マリアとトラップ一家が現れてくるような錯覚に陥った。 ミラベル庭園そこから歩いてカラヤンの生家を訪ねた。川に面して音楽の帝王と称されたヘルベルト・フォン・カラヤンの立派な生家があり、彼が指揮している像があった。音楽が偉大だったので大きなイメージがあったが、意外と小柄な人だった。 カラヤンの生家 表札 指揮するカラヤン像カラヤン像を背にしてザルツァッハ川を渡り、いよいよモーツアルトの生家を訪れた。黄色の外壁が優しい感じで何と1階はスーパーになっていた。 モーツアルトの生家 黄色い壁室内をじっくりと見学した。モーツアルトがどのように成長し、音楽を始めたのか、オリジナルの肖像画や文書の他に、モーツアルトが使っていた遺品、子供のころに使っていたバイオリン、魔笛などを作曲したときに使用したクラビコードなど、珍しい展示品が満載でものすごく興味深かった。死の2年前に義理の兄ヨゼフ・ランゲによって描かれたあの非常に有名なモーツアルトの肖像画や家族の演奏場面の絵を生でみることができた。これまで音楽史の本や切手などでしか見たことが無かったので実物を見て感無量だった。 当時モーツアルト一家が住んでいた4階には家族一人ひとりを紹介する展示があり、更にヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトが1756年1月27日に誕生した「出生の部屋」もあった。この場所であの天才モーツアルトが生まれた!!。穏やかな光とバックに流れる音楽の効果もあって何かしら言い知れぬ神秘的な雰囲気を感じた。感激した。
2016年11月28日
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数か月ぶりにクライミング友達のkazuemonさんと高根町のレストラン蔵6330でランチした。都心からはるばる船橋の奥まで来てもらうのは大変心苦しいが、車の運転が好きという彼女の言葉に甘えている。前回は彼女のカナダ遠征の話をたくさん聞かせてもらったので、今回は私のウイーン・ザルツブルグの報告をした。彼女は音楽関係の職種ではないが、理解力や想像力が高くてウイーンやザルツブルグで私が見聞きしたことや関連する様々な報告によく共感してくれて、楽しく話ができた。 今日の席はストーブの前そして彼女の将来の目標についてもいろいろ話がきけてよかった。大きな夢やそれに到達するための目標をもつことは生きる力になる。目標が見えていれば努力もできるし、一つの目標が達成できればさらに前進できる。私は今、目標が見当たらない生活になっているので、体調を整え、生活を立て直して、70代に相応しい目標を設定することが必要だ。 メニューとランチ蔵6330はいつも通り美味しかったのでデザートを食べすぎた。このところ何を食べても美味しくていくらでも食べられる。当然ながら毎日体重が増え続けている。これはそら恐ろしいことでこの悪の連鎖をどこかで断ち切らねばならないが無理だ!!という心の奥の声も聞こえる。当面の目標は減量かも。 デザートとドリンク
2016年11月27日
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ウイーンに来て5日目、ついに本番の日になった。あのウイーン交響楽団やウイーンフィルハーモニーの本拠地ムジークフェラインザールでで私たち日本から来たアマチュアオケ・ジャパンフェスティバルオーケストラが演奏会を開くのである。このオケは日本各地のアマチュアオケで活動している人たちが志願して結成されたアマチュアかつ即席、悪く言えば寄せ集めオケである。羽田空港で初めて会ってウイーンで3回の練習をして今日が本番である。もちろん指揮者田久保さんの知人が圧倒的に多く、その他の皆さんは知人の推薦を受けた人だと聞いている。そうでなければモーツアルトはともかくマーラーの「巨人」を3回合わせただけでは演奏できないだろう。アマチュアとは言え、ある一定レベル以上の技量と経験を持つ人だけが参加しているのだ。昼過ぎからムジークフェラインザールでゲネプロ(総練習)が行われ、私たち演奏しない者にも控室を頂き、夕食には何と日本の豪華和食弁当が配られてちょっと感激した。 夜のムジークフェラインザール 当日のプログラムこのホールでは毎年有名指揮者が率いるウイーンフィルハーモニー交響楽団がニューイヤーコンサートを開らき、その様子は毎年NHKのテレビで放映されてお馴染みである。開演時間前からゾクゾク聴衆が詰めかけてすぐ3階も立見席も満席になった。今日コンサートを行ったゴールデナーザール(黄金の間)は1744の座席に加え300の立ち席があり、2000人以上の人々が同時に音楽の喜びを分かち合うことができる素晴らしいホールでオケ活動をしている人の誰もが一生に一度はそのステージで演奏してみたいと熱望する憧れのホールである。本日は入場料は無料でベートーベンのピアノ協奏曲「皇帝」とマーラーの「巨人」が聴ける訳だから音楽好きのウイーンっ子やウイーン周辺に住む日本人が詰めかけたのだろう。着物姿の人も見かけた。 ステージ 演奏が始まった。ピアノ協奏曲のピアニストは近藤嘉宏さん、初めて彼のピアノを聴いたが素晴らしい演奏だった。更に「巨人」も響きが多彩で魅力的だった。このホールそのものの音響効果は世界一と言っても過言ではないが、演奏そのものが立派だった。演奏終了後は「ブラボー」の声があちこちから飛び交い、どさくさに紛れて私も「ブラボー」と叫んでいた。日本だとなかなか叫べないがここだと開放されて大声が出せた。大成功だった。ホール全体が熱気に包まれていた。
2016年11月26日
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ウイーンには大小、有名無名たくさんの教会がある。その中で最も大規模かつ有名なシュテファン教会を訪ねた。地図を見ながら迷いつつ、何とか自分たちだけでたどり着けた。まずその巨大さと荘重さに圧倒されてしまった。教会前には二頭立ての馬車が並んで客を待ってたし、モーツアルト時代の装束に身を包んだ男性がいろいろな勧誘をしていたし、教会の入り口には物乞いもいて驚いた。アフリカじゃないんだ、芸術の都ウイーンに物乞い!!。シュテファン大聖堂は高さ107.2メートル、幅34.2メートルで、4つの塔を持ち、最も高いのは136.44メートルの南塔である。屋根には様々な色の瓦で、オーストリア・ハンガリー帝国の双頭の鷲、ウィーン市とオーストリアの紋章が描かれていて大きく目を惹く。高く重厚な尖塔がそびえ、モザイク模様が見事な外観は威嚇的に見えた。内部は高い天井に楕円形の梁が何重にも重なり、キリストの受難や関連のエピソードを描いた絵画が壁を飾りまさに神の世界で壮麗そのもの、パイプオルガンも何基もあった。 シュテファン教会正面 教会内部余りの見事さにため息つきながら内陣を回った。さらに天気が良かったので塔の上まで上がろうということになって、エレベーターに乗った。有料で4人位しか入れない小さなエレベーターで塔の上まで登った。スペインやスイスの大聖堂ではすべて階段を自分の足で何百段も昇ったものだったが。中二階のような場所でエレベーターを降り、更に階段を登って最高地点まで着いた。ウイーン市街の景観が広がっていた。ウイーンの街並み 赤い屋根と尖塔が目立つモザイク模様の壁面が手に取るように近くに見えた。どうやってこんな高い場所に瓦を用いてこの見事なモザイク模様を作ったのだろう。驚いてしまう。更にデザインがモダンで色もクリアで目を惹く。塔のてっぺんからの眺めを堪能したついでに、鐘楼の中をのぞいた。シュテファン大聖堂には13個の鐘があり、最も知名度の高い鐘はプンメリンで、吊り下げられている鐘としてはヨーロッパ第二の大きさという。位置が高いし踏み台も無かったので小さな私には十分には見えなかったが、巨大な鐘が見えて満足した。確かスイスやスペインで見た鐘の仕組みは巨大な木組みだったが、ここは木造ではなかった。一つ心残りだったのはこの大聖堂の地下にカタコンベがあって歴代王侯や司教が眠っているらしいのだが、それを見る時間が無かったことだ。
2016年11月25日
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11月24日朝、カーテンを空けてみると雪が降っていた。予報通りだ。そしてものすごく寒い。ウオーキング出勤は諦めて車で出勤する。路面に雪はまだなく、運転には支障なかった。降りしきる雪を見ながら仕事に励んだ。暖房器具はガスストーブ1台だけなのであまり暖かくはならないが、何とかしのいだ。先刻ウイーンで-2度の低温を経験しているので少し耐性ができていた。午後になっても雪は降り続いて当たり一面雪景色になり、紅葉の上にも白く雪が積もっていた。寒いので風邪ひく前に体を温めようと夜は鍋物をたくさん食べた。めまいも大分落ち着いてきて、浮遊感が薄れ、足元が安定してきた。あと一息だ。
2016年11月24日
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ウィーンとカフェは切り離すことができないもので市民の生活に密着していて、今風のカフェ、ケーキがおいしいカフェ、そして100年以上の歴史を持つ伝統カェ・・・ と様々で、それぞれのカフェによって雰囲気が違うと聞く。その中で是非とも行ってみたいと思っていたのがカフェモーツアルトである。カフェ モーツァルト(Café Mozart)という名はこのカフェの前に位置するアルベルティーナ広場に有名なモーツァルト像が立っていたことに由来しているという。 やっと憧れのカフェに入った。外観からして格調高く「入るぞ!!」と気合を入れて立派なドアを開けた。 美しい外観 豪華な内部ケーキのショーケースにはおいしそうなケーキがいっぱい!!。でもマークしていたマロンのケーキに即決。このケーキが実に大きい。昼時だったのでこれを昼食代わりにした。 栗の味がこっくりして超美味しかった。ウインナコーヒーともよくマッチした。ああ、幸せと感じながら味わったのだった
2016年11月23日
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11月22日帰宅してみたら信州波田のKガイドからリンゴが届いていた。待ちきれなかった夫が勝手に開けてすでに1個は食べられていた!!。実に大きく真っ赤で見事なリンゴが並んでいた。早速夕食のデザートに食べてみた。酸味と甘みのバランスがほどよく、サクサクとした歯触りがとても気持ち良い。Kガイドからは夏にスイカの名産地波田からスイカを送って頂いて家族全員で毎日スイカを食べ続けたというエピソードもある。とにかくクライアントに対する心遣いが細やかな人で、もらった方は恐縮しつつも果物は好きだし美味しいので感謝して食べている。一日1個のリンゴは医者いらずと言われるほどリンゴは健康に良い。毎日少しづつリンゴを食べて冬を乗り切りたい。
2016年11月22日
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帰国してその夜ベッドに入ったがなかなか寝付けない。何事につけ、おおざっぱな私なのだがこと睡眠に関してだけはとてもデリケートなのだ。止む無く睡眠維持薬というのを子供からもらって半錠を飲んだら眠れた。しかし翌朝目覚めると何だかふらふらする。次の日も何だか足元がふわふわして地に足がつかない気分だった。でも3日目の21日にウオーキング出勤で仕事に行き、その日の午後、著しくめまいがして歩くのはさすがに危険と感じ、息子に職場まで迎えに来てもらった。その足でかかりつけの耳鼻咽喉科を受診。めまい検査とか聞こえの検査などをした結果、頭位性めまい症と診断され、薬を処方されて一段落ついた。悪性のものではないのでしばらくおとなしくしてればよいらしい。が、週末にクライミングに行くと言ったら、即、ドクターストップがかかった。上向いて岩見たら目が回って落ちますよ!! 頭の位置を変える事によりめまいが起きるというのがこの病気らしいが、日常生活では頭の位置などいつも変えているのにどうして今回めまいが起きたのだろう。
2016年11月21日
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ウイーンは日本の真冬のように本格的に寒かった。日没も早いので午後の時間はとても短い。その日は曇り空でもう薄暗かったが中央墓地に音楽家の墓を訪ねた。お墓参りである。トラムに長く乗って段々見慣れない風景になった。中心部からかなり離れていかにも田舎という感じになった所でトラムを降りた。中央墓地である。寒々としたコンクリートを歩く。道の両サイドには洋式の墓が延々と続き、かなり歩いたところで音楽家の墓が集まっている場所に来た。この中央墓地の特別名誉区・音楽家エリアには、多くの著名な音楽家が埋葬 されており、クラシック音楽の聖地ともいうべき場所になっている。ベートーベン、シューベルト、ブラームス、シュトラウス、スッペの墓などにお参りした。墓は立派で驚くべきことに生き生きした美しい生花やリースが捧げられていた。ムジークフェラインザールでベートーベンのピアノ協奏曲を演奏するので演奏の成功を祈ってみんなでメトロノーム型のベートーベンの墓にリースを捧げた。 ベートーベンの墓の前で シューベルトの墓段々うす暗くなってきたが、もう一人どうしても参らなければならない作曲家がいる。モーツアルトである。彼は死後、どこに埋められたのか今もってはっきりしていない。映画「アマデウス」では共同墓地に袋に入れられて他の無縁仏たちと一緒にドバッと無造作に投げ込まれていた。その彼が埋められているザンクトマルクス墓地まで移動した。もう暗闇でどこに彼の墓があるのかとてもわからなかったが道標を目当てにたどり着いた。暗いし寒いし墓地で不気味だし、まさに鬼気迫る墓参りだった。 道標と記念碑墓地の適当な所に雑に埋葬されたので、どこに遺体があるのかは今でも分かっていない。
2016年11月20日
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11月14日今日は午前中オーケストラの練習が無かったので、指揮者の田久保さんの案内で朝から郊外のハイリゲンシュタット方面を訪ねた。ハイリゲンシュタットはウィーン北部の町でベートーベンが難聴を苦に自殺を決意して弟に宛てて書いた「ハイリゲンシュタットの遺書」で広く知られる地名である。ベートーベンが住んだ家や交響曲第6番「田園」の構想を練った散策路をはじめ、ゆかりの場所が多い。 ウイーン中央駅までトラムで出て、乗り換え、更にバスに乗り継いで行った。けっこう遠かった。途中でボテーフ教会のツインの塔がとっても美しいく目を惹いた。更に電車の乗り継ぎの短時間を利用してシューベルトの家も訪れた。ウイーンの名所には白と赤の旗が掲げてあるのでわかりやすい。 ボティーフ教会 シューベルトの家 ハイリシュタットの小径バスを降りてハイリゲンシュタットの小径を散策した。道がわからなくて困り、カフェで買い物をして道を尋ねたりした。見事な石畳の登り坂を延々と歩き続け、私以外の普段運動はあまりしない演奏家の皆さんは大分お疲れのようだったがそのうち、樹林のさわやかな道に出た。道に沿って小川が流れていて、ホントに交響曲第6番「田園」の小川の流れの旋律がぴったりだった。この日は久しぶりに晴れて青空が見え、ウイーンに来て初めてのさわやかな日になった。色づいた木々の間に木漏れ日が斜めに入ってとても美しく和やかな風景だった。この道をずっと歩いていくとベートーベンの像の前に出る。 ベートーベンの像の前で 指揮者の田久保さんとそこからハイリゲンシュタットの家まで再び石畳を歩いていった。石畳は細かなでこぼこがあり、固いので長く歩くと足裏にけっこう衝撃が残る。ハイリゲンシュタットの家ではベートーベンの遺書の実物、補聴器など貴重な品々が展示されていた。ベートーベンの苦難と不屈の魂に改めて敬服した。 ハイリゲンシュタットの遺書の家 遺書そこへ丁度、日本の高校生が大勢見学に来た。こんなマニアックな場所が修学旅行の高校って一体どこ?と思って聞くと京都堀川音楽高等学校という日本で唯一の音楽科単独の公立高校だった。葉加瀬太郎さんの出身校だ。納得した。なぜ、こんなこと知っていたかと言うと、ホテルの同室者の女の子がこの高校の出身者だったからだ。
2016年11月19日
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その夜はものすごく寒くて震えた。がコート・マフラー・手袋とホッカイロで武装し、トラムにに乗って夜のカールス教会まで出かけた。モーツアルトのレクイエムはコンサートホールで聴いたことはあるが、教会で聴くのは初めてだったのでとても期待が大きかった。カールス教会は小さめだったが内部は壮麗で緻密な装飾で満たされていた。 夜のカールス教会外観 内部 内陣上部の装飾早めにチケットを取ったので前から2列目のとてもよい席だった。目の前に演奏者が見える位置だ。定刻になり、楽員が次々と入場してきたのだが、バイオリンが3プルトしかない小さな編成だった。それに後方に合唱団とソリストが登場したがこちらも少人数であった。でも演奏はなかなか良かった。石造りの教会で古楽器を使用しての演奏は大音響ではないが、かえってモーツアルトの緻密さを際立たせたような気がした。キリエ、ベネディクツゥス、ラクリモサと次々で演奏されて約1時間、コンサートは終わった。寒さを忘れていた。教会で聴いたのでモーツアルトの音楽というより死者を悼むレクイエムという面を強く感じた。 心に残るコンサートになった。 モーツアルト作曲「レクイエム」の演奏
2016年11月18日
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美術史博物館の2階には有名なカフェがある。何しろ館内が広いし、名作ぞろいで興奮して観たため、疲れてしまい、カフェに寄った。このカフェのある建物もまさに芸術品で優雅で壮麗なものだった。まだ朝早かったので人が少なく、ゆったりと赤いソファに座った。ケーキのウインドウを見るとウイーンの代表的ケーキザッハトルテやモーツアルトトルテなど垂涎の的(?)のケーキが並んでいる。迷ったもののここはまずザッハトルテとウインナコーヒーをオーダーした。 ザッハトルテとウインナコーヒーで優雅に 美味しい!!Kマダムといろいろな話ができた。最初ものすごくハイソな雰囲気の女性だったので私とは人種が違うと遠ざかっていたのだが、実像は気さくで頭の回転がよく、語学も堪能、世界各国を旅しているので何でもよく知っている。打てば響く反応の速さで共感することが多くとても楽しい時間が持てた。 このカフェを上から俯瞰した所 モダンで洒落ている
2016年11月17日
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2日目はかねてよりどうしても観たかった場所の二番目美術史博物館へKマダムと二人で行った。Kさんはビオラで出演する娘さんの母親として応援部隊での参加である。カシミアのマントにすらりとした長身、シミ一つない色白の顔と姿勢の良さで宝塚歌劇団の男役のようなカッコよさである。美術史博物館は美術品の収集において、世界で最も豊かで優れている博物館の一つでデューラー、ルーベンス、ティティアーノの作品や世界で最大のブリューゲルの作品群がコレクションされている。とにかくこの美術史博物館は博物館そのものが芸術品な上、収蔵作品が半端なかった。見ても見てもみきれないほどのコレクションでお目当ての作品がどこにあるのか探検したがわからず、結局スタッフに訪ねてそこに直行した。 美術史博物館外観壮麗な内部装飾に圧倒される教科書や画集で見た名作の数々がなんてことないってさり気無さでいたるところにあった。おまけに撮影が許可されているというか咎められないのでみんな本物の絵の前で写真を撮っている。これにはびっくり仰天したが、次には自分も摂っていた!!。 博物館エントランス 最上質の大理石の階段 ベラスケス 王女マルガリータ フェルメール ブリューゲル 雪中の狩 この怖い作品迫力満点あまりにすごいのでいちいちため息や歓声をあげながら館内を見て回った。これだけの美術品を蒐集できたハプスブルグ家の財力を改めて思い知らされた。
2016年11月16日
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シェーンブルン宮殿からホテルに帰り、夕食もとらず、トラムに乗ってムジークフェラインザールに駆けつけた。ムジークフェラインザールはニューイヤーコンサートでお馴染みの ウィーン楽友協会で、黄金のホールは その音の(響きの)良さでは世界屈指のものとされている。クラシック音楽ファンなら一度は聴いてみたい、またはそのステージに乗って演奏してみたい憧れのホールである。ホールは二つあり、大きい黄金のホールと少し小さいブラームスホールがあるが、今回は大きい黄金のホールである。 ムジークフェラインザール外観日本と違うのはまずクロークにコートを預けなければならないことである。預け代を取られ、プログラム代を払って、広い階段を上がって、ホールの中に足を踏み入れると、まばゆいばかりのシャンデリアが豪華絢爛に吊られていて、内部の装飾は、日本のホールとは比べものにならない格調高いものである。ホール自体は、いわゆる靴の箱形式のホールで、思ったよりも幅が狭く、奥行きが長い感じである。 内部このまばゆいばかりのゴールデナーザールでウイーン交響楽団の演奏を聴くとなると一体どんな服装で臨めばいいのか随分悩んだが、結局黒っぽいプリーツdressにロングネックレスを二重にかけ、イヤリングをつけ、その上に短い毛皮の上着を着ていった。会場は立ち見席も満員の大盛況、曲目はモーツアルトのピアノ協奏曲とブラームスの交響曲第一番ハ短調。どちらも大好きな曲である。ウイーン交響楽団の演奏はこの上なく素晴らしかった。こんな芳醇な響きは日本で聴いたことがなかった。残響が長く5秒くらいその響きが残り、ホールに漂っていた。音楽より音響に感激してしまった。これが本場ウイーンの響きだ。若い時にこの音を聴いたらその後の人生も変わってしまうだろうと思った。ああ、もっと若い時に聴きたかった!!。昨夜は時差で眠れなかったが、今夜はコンサートの興奮でまた寝付きが悪かった。
2016年11月15日
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練習が終わりみんなでレストランでランチした後、シェーンブルン宮殿を訪ねた。「フランスのベルサイユ宮殿に匹敵する宮殿を」という命により設計された、ハプスブルク家の夏の離宮で、マリア・テレジア・イエローとよばれる華やかな黄色 の外観が壮麗かつ巨大な建物だった。夕暮れ時ですごく空いていて楽々見学できてラッキーだった。マリー・アントワネットの部屋や6歳のモーツァルトが演奏を行った鏡の間、ナポレオンが暮らした部屋など、数々の歴史の舞台となった宮殿部屋が次々と登場し、まさに歴史だった。 夕暮れの闇の中に黄金色に輝くシェーンブルン宮殿 贅を極めた内部 会議は踊る されど会議は進まず ウイーン会議の間宮殿の外に庭園もあったが、もうすっかり暗くなっていたし、その後にコンサートが予定されていたので庭園は走って観に行き、ざっと見て終わった。毎日ハードスケジュールだった。
2016年11月14日
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時差ぼけで一睡もできない一夜が明け、オーケストラが練習している間に演奏しない皆さんと一緒にホテルの近くのベルベデーレ宮殿を訪ねた。ベルヴェデーレ宮殿は壮麗なバロック式宮殿で、現在は美術館として一般開放されている上宮・下宮二対の宮殿と、噴水や花壇の美しい庭園群から成り立っている。規模こそ世界遺産のシェーンブルン宮殿には及ばないものの、中心街から徒歩でもアクセスできる便利な立地や、見事な絵画コレクションの所蔵などから、ウィーンでもっとも人気の高い観光名所のひとつであり、私もここだけは絶対観るぞと決死の覚悟をしていた名所である。曇り空でうす暗い。おまけにすごく寒い。ウイーンで青空を見た日は数えるくらい少なかった。美しい庭園でも有名な場所だが今は冬枯れで花も全くなく、不愛想な地面が続く中を宮殿に向かってあるいていく。ヴェデーレ宮殿の上宮には、クリムトの傑作と評される『接吻』や『ユディト』を筆頭に、最大級のクリムトのコレクションがある。金銀箔を用いたり、二次元的で大胆な構図を扱うなど、日本の浮世絵や琳派の影響を色濃く受けたとされる、オーストリアの世紀末画家グスタフ・クリムト(1862~1918)。 特に代表作の『接吻』は大きさが180cmx180cmもあり、迫力満点。私はこの絵を画集で一目見てからその美しさに取りつかれ、死ぬまでに一度実物を見たいと切望していたのであった。実物はカメラでは捉えきれない金銀箔のさんざめきが加わり、えもいわれぬような幻想的空間が醸し出されていた。『接吻』以外にも、肖像画や風景画など、沢山の作品があり、クリムト独特の世界観を存分に味わうことができ、感激と興奮と睡眠不足でハイになってしまった。 上宮にはクリムトの他にも、同じくウィーン世紀末画家であるシーレとココシュカの秀作、フランス印象派やウィーン・ビーダーマイヤー様式のものなど、19~20世紀の芸術作品が中心に展示されていて見応え十分だった。エゴン・シーレは画集で女性の裸体画などを見ていただけだったのでここで全体像をつかむことができて彼の印象が変わった。 エゴン・シーレ 母と二人の子供
2016年11月13日
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2016年11月12日
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今回のウイーン・ザルツブルグの旅の目的はウイーンの四大劇場の一つムジークフェラインザールで演奏することである。団員は全国のアマチュアオーケストラから志願した皆さんでオーケストラの名前はジャパンフェスティバルオーケストラ、指揮者は田久保裕一さんである。私は田久保さんの親しい友人で演奏はしないが同行して音楽を聴くという鑑賞ツアー参加になる。演奏曲目はヴェートーベンのピアノ協奏曲「皇帝」、マーラー作曲交響曲第一番「巨人」の2曲でどちらともウイーンを中心に活躍した作曲家の人気高い名曲であり、これを本場ウイーンの劇場でやるというからにはそれなりの自信と覚悟があってのことだろうと思う。11月10日羽田空港で楽員の皆さんと落ち合い、バイオリンなど自分の楽器を背中に背負った姿を見たら懐かしくてたまらなかった。昔は私もこうしてバイオリンを背中にしょって移動していたからだ。でもその後はザックばかり背負うことにになってしまった。一室に集合してミーテイング、顔合わせして出発した。ルフトハンザ機でまずフランクフルトまで飛び、更に乗り継いでウイーンまで。ルフトハンザに乗るのは初めてだったが食事、設備、アテンダントの対応など相対的に好印象だった。
2016年11月11日
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11月10日あたふたしているうちに旅立ちの日になった。どうにか準備が完了し、これからリムジンバスに乗って羽田に向かいます。登山ではなく音楽の旅は初めてです。ウイーンはとても寒いということなので登山に出掛けるような準備をしました。この先、ブログにアップできる環境にあればできるだけ現地から写真だけでもアップするつもりですが、IT音痴なのでどうなることやらです。では皆様行って参ります。
2016年11月10日
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11月9日実は旅行が迫ってきている。家族の闘病生活に翻弄されてなかなか自分の準備が進んでこなかった。11月10日~18日の予定でウイーンに5泊、ザルツブルグに1泊、期間中、本隊はムジークフェラインザールでコンサートをするので、そのリハーサルやゲネプロなどで多忙だが、私はコンサートには出演しないのでその期間はウイーンの観光がメインになる。音楽の都ウイーンに5日間滞在するので毎夜コンサートに行く。とても楽しみです。次のザルツブルグは言わずと知れたモーツアルトの生地なのでここでも存分に楽しめる。音楽の旅は初めてだし、他の皆さんは演奏家ばかりなのでこれまでとはちょっと勝手が違うため、多少緊張してはいるが、何とかなるだろう。
2016年11月09日
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何度かこのブログで記事にしたのでご存じの方も多いと思うが、我が家には猫が2匹いる。娘が連れて帰った「清」と「春」である。清は雄で若く、春は雌で高齢である。二匹は生い立ちも性格も異なっている。清とはすぐ親しくなったが虐げられた過去を持つ春は人間不信があったようでなかなか私に心開かなかった。でもさすがに最近は慣れてきた。娘の代わりに餌や水をあげることも多いから害を加える存在ではないことがわかってきたのだろう。娘のベッドの上で二匹が思い思いの好きな場所で寛いでいるのを見るのはとても心が和む。このところ、秋も深まり日ごとに寒くなってきたので時々猫と一緒に寝る。これが実に寝付きがよいし、温かいので止められない。猫の癒し効果らしい。どこもかしこも毛だらけになるかと思いきや以外と平気である。さて、今夜も猫と寝るとしようか。 清と春
2016年11月08日
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11月7日仕事が代休だったので冠動脈の定期検査に出かけた。ここ最近、日々のストレスフルな生活でやけ食いしてしまうことが多々あり、一体どんな値がでてくるだろうと戦々恐々だったが思いのほか悪くなかった。というよりヘモグロビンA1Cに関して言えば改善していた。どうしてなのか理由ははっきりとはわからないが3か月前は6.7と糖尿病型と呼ばれるゾーンの数字だったのが基準内上のギリギリに戻っていた。しかし血糖値は上がっていたので(これもどうしてだかわからないが前の晩、家族とケーキを食べて寝たのが影響しているかも)喜んでばかりはいられない。ドクターの話では日々筋トレにヨガ、ウォーキングを欠かさず、登山もしょっちゅうするなど運動をしっかりしてこの数字と言うことは登山を止めたらもっと数字があがるかもしれませんと言われた。そうか、そうかもしれないと納得してしまい、登山を続けることが自分の健康の必要十分条件のような気分がして、登山を正当化してしまった。病院の中庭には見事に色づいたピラカンサスが光を受けて輝き、晩秋を感じさせてくれた。
2016年11月07日
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11月6日朝から青空が広がり、気持ちよい一日だった。秋山ハイキングに行きたかったが地域の敬老ふれあい祭に参加せねばならなかった。回覧板で回ってきたチラシには10時半~13時半と記載されていたので11時40分頃、夫と娘を伴って3人で会場に行ったら、もうほとんど終わりの雰囲気が会場を支配していたので狼狽した。例年屋台で焼き鳥、焼きそば、おでん、豚汁などが振舞われるのだが、それが無くなっていた。毎年沢山食べていた夫はかなり落胆気味のようだった。初めて参加した娘も戸惑っていた。地元中学生の吹奏楽演奏を1曲聴いただけだった。全体的に早く進行してしまったのだろう、私たちがもっと早く行くべきだったのだ。ひょっとしたら予算縮小だったのかもしれない。 市長さんの挨拶があったが、何だか盛り上がらなかった。ふれあい祭ではあったが、今年は触れ合う人もいなかった。すっきりしない気分で帰宅した。ああ、こんなことならハイキングに行けばよかった。
2016年11月06日
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「コーヒーが冷めないうちに」というどこにでもあるようなタイトルの本を読んだ。コーヒーが大好きだし、帯に4度泣けるとあったのでどんないい話かと手にしたのだが、4度どころか一度も泣けなかった。幽霊が出てきたりタイムトリップしたりとなかなか現実離れした話が展開していく。しばらく読むと「コーヒーが冷めないうちに」という言葉に深い意味があrるということがわかってくる。過去に戻る話はけっこうあるがこの本の場合は条件がいくつもある。過去に戻っても現実は変わらない、過去に滞在できるのはコーヒーが冷めるまでというあまりにも短い時間。それでも過去に戻りたい、そう願う人々の行動は切ないものを感じた。この本の登場人物は「流」「時」「数」など時間を示唆するような名前が多く、表現があまりに淡々としすぎていてとてもじゃないが泣くような気持ちにはなれなかった。4つの話があるのだが第3話第4話が秀逸だった。過去に戻ったり未来に進んだりするのだがその結末がどうなるのかとても興味を掻き立てられて焦って読んでしまった。過去や未来に行っても何一つ現実は変わらないのだが、心ひとつで人間はどんなつらい現実も乗り越えていけるとしたら幽霊の女が座っている椅子の空くのを待ってその椅子に座って過去や未来に行くことは意味があるだろう。天気が良い土曜日なのでハイキングにでも行って自然の中で自分を解放したかったのだがそれもかなわず、何事に対しても意欲が低下している昨今、意味深な本を読んで少し考えさせられた。
2016年11月05日
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アメジストセージが満開になっている。南側の日当たりのよい場所に植えているのとこの植物の生来の強靭さが相まって繁殖の勢いが止まらない。フェンスから大きくはみ出して咲くため通行人の邪魔になるのでとても心苦しく思ってはいるのだが、せっかく咲いているので切ってしまうこともためらわれる。今年は株の中ほどを強く結わえて外にはみ出すのもを少し抑えた。花の少なくなる晩秋かつ日差しが短くなるこの時期に花を咲かせて花壇に彩りを見せてくれるのが有難い。その鮮やかな色と、手触りの良さそうな花は遠くからでも目立ち、この時期あちこちの家庭で咲いている。多年草なので毎年花を咲かせ、虫も付きにくく、手入れもほとんど要らず、さらに花持ちが良いため長く楽しむことができてずぼらな私にはぴったりの花だ。所せましと咲き乱れるアメジストセージ
2016年11月04日
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11月3日散歩していたらアスファルトの上に完全に潰されて薄くなっているカマキリを見つけた。胴体や羽、手足はまだ綺麗な緑色だがハラワタは飛び出していた。無残この上ない姿になってはいたが、手の形、脚の折り曲げ方など形が整っているのでまるで整枝した押し花のようで不潔感や嫌悪感は無かった。ホント、緑色の押し花だった。このカマキリは一体こんなところで何をしていたのか。温かいのでアスファルトの上を無防備に歩いて自転車かバイクに曳かれてしまったのだろうか。8月には蝉もかなり無残な姿になっていたが、晩秋にはカマキリも受難だ。じっとこの画像を見ているうちに完膚なきまでに薄く圧縮されてしまったこのカマキリに自分と娘の姿が重なってしまった。ああ、駄目だ。こんなこと考えているようでは!!。
2016年11月03日
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かねてよりヘモグロビンA1Cが高めで気になっている。何かの検査を受けた時についでに計った血糖値が高くて糖尿病境界型と言われたのは35歳くらいの時だった。それからもう30年以上過ぎてるからヘモグロビンA1Cが高くてもおかしくはない。というよりこの年まで糖尿病にもならずよくキープしてきたと考えた方がよい。でもさすがに最近は高めに推移しているのでこれを何とか改善しないと本当に糖尿病になり、合併症を発症したりして将来酷い目に遭う、それだけは避けたいと思っていた所へ黒酢玉ねぎが血糖値改善に効果的と書いてあったので早速作ってみた。作り方は簡単。玉ねぎ2個をスライスして15分程度空気に触れさせ、あとは密閉容器に入れて黒酢をひたひたに入れて一晩おくだけだ。 一日置いて食べてみた。酸っぱいけど黒酢なのでツーンとくるきつさは無く、美味しく食べられた。1日で50グラム程度を食べるといいそうだ。早速毎日サラダに加えて食べている。本当に効果的かどうかわからないけどできることは何でもやってみよう。
2016年11月02日
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11月1日今日は素晴らしい天気だった。朝から陽射しが差し込み、風もなく歩くには最適だった。いつものルートの途中に保育所の地面を工事している現場がある。大きく背の高い重機が動き、一般通行人は中に入れないよう警備員さんが入口に立って安全管理している。その現場の前の道を毎日通っているのだが、今日、初めてその青い制服を着た警備員さんと挨拶した。「おはようございます」いつも怖そうな顔をしている気がした警備員さんが笑顔を見せた。お、けっこう爽やかな笑顔の人じゃないかと見なおした。これって失礼ですよね。警備員さんだってこの小さいおばさん、なんでこんなにノロノロ歩いているんだ?とか思っていたかもしれない。お互い様なんだけど今日は朝からちょっと気持ち良かった。
2016年11月01日
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