まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.01.25
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カテゴリ: 政治
能登半島地震。
自衛隊の初動と逐次投入は妥当だったのか。
その検証はまだこれから。

ネトウヨ&軍事オタクの言い訳は、以下のとおり。
・自衛隊の主任務は外敵からの防衛であって災害救助ではありません!
・そもそも能登半島の周辺には大規模な自衛隊の拠点がありません!
・そのうえ半島は陸路が限られるから逐次投入こそが妥当!
・先に道路を復旧しなければ救助には入れません!
・補給部隊も入らないと自己完結できないので隊員は数日で餓死します!
・空き地やグラウンドは避難場所なのでヘリは着陸できません!
・冬の北陸は風が強くて視界も悪いのでヘリを安全に飛ばせません!
・初動はまったく遅くない!防衛相の会見ですでに結論は出ている!
・ボクは地元の人間ですが、自衛隊の車両は列をなして現地に到着していて、とてもガンバってくれたし、ウチのお婆さんは手を合わして涙を流しながら隊員さんに感謝していました。本当です!

これに対して、
北陸信越ブロックの世論調査は、以下のとおり。
政府対応遅い:61.8% 迅速:37.5%
https://www.sankei.com/article/20240122-LXDU7HSA35KRFLLIOBRDBCLYPE/

戦時中の報道についても同じですが、
ミクロな次元での自軍の活躍と成功をいくら並べたところで、
それは戦略や戦術全体の適否を判断する材料にはなりません。



昨日のYahoo記事。
奥山俊宏の見解は、以下のとおり。
・道路を復旧して受け入れ態勢を整えてから人命救助…というのは順序が逆。
・第1空挺団は、倒壊家屋の下敷き救出のための資機材の装備を充実させている。
・第1空挺団は、ヘリを着陸させずにロープで降りるリペリングの資材をもつ。
・初動の72時間だけでも、選抜した精強部隊を投入することは可能。
・元旦の深夜26時ごろに、能登空港へのヘリの着陸は許可されている。
・珠洲市の公園や輪島市のグラウンドにも大型のヘリは着陸している。
・中部方面隊を軸に編成した防衛相・自衛隊の判断は「隊区主義」の弊害。
・自衛隊法を改正し、災害派遣は「公助」でなく「行政義務」であると明示すべき。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/36e13ed9fb1564cd6a55379ca514e7a5ca2e40f4

なお、第1空挺団は、
1月7日に習志野で多国籍部隊との「降下訓練始め」を実施。
震災そっちのけで千葉へ出向いた木原防衛相は、
「同盟国・同志国との協力連携を内外に示すことは極めて重要」などと訓示。
喫緊の災害救助よりも、恒例の軍事訓練を優先させた形です。
https://www.asahi.com/articles/ASS175WFJS17UDCB009.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240107/k10014312861000.html




防衛省のタテマエは、以下のとおり。
自衛隊の三大任務とは、
①我が国の防衛 ②災害派遣 ③国際平和協力活動です。

第1空挺団のタテマエは、以下のとおり。
・あらゆる地形・気象下でも空挺作戦を遂行できます。
・大規模震災などの困難な国家の危機に際し、迅速に空中機動し、身を挺してあらゆる任務を果たす精強部隊です。





自国の軍事力を称賛しているネトウヨ&軍ヲタですが、

今回ばかりはなぜか 《出来ない理由》 を並べ立て、
「アマチュアは口出しするな!」
「プロのことはプロにまかせろ!」

…などとわめいています。

まるで「大本営発表だけを信じろ!」と怒鳴りつけ、
あらゆる批評を弾圧した特高警察や憲兵隊みたいですが、
彼らの言動を見ていると、
日本が太平洋戦争で敗北した理由もはっきり分かります。

なかには、
原発や自衛隊のことを自分の妄想で擁護するあまり、
かえって馬脚をさらしている愚か者も見かけますw


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最終更新日  2024.01.25 15:31:02


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