まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2025.10.05
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カテゴリ: NHK大河ドラマ
高市政権の誕生によって、


裏金議員はもちろん、
本国で弾圧を受けた統一教会も、
高市=トランプ政権下での日米に生き残りをかけてる。
彼らは在日勢力と結託しながらネトウヨを装ってます。



ヤフコメあたりで狂喜乱舞してるのは、
もはや生身のネトウヨですらなく、

そういうものが民主主義を動かす時代ですよね。

つまり、一部の勢力が、
より巧妙で大規模なステマを、
宗教的な熱量で日常的にやり続けてるってこと。
それが政治闘争においてコモンセンスを凌駕してしまう。

事実、
現代の先進国の民主政治では、
大多数の良識や理性よりも、
手段を選ばない少数の悪意のほうが、
力のうえで上回ってしまう気がします。

政治を動かそうとする熱意において、




かりに、
手段を選ばない少数の人々が政治を動かすとすれば、
それは《愚衆》というより《悪衆》のポピュリズムです。

それがいま始まったことなのか、


わたしのなかでは、
親鸞とチャーチルと森下佳子とが、
奇妙な感じで重なってきてるのよね…(^^;

チャーチルが言ったとおり、
民主主義は「最悪の政治システム」です。
ポピュリズムは《愚》や《悪》を排除できないし、
むしろ、それを孕んだ政治システムだといえる。


大河「べらぼう」では、
松平定信のバカっぷりが描かれてます。

ルサンチマンを募らせたお坊ちゃん政治家が、
世の中の《悪》や《腐敗》を一掃しようとして、
かえって悪政に陥ってる姿が強調されている。

つまりは、
白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき
…ってことですね。
潔癖な質素倹約型政治より、
濁った利益分配型政治のほうがマシだったと。

森下佳子の脚本は、
その確信犯的なデフォルメによって、
従来のドラマとは真逆の主張を展開し、
かなり特異なリアリズムを発揮してます。

わたしは、
その内容を肯定もしがたいのだけど、
かといって否定するのも難しいのよね。



たとえば、
ユダヤ教徒やプロテスタントは、
かなり潔癖な宗教思想をもつ人々なので、
それゆえにこそ有能な人材を輩出もし、
高度な社会を作り上げてもきたけれど…

その反面では、
ナチスドイツのユダヤ人排除や、
イスラエルのパレスチナ排除のような、
極端に振れてしまう危うさや残虐性がある。



たぶん親鸞が「悪人正機」と言ったのは、
日本仏教を《悪を排除する宗教》にしないための戦略、
…なのだとわたしは思ってるんだけど、
たしかに悪を排除しすぎる社会は危険なのでしょうね。

もちろん、
悪を暴くことは必要だし、
悪を取り締まることも必要だし、
悪に権力を持たせてもいけないけれど、

残念ながら、
悪を排除しきることなど出来ないし、
悪が善になると期待してもいけないし、
ある程度は悪でも泳げる社会にしておくしかない。





わたしは、
戦後の新左翼みたいに、

ヤクザや反社に同情したりする気はありません。
それは逆差別のような悪を助長するにすぎない。

ただ、
あくまでプラグマティックな政治論として、
あるいは民主社会のテクニカルな運用において、
悪を排除しすぎないのも重要なことだとは思います。


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最終更新日  2025.10.05 22:48:21


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