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姉が自宅3階のベランダから2回ほど飛び降り
一命は取り留めるもの精神病院や公立病院に入退院を繰り返す時代があった。
その数年前に従姉妹が13歳で白血病で死ぬという出来事があった。
もう20年以上の歳月が過ぎた。
人は、関係性の動物などと言う。
関係性が人を殺す事も多々ある。
種として生き残るための戦略。
それが、人が群れることの必然。
一人じゃ倒せぬマンモスも集団なら倒せ
多くの肉を得ることができるのだから・・・・
時は巡り
人の数は、増えに増え
孤独や孤立を選ぶ人が増える。
土地や家族のしがらみから逃れるための都市が多く出来る。
集団化と画一化がお家芸である我が国であるが・・・
古くは、西行、芭蕉などを筆頭にしがらみを捨て山野に生きる道を選ぶ人が現れる。
未だ、人の手の及ばぬ手つかずの自然が残っていた頃の話だ。
しがらみを漢字で書くと柵となる。
であれば、人は、所詮、柵の中の動物に過ぎぬのかもしれない。
全国を踊り歩いた出雲の阿国や時宗 の一遍・・・・・
家も家族も捨てた釈迦。
しがらみという魔物から逃れる為に・・・・
病を得て
仕事を辞し
しがらみというしがらみから離れ断ち
所詮、人と絡むだけ絡もうが
独り生きようが
同じことではないかな?
などと感じる。
「若いうちに恐怖のない環境に生きることは、本当にとても重要でしょう。私たちのほとんどは、年をとるなかで怯えてゆきます。
生きることを恐れ、失業を恐れ、伝統を恐れ、隣の人や妻や夫が何と言うかと恐れ、死を恐れます。
私たちのほとんどは何らかの形の恐怖を抱えています。
そして、恐怖のあるところに智慧はありません。
それで、私たちみんなが若いうちに、恐怖がなく、むしろ自由の雰囲気のある環境にいることはできないのでしょうか。
それは、ただ好きなことをするだけではなく、生きることの過程全体を理解するための自由です。
本当は生はとても美しく、私たちがこのようにしてしまった醜いものではないのです。
そして、その豊かさ、深さ、とてつもない美しさは、あらゆるものに対してー組織的な宗教、伝統、今の腐った社会に対して反逆し、人間として何が真実なのかを自分で見出すときにだけ、堪能できるでしょう。
模倣するのではなく、発見する。
それが教育でしょう。
社会や親や先生の言うことに順応するのはとても簡単です。
安全で楽な存在方法です。
しかし、それでは生きていることにはなりません。
なぜなら、そこには恐怖や腐敗や死があるからです。
生きるとは、何が真実なのかを自分で見出すことなのです。
そして、これは自由があるときに、内的に、君自身の中に絶えまない革命があるときにだけできるでしょう。」
「子供たちとの対話」クリシュナムルティ
「思考は自らと現在を修正しながら現在を生きている過去なのです。
ですから、そのような生き方には新しいものは何一つありません。
新しいものが現れるためには過去が姿を消す必要があります。
心は、思考や恐怖や快楽そのほかのものでふさがっていてはならないのです。
心がふさがっていないときだけ、新しいものが生まれます。
思考は必要なときに客観的能率的に作用する以外は静まっていなければならない、と私たちが言うのはそのためです。
継続するものは全て思考です。継続するものがある限り新しいものは何一つありません。
これがどんなに重要なことだかわかりますか。
これが生そのものへの真の問いかけです。
あなたが過去に生きているにしろ、全く異なった生き方をしているにしろ、それが全ての要点なのです。」
「自己の変容」クリシュナムルティ著
「君が苦しんでいるとき、君は苦しみを逃れたいと望む。それは野心ではなく、あらゆる人の自然な本能だ。
恐怖を持つまいとすること、身体的または感情的苦痛を持つまいとすることは、私たち全員の自然な本能だ。が、私たちの人生の性質上、私たちはたえず苦痛を味わっている。
自分に合わないものを食べて腹痛を起こす。
誰かに何かを言われて傷つき、欲求不満に陥り、痛ましい反応を起こす。
そこで、私がしなければならないことは、この全過程を理解することだ。
が、私たちのほとんどはそれから逃げ去る。 」
「未来の生」クリシュナムルティ著
今まで、あまたの人と逢い関わり
数え切れぬ程の書物を読み
尽きる所、自身の求める何事かは、クリシュナムルティの指す心境なのだと知ってから随分と経つ。
しかし・・・・・
多くの人は、安直な答えや安心にしがみつくのだ。
全ての出来事は、その結果だということは理解できる。
たとえば
「地球温暖化は、二酸化炭素が原因です。」
「原子力発電は、クリーンで安全です。」
という安直な嘘とそれを信じる人々と・・・・
さらに強力なのは、金という物神に対する妄執だろう。
放射能除染ですらビジネス化し出鱈目な公共事業がまかり通る。
除染などせずに・・・・・
金だけ貰う輩どもと
これに連なる政官財の魑魅魍魎の傀儡ども・・・・
もはや、これらの問題は、放射能汚染以上に深刻な腐敗の極みだろう。
成功、名誉、地位、安定・・・・・
あたかも、それが人生の目的であるかのように僕らは、条件づけられている。
あらゆる、宗教も思想もこの強固な条件づけから逃れられない。
そこに、人間の悲喜劇の根がある。
DOING・・・・何者かにならねばならぬという強迫観念。
BEING・・・・自足。自分が存在することの貴さを知り生きる。
数多くの心やんだ人々の病の根源にこの問題がある。
僕たち、「人」がこの問題を直視し。
人として「ある」ことへの 讃歌を唄えるようになることを願ってやまない・・・・
孤独や孤立を恐れないこと。
それが、大事かなあ・・・
何かに属することへの抑圧や成功への羨望。
それが、精神への罠なのだ。
昨今の暗いばかりのニュースをたまに伏せ目で眺めつつ。
自身を含め。
我々の病は。果たして瘉える時が来るのだろうか?
などと自問自答する日々が続く。
(-∧-)合掌・・・