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せんだって日記はこう見えて日記なので、日々のよしなしごとやふと思ったことあるいは心温まるエピソードなどを書いたりしてもいいのだろうが、仕事を抜け出して本屋を駆け巡り安藤美姫姫表紙のNumberを捜し回ったのはなんと言っても仕事のためであり、完全なる息抜きが出来てこそ効率良い仕事ができるというのがその言い訳なのだが、どこ探しても売り切れ売り切れで、ここまでNumberが売れるのはジョホール・バル以来じゃねえのかなどとイライラしつつオフィスビルの中に申し分けなさそうに入っている小さな書店でやっと見つけた美姫姫の緊張して固まった表情がまた美姫姫らしくて、ぶっちゃけやはり動いている方がかわいいのは表情変化の過程に魅力があるわけで、要は愛嬌があるってことですなと一人合点しながら道を歩いておったら、前に勤めていた会社の上司が向こうからこっちに歩いているのが見えて、なんでこんなところにいるのか、旧交をあたためるどころか、つかまったらきっと連絡先とか聞かれてまた選挙のときに電話とかされてオレは「そうはいかんざき」と言いたい気持ちを抑えてまた適当に調子いい返事とかしちゃうのが容易に想像できちゃって、そういうのはヤなので緊急避難的に飛び込んだお店がたまたまラーメン屋だったのであんかけラーメンをいただいたのだが、そのあんがチョー熱くて口の粘膜がペロペロになってる。法華、許さねえ。
2005.01.31
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せんだって、ちんすこうをいただいた。以下ちんすこうは「ちんsこう」と表記する。理由は省エネ以外のなにものでもない。 廊下を歩いていたら、オレのことを意識しているとオレが思っている女の子と出会った。 「あ、センセ、これあげる」と差しだしたその白魚の手のような手に握られていたものこそ、薄黄色いちんsこうであった。 デパ地下の物産展的なところで求めたものらしい。食べ飽きたのか腹一杯なのか、ダイレクトな告白なのかは知る由もないが、とにかく女の子からちんsこうをいただいたことは特筆すべき事項である。 さほど腹も減っておらず、間食を好まないオレは、教壇に無造作に置いておいた。後で食べるつもりだ。 講義をつつがなく終えて帰り支度をしていると、オレに特別な感情を抱いているとオレが思い込んでいる女の子がオレに比喩的に擦り寄ってきた。 ちなみにこのクラスの女の子率は約半分で、その女の子すべてがオレになにか甘く切ない感情を抱いているとオレは判断している。 さて、その擦り寄ってきた女の子はにっこりと媚びた笑みを浮かべ「センセ、ちんsこうちょーだい」と言い放った。ンだよ、菓子目当てかよ。 その言を聞きつけて、オレに好意に似た感じを覚えているがまだ自分の想いに気がついていないとオレが看破している他の女の子も寄ってきた。 「あー、センセ、わたしにもちんsこう分けてよー」 どうも、放課後の教壇にあるちんsこうがバレていたようで、あっという間に女の子たちが集まってきた。 オレは、せっかく白魚がくれたものなので自分で食べるつもりだった。 「なんだキミタチ、ちんsこう好きなのか?」と聞いてみると、 「好きー」 「ちんsこう好きー」 「ちんsこう食べたーい」 「ちんsこう好きー」 「ちんsこうおいしいもんー」 ああ、ああ。 まるでツバメの巣のようだ。珍味ではなく、雛どもがやかましいほどにチュンチュンと口を開けて食べ物をねだっている。となると、さしずめオレは若いツバメ。 若い娘さんがオレを取り囲んで「ちんsこう食べたい、ちんsこう大好き」と囃し立てる様子はちょっとただ事ではない。事件だ。MYヒストリーだ。記念日だ。ちんすこう記念日。 これが「モテ」か。 この状況はモテモテなのか。 …す・ご・い。 すごく、ウザい。 これからのオレは「モテモテって、そんなにいいものじゃないですよぉ」とニタついて言うことができる。少なくとも、その資格は得た。 生娘が男を取り囲んで「ちんsこう食べたーい」って、オレがどんな気持ちで聞いているのか知らずにこいつらマジでおめでてえな。おまえらそんなに砂糖ラード好きなのか? 余所の教室に聞こえたときに解釈の難しい嬌声があまりにうるさいんで、もう、オレのちんsこうでよかったら彼女たちに捧げてもいいと思った。 「わかったわかった。あげるから、あんまりちんsこうちんsこう言わないこと」と言って差し出したら 「あ!(赤面→沈黙)」って。 きゅんと来たじゃねえか。
2005.01.29
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せんだってから北だ北だと騒がれるサッカー日本代表。 にわかサポを自認する私としても、この史上最大の雑音で十重二十重にかこまれた最終予選は俄然注目である。 まったく選手がかわいそう。サッカーと関係ねえけど、マジ絶対に負けられない状況。 あのリパブリック、普通にやれば普通に勝てる相手だが向こうもそこは知ってる。普通に試合させないためになんらかの揺さぶりをかけてくることは容易に想像できる。 であるからして、29日からの調整試合では安定したチームと、まあ実力の半分くらいの力で北を屠るようなピーク出しがタスクであろう。 カザフ戦。結果としては大勝。FWで半分獲ったことは安心で玉田君カッコイイとなる。 いくら相手が寝ぼけていようが、いくらプレッシャーがかかってなかろうが、あのカタチはいい。だから、もっと欲張れ。 残念なのは、厳しい状況でのディフェンスの練習にならんかったことか。 通訳枠のノロマは、またもやタイミングを逃すほどにこねくり回して味方のスタミナを奪う。なんだあれは。 昆虫枠の鈴木に至っては、絶好のチャンスを起こすよりも致命的なピンチを招く事が多く、有り体に言ってリスク。俗に言う「ルーレットを何回回すか」って話だ。鈴木がいる時間、リスクは上昇する。 ケガや海外組の出席率やキャバクラ組の離脱で、選手層が厚くなったとはいえ、まだまだチームの足を引っ張るパーがスタメンにいることは不安であり、私のように手前勝手な不安を抱えているのは日本代表サポの正しい姿であろう。 とはいえ彼らには絶対の愛情を覚えるのだ。 90分走り続けて、5万人もの手前勝手な望みを浴びせる観衆に囲まれて試合をすることがどんなにアレなことか、こないだ、ちょっとわかった気がしたのだ。 だからこそ、愛あればこそ、あのニセ代表と昆虫には出てってもらいたい。おとなしく北関東で練習してて欲しいと切に願う。
2005.01.27
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ひとはどこから来てどこへ行くのか。 人生の、人間存在の意義、心にぽかりと浮かぶあまりに根源的な疑問。 冬の夜、時に男はメランコリックでセンチメンタルでフィロソフィカルな思いに取り憑かれる。 ひとはどこから来てどこへ行くのか。 ぼくは知りたい。 尾行てみた。●ターゲット#1/女/25~29歳/ケバい 黒のミニスカート、短いファーのコート(ベージュ)、ケリー型レプリカバッグ、髪:黒、パーマ、瞳:ヘイゼル、網タイツ、ブーツ(イエローオーカー)、ブリテリ似。 新宿スタート。JR東口から出る。階段上昇時、バッグはお尻に。携帯電話で話しながら紀伊国屋方面に。 マツキヨに入店。シャンプーの棚で探し物。携帯着信。電話で話しながらシャンプーあるいはリンスを購入。 来た道を引き返す。スカウトの声かけを無視して電話続行。 回転寿司に入店。 玉子、トロ、エンガワ、カツオ。以上すべてコンベアから。 会計を済ませて退店。ドンキホーテに。 見失う。 店を出て探す。 ターゲット、コマ劇方面に走っている。尾行がバレたようだ。 ぼくも走る。逆方向に。 ターゲットの正体、わからず。●ターゲット#2/女/19~22歳/女子大生風 ジーンズ、パタゴニアのジャケット(ライトブルー)、外資スーパーのトートバッグ、ジャックパーセル、髪:ショートボブで濃い茶色、瞳:こげ茶、眼鏡等使用(光浦メガネ)、佐藤康恵顔。 明大前スタート。電車の空いたシートに座る。バッグからノートと文庫本(岩波の緑背)、レポートかテスト勉強と思われる。ボールペンでノートに時々書きつける。 下唇にペンをクリクリする癖有。 携帯メール着信、笑顔、返事送信。 文庫に目を落とし、居眠り。 某駅で降車。 駅前のマクドに入店。バリューセット。禁煙席。ノートを書きながら食事。電話着信多し。 マクド退店、100円ショップ入店。 ライターを手に取り、あれこれ選択、バッグの中に、落とし込んだ。足元がモジモジしている。 しばらくキッチン用品のエリアにいて、店を出る。店員は気づかず。万引き。 早足で大通りを歩く。 路上駐車のランドクルーザーから男。女、手を振る。 男:パーカーとショートパンツ(サイズ大きめ)、キャップ後ろ前、夜なのにサングラス、典型的B系。 悲しくなって尾行中止。 ひとはどこから来てどこへ行くのか。 ぼくはなにをしているのか。
2005.01.26
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せんだって、ダーツをたしなんだ。 アーバンでオシャレなオッサンである以上、夜のひとときを過ごすためのおっとなーな遊び、ってか、まあなんだアレだ、仕事場で「今、ダーツがキテる」ってデマゴーグが流れてて、マイダーツを持ってるヤツが過半数を越えてるという目も当てられない状況で、「せんだってさんも買えばいいのにマイダーツ」みたいな言説で責められ、てめえらいつの流行に乗ってるんだこの周回遅れが、毎年何人の漁師がマイダーツのお蔭で失明してると思ってンだ、そんなおっかねえもの買えるか、いやしかしこれもまあ経験だと、誘われるままにダーツバー行ってきたっていうか。 こうみえて、子供のころは従兄の兄ちゃんの部屋にあったダーツをヌードカレンダーのアソコやココ狙って投げた経験を持つ。 昔とった杵柄である。 自信は無い。 会社の近くのダーツバーみたいなとこに行ったらなんかすげえ順番待ちなんです。 平日の夜なのに男子も女子も狙ったり刺したりしてるんです。 田舎の父ちゃんが山売って学費こさえて短大なり四大なり行かせてくれたろうに、故郷の訛りも忘れて「パージェーロ! パージェーロ!」って、この親不孝ものめ。 似た感じのスポーツであるボウリングは、爪が割れたり、靴を履きかえたりで女の子的にちょっとオシャレじゃないってのもあるので、スケベ目的で「使える」のもまたダーツのいいところなんだそうだ。 あちこち回って、どこも混んでて、しかたがねえから最初のとこに戻ったら空いてた。無駄足もまあ、経験だ。 前世紀から厳然としてオシャレに存在したダーツが急に流行ったのは、畢竟、ソフトダーツの機械の流行だ。デジタルで点数計算を自動でやってくれるマシーンのお蔭で気軽に遊べるようになったってことがブレイクスルーらしい。麻雀の全自動卓みたいなものだな、きっと。 あの丸い的のどこに当たるかで点数があって、一番得点の高いのは真ん中ではなく、狭いスジのとこらしい。点数が、数字の二倍三倍になるのだ。 真ん中の丸は「ブル」つって、呼び方なんて真ん中でいいじゃねえかとか思ったら能書きがあって、「ブルズアイ(=ブルの眼)」ってことなんだそうだ。ブルは日本語で「漁師」。 いろいろなルールがあるが「301」ってのをやった。 持ち点301から当たったぶん減点してって、ちょうど0点にした人が勝ち。いき過ぎたらバーストして、やりなおし。三回投げて交代。最初は高得点枠、テンパってくるとちょうどの点数を狙って当てるという、まあ駆け引き的な部分があるってことらしい。 しかしこれは、狙ったところに当てられるという前提があっての話で、偶然、高得点のtriple20(60点)とか、ブル(50点)に当たったことで喜んでるようでは、駆け引きもなにも。 アトラクタとしても、イイとこに当たったら「poooon!」ってくそヘボなbeep音が鳴るくらいで、狙って当てたのでもなければフィジックスからのカタルシスなど得られない。 上手じゃないと気持ちよくない仕組みだ。上手になってから遊ぶものだ。 ぶっちゃけ、ボウリングのほうが破壊衝動を満足させてくれるし向上心を刺激するし、身体感覚としては羽根突きの方が快感である。 まあ、スポーツに対するオレのニーズと合わないってことなんですけども。賭けないと盛り上がらないってのも未完成くさいし、スタティック過ぎる。 オシャレったって、マイダーツ系の物欲オシャレはちょっと田舎臭いし、だいたいマシンに100円玉をチャリンチャリン入れてる姿はどう見ても蟻塚とチンパンジーだ。 むかついたので早めにバイバイし、ゲームセンターでガン物。200円で買える快感。
2005.01.25
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せんだってから、似てる似てるなんか似てると気になっていたが、さっきエウレカ。 レープだ強姦だ。バス釣りとブッ飛ばしマン(by家田荘子)が似てるんだ。 ゲームフィッシングだの自然との会話を楽しむだの、いっぱしの趣味ツラをしているが、バカが女の子を車に引っ張り込み輪姦して山中に捨ててくるのと質的に似ている。 「アイツラだって喜んでたぜケケケ」という感じも似てる。 せんだっての日記を書いてからしばらく気になって某巨大ちゃんねるを見ていたのだが、バス釣りの魅力は「引きの強さ」と「魚を持って帰らなくてもいい気軽さ」が大きいようだ。ほかにもバカ魚との駆け引きや道具のコレクション性もあるようだが、バス釣り特有の要素となると、結局は手応えと手軽さというところに収束する。快感原則そのものだ。そりゃ面白そうだわい。いやはや、似てる。 オオクチバスが特定外来生物に指定されるに至り、釣る行為やリリース自体は禁止にならないとはいえ、バス釣り愛好家の間では先細り必至の高尚な趣味となりそうだって判断が、まあ冷静なところらしい。カジュアルレイパー、いや、カジュアルアングラーが離れて釣り具市場が縮小、金が落ちることで協力的だった自治体も叩きに転ずるであろう見通し。なるほど。 エキセントリックな反応では、外来種ならニジマスも、フィッシュイーターなら鯉も鯰も雷魚もニジマスも、全部やれ(指定せよ)なんていう意見もあった。多かった。いつだってバカは多い。煮ても焼いても喰えない害魚であることもそうだろうが、バスをとりまく人々のマナーの悪さもまた今回の指定の遠因のはずだ。ウチから盗んだ船外機を返して欲しい。 見識あるバス釣りマンの間では数年前から懸念されていた特定外来生物リスト入り。決して晴天の霹靂では無かったはずだ。 しかし、それにしては雑魚アングラーのエキセントリックでかつ必死な反応が多い。 これはなにかといえば、既得権益を守ろうとする反応だ。 いままで楽しんでいたオモチャ(手応えのいい活魚)をボクタチから奪わないで! だ。 論点は、密放流、環境問題、ボート屋や地元ショップ、在来種の個体数減少は本当にバスだけの問題か、漁協へのバス補助金、コンクリートと金、環境省のスタンドプレイ、土建か釣り具か漁協か、など、裏表含めて茹だっている。 ピーク時にバス釣り人口300万人、1000億円のマーケットという数字を鵜呑みにするとして、近ごろめっきり衰退傾向にあったバス釣りが本格的に「終わったもの」になった場合、どんくらいの失業者が出るかはわからんし、それはそれで厄介で調整の難しい話ではある。 議論百出だが、これらはすべて後知恵言い訳言い逃れだ。 日本の水域にバスがいた方が具合がよろしいのは、金銭や権益の面だけで、魚を弄びたいという欲求を主張しながら大威張りでいいかっこしーな理由にはならない。 彼らの根本にあるのは、バスを釣り続けたいという強い気持ちである。 ここ数日の暇つぶしの中で、「バスの駆除」という話題に対して「バスがかわいそうだ」というバカが極まったような感情論が存在することがわかった。 リリースされすぎて、口の周りがグズグズになっているような30inchバスを、なお再び釣りあげてリリースしたいと願う彼らの心情に「バスを殺すのはかわいそう」という感情があるのだ。60へぇ。 もう、殺してやれよ。 命を軽んずるにもほどがある。 バス釣りを憎む私としては、バス釣りブームと切れる少年による残酷な殺傷事件が増加したことが時期的に重なっていると言い張り、両者に関係があると訴えたくなるほどに、命に対しての意識が欠如している。 西洋発のスポーツには、実はこのような意識が根底にある。 東洋の、たとえば武道は殺人目的の究極目標があり、競技化されても「殺す相手への尊敬」という根っこが残るのと異なり、西洋スポーツは、ナチュラルなものを人間が征服するというテーマを抱えている。 競技としてのルールも「自然法×成文法」のような二項対立の切り口を持つことができるくらいに、両者の精神はかけ離れている。 ましてやバス釣りは「狩り」カテゴリーに入るスポーツだ。スポーツとしての「狩り」は、人間様が自然を相手に殺傷や嬲りを楽しむ性質のものである。 話は飛んで、狩りと狩猟、というかなんというか。 人は生き物を殺さないと生きていけない。 生き物を殺すのは、ザ・悪いことである。 だから、食べ物を残すのは良くないし、食べる以上に殺したり、食べもしないのに無駄に殺したりってのは悪いことだって話になる。無駄に殺して、あとで食べたい時に獲物がいないってことになったら、腹が減るのは自分だし。ほら、アメリカバイソンとか、カリブ海の海牛とか、アメリカ捕鯨とか。せめて喰えよ。 人を殺しちゃいけません、ってのはこの理屈の延長上にあったはずだ。 輪廻を信じる信じないの問題ではなく、これはたぶんあたりまえの考えのはずだが、私なんかかぶれてますか? ガキが昆虫をオモチャにして殺してしまうのは間違いなく悪さであり、悪さする当人もそのことを薄々自覚している。悪さを悪さとして行い、背徳感と罪悪感を覚えている。背徳は気持ちいい。悪さだから。 バス釣りは、自然とかスポーツとか、なんかコクのないペラペラな概念だけで罪悪感を隠している。 カルマだらけの悪行だと自覚していない。 むしろ、いいことをしてると、善行を成していると、そんなふうに思っているようでさえある。 かわいそうに背徳の快感を知らずにいる。 そういうふうな仕組みになっている、と言ってもいいが、それではあんまりにアングラーの知能程度が低いことになってしまう。 虫取りのガキ以下だなんて、彼らは認めてくれないよ。 バスは46億年もの間、ウチんとこの生態系の構成要素としては存在していなかった明らかな外来種であり、侵入した時点で環境破壊と言って過言。人の意識はとっくに変わってしまった。魚をレイプして遊ぶ人間が300万人だ。「すでに生態系に組み込まれ安定したじゃないか」というバカがいたが、たった数十年で安定ってなんだよ。 バス関係の産業・権益もまた、本来は要らないもの、無駄で余分な金のサイクル経路といえる。 喰いもしない魚を釣り上げてはリリースというマッチポンプで無限回廊で虚ろな産業構造などエッシャーの階段絵バブルバブル。もともと騙し絵だったと思えば消えて当然だ。 私とて無益な殺生は大好きであり、ほかにもそういった数多くの矛盾を背負って生きている。 誰かをなにかを弄ぶくらいなら、殺す/殺されるくらいの覚悟または願望も、人並みにある。 セコいバスバカとは欲望も覚悟も、量が違うのだ。 そういう意味で、ムシキングに一喜一憂する子供に寒さを感じるっていうか、そんなことより、ウチから盗んだ船外機を返せ。犯人が自然を愛するアングラーなのはわかってるんだ。
2005.01.23
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せんだって、惨敗した。 フットサルはGK1人、フィールドプレイヤー4人の全部で5人が1チーム。 デスクワーカーの集団である我々はメンバー10人。交代自由というルールを活かして、クタクタにならないような計画だ。 この大会はリーグ制。我々の出るカテゴリーはビギナー。4チームで三試合ずつやりあい、勝ち点・得失点差で、上位2チームが決勝トーナメントに進む。 この大会に参加するために結成したチームである。モチベーションは高い。 第一試合開始十分前には呼び出しがかかり、気合い一発、ベンチに向かう5人。 ほかの6人は寝坊による遅刻。 目下、会場に向けて急いでいるところだ。 ピンチ。 向こうのチームは明らかにオッサン。嫁か内縁の妻か知らねえが、ベンチに女性がいて黄色い声援など送っている。ちょームカつく。うちはギリギリの人数だというのに。 向こうのスタメンは、運良くマジビギナーだったようでプレッシャーをかけると面白いようにミスパスをしてくれる。 欲しかった先取点をゲット。 後半はメンバーを入れ換えてきた。脚の太さが明らかに違うサッカー経験者がいる。 前半のような好機を作れなくなった。さすが経験者。ウチの弱点を突いてくる。ウチの弱点は、プレッシャーをかけられると面白いようにミスパスをするところだ。 ヤツら、かわいげのないミドルシュートを放つが、焦りからか枠にいかない。 ウチはウチで、アップも済んでいないような遅刻組に入れ換えてプレイヤーをフレッシュにし、逃げきることができた。 2-0。 勝ったことで遅刻多すぎの空気の悪さが流れ、不幸なことになにやらおかしな自信が生まれた。 本当は、勝ったのではなかった。勝てただけのだ。 第二試合は0-5。完全な惨敗。 向こうは、ほぼ全員がサッカー経験者。ビギナークラスに出場していい技術ではない。フットサルにおいてビギナーなのだろう。ズルい。ズルいが、私にはこの「似た競技ではベテランだけど、今日はビギナーです」行為を大声でズルいと言い切れない経験がある。公明正大に生きたかったら、ズルはしないことだという教訓を得る。 いいように点差も離れ、こちらがヘタッピだということもバレて、向こうはあからさまに舐めてきた。たとえばストイコビッチが見せた、挑発的なリフティング。状況は公開レープの様相を呈してきた。 私は頭に血が昇った。後ろからチンコ蹴ってやろうかと思ったが、審判もいることですし、勝てないまでも、一矢報いるっていうか、なんとか向こうに恐慌を起こさせたいと思った。 ウチは、ヘタゆえに無駄に走らされてて疲労こそしてはいるが、リフティングによる挑発なんてことをする敵さんの心理には油断がある。くそう、一点欲しい。 向こうのパスがちょいと乱れた瞬間を狙って、キチガイみたいに寄せてみた。慌てやがった。走ればやれる。とにかく走りまくれば、ボールを奪えそうだ。 後方へのパスに詰めて、わりとデカいミスを誘ってやった。 どうだ。 私の味方はなにもしてなかった 前線で孤立した兵士はなんの役にも立たない。 最後、敵ゴール前のこぼれ球に殺到し、すんでのところで向こうのGKにキャッチされたところでゲーム終了の笛が鳴った。あのGKの必死な顔を見ただけでは私の溜飲は下がらん。 漏れそうなほど口惜しい。 私の仲間は、相手は経験者じゃんかと悪態をついていた。 試合が終わった後も相手チームへの悪態をつき、自分の「よかったプレイ」を言い合っていた。 私は真剣に遊ばないヤツがきらいだ。遊ぶ動機がわからん。暇つぶしならなんでもいいだろう。 第三試合。 勝ち点の都合で、この試合で引き分け以上なら、決勝トーナメントに上がれる。 各人、乳酸が溜まったっていうか、明らかに第一試合の時と比べて動けなくなっている。一歩めが出るのが遅いし、走り続けられなくなっている。 失点のパターンは、攻め上がって、ゴール前でこねくりまわしてボールを奪われ、こっちのDFひとりで向こう三人の速攻を食らう、というもの。 DFはできる限りディレイしているのだが、攻め上がったプレイヤーが戻ってこないので、結局簡単にゴールされる、というもの。もう見てられない。 技術ではなく、単に走り負けているだけなのだ。アホらしい。 得点2-2と同点の状況。 ウチがボールを持ち、前線ではサイドを走る味方とDFを背負ってパスを待つ味方。 どっちにでも出せる。 点が匂う。 残り時間はそんなに無い。 ここが勝敗を決める分水嶺ってタイミングで、私、痛恨のミスキック。 2-4。 惨敗。 打ち上げ、むしろ反省会。 私の個人成績は1アシスト、1致命的ミスキック。 あのプレイよかったよ、あのチームはズルいよと、みっともない会話が続く中、腫れ物に触るように敗因(スタミナ、攻守の切り替え、ボールを持ってない時の動き、など)をあげる私こそ腫れ物。いたたまれない。
2005.01.22
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せんだって、パスワードを失った。 MacOSxはマルチユーザー前提なので、たとえ一人で使う機体でもパスワードでログインしないと、インストールとかなんかそういう難しいことができん。できひん。 久しぶりにOSxを起こしてパッチを当てたりして、さてインストールって段になって、パスワードが違いますって言われた。 機械のクセにナマイキだと、オレに逆らうたぁいい度胸だと、魔法の言葉でメカ折伏してやろうと思ったら、何度やってもログインできない。まるでオレのパソコンじゃないみたい。 でも、IDは間違いなくオレのもの。 おかしい。 余人が触るものではない。 これは未知のウィルスではないか。うへえUNIX。パンデミックの再来かと、もはや死を覚悟した。 なにしろマック者なのでウィルスとかマジ分かんねえ。慣れてないし、ワクチンとかどうしていいか分かんねえ。 したっけ(北海道弁)、パスワードってさ、打ち込むと[・・・・・・・・・・・・・]って出るじゃんね。・・・は文字数じゃんね。 その数が合わない。 オレが記憶しているパスワードの文字数より、いっこ多い。 で、持ち前の洞察力で洞察し、職業柄、推理とかもしたわけ。安楽椅子に座って。 謎は、すべて解けたんだけど、じっちゃんよ、どうやらパスワード登録のときに、ミスタイプしてたみたいなのだな。 犯人は、この中にいる、ってオレだよオレ、オレ! オレのスーパーエゴだよ。 登録のときに、しっかり打ち込んだつもりで、じつはどっか変なキーを叩いてたってことらしいのだな。 今となっては、パスワードがどう変わったか知る由もなく、オレは自分のパソに拒絶されてるのです。 そういうわけで、仕事を進めることができませんでした。できひんかったんや。 あっちにもこっちにもごめんなさい。
2005.01.21
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せんだって日記、ワカサギの天ぷら? マジ好物。 アウトロー口調で申し訳ないが、やっとオオクチバスはダメな生き物ってことになったらしい。 マジ質(たち)の悪いのはコクチバスなんだそうだが、そっちも頼むぜ環境庁さんヨ。 だいたい、喰いもしないのに生き物を痛めつけるバス釣り? マジむかつく。弄ぶなよ、イノチ。 生き物を殺していいのはギリギリ喰う時だけだろが。これ、大前提。 自然だエコだキャッチ&リリースだって、バスってば肉が不味いくせにオイシイ魚ばっか喰うじゃんyo! マジ迷惑。 エコでもねぇ。ナチュラルでもねぇ。釣ったら喰え。喰えねえもの釣るな。これ、鉄則。生き物をオモチャにすんのサイテー。 imagine for 動物。 だってオメエもしブラックバスがスコティッシュフォールドみたく超キュートだったらルアーで引っかけるなんてできっかyo? なもんでイトイwithキムタクとか、バス釣りisオシャレっつー芸能人さえチョーむかつく。 ってかバスはオレの好物ワカサギ喰い散らかす害魚。ブルーギルは魚卵喰う。魚卵も好物。イクラにタラコ。カズノコカラスミ。 ぜってー許せねえ。 だからバス釣りマン、バンバン釣れ、釣って殺せ。絶対放すなリリース禁止。どうせオモチャだ好きにしろ。棒で殴れ。車道に放置。猿と繋いで人魚だって言い張れ。近くの木に釘で磔。見せびらかして釣果を誇れ。踏みつぶせ。駆除だ駆除。スポーツ駆除。オス20点メス100点の駆除釣り大会。釣ったバスは粉にして畑に撒け。 案ずるな。 ぜってー減らねえ。バス釣りマンの喜びそうな生きのいいオモチャを、釣具屋は必ず放流してくれるって。 だから殺せ殺せ殺せ、殺せ殺せ殺せ。喰えるものなら喰え。それが殺したものへの責任だ。
2005.01.20
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せんだってからじわじわ露出してたらしいが、ちっとも知らなんだ。 7人組ユニット「Folder」のボーカルとして9歳でデビューし、2000年4月から音楽活動を休止していた歌手の三浦大知(17)がシングル「Keep It Goin’ On」(3月30日発売)でソロデビューするらしい。 そもそもfolderはカナリいいユニットだった。 本業のクオリティが高いのを大前提としつつ ●かわいい少年少女 ●歌と踊り ●声変わり と、すばらしいアトラクタ満載であり、世界で唯一、ウィーン少年合唱団と肩を並べられる音楽ユニットだった。主に萌え方面で。 アイドルユニットにおけるランダム発生イベントとしてメンバー堕胎、もとへメンバー脱退があるが、男子の場合、その理由に変声期という避けられない第二次性徴が存在し、これがたまらなく切ない。 女子ユニットにおけるメンバー入れ換えのように人間の意図が介在する隙がなく、どうにも抗い難い自然現象によって愛しあうものが引き裂かれる的な物語が(勝手に)紡がれて、oh darling 切なさを殺せない。 近田ハルヲフォンはspeedの魔力を「切羽詰まった感じ」と評したが、folder時のダイチくんはあらかじめ変声期クライシスを含んで歌っており、しかも相当なタレントであった。 「若い、かわいい」だけではなかった、ってことね。 徐々に高音域が切ない感じになっていくダイチくんを見て、我々にわかファンはハラハラと不安になり、もうすぐ永遠に失われるであろう幸福な時間が愛しくてたまらなかった。 speedが「切れそうな吊り橋を全力疾走する快感」であったとしたら、folderは「崖に飛び込む覚悟で始めたチキンレースの悲壮感」だった。どうだろうかこの身も世もない気持ちは。デカダンったらこんなデカダンな話もねえ。タナトスだ。 で、まあ、才能ある少年の復帰をとりあえず喜びつつ、仕事に戻る。正直言って、日記書いてる場合ではない。
2005.01.19
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せんだってホットスポットのカフェでバンエック傍受したテクスト。 以下、コピペ。 固有名詞などは、意訳。-----------------------------------------------------------------> From: glasses twin <xxxxx@xxxxxxxxx.jp>> Date: 20 Jan 2005 02:09:42 > To: xxxx@xxxx.ne.jp> Subject: ○-○っ 次オフの件モノクル伯爵さま おはm(_ _)m昨晩は無事帰宅できたでしょうか?お互い飲み過ぎだっちゅーの。美人眼鏡バーテンの店は今度行きましょう。絶対w。約束の眼鏡画像はアップロードしておきました。パスはxxxxxxxx。IDはXXXXXXXXさて、さっそくなりきりTommy february6 に初トラバしましたよ。tbってなんか宣伝みたいでイヤだったんですけどね。伯爵は、この真鍋嬢の写真は萌えポインツなんですよね。私はイマイチっていうか、「お前、眼鏡してればTommy februaryかよ」とツッコミたくなりますよ。もっともトミ子さん自体、ちっとも萌えませんけども。やはりアレは女の子目線の眼鏡っ子像ですよ。昔のR25で読んだんですけど、トミ子の企画って、「眼鏡っ子も自信をもって欲しい」的な啓蒙思想から発したものらしいですよ。全く余計なお世話ですよ。自信なんかいらないじゃないですか。はかなくて可憐な感じがイイんちゃうんかい、と。奥手オーラがイイんちゃうんかい、と。とはいえ、トミ子にも功罪アリで、なんでも眼鏡をモテグッズとして意識する女性も現われたらしいです。どうする?合コンのラストスパートで「コンタクトレンズが痛い」とか言って、「勝負眼鏡」に衣装替えするらしいです。イメージギャップの演出です。武器です。最終兵器です。最終兵器彼女with眼鏡です。コココ、これはイチコロかもしれません。ワタクシはそういう「わかってる」女性に弱いんです。きっとお姉サマ系の女神に決まってます。そこ!ドMとか言わない(w。まあ我々はまず合コンとやらに出席しないとイカンわけですけどもねorz。昨日の伯爵さまの「眼鏡=竜之介のサラシ」説は驚きです。眼鏡から鱗が落ちました。眼鏡がガーリーな部分を押し隠している系ですね。隠してるから、隠された部分が測り知れなく感じる系ですね。いま流行りの着エロの発想を髣髴とさせますね。いや、たぶんですけど(w。ワタクシが以前から主張してるのは「眼鏡=教養+知性+しつけ(=あたまでっかち)=むっつり」説なのですけども旧態依然とした記号論の枠を出ていないような気がします。伯爵さまの説を取り入れて拙作を書き直そうと思ってますけどいいですか?∞眼鏡に光あれ!∞ps.めざましナカミーをキャプったら分けてください。-----------------------------------以上コピペ。あなたのメールも他人にバンエック傍受されてるかも知れないぞ。
2005.01.18
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せんだっての夢の島体験の興奮も冷めやらぬまま、今度は東陽町のフットサルコートでトレーニング。 試合は近い。チームをカタチにする必要がある。 というのに、今日初参加のメンバーがいる。 そしてソイツ含めて四人が遅刻。 もはやゼニカネの問題ではない。大会で勝てっこないどころか、公開リンチの危険さえ感じる。 人数がハンパでミニゲームもできんので、攻めのパターン練習なぞしてしまった。 プレッシャーの無いなかでする攻撃練習がいかに不毛なものであるかは、トルシエジャパンで痛いほど経験したではないか。トルシエジャパンと比べてマシなのは、そんな激ヌル環境でさえ満足にシュートが決まらないので、マジで練習した甲斐があったってことくらいだ。 そうこうするうちに遅刻組がやっときた。 みんな太ってるのがファニー。 ミニゲームして、そのあと隣のコートの人達と練習試合くらいしておこうというのが当初のプランだった。大会が近いしね。 そう、不安なので対外試合はするべきなのだ、今日のメインはむしろそっちだ。 しかし、遅刻野郎の来た時間がまたハンパで、すぐに対外試合を申し込まないと、コートを借りた時間が終わってしまう。 全部で2時間の練習のうち、一時間半が攻めパターン練習。バカである。あきらかに付け焼き刃の特訓を積んだとして、本番で発揮できるわけがない。敵のプレッシャーがある場合、狙ったところに蹴れるスキルなどない。 我々クラスのスキルレスおっさん寄せ集めの場合は、ミニゲームを繰り返してコンセンサスをはかり、本番時に思い出せる成功パターンをチーム内で数多くこさえておくのが最善の策だ。 そのほうが、いっぱい遊べて楽しい、というのが本音である。 新規メンバーとコンセンサスも図らぬまま、時間に押されて対外試合。 相手は2~3人経験者がいそうな大学生風の集団。走り負けしそう。 試合が始まると、驚くべきことが起こった。 新規メンバーが混ざったことで、いままでまがりなりにも形成されていたコンセンサスがものすごい早さで崩壊したのだ。 うへえ、なんてこった。 いい年したオッサンは、たいがい自分なりのサッカースタイルをもっている。「チームはこうあるべき」って思い込みな。 カウンターしか勝つ術がないと冷静に考えているもの。ドリブル突破しか考えられないもの。ゆっくりとしたパスサッカー。 ちなみに私は、最強だったときのアヤックススタイルしか思いつかない。スペースを使った圧倒的詰め将棋サッカー。できるわけがない。 また、個々人にも、どうにも変えられないプレイスタイルがある。 ボールをもった瞬間の第一選択肢になにが来るか? ショートパス、ドリブル、周囲を見て悩む、フェイントを試みる、とにかくセンタリング。 私の場合は、フランスw杯アジア予選時の中田英寿のような、受け手を思いやらない「行ってこいスルーパス」が信条だ。 スキルレスなおっさんの集団は、個々人の特性とビジョンを汲み取りあってチームとして出来上がるもの。 時間はかかるが、チーム戦術に合わせるための特訓なんかしたかねえんだ。 そして気になる新規メンバーは、ボール捌きがけっこう上手な、しかし間も速度も遅いアーリークロスを上げたがる森崎(浩)タイプだった。 へぼオッサンチームに、1997年の中田と2004年の森崎がいたらどうなるか? ストレスしか貯まらない。 途中から手を抜いた向こうさん相手に5-1で負けた。 安くないコート使用料を払って、不毛な特訓をし、惨めな思いを味わった。 もう大会まで練習は無い。
2005.01.17
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せんだってホットカーペットを買った。 安アパートの暖房効率の悪さに堪えかねたのだ。 根性ナシと言わば言え。 家で内職なさる事もしばしばな私なもので、家庭の居心地というのは最重要課題である。 2畳の面積とはいえ、足元や尻が温かいというのは快適なものだ。なぜいままで買わなかったのか。寒風吹きすさぶ冬の東京に住んでてホットカーペットを使わないなんて信じられない。禅寺でもあるまいし。まして、1~2万の出費を惜しんでいるだけなのに「そんな軟弱なものはいらねえ」などと虚勢を張る姿はみっともないとしか言いようがない。なあ。 頭寒足熱というが、いま現在、私のSOHO環境はかなりイケてることになっている。 高効率な仕事は高効率な暖房から。 DVDなどを使った寂しさを慰めるイベントも格段にやりやすい。これはアツイぜ。 私はケツが暖まると眠くなる質(たち)で、電車で座ったときなんかは相当な割合でナルコなことになる。降りそびれる。深夜、上りが終わってようが降りそびれる。眠気に勝てる人間なんていねえ。 深夜、内職してるときなんて、格段に眠る。 だから、内職中はホットカーペットのスイッチは切ってある。 内職じゃない時は、鳥山明デザインのモンスターと睡魔のダブルス相手の二正面作戦を強いられている。
2005.01.16
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せんだってから仕事に目覚め、今日の食事は、炊き込みご飯を三合炊いて朝昼晩をまかなおう思った。まあ同じものを三食続けてもわりと平気な質(たち)なのですよ独身のイケメンというのは。 寝坊した。 三合を2回で食べることになった。 内職で座りっぱなしなのに、コメばかりこんなに食えるか。 食えた。 炊き込みご飯はアシが速いので、保存するのは冬とはいえちょっとこわい。食べ物を残したり捨てたりというのは苦手(躾がいいのだ)なので、だいたい無理して食べてしまうのだ。 もたれる。飽きる。内職が進まぬ。 でもドラクエ8は進んだ。もうすげえいい調子。うひょー、待ってろラスボス。
2005.01.15
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せんだっての日記で、新聞販売所のマジヤバいほどのバカさ加減を嘆き、善良な一市民として日本の報道のありように警鐘を鳴らした。 その余韻も消え去らぬうちに、さらに輪をかけて塩梅のよろしくないニュースが飛び込んできた。 犯行当日、小林薫容疑者に別件で逮捕状が出ていたのに、セコいバカのせいでガラを押さえられなかったって。オイどうなってんだ。 概要としては、小林薫は以前、大阪市東住吉区の湯里販売所に勤務してたけど売上げ約23万を持ち逃げ、大阪市東住吉区の湯里販売所所長は被害届を提出、それから約2ヶ月後の夏に小林薫は奈良の毎日新聞販売所に就職、バレて給料から天引きのかたちで返済開始、あの事件の11/17に逮捕状、警察は大阪市東住吉区の湯里販売所所長に「ほかの販売所に勤務していないか本社に照会してほしい」と数回依頼、しかし大阪市東住吉区の湯里販売所所長は返済をとりっぱぐれることを恐れて「(小林の現在の勤務先を)知らない」とウソをつく。返済ったって、たった12~3万だよ。 この大阪市東住吉区の湯里販売所所長のバカがセコい欲を出さずにおれば、あの事件は起こらなかったかもしれない。11/17以前に小林の居場所はわかってたんだから、逮捕状発行、即身柄確保といけてたかもしれない。 大阪市東住吉区の毎日新聞・湯里販売所所長は人殺しの片棒をかついだわけだ。12万円返して欲しかったわけだ。 法華臭いと噂の毎日新聞も、マジしょーもない馬鹿を雇用してたお蔭でおおわらわじゃないか。バカめ。 新聞販売所というのはどうもなんか、アレだ。 殺人して逃げた風俗嬢とその情夫(イロ)が逃げてたこともあったし、犯罪者のいい隠れ蓑・逃げ場として機能していることは公然のヒミツ。 そうでなくても押売り同然の営業や、ヤクザまがいの恫喝契約など、一人暮らしで気の弱い一般市民である私も怖い思いをしたことがある。新聞に投書したくなっちゃう。 もともと地回りヤクザの仕事であるとはいえ、どうよ。 少なくとも指名手配犯を雇うマヌケさはなんとかならんか。 「フィギュア萌え族」を無意味に恐れたり、メーガン法にまつわる無意味な議論をする前に、この犯罪者の温床にしてバカの生け簀、反社会組織、悪のアジト、新聞販売所をなんとかしたほうがいい。マジで。マジありえないし。ホンキ馬鹿だし。 だいたいが、紙を人が手で配るなんてなぁビジネスとしてもうちょっとなんとかならんものか。なんともならんが。 『ダイヤモンドエイジ』(早川書店/ニール・スティーブンスン)では、紙の新聞がすげえ贅沢品として書かれていたが、まあそんだけイビツだってことだ。 そんなことよりいま、ANIMAXでジャイアントロボthe animationやってる。銀鈴萌え~。
2005.01.14
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せんだっての年末、「あと三ヶ月だけ」と延々ひっぱられた新聞の購読をやっと辞めた。 もともと取りたくなかった新聞だ。どうせならヨソのニュースペーパーを購読したかった。しかし、ビンボっちゃまであるオレには、新聞二誌買いなんつう家計のアクロバットは超ムリ、マジありえない。 勧誘のしつこさに負けてしかたなしに情報を得るような負け犬諜報活動ではスパイ失格である。 今年の目標は「脱・受け身」。 アグレッシブにいく。女性のみなさんも覚悟しな! 新聞購読は2004.12/30でおしまい、のはずだった。 玄関先で小一時間粘られてもオレは折れなかった。 バカめ。なにが「朝日新聞はすごく頭がいい人も書いているからいいんですよ。えーと。あ、そうだ。東大とか出てて。うん、はいはい」だ。もうマジでありえない。 はやく帰せばいいのに、拡張員がバカなものだから、帰れっつっても「このままでは帰れないんですよ」って言ったっきり黙ってやがる。 何を期待してるのか知らねえが、オレは取らん。断るったら断る、としか言わないという対策でやっとお引き取りいただいた。 無駄に時間を取られたが、これで済んだはずだった。 年明けに実家から帰ってみたら、新聞受けに糞のように詰まっている新聞に出くわした。なんなんだ。家が無人だってまるわかりじゃねえか。てめえ空き巣インビテーションか。マジヤバい。超ムカツク。 この配達はちょっとした連絡ミスかと思ったら、毎日来るんです。 なんかむりやり配達されるんです。 もうね、恐怖新聞か、と。そしたら見出しに『ツボの位置 日中韓で差』とか、マジ身の毛もよだつ恐ろしげな言葉があるんです。ええーーーーーっ! と。もう医療ミスじゃないですか。マジ怖い。泣きそう。 もうやめてあげて、って電話しようと思ったんだけど、一回電話したら留守電だったし、普通に面倒くさいし、なんでオレが向こうのミスに対してケアしてやらなアカンのかって気分もあって放っといた。 新聞はまあ、読んでたけどな。 オレの寿命が1200~1300日は縮んだころ、また件のバカが来た。 こちとら、国外に不当に流出した情報(なんとモザイクが無いのである。もう許せない)の確認作業でインターネットが忙しいんじゃ。 長い押し問答なんかしたかないので、ドアを開けながら「もうやめたんだから配達止めて」って先手を打ったわけよ。 バカは暗愚な顔して「困るんですよ」って、そりゃノルマもあるだろうから困るだろうし新聞配達の仕事が大変なのもわかるけども、年末の押し問答でも明確に伝えましたようにオレはもう新聞を取りませんし。 「でも三月まで発注してしまったんですよ」って、そりゃそっちの都合だろうが。 「じゃあ、もっとはやく連絡してくれればよかったじゃないですか」って、じゃあオレが悪いってのか? 「ええ…まあ」って、あんたマジですか。勝手に新聞置いてってハイ契約って、そりゃ押売りだろうが。そんな話が通るもんか。 「あーハイ。それでは今月だけでいいです」って、お前はオレの話を聞いてないな。これはマジヤバい。話し合いできない予感。しょうがない。いままでの新聞代払うから、もうやめて。そして帰って。 「困るんですよ。日割りではできないんですよ。1ヶ月じゃないとダメなんですよ」って、てめぇいいかげんにしろ。どんな契約だバカ。勝手に配達したお前の判断はおかしくないのか? 所長でも店長でもいいから、お前じゃない人と話したい。もしお前の成績に響くなら、オレがマジかなり怒ってるマジヤバい、って言っていいからさ。 「じゃあ、呼んできますから」って、なんだその舌打ちは不服そうな顔は。待て、帰るな。このやろう。 また小一時間、完全に無駄だよ。くそー、バカが。 そしたら、あのバカが戻ってきて、営業所で何を言われたか知らねえが、やにわに謝罪テンションですよ。 「日割りでもいいです。明日から配達しませんから」って、あたりまえだ、っていうか、結局金取られんのかよ。押売り成功かよ。クズが、シュレッダーで死ね。 恐怖の朝日新聞マジムカつく。 一月半ばにして、「脱・受け身」につまずく。
2005.01.13
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せんだってから夜更かしが続いている。 包み隠さず告白すれば、正月休みからの軟着陸に失敗。寝坊が基本の生活が続いている。 年明けしてからは、比喩的に、まったく仕事をしていない。 フリーランスの殺し屋であるジブンにとって、仕事をしていないということは無収入と同義である。 こりゃモテない。金がないからな。金さえあればモテモテライフに決まってるのに。 深夜にすっきりした気持ちでDVDを止めると、黄色っぽい画面が一転、白銀に輝く峻険な山を映し出した。 CATVのスキー番組だった。 スキー競技をテレビで見るのが好きである。 別に、あったかい部屋でぬくぬくとしながら寒い山で必死に戦っている男を見ていると偉くなったような気になるということでは断じてなく、スタートからゴールまで通して見ることができるのがいいのだろう。 たぶん現地では目の前を通り過ぎる一瞬しか観戦できんのではないのかな。よく知らんが。 むき出しの肉体が物凄いスピードで、落ちるように滑って行く。 選手は、引力をエッジで巧みにコントロールしている。 スキー板が立てる硬質な音は、凍った斜面の硬さを想像させる。 どんだけ寒いやら、どんだけ速いやら。 いろいろな競技があるが、ジブンが好きなのはダウンヒルだ。 ゲレンデのてっぺんからゴールまで、関門をくぐりながらのタイムトライアル。回転系と比べて、コースが過酷で動きが派手でスピードがある。いい見世物だ。すばらしい。 いろんなコースを回るツアー競技なのも楽しい。大ジャンプがあるコースや高速コーナーが見所のコースなど、どうにも見世物だ。すばらしい。 こないだ見た時は、コース終盤にやっかいなギャップがあるらしく、たくさんの選手がまったく同じ状態でふっとんでいた。 左カーブの立ち上がりで、外足である右脚が跳ね上げられてビョーンと。このビョーンはスローモーションを見てて脳内に流れるSEだ。マジで「ビョーン」としか当てられないように飛ぶ。 コーナーでの外足はふんばっているので、跳ねられた時にショックを吸収できないのだろう。 すげえスピードでコントロールを失うのだから怖いんだろうとは思うが、見てて感動する。 回転競技の関門の置き方は等間隔で恣意的なものだが、ダウンヒルは斜面の都合に合わせて関門が設けられているようだ(この辺、見て想像で書いてます)。 だからだろうか。滑る感覚が伝わりやすい。 ゲレンデでムチャ滑りする感覚と近いのだ。 通常、アマチュアスキーヤーは、あのスピードで滑ることはできない。危険だもの。 ダウンヒルは「やってみたい滑り」そのものだ。 無人の斜面を物凄いスピードで限界に挑戦。 素人には、環境も技術も望むべくもない領域だ。 ギリギリの感覚、いいなあ。 越えてはいけない年を越し、仕事の納期もギリギリ。
2005.01.12
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せんだって、ハッテン場に行った。 正確には、ハッテン場を通ってフットサルコートに行った。 フッサールの大会に出る目的で仕事場のだめ連が結集したチームも、そろそろコレクティビリティとかプリンシプルとかフォーメーションZとかの御託を並べる必要がある。 負けた時に、責任の所在を明らかにするためだ。 今回の練習場は、足の長い人工芝が魅力の高級品。1分200円。遠くに大観覧車が見える。 海の近くで屋外で、吐く息が白い。寒い。 寒さで古傷が痛む。加菜子にサヨナラを言われたのも寒さで星のきれいなこんな夜だった。yes、加菜子。 だめ連はまた遅刻で、コートには三人。いつもの三人。 よるべなくパスなど出しっこしておれば、ボンクラどもがAコートとBコートの間から、ネットをかきわけるように現われた。道に迷ってたらしい。ハッテンしてたのかと思ってたよ。そして奴ら、その場で着替え始める。金払ってンだから、まともに入って更衣室使えよ。 コート代4000円くらいもドブに捨てておいて、初めての人工芝に盛り上がっている。「うひょー」とかいってもうバカみたい。 さてこれからの練習は、より試合を意識したものにしないといけない。 あまりにみっともないチームだと、ボールを触らせてもらえない試合展開も充分ありうる。 もはや「俺レコバ」「じゃあ俺グリエルミンピエトロ」などと言っている場合ではない。だいたいレコバは私だ。 で、各自のやりたいポジションを固定してフォーメーション練習からミニゲーム。できるポジションでも、向いているポジションでもない。自分がやりたいポジションだ。職場のサークルっていいなあ。 私のやりたいポジションはダイヤモンド型のチームフォーメーションで右サイド。前でも後ろでもないので責任が軽そうだからだ。 ポジション、責任範囲を決めたことで守備に規則性が出てきたのは幸い、ていうか当たり前なのか。 ミニゲームは本番よりも長めに時間を取って、スタミナ配分を覚えることにした。 練習で皆勤している連中はなかなか保つようになっている(俺を除く)。今日は単純に人数が多いので動き回るエリアが狭くてイイということもある。デブ汗がまぶしい。 いざゲーム練習してみたら、私は左前にしかいなかった。日本代表でいえば、三都洲アレサンドロの位置だ。正確にはキングカズの位置だ。いいように言えばデルピエロゾーンだ。 じゃあ俺デルピエロ、と言いたい。 つまり、やりたい事と向いている事は違う、という教訓だ。 スライディング、あるいはただのズッコケからの人工芝火傷を負った者が数名いただけで、無事に練習は終わった。 今後の課題は、ゴールの枠にシュートを撃つこととパススピード&トラップ、それに声を出すことだ。あと遅刻。 期せずして日本代表と似たような課題を突きつけられることとなった。 これは、国を挙げて対応しないといけない問題なのだろう。うへえ参ったなあ。 帰り道はまたハッテン場を通ることになるわけだが、寒いせいかガッツある光景を見ることはできなかった。 夏はどうなのか。 凍る冬空に浮かぶ大熊とカシオペアのような、どでかい追っかけっこを見たかったのだが。
2005.01.11
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せんだってインターネットで見たんだけどさ、この季節は受験生相手の商品が多いんですって? つっても、マークシート用の鉛筆とか北野天満宮のお守りとかじゃなくて、もっと身近なもの。 つっても、落ちないリンゴとか表札とかじゃなくて、もっと実用的なもの。 受験勉強といえば、そう小腹。お夜食。 深夜にまでおよぶ本番寸前のガリ勉でなによりも大事なのは、脳が景気よく消費したカロリーをこってり補給することだ。ガツガツ食べるいいチャンスだ。 この時期は、深夜の小腹によろしい甘いモンとか手軽な食事とかが出るらしい。こういうもんはちょろちょろとしか売れないものらしく、受験シーズンが特需なんだそうだ。各メーカーが泡食ってそれ用の商品を出している。 近所のスーパーでみた。 受験勉強応援コーナー、なるものがあったのだ。 鍋焼きうどんとかレトルトご飯にレトルトカレーのセット、カフェイン用のコーヒーなどがじゃらじゃらと並んでいた。マッチ売りの少女がマッチを摺ってもこんなにウハウハな光景は現われまい。受験生の果報者め。 ぶっちゃけ、俺の日常食だ。安い。嬉しい。 んで、受験といえばゲンかつぎ。 近年はキットカット。チョコでもあることから、機能、ネーミングともに、いやさネーミングって。 カツ、テキ、キットカツ、駄洒落ばかりだ。 カールの受験仕様で「ウカール」だのキットカット受験パックに五角形マグカップ(ごーかく、とルビがある)がついてくるだの、脱力系の駄洒落商品である。 日本古来、基本的にゲンかつぎは駄洒落ではあるが、これはひどい。とてもいたたまれない。このありさまで気合いを入れねばならない受験生には感心するばかりだ。 見るに見かねたので、受験においていろいろな奇跡を起こしてきた俺から受験生に、ちょっとしたアドバイス。 経験から言えば、受験は運だ。運しかない。 運を引き寄せるには、言霊の力を借りるしかない。 キットカツトやウカールだけでは足りない。 モンダミンとか試験管とか大学イモとか脂肪とか、そっちの駄洒落商品も買うべき。脂肪なんか、肉売り場にタダで置いてある。 こうして運気さえ上げておけば、勉強なんざしなくても合格する。間違いない。 俺が受験した時は人口がピークだった。だから俺は紆余曲折を経なければ受験に、いやいい。 いまは少子化に加えて大学も増えている。なんとかなる。 まあがんばれ。
2005.01.10
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せんだって、連休を期してカレーを作った。 たくさん作っておけばメシもらくちんだろうという判断だ。 冬なので腐る心配も無いのがありがたい。 安心してドラガン・クエストビッチをやりまくれるということだ。 なんて不毛な連休。 骨盤の合わせがおかしくなるほどに座りっぱなしでいまだにドラクエ・ストイコビッチなのは、正月に外遊びしまくってゲームしてないからだな。なんか遊んでばっかりだな。 で、腹が減ったらカレー。 案の定カレー連続なので飽きた。 で、飽きないように、温め直すたびにタバスコだのカレーパウダーだのを足していったわけだが、初期段階に入れたココナツミルク(以下・CCM)が多かったようで、なかなか、こう、うまく言えないが、ふつうにダルい。 スパイス大王をかなり足しても、味に締まりが出ないのだ。ピリッと来てほしいじゃん、カレー。 スパイスを足して足して、カレー最終日の今日は、猛烈に辛いシロモノになってしまった。食べたくないくらい辛い。しかし食べ物を残すのは苦手なのだ。 自分で食べたいものを作ってるだけなのに、どうしてこんな苦痛を味あわなければならないのか。
2005.01.08
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せんだってからハウス系の引きこもりな生活だったことを受けて、日和もよさそうだったので美容と健康のため外にでて軽い運動系の散歩っていうかサイクリングっていうか近所の公園ていうか名刹に行き、蕎麦や甘酒をいただいて帰る段になって激烈に寒く、なんだこりゃって勢いに任せてすげえ買い物してしまった。ジーンズメイトで。こともあろうに。ジーンズも買わずに。パチモントレーナーだの極薄ジャージだの千円以下のカーゴパンツだの。結局は家着にしかならないヤンキーみたいな安物をいっぱい。ハウス系の着道楽。オシャレ内弁慶。ってオシャレなんかじゃないぞどうするオレ。9000円ぶんのジャンク服。
2005.01.07
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せんだってからネットとオタクの世界では、奈良の件でベテランジャーナリスト大谷昭弘氏がやらかした「フィギュア萌え族」なるものについてカンカンに盛り上がっている。 概要としては、ベテランジャーナリスト大谷昭弘氏が、事件の速い段階で勇み足的に「フィギュア萌え族」なるありもしない部族を規定し、犯人はこの族である間違いないって感じで断定。お決まりのオタクバッシングである。ベテランジャーナリスト大谷昭弘氏のいう「フィギュア萌え族」はそっち系のオタクの実相とあまりにかけ離れた想像の産物であり、事件の解決や予防にも全く役に立たないものであるにもかかわらず持論を展開し続ける。痛いところを突かれた、あるいは堪忍袋の尾を切らせたオタクはベテランジャーナリスト大谷昭弘氏の主張がいかにクルクルパーなものであるかを訴え、ついにはベテランジャーナリスト大谷昭弘氏に対して公開質問状を内容証明郵便で送るものも現われる。いざ小林薫が逮捕されてみれば、彼は当然フィギュア萌え族などではなく、どうやらフィギュアさえ所持しておらず、ただのペドフィルの快楽殺人者であった。しかしなお、ベテランジャーナリスト大谷昭弘氏は持論を曲げず、オタクから事務所あてに来る抗議のメール電話手紙について、まるで異常者(=オタク)から恫喝を受けているってニュアンスで被害者ぶっている。さらにここにきて、切込隊長こと山本一郎氏がblog(ブログ)上でオタクのとる戦術に対して苦言を呈すに至り、議論の活性が高まってしまい、じゃあオレも書こうっと、と思うに至った。 ベテランジャーナリスト大谷昭弘氏の主張は要するに「ある嗜好を持った人間は潜在的に性犯罪者である」という哀れな差別的思い込みの拡張に過ぎず、つまり感情論であり、感情論であるだけにテレビを通してお茶の間に流された時に厄介である。オタクが恐れるのはこれである。煽られた世論ね。 ちなみに小林薫はフィギュアオタクなどではなく、彼の持つ特別な嗜好といえばむしろ極端な「鳥のから揚げ好き」である。ブロイラーの餌に含まれる女性ホルモンの影響で男性の女性化が進んでいる、なんて話もあるので無視できない要素だ。唐揚げを好む男を見たら注意されたい。殺されるぞ。 山本一郎氏のblogでは、ずいぶん納得できる部分があった。トラックバック記事を見ると誤解して憤慨しているブログ主もずいぶんいるような気がするのがもったいない。 引用する。-----------(前略)大谷氏はヨタ話で無用な犯人像をでっち上げ、しかもそれが外れているにもかかわらず推理が当たったと標榜して、当然間違っているわけだからクレームが来ているにもかかわらず被害者ヅラして居直っているようだ。 大谷氏の警告はピュアに言いがかりであって、予備取材も満足にできず、炉莉とフィギュアオタクの違いも理解しないままメディアに喋っておったということだったのか。Oh、たったいま私は初めて問題の所在を理解したぜ。もっと深遠な何かがあるから批判を覚悟でオタクと社会の問題についての大枠を提示したのかと買いかぶっちった。もっとまともな人かと思ったよ。ぜんぜん分かってねーじゃん、この大谷氏。凄いね。 でさ、大谷氏は来たクレームが「その手の嗜好を持つ方たちから事務所あてに抗議の電話やメールが殺到」とかいって、あたかも異常性癖者の皆さまからのラブコールが来た正義のジャーナリスト状態に自らを置いてるぞ。これもまた凄いな。(後略)------------ 切込隊長の意見はこれに尽きるのだが、ここ以外のディテールが気になるオタクが多いようだ。 ベテランジャーナリスト大谷昭弘氏vsオタクの争点のひとつに「フィギュアは違法な品ではない。フィギュアやロリペドのフィクションに萌えるのは合法だ」ってのがあって、この線での大合唱って戦術でベテランジャーナリスト大谷昭弘氏を追い詰めたい一派があった。 山本一郎氏は、あまり大きな声で合法性を訴えたら逆に危険だ、むしろ犯罪者には別のレッテルを貼ってパージすべきという旨のことを書いていた。 オレは、善意のバカがしゃしゃり出てきて「合法? マジで? じゃあ危ないから違法にしないといけないざます」という事態を考えてのことだろうと判断したし、それはまったくまっとうな話である。日陰にあるグレーゾーンだから許されてる側面もあり、むやみに大声を上げては「雉も鳴かずば打たれまいに」ってことになるわな。 ベテランジャーナリスト大谷昭弘氏が取材もせずにありもしない犯罪者の母集団を発明しちまったことは言うまでもないが、「ベテランジャーナリスト大谷昭弘氏も山本一郎氏も『萌え』を理解していない、『萌え』は無害な感覚だ」というオタクの主張もある。 山本一郎氏は「(萌えは)エロス」と一言で切り捨てており、これにはヒザを打った。この件で唯一、ぽんとヒザを打った意見である。 なるほど、なんだかんだいって、程度の軽重こそあれ「萌え」はエロスのベクトルを含んだ感情であることは間違いない。だから、オタクがこの線で無害を主張し続けた先にはやはりムツカシイ状況が考えられる。薮をつついてヘビを出す系だ。 で、山本一郎氏のいう、オタクの中にいる、明らかに社会性を欠くほどに行きすぎた手合いにも別の名前をつけてパージすべき、ということには、そうですねー、としか言えない。オタクが社会に対して人畜無害な外部集団でいるためには、早晩必要になるかも知れんものな。 小林薫にも、オタクではなくて別のレッテルを貼ってさっさとパージすべき、っつー戦術ということになると、彼に合致するレッテルはすでにある。 快楽殺人者だ。 ヴィクトリア朝のロンドンからこの手の輩はいる。 オタクから分派した者にする必要はないのだ。小林薫はオタクじゃないのだし。 そして昨日の日記に続く、と。
2005.01.06
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せんだってから小野真弓の箸の持ち方が気になってしょうがない。 ペドフィル(幼女性愛者)の起こす事件の悲惨さから、性犯罪者の犯罪歴や現住所などを公開する法律が検討されているっつー。 施行へのハードルは加害者のプライバシー、加害者の人権であると、南野法相は言う。 つまり、性犯罪者でござい、と広く情報開示されていては、性犯罪者の更正や社会復帰の妨げになる、という見解がある。 地域社会は性犯罪歴がある変態を受け入れないものである、という考えが根底にある。 受け入れればいい。その上で情報開示をバンバンすべきだ。 ペドフィリアな性犯罪者またはシリアルキラーの再犯率は高いというが、これは、原因を取り除かないまま変態を社会に戻すからである、という説がある。 こっからは眉にツバをつけて読まれたいところだ。 殺人までしてしまう性犯罪者の中には、その手の嗜好を持たない者と比較して、DNAレベルで違いがある者がいる、という話を聞いた。 極端に言ってしまえば「人間とは種が違う生き物」だってことだ。マジかよ。 そうであるならば、更正、とか、反省、とか言ってる場合ではない。非行ではないのだから。 そういうものなのだ。 そういうものであるならば、そのまま地域社会が受け入れるか、懲役56億7千万年とかいって隔離するか、ガス室か、しかない。 ペドフィリアは病気とも言われる。男子幼児に対する自分の衝動を必死に抑えている人もいる。 何度も性犯罪を犯すかもしれない人のなかには、自分一人では止められそうもない強い衝動と戦っている人もいる。 これは、自分がそういう性質をもっていることを、そして「治らないもの」であることを自覚している人に限った話で、「更正」されるものだと思い込んでいる当事者もいるし、世間の認識もそんなもんだ。 だから、再犯が止まらないって側面もないわけではない。 とはいえ、そもそも罪の意識を持てないってタイプもいるので、難しいことでもあるのだが。 まあしかし、その社会と相容れない衝動が極めて強いもので、かつ更正などありえないものなのだという前提で考えれば、共存のしようはある。 情報開示と存在の認識とか。 この問題は、盲人用のインフラ整備などと同じような社会心理でなんとかなる性質のものである。 そういう人がいて、彼らは彼らなりにどうしようもない衝動に悩んでいて、周囲がそのことを知っているという環境は、それなりに痛ましい事件の抑止力となるのではないか。 喩えは悪いが、青森で土佐犬の檻に入り込んで喰い殺されたバカがいたが、土佐犬が危険な動物であることはみんな知ってて注意を払うことができるわけだよ。歪ではあるが、土佐犬の生存の権利を守っていくには、人畜無害な豆芝なんかと同じような扱いはしないだろう。 加害者の人権云々と言うのであれば、社会復帰と言うのであれば、彼らの存在と性質を認識し理解することが、なんつうか手っ取り早いし効果的だ。=追記=1/23切込隊長のとこに面白い話があったのでトラックバックしてみた。
2005.01.05
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せんだって日記が昨日書いたせんだって日記の中で触れられているCDの情報を自動で入手するテクノロジーに関してちょっと気になっていたので調べてみた、といってもググっただけだけどもね。 この夢のテク(ノロジー)・CD DataBaseについてわかりやすかったのはリンク先のところ。 世界中のCDユーザーがボランティアでタイトルや曲名を入力し、広大なネット、データの海のどこかにあるデータベースにアップロードってのが基本の構造らしい。このテクの根幹は、CDや曲を特定してデータベースにある情報と一致させる検索システムっていうかコードのようだ。 ありがたいことである。 お蔭で、このデータをダウンロードするだけで我らはいちいちパソコンに取り込んだCDのアルバムタイトルや曲名を打ち込まんですむわけですよ。 で、なんでもこの検索コードの開発者がデータベースを使って商売にしたらしいのな。 お決まりの著作権ビジネスだ。 しかしGNUに絡んでた経歴もあるようで、オープンソースOS運動のハシリであるGNUな人にしてはケチ臭い。 GNUとは「GNU is Not Unix」の頭文字でUNIX同様の働きをするオープンソースのOS。LINUXみたいなの。ソースコードが公開されてて誰が改造してもいい、ゆえにコードがどんどん最適化されるっつーネット社会の理想型のひとつであった。 みんなで作ったデータベースCDDBで誰かがお金儲けをする、というのは先の『電車男』と似た構図で、まあネット関係のビジネスでは昨今興味深いテーマではある。 で、CDDBの問題は、ライセンスしてない音楽ソフトではデータベースを使用できないという部分なんだそうだ。 みんなでこさえたデータを使えない、誰かがお金をからめてデータの出入りを好きにしている、というのが問題になっているっつー話。 この著作権、というか、著作は貨幣経済・資本主義とは相性が悪いという説がある。 たとえばネットでは、ゲノム解析や癌AIDSなどの特効薬開発などの並列演算ボランタリが盛んだが、いざ解析/開発終了となると、どこかの製薬会社がパテントを押さえてしまったりする状況もあったりなかったり。 昔のようにプログラム開発者が少数であればシェアウェアのような形態で、使用者が寸志を渡すとか名誉リスペクトをもって称えるって方法もあったわけだが、ネット環境の普及やデータ総量の爆発的増大で、開発には人海戦術が有効って傾向にある。 開発報酬っつーか利益の分配の構造がムツカシイことになっちゃったのね。どうにも社会主義的な構造で、この手の問題がアメリカに多いのもまあうなずける話ではある。 私にもっとヤマっ気があればここらへん一生懸命考えたりするのだろうが、今は家にあるCDを取り込むのに必死、そのあとは家にある大人向け面白ビデオのVHSをハイブリッドレコーダに取り込んだりしなくちゃいけないのだ。VHSテープは嵩張るので、押し入れの容量がもう限界なのだ。
2005.01.04
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せんだって買ったCDをiPodに飲ませるため、iTunesをいじっておった。 わたしのCDを買う基準は、MP3プレイヤーに入れられるかどうか、だ。一時期は猫も杓子もCCCD、コピーコントロールばかりでもう金輪際CDなんか買うもんかiPodに入れられない音楽なんてナンセ~ンスと、小さな抵抗を誓っていたのだが、まあ外版主体なんでほんとはそんなに影響ないんです。てへへ。 マカーな上にメカ音痴なのでP2Pとも無縁。プロフィールの写真はなんだって話だ。よほどのレアトラックをよほど欲しい状況じゃないかぎりはファイル交換には手を出さないだろう。欲しい曲は買うよ。 わたしのiPodは初期型なのでデカい重いオプション無しの三重苦。同じサイズの金塊より重い。ならば金塊のほうが欲しい。 そして、最近知ったのだが、iTunesは取り込んだトラックのタイトルやアルバム情報をインターネットで自動的にゲットできるらしい、ていうかネゲットできるのである。そんなん、早く教えてくれ。いままでASTRAL PROJECTIONだのJUNO REACTORだのKABALAHだのFREE TIBETだのAsian Dub Foundationだの加護亜依だのWalhallaだのpistoleroだの、馴染みのない文字並びを打ち込むのに必死になってたのがアホらしいじゃないか。フィンランド言葉を打ち込むのがなんだか少しうまくなってたのもまた釈然としないじゃないか。 労働量でいえば3人年ほど無駄にしたことをはっきり意識してしまったこの感じ。苦虫を噛みつぶしたような気分だ。苦いし、ちょっと臭い。栄養には、なった。 TIESTOのアルバム『PARADE OF THE ATHLETES』は、アテネオリンピックの開閉会式における選手の行進のBGMをまんま当時のプレイ通りに収録したものらしい。だらだら長い行進はDJのプレイのほうが生演奏よりもいろいろ具合がいいってのがよくわかった、素晴らしい開会式だった。いま聞けば、けっこうダラダラしててよろしい。無駄にアゲアゲでもなく、ことさら盛り上げようってあざとさもない、しかし退屈しない、いいプレイでした。 ネット経由で、即座に情報ゲット、ちまちま打ち込む必要なし。 すげえ、快適。 こうなりゃHDがパンパンになるまでもっとCDを飲もう。CDなら売るほどあるんだ。
2005.01.03
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せんだって、羽根つきをした。 正月だもんな。 実は羽根つきはずいぶんなこと面白い。正直、数年前からハマっている。 似ているからバドミントンと同様に考えたくなるが、バドがネット越しに相手のミスを誘う勝負であるとすれば、羽根つきは相手が取りやすいところに返してラリーを楽しむファンスポーツである。 それほどまでにカツンカツンいう板ッ切れと羽根の感覚が小気味イイのである。 難しい球を拾う快感の連続。 羽子板と羽根という扱いのデリケートな道具の性質がプレイヤーの共通の敵として作用して、風やミスに負けないように協力プレイを続けたくなるような動機づけになっているゲームだ。 これは、スマッシュが楽にできるバドミントンの道具がもたらす心理とは大きく異なる。 今回は、初詣&年始周りの流れで三人のプレイヤーが集まり、ウチのアパートの前の風が渦巻く駐車場での開催である。 中年男女が嬌声をあげてラスタカラーの羽根を追っかけるわけだ。めでたいっちゃ、こんなめでたい画もないな。 ぶっちゃけ一年ぶりなのでカンが戻るまでに時間はかかったが、強風さえ吹かなければそこそこ繋がるようになってきた。そうなると今度は心臓がつらいのだが(ヘタだから走り回るのだ)。 駐車場に響くカツンカツンの羽根の音が小気味イイ。 なんと、品のいい老婦人が羽子板と羽根を持って歩み寄ってきた。仲間になりたそうにこちらを見ている。パーティにくわえますか?■ 「あんまりいい音させてるから、まぜて欲しくなっちゃって(笑)。」 寒い冬の午後に、なんとほっこりくる出来事であろう。嬉しい気持ちがぎゅっとくる。 おっとりとした口調、豊かな白髪をおかっぱに切りそろえ気品のある笑顔見せている。つまり、お金持ちの婦人である。まあ、大家の奥さまだからオレら店子の金がもたらす余裕なのだがな。 彼女は自前の羽根つきセットをたずさえていた。 おそらく少女のころから使っていたであろう年季の入った羽子板は、明らかに昭和のこしらえで、絵柄なんかは似てはいるが、21世紀になってからハンズで買ったオレの得物とは気品というか豊かさが違う。オレのはなんか、ガイジン向けの日本土産みたいなのだ。奥さんのは何回か修理の跡があるいかにも大事なオモチャって雰囲気で、大変によろしい。中年三人は萌えたね。 羽根も、一人羽根と追い羽根の二種類あった。しっかり羽根部分が開いているので減速効率が高く、遊び甲斐のある感じである。こりゃ職人手作りだ。まあ、風がひどいので安物のほうが流されなくていいのだが。 で、まあ、大家の奥さまvsオレの、心暖まる接待羽根つきの火ぶたが切って落とされたわけ。 これは決して奥さまがわざとやってるのではないのだが、情け容赦なく左右に振られる羽根をシャラポアよろしく拾いまくり奥さまの胸先三寸に返す。 ヘタに難しい球を返したりして、転んで鎖骨でも折られたらエライことだ。老婦人は骨がスカスカで折れたら治らん、という話も聞くし。 オレのパフォーマンス的には、仲間内でやってた時とは段違いである。手前味噌を承知でいえば、国体選手レベルだ。シャラポアが国体に出たときとそっくりだ。 奥さまも溌剌というか、矍鑠(かくしゃく)とされて、若やいだ様子でカツンカツンしている。 当然、オレの心臓が先にネを上げてゲームセット。ノーサイドの握手をする。 奥さまはちょっと物足りなそうではあったが、オレはもう限界だ。心臓も、接待打ちの緊張感も耐えられなかった。 羽根つき、ということでややサニタリスティックな下ネタで締めようと思っていたが、大家の奥さまに免じて今日はほっこり系のまま終える。 みんな羽根突きを楽しむといいよ。
2005.01.02
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せんだって読んだ本に書いとったが、いまが空前の懐かしがりブームらしく、では、若者である私も軽佻浮薄に流行に身をゆだねてよいということ。 私が見目麗しいガキの時の冬というのは、ナポレオンも裸足で逃げ出しビン詰めを発明するほどに「冬将軍」という言葉が似合う寒い白いホワイトな季節であった。 バブル崩壊とともに訪れた暖冬のせいか、このごろは大晦日から元旦にかけて雪に見舞われたことがなかった。これはまあ、私が実家に行かなかった年もあるので正確な記録ではなくどちらかというと記憶である。理想的なスポーツ選手みたいですね。 で、今回は久しぶりにオフホワイト元旦であったために私の懐かしがりスイッチが入り、雪景色に萌えに萌え萌えであった。 ガキのころは軒下に下がるつららに縄張りがあって、大きく育てて氷室に貯蔵したり、持ちよってチャンバラしたり(危険)したのだった。俺のつらら取ったろ的な諍いも日常茶飯事だった。人ンちの軒下にぶらさがってるのに俺のつららもなにもあったものではないのだが。 今年はウチの軒にもつららがあって、その七才児サイズのデカいヤツは、とっくに採り頃を過ぎていた。子供がチャンバラするには大きすぎるのだ。 実家でマンガを読み倒す元旦、天皇杯も終わったし煙草も切れたので「店」に買いに出かけた。歩いて三分ほどの道だ。 家を出た時は青空も見えていたんだが、次第に小雪が舞いはじめ、自動販売機から煙草を取り出しきた道をふり向いたら視界は真っ白で泣きそうになった泣いた。 眼鏡も歯茎も雪にまみれ、襟元から冷てえものが差し込んでくる。 ニヤニヤしながら一歩一歩、降る雪に消え行く私の足跡を探しながら懐かしい帰り道を歩いた。 なにしろガキのころとは歩幅が違う。ソッコーで帰宅。物足りねえな。
2005.01.01
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