ディクテーションは英語の音源を聴き、それを文字に起こすというものである。
私もTOEICを勉強していた頃ディクテーションをしていた時期がある。
本来なら不要と思うのであるが、聴いているばかりでは、飽きが来て集中力が無くなってしまう。
ところが、ディクテーションは意外と集中出来るのである。
飽きるのは脳内シャドウイングも一緒である。
私は通勤中が勉強のメインであったが、相当程度カフェでも勉強した。
家ですれば良いではないかという意見もあるであろう。
しかし家族の事情はそれぞれだ、私も家では父親業務を全力で行っているため、基本は家の外で勉強せざるを得ない。
カフェでリスニングをする際には、ディクテーションを試した。私が実施していた方法は以下だ。
パート1&2については、一文聞き、英文を書き起こす。1曲分終わったら、もう一度聞く、そして一回目に聞こえなかったところを書き足す。これを複数回繰り返し、書き足すところが無くなったら終了だ。この際スペルは気にしなくて良い、適当に自分の思うスペルで書いておいて、あとでチェックすればいい。
パート3&4については、最初は通しで聴いて書き起こす。二回目からは一文ずつで音源を止めながら書き足していく。私はひどい時は一単語で止めたりして、英文を書いていた。そうでもしないと何て言っているか分からないのである。
複数回繰り返し聴いて、書き足すところが無くなって、解答とチェックする。しかし、何箇所も聴き取れていないのである。
これを繰り返すことによって、聴き取れる幅は広がっていくと思われる。最終的に聞き取れない箇所は、日本人が苦手とする前置詞等音がほとんど発音されない部分である。
しかし後から音源をどんなにスローで聴いても発音されていない単語もあるのだから、書き起こせる訳がない。ネイティブは極端に言えば発音しないところもあるのだ。TOEICでの教材では少ないであると思うが、実際に会話ではそういった部分がかなりあるであろう。
以上の勉強方法によってかなり聞き取れる部分が増えていくことは間違いないであろう。しかし時間がかかりすぎるため、やり込み具合はそれぞれ各人の事情次第であろう。また声を出せる環境にあれば、シャドウイングのほうがなおのこと良い。
余談になるが、これによって最終的に聞き取れなかった部分は、自分が発音できない部分であると思う。私も発音の練習は後回しになってしまっているのであるが、英語の勉強は発音から始めよという趣旨の内容もインターネットでよく見かける。私も最近はそう感じている。
TOEICを短期的に点数をあげるなら、発音の練習は不要と思うが、最終的にビジネス英語を使いこなしたいのであれば、発音の練習は避けて通れないのだろうと思う今日この頃である。
結論: ディクテーションはリスニングに効果あり !しかし莫大な時間がかかるため時間的余裕がある方にだけオススメする。
ALEX
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