860点に到達したの多くの人が感じていると思うが、860点を取ったからといって英語がぺらぺらに喋れるわけでもないし、読み書きだってそれほどできないということである。もちろん私は短期的に点数だけを上げることを目的にがんばったのでそうでしかないが、他の多くの方も同じであると思う。しっかり 英語上達完全マップ に従ったような勉強をしていれば、過程がまったく違うので多少なりともスピーキング等もできるのかもしれない。
そうは言いながらも、私が日本で勤めていた会社(部門)では860点というと、「英語ができる奴」認定をされるのである。もちろん実際できる人たちもたくさんいるのであるが、そういった人たちは国際事業部に所属している。私は国内部門であったせいで、できるグループに入ることになった。
私の会社でも、TOEICの高得点取得が社内的にも推奨されていたが、楽天のように点数取れなければ出世できないや、役員解任などの厳しさはなかった。そのためTOEICは若い社員だけががんばって受験し、英語を必要とせずに偉くなってしまった40代〜50代の人たちは暗黙の了解で免除されているというような構図となっていた。
そういう部門であったからこそ、英語が業務で必要となった場合には、お声がかかるようになったのである。
例えば任された業務には、海外企業の事例を調べ、それを和訳しまとめ、日本の企業に売り込むようなものがあった。海外企業の事例を調べるにあたってはTOEICでの知識ではぜんぜん足りなかった。そもそもTOEICには専門用語がまったくないので、その時点でまったく役に立たないのである。これはかなり骨が折れる仕事ではあったが、英語で仕事を始める第一歩であった。
あと先に述べておくと、海外駐在をするまで日本での業務の中で実際に英語圏のビジネスマンと話す機会は1回あっただけである。それでも今がんばって海外に駐在できている。
TOEICではよく、言い換え問題が出るのをみなさんはご存知であると思う。単語を言い換えたものが正解であったりするのだ。こういったコツは大事である。上記の事例調査でも、何百ページというPDFで、自分が探しているものを探し当てるには言い換えワードなどで検索するのがコツの一つである。例えば「売上」という単語でもSalesとRevenueという言い方ができるであろう。
とりあえず、私の個人経験に過ぎないが、860点を取ってからは英語での業務が増えたのである。
結論:TOEICで860点取ると、「英語ができるやつ」認定される可能性がある。
ALEX
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