ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル (Best solution) [ 照屋華子 ]
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第三章まで読んだので続きです。あくまで自分用のメモなので読みやすさは度外視しています。
ロジカルシンキング 第三章 重複 漏れ ズレを防ぐ
MECE:もれなくだぶりなく。
MECEが重要なのではなく、相手にとって必要なことをMECEっぽく伝えることが重要。
なぜMECEか?
例として私たちのサークルではどのような情報が入っているのかを他人について説明する時、友人Aからの情報、Bの情報・・・ と、合わせて100人からの情報があります!と答えられても困る。なぜかというと一つに羅列してるうちに聞き手は飽きてくるし覚えにくいことと、二つ目に他にあるもあるのではないか?漏れはないかと相手に不安を覚えらせてしまう。
月曜日の情報、火曜日の情報・・・というのも良いかもしれないが月曜日と火曜日には同じような情報(定期的に入ってくるような情報)があるのでダブってしまい、重複が起こる。
MECEにも全体集合を完全に分解できる場合と、完全には分解できないけど完全ということにしちゃおう!という2つのMECEがある。
一つ目の例は年齢、地域、性別、過去現在未来。ある/ない、XXとそれ以外といったもので、2つ目はいわゆる3C/4C(Customer, Competitor, Company, Channel)や4P(Product, Price, Place, Promotion),効率・効果、 質・量といったものがある。
業務プロセスに応じてMECEにしても良い。例えば企画・開発・生産・流通や、認知・理解・動機づけ・購入など。
繰り返しになるが、MECEはただもれなくダブりなくが良いのではなく、相手にとって重要な事を説明するためにMECEっぽく話せばいいのである。
例えばあるチェーンスーパーに対して数々のコメントが寄せられた時店長からそれをまとめよと言われた場合、商品の種類ごと、または時間帯、または顧客の層などによって分けても良いいのだが、ベストなMECEとは相手がコメントで何を求めているのかを捉えることだ。ここで相手はコメントをまとめて何がしたいのか、店の改善につながるものであろう。だからまず満足点と不満足に分けて、不満足な点に対して自店舗で解決できるものとチェーン全体で取り組まなければ解決できないもの。または改善にコストが高いものとそうでないもの。または改善に時間が長期的にかかるものとそうでないものに分けたほうが店長にとっては有益だ。
これは面接のフェルミ推定でもよくある話だが、とにかく要素をMECEに分けるのではなくて、分ける前にこの分け方で問題解決できる糸口は見つかるのか?と予め考えてから分けたほうが良い。
MECEって巷では結構知られてるような単語になったけどその本質について理解することができた良い章だった。
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