レディ・ガガが歌う「Shallow(シャロウ)」が今も耳から離れません。
この歌は、人気ミュージシャンのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)が初めて会ったアリー(レディ・ガガ)を舞台に上げ、一緒に歌った歌です。
浅瀬を意味するShallowですが、実は、We’re far from the shallow now(浅い水から遠くにいるの)とうことで、浅瀬を離れ絆を深めていく男女を歌っています。
同時に、映画でもアリーがジャクソンと出会ったことで、彼との絆を深めながらスターに昇り詰めていく様子が描かれています…。
あらすじ・物語の背景
アリーは、いつか歌手になることを夢見て、昼間はレストランのウェイトレス、夜はバーで歌手として働いていました。
一方、ジャクソンは世界的に有名なロックミュージシャン。
コンサートを終え、一息ついたジャクソンが立ち寄ったバーで初めてアリーと出会います。
この縁で、ジャクソンは自分のコンサートにアリーを招待。
音楽を通じてお互いに惹かれ始めた二人は、いつしかジャクソンの舞台には必ずアリーも登場するようになってきました。
ジャクソンも認めたアリーの歌唱力は、大手音楽事務所の目にも留まるところとなり、アリーはスターへの道を歩み始めます…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式
https://www.facebook.com/StarIsBornMovie/ )
◇ウェイトレス姿も可愛いアリー!
映画の出だしは、ウェイトレスとして働くアリーから。
あの「ガガ様」がと思いきや、なんだか馴染んで見えるのは、彼女の映画出演を初めて見るせいかもしれません。
ジャクソンからコンサートに招待すると誘われた時、最初は断るアリー。可愛いのはいつも遅刻してくるアリーに、上司が嫌味を言った時の彼女の反応。
「さっさと辞めてやるよ!」、と言わんばかりに振り切って退職することに。
しかし、この決裂があってアリーはジャクソンのコンサートに行くこととなったのです。
◇アリーを舞台に上がらせるジャクソン!
コンサート会場に到着したアリーを、ジャクソンは自分に近い舞台の袖へと案内。
そして、ジャクソンはアリーとバーで出会った時に知った、アリーの自作曲を演奏。それが流れ出した時、アリーの驚きは頂点に!
あの世界的ミュージシャンが歌ってくれ、さらにジャクソンは無謀にも彼女をステージに上がらせてしまうのです。
彼女が緊張で震えながら歌い出した時、観客は大喝采。コンサートは最高潮に達します。
その時の曲が、「shallow」!
◇スター誕生の瞬間!
アリーの歌唱力を見抜いていたジャックも、観衆の興奮に大喜び。まさに「スター誕生」の瞬間でした。
以降、ジャックはコンサートには必ずアリーを連れていき、二人の出るステージはいつも大成功となるまでに。
アリーの実力を認めたのはジャックだけではありません。大手の音楽事務所のレズ(ラフィ・ガブロン)の目に留まることになります。
ソロとして注目されていくアリー、しかしその一方でジャクソンには陰りが見え始めます。
ジャクソンの耳の難聴が進行していたのと、もともとアルコール依存症の彼であったのです…。
クライマックスからエンディングへ
自分を見出してくれたジャクソンに対し、アリーの愛情が変わることはありません。
一方ジャクソンは、子どもの頃の暗いトラウマや自身の病気のことがあり次第に落ち込んでいきます。
自身の音楽活動に頑張りながらも、ジャクソンを支えようとするアリー。
しかし、アリーのグラミー賞ノミネートの授賞式では、驚くようなことが起こってしまうのでした…。
感想とおススメ度
わかりやすく構成されたストーリーなので、肩に力を入れずに見ることのできる映画です。
なによりこの映画の楽しめるところは、主演の二人が映画の流れに合わせて歌う19曲の歌。
ブラッドリー・クーパーの声もいいですが、本業のレディ・ガガの声は特別です。
悲しいエンディングをバックに歌う、「I’ll Never Love Again」にまちがいなく涙腺は崩壊します。
『ボヘミアン・ラプソディー』と公開時期が違っていたら、もっと反響が凄かったことでしょう。