「アベンジャーズ」シリーズで根強い人気の スカーレット・ヨハンソン が主演。
アベンジャーズシリーズが「エンドゲーム」で壮大な結末を終えた今、次の楽しみは2020年公開がうわさされる「ブラック・ウィドウ」の単独映画です。
そんな彼女の魅力はなんといってもバネのあるアクション。今回おすすめの『ゴースト・イン・ザ・シェル』でたっぷり見ることができます。
あらすじ・物語の背景
今作はマニアの間では有名な士郎正宗のコミックがベース。
押井守監督が映画化したSFアニメの傑作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」が、ハリウッドで実写化されたものです。
「脳」だけを唯一生身の人間として人工的な殻(=SHELL)の中に残し、あとは義体化して完成させた公安部戦闘員、ミラ・キリアン少佐(スカーレット・ヨハンソン)の話です。
軍需企業ハンカ・ロボティクス社の野望に合わせて、サイバーテロリストと闘うのが彼女の使命でした…。
あらすじと見どころ
(引用:
https://www.facebook.com/GhostInTheShellMovieOfficial/ )
◇完璧な義体をもった戦闘員
脳とつながった完璧な義体の戦闘能力は素晴らしく、ミラ少佐の前に敵はいません。
彼女の生みの親は、ハンカ社のオウレイ博士 (ジュリエット・ビノシュ) 。
ミラ少佐の信頼が厚く、多少の損傷もいつも彼女に修復してもらっていました。
ただ、ミラ少佐は時折フラッシュバックする不可解な映像に悩まされることに。
それは、「人間脳」だからこそ持つ、過去の悩ましい「記憶」だったのです。
◇ヒューマノイド映画の共通テーマ
オウレイ博士は、ミラの悩みを脳と義体の不具合による「バグ」だと片付けます。
しかし、このフラッシュバックは、後々ミラ少佐が自身のルーツ探しのキッカケと繋がっていきます。
ルーツ探しというテーマは、『バイオハザード』シリーズの主人公・アリスも、『ブレードランナー』のレプリカント(人造人間)レイチェルも同様。
未来社会のヒューマノイドやロボットを描く映画は、高度なテクノロジーと相対する「人間性」が共通テーマといえます。
?参考: ヒューマノイド映画「エクス・マキナ」(アリシア・ヴィキャンデル)
◇「ハンカ社と組めば破滅する」?
公安部とハンカ社の指示に従い、テロリストを殺すことだけが仕事のミラ少佐。
しかし、ある時容赦なく破壊した同類ロボットが最後に発した一言、「ハンカ社と組めば破滅する」がずっと引っかかっています。
また、自分の記憶が操作されていることに気付いたミラ少佐は、公安部を陰で操るハンカ社を疑い初めることに。
「人間脳をもった義体」は、所詮、ハンカ社の「武器」に過ぎないことを知ってしまうのでした…。
クライマックスからエンディングへ
(最後のネタバレなし)軍需企業ハンカ社は、ミラの製作に完成する前に、オウレイ博士にいくつもの試作品を作らせていることが判明。
真相を知られたハンカ社は、ミラを廃棄処分するようにオウレイ博士に指示。
しかし、ミラに親に似た愛情を持っていた博士は、自分の命と引き換えにミラを逃がしてあげたのです。
その時、オウレイ博士がミラに残したメッセージがありました。メッセージに従い訪れた某所で出会った中年女性。
彼女が語る娘「草薙素子」の話に、ミラ少佐が迷わず直感したものがありました…。
感想とおすすめ度
(引用:
https://www.facebook.com/GhostInTheShellMovieOfficial/ )
なにかとミラ少佐をかばう公安部の責任者・荒巻部長(北野たけし)、草薙素子の母親(桃井かおり)が日本人として登場し話題に。
スカーレット・ヨハンソンとの組み合わせが新鮮です。
また、CGをふんだんに使った映像もすごくキレイで楽しい映画となっています。
ぜひ、見て下さい。
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