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「これでおしまい」篠田桃紅【内容紹介】一〇七歳の世界的美術家が最後に遺した「人生のことば」歳を取るというのは、悲しむだけのものでもない歳を取ってはじめて得られる喜びがある三月一日に一〇七歳で世を去った篠田桃紅さん。この本の制作途中、「これが最後の本になる」と繰り返し言っていました。桃紅さんの人生哲学を短い言葉で伝える「ことば篇」と、これまでの人生を写真と文章で振り返る「人生篇」、二部構成でお届けする、最後にして決定版と言える著作です。戦後、世界のアートシーンを牽引するニューヨークに単身で渡り、国際的な評価を得た篠田氏は、日本で最初に自由を希求した女性、と言えるかもしれません。その人生は冒険と波乱に満ちていましたが、自分の心のままに道なき道を歩いてきました。いまより女性の生き方の選択肢がずっと狭く、さらに戦争、結核など、死と背中合わせにあった 昭和の時代に自由を貫くことは並大抵のことではありませんでした。「人生編」で桃紅さんはこう語ります。「自由というのは、気ままにやりたい放題することではなく、自分というものを立てて、自分の責任で自分を生かしていくこと。やりたいように振る舞って、人にも頼る。それは自由ではありません。自分の行動に責任を持って考え、自分でやる。それが自由で、だから自らに由る(=因る、依る)という字を書くのです」今の時代、自由の大切さを誰もがわかっているけれど、「自らに由って立つ」ことの難しさは変わっていないかもしれません。本書の桃紅さんの言葉は、自分らしい人生を生きたいすべての人に向けての、エールとアドバイスになるでしょう。この方のことは、亡くなった時に知った。「自由=自らに由って立つ」のは、言葉では簡単だが実際にそのように生きるのは厳しいものだと思っている。人と関わらずには人は生きてはいけないわけだし、その中で自分の生き方を貫くのはとても孤独なことでもある。理解してくれる人もいるだろうが、時にはほとんどの人に理解されないこともある。あえて理解されようとは思わず、自分の信じることを選びつつ凛として一人で生きた人生。本当に潔く、美しいと思う。とても憧れるが、私のような中途半端な人間にはとても無理な生き方だ。このような女性がいたということに、あらためて感動している。図書館から借りたのだが、自分の手元に置くために買おうと思う。
2021年10月28日
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安倍元首相は、よく「悪夢の民主党政権」と言っていた。岸田総理は「六重苦」だと言っているらしい。このようなニュースを見聞きするたびに、「そりゃ、政権を奪われていた時代は悪夢だし苦しい時代だったでしょうよ。二度とあの時代に戻りたくないことはわかりますよ」と心の中で呟いていた。私は決して、国民にとって悪夢だとも六重苦だとも思っていないので、また言ってるよという感じでスルーしていたのだが、こんなフレーズも繰り返されると、やはり自民党でなくてはならないのかと思う人たちも多いのかもしれない。その意味では、自民党は印象操作はうまくて、野党は相変わらず「反対ばかりの野党」の印象を脱出できないでいるのだろう。昨日は寿都町選挙が行われた。20年ぶり"核のごみ"争点の寿都町長選挙…「推進派」の現職・片岡春雄氏が当選 文献調査にGOサイン 10/26(火) 21:48寿都町民は、最終処分場の調査を受け入れ、最終的に処分場も認める可能性を選んだ。つまり、とりあえず「調査研究」でもらえるお金はもらい、その後は反対すればいいというセコイ考えの人が多かったということだろう。これは、国の政策に乗せられたともいえるが、無責任とも感じられる選択に思う。北海道民として少し悲しい。北海道の価値は、胸を張れるクリーンな大地と自然、そして「安心・安全な食糧供給地」だと思っている。この選択が、未来の北海道に禍根を残さないことを祈る。さて、岸田首相の「六重苦」をわかりやすく古賀茂明氏が書いているので転載する。岸田総理の「六重苦論」はフェイクだ 古賀茂明 2021/10/26 07:00「六重苦」。岸田文雄総理が党首討論などで頻繁に用いる言葉だ。「アベノミクスは『六重苦』と言われた旧民主党政権の経済苦境から脱し、デフレでない状況を作り出し、GDPを高め雇用を拡大した」というような使い方をする。 一般の有権者で、「六重苦」の内容がわかる人はほとんどいないが、岸田総理はそれを承知でわざとこの言葉を使う。「六重苦」と言えば、いかにも民主党政権のせいで日本経済が六重もの苦難に苛まれていたのだというイメージを作れるからだ。 しかし、「六重苦」の中身を具体的に見ると、実は自民党にとっては、不都合なことばかりである。その第一は、「円高」だ。確かに、民主党政権の時代はかなりの円高だった。 アベノミクスは、異次元の金融緩和とバラマキ財政出動で円安を実現したのだが、実は、これは本来はカンフル剤でしかない。円安は、日本の賃金を国際的に安くする「低賃金政策」でもある。これに頼った経団連企業の経営者は企業努力を怠り、生産性向上に失敗した。 その結果、日本の労働者の実質賃金は減少を続けたのだ。最近では、資源価格の高騰と円安のダブルパンチで、日本経済のコストアップ要因となり、燃料や食料の大幅価格上昇で、貧しい家庭を中心に国民生活に大打撃を与えつつある。 第二は、「高い法人税率」。安倍政権は、経団連企業のために法人税率を下げた。その財源として消費税を上げたから景気は良くなるはずがない。 大企業はおかげで増益を続けたが、前向きな投資はせず、株価上昇と役員給与の大幅アップになっただけ。格差拡大の原因でもあり、世界では大企業の法人税率引き上げの議論が始まっている。 第3は、「厳しすぎる労働・解雇規制」。自民党政権は、労働法制を無定見に緩和し、非正規雇用を4割にまで増やした。一方で最低賃金は低いままで労働時間も異常に長い。パワハラ・セクハラも事実上放置。これを「厳しすぎる」と言っていたのだから驚きだ。 第4の「経済連携協定の遅れ」も自民党による農業過保護政策が足かせになっていたのは周知の事実である。 第5の「厳しい温暖化ガス削減目標」に至っては、笑止千万。先進国の中で断トツに環境規制が緩いのが日本。おかげで再生可能エネルギー産業や電気自動車などの成長分野で日本は世界の競争から脱落してしまった。 第6は「電力不足」。原発が動かないから電力が足りないと叫んでいたが、大嘘だった。本来は原発に頼るより、再エネ比率を上げてエネルギー安全保障を高めるべきだったができなかった。 こうしてみると、「六重苦」という主張自体が、単なる経団連のないものねだりであり、経営者たちの自社の業績が上がらないことへの言い訳だったことがわかる。 実はこの「六重苦」は、岸田総理が、アベノミクス批判をされた時に、反論として持ち出す言葉だ。議論を刷りかえるために「六重苦」という言葉を使っているのは、安倍元総理の「悪夢の3年」と同じだ。 アベノミクスは失敗だった。その失敗について、根本から反省できない岸田政権。反省のないところでは同じ過ちが繰り返される。発足直後ではあるが、岸田政権の経済政策は失敗に終わる予感しかない。※週刊朝日 2021年11月5日号より私は期日前投票を終えているが、選挙結果がとても気になる。「悪夢」とか「六重苦」は、自民党とその支持者である大企業経営者から見たものだということを、あらためて確認しておきたい。
2021年10月27日
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記録として残しておこう。秋篠宮ご夫妻のご心中を思うと、とても複雑な気持ちになるが。秋篠宮ご夫妻「皇室として類例みない結婚」 眞子さん結婚にコメント10/26(火) 14:59 秋篠宮家の長女眞子さん(30)と小室圭さん(30)の結婚を受け、秋篠宮家の文仁さま、紀子さまが出した「ご感想」の全文は次の通り(原文のまま)。◇ 本日、私たちの長女眞子は結婚いたしました。 最初に結婚をすることについて公表して以降、私たちにとって予期していなかった出来事が起こりました。このことについて、私たちの周りからも種々の示唆をいただくとともに、心配する声や反対する声が寄せられました。また、皇室への影響も少なからずありました。ご迷惑をおかけした方々に誠に申し訳ない気持ちでおります。 本日、婚姻届を提出し受理されました。本人同士が結婚を考え始めたときから本日まで、さまざまな困難なことがあったにもかかわらず、二人の考えが揺らぐことは一度もありませんでした。昨年、私(文仁)が二人の結婚を認めると会見でお話をしたことも、二人の考えが常に一貫していたことによります。これからも、今までの気持を大切にして、二人で自分たちなりの形で、幸せな家庭を築いていってくれることを願っております。 今回、皇室としては類例を見ない結婚となりました。しかし、そのような中にあっても静かに見守って下さった方々、そして直接的・間接的に応援をして下さった方々に深く感謝申し上げます。【全文】眞子さん・小室圭さん2人並んで結婚会見「二人で力を合わせて共に歩いていきたい」10/26(火) 14:33とにかく、お二人が良い人生を歩んでほしいと願うのみ。
2021年10月26日
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やはり本当だったんだ、というのがこの記事の感想。二日ほど前に、「日本ハム新GMに稲葉篤紀氏、チーム根幹の要職に 新監督は新庄剛志氏有力」の記事を読んだ時は半信半疑だったのだが、そうなれば新球場オープンには最適かもしれないと思っていた。実を言えば、私は日ハムが札幌に移転するまではプロ野球には全く関心がなかった。それでも、夫や息子たちはプロ野球が好きだったし、札幌ドーム見学を兼ねて初めて日ハムの試合を見に行った時、多分外野席だったこともあり、すぐ目の前で新庄選手を見ることになった。その時私は、彼の走ってくる姿や、ファンへの笑顔の素敵さに魅了されてしまったのだ。「野球選手ってカッコいい!」と認識したのは、新庄選手からである。その後は、日ハムファイターズのテレビ中継を見るようになり、他の選手たちの名前や顔を知るようになり、やがてその活躍に一喜一憂するようになった。今回のニュースで、新庄氏が日ハムに在籍したのはそれほど長くはなかったと知って少し驚いたくらいだ。だから、どんな形であれ新庄氏が日ハムファイターズのスタッフに戻ってくれたら嬉しいのだが、監督とはまったく考えたこともなかった。しかしよく考えたら、やはり彼は一流の選手だったのだろうし、誰よりもファンと共に野球を楽しもうと思い、そのためには勝たなくてはならないと考えていたはずの人だ。いいかもしれないな。GMに稲葉篤紀氏との話もあり、これは日本ハムファイターズ再生の特効薬かもしれない。日本ハム新監督新庄剛志氏の就任内定 来季組閣に着手、近日中正式発表へ[2021年10月26日5時15分]日刊スポーツ今季限りで日本ハムを退任する栗山英樹監督(60)の後任として、日米4球団でプレーしたOB新庄剛志氏(49)の新監督就任が内定したことが25日、分かった。同氏の球界復帰は、現役を引退した06年以来、16年ぶりとなる。水面下での球団側の打診を、すでに内諾したとみられ、来季の組閣に着手しているもよう。球団は近日中にも、「新庄監督」誕生を正式に発表する見通しだ。 ◇ ◇ ◇数々のパフォーマンスで北の大地を沸かせたエンターテイナーが、来季16年ぶりに日本ハムのユニホームに袖を通す。日本ハムの来季新監督に、球団OBの新庄氏の就任が決定的となっていることが、複数の関係者の話で明らかになった。今月16日に、10年間指揮を執った栗山監督が退任を発表。球団は複数の候補から後任を絞り込み、新庄氏に一本化していた。水面下では、すでに本人への打診を済ませており、同氏も内諾。組閣を進めているもようだ。球団はシーズン終了を待たず、近日中に「新庄監督」誕生を正式に発表し、11月上旬にも就任会見が行われる見通しとなった。日米4球団でプレーした新庄氏は、現役時代に日米通算1524安打を記録。日本でゴールデングラブ賞10度の外野守備では、的確な打球判断やコミュニケーション能力で、鉄壁を誇った日本ハム外野陣の司令塔として活躍した。現役時代に右中間を組み、4代目GMへの就任が決まった盟友の稲葉氏と、3季連続Bクラスに沈むチーム再建へ、再びタッグを組むことが確実となった。派手なパフォーマンスが話題先行となりがちだが、人一倍の努力家で練習の虫でもある。ある関係者は「しっかりとした野球理論を持っていて、周囲にパワーを与えてくれる人」と評する。新型コロナ感染防止による入場制限に、チームの低迷も加わって、集客が落ち込んでいる本拠地の札幌ドーム。かつて、プロ野球チームが誕生したばかりの北海道に、野球人気を根付かせたスーパースターが「チーム再建と人気回復」の2つの使命を胸に、北の大地に戻ってくる。
2021年10月26日
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ブログを確認したら、今年の収穫が始まったのは9月20日だった。あれから一か月ちょっと、息子たちは多くの収穫ボランティアの人たちに助けられながら、収穫→仕込み→収穫→仕込みの毎日を繰り返してきた。勿論私達も、都合のつく限り畑やワイナリーに通って手伝ってきたのだが、10月24日に全部の収穫が終了した。春の芽吹きの時から、収穫の時に向けて祈るような気持ちでブドウたちを見守ってきたのだが、今年は春先の天候に恵まれ、夏の少雨や乾燥もぶどうには悪い影響を与えなかったようで、まずまず豊作の状況で終わることが出来たようでホッとしている。今年は飛び込みの自費研修生がやってきて、その彼が本当に働き者の性格の良い青年で、一緒に作業をすることも楽しい日々だった。元気で健康的な若者は、周囲を明るくしてくれる。コロナ禍が続いた影響で、若者の自殺が増えているニュースを見るたびにやりきれない気持ちになるが、こんな北海道の片隅では、自分のやりたいことに夢中になっている若者たちがいる。そして、ワインを通してつながりあっている様々な人たちが、年に一度の収穫と仕込みを共に作業し、北海道の自然を存分に楽しんでいる。その姿をかたわらで見ていると、「まだ日本は大丈夫」と思えて嬉しくなる。さて、これからは後始末作業が始まる。どんどん寒くなり、時には雪が舞う中での作業なのであまり好きではないのだが、手伝うことのできる体力がある間は、夫婦二人で手伝いに行きたいと思っている。
2021年10月24日
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知り合いから下記の記事を教えてもらいました。みなさんはどう感じるでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「不登校という言葉はもうやめよう」だって差別用語だから 2018年07月31日 14:59 by kito-shin 「不登校という言葉は最悪だ」。そう語るのはPN喜久井ヤシンさん。自身の経験を「不登校」という言葉で語りたくないという喜久井さんに、思いを書いていただいた。******** 私は『不登校新聞』のど真ん中で訴えよう、「不登校」なんて言葉は最悪だ、と。 まず「不」とは何事か。ガッコウに行かないこと、行けないことについて何十年も議論しているというのに、いまだに「登校の否定」によってしか語れないなんてどうかしている。もしも日本語で女性のことを「不男性」、LGBTを「不異性愛」、在日コリアンを「不日本人」などと呼んでいたら差別だろう。なのになぜ「不登校」はありなのか。そして便宜上必要だったとはいえ、「不登校」という言葉が、なぜ法律にも位置づけられてしまったのか。 この言葉の最大の欠点は、何十年と続いている社会問題が、子ども個人のせいであるかのように語られてしまうことだ。「学校恐怖症」や「登校拒否」などとも言われてきたが、この問題は社会全体の病理であり、個人の「不登校」が語られたところで改善していかない。「君が不登校になった原因は?」なんて愚問が子どもに向かってあと百年くり返されても、社会全体の「不登校」問題は変わらない。 「聾」のように「癩」のように「白痴」のように、「不登校」という語にこびりついた被差別の血の痕が見えないだろうか。私は旧世紀の差別語のように、この言葉を歴史上の遺物へと追いやりたい。ジェンダーでは多様な言葉が それとも一度、世に普及した言葉は変えようのない、当事者たちの選びようのないものだと信じているのだろうか? だとしたらまちがいだ。言葉はそんなものではない。 たとえばジェンダーに関する議論では、語彙の百花繚乱となっている。私自身が「ゲイ」にあてはまるのでくわしい分野なのだが、もし「LGBT」が「不異性愛者」という言葉でしか語れなかったなら、「LGBT」の情報は現在ほど広まっていなかっただろう。私のセクシュアリティにあてはまる言葉は、蔑称を含め「ホモ」「オカマ」「若気」「男色」「バラ族」「MSM」「ゲイ」「G」「同性愛」「ホモセクシャル」「「性的少数者」「性的マイノリティ」「セクシャルマイノリティ」「セクマイ」「クィア」「LGBT」、議論としては「SOGI」などがある。言葉は生きている。変えていくことは可能だ。 ひるがえって、ガッコウに行かない子どもを指すバリエーションは現在いくつある? 「不登校」……ほかには? まさかこれだけ? 私は、こんな言葉ひとつで的確に語ることができるとは思えない。新語をつくり社会の問題へ 私には喫緊に新語が必要だと思われる。子どもとガッコウとの関係を、社会全体の問題に限定して語るための言葉だ。どこかの外国語から翻訳を持ってくるとか、造語で「教育マイノリティ」とか「オルタナティブ・エデュケーション・チルドレン(AEC)」とか、「公教育集団」に対して「私教育集団」とかはどうか。 もしくは、被差別部落と同様にいっそ「被差別児童」と呼んでみてはどうか。「あなたはなぜ、被差別部落になったの?」という問いかけに違和感があるように、「なぜ、被差別児童になったの?」という問いに違和感をもたらし、質問者の口先を黙りこませるだろう。学校の問題とは個人問題ではなく社会問題であり、問題視する側の問題であることをはっきりさせる。 何も文科省や国が動いて「不登校」という言葉を変えなくてもいい。一人ひとりが勝手に「不登校」を嫌がって、勝手に新語を使いだしたらいいのだ。私は「登校拒否」が「不登校」へと変わった歴史的転換の熱量が、もう一度、この平成終焉の時代に変革を起こすことを希求する。言葉まであきらめさせるな。手始めに私はひとりでも「不登校」の言葉を嫌い、憎み、憤激する。そして、私はこの言葉を生涯かけて呪う。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 確かに、言葉から受ける印象は重要な部分があります。ただ、言葉はそれを使う人たちの意識によって、プラスにもマイナスにもなり得ます。プラスイメージの適切な造語もありだとは思いますが、私のような高齢者になると、横文字や略語ではストンと理解できません。(学校に行かないことにマイナスイメージを持ちやすい世代です)現在の日本に、差別用語がどのくらいあるかわかりませんが、女性の私から見たら、若い頃から「女だから」とどれだけ言われてきたことでしょう。「男」も「女」も、性を区別するための言葉で差別用語ではありませんが、使われようによっては差別とも感じます。 ただ、「不登校」の言葉でくくられることに強い差別感を抱き、その言葉を忌み嫌う子どもや若者が多いのも事実でしょうから、プラスイメージで在宅できる言葉が見つかればいいとは思います。ただ、そんな言葉が見つかったとしても、学校に行かないことを良しとしない人たちが多ければ何も変わらないような気がします。この記事が書かれたのは、2018年でした。さて、現在の彼は新語を見つけたのでしょうか。みなさんはどうお考えになりますか?
2021年10月20日
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いよいよ衆議院選挙戦が始まる。自民党総裁選の時に語っていたことがなし崩し的に後退しているような岸田首相だが、選択的夫婦別姓にすら賛成できないとは、私から見たら情けないの一言だ。自民党内やその支持団体にとってはどうかわからないが、多くの国民は、「時代遅れの自民党」の印象を与える結果になったのではないか。「党としてはまだ合意できてはいませんが、個人的には賛成です」とすら言えない操り総裁。こんな自民党を追いつめられなかったら、野党もナサケナイ。選択的夫婦別姓、LGBT法案に賛成なら挙手を ⇒ 自民党の岸田文雄総裁だけ挙手せず。理由は?【党首討論会】10/18(月) 16:36「選択的夫婦別姓、LGBT法案に賛成の方は挙手を」。与野党の9党首の中で8党首が手を挙げたが、自民党の岸田文雄総裁だけ手を挙げなかった。衆院選公示の前日にあたる10月18日、日本記者クラブで開かれた党首討論会の一幕だ。【安藤健二・浜田理央 / ハフポスト日本版】■8党首が手を挙げたが、自民党の岸田総裁だけ挙手せず討論会の第二部で会場から各党首への代表質問があった。その中で、2022年の通常国会に「選択的夫婦別姓を導入するための法案」と「LGBT理解増進法案」を提出することに賛成する場合は挙手をするように、それぞれ各党首に促す質問があった。結果は両方とも、8党首が手を挙げたが、岸田総裁だけ挙手しなかった。岸田総裁はその理由について問われると、選択的夫婦別姓については「国民の皆さんの意識がどこまで進んでいるのか考えていくことが重要」。LGBT法案については「議員立法の議論を踏まえた上で法案の取り扱い方については考えていくべき。時期を確定することは避けさせていただいた」と話した。両方とも賛成した与党・公明党の山口那津男代表には「自民党をなぜ説得できないんですかね」という質問が飛んだ。これについて山口代表は、公明党が選択的夫婦別姓を早くから主張してきたが、自民党内でも「最近は理解を示す、賛成する人も増えてきました」と変化の兆しがあると指摘。「ぜひ自民党には合意を作っていただきたい」と注文した。■会場からの質問と岸田・山口両氏の回答―― それではジェンダー・多様性について伺います。2つたて続けに挙手をお願いします。来年の通常国会に選択的夫婦別姓を導入するための法案を提出することに賛成の方は挙手をお願いします。LGBT理解増進法案を来年の通常国会に提出することに賛成の方も挙手をお願いします。ありがとうございます。それでは岸田さん。二つとも岸田さんだけ挙手されませんでした。それぞれ理由を教えてください。岸田氏:選択的夫婦別姓については先ほど質問の中でもお答えした通りです。国民が社会全体として受け入れるに当たって、この多くの国民の皆さん、町で生活してる多くの方々、この問題についてどこまで意識が進んでいるのか。この点について、政治に関わる立場からしっかり考えていくことが、この問題を考える上で大変重要なポイントだと思っています。LGBT法案については、議員立法で議論するなかにあって、さまざまな議論が行われてきたことは承知をしています。是非、この議論を踏まえた上で法案の取り扱い方については考えていくべきであると思います。今、この段階で一律的に時期を確定することは避けさせていただいたということであります。―― もう一問だけ。山口さんにお聞きします。どうして公明党は、自民党をなぜ説得できないんですかね。両法案についてです。山口氏:公明党は早くから選択的夫婦別姓、案も出し、主張してきました。その当時と比べると、自民党の中が、以前は「丸ごと反対」という方が多かったのですが、最近は理解を示す、賛成する人も増えてきました。それだけ理解が広がっているとみるべきだと思います。それから現代社会が変化してますから、外国人のかたで日本で暮らす人、いろんな名前を複合的にもたれている方もいらっしゃいますし、別姓の国から来た人もいますし、また1人っ子同士の結婚で、どっちかしか選べないことに不満を持つ若い人も増えています。そういう今日的な変化もよく受け止めた上で、ぜひ自民党には合意を作っていただきたいと、強く求めたいと思います。
2021年10月19日
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図書館から借りてきていたのだが、なかなかブロぐに書けなかった。今日こそは…「ふるびたくま」著者 クレイ・カーミッシェル (作),江国 香織 (訳)ある日、クララのお気に入りのくまが、鏡に映る自分を悲しげに見つめていました。薄汚れた色、ほころび…。「おんぼろになったら、誰だって僕なんかいらなくなる」 愛されたい、必要とされたい、切ない想いがあふれる物語。この絵本は、読む人の状況や年齢で随分受け止め方が違うような気がする。私の年齢で一番想像しやすいのは、年老いてきてわが身の衰えや役割を失ってきていると感じ始めた高齢者の状況とリンクすること。実際、私も同世代の人たちと話す時には、一人暮らしや病気になった時のことなどの備えや不安に類することが話題に上る。それは当然でもあり、覚悟を徐々に決めてゆくには必要な作業と思ってもいる。でも私は、「おんぼろになっても大切な仕事がある」と考えているから、自分自身の現実は受け入れつつも、その状況にどんな意味があるのかを考えたいと思っている。さて、この本を子どもに読み聞かせるときのお母さんや、子どもはどう考えるのだろうか。「エマおばあちゃん」作: ウェンディ・ケッセルマン 絵: バーバラ・クーニー 訳: もきかずこ出版社: 徳間書店72歳で、ひとりぐらしのエマおばあちゃん。ふだんは、しましまねこと静かにくらしています。お誕生日にあそびに来た子どもや孫たちからお祝いにもらった絵をながめているうちに、おばあちゃんは自分でも絵を描いて見たいと思いたちますが…。素朴で、味わい深い絵本です。これはそのものずばり、一人暮らしのエマおばあちゃんの新しい生きがいの物語。読んでいるうちに思い浮かんだのは、ターシャ・テューダーさんのこと。このエマおばあちゃんは、ふとしたきっかけで生まれ育った村を思い出して絵を描いたわけなのだが、誰しも高齢になって自由な時間が増えたら自分の好きなことをやりたくなるのだろう。私自身は、思い返せば「これをやりたい!」と強く思ったことはあまりなくて、やりたかったことは「誰かの役に立つような仕事がしたい」ということだったように思う。結局、その延長線上に今の生活があるのだけれど、残念ながらエマさんのように形に残るものはほとんどない。強いて言えばこのブログなのかもしれないが、これを形にして残したいという希望はない。それでも、記憶力がいよいよ衰えてきた現在は、これは貴重な備忘録だ。つまり、私が生きている間だけ楽しめたらいいものなのだ。「生きがい」なんてものも、はっきり「これが私の生きがい」と言えるものもない。ただ、日常の中で「ああ、ありがたいなあ、嬉しいなあ、素敵だなあ」と感じる喜びがあればいい。多分、私にとってそれが生きがいなのだろう。この絵本を読んでそんなことを思った次第。ただ一つ引っかかったのは、エマさんは私と同じような72歳なのだけど、私もこんな感じなのかなあ…と思ったこと。まあ、人それぞれですからね。それでも、この絵本の絵は、とっても素敵です。眺めているだけでほのぼのしてきます。
2021年10月11日
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10月に入ってから、雨の日以外は息子たちのブドウ畑に通う日々が続いている。今日は雨模様なので休養日。いつも、家族以外のお手伝いの人が来ていて、土日は特に多い。家族以外の人が来るときには、色々な飲食店のテイクアウトのお弁当が用意される。これがひそかなお楽しみである。ボランティアの人たちは、ワイン好きな人や飲食店、酒販店の人達なので、昼食時は小さなワイン会状態。私達夫婦はアルコールに弱いので味見程度だが、みなさんは詳しい人が多いのでワイン談義で楽しまれているようだ。さて、今年の収穫はいつまで続くのだろうか。
2021年10月11日
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真鍋淑郎氏のノーベル賞受賞のニュースで、とても嬉しかったのは勿論だったのだが、それ以上にビックリしたのは、二酸化炭素と地球温暖化の関係について、1960年代から気付いていたということだった。つまり、まだ私が小・中学生の頃からですよ!研究の成果が出るには、とても長い時間が必要で、その間には数えきれないほどの試行錯誤や失敗や挫折の時間が必要なことがある。時には、仮説が間違っていたという結果になることもあるだろうけれど、「これは違う」ということを見つけなければ、正しいことが確認できないこともある。日本は大学の研究者にとっては良い環境ではなさそうなので、これからは日本人であっても外国での研究者にしかノーベル賞は望めないのかも。近いうちに、中国籍の日本人研究者が成果を出し始めるのかな。まあ、地球や人間にとって大切な研究の成果は、どこの国の人だなんて小さなことかもしれないのだから、それもやむ無しかもしれない。日本はこんなにちっぽけな国で、どんなに頑張ったとしても少子化は進むだろうし、ここに住む私たちにとって必要なことに貴重な財源を使ってもらうしかないから。【速報】ノーベル物理学賞に真鍋淑郎氏 10/5(火) 18:51今年のノーベル物理学賞にアメリカ・プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎さん(90)が選ばれました。真鍋さんは地球温暖化研究の先駆的存在で1950年代末からアメリカにわたり、コンピュータを用いて気候の変動を分析する研究分野を開拓しました。その後、二酸化炭素濃度の上昇が大気や海洋に及ぼす影響を世界に先駆けて研究し、現代の地球温暖化予測の枠組みを築きました。日本のノーベル物理学賞の受賞者は、2015年の梶田隆章さん以来、12人目です。真鍋さんは1958年に東京大学大学院を修了後、アメリカ海洋大気庁(当時:気象局)の研究員となりました。1997年に帰国し、当時の科学技術庁の温暖化研究チームに着任、2001年からは再びアメリカにわたり、現在はプリンストン大学上席研究員をつとめています。真鍋さんは現在、アメリカ国籍を取得しています。真鍋さんの業績 現代の地球温暖化予測の枠組み築く日本学士院のHPによりますと、真鍋さんは東京大学で気象学を専攻し学位を得たあと、招かれて米国に渡り、40年にわたって同国海洋大気庁・地球流体力学研究所で研究を続けて来ました。真鍋さんの大きな業績は、コンピュータによる気候のシミュレーション・モデルを開発し、それを用いて気候の成り立ちと変動を解明するという新しい研究分野を開拓したことで、同時に、二酸化炭素の増加による地球温暖化に関しても理論的基礎を確立するとともにコンピュータ実験によって、世界各地の気候変化を推定する研究において世界をリードし、現代の地球温暖化予測の枠組みを築きました。真鍋さんは日本出身であることからしばしば日本を訪問して研究指導や講義を行い、さらに1997年から5年間日本の研究グループのリーダーをつとめ、日本における気候変動研究を最先端に導くなど学術の発展・向上に大きく貢献しました。真鍋さんの経歴出身は愛媛県四国中央市真鍋さんは、1953年に東京大学理学部を卒業。1958年に東京大学大学院理学系研究科修了・理学博士を取得しました。1958~1963年には米国気象局大循環研究部門の研究員をつとめ、1963~1997年には米国海洋大気庁地球流体力学研究所の上級研究員もつとめました。1968~1997年にはプリンストン大学大気海洋科学プログラム客員教授をつとめました。1983年に東京大学特別招聘教授に就任。1997~2001年には宇宙開発事業団・海洋科学技術センター、地球フロンティア研究システム地球温暖化予測研究領域長をつとめました。2008、2009年には名古屋大学特別招聘教授をつとめました。ノーベル物理学賞受賞理由は?受賞理由については、地球の気候を物理的にモデル化し、変動を定量化して地球温暖化を確実に予測したこととしています。ノーベル賞決定の真鍋さん「原動力は好奇心」「気候変動が大変なことだと多くの人が気づいた」…単独インタビュー「分野の壁、破った偉業」 地球科学の異例受賞 研究者、驚きと称賛・ノーベル賞10/5(火) 21:54
2021年10月06日
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岸田内閣発足 首相「新時代共創内閣」と命名10/4(月) 23:17 産経自民党の岸田文雄総裁(64)は4日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第100代、64人目の首相に選出された。皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、公明党との連立による岸田内閣が発足した。首相は同日夜に記者会見に臨み、政権を「新時代共創内閣」と名付け、「私が目指すのは新しい資本主義の実現だ」と述べ、成長戦略とともに富の再分配を重視する考えを強調。「新しい資本主義実現会議」を設置し、ポストコロナ時代の経済社会ビジョンを策定する考えを示した。首相はまた、新型コロナウイルス対策を「最優先の課題」とし、ワクチン接種や医療提供体制の強化を図るとした。これまでのコロナ対策を検証した上で「緊急時における人流抑制や病床確保のための法整備」を進める考えも強調。自民党総裁選で訴えた健康危機管理庁を念頭に司令塔機能の強化を図るとした。一方、外交・安全保障政策では自由や人権など普遍的な価値を守るとともに、防衛力強化を図るとした。また、北朝鮮による拉致問題に関しては「北朝鮮の政治体制を考えるとトップとの会談が何よりも重要だ」と述べ、金正恩朝鮮労働党総書記との会談を目指す考えを示した。閣僚の再任は茂木敏充外相(65)と岸信夫防衛相(62)で、陣容を大幅に変えた。初入閣は新設のポストに就いた小林鷹之経済安全保障担当相(46)ら13人、女性閣僚は野田聖子少子化担当相(61)ら3人となった。官房長官の松野博一氏(59)に拉致問題担当相を兼務させ、財務相に鈴木俊一氏(68)、経済産業相に萩生田光一前文部科学相(58)、国土交通相に公明党の斉藤鉄夫副代表(69)を充てた。山際大志郎経済再生担当相(53)は新型コロナウイルス対策や「新しい資本主義」も担当する。厚生労働相には後藤茂之氏(65)を起用した。衆院広島1区選出の首相は平成5年衆院選で初当選し、当選9回。池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一各元首相が輩出した自民党宏池会(現岸田派)の会長を務め、沖縄北方担当相、党国対委員長、外相、党政調会長などを歴任した。岸田内閣の21人はどんな人達?「クジラ研究者」から「工学博士」まで全員紹介さて、どのようなお仕事をされるのかお手並み拝見。だが、今までの「安倍・菅&菅政権」での権力集中で腐敗した政管にメスを入れることはできそうもないと感じるので、とりあえず表紙を変えて権力構造を維持しようとしているのではないか。しかし、コロナも収まってきたし、ひょっとすると自民党も変わるかもしれないという楽天的期待で、やっぱり自公で選挙は勝利するのかもしれない。政管の腐敗が進んだ事実を、私たちは忘れてはいけないのだけれど。(少なくても私は忘れてはいません!)
2021年10月05日
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ネットで下記の記事を読み、まったくその通りだと思うのでコピペする。眞子さま「複雑性PTSD」の衝撃…小室圭さんに張りつくメディアはなぜ“巨悪”を追い回さないのか10/2(土) 9:06配信 日刊ゲンダイ 宮内庁は1日、秋篠宮家の長女眞子さま(29)と小室圭さん(29)が10月26日に結婚すると発表したが、衝撃だったのは眞子さまが「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)の状態だと明らかにしたことだ。 1日の会見に同席した秋山剛・NTT東日本関東病院品質保証室長によると、眞子さまが「自分自身と家族、結婚相手と家族に対する、誹謗中傷と感じられる出来事が長期的に反復され、逃れることができないという体験をされた」などと説明していたが、婚約相手の小室さんを朝から晩まで追い回しているテレビのワイドショー番組を見ていると、眞子さまが精神的に負担を抱えてしまうのも無理はない。 不思議なのは、あれだけ執拗に小室さんに張りつき、厳しい質問をぶつける記者がなぜ、安倍前首相や菅首相などを追い回さないのかということだ。 ネット上では<我々の税金を小室さんに渡すな>といった声もあるが、菅首相は官房長官時代、7年8カ月で計約87億円、1日当たり約307万円もの税金を好き勝手に使っていたし、安倍前首相も公費を使った政府主催の「桜を見る会」に自分の後援会関係者や知人らを招待していた。追及すべき公人は他にいる 東京都議選の選挙期間中に無免許運転で人身事故を起こし、警視庁に自動車運転処罰法違反(無免許過失致傷)と道路交通法違反(事故不申告など)の疑いで書類送検された木下富美子都議は、都議会に1日も出席することなく、月額100万円を超える議員報酬を得ている。原資は税金だから、これぞ税金の私物化そのもの。テレビ記者は追いかけ回すのであれば、こちらの方が比べ物にならないぐらい巨悪だし、知る権利を果たすことになるだろう。 ジャーナリストの横田一氏がこう言う。「追及するべき公人はたくさんいます。今なら自民党の幹事長に就いた甘利氏でしょう。UR(都市再生機構)をめぐる疑惑は何も解明されておらず、それこそ、徹底的に追い回して厳しく追及するべき。それなのに、安倍前首相などを相手にすると、テレビ記者たちは途端に、なぜか『シロ』を前提に優しい質問をし始めてしまうのです」 これぞ「強きを助け弱きをくじく」だろう。横田氏は総裁選に立候補した高市早苗前総務相(60)の会見に出席した際、厳しい質問をぶつけて、周囲の大手メディア記者から「ルールを守れよ」などと怒鳴られていたが、小室さんの勤務先まで暴露して執拗に追い回す取材は果たして「ルール」に従っていると言えるのか。こう思っているメディア関係者も多いのだろうが、ならば率先して巨悪を追い回し追いつめてほしい。
2021年10月02日
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「硝子戸のうちそと」半藤末利子/著【内容紹介】 夜中にふと目が覚めた。そんなことはこの夜に限ったことではない。若いころなら枕に頭をつけた途端に寝入って朝まで目覚めないのが当り前のことだった。今はそうはいかない。何度寝返りを打っても睡れないときは睡れない。そういう日は手洗いに行き、睡眠薬を服用してから寝床に戻る。そうして何とか朝方まで寝入る。目覚めた時間が六時、七時だと起きてしまう日もあれば、それから九時、十時までぐっすり睡る日もある。 今夜は私一人である。隣りで寝息をたてたり寝返りを打つ音がまるで聞こえてこない。私は臆病だから私を取り巻く静寂な闇が、私を抑えつけて胸を圧し潰したりしないか、とビクビクしている。 でもその夜は一人きりのわりには、不思議なほどこわくなかった。 もう老人だものなぁ。私がお化けになって人に恐がられる日も間近いのかもしれない。そんなことを考えた。 夫は今朝入院して、今はいないのである。 (中略) 夫が救急車で入院するのもおそらく珍しいことではなくなって、その回数も増えていくであろう。私がその都度うろたえないように、あわてないように、と神様が私に練習の機会を今日は与えて下さったのであろうか。 八十七歳と八十二歳の夫婦には、やがては無に帰する日が来るのであるが、その日が来るまで長く生きていくのは、それほど容易なことではない。試練はまだこれからか。とにかく年を取るということは、避けることができないだけに、大変な大仕事なのである。 (「たった一人の夜」より)年を重ねると同じものが別のように見え、かぎりなく愛しくなってくる。一族の歴史、近所のよしなしごと、仲間たち、そして夫との別れ。漱石の孫である著者によるエッセイ集。著:半藤末利子(はんどう・まりこ)エッセイスト。1935(昭和10)年、作家の松岡譲と夏目漱石の長女筆子の四女として東京に生まれる。1944(昭和19)年、父の故郷である新潟県長岡市に疎開、高校卒業まで暮らす。早稲田大学芸術科、上智大学比較文化科卒業。夫は昭和史研究家の半藤一利。六十の手習いで文章を書きはじめる。夏目漱石生誕150年の2017(平成29)年に新宿区立漱石山房記念館名誉館長に就任。著書に『夏目家の糠みそ』『漱石夫人は占い好き』『夏目家の福猫』『漱石の長襦袢』『老後に乾杯! ズッコケ夫婦の奮闘努力』『老後に快走!』がある。私は故半藤一利氏の著書を結構読んでいるのだが、その伴侶である半藤末利子さんの本は読んでいなかった。たまたま新聞の書評でこの本のことを知ったので、図書館で借りてきた。半藤一利氏の著書の中でも、伴侶が夏目漱石の孫であることを書かれていたのだが、エッセイストとは全く知らなかった!祖父母のことや親族のこと、その交友関係に関するエッセイもとても興味深く面白いし、夫である半藤氏の最後の日々のことも、「そうだったのか…」と感慨深かった。老いや死は誰にでも訪れることなのだが、それがどのような形になるのか誰にもわからない。色々なことを考えさせられる内容が満載の本だった。まだ色々書かれているようなので、また図書館で借りて読もうかな。
2021年10月02日
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