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アフリカネタ3日目です。今日は 南アフリカ(南ア) について書きます。
南アは昨日の日記にも書いたとおり、南部アフリカ地域の大国です。アパルトヘイト(人種隔離政策)が終わってからは、政治的には黒人が掌握している状況にありますが、経済は白人が握っている状況が続いているはずです。天然資源に恵まれていることから経済レベルは完全に他のアフリカ諸国とは別格で、先進国と同等のレベルにあり、次回のワールドカップ開催地になるくらいちゃんとした国ではありますが、極めて貧富の差が激しい状況にあります。
南アには他の南部アフリカ地域の途上国に行く関係で、中継地として何度も入国をしましたが、連続滞在日数は最長でも2泊でした。最大の都市である ヨハネスブルク が大半で、そこから車で1時間くらいの首都の プレトリア にも1回だけ行きました。最近では ヨハネスブルクは世界最悪の治安 であると言われており、殺人も日常茶飯事と聞いています。金持ちの白人は郊外に住んでいるので、市内はゴーストタウン化し、低所得者が空いてしまったビルに寝泊りしていて昼間でも近づくのは危ないと聞きます。
当時(93~94年ごろ)もすでに治安は最悪レベルと言われていたのですが、初めて行ったとき(一人です)ナイロビからの帰途トランジットで1泊したのですが、夜遅い時間に飛行機で到着し、空港からタクシーに乗り、ヨハネスブルク駅にほど近いホテルに泊まりました。また、翌朝時間があったので、駅まで10分程度ですが歩いて往復したりしました。でも、あとで関係者の人に聞いてみると、まず 「夜一人でタクシーに乗るのはだめ。迎えの車を手配したほうがいい」 とか 「ヨハネスブルク駅の周辺には絶対近づくな。殺されるぞ」 というのが定説だったようで、知らずに危険地帯に入り込んでいたようです。一応それまでも危ない行動はしないよう慎重にしていたのですが、やはり事前に情報はいろいろ調べておかないといけないと思いました。たまたま運がよかっただけで今こうしてブログを書いていますが、場合によっては10年以上前にこの世からいなくなっていたかも、と思うと結構恐いものがあります(まあ事件に遭遇するかは確率の問題なので、遭遇しない確率の方が高いですけどね)。
でも街としては ニューヨークの規模をちょっと小さくしたような雰囲気 で、普通に歩いていれば恐怖心などは感じるところではないと思います。街も基本的にきれいでした。車をあるルートで借りて、ヨハネスブルクから100km以上はなれたところにある サンシティ というラスベガスのようなところにも行ってみましたが(カジノや遊園地がある広大なテーマパークみたいなところ)、このように下界とは隔絶された世界もあります。ただ、市内から少し離れたところには、 ソウェト という貧しい黒人の人たちの居住地があり、ここにも行くことができましたが、 黒人の運転手 からは 「ドアのカギは絶対閉めて。窓は開けないで。人の写真は絶対撮らないで」 と事前に注意をされ、緊張感があるところでしたが、見た目はそれほど小さな家というわけではなく、ちゃんと車を持っている人もいたりして、よくわけのわからない世界だったことを記憶しています(日本人の目からすると家の大きさは特に小さくはなく、白人や金持ち黒人の住む家が大きすぎるのだと思います)。
当時はまだアパルトヘイトが終わったばかりのタイミングだったので、今はもう少し良くなっているかもしれません。また、行く機会はありませんでしたが、南アは サファリ もたくさんあり、野生動物を間近で見ることができますし、南にある ケープタウン は英国風のきれいな都市のようであり、ケープタウンとヨハネスブルクを結ぶ、相当前でないと予約がとれないという「ブルートレイン」という名の 人気の豪華寝台列車 もあったりなど、 観光地としてはいいところだと思います 。ご興味ある方は次回のワールドカップのときにでも是非行ってみてください(というにはちょっと遠いですけどね)。
ちなみに南アは最近中国様と資源の分野などで関係が深まっているようですね。きっと 中国様の方たちが今は相当増えていることと思います 。そんなことでまた明日。
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よろしくお願いします。
アフリカンフェア2013@横浜 2013.06.01
アフリカンフェア2008 2008.05.31 コメント(2)