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これもクリスマスのお菓子です。ミンスというのは「ミンチにすること」で、中にミンスミートを包んだパイがミンスパイです。元々は肉のミンチも入っていたようですが、現在のはほとんどドライフルーツやナッツ類なのだとか。干しぶどうやりんご、くるみなどを粗く刻んで、ラムやブランデーなどに漬け、それをパイ生地で包んで焼きます。直径7~8cm、高さ3cmほどの分厚いコイン形が標準です。中身も形も、ちょうど中華菓子の月餅に似た感じです。アイルランドのご家庭では、クリスマスに備えて、このミンスパイを50個も100個もオーブンで焼き、手軽につまめるお菓子として用意します。実際、食べるときは手でつまむのだそうです。日本の正月と同様、クリスマスには主婦も骨休めをするために、用意できるものは事前に作っておくようです。そういえばこのパイは、日本で言えば、お正月の丸い小餅のようですね。ただし、小餅の場合は、煮たり焼いたりして、ひと手間加えないと食べられませんけれど…。美味しそうなパイですが、クリスマスプディングと同様、アルコール分をたっぷり含んだドライフルーツなどを使っているので、たくさん食べるには味が濃そうです。もちろん、家庭ごとに中身や味付けが違うため、あっさりした感じに仕上げるところもあるでしょう。このミンスパイは、いろんな由来や、いくつかの変遷を経て、今の形になっているため、半ば伝統を引き継いでいるとも言えます。やはり家庭ごとに、譲れない材料や配分があるかもしれませんね。
2013年11月28日
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クリスマスに食べる伝統のお菓子。カスタードプリンのようなぷるぷるした卵菓子ではなくて、ドライフルーツやナッツ類がどっさり入った重い生地の蒸しパンのようなものです。しかもブランデーをふんだんに使っていて、その芳香たるや、ものすごい…。先日、大分へ出張の帰りに福岡に寄り、よく訪れていたアイリッシュパブで、アイルランドのクリスマスの話を聞いてきました。その席でふるまわれた食べ物の一つです。美味しいですが、手間もすごいです!アイルランドのご家庭では、クリスマスの数か月前から、まずドライフルーツを何種類か刻み、ブランデーに漬け込むところから始まります。まあどの国でも、行事食の準備というのは、そうしたものでしょう。プディングは、パン粉や小麦粉、砂糖、バター、ドライフルーツ、ナッツ、香辛料などをぐちゃっと混ぜたら、数時間蒸します(湯煎にかけることが多いようです)。できたものをまた何週間も寝かせて、食べる直前にまた湯煎で温めてからいただきます。寝かせている間に多少発酵するそうですが、温めたプディングをお皿に乗せたら、そこへブランデーを掛けて火を付け、アルコール分をいくぶん飛ばすそうです(これは味の点だけでなく、儀式的な意味合いもあるようですが)。とどめは、バターにブランデーを練り込んだブランデーバターを添えていただくこと。子どもはとうてい食べられませんね。最近は、日本のお節料理よろしく、プディングを買ってくる家も増えているとか。伝統を守るのは難しいですね。
2013年11月26日
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わたしは家でも外でもビールはほとんど飲みません。家内ともども、ギネスのようなアイルランドのスタウトビールは好みですが、それ以外はわざわざ飲まないのです。それでも、10月にあったドイツ由来のオクトーバー・フェストというビール祭りでは、ビールを何種類か楽しみましたし、日本各地の地ビールにも見るべきものはあると思っています。そんな中で、福岡の知人からビールを1本いただきました。まるでワインのような750ccの瓶に入っていました。ビールは、色も泡立ちも香りも味も、さまざまな種類があります。また、大手の醸造所が造るものだけでなく、小規模生産のクラフトビールと呼ばれる個性豊かなものも数多くあります。今回いただいたのはイネディット(スペイン語で「前例のない」)という名前でした。造り手の意気込みが感じられますね。味は、ピルスナー(われわれが普通に飲む淡褐色のビール)とバイツェン(小麦を原料に造った白っぽいビール)を調合したような、面白い味わいでした。わたしはもう20年近く、芋焼酎にはまっていますので、宴会の乾杯でも「芋のお湯割り」ですが、個性的な地ビールでの乾杯も悪くないですね。ここ数年、日本酒(国酒)による乾杯条例を制定する自治体が増えてきています。でも、ボージョレ・ヌーボーのような新酒のお披露目会などは別にして、みんなが同じ酒を飲むのでなく、めいめいが好きに酒を楽しめばいいのではないでしょうか。「いろいろあって、みんないい」…クラフトビールを飲んでの感想です。
2013年11月24日
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このところ格闘しております…かぼちゃの種に。かぼちゃの種が食べられることは知っていますし、家でも何度か食べようと試みたことはありました。ただし、種の殻は食べられるとはいえ、繊維がきつくて美味しくない。殻をむけばいいのかもしれませんが、やせた種だと、何粒むいても得られる実はごくわずか。労多くして…というむなしさで、家では捨ててしまっていました。そこへ中国土産として、袋入りのお菓子としての種をどっさりといただいたのです。一般に、かぼちゃの種は、わたをよく洗い流して天日で干すなどして乾燥させると、種の殻の周囲の膜のようなものもきれいにはがせます。それを(1)殻をむいてから炒るか(2)炒ってから殻をむくかすれば、中の緑色の皮をした美味しい実(仁)を食べることができます。面倒だといって、殻ごと食べようとするには、よほどよく乾燥させるか、パリパリによく炒るかしないと、やはり食べづらいようです。ただし殻をむくのは面倒で…と第1段落に戻ります。今回いただいたお土産は、殻をむくしかないのですが、1つ1つ食べているうちにコツを会得してきました。種の周囲を「12時の方向」から「6時の方向」まで、前歯で少しずつ噛み切って破り、殻の片側をむき取ります。またはキッチンばさみで周囲を切ります。このとき、実自体が2枚に割れやすいので注意が必要です。慎重に両側の殻を取ると、ぶじ可食部が残りますので、ようやくいただけます。骨が折れますが、1日20粒ほど、ぼちぼちいただいています。
2013年11月09日
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大阪・梅田の百貨店で、この季節恒例でしょうか、「阪神大ワイン祭」という催しがあり、北新地「BAR QUINTA(バル・キンタ)」のマスターが、白ワインの一種であるシェリーのブースを出されていたので覗いてきました。シェリーにはいろんな種類がありますが、無色に近いフィノやマンサニーリャ、色の濃いアモンティリャードやオロロソ、さらに濃くてまるで砂糖を入れた紅茶のようなモスカテルやペドロ・ヒメネスなど、多くのシェリーが1コイン(500円)均一で50cc飲めます。早い時間から2杯飲んだら、かなり回りました(^o^;)。 中央のハットをかぶった男性が、バル・キンタのマスター
2013年11月04日
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連日のひき肉メニュー、チープですみません(^o^)>。娘のリクエストは「なすの挟み焼き」だったのですが、今なすは高い(^_^;)。れんこんも年中高いのですが、6cmほどで98円という小さなのがあったので購入。以前に挟み揚げは取り上げましたが、今回は確認のうえ「挟み焼き」に。結局、豚ひき肉約200gにごま油少々を混ぜてから、赤だし味噌で味(塩分)をつけ、そこへ青ねぎ2本、青じそ2枚、おろししょうが、クローブの粉末を加えてタネとしました。皮をむいたれんこんは、スライサーだと薄くなりすぎるので、包丁でできるだけ薄切りにします。なんとか12枚取れましたので、水にさらしたりせずに、6つに分けた肉ダネを丁寧に挟みました。れんこんを割らないように注意深く、穴にタネが食い込み、しかも胴からはあまりはみ出ない、という加減で、6個作りました。フライパンを熱して、炒め物より少し多めの油を入れ、てんぷらよりも濃いめに水で溶いた小麦粉にくぐらせて、弱火でまず片面を焼きます。鉄板の面が固まったら、そっと裏返し、あとはふたをして弱火で5分前後焼きます。きつね色になったら、最初に焼いた面も香ばしく焼きましょう。ふたをすることで、素材から出る水分で蒸し焼き状態になり、中まで火が通ります。肉ダネに味がついているので、そのままいただきます。娘は「れんこんの餃子みたい」と言っていましたが、家で作る普通の餃子よりジューシーな感じに仕上がりました。一つも崩れませんでした。赤だし味噌でコクも出ていました。
2013年11月03日
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以前書いた煮込みハンバーグは、作ったハンバーグがかなり大きかったので、中まで確実に火を通そうと思って煮込んだものでした。今回は最初から煮込みで作ろうと思い、ハンバーグを巨大にしませんでした。これはこれで美味しくできたのですが、煮込みハンバーグという名前でいいかどうか少々疑問です。つまり、ビーフシチューのビーフの代わりに、ひき肉の団子を使ったようなものだからです。煮る前に焼いたので、まさしくハンバーグではありますが…。じゃがいもとにんじんは皮をむき、一口大に切っておきます。合い挽き肉に、おろしたたまねぎ、ナツメグ、クローブ、胡椒、塩を混ぜてよく練り、パン粉も加えてよく練り込みます。このタネを一口大にまとめ、油少々を引いた深めのフライパンで、両面をよく焼きます。にんじんを加え、使うビーフシチューまたはハヤシのルーの分量に合わせてお湯を注ぎ、沸騰させます。じゃがいもを加えたら弱火で10分ほど煮て、いったん火を止め、ルーを溶かし入れます。再び弱火で、少しくつくつ煮込めば、できあがり。今回はじゃがいもはメークインを使ったのですが、ルーを溶かすときにかなり崩れてしまいました。もう少し煮込み時間を短くすればよかったかもしれません。これは芋の種類で加減をしてください。めいめいに汁ごとよそい分けて、温かいのをいただきましょう。肉団子煮込み、いや、合い挽き版ビーフシチュー、それとも、やはり小ぶりな煮込みハンバーグでしょうか…。美味しさは間違いないのですが(^o^;)。
2013年11月02日
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