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今日は予報通り天気が悪い。それに、まるで台風のような強風が吹いている。桜が蕾で良かった。咲いていたなら、いちころの桜吹雪で散ってしまったことだろう。何が幸いするか分からない。先物市場もおかしな展開だ。 週末30日の原油価格(終値)は、僅かながら上げた。アジアが株安だったが、ヨーロッパ、特にアメリカの株価が上げた。それに、ドルが対ユーロで安かった。まあ、相変わらずの二大金融要因を主因とする展開だ。 イラン問題も利いたようだが、イラン制裁を進めるアメリカは着実に根回しをしている。クリントン国務長官は、湾岸諸国の協力を確実にするためサウジを訪問中だ。イランは一刻も早く柔軟な姿勢を示した方が良い。 30日のWTI価格(終値)は、24セント高のバレル当り103.02ドルになった。辛うじて103ドルへと戻した。しかし、アメリカの天然ガス価格はバレル当り12.76ドルへと低下した。 投機のブレントは49セント高の122.88ドルになった。WTIより上げ幅が大きかったので、逆値差は19.86ドルへと拡大した。20ドルへと迫る勢いは異様としか言いようがない。 金価格も上げた。最も取引量の多かった6月渡しは17ドル高のオンス当り1671.9ドルとなった。しかしながら、最高値は1672.9ドルに止まった。一時の勢いは完全に消えている。 終値後の最終取引は、原油も金も下げた。WTIは再び103ドル割れ、ブレントは122ドル台に止まった。金は1670ドルを割った。最終取引のセンチメントは悪い。
2012年03月31日
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変わりやすい天気が続いている。それでも、気温は高い。しかし、明日は寒くなるらしい。寒暖の差が激しいと体調を崩し易い。風邪も引き易くなる。あと少し用心にこしたことはなさそうだ。お陰で桜の持ちは良さそうだが。 さて、29日の原油価格も大幅に下げた。株安のせいだろう。需給のファンダメンタルズが利いたのなら、こんな下げ幅では収まらない。少なくとも80ドル以下だ。 ドルは対ユーロで相変わらず安かったから、この程度の下落で止まったのだろう。相変わらず株、為替の二大金融要因で動くおかしな相場展開であることには変わりがない。30日午前は既に戻し加減になっている。 29日のWTI価格(終値)は、2.63ドル安のバレル当り102.78ドルになった。アメリカの天然ガス価格も下がってバレル当り12.89ドルになった。30日午前は103ドル台へと戻している。 投機のブレントも1.77ドル安の122.39ドルになった。また、WTIより下げ幅が少なかったから、逆値差は19.61ドルになった。本来ならWTIより安いブレントが19ドル以上も高いのだから異様だ。30日午前は122.83ドルに戻している。 金価格も僅かながら続落だ。5.6ドル安のオンス当り1654.9ドルとなった。最高値も1666.9ドルまで下げた。一時の勢いは完全に消えた。投機筋の巻き返しはあるのだろうか?大動乱でも起きればグンと上がるのだろうが。30日午前は大分戻している。
2012年03月30日
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変わりやすい天気が続いた。今日は一段落で、そろそろ春かと言う天気だが、週末は、また、崩れるらしい。油断は出来ない。風邪など引かぬよう、くれぐれもご用心を! さて、28日の原油価格は大幅に下げた。アメリカの在庫が予想以上に増加したことが、その一因でなんとなく、久し振りにファンダメンタルズが利いたかと思わせるような動きだった。 しかし、先週も書いたが、そもそも春先は需要が減退し、在庫が増加する北半球の不需要期だ。それなのに、需要そのものを見ようとしなかった。エセ需給要因で先週は原油価格が上がってしまった。 やはり、株安に主因を求めた方が良いのかもしれない。ドルは対ユーロで相変わらず安かったから、この程度の下落で止まったということだろう。相変わらず株、為替の二大金融要因で動くおかしな相場と捉えるべきだろう。 28日のWTI価格(終値)は、1.92ドル安のバレル当り105.41ドルになった。アメリカの天然ガス価格は、更に下がってバレル当り13.15ドルだ。こちらは需要により正直と言えそうだ。 投機のブレントは1.38ドル安の124.16ドルになった。WTIより下げ幅が少なかったから、逆値差は、更に開き18.75ドルになった。本来ならWTIより安いブレントが19ドル弱も高いのだから異様だ。 金価格も大幅に下げた。27ドル安のオンス当り1657.9ドルだ。最高値も1684.5ドルまで下げた。一時の勢いは完全に消えたとの印象が強い。投機筋も溜息というところだったのだろう。 29日午前の原油価格は僅かながら続落、金は僅かながら上昇となっている。しかし、原油は100ドル超え、金は1500ドル超えだということを意識する必要がある。 感覚は麻痺しやすい。円高もそうだ。株式相場は80円台に入ったから輸出産業に寄与するとして輸出株が上がってしまったりした。本当にそれほどの円安なのかと頭を捻らざるを得ない。 金融緩和を背景にした投機マネーの市場流入が冷静な分析を鈍らせていると考えざるを得ない。現下の需給を遊離した原油相場の動きといい、困った状況が続く。
2012年03月29日
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今日は辛うじて午前中にPCに向かえた。天気は昨日より悪い。一気に春とはなかなか行かない。春先はもともと天気が変わりやすいが、今年は特にひどい。秋の空並みになって来た。 セクハラ気味かも知れないが、一昔前は女心と秋の空と嘆いたようだ。今は、男も、いや、世界全体がそんなになってしまった。変わり易い、寒暖の激しい天気には、くれぐれもご用心を! さて、27日の原油価格はアジア、ヨーロッパとアメリカと分かれた。前二者は僅かながら下げ、アメリカは僅かながら上げた。それでも異様な逆値差は続いている。金も下げた。 27日のWTI価格(終値)は、僅か30セントだが続伸してバレル当り107.33ドルになった。アメリカの天然ガス価格は、更に下がってバレル当り13.25ドルだから、ますます競争にはならなくなった。 投機のブレントは僅か11セントだが下げて、125.54ドルになった。アジア向け原油も下げたが、未だに高い。ヨーロッパ、アジアは異様な原油高に苛まれている。 金価格はほぼ横ばいだった。70セント安のオンス当り1684.9ドルになったのだ。ただ、最高値は1696.9ドルへと僅かながら上げた。上昇圧力は続かない。一時の勢いは殆ど消えた。 二大金融要因は、株が下げたものの、ドルは対ユーロで安かった。まあ、ミックスだった。28日午前は、原油、金ともに下げている。アジアでは株安、ドルは対ユーロで下げている。相変わらずの強弱ミックスだ。
2012年03月28日
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今日はもたもたしている内にPCに向かうのが遅れた。外は良い天気だったから散歩などと言うのなら良かったがそうはいかない。まあ、しかし、春らしい天気には救われる。 ただ、変わり易い、寒暖の激しい天気が続いているから、くれぐれもご用心を! 先物市場も変わり易い状況にある。この数年間は、主に、現下の需給ではなく、資金の需給で価格が動いて来た。昨日もそうだったが、幾分その影響は和らいだ。金融緩和を思わせる発言、ドル安は強気要因だ。 26日のWTI価格(終値)は、この数年間の動きからすれば、ぐんと伸びてもおかしくはなかった。それが、僅か16セント高のバレル当り107.03ドルに止まった。妙に高いから、警戒心が出ているのか? まあ、アメリカは天然ガス価格は、更に下がってバレル当り13.36ドルだから、107ドル台となった今では競合などというレベルではない。天然ガスバーナーのある人で暖房油を買う人は皆無だろう。 投機のブレントは52セント上昇した。125.65ドルになった。なんで、125ドルを超えるのだ。ヨーロッパは気の毒だ。アジア向け原油は、ブレントの影響を受けるが、26日は僅か下げた。 金価格はバーナンキ発言により敏感に反応して上げた。23.2ドル高のオンス当り1685.6ドルになった。ただ、最高値は1685.6ドルと、それほどの上昇ではない。一時の勢いは見られなくなった。 27日午後は、原油が下げ、金は僅かだが続伸している。本当に変わり易い相場だ。
2012年03月27日
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今日は良い天気だ。昨日のように変化が激しいようには思えない。そろそろ春爛漫と行きたいところだが、風は妙に冷たい。急に日が蔭るようには思えないが、ご用心を! 良さそうに見えて足元を掬われる。いや、実は悪いのだが、良いようにお化粧している、それが最も困る。経済も実態経済の本格的回復を期待したいものだ。ニューエコノミーの復活はそれに深く係わっている筈だ。 週明け26日昼前のWTI価格は、僅か29セントだが続落でバレル当り106.58ドルとなった。アジア株式市場は、香港を除き高い。ドルは対ユーロで弱い。二大金融要因が強気な中での下げだ。 妙に高くなったから、警戒心が出ているのか?まあ、アメリカは天然ガス価格がバレル当り14ドル程度だから、確かに高い。高ガソリン価格もアメリカでは大統領選の争点の一つになりつつある状況だ。 投機のブレントもさすがに下げた。それでも、124.83ドルと異様に高い。なんで、125ドル弱の高さなんだ、ヨーロッパも気の毒になどと言ってはいられない。ブレントの影響を受けてアジア向け原油も高いからだ。 このような原油価格高騰は、債務問題に苦しむヨーロッパ諸国だけではなく、非産油国の開発途上国の経済も脅かす。飽食のエネルギーは頂けないが、エネルギー価格は経済の根幹に影響を及ぼす。 金価格は僅か上げた。1.3ドル高のオンス当り1663.7ドルだ。先週末の低下傾向には歯止めが掛かったようだが、最高値は1669.4ドルと低迷している。 ただ、原油、金ともに、本格的動きは日本時間夕方まで待たなければならない。日経平均は、日銀短観の見通し改善の影響もあったのだろう、好調だ。アジア株も好調だ。しかし、さて、どうなることやら。
2012年03月26日
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今日は日曜だから市場は閉じている。電子取引も現地時間午後6時、日本時間では明朝8時まで閉じている。先週末の終値は異様な戻しだったが、最終取引は僅か低下した。 この数年間は、現下の需給から遊離して、株、為替の二大金融要因が市場をリードして来たのだから驚きはしないが、需給を基本とする価格決定を正当とすれば異様な動きだ。エセ要因の多さには呆れるばかりだ。 先週末23日のWTIの最終取引価格は僅か14セントだが下げてバレル当り106.73ドルとなった。これに対し、投機のブレントは僅か上げた。そこにもロンドンの異様さが表れている。しかも125.21ドルと高い。 それにしても、125ドル超えとはひどい。ジオポリティックス要因にも揺さぶられてはいるが、投機筋がそれを上手く使っている。ヨーロッパはガスもロシアに頼っているからヨーロッパは脆弱だ。 金価格はWTI同様僅か下げた。1.6ドル安のオンス当り1680.8ドルだ。週明けは、この流れを追うのか?本格的動きは日本時間明日夕方まで待たなければならないが、市場が開いて株安かどうかがまず注目される。
2012年03月25日
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昨日も、やはり油断出来ない展開だった。また、おかしな市場がおかしな展開をした。イラン問題が原油価格を吊り上げた格好になっているが、その無理な強気解釈には驚くというよりも呆れるばかりだ。 まあ、それがイランの思う壺だから何をかいわんやだ。こんなところで、投機筋とイランの利害が一致するとは情けない。備蓄を取り崩さなくても危機対応が可能という発言が何故強気になるのだろうか? それよりも、やはり、株、為替の二大金融要因を主因とする方が妥当だ。アジア株式市場はメロメロで、ヨーロッパもそんな立ち上がりだったが、アメリカ市場が最後に全てを引き上げた。それにドル安が加わった。 そんなことで、23日のWTI(終値)は、22日の1.92ドル安の大部分を回復した。1.52ドル高のバレル当り106.87ドルまで戻したのだ。投機筋はホッとしていることだろう。 投機のブレントも大きく戻した。と言うよりも、22日の1.06ドル安を上回って上げた。1.99ドル高の125.13ドルとなった。ひどいもんだ。逆値差も更に開き、17.78ドルだ。下がる時は少し、上がる時は大きい。 金価格も上げた。19.9ドル高のオンス当り1662.4ドルだ。しかし、最高値は1666.3ドルに止まった。投機筋は懸命だが、思ったようには上げていない。それでも先週末が1655.8ドルだったから僅か上げた。
2012年03月24日
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今日は、今頃PCに向かっている。今日は寒かった。やはり油断出来ない。もう少しの辛抱だ、とは言い難い。薄着になっちゃった人にはかなり辛かったことだろう。さて、一昨日の原油先物市場はやはりおかしかった。 昨日の終値はその分下がって、エセ需給要因の化けの皮が剥がれたと言いたいが、やはり、株安、ドル高の二大金融要因が主因だったようだ。そのせいか、23日の夜には僅かだが戻し加減になっている。 22日のWTI(終値)は、1.92ドル安のバレル当り105.35ドルとなった。投機筋は下支えに懸命だ。天然ガス価格も下げ、バレル当り13.61ドルとなった。終に14ドル割れだ。 投機のブレントも下げたが、その下げ幅はWTIよりずっと少さかった。1.06ドル安の123.14ドルだった。それにしても、高い。逆値差も17.30ドルまで開いた。 金価格も下げた。7.8ドル安のオンス当り1642.5ドルになった。しかし、最高値も1656.6ドルと安い。投機筋は懸命だ。それでも、一時は1500ドルが目標だったのだから、未だ高い水準と言える。 23日夜は、原油価格、金価格ともに、僅か上昇している。株式市場は低調だが、ドルは再び対ユーロで安くなった。これで、株式市場が戻れば、更に上がることになるのだろうか。なかなかしぶとい。
2012年03月23日
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今日は、大分暖かい。春到来と言った感がある。それでも、油断はご用心!ここのところ、三寒四温のブレが大き過ぎる。風邪も流行っているようだ。しかし、いずれにしても、もう少しの辛抱だ。 それに比べ、原油先物市場は、ますますおかしな展開になって来ている。エセ需給要因も再登場だ。アメリカの石油統計で予想外の原油、ガソリン在庫の取り崩しがあったのが強気要因になった。 需要の高まりが予想されると言うことだが、そもそもおかしい。それなら何故素直に需要量に着目しないのか?石油需要は先週も対前年同期比で5.7%減だ。累積でも5.5%減。どこにも強気要因は見当たらない。 そんなことで、表面的な需給要因を除けば、21日の原油価格(終値)が上昇したのは、ヨーロッパ、アメリカが株安だったが、ドルが対ユーロ安だったことが主因と考えざるを得ない。 ヨーロッパの信用不安が一段落、アメリカの経済指標もそこそこになり、リスク資産への投機が戻ったとの声もあるが、どうもそうとも思えない。要は、余剰資金の投資先に苦しんだ末と言うことだろう。 21日のWTI(終値)は、前日の2.48ドル安の内、1.66ドルを戻し、バレル当り107.27ドルとなった。投機筋は下支えに懸命だ。天然ガス価格も戻したが、未だバレル当り14.16ドルに過ぎない。アメリカのガスは安い。 アメリカでは、天然ガスと石油の双方のバーナーを持つ家庭も多い。そのような家庭は、せっせと天然ガスへとシフトしたようだ。それはそうだろう。自分でもそうする。妙に高いものを使う必要性などない。 投機のブレントも上げたが、その上げ幅はWTIよりずっと少なかった。ほぼ横ばいだった。そうだろうと思う。8セント高の124.20ドルだった。ヨーロッパの一般家庭は気の毒だ。天然ガスもアメリカよりは高いからだ。 金価格も僅か戻した。3.3ドル高のオンス当り1650.3ドルになった。しかし、最高値は1650.3ドルまで下げた。投機筋は懸命だろうが、ジリ貧との感は否めない。それでも未だ1500ドルを遥かに上回っている。 22日昼過ぎは、原油価格、金価格ともに、僅か続落だ。ドルは対ユーロで安いままだが、アジアの株式市場が急に勢いを無くした。まあ、しかし、本格的動きは、ヨーロッパ市場が開く夕方まで待たなければならない。
2012年03月22日
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20日の原油価格(終値)は、ヨーロッパ、アメリカの株安を主因として、対ユーロ・ドル安ではあったが、大幅に下落した。サウジの供給保証発言、悲観的な需要見通しも背後にはあるが、それにしては未だに高い。 20日のWTI(終値)は、2.48ドル安のバレル当り105.611ドルまで下げたが、投機のブレントほどではないにせよ、それにしてもひどい高値だ。天然ガス価格は低下し、バレル当り14、01ドルとなった。 天然ガス価格との大幅な乖離は、重油、暖房油需要の大幅低下に表れている。天然ガスと石油の双方のバーナーを持つ家庭も多い。そのような家庭では、容易に天然ガスへとシフト出来るからだ。 投機のブレントも下げたが、その下げ幅はWTIより少なかった。1.59ドル安の124.12ドルになった。何ともひどい。ロンドンの抜け穴はますます広がる。お陰で逆値差は18.05ドルへと再び開き始めた。 金価格も大幅に下げた。20.30ドル安のオンス 当り1647ドルになった。最高値も1664.9ドルまで下げた。投機筋は懸命だろうが、かっての勢いは全く見られない。 21日昼は、原油価格、金価格ともに、ほんの僅か戻している。ドルは相変わらず対ユーロで安いが、アジアの株式市場は寂しい動きだ。しかし、本格的動きは、ヨーロッパ市場が開く夕方からだ。
2012年03月21日
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今日は、今頃PCに向かっている。天気は良かったし、祭日らしい行楽を楽しめたからだ。落ち着いて価格情報を覗いてみたが、その上昇振りにびっくりだ。現下の石油需給を遊離していることにいかに馴れたとしても、これはひどい。 週初19日の原油価格(終値)は、アジア、アメリカの株高、対ユーロ・ドル安を主因として、大幅に上昇していたのだ。イラン問題という懸念要因があるにしても、それにしてもひどい。 19日のWTI(終値)は、1.03ドル高のバレル当り108.09ドルになった。何度も言うが、アメリカの現下の需給からは考え難い異様な高さだ。天然ガス価格も上がったが、たったのバレル当り14ドル強に過ぎない。 さすがに、投機のブレントは、僅かながら下げた。10セント安の125.71ドルになった。それにしてもまだまだ高い。きっとシティは大喜びに違いない。ロンドンの抜け穴はますます広がる。 そんな中、消費国政府ではなく、アブダラー・サウジ国王がサウジは原油価格の上昇が世界経済にとって好ましくないと考えているので、価格を引き下げるため、安定的な石油供給を保証すると発言している。 金価格は更に上げた。11.5ドル高の1667.3ドルとなった。しかし、最高値は1670.1ドルに止まっている。一時の勢いは無い。投機筋が懸命だろうが、今のところ全力投球ということでも無さそうだ。 20日夕は、原油価格、金価格ともに下げている。ドルは相変わらず対ユーロで安いが、祭日の日本を除くアジアの株式市場が腰砕けになっている。しかし、本格的動きは、これからだ。その動向が注目される。
2012年03月20日
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2012年03月19日
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週初19日の原油価格は、先週末のほぼ全面的な世界的株高を受けた香港を除くアジア株の続伸、未だ高水準だが対ユーロ・ドル安傾向を主因として、僅か上昇している。 19日昼前のWTIは、24セント高のバレル当り107.30ドルだ。アメリカの現下の需給はかなり緩く、もうじき不需要期に突入するというのにおかしなことだ。この数年間はずっとそうだから、言っても仕方がないことだが。 投機のブレントは126.03ドルと終に126台に乗せた。シティは大喜びだ。ロンドンの抜け穴はますます広がる。イラン問題が供給不安を招いているのだから、政府、関連機関はそれを肝に銘じるべきだろう。 金価格は下げ止まった感がある。8.1ドル高の1663.9ドルとなった。最高値は1665.1ドルに止まっている。投機筋は、まず原油で儲けてホッとしているのだろうが、原油価格が頭打ちになれば、金に来るのだろう。
2012年03月19日
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週末16日の原油価格(終値)は、ほぼ全面的な世界的株高、対ユーロ・ドル安を主因として、沸騰した。これだけ、現下の需給からかけ離れた動きになると、もう、呆れるより他は無い。世界経済に暗雲が垂れ込める。 16日のWTI(終値)は、1.95ドル高のバレル当り107.06ドルとなった。アメリカの現下の需給はかなり緩い。それに競合燃料である天然ガス価格は昨日上昇してもたったバレル当り13.96ドル、勝負にならない。 投機のブレントは2.26ドル上げ、125.81ドルになった。シティは大騒ぎだ。ロンドンの抜け穴は広がるばかりだ。異常な高価格となった。逆値差は18.75ドルへと、再び拡大した。ロンドンの抜け穴の意味は大きい。 とにかく、ヨーロッパにはアメリカのように迅速かつ正確な統計がない。まあ、迅速かつ正確な石油週報を出しているのは、アメリカ、そして日本の民間しかないのだから、他は限界と言うことか。 迅速で正確な石油統計の不在は、1990年代に問題提起され、その実現に動き始めたのだが、未だに足踏み状態で進展がない。ひどいもんだ。理想は高かったが、心の狭い利害関係が進展を遅らせている。 金価格はじりじりと下げる展開に戻った。3.7ドル安の1655.8ドルとなった。最高値は1664.9ドルに止まっている。投機筋は、まず原油で儲けたからホッとしていることだろうが、基本的には懸命だ。 株、為替、そして商品先物と、全てをオールラウンドに把握しながら、戦略を練る。その動きの中で儲けようとすることは決して悪いことではないし、むしろ正当なことだ。 しかし、そこに世界経済、消費者、そして、そもそも顧客を軽視するような動きがあれば、不当、不公正なことと言わざるを得ないだろう。倫理観無き大儲けはやがて破綻する。 それが、エネルギーではエンロン問題であったし、2008年の旧大投資銀行の破綻であった筈だ。特に、2008年の場合には、国家支援のもとに立ち直ったことを肝に銘じるべきだろう。
2012年03月17日
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15日の原油価格(終値)は、株高の中だったが、僅か下げた。世界的な株高に対し、ドルは、軟化気味になったものの、対ユーロで相変わらず強い。現下の需給はといえば、相変わらず緩い。 15日のWTI(終値)は、32セント安のバレル当り105.11ドルとなった。しかし、未だに現下の需給からすれば、根拠無き高水準にあることを念頭に置く必要がある。しかも天然ガス価格はバレル当り僅か13.67ドルだ。 投機のブレントは1.42ドル下げ、123.55ドルまで下げた。ひどい、異様な高価格が続く。逆値差は18.44ドルまで狭まったが、相変わらずの異様な展開だ。 金価格は逆に上げた。16.6ドル高の1659.5ドルとなった。最高値は1658.9ドルに止まった。投機筋は懸命だ。しかし、16日午前は僅かだが下げている。旧大投資銀行の野望が気になるところだ。 16日午前には、取り敢えず原油価格が僅かだが、上昇した。アジア株は、ヨーロッパ、アメリカの株高にも係わらず、香港を除き安いが、ドルが対ユーロで軟化気味だからだろう。アジアは特に二大金融要因が主だ。
2012年03月16日
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この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. 「ターハは、私のレバノンでのデビューを進めてくれています。彼はこれまでずっと私の才能を認めてくれていました。私がきっとブレイクすると、メジャー・レーベルを説得しているところです」 メジャー・レーベルとは、スルタンには、聞き慣れない言葉だったが、一流の大レコード会社のことだろうと、推測はついた。「そうか。それであれだけの費用が必要なのか」 緊縮財政を貫いて来た、スルタンにとって、気が遠くなるような、法外な金額だったが、シェイク家の当主として、取り乱したところを見せる分けにはいかない。 ヤシンは、ただ、俯いていた。「それで、お前は自分の才能を信じているのだな」 俯いたヤシンの心に、この言葉が深く突き刺さった。一度デビューに失敗しているヤシンには、辛い言葉だった。自分の才能は信じていたかったし、ターハは、常にそれを認めてくれていたが、現実は厳しいことは分かっていた。 ターハだって、どこまで本気でいるのか分かったものではない。それでも、その言葉に縋らざるを得ない。デビューすれば、何とかなる、と思うしかない。少なくとも、自分の音楽に感動した、救われたと、言ってくれる人がいる。「愚問だったかな。自分の才能を信じていなければ、デビューなど考えないものだ」 ヤシンの言葉を待たずに、スルタンは続けた。ヤシンは、俯いたままだ。「ヤシン」 スルタンは思い切ったように言った。「ベイルートに行くか」 その言葉に、ヤシンは、顔を上げてスルタンを見詰めた。思いもよらない言葉だった。デビューを諦めるよう説得され、二度とベイルートに行かないようにと言われるのだと、思っていた。「えっ」 スルタンは微笑んでいた。その瞳は優しさに溢れていた。「ベイルートに行くか、と言ったのだ」 ベイルートに行くには当主たるスルタンの了承は不可欠だ。断られた場合には、ターハに相談して、不法出国をしなければならないかと思っていたほどだ。それが、こんな展開になったのだから、ヤシンの驚きは尋常では無かった。「海外渡航に必要な書類などには、いつでも署名する。心配は不要だ」 ヤシンは驚いて目を見張っていた。そんなヤシンの姿を、スルタンは相変わらず穏やかな眼差しで見守っている。 イブラヒムは、高原油価格が続いているので、上機嫌だった。イエイツの言い草は気に食わなかったが、大儲け出来ているのだから、不満はどこかに吹き飛んでしまう。 アブドルアジズから直々に、礼などを言われると、もう、最高の気分だった。それは、いくら儲けても得られない気分だ。イブラヒムにとってアブドルアジズは絶対だからだ。 特に、二月中旬からは、原油価格が再度一〇〇ドルを超え、そのままの状態が続いている。それ以前は、年初に一〇〇ドルを超えたものの、一月中旬そして一月下旬から二月初めには、一〇〇ドル割れもあり心配だった。
2012年03月15日
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この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年03月15日
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14日の原油価格(終値)は、結局、大幅な下げとなった。ヨーロッパ株が上昇していたが、アメリカ株が伸びなかった。それに、もう一つの金融要因であるドルが相変わらず強かった。 14日のWTI(終値)は、1.28ドル安のバレル当り105.43ドルまで低下した。しかし、ここのところの高値で感覚が麻痺し始めているが、これでも相当な高水準だ。アメリカでは、天然ガス価格はバレル当り僅か13.7ドルだ。 投機のブレントも1.25ドル下げたが、124.97ドルと高い。異様な高価格が続いている。逆値差は19.54ドルまで開いた。もう直ぐ20ドルだ。全く異様な展開だ。 金価格も大きく下げた。51.3ドル安の1642.9ドルだ。これは、二ヶ月振りの安値だ。2000ドルからはまた一段と遠くなった。最高値は1682.8ドルのままだった。旧大投資銀行の野望は潰えるのか? 世界経済、消費者を無視し、更に、善良な投資家をも軽視した、その野望は潰えても何等問題はない。そして、健全な先物、投資市場が実現することを切に望みたい。
2012年03月15日
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13日夜の原油価格は、ヨーロッパ株が上昇しているにも係わらず、下げげている。もう一つの金融要因であるドルが相変わらず強いからだろう。ドルは本当に強い。円に対しても強くなった。 まあ、円は強すぎたから、多少修正が入ったということか。円が80円台なんて信じられなかった。その点では原油も一緒か。100ドル原油なんて信じられない。しかも需給上は何等問題が無かった中での上昇だ。 それは、90年代からグラフを描いてみるだけで、一目瞭然だ。投機資金の大量流入によって、需給から遊離して急騰した。ピークオイル論という今となってはそれほど畏れることの無い、当然の論に踊らされた時もあった。 14日夜のWTIは、47セント安のバレル当り106.24ドルへと低下した。しかし、投機のブレントは、37セント安の125.85ドルに止まっている。相変わらずの異様な高価格だ。逆値差は、19ドル台だ。異様だ。 金価格は大きく下げた。35ドル安の1659.2ドルだ。最高値は1682.8ドルだ。一部投機筋の狙っていた2000ドルは一段と遠のいた。原油価格についても、一部投機筋では200ドルの呼び声が掛かっていた。 一体何を考えているのやらと言ったところだが、そう考えない人もいる。世界経済、一般消費者などは眼中にない投機筋もいることはいる。儲けて逃げれば良いなどと考えているのだろうか? そんな人達に乗ってしまう環境論者やアナリストも多い。困った展開だ。
2012年03月14日
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13日の原油価格(終値)は、ヨーロッパ、アメリカの株高を受けて僅か上昇した。上昇を抑えたのは、もう一つの金融要因であるドルだ。ドルが対ユーロで強かったからだ。需給から遊離したままの動きが続く。 14日午前は、アジア株が昨日のヨーロッパ、アメリカ市場を受けて上昇しているもののほぼ横ばいで推移している。ドルが対ユーロで強いことも利いているのだろうが、その異様な高水準に対する警戒感もあるのだろう。 13日のWTI(終値)は、36セント高のバレル当り106.70ドルとなった。しかし、先高、逆値差は拡大した。不需要期に入る時にしては異様な動きだ。この数年間はほぼずっと先高だったが、いつまで続くのか? 投機のブレント(終値)は、126.22ドルまで上げた。相変わらずの異様な高価格が続く。ブレントのWTIに対する逆値差は、終に19.52ドルまで拡大した。ますます異様だ。 金価格はジリジリと下げている。13日の終値は5.6ドル安の1694.2ドルとなった。1700ドル割れが定着するのか?シティの投機筋は躍起になっていることだろう。
2012年03月14日
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12日の原油価格(終値)は、結局、下げたままで終わった。アジア、ヨーロッパの株式市場が低調だったが、アメリカ市場は持ち応えた。ドルも対ユーロで軟化した中での下げだった。 13日昼は、アジア株の上昇、ドルの対ユーロ軟化を受けて、12日の下げの半分程度を取り戻している。相変わらず、株、為替の二大金融要因が主導する市場が続いている。 12日のWTI(終値)は、1.06ドル安のバレル当り106.34ドルまで下げた。しかし、13日昼には54セント戻している。現下の需給から遊離した動きが続くがアジアの場合にはよりそれが強い。 投機のブレント(終値)は、125.34ドルまで下げた。相変わらずの異様な高価格が続いている。WTIとの逆値差は広がるばかりだ。終に19ドルまで拡大した。WTIより安くて良い筈なのだから、誠に異様だ。 金価格もジリジリと下げている。12日の終値は11.7ドル安の1699.8ドルと、終にほんの2セントだが、1700ドルを割った。13日昼には17.5ドル上がってオンス当り1705.5ドルに戻している。しかし、最高値は1706.2ドルへと低下した。
2012年03月13日
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週明け9日の原油価格は、未だアジア市場が終了した段階だから、まだまだこれからだが、アジア株式市場の低迷、ドルの対ユーロ軟化を受けて、じりじりと下げた。 当初は、先週末のヨーロッパ、アメリカの株高を受けてアジア株式市場も上げていたが、その後、低下した。そろそろ、ヨーロッパへと中心が動く。さて、どうなるか? 12日夕方のWTIは、68セント安のバレル当り106.85ドルだ。朝方が55セント安だったから、ほぼ横ばいだ。先週末の動きを受け継げば、上がっていたのだろうから、良くぞ下げたものだ。 投機のブレントは、125.44ドルまで下げた。僅か54セント安だ。しかし、異様に高いままだ。WTIとの逆値差は広がるばかりだ。本来、WTIより安くて良い筈のブレントが19ドル近くも高いのだから、これも異様だ。 アジア向けの原油はこのブレントの影響を受けるから溜ったものではない。新アジアンプレミアム、あるいはアメリカンディスカウントとでも言いたいくらいのものだ。 金価格もジリジリと下げている。朝方が2.7ドル安、夕方が6.1ドル安のオンス当り1705.4ドルだ。下げたとは言っても1700ドル台に止まっている。そんな中だが、最高値は1717.4ドルへと上昇した。空元気か?
2012年03月12日
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週末9日の原油価格(終値)は、不需要期に向かうという現下の需給とは係わり無く続伸した。ただ、いつものことだが株高だった。ドルが対ユーロで強かったからここで止まったが、そうでなければ、もっと上昇していたことだろう。相変わらず、株、為替の二大金融要因が流れを決めている。 9日のWTI(終値)は、82セントも上昇してバレル当り107.40ドルとなった。資金の需給でここまで上げて良いのだろうかと思う。お陰で世界経済の先行きに暗雲が垂れ込めている。 投機のブレントは、さすがに54セント高の125.98ドルに止まった。しかし、ほぼ126ドルだから、その異様さには呆れるばかりだ。WTIとの逆値差は僅か狭まったが18.58ドルと未だに異様に大きい。 アメリカでは、天然ガスの先物価格が上がったが、それでもバレル換算で13.94ドルに過ぎない。この価格乖離も異様だ。こんなことが、いつまでも続くとは思えないが、随分長い間続いている。困ったことだ。 金価格も上げた。12.8ドル高のオンス当り1711.5ドルになった。終に1700ドルを超えた。最高値は1714.9ドルまで上がった。投機資金の流入を受けて上昇はしたが、それでも一時の勢いはない。
2012年03月10日
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8日の原油価格(終値)も、現下の需給とは遊離して上昇した。ただ、株高、対ユーロドル安であったから、この数年間市場を支配している株、為替の二大金融要因では強気だったことは間違いが無い。 アメリカの石油需給がここのところの大幅上昇を裏付けるものではないことは言うまでない。ここで書き続けた通りだ。要は、資金の需給で原油価格が不当に吊り上げられている。そして、それが経済を蝕む。 8日のWTI(終値)は、42セントと僅かだが、続伸してバレル当り106.58ドルとなった。これと言った強気要因が無かった中での上昇であることは相変わらずだ。 投機のブレントに至っては、1.32ドル高の125.44ドルとなった。投機筋からは150ドル狙いと言う声も上がっているのだから、この125ドルも通過点だろうが、WTIとの逆値差が19ドル弱まで拡大したのは異様だ。 アメリカでは、天然ガスの先物価格がおよそバレル当り換算で13.63ドルに過ぎない。天然ガスとの価格乖離も異様だ。こんなことが、いつまでもとおるとは思えないが、世の中が歪で不当、不正が罷りとおるのだから、何とも言いようがない。困ったことだ。 金価格も上げた。14.8ドル高のオンス当り1698.7ドルになった。相変わらず1700ドルを割り込んだままだが、最高値は1704.8ドルと1700ドルを超えた。それでも、まだまだ一時の勢いはない。
2012年03月09日
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7日の原油価格(終値)は、分けも無く大幅に上昇した。株高であったことは間違いが無いが、これほど大幅な上昇に繋がる水準ではなかった。ドル安とも言われているが、それほどのこともなかったし、基調はドル高だ。 アメリカの石油需給は大幅上昇を裏付けるものではない。まず、石油需要量が昨年同期比6.1%も減少している。これから不需要期に向かうのだから生産量が低下していて、原油輸入量が減少するのは当然のことだ。 その結果、製品在庫が減るのも、また、当然のことだ。アナリストはそう考えていることだらうが、投機筋はそうは考えないか、それを無視して、エセ需給要因として喧伝する。 そんな実情にも係わらず、7日のWTI(終値)は、1.46ドル高のバレル当り106.16ドルまで上げた。7日寝際には下げていたのに、流れが変わった。しかも、これと言った強気要因が無かったのだから話にならない。 投機のブレントに至っては、2.14ドル高の124.12ドルまで上げた。こちらは7日寝際にも上げていたから、そのまま上げた格好だ。150ドル狙いと言うのもあながち相手にしない分けにはいかなくなりそうだ。 金価格も上げた。11.8ドル高のオンス当り1683.9ドルになった。相変わらず、1700ドルを割り込んだままだ。最高値も1688.7ドルと1700ドルを割っている。7日寝際も上昇していたから、ブレントと同様の動きだ。
2012年03月08日
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今日もこんな時間にPCに向かっている。もうすぐ8日になってしまう。そんなことで、今更の6日の原油価格(終値)と7日寝際の原油価格とをアップすることになる。 6日の原油価格(終値)は、株高、ドル高と強弱入り乱れた中で、大きく下げた。7日寝際も、まだ安い。経済指標がさえない中、イラン問題も一触即発ムードから楽観ムードへと変わった。弱気が勝っているということだろう。 6日のWTI(終値)は、2.02ドル安のバレル当り104.70ドルまで下げた。7日寝際には更に32セント下げ、104.38ドルになっている。投機のブレントは、6日の終値が121.98ドルまで下げたものの、7日寝際には122.29ドルまで戻している。誠におかしな動きだ。 金価格も下げた。31.8ドル安のオンス当り1672.1ドルになった。終に、1700ドルを割り込んだ。最高値は1709.8ドルと辛うじて1700ドル台だった。7日寝際は、2.4ドル高の1674.5ドルになっているが、1700ドル台復帰は果たしていない。
2012年03月07日
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週明け5日の原油価格(終値)は、結局、ほぼ先週末と同じ水準だった。株安、対ユーロドル高では、投機筋の勢いはでない。石油需要低迷は今始まったことではない。相変わらずイラン要因が市場を支えている。 淋しい限りだ。しかも、石油価格が高騰して、世界経済、一般消費者に打撃を与えている。産油国、特に強硬派はそんなことには無頓着だ。国際石油会社も利益が出ればそれで良いとでも思っているのだろうか? WTIは、週明け当初は1ドル弱まで上昇したが、2セント高のバレル当り107.20ドルまで下げた。お陰で107ドルという高値に止まっている。投機のブレントは123.80ドルだ。相変わらずとんでもない高値が続いている。 金価格は逆に僅か下げた。5.9ドル安のオンス当り1703.9ドルになった。1700ドル割れ寸前だ。最高値も1718ドルまで下げている。金は原油より一足先に失速気味だ。
2012年03月06日
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この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. ヤシンはヤシンで自分の不甲斐なさを嘆いていた。必要な資金は自分で調達したかった。しかし、端くれとは言え、シェイク家の一員が、アルバイトをするわけにはいかない。陰に隠れてそんなことをすれば、それこそ、スルタンに叱られるだろう。いや、それ以前に自分が許さない。 決して怠惰な分けではない。一心不乱に余所目を気にしないで働く分けには行かないのだ。 他のシェイク家の平凡なもののように、ぬるま湯につかるように、生きて行けば、何の問題も無かったに違いない。しかし、それも、したくなかったし、そんな風にして人生を過ごす自分を許せなかった。 と言って、スルタンのように飛び抜けて優秀な分けでもない。スルタンの場合には、いつ勉強をしているのか分からないほど悠然としていたが、それなりに勉強をしていたのだろう。そうでなければ、超難関な大学を受かる分けがない。特に医学系はそうだ。 ヤシンは、自分にそれほどの能力は無いと思っていた。身内に優秀な者がいれば、特にその差を感じる。とても、敵わないと思った。コーラン読誦、暗誦でも同じだった。とても、スルタンやスレイマンには敵わないとずっと思いながら、常にコンプレックスを感じて育った。 しかし、サウジでは認められる分野ではないが、ポップスでは自分の方が上だと自負していた。もっとも、スルタンは、はなから、この分野に興味を持っていなかったし、むしろ、嫌いのようだった。きっと、コーラン読誦、暗誦などが上位にあると思っているのだろう、とヤシンは考えていた。 「ヤシン。レバノンで再デビューしたいと考えているようだが、その気持ちには変わりがないのか」 スルタンに送られて来た請求書には、ヤシンの再デビューに関する費用であることが書かれていた。 ヤシンは、ようやく、目を上げて、スルタンを見た。そして、ただ、軽く頷いた。「夢を諦める分けには行かなかったのだな」 スルタンは、独り言のように、静かな口調で喋った。 ヤシンは、驚いたように、スルタンの目を見詰めた。スルタンが、そんな優しい気持ちで自分のことを見てくれているとはちっとも思っていなかったからだ。イスマイルのように烈火のように怒られるものと思って、この部屋にやって来た。意外だった。「お前は、断崖の城に立て篭もった時に、仲間達の夢を支えた。苦しい時にお前は皆の拠り所の一つになった」 ヤシンは、目を見張った。スルタンがそんなことを言ってくれるとは、夢にも思っていなかった。断崖の城でスルタンは、そのように感じていたのか、と、思うと、嬉しさが心の底から込み上げてきた。 ヤシンが自分の才能を評価してくれていた。それが分かっていれば、事前にスルタンに相談したことだろう。認めてくれたかどうかは分からないが、思い切って話したに違いない。「ベイルートの人々が、断崖の城で戦った人々のように、お前を評価してくれるかどうかは分からないが、お前はそれに賭けて見たいと言うことだな」 皆に、夢を与えられるかどうかは分からないが、自分がメジャーデビューに夢を持っていることは確かだった。
2012年03月05日
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この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年03月05日
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週明け5日の原油価格は、先週末より僅か上昇して始まったが、今は、じりじりと下げ始めている。アジア株は上海を除き下げている。ドルは対ユーロで高い。株、為替の二大金融要因はともに弱気だ。 今の高値を支えているのが、金融緩和による余剰資金とイランというのだから淋しい限りだ。世界経済、一般消費者に恩恵を与えると言うものではない。もうすぐイラン総選挙の結果が出る。それも材料にされることだろう。 WTIは、50セント高のバレル当り107.20ドルとなった。何で、そんな高値にと言っても始まらない。投機のブレントなどは123.97ドルの高値だ。124ドル近辺を行き来している。相変わらず、とんでもない高値が続く。 金価格も僅か上げた。6.2ドル高のオンス当り1716ドルになった。最高値は1718ドルまで下げた。投機資金が虎視眈々と狙っているのだろうが、失速気味だ。
2012年03月05日
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今日は、今頃PCに向かっている。フォローがそれだけ、遅くなるのだから、ストレスは溜まる。幸い、先物市市場は既にお休みに入っているから新たな動きはない。それがせめてもの救いだ。 週末2日の原油価格(終値)は、サウジパイプラインの爆発報道をサウジが否定したこと、更にドル高を受けて、急落した。株については、アジア、ヨーロッパと高かったが、アメリカが息切れした。 お騒がせ屋イラン状態は続いている。そのイランでは総選挙が行われている。投機筋は、その動向が大きいとしている。それは、強硬派が勝ちそうな動きだからだろう。強硬派が勝てばそれを強材料として使いたいからだ。 WTIは、2.14ドル安のバレル当り106.70ドルとなった。投機のブレントは2.55ドル安の123.65ドルになった。相変わらず、とんでもない高値が続く。話にならない。 金価格も下げた。金は、ドル高、利益確定の売りの影響を受けたようだ。12.4ドル安のオンス当り1709.8ドルになった。最高値は1725.4ドルまで下げた。 投機が踊って、原油、金、穀物などが上昇したが、投機マネーが引けば、元の価格に戻るという保証もない。一体、この高値の責任を誰が取るのだろうか?
2012年03月03日
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1日の原油価格(終値)は、イランのメディアがサウジパイプラインの爆発を報じたことを主因として大幅に上昇した。とは言え、株高、ドル安の二大金融要因が強気だったことも事実で、それに大きな追い風が吹いた。 どうして、そんな不確かな情報で原油価格が高騰するのかと不思議に思う人もいるかもしれない。しかも、あのイランのメディアだけが報じているだけだ。報道が誤りだと断定出来ないところが辛いところだ。 しかし、パイプライン事故の詳細も分からず、当のサウジが否定しているのに、妙なことだ。サウジも今は報道管制を昔のように敷く事は出来ないし、大きな事故なら伏せることが不可能な時代になっている。 まあ、そうは言っても、イランはサウジの情報を入手し易い立場にある。サウジ東部油田地帯には、イランに近いシーア派の住民も多い。サウジの油田地帯での締め付けは想像以上だ。何かがあったのではないかと思われないこともない。注意深く見詰める必要はあるだろう。 さて、WTIは、1.77ドル高のバレル当り108.84ドルとなった。投機のブレントは3.54ドルも上がって126.20ドルになった。ひどいもんだ。とんでもない高値が更に上がったのだから、話にならない。 サウジの影響度はイランの比ではないことがこれで明らかだ。サウジは否定しているが、仮に小規模のパイプライン事故があったのならば、イランが報じているのだから、それを明らかにすべきだろう。 金価格も僅かだが、上げた。金は、株高、ドル安の影響を受けたのだろう。10.9ドル安のオンス当り1722.2ドルになった。最高値は1727.3ドルまで下げている。一時の勢いは無い。 金は高くなろうが一般消費者、経済に悪影響を与える分けではないから問題は無いが、石油はそうはいかない。それを産油国も肝に銘じるべきだろうし、世界経済が低迷し、世界中で経済格差を助長することになる。 3月2日昼過ぎには、原油、金もともに僅か下げている。しかし、昨日のヨーロッパ、アメリカの株高、それに円安を受け、日経平均は高い。二大金融要因が強い中での下げ状況だから、評価は出来るが、どこまで続くかは、もう少し様子を見る必要がある。
2012年03月02日
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29日の原油価格(終値)は、株安、ドル高の中、僅かだが、上げた。ここのところ、株、為替の二大金融要因の動きと若干の齟齬が生じている。一体これは何だと思うが、投機マネーの動き次第と考えれば簡単だ。 世界的金融緩和で一段と原油、穀物、金などが上昇した。そんな報道、分析がメジャーになりつつある中、その動きを嫌った投機マネーの動き?などと勘ぐりたくなる。しかし、まだまだ異様に高い価格はそのままだ。 WTIは、52セントと僅かながら上げ、バレル当り107.07ドルになった。投機のブレントは122.66ドルまで上げた。それぞれ、107ドル、122ドルまで戻した。とんでもない高値だと言うのに、話にならない。 金価格は大幅に下げた。金は原油より一足先に修正が入ったということか?77.1ドル安のオンス当り1711.3ドルになった。最高値は1792.3ドルだった。1800ドルまであと一息のところで息切れだ。 まあ、金は高くなろうが一般消費者、経済に悪影響を与える分けではないから問題は無いが、石油はそうはいかない。それを産油国も肝に銘じるべきだろう。経済が低迷し、経済格差を助長することになる。 3月1日午前は、投機のブレントを除き、WTI 、金が僅か下げている。またまた異様な動きが続いている。いずれにしても、金も原油も、投機が踊って異様な高値にあることには違いがない。監視当局の覚醒を待ちたい。
2012年03月01日
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