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北京の中関村の近くの宿泊先のホテルのポスター笑顔はクレームを5%減らし、寿命を6秒延ばす…とのこと(笑)。だから笑顔で働きなさい、ということでしょうか。たいていの場合、こんなポスターをお客さんの見える所に堂々と張っているお店とかホテルとか…は、何しろ笑顔がない(キッパリ!)ホテルで一番大事なことは、笑顔じゃないのに…(汗)。チェックインに30分。チェックアウトに40分もかかっちゃダメでしょう。北京で見かけるスタッフたちは、決して笑顔がないわけじゃない。友人知人同士でおしゃべりしている時には本当にうれしそう。しかし、では仕事の時は?と言うと、能面に変身してしまうことに…(汗)。<接客=笑顔>という概念は、2000年を過ぎてから拡がり始めたばかりだから、そういう風に接客してもらった経験が全くない人たちが仕事をするようになってもなかなか難しいものです。ましてや「笑顔で接客しなさい!」と命令する、上司たちは、笑顔どころか、ポケットに手を入れてるは、タバコは吸ってるは…で、身近に参考になる人がいない、という悪循環があってなかなか笑顔の接客にはならないのが実態でしょう。ケンタッキーとかスタバとか、何しろオペレーションとトレーニングがしっかりしている所が一番笑顔だったりします。(真功夫というチェーン店もGOODです)もし、オリンピック会場の運営、サービスを何とかしたいなら、こうした外資系のファーストフードチェーンの経験者を10万人くらい集めて運営、サービスのチームを作るべきだと思います。(本当に間に合わせたいなら…)
2008/03/29
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●久しぶりに中関村を視察。人によって意見が分かれるが、僕はこの場所の熱気が好きでグルグル回って、スタバで休憩してまた回る…というのが何だかアトラクションのようで楽しい。北京の秋葉原というだけあって、電化製品なら何でも揃っています。パソコンのACアダプターを忘れた時も、ここで中古を買いました。2000年から毎度通っているビルがあって、その移り変わりを徹底的に追いかけていくと色んな中国が見えてきます。今回、ユニークだったのは、よくある「プレゼント」で、日本なら、「今、このパソコンを買うともれなくプリンターを…」というやつです。しかし、lenovoのお店では、お買い上げになるともれなく、なななんとヘルメットがもらえます(笑)。いつもなら「なんだこれぇー:笑」となるところですが、ヘルメット自体が結構立派なモノ(安っぽくない)なので、バイクに乗る者としては、一つ欲しいなと思ってしまったわけです(汗)。北京は、20代のマイカー族が増えつつあるとは言え、まだまだ買えない人の方が多いから、日常の足としてバイクが活躍します。だから、これはかなり実用的なプレゼントらしいです。こうしたプレゼントを用意するようになったのは、本当に最近です。それまでは、何しろ「いくら安くなる?」という場所なので、値引きの攻防戦が繰り広げられるメッカだったのですが、ここにきて、日本のように値引かれない方法を色々と模索始めています。(他にも、1年間修理無料など)●電気業界に限らず、中国国産も力をつけて来ていますし、そういうマスコミ報道が多いわけですが、(やばいぞ、日本メーカーとか、そういうのが多い)実態は、必ずしも中国企業の思惑通りにはならないようです。昼食時に、となりのテーブルにレノボのノートPCを買ったばかりの50代くらいの女性がいました。目が合ったので、「ノートPC買ったんですね。ああ、レノボは知ってますよ」と語りかけると、「知ってるの?中国の有名なブランドよ」とか言って来るのかと思いきや、「まぁ、私たちみたいな年寄りにはこれで十分よ。それに家の中で使うから人に見られないしね…」とのこと。どんどん裕福になった結果、良くなったといえ国産ブランドをわざわざ買うのは気がひけるようで、お金持ちになったらAppleやソニーが欲しい…というのが本音。言われてみれば、スタバに入るとAppleとソニーのノートPCを使っている人は見るけど、ハイアールとかレノボを使っている人はあまり見たことがない。スタバに出入りする層は、明らかに外国ブランドに移行してしまうようです。そういう視点でビル全体のテナントの場所を再確認してみると、出入り口付近の目立つ場所は、ソニー、Apple、東芝、エプソン…など、日系が多いというのが現実。関係者によると、中国のメーカーに勤務する人たちも、仕事中は「わが社のPCの方が安くて良い」と言いながらも、自宅に行けば、ソニーのVAIOを愛用している…という実態もあって、外国ブランドは、ますます強くなっていくというのが肌感覚でわかりました。実態は、田舎とオフィスの中では国産を使っているけど、個人では外国ブランド…というのが使い方の実態ですね。統計の数字だけではなかなか見えてこないものが現地ではよくわかります。(シェア○○%とか)これだけ所得格差が大きくなると「平均」でものを考えても実態が何も見えてこないわけで、そういう意味では、やはり現地でじっくり観察するのが一番だなと実感しました。(ネットだけじゃ…無理ですね)
2008/03/27
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今年初めての北京。ついにオープンになった噂?の第3ターミナルに降りました。なんとラッキー?なことに、第3ターミナル開業の初日だったようです。悪評高き北京空港だから、新しいターミナルには期待が寄せられています。降りてみての感想は、とても広くて豪華に作ろうとした意欲を感じる空港です。(ある意味で、無駄に広い)ただし、それで全てがうまく機能している、という意味ではありません。照明と床を見ても、写真のように雪が降っているかのように見えたり、(良く言えば)何しろ空港内の移動距離が長かったり、豪華に見えるけど、使いやすさという面では特に大きな進化がなかったのが残念です。 極めつけは、夕方で、空いていたのにも関わらず、着陸後、荷物を受けるとまで、丸1時間もかかりました(涙)。「進化してない」と評される原因はこれです。結局、時間が短縮されないなら便利になったとは言えないわけです。現在の運営で、オリンピックが始まったら…と思うと、どのくらいの混雑と問題が多発するのか?想像しただけで、目まいがします。<広い=混雑に強い>という図式にはならない。人が多くても、使い勝手がよければ混乱は避けられますが、現状では…(汗)。誰か勇気ある人が、オリンピック期間中にレポートしてくれたらうれしいなぁ(笑)。中国のサービスに関して色々と取り上げられることが多い。たいていは「サービスが良くない」ということですが、よく見ていくと、一人一人の接客はうまい人も結構います。人懐っこい人もいるし。だけど、全体の運営が弱いのです。空港に限らず、ショッピングセンターでもホテルでもテーマパークでも。その結果「サービスが良くない」という評価になります。だから、現地での教育は接客するものよりも運営のトレーニングに時間を要するのです。極端なことを言えば、<サービス大使>のタスキをしたきれいな小姐がどんなに頑張って親切に笑顔で案内しても、荷物が1時間も出てこないようではやっぱりダメ空港のままです。「よいサービスをしよう!」「世界に通用するサービスを…」というようなアバウトなかけ声は虚しく空振りを続けるだけでしょう。辛口なことを言えば、北京オリンピックまで4ヶ月くらいしかない現在に「笑顔が大事」とか<インスタントのマナー大使>を選出してハシャイでないで、それはもう「そこそこレベル」で諦めるとして、(頑張ってもタイにはなれないし)広くなってさらに雑になる空港運営の向上一点に絞ってもらいたい。ヘンな<無理やりスマイル>で迎えられるよりも、外国人客にとっては数十倍もありがたい。「世界の…」とかの見栄は置いておいて、スタッフがポケットに手を入れて立っててもいいから、「30分以内に荷物を渡せる空港を目指す!」という現実的な目標を掲げて欲しいものです。
2008/03/26
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録画しておいた総合格闘技イベント<DREAM1>を見ました。(移動中にPDAで全部見ちゃいました:笑)個人的には格闘技ファン歴が長いので、かなり真剣に見入ってしまいます。(約30年くらいかな:笑)小学生に入学すると剣道や空手を皮切りに、色んな格闘技に手を染めていたので、社会人になっても道場やジムに通ってたほどのオタクなので、同じ試合を何度もリプレイして見てしまいます。格闘技の面白いところは、ジムでは抜群の体力と技で「強い」と言われる選手が必ず試合本番で勝てるわけではない、というところです。試合本番の精神力が大事で、それは他のスポーツも同じようなものかもしれないけど、格闘技の場合、チャンピオンを取るような選手の場合、「耳がいい」ことが重要です。四角いリングで1:1で戦うわけですが、試合で勝つ選手は、1:1の戦いはしません。必ずセコンドの指示を聞いています。セコンドの指示を聞く耳を持っていなければ勝てないのです。K-1の魔娑斗選手や山本KID選手は、その典型です。見ていて惚れ惚れします。あの400戦無敗のヒクソン・グレーシーも、試合中にチラチラとセコンドばかりみています。だから1:1では戦わないのです。現実にはセコンドの3:1の戦いにしてしまうわけです。お互いに正面を向き合っているから十分に見えていると思われがちですが、戦っている最中に選手の視野は本当に限られています。(視野の広さも能力の一部だけど)テレビで観戦していると、素人の人でも「あーあ、右のローキック出せよぉぉぉ!」とか思わず叫んでしまいますが、あれも第三者の目線なんです。戦っている選手は相手の選手しか見えないけど、セコンドや第三者は、戦っている2人の選手を両方見れるわけです。だから、アドバイスが重要になるのです。このような格闘技時代に教しえて頂いたことは、現在の仕事をするようになって、本当に役に立っています。先輩や知人友人に相談するクセがなくらないです。(この年になっても)だけど、現役から遠ざかって随分経過すると、たまに自分だけで考えてしまうこともあったりするわけで、そういう時に、こうして格闘技イベントの試合をみると、「うわーヤバイ、ヤバイ」と、思い出すことができます。案の定、1:1で戦おうとする選手はほとんど負けてしまいます。色々なプロジェクトに参加してみると、このことの重要性をいつも実感します。少しくらいうまくても、セコンドと共に戦う人にはかないません。
2008/03/21
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中国での運営コンサルや研修事業について取材を受けました。取材と言いながら、記者の方の鋭い客観的な質問や投げかけに「なるほど、そういう見方もありますね」と逆に勉強になりました。なので、少し会談風になってしまったかな。よく「中国だとどうなんですか?」と、何やら中国ならではの苦戦や特殊性を聞かれることが多いです。日系企業が苦戦している…みたいな報道やネット上の書き込みが多いせいでしょう。たいていの場合、うまくいっている人たちって、あまり公言しないから、苦戦物語が流行ってしまうのが現実です。だって、そんなにうまく行かないなら、こんなにたくさんの企業と人々が行かないでしょう。これだけ多くの物資が両国間で動いている事実をみても、うまくいっている人たち、企業がたくさんある証拠です。実は、2月も上海で日系大手企業の社長さんと直接お話しを伺う機会がありました。事業はうまくいっているどころか、本社のスタッフのレベルとモラルの高さに暫し唖然としてしまうほど、うまくいっている様子でした。(間違っても研修の提案はできないな、と:汗)結論から言えば、大手企業は、中国が初めての着任先という人は少ないので、「中国もあくまでも外国の一つ」という考えなので、何を聞いても「まぁ外国ですから、日本と違うところはあるでしょう」という話で終わってしまいます。それより、もっとヘビーな経験があるせいか、「中国だから」と目くじら立ててないですね。そして、外国での活動で毎回の苦労は「対政府対策だ」と言い切ります。これが一番、海外の違いを思い知る部分だと言うことです。(または法律)逆に、中国が初めての着任だったり、または、日本でしていた仕事と違う初めての仕事にチャレンジしている人は、ある意味全てが新鮮で、良いこと悪いことが全て大袈裟です。厳しい言い方をすれば、「中国ってぇ…」と愚痴るその話しの中を聞いていると、「この人、この仕事そのものが素人なんだな」と思うことが多々あります。「日本でも同じことが起きるって」とアドバイスしたくなります(笑)。その一つの現象としてそして、なぜか中国にいくと、いきなりコンサルデビューする日本人が多い(汗)。(多分、8割はど素人です)だから、中国人に騙されないように…うんぬんの前に、現地の日本人も、怪しい人が混ざっていることも肝に銘じなければなりません。欧米など他国で実績を積んでいたり、日本国内で、その仕事そのものできちんと実績がある人ならば、そんなにビビらなくても大丈夫でしょう。だって、中国人のスタッフだって、外国の成功事例は知りたいのだから。(あらゆる分野で)中国で苦戦するもうひとつのパターンとして、例えば、日本で主任クラスだった人が現地に行くと、いきなり課長や部長にジャンプアップしてしまう、などの原因があると思います。今まで、5人の部下やチームしか担当したことないので、いきなり、20人とか50人レベルの部署を担当しちゃうパターンです。そりゃあマネジメントの方法は違うでしょう。もちろん苦戦します。経験もスキルもなけりゃ当たり前です。だけど、それが「中国人ってぇ~」という話に化けてしまうわけです。(自分自信の能力が不足している話は出てこない)だけど、優秀な人は、愚痴る前に、「このような場合、どんな組織が適正なんですか?」とか「どんなスキルを勉強したら良いのか教えてください」などの質問をしてきます。どんなに優秀な人でも、直属の部下は5人以上マネジメントするのは無理です。(超エリートのみ8人くらいまでOKだけど、稀です)NASAでも米軍でも実証済みです。そういう組織になっていないのに、「コミュニケーションの研修を頼む」と言われても、こちらも腰が引けちゃいます(笑)。または「張くんと楊さんはダメだよね」と聞かれても…ねぇ。個人の能力の問題より、それ以前の組織問題なので「無理です」と言いたくなります。(結構言っちゃいますが…)(ディズニーランドって、こういうことが大変しっかりしている)いきなり30人も部下を持たせているのに…。一般人の許容範囲を超えているでしょうって。そんなの100時間研修やっても無理ですね。コミュニケーションの問題ではないのです。僕の周囲を見ても、日本できちっと成果を出していた人たちは、そういう基本的なことを知っているし、中国でも淡々とマイペースでやって、(自分にできること、できないことを把握しながら)きちんと目標を果たしているので、まぁそんなもんだろうな、と思っています。確かに中国には、日本と違う部分もあるけど、それは沖縄に行っても北海道に行っても韓国に行っても、「ええ、まじぃー?」というはたくさんあるので、自分のホームグランド以外では当たり前でしょうね。(広州と上海とハルピンと内モンゴルでも違うし…)日本だって、全都道府県に行ったことがないのに、日中の違いを演説しても苦しいでしょう。だから、どちらも部分的にしか知らない…というのが本音です。結局は、僕の場合は、東京と主に北京や上海を往復しているので、いつも、まずは地元でうまくいったノウハウで仕事しようと心がけてるし、やはり、それが一番大事だと、年々確信が深まっています。(日本国内のお客さんは厳しいですからね:汗)つまり、自分にできること(成果をあげられること)を確立して、その範囲でしっかり活動すればOKで、そこがあやふやだと失敗しやすい。そういうのが凄くハッキリ出やすい環境だと言えると思います。…というようなことを話したつもりです(笑)。
2008/03/18
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研修の休憩時間に「コンサルタントで一番大事なスキルってなんですか?」と質問されました。この僕らの業界に関して言えば、もちろん、専門知識が必要なのは言うまでもありませんが、それも、一人で勉強するには限界があります。極端な話し、テーマパークや遊園地などは、規模も大きいので、一人で全部わかる人なんていないのです。(一人もあったことないです)テーマパークなんかは、仕事もたくさんあって、その全てを体験した人もいないと思います。<ある部分の専門家>はいます。そういう人がたくさん必要な業界だと思います。なので、必要なスキルと言えば、ちゃんとした専門家を「知っている」ことだと思います。いざとなったら、電話やメールで相談できたり、力を借りることができる…それ自体が大事なスキルです。それには、常日頃から、多くの経験者たちと交流してなければなりません。信頼関係がなければ、当然協力してくれないですから。それは、現場の経験者に限りません。エアラインの人、旅行代理店の人、それらを扱うマスコミの人…なども大事です。集客できなければ、すぐに潰れますから。その中には、若くて優秀な人もいます。しかし、僕の知り合いには経験の長い人が多いです。よく勉強して「こうあるべき」とPCを駆使して答えを出せる若者もいますが、(それはそれでいいとしても)経験者のいいところは、「こうやると失敗するよ」と失敗の事例をたくさん持っていることです。これは非常にありがたいわけです。90年代から、これだけ多くの施設が経営不振になっていることでもわかるように、自称天才の意見くらいで成功するほど、ヌルイ業界ではないのです。ある遊園地で、一年がかりで検討してきた事業プランも、任天堂のWii(Fit)の登場で、苦戦することになったりします。家庭内ゲームが、体験ゲームに進化してくるだけで、ダメージを受けたりしますから、個人の予想や想像だけでは、ともてビジネスにならない。日本は、行政でも民間でも失敗の原因の究明があいまいに終わってしまうので、ノウハウとして残ってないため、経験者の経験が貴重なのです。だから、そういう経験者や専門家を知っていれば、少なくとも失敗を回避しやすくなるので、その上で、成功するための作戦を練ってトライできるわけです。ここで重要なのは、このプロジェクトでは、こういうノウハウが必要だと考えられることです。(または、不足していると判断できること)これも必要なスキルです。その上で、例えば、そのプロジェクトに必要なスキルを持つ人を呼ぶことができるか?です。仮にベテランが4人も集まれば、それだけで合計100年分のキャリアになります。(プロジェクトによっては、10人以上必要だったりしますが)そしてもう一つは、100年分の情報と頭脳を使わせてもらえる(協力してもらえる)ようになる、これが一番のスキルだと思っています。
2008/03/12
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日本が世界に誇る養豚と農業技術を有する世界一の食のテーマパーク<サイボク>へ。知る人とぞ知る、世界一の豚肉が食べられます。どのくらい美味しいのか?この立地で、年間に300万人を超える人々が訪れます。開業以来、CMなどやったことがない。人々は本物を求めてやってくるらしい。21世紀になって、食の安全と危機感が拡がる中、日高市一体に広がるサイボクファミリー(野菜農家など)は、今後、ますます発展していくことでしょう。生産から販売までを一貫しているわけで、その高いクオリティに、あの経営コンサルタントの船井先生も驚かれたようです。(著書に書いてあります)一番驚いたのは、豚シャブを食べた時です。「あれ?アクが出ない」…。それもそのはず、苦節60年間かけて研究と実験を重ねてきた養豚技術は、豚を育成する土地作りから違います。ストレスのない環境で、安全な食材で育成するわけです。創業者の笹崎氏は、日中友好条約が結ばれた後に、北京へ派遣され、当時の中国の養豚の指導もされていたお方。また、北京や上海からせイフから派遣された留学生を預かり、養豚を一から指導して、中国人民の食の向上に努められた。現在でも中国をはじめ、世界数十カ国の養豚の教科書も執筆されています。07年は、渋沢栄一賞も受賞されました。現在、日本全国はもちろんのこと、世界中から、視察者が急増しているそうです。勝手に「日本一、世界一」を唄う人たちも多いですが、本当の世界一は、素人が食べても美味しいをわかります。(調理人でなくてもすぐわかる)東京から1時間のところにこんな食の聖地があるなんて…。いつ行っても驚きです。実は、経営方針から運営まで、21世紀のレジャー産業の教科書みたいな会社で、(他の追従を許さない)色々と、勉強させて頂いています。
2008/03/10
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動画はこちらへ普通のスタッフも訓練すれば、こんなにうまく楽しく実験ショーができるという見本ですね。見ていて本当に楽しかった。科学館全体の運営もサービスも、日本のレジャー施設を凌駕するレベルです。ディズニーランドのキャストも遊びに来て驚いてました。
2008/03/08
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日産ギャラリーにて、歴代のGTRが展示されてました。おまけに、すべてレース仕様。その中に、大変珍しい泣く子も黙る<ケンメリGTR>があるではありませんか。(ケンとメリーのスカイライン) うーん渋過ぎ。自動車メーカーのショールームやギャラリーの集客は、もちろん新車の展示が基本だけど、実は(車種によっては)このように過去の名車の方が人気があることが多々あります。特に、レーシング仕様は、おじさんの心をくすぐりまくるわけです(笑)。会社員らしき人々が、携帯のカメラがパシッパシ!と撮影してました。ちなみに、モーターショーなどに出品した近未来の車を展示しても、現在は、こうした過去の車の人気には敵わないようです。これは振返れるだけの過去の実績が積み上がってきた証拠と言えます。しかし、未来が過去に敵わないのですから、これからの車造りが難しいのもわかる気がします。車もある程度丈夫になってくると、無理に買い換えたいと思わないし、逆に愛着も沸いてきたりするから、ある意味では、過去vs未来の対決の図式かもしれません。開発する人たちの苦労は大変なものでしょう。(まぁ時代背景として環境が武器になるとは思うけど)音楽や映画も似ているかも…。(いまだにビートルズを聴くし)実は、テーマパークの開発も似ていて、あまり未来ばかりを扱うと人気が続かないのです。モーターショーではないですが、未来はイベントには適しているテーマだけど、通年営業には向いていません。(だから、万博は未来志向でもOKだった)それに未来展示は、すぐに「古くなる」のです。仮に2030年の世界とかにすると、どんどん近づいてきて日常的になり、かえって古臭くなってしまうのです。(価値が目減りしていく)対して過去は、どんどん離れていきますから、逆に新鮮感が保たれるわけです。(現代との距離が開くほど価値があがる傾向にあります)ディズニーのパークを見渡しても、ごく一部に多少あるものの、(トゥもローランドなど)ほとんどは、過去の方が色が強いです。(過去をファンタジー風味にアレンジ)「古くなっても味があるモノ」「古くなると味が出てくるモノ」を作れるようになりたいものです。ついでに言えば、「年輪を重ねるように味のある人」になれたらいいな、と(笑)。
2008/03/06
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欧米人が発明と改良を繰り返してきた会計基準だと「わが社は人材じゃくて人財と考えます」「わが社の資産は人財が全てです」とかきれい事を言いながら、結局は「人件費というコスト」にだけ項目があって、人財の能力が資産に計上されない。だから、自社の独自の会計基準を持ってなければならないのです。いかに人を単なるワーカーと考えているのか?をよく現している、とは、帝国データバンクの評価では、あのトヨタを凌ぐほどのスーパー優良企業の社長のお言葉。昨年、この会社で驚きのシーンを見ました。数名の社員の方々が30数年間を無事勤めあげて、円満に定年退職しました。ところが、次の日に全員が出社してきたのです。どうしたのか?尋ねると、30数年間、本当に幸せでした。感謝で一杯です。今日からは、恩をお返ししたいので、無報酬で働かせてください、という話です。もちろん、無報酬で働いてもらうわけにはいきませんから、嘱託として、引き続き働くことになりました。(若者の指導者として)その話の一部始終を、たまたま会長室にお邪魔していて聞くことができました。会長も涙ながらに「ありがたい」とおっしゃっていて、「会社の資産はこういうことなんです」と教えてくださいました。そんな中、一つ疑問に思ったことを生意気にも質問させて頂きました。まだまだ働きたい社員とわかっていたのなら、定年後、引き続き嘱託にする、という提案をしておけばよかったのでは?と。すると会長は、身体も疲れていると思ったし、何より30数年間辛抱してくださったご家族にサービスする時間としても定年という節目は大事だと考えていたそうです。ところが、現実は、意外にも皆さん身体が丈夫で、奥さんが「恩返ししなくていいの?」と背中を押してくれたのですから、何とも凄まじい信頼関係です。こんなのは「○○マネジメント」「○○コーチング」なんて本を100冊読んでも真似できないでしょう。=====こういう話を聞くと「凄い会社だぁ」という意見がありますが、(それは十分に同感した上で)それに加えて、30数年間続けた方々の凄さも大きいと思います。極端な話、会社を辞める理由なんて山のようにあります。続ける理由の方が少ないくらいです。(きっと、誰でも)経営不振の時もあったでしょうし、価値観の違う上司や部下も2-3人はいたでしょう。それでも30数年間続けられたのは、会社のお陰ではなく、その方個人の実力です。その秘訣は、何より受けた恩恵をしっかり覚えている点にあります。たいていの人は、人にしてもらったことはあまり覚えていないものです。最近増殖中の<自分主義人間>たちは、自分の都合のいいことしか覚えてません。でも、してあげた方は覚えているものです。(だから、お互いにムカつく)してもらったりしてあげたり…をお互いにしっかり覚えているからこそ、素晴らしい超優良企業ができあがったのだと思います。(お互いに感謝できる人々の絆は強い)
2008/03/04
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人材のレベルを把握するにはピンチやトラブルなど、問題が発生した時にわかります。これは多分、100%正しいと思います。この時に、逃げてしまう人。自分は関係ない…と勘違いする人。パニックしちゃう人。結果が出るまで逃げない人。フリーズして、レスポンがなくなる人。…などなど、色んな人がいます。持てる人脈、報告、連絡、相談のスピード、折衝能力、それに勇気…など、総動員して立ち向かっていける人は合格です。少なくとも、こうした機会で人材のレベルがわかります。考えてみれば、社員の仕事のほとんどは、実は「問題解決」です。問題がないような作業は、ルーティンワークとして、パートでもアルバイトでも可能です。幹部も上司も、問題があった時こそ、目を皿のようにして各自の行動を観察しなければなりません。この「いざって時」に力を発揮できない、しない人、あるいは亀になって動かない人…、誰も聞いてないのに「俺は悪くない」だけを主張しちゃう人。明らかに人材としては、未熟なので、再教育が必要でしょう。(年齢に関係なく)反対に、関わっている自分にも責任がある、と、少しの勇気と熱意を持って、今できることに最善を尽くせる人は明らかに人材です。大切にしましょう。
2008/03/02
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