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河南省のオートバックス(日本の…あれです)で買いました。自宅の仕事デスクの上に置いてる温度計&湿度計です。なんだかバイクのスピードメーターとタコメーターみたいで、なかなか見やすくてGOODです。ちなみに、値段は400円くらいでした。地球環境がどうの、エコライフが、、、と言ったところで、何か目に見えるモノがないと、つい甘えて暖房ガンガンになりがりでしょう。少しでも環境にやさしい商品がどんどん出てくるけど、温度計みたいなアナログな商品が実は最も重要だったりします。20代に格闘技をしてた時も、試合前の減量を苦しくしないようにするためには、<体重計>を風呂場や部屋に置いてました。毎日、体重計に乗っていれば、たいてい太らないものです。(現実にそうでした)1ヶ月に一回では、、、(汗)。「時すでに遅し」です。と言うことで、メタボの危険指数が上昇気流にのる年末年始は、体重計と温度計を味方につけて乗り切りたいと思います(笑)。…実は、これは友人の会社がこの年末年始休暇に社員に課した内容を真似してるだけです(笑)。これも社員教育の一環とか。思い出せば、社内は<視える化>が徹底していて、できるだけやったことを数値化しているから、全員が様々な目標を達成するし、大きくショートしてしまうことは激減したらしいです。仕事も個人の体調管理も<視える化>は効果的なんですね。
2008/12/27
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今日の録画は<初恋の来た道>12月27日(土)日本テレビ 4:32~5:59あのチェン・イーモウ監督であのチャン・ツィイーのデビュー作。ちょうど初めて中国で仕事を始めた頃で、渋谷の文化村に見に行きました。忘れかけていた?純な心を取り戻したかったのか?何しろ、7回も映画館に通ってしまいました(笑)。チャン・ツィイーが、離れて行く彼に餃子を渡したくて走る、、、走る、、、走る、、、(涙)。あのシーンを見ただけで<涙腺が華厳の滝状態>だったことは言うまでもありません。2000年当時、中国はバブル経済に向けてフルスロットルで加速中だったせいか、そんなにヒットしてなかったようです。しかし、この年末はいいんじゃないですかね。もう世界中不景気で、来年はさらに進むと言われますが、その前に、「心メタボ」をバシッとそぎ落とす。クリスマス、年末、年始、、、と、何かにつけてショッピングまみれて、心のメタボ化が加速しようとする前にこの映画を見ておけば、来年こそ、外見だけじゃない人になれるかもしれません(笑)。
2008/12/26
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1年前と比較すると、各都道府県や団体、企業、施設、店舗、、、などの中国人観光客の受け入れの積極性がかなり上がってきました。現実にレジャ研への問い合わせもそういう傾向があります。とは言っても、日中間の悲しさで、お互いに正確な情報を持っていないから、「中国は貧しい」とか「うるさい」と言った偏見はまだまだ多い気がします。マスコミの報道で「中国人の平均賃金は、、、」と言うような情報を聞くと、3-5万円のように報道されてしまうから、「貧乏だ」と勝手にイメージしてしまうのも無理はありません。しかし、13億人を超える人口で「平均」を多用するのはどうかな?と。上海や北京などの沿岸部の都市と地方では格差があって、、、そんな話しを聞くと、これまた「格差社会で、、、」という話しばかりがクローズアップされてしまいます。個人的に、中国で仕事するようになって、実際に上海にマンションを借りて住んでみて驚いたことは、「聞いていた平均賃金と現実の暮らしのギャップ」でした。思ったよりも遥かに住みやすいし、皆、いい暮らしをしているな、と。中国の都市の中では狭いと言われる上海でも、一般的な家族は120m2くらいのマンションに住んでます。ほとんどが100m2以上でしょうか。ずいぶん広いなぁと思ったものです。そして、よくこんなマンションを買えるなぁ、、、不思議でした。ところが、人々の暮らしを観察すればわかることですが、日本の都会のように「一人暮らし」はまだまだ少なくて、家族で暮らしている割合が多いのです。お父さん、お母さん、私、、、と3人の場合全員が働きに出ているのは珍しくありません。仮に、収入がお父さんが15万円、お母さんが9万円、私が8万円だとして、合計で32万円です。つまり「世帯収入」で考えれば、日本と変わらないのが実態です。そのくらいの収入があれば、日々の暮らしは本当にラクだと思います。街中の物価は、まだまだ東京と比較すれば安いからです。世帯収入が月に32万円くらいあれば、年収でなんだかんだで500万円くらいになります。(ボーナスや臨時賞与など)物価の差を考えれば、日本に置き換えれば、1500-2000万円くらいの世帯収入に匹敵するわけです。さらに、かなり多くの人々はマンションを2つか3つ所有していて、賃貸収入があります。こうした不労所得がうまくいっている家族は大変豊かですから、贅沢をするようになっても不思議ではありません。マンション、自動車、、、など手に入れた先には、やはり「海外旅行」のようです。これが俗に言う中流家庭の話しで、自身でビジネスをしている人たちも数多くいます。副業で家族で会社を経営しているというのは、別に珍しい話ではありません。皆「複数の財布」を持っているのです。そして、上流にはビジネスのオーナーたち、億万長者が多数誕生してますから、海外旅行者の層はとても厚いわけです。こういうことを理解すると、日本人と変わらない、あるいはそれ以上にお金を持った人たちが日本に興味を持ち、訪日するようになったのですから、さらに誘致して、そして商品やサービスをバンバン買ってもらうべきです。来月末には、中国の旧正月「春節」です。多くの中国人観光客がやってきます。放っておけば、旅行会社、ホテルチェーン、エアラインが儲けて、肝心のお店は「あまり売れなかった」なんてことになりかねません。ますます不況が進む中、こんなチャンスはそうはありません。今から準備してガッツリ儲けましょう!
2008/12/25
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■察知力今回の中国出張中に読んだ本は、、、プロサッカー選手の中村俊輔氏の「察知力」何気に成田空港の書店で買って、機内で読んでみたら、、、大変深い内容で驚きました。特に印象に残ったのは、、、●僕は身体的に恵まれたとはいえない。線も細いし、身長もあるわけでもない。それでもヨーロッパで身体能力を武器にした選手と戦えるのは、「考えているから」だと思う。頭を使ったプレーができなければ、今の僕はない。足が遅い僕は、相手選手よりも先に動き出すことを心がけている。そのためには早い判断が必要になってくる。これは外国人選手に身体能力で劣る日本人が、世界の舞台でプレーする上で欠かせないことである。その他にも、一流選手として活躍するその舞台裏のノウハウや考え方が惜しみなく書かれています。サッカー選手を目指す人にとってはもちろんだけど、一般の会社員、特に20代に人には、暗記するまで読んでみることをお勧めしたい、内容です。毎日記録するサッカーノートの重要性と、メンバーに溶け込もうとするその膨大な努力の数々。苦しくなると「自分らしさ」という中途半端ゾーンに逃避癖のある人々は目から鱗かもしれません。考えてみれば、一流の選手と言っても、厳密には連携プレーの中でのことだから、チームメイトに協力してもらえないようなやつは絶対に一流になれない。それは一般の仕事でも同じだな、ということを痛感させられる内容。世界経済がこれだけ悪化しつつあって、さらに個人の能力が試される時代に、願ってもない一冊だと思います。★★★★★:5つ星本です!
2008/12/19
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上海のある大型電気街(ビル)にて、ベンチマークを実施しました。(年に数回実施している場所)Sony、canon、SANYO、lenovo、ASUS、NIKON、acer、Olympus、、、など多数の販売店がひしめくビルです。同じ商品を売っている店舗が、100店以上もあるので、ディスプレーや、内装展示はどこも似たようになってしまいます。そうなると、残るは「店員の販売力差」です。これがハッキリ見れるのがこの場所の良いところです。約半日かけて調査した結果、、、今回の第一位は、、、SANYOの販売店でした!上海においてのSANYOの知名度は、日系他社に比べてお世辞にも特別に高いとは言えません。その証拠に、ビル内に専門販売店は1店しかありませんでした。(他社は複数店舗で量が違います)他社と比較してとても小さな店舗で、商品と、テーブル一つ、椅子3つをおいたら、居場所がない、、、そんな店舗を20代の女性3人で切り盛りしています。展示商品をのぞくと、「いらっしゃいません。これは新しい商品で、、、」と笑顔で紹介してきます。これはどの店も同じですが、笑顔が、、、ナチュラル系で100点。しかし、実は僕はSANYOのビデオカメラを持っているので、それを見せると、「おお!ありがとうございます」と来ました。ここでありがとうございます、と言えるのが凄いですね。販売代理店なら、ハッキリ言って会社も違えば利益も関係ないし、日本で買ったし、、、。これで驚きに100点。だけど、他社の商品もパラパラと展示してあるから、「ここは色んなメーカーの商品を扱ってるんですね」とたずねると「はい、だけど私たちはSANYOでーす!」と3人が笑顔で応えます。「なるほど、SANYOは中国では人気ですか?」と少し意地悪な質問をすると、「はい、だけどもっと有名なメーカーもあります。でも、SANYOの商品は凄くいいんです!」と元気はつらつ系。「そうだね、だから僕も持ってます」と言うと、大変失礼ながら、商品数が少ないからこれで諦めるだろうな、、、と思っていると、すぐに「お客さま、SDカードは何GBをお使いですか?」と聞いてきます。あわててチェックしてみると、4GBでした。それを確認すると、「4GBだと一日使うのは厳しいですよね」と言いつつ、16GBのSDカードを取り出して、「これは中国メーカーだから安いですよ。いかがですか?これなら1日外出して撮影しても大丈夫です」と勧めてきます。値段を確認すると、やはり安い。値引きもあって、あっさり降参して買ってしまいました(笑)。それで少しおしゃべりしていると、もう一人の女の子が何やら商品を持ってきます。「一日外出して16GBを撮影するには、もう一つバッテリーがあると便利です」ということで、今度はバッテリーを勧めてきます。さらに、「持ち運びにはこのケースが便利です。丈夫で傷がつきません」など。他社に比べて圧倒的に売るものが少ない。ハッキリ言って、デジカメ数種類とSDカード、バッテリー、USBメモリーくらい、、、。そんな商品でも、スタッフ3人があくまでも笑顔で流れるような連携プレーで販売してきます。もちろん、必要ないものは買いませんが、それでもその後は、「こういう場合、日本語では何と言えばいいですか?」と、今度は、日本人客の対応をたずねてきます。それをメモして、3人で繰り替えし練習しているのです。(もちろんヘタだけど、きっとすぐにうまくなってしまうと思います)入れ替わりが激しい販売店で、もう丸4年間、この店で働いている、、、というのにも驚きました。中国でこうした店舗を8年間調査してきたけど、ここまで小さい店舗で、スキルと知識があって、チームワークがあって、マインドも高い店舗は初めてでした。中国の面白いところは、「中国人のサービスは、、、」と、始めから否定的メガネで視察すると、ひどいサービスしか見えなくなるけど、「これだけ人口が多いから、きっと凄い人がいるんだろうな」というメガネで見れば毎日発見の連続がある、ということです。今日も、大収穫でした!、、、もちろん、彼女の電話番号は、しっかり聞きました(笑)。別にスカウトとかではなく、今度、ジックリとインタビューするためです。
2008/12/17
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河南省の鄭州に来てます。だけど、なぜか、J-WAVEのインターネット放送を聴いてます(笑)。いよいと発展が始まった、という感じが漂う街。昭和40年代の高度成長期とダブりました。都市部にはない勢いを感じます。昨晩、上海で宿泊したホテルチェーン、つまり、同じホテルにチェックイン。驚いたのが、価格差で、基本的には部屋の作りやサービスまで全て同じにも関わらず、料金は上海の半額でした(汗)。日本でも1割程度の価格差はあるけど、半額は、、、ねぇ。物価の違いらしいけど、改めて都市と地方の差を体験しました。それで、サービスチェックです。(今回の仕事のために)基本的には、比較できないと意味がないので、中国ではスーパーメジャーな火鍋チェーンの<小肥羊>へ。北京でも上海でもお馴染みの店。果たして勝負は???鄭州の圧勝?でした。東京の居酒屋チェーンも目じゃありません。まず、入り口で出迎えられた後、席に案内してもらいます。その瞬間に僕を見て、歩きながら「よろしければこれをお使いください」となななんと、メガネのレンズ拭きを手渡してくれました。寒い日は、鍋を食べるとメガネが曇るから、、、とのこと。(ちなみに、しっかり小肥羊のロゴまで入ってる)メニューと見ているうちにメロンが出てきます。「お茶にしますか?ホット豆乳にしますか?」ということで、豆乳を頂く。食べ始める頃、リンリンの長い髪が食べるのに邪魔だろう、ということで、「よろしければ、これをお使いください」と、新品のゴムバンドをくれる。この辺まで来ると、「ほぇー」という感じです。そして、僕が携帯電話の話しが終わって食べ始めると、またまた「よろしければ、これをお使いください」と、なななんと、携帯電話カバーを下さりました。鍋の汁が跳ねるから。それで、食事の合間には、「どちらからお越しですか?」とか「何人ですか?」などなど、スタッフは皆、気軽に声をかけてくるわけです。食事が終わった頃を見計らって、リーダーらしき男の子が、ノートを持ってきて「よろしければ、何か気がついたこと、意見を頂けますか?」と。全くクレームがないので、せっかくの機会だから超丁寧な日本語で、素晴らしいサービスだ、というようなことをコメントしましました。日本人のコメントは珍しいのか、スタッフが大勢寄ってきます。そして、会計して帰ろうとすると、レジの前には、可愛らしいポップコーンワゴンがあって、「ひとつどうぞ」と1カップずつくれちゃいます。いやぁぁぁぁぁー参った。一般的マスコミ報道によれば、中国のサービスは日本より遅れてるとか、ヘタで乱暴、、、という声ばかりだけど、そんなことをブツブツいっているうちに、すっかり抜かれているんだから、やはり現実は常に一歩先に行ってると実感します。おまけに笑顔全開で、何より、スタッフの皆が楽しそうに働いている様は、本当に驚きました。マナー研修とか第一印象なんとかトレーナーに教わった、あの笑顔とは明らかに違う、ナチャラル系だから降参です。だから、日本のサービスに追いつくか?抜かれるのか?という質問には、追いつかれた所もあるし、抜かれた所もたくさんありますよ、というのが正直なコメントで、実際にそう話してます。「日本のサービスは世界一だから、、、」といつまでも自画自賛して、いつまでもその言葉をスルメをしゃぶるように心の中で反芻している場合じゃないですね。まぁ、全てではないだろうけど、悪い店もあれば、このように日本でもやらないようなサービスができている店もある。この奥行きが広過ぎるところが中国の醍醐味を象徴している気がします。今回の仕事も楽しみが俄然増してきました!
2008/12/15
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多くの飲食店では、年末年始の忘年会や新年会の予約取りと忘年会の運営でまさに繁忙期に入ってますそれが一段落すると、閑散期がやってきます。これはウィンたースポーツ(スキーなど)を除くレジャー、観光施設も同様です。この閑散期をどう堪えるか?が、年間計画の課題でした。しかし、近年明るい兆しもあって、ちょうど1-2月の閑散期に、お隣、中国は春節を迎えます。(旧正月です)近年増加した富裕層のお陰で、この春雪の休みに日本に来る中国人観光客が増加しています。この人たちにどうやって店にきてもらうか?入って来てもらうか?そして、100円でも多くお金を使ってもらうにはどうしたらいいか?それが課題です。せっかく来ているけど、言葉がわからないとかで、引っ込み思案な施設やスタッフが、お客を逃がしてしまう光景は多々見受けられるからです。いきなり中国語をマスターするのは難しいでしょうが、それ以外でもできることはたくさんあります。現在、そんな事例集をまとめているところです。もっともシンプルなのは、飲食店の場合は、やはり<サンプル>です。これも近年では、減少傾向にありますが、外国人客にとっては、メニュー選びに大いに人気です。 さらにこれは<集客装置>みたいなもので、外で「これなら食べられそうだ」と考えてから店に入ってくるわけです。日本人には見慣れたサンプルでも、これだけ精巧できれいで見やすいサンプルを展示する習慣は、外国ではあまりありません。だから、サンプルを写真に撮影して集めている外人もいるくらいです。知り合いの蕎麦屋さんは、最近流行りの内装にリニューアルした際に、サンプルを全て除去していまいました。それで、これまた流行の筆文字風の大きなメニュー看板に変えたのです。ところが、外国人客が全く入らなくなってしまいました。それでも採算が合えばいいのですが、やはり売上が減少してきたので、大慌てでサンプルを戻しました。すると、観光客に限らず、地元で増えつつある外国人も次第に戻ってきたのです。「古き良きモノ」という言葉の意味を実感した、と言ってました。
2008/12/13
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今年に入ってから、メールが送信できていない…というトラブルが多発してました。特に中国出張中に、< co.jp>で終わる会社のアドレスに多かった。そこで、最近はGmailを多用するようになりました。使ってみると、本当に便利ですね。様々なグーグルソフトとの連携も抜群で、すっかり愛用アドレスになってしまいました。雑誌などでもグーグルやGmailの便利さがよく取り上げられているのである程度わかったつもりでいたのですが、先日、何気に驚いたことは、、、Gmailでメンバーに「名刺があと30枚でなくなりそうです。至急、発注をお願いします」というようなメールを送信しました。送信後、何気に画面を見ていると、なななんと「名刺」の文字が目につきました。↓こんな表示(赤ラインに注目!) 今まで気がつかなかったです。メールした内容に合わせてこういう広告が表示されるんですね。メール連動広告ですね。大発明は無理でも、小さなアイデアが加わるだけで、大変ユニークなソフトに生まれ変わるのだから、その発想には、ため息が出てしまいます。「よくまぁ、こんなことを思いつくなぁリスト」に入れておきます(笑)。小さい改良と連携する新しいコンテンツの開発で、使っていても飽きないし、どんどん便利になって、愛着を沸かせる企画力、開発力は他業種でもきっと参考にしたいはずです。それにしても、、、アイデアで「まだ、そんな手があったのかぁ」とため息つかせるのは、痛快だろうなぁ。こんなご時世だからこそ、そういう仕事をしたいものです。===仮に、グーグルとかYoutubeが、テーマパークなんかのレジャー施設を作ったら、、、とか、ホテルを企画したら、どんな施設になるんだろうか?そういうことを考えると、きっとまだまだできることがあるんだろうな、と思います。(本当にやってくれれえばいいなぁ:マジで)「その手があったかぁー!」と業界人が泣いて悔しがるようなことをやってくれる気がします。再生のヒントは他業種に学ぶ、、、ですね。
2008/12/11
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「いやーもうあり得ないような不景気になってきちゃってぇー」「だんなの給与も上がらないし、もう食べていくのがやっとでぇー」とは、先日、私の従姉妹の電話。でも、きっとこれはウソです。なぜなら、彼女はまだ専業主婦をしてます。本当に食べていくので必死なら、とっくにパートでもやっているはずです。1円でも稼ごうとか、近い将来の本当の危機に備えて英語をヴァイリンガル並みに鍛える、、、とか、何ややるはずです。社員もこれと同じ人がたくさんいて、「うちの社長は、資金繰りでいよいよ大変みたいなんだよぉー」と他人事のように、梅干サワー@居酒屋で語り合っているうちはまだ余裕があります。まだアイドリング状態の人はたくさんいます。先日、セミナーでも少しお話しましたが、少子化で経済がますます大変になるぅー、、、という話しになりがちですが、サービス業、観光産業なんかの実態は、働き手が少なくて外国人に頼るようになってしまった、、、ということです。しかし、現実はどうなのか?と言うと、それは「働かない人が増えているから」というのが理由で、人手不足なんです。少子化は、まだ関係ありません。働かない学生(親はまだ仕送りしている)。働かない主婦(だんなの給与だけで食べられる)永遠の自分探しの旅の真っ最中のフリーター、、、などの人口比率が高いからです。働く人の人数に対して、働かない人の人数が増えていくから、そりゃあ苦しくなるけど、働けばすぐに改善させる、、、レベルのことです。観光産業が苦しいのも、それに起因しています。さすがに働かない人たちは、豪遊を押さえ気味になります。しかし、その人たちが少し働いて収入を得れば、国内観光はすぐに活性化します。できれば、地元の観光産業でもぜひ働いてもらいたい。人手不足も解消するし、その金でまだ行ったことのない国内観光にも行ってもらいたい。そういう健全なサイクルが回りだせば、日本はまだまだ大丈夫。経済活動の原点は、稼いで使う、、、その活性度が重要だから、皆でそうすればいいんです。今回の不況は、もう一度「人間、働かなけりゃ」と原点回帰のいいチャンスだと思います。
2008/12/09
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知人の会社の引越しを手伝ってきました。もっと使いやすい間取りができる物件を見つけたということと広くなって家賃も安い。それになんと言っても、ここ数年は社員数もあまり増えてないし増やすつもりもないから気軽に引越しができる、とのこと。ちなみに、毎年しっかり利益が出ているので、別に社員を増やせないわけじゃない。では、なぜ増やさないのか?と聞くと、「人材に投資してもリターンが減ってきてるから」と。「少し詳しく教えてよ」と聞くと、、、つまり、入社後数年で辞めてしまう、、、という場合もそうですが、デザイン事務所でも設計事務所でもコンサル会社でも、やっと育ったと思ったら、「自分でやりたい」とか言い出して、独立してしまうわけです。(起業ブームは相変わらず)4-5年働いてそこそこ稼げるようになってしまえば、そこから先は、一人の方が報酬の取り分が多くなるからです。新人時代から育てるには、膨大な経費がかかっているので企業側からみればたまったものではありません。「少しは投資分を回収させてくれよ」というのが本音です。そのように「育ったら独立してしまう人」が増えてくると、育てるメリットがないわけです。しかも、都内で「○○デザイン事務所」とかいって会社を設立して営業を始めたりする。クライアントも奪おうとする。気がつけば競合を育てていた、、、と何とも馬鹿らしいことになるから、、、とのことです。逆にコストだけが残ってしまって、デメリットの方が大きくなります。それで、段々と新人を採用しないで、業務の一部は外注するようにして、人を育成しない自己防衛型のソロプレーヤーが増えてしまうわけです。ちょうど、自分を生み育ててくれた両親と住まないし、面倒もみない、、、という現象と一致してます。(だけど、働かないニートだけが残ってしまう)手塩にかけて育てても、その後は勝手に生きてしまう、、、という悪循環は、ビジネスの社会にも同様なことが言えます。これも少子化の原因の一部になっています。実は、ビジネス社会もとっくに少子化なんです。すぐに辞めてしまう社員に、部下を育てない、育てたことがない社員だらけです。だから少しずつ確実に、欧米型の人事制度を取り入れる企業が増える。「こっちも割り切っていこう」というわけです。だから派遣社員を多用する企業は減らないと思います。従業員のパーツ化が加速します。核となるノウハウと関係ない仕事をやらせるようになります。(持ち逃げされないように)すると、従業員はさらに「つまらない」となり、退職者が増え続けるのです。「借りたものは返す」という当たり前のサイクルがなくなってくると、ますます競争だけが激しくなって、あっちでも、こっちでもサバサバした関係だけの何とも心地悪い世の中になってしまいます。人材教育は、うまくいけば企業の武器にもなるし、誤れば爆弾にもなってしまうということです。
2008/12/06
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日中ビジネス交流会 By MBAネットワーク21 @銀座週末の金曜日の夜。久しぶりにMBAネットワーク21の代表森谷氏に連絡をして、<日中ビジネス交流会>に参加させて頂きました。過去に講師をしたことがあって、その場所とリラックスした雰囲気が好きなので、たまの週末の時間を有意義に過ごすには、、、最高です。普段、仕事柄どうしても話す方の役割が多くなってしまうけど、こうして参加してお話を伺うのも良い経験です。一口に日中ビジネスと言っても、その領域は本当に広いので、毎回多彩な講師陣が登場します。「こういう専門家がいるんだなぁ」とため息がでます。反面、何でもかんでもわかる人は一人もいない、ということでしょう。参加者が多彩で、日中で仕事をされている方やその経営者、中には就職前の留学生など、業種や立場もバラバラなのがいいわけです。(金融、商社、通信、マスコミ、IT、派遣、、、)特筆すべきは、主催の森谷氏。中国華南地区を中心に投資コンサルタントとして活躍しながら、コツコツとまるで亀のようにネットワークを築いて、もう5年以上も毎月開催を継続していることです。その姿勢は、そのまま仕事への信頼感にもつながっているようで、一発屋が多く混ざってしまう日中ビジネスの中でジワッと目立った存在になっているのだと思います。世の中全体で、持久力不足の人が増えてくると、持久力があるというのは大きな武器になるんだなぁと改めて実感できるわけです。印象に残った話は、年に一回、人間ドッグを受けて体調を検査するように、精神もチェックした方がよい、というお話。どちらも仕事に支障をきたす原因であることは間違いないからです。精神的なことは大病にならない限り、本人に自覚症状がない分やっかいで、放っておくと、本人だけでなく周りが大迷惑して疲弊してしまいます。特に海外との仕事はコミュニケーションが相当うまくなければ相乗効果は出にくいわけだけど、実際に関わっている人たちがコミュニケーションの達人というわけでないので、様々なストレスが蓄積しやすいわけです。今のご時世、少しでも効率よく仕事をしようと業務改善も大事だけど、その前にこういうことも必要なんだなと改めて考えさせられました。終了後は、レジャ研メンバーのマキさんとベルギービールのお店へ。会話は完全にアジアンビジネスモード(笑)。充実のフライデーナイトでした。
2008/12/05
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寒い冬の夜の集客は、やはりクリスマスのイルミネーションですね。東京ドームシティ、、、も毎年どんどんきれいになっていきます、 色んな場所で飾られる時期だけど、中には、イベントとして不発も多々あります。関係者自己満足型のイルミネーションで、客はあまり写真を撮ってないモノ、なんかはその典型ですね。そしてせっかく写真を撮りに集まってきても、それですぐに去ってしまうようなら、、、利益にはならないし。「点」で仕事すると、こういうミスが多発します。イルミネーションは、普段出来ない集客をする、そして、誘導する、、、という役割があるので、きれいだけのイベントはたいてい関係者自己満足型です。「どうだ!きれいだろう?」という気持ちで一杯です。誰も「あまりメリットがないね」とか、「デザインはいいけど、そもそも設置場所が間違えている」とは、誰も言ってくれないものです。…ということで、現在、都内のイルミネーション評価中です。
2008/12/01
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先日、ある知人(後輩)からメールが届いた。「以前、先輩が薦めてくれたあの本は絶版になってました。貸して頂けませんか?」と。また、ある中国人の友人からも「○○氏の書籍を貸してもらえませんか?」という連絡があったばかり。中国も改革解放後に、初めて経験する本格的な不況。その先輩の日本にある書籍で少しでも勉強しておこう、ということらしいです。先手の学習スタイルの彼女らしいと思いました。(学習スタイルは先手タイプと後手タイプがありますから)このように、いよいよ経済が悪化してきたせいか、90年代に書かれた中の優れた本の人気が高まっているようです。考えてみれば良い態度だなと思い、さっそく送りました。40代なら、バブル経済の崩壊を体験しているから、今後のはもっと凄いかもしれない、、、とか、想像とある程度の覚悟をしやすいけど、30歳くらいまでの人は、全く体験していないから、どのくらい怖いのかどうなのか?よくわからないのが本音だろうと思います。ただし、90年代の書籍の著者には、アメリカかぶれ族が多いから要注意かな。少なくとも現在においては、説得力がないですな。スーパーエリート集団と唄っていた企業群があのザマですから(汗)。ああいう企業を例に挙げながら、「凄い凄い」を連発してた著者は大体把握しているので、早く「間違ってました」とか謝罪しないかなぁと、首を長く待っているところです(笑)。そして、自己啓発系では、「金持ちなんとか…」シリーズとかその類似品は、結局は、投資と称して株と不動産のオンパレードだから。バブル崩壊後に出版されたビジネス本のどのくらいがまともだったのか?あの頃はやたらにアメリカ式がもてはやされたし、テレビのコメンテーターも得意げに「アメリカでは…だから日本はダメなんですよねぇ」なんてホザいていた懐かしい時代です。最近、自宅の本棚を読み漁って、改めてどの本が著者が信用できるのか?再評価しています。いつか、まとめてみたいなぁ(笑)。=====今のところは、、、日下公人氏がダントツの的中率ですね。90年初頭から、2000年以降はテロの時代とか、デフレの警告まで、見事に予想してましたね。2000年くらいからは、現在起きているアメリカ発の経済不況まで、ビシッと書かれていました。そして、警告だけではなく、デフレ時代の生き方まで提示していたところが素晴らしいと思いました。それが可能だったのは、設備投資とかのハードよりの思考ではなくて、ソフトの価値を十分に理解して組み立てているからでしょうか。…ということで、上記で貸し出しした本は、日下公人氏の本でした!
2008/12/01
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