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「新説前田慶次」は本ではなくムックだった。前田慶次(前田利益まえだ とします)の実像を探るという内容だった。本当にいたかどうかはっきりしない人物で、著者が当時の書物や後年出版された本から前田啓二(啓示)なる人物は発見されたが前田慶次と書かれた記録はごく少ないそうな。前田慶次日記なるものもあるが、上記の前田啓二(啓示)とは時代や身分が違うなど微妙な違いがあり、本物ではないのでは?と評されているおりまだまだ研究の余地があるそうな。これだけ出生、若き日々、晩年が不明な人物は珍しいだろう。新たに「大不況には本を読む 橋本治 中央公論新社」・「日本全国スーパーカブの旅 斉藤政喜 小学館」の2冊を借りてくる。
September 30, 2009
「水神 上・下」は筑後川の堰をお百姓さんたちが必死で期限までに作る物語だった。毎年氾濫する川では安定した米作りができないので、各村の庄屋さんらが集まり、農民の手で堰を作る話だったが、う~ん…おもしろくなかった。上編ではお百姓さんの苦悩、下編では工事の話が駆け足で書かれていた。正直、もうひとつ感情移入できる内容ではなかった。このような内容の話は日本各地にあり、斬新さもそんなになく「へ~っ…」という感じだった。
September 29, 2009
「伊勢神宮の暗号」はそもそも伊勢神宮は三重の地になるのか?というギモンを解くという内容だった。しかし、そんなに好奇心をそそるような内容ではなかった。具体的に書いてしまうとネタバレになるのでボンヤリと書くが、多くの資料が後に書かれた書物や伝聞など「二次資料」というものだし…。う~ん、ロマンはわかるが一歩間違えばトンデモ本になるし…難しい。
September 28, 2009
「天皇のスパイ」は昭和天皇と大量の金塊の裏関係を暴露した著者が書いた最新作。今回は昭和天皇と国際的に有名だった二重スパイ・ベラスコ氏(スペイン人)との関係を暴露した内容だった。第二次世界大戦におけるナチスドイツやヒトラーの消滅を根底から覆し、ヒトラーは自決せず、生き延び第三国に落ち延びたというよくある説やこのスパイと日本の大使とのやり取り(原爆投下を最高幹部は知っていた)がウソのように書かれていた。これを信じるか信じないかは別として私の感想としては「う~ん…厳しい」である。この本はとても分厚く、生前のベラスコ氏との対談など精力的に取材していたがトンデモ本といわれる部類になるかな~。私はフィクションとして読んだが…新たに「わが友・小沢一郎 平野貞夫 幻冬舎」・「薩摩藩士朝鮮漂流日記 池内敏 講談社」・「日本の女帝の物語 橋本治 集英社」の3冊を借りてくる。
September 27, 2009
「欲張りで懲りないアメリカ人」はアメリカにおけるローンの話。アメリカ人の多くはカードで家から日常品まで買いまくり、ローン漬けになっている現状が書かれていた。(一般的な)アメリカ人は貯蓄する考えがあまりなく、高齢者夫婦の共働きも多く死ぬまでローンに振り回されているそうな。これは政府が推奨しており、ローンでモノを購入し購買力を高め大量消費を促している現状があり、この本では「国家的詐欺」と弾劾していた。この本ではお金(ローン)について日本人とまったく違う価値観を知ることができた。なかなかおもしろかった。「御曹司たちの王朝時代」は平安時代の手紙を現代文に訳し著者が当時の様子を語るスタイルだった。感想は一言でいうといまとそんなに変わらないということだった。手紙で牛車に使う牛を借りる依頼をしたり、行楽地に連れて行って欲しい依頼、出世の介添えなど…現代のメールとまったく同じだった。男同士でも意味深な往復書簡をやり取りするなど読んでいてニヤニヤてしまった。それより1000年以上前の手紙集が残っているということ自体が素晴らしいと思った。新たに「水神 上・下 帚木蓬生 新潮社」・「新説前田慶次 外川淳 新人物往来社」・「庶民たちの平安京 繁田信一 角川学芸出版」の3冊を借りてくる。
September 26, 2009
「タイガースの闇」は阪神タイガースのスカウトの渡辺氏が自殺(警察が断定)したが娘さんは「これはおかしい」ということで独自の捜査をして検察審査会に申告しても却下されたり、謎の人物から脅しを受けたりと「父の謎の死」についての顛末が書かれていた。詳細は書かないが、この事故死には複数の人物が関わっている(著者調べ)ようで、この本では名指しで書いている。警察の初動捜査も杜撰で即自殺と断定してしまった経緯や元旦那とのトラブルなどいろいろ見え隠れするのがなんとも言えなかった。今後どうなるか気になる。「ぼくに死刑と言えるのか」は裁判傍聴マニアでいまは専門家(?)となりつつある北尾氏の裁判員制度についての本だった。一般人が「死刑」と言えるだろうか?という素朴なギモンについて裁判傍聴のプロ目線でいろいろ書かれていた。日本にはまだ死刑制度があるが海外では死刑廃止が進んでおり、一般市民である裁判員の感覚がどう裁判に影響が出るか気になる。
September 25, 2009
「冤罪」は足利事件で誤認逮捕され菅家さんの手記。17年もの間刑務所に収監され無実を訴え、最新技術のDNA艦艇で無罪が証明され出所された人の思いがヒシヒシと伝わってきた。菅家さんの素朴な手紙のやり取りや出所した後の警察・検察からの謝罪話など書かれていた。ただ幼女を殺された遺族の悲しみはどうなるのだろうか。菅家さんが犯人でないということは真犯人がぬくぬくと巷にいることになるだろうし捜査はどうなるのだろうか。「妖奇怪談全集」は現代の怪談と昔の怪談の2つが掲載されていた。ただ、著者の体験した怖い話はどーもいただけなかった。夢に見たとか狐にばかされたのでは?というオチは怪談研究者であるならヒドイオチである。江戸時代の怪談本からピッアップした怪談だったが現代人に読みやすいように著者訳が入っていると思うがそんなに怖くなかった。感想としてはもっと練り、ちゃんとオチを付けてくださいという感じだ。
September 24, 2009
「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」は高校生向けの近代史の講義本だった。これに感想は書けませんが、正しい歴史にのっとった講義をしていただきたい。「夫婦で行くイスラムの国々」は小説家・清水義範氏と奥さんが中東やアジア地域を巡る観光記だった。今回はイスラム圏限定ということだったが何か揉めるという話もなくほんわか旅だった。清水先生のウンチクやその地域での人々の生活など詳細が書かれており旅の様子がよくわかった。元先生なので為になるウンチクも散りばめられており旅行好きの人はぜひ読んで欲しい。
September 23, 2009
「私が見た21の死刑判決」は有名な殺人事件の公判を取材したり文通を通して犯人(死刑囚)と交流し本音の部分を探るという内容だった。地下鉄サリン事件に関わった多くのオウム信者が中心でその他は宅間事件・池袋通り魔事件・光市母子殺人事件などの供述が書かれていたが新聞報道とあまり変わらずまあ、こんなものだろいう感じだった。「ありがとう武士道」は何とかTVで取り上げられた戦中の感動話。英国海軍に所属していた若き著者は日本軍の艦艇に自艦を沈められ、何時間も海を漂った後に何と日本海軍の駆逐艦「雷(イカズチ)」の艦長に(多くの英国将兵)救助され、新しい服や食事が与えられ無事に送ってくれたのである。著者はその後捕虜を経験し、戦後英国外交官となり世界各国の大使館に勤務し名物外交官となったそうな。退官後、救助してくれた工藤艦長を探しお礼を言いたいと日本に連絡するも工藤艦長はすでに亡くなっていたがわざわざ来日し、墓前に赴きお参りをしていた。しかしこの本ではほんの少しだけ取り上げられており、8割くらいは著者の大使館時代の回顧録だった。最後まで読んだが、「自分マンセー本」だった。もっと感動秘話があると思っていたので少し残念だ。新たに「天皇のスパイ 高橋五郎 学研」・「伊勢神宮の暗号 関裕二 講談社」の2冊を借りてくる。
September 22, 2009
「ある凡人の告白」は元・衆議員だった塩川正十郎氏の回顧録だった。後年「塩爺」とゆるキャラみたいなニッネームを付けられてTVにでいていた「記憶がある。しかし、実際の塩川氏は「瞬間湯沸かし器」というくらい若い頃はすぐにキレル人だったらしい。(本人談)この本は政治家になったからの内容で経験した大臣話や元総理たちの動向など淡々と書いていた。最近はTVの露出が少なく心配していたがまだまだ元気そうで良かった。「2011年新聞・テレビ消滅」は新聞社vsインターネットや携帯電話の話だった。最近新聞の購買数が毎年減少している反面、インターネットサイトでニュースを見るというスタイルが定着しこのままでは新聞社は生き残れないという内容だった。それだけでなくTV局も初の赤字を計上するなど、メディアの形が大きく変わりつつある。一般大衆から個人・必要な情報だけ欲しいというニーズが高く新聞のような一般大衆向けでは限界があり、インターネットを利用した動画投稿サイトやインターネットTV局が大きく成長し、11年には新聞・地方TV局の規模が小さくなるとあった。まさにその通りだろう。なかなか興味深い内容だった。「報道されない警察とマスコミの腐敗」は映画「ポチの告白」という警察腐敗を描いた映画を観て元・警察職員やジャーナリストが警察内部にはびこる、「裏金問題や拳銃問題」を非難していた。この本には有名な元・警察職員(実名公開した人や裏金本を書いた人)やジャーナリストが感想を述べており、「うん、うん…」という感じで読了した。まあ、裏金は今もあるだろう。しかし、私たちはどうしようもない。ここはやはり、警察職員が公開しないと解決しないだろうと思った。新たに「アメリカの地下経済 ヴェンカテッシュ 日経PB」のみ借りてくる。
September 21, 2009
「ハンバーガーの教訓」はマクドナルト大躍進を押し進めた原田氏の企業エッセイ。アップル社からマクドの社長となり、人事・教育改革と商品開発に力を入れ大成功を収めたのである。企業の体質改善に大きくページを割いておりアルバイト中心の教育や現場の意見を取り入れたメニュー開発など、「うん、うん…」と思いながら読了した。私はマクドが好きだが、毎年バンズが小さくなっているのが残念である。「七十五度目の長崎行き」は故・吉村昭先生の旅エッセイだった。吉村先生の取材旅や小旅行記や題の通りの長崎(三菱重工の機関紙に掲載の為の取材)のエッセイだった。まあ、いい意味で吉村先生の淡々とした書き調で安心して読むことができた。まあ、こんなものだろう。新たに「欲張りで懲りないアメリカ人 有元美津世 祥伝社」・「御曹司たちの王朝時代 繁田信一 角川学芸出版」の2冊を借りてくる。
September 20, 2009
「名画の言い分」は西洋美術史だった。著者自体(木村泰司氏)が西洋美術研究者でその辺は一般人にでもわかりやすく書かれていた。西洋美術の始まりはギリシアの男性立像の彫刻で神像より先にリアルな男性像が作られ、「人間」が重視されていたそうな。(神像はさらに以降)石造彫刻から絵の具が発達したため絵画に移りヨーロッパ各地に芸術家が生まれ絵画文化花開き、イタリアのルネサンスになったそうな。後半は人物絵画の話が中心だった。なかなかおもしろい内容だった。「キスカ撤退の指揮官」は有名な撤退作戦を指揮した木村昌福中将の伝記だった。キスカ島の日本軍将兵5200名を短時間で救出したのである。天気の良い日を待ち続け(この地域は濃霧発生地域)、決して作戦を強行する事なく成功させて、昭和天皇に拝謁する栄誉を受けたのである。その後の作戦も成功させている。戦後は製塩業を立ち上げ旧軍人たちに仕事を与えたそうな。日本ではそんなに知られていないが、アメリカでは非常に評価させており興味深い本だった。新たに「タイガースの闇 渡辺直子 鹿砦社」・「ぼくに死刑と言えるのか 北尾トロ 鉄人社」の2冊を借りてくる。
September 19, 2009
「オイアウエ漂流記」は15少年漂流記の日本版。いろんな世代の男女と犬が航空機事故に遭い、小さな島に漂着しそこで全員力を合わせながら、生き抜くというベタな内容だったがとても描写が丁寧でおもしろく一気に読了した。ただ、オチがぼんやりしており、そこはしっかりと描いて欲しかった。「司法官僚」は裁判官の世界を詳細に書いた新書。裁判官で一番良い部署は最高裁にある事務局でここで下級裁判所の裁判官や事務方の人事すべてを牛耳っており、エリート中のエリートたちは裁判ではなく裁判官の人事に必死だそうな。この事務局が人事査定(本人にも非公開)と俸給決定をしており、裁判官の独立性が守られておらず判例主義がはびこっているそうな。下級裁判所の裁判官は無難に仕事をこなし、出世を望んでおり国民の方を向いていたいことを痛烈に批判してあった。その他にも裁判官や弁護士の諸問題のも触れており、司法改革はまだまだだと思った。
September 18, 2009
「血の政治」は今は亡き政治集団・青嵐会の歴史だった。名前だけは知っているがどういう主張をし、どう行動してきたは知らなかった。若き石原慎太郎・浜田幸一・中川一郎・中山 正暉などタカ派という面々のほかにもなんと森元首相や山崎拓元副総理なども所属していたのに驚いた。活動のメインは台湾切捨て反対や今でも問題となっている社会保障・教育改革を政策としており、「へ~っ…」と思った。しかし、後半多くの議員たちが脱退し、6年で解散→自由革新同友会(中川派)になったそうな。なかなか興味深い内容だった。「私たちが死刑評決しました」は微妙だった。アメリカの陪審員たちの生の声が書かれていたが、そもそもの殺人事件の概要がよくわからない。各々の陪審員の主張がメインで書かれていたが、よくわからなかった。日本の本なら、まずは人物紹介→殺人事件の顛末→裁判→陪審員紹介→いろいろドラマ→結審という流れで書かれるがこの本はいきなり、陪審員紹介から始まっており、主旨がよくわからなかった。この事件はアメリカでは大きく報道され、日本でいえば三浦事件だろうか。アメリカで出版されたので事件概要は端折られた可能性も考えられるが、日本向けに出版されるのなら事件概要を付けるべきだと思った。新たに「それでも、日本人は「戦争」を選んだ 加藤陽子 朝日出版社 」・「夫婦で行くイスラムの国々 清水義範 集英社」・「冤罪 菅家利和 朝日新聞」・「妖奇怪談全集 山田誠二 ビジネス社」の4冊を借りてくる。
September 17, 2009
「日本を貶めた10人の売国政治家」は漫画家・小林よしのりさんと評論家たちが選ぶダメ政治家一覧だった。漫画はなしでひたすら文章。人それぞれの順番は違えど出てくる政治家(元職も含む)はだいたい同じだった。河野洋平・村山富一・小泉純一郎…がランクインしていたがなぜか納得できた。薄い新書なのでサクサク読了できた。「身もフタもない日本文学史」は清水義範先生による独自の文学史本だった。日本の古典・エッセイ・小説などおもしろおかしく書いてあった。個別具体の話は書かないが、とてもわかり易く学生時代に読みたかった。新たに「私が見た21の死刑判決 青沼陽一郎 文芸春秋」・「ありがとう武士道 サム・フォール 麗沢大学出版会」の2冊を借りてくる。
September 16, 2009
「狼・さそり・大地の牙」は1974~5年に起こった企業爆破事件に携わった新聞記者の詳細な記録本だった。ただ読んでいると、いちいちこの事件に携わった新聞記者の名前・勤務経歴、人によってはその後の地位まで行を割いて詳細に書かれており、「今(ここに書かなくても)別にええやん…」と思った。確かに大勢の名も無き新聞記者たちがこの重大な企業爆破事件に携わったという誇りを持っているのでここに書いたのだろう。最後にもメインの記者のその後もご丁寧に書いてあった。「象徴天皇制と皇位継承」は現在の天皇制について書かれた新書だった。驚いたことに現在の天皇制はアメリカ(GHQ)がまいた時限爆弾だったそうな。戦前にたくさんあった宮家を臣籍降下させ、皇室典範で男系男子に限ると銘打ち将来先細りさせる作戦だったとこの本には書かれており「へっ~そんなことあるか~」と感心した。その他は女系や女性天皇がなぜだめなのか?という理由も記述されており継承問題を知る上でとても良い本だった。
September 15, 2009
「織田信長最後の茶会」は前半は「誰が本能寺の変の黒幕か?」ということに触れ天皇・公家たち・元将軍・家康など…多くの候補者の動向を当時の日記から推測していた。信長は相当進歩的な人らしく当時の価値観とずれており、敵も多く警戒の必要があったのに気にすることなく、文化人・武将を招き大茶会を京都で何回もしていたそうな。茶会を利用し上記の誰かが明智光秀を唆し、襲わしたということが定説になりつつある。後半は信長の経済政策や暦のことが書いてあったがあくまで著者の考察なので、「へ~…信長がか…」という感じで読了した。「中国共産党天皇工作秘録」は戦後の中国国家主席が幾度となく、日本政府に対し「昭和天皇を中国に…」というメッセージを伝えており外交裏面史が赤裸々に書かれていた。当時の日中高官にインタビューや取材をしており、内容も濃く一気に読了した。いつの時代の国家主席が秘密裏に元総理経験者や宮内庁に天皇訪中を申し出ており、日本政府や天皇直接に断られているそうな。昭和天皇は中国より韓国より沖縄県(昭和天皇は訪問せず崩御)という考えを貫いており、訪中はそれほど重要視していなかった感じがする。(行けるなら行きたいという希望はお持ちだったようです)昨今は今上天皇にも訪中を頻繁に依頼しているそうだが、これからどういう外交をするかとても気になる1冊だった。
September 14, 2009
「生活の設計」は以前読んだ「牛を屠る」と同じ著者が書いた小説だった。内容は牛をと殺する主人公の人生を書いたものだったが、私にはもうひとつこなかった。先にリアルな「牛を屠る」を読んだので今回はそう感じたかもしれない。「田母神流ブレない生き方」はよく読んでいる田母神氏の人生訓だった。いつもと変わらない内容で安心して読むことができた。政治家が微妙な発言をしマスコミに叩かれたらすぐに謝罪会見をするのを強く怒っていた。男は軽々しく発言を変えない(変えるべきではない)と主張していたのが良かった。新たに「2011年新聞・テレビ消滅 佐々木俊尚 文芸春秋」・「報道されない警察とマスコミの腐敗 寺澤有 インシデンツ」の2冊を借りてくる。
September 13, 2009
「食品偽装の歴史」は外国(イギリスとアメリカ)の食品偽装の歴史本だった。1700年代から書かれており当時の庶民(主に労働者階級)のパン・チーズ・ビール・茶などに化合物や別の素材が多く使われ食べた人々が健康被害を訴えたそうな。それで政府が条例を作り、食品物監視官を配置したりしても、化合物のせいで量が多くおいしい偽装食品の方が人気がありなかなかったなどおもしろい内容だった。内容は上記の食べ物の各論が細かく書かれていたが興味深い話が書かれており、「いつの時代も同じか…」と思った。新たに「ある凡人の告白 塩川正十郎 藤原書店」のみ借りてくる。
September 12, 2009
「黒い手帖裁判全記録」は元・公明党の矢野恂也氏の日記帳をめぐり、公明党ともめた一部始終のダイジェストが書かれていた。当然だが関わった議員(OB議員も)や幹部職員の実名や違法行為なども赤裸々に書いてあった。奪われた日記帳を巡り、裁判を起こし勝っても日記帳は返還されず、公明党に対し不信感を持っておりその事にも触れていた。「へっ~…」という感想だった。「牛を屠る」は北大法学部を卒業しながら、牛豚を解体する仕事に就きそこでの出来事をリアルに書いていた。卒業と同時に結婚したが就職した先でケンカし無職状態のときに子供が生まれたため、慌てて就職したそうな。そこで知り合った仕事の先輩や仕事の内容など赤裸々に書かれており、興味深く一気に読了した。近年はと殺もオートメーション化されているが著者の時はまだ人力で捌いており、その様子が生き生きと書かれておりとても良かった。新たに「ハンバーガーの教訓 原田泳幸 角川書店」・「七十五度目の長崎行き 吉村昭 河出書房」の2冊を借りてくる。
September 11, 2009
「悲しみは憶良に聞け」は山上憶良(やまのうえのおくら)の出生秘話や万葉集や貧窮問答歌など人の悲しみや死について多く詠んでいる。他の歌人は愛や恋の歌が多いのにレアなのである。その理由として自身が渡来人であること、なかなか朝廷では出世できず半ば窓際状態で一般人の悲しみや苦しみを多く見てきたので、そうなったと結論付けていた。著者が憶良渡来人説を唱えている第一人者らしい。「司馬遼太郎の歴史観」は坂の上の雲についてと「明治サイコー、昭和サイテー論」だった。司馬さん自身も学徒動員で大陸に戦車兵として従軍し、そこでの悲惨な戦争体験を基に上記の考えにたどりついたそうな。この本の著者は司馬さんマンセーなので仕方ないが、もう一つ私には届かなかった。他の司馬さん研究本とそんなに差がなかったような…。新たに「名画の言い分 木村泰司 集英社」・「長沼さん、エイリアンって地球にもいるんですか? 長沼毅 NTT出版」・「キスカ撤退の指揮官 将口泰浩 産経新聞出版」・「お祓い日和 加門七海 メディアファクトリー」の4冊を借りてくる。
September 10, 2009
「絞首刑」は著者(教誨師)が体験した死刑執行直前の死刑囚との会話は死刑の是非が書かれていた。死刑話はごく最近の事件を中心に書かれていたが、著者はじかに死刑囚や死刑のレバーを押す刑務官と交流しているので、「絞首刑といいながら残酷では…」という思いもありこほ本を書いたのだろう。世界の流れでは死刑廃止が進み、日本が後進国のようなイメージがあるが私は死刑続行派だと思う。何の罪もない方々を殺し、刑務所でノウノウと生き行けるというのに疑問を持つ。口先や手紙で「反省してます」と言っていればひょっとして減刑もあるかもしれないし…。まあ、こんなものだろう。「特務艦宗谷の昭和史」は南極調査船であった宗谷の歴史だった。当初は貨物船からはじまり海軍特務艦として生き残り、引き揚げ船となり南極観測船になったそうな。船にも人生があり、「すごいな~」と思いつつ読了した。ただ、著者は詳細に宗谷の人生を書きたかったらしく、とても分厚かったのが微妙だった。新たに「クリスマスには焼き魚にロソクを 中川剛 幻冬舎」のみ借りてくる。
September 9, 2009
「ラバウル温泉遊撃隊」は第二次世界大戦当時各地の地域に駐留いていた旧日本軍の温泉を改めて巡るという内容だった。メインの話は題の通りラバウル。当初、著者は歴史に興味はなかったが、年老いた旧日本軍将兵にいろいろ話を聞き、自分で勉強しラバウル島のジャングル奥地にあった宇奈月温泉という温泉を探す旅だった。もう、生きている方が少なく進展がない中で戦友会や靖国神社が協力し、宇奈月温泉に浸かった生き残りの方を見つけることができたのである。その方に詳しい地図を描いてもらい、現地に向かいその宇奈月温泉を発見し温泉に浸かるのである。いや~浪漫である。まだその温泉は現地人が温泉療養として使用しており、現地の古老も日本語が話すことができ、当時の日本兵との交流話もいろいろ書かれていた。内容からみる限りでがかなり親日的な印象を受けた。戦争は悲惨である。その戦地で日本兵は「死んでも温泉に入りたい…」という思いを持っていたそうな。この本は重くなくサラッと読める内容なので多くの人に読んでいただきたい。「棄民たちの戦場」は現在の天皇のご学友である橋本明氏による日系人部隊・第442歩兵連隊の戦記だった。アメリカで日系人が排斥され、二世の若者たちがアメリカ軍兵士として最前線の戦線に送られ白人より先に戦わされたそうな。主戦場はヨーロッパ(後半はアジア戦線)でドイツ軍と対峙し多くの日系人が死傷したが、「USサムライ」として有名になったのである。連隊の三分の二近くが死傷し、生き残った青年たちも再び人種差別を受けるなど苦労をしながらも成功を収め、三世たちにこのUSサムライ話を語ったのを書籍化したものだった。なかなかおもしろかった一冊である。
September 8, 2009
「妖怪を見た人びと」は日本古来から住み着いている(ハズ)妖怪を現代に見たという一般人の報告風の怪談だった。(ご丁寧に妖怪のイラスト付き!)河童・大首・ぬらりひょん・雷獣…などなど。ふとした時にドーンとこれらの妖怪と対面した人々の驚きが赤裸々に書かれていたがそんなに怖くなかった。ケータイやインターネットなどが広く普及した時代に唐傘おばけや砂かけばばあなどが見れるのは逆にレアなような気がするが…。「平成皇室論」は現在の天皇のご学友である新聞記者・橋本明氏の皇室エッセイだった。内容は皇太子妃・雅子さまの現状話が多く、宮内庁職員の相次ぐ交代劇や後継者問題などもふれていた。ご学友ということもあり深い部分の話もあるのかな~という思いもあったが、実にごく普通の話だけだった。もっと突っ込んだ話が欲しかったな~。新たに「オイアウエ漂流記 荻原浩 新潮社」・「司法官僚 新藤宗幸 岩波書店」の2冊を借りてくる。
September 7, 2009
「ダーリンはフランス人…」は日本人女性とフラン人男性の夫婦エッセイだった。キャリアを捨て30歳でカナダに留学しそこで彼と知り合い付き合うが日本に帰国。その後、彼女を追い日本で結婚し、フランス料理店を開業するまでのエッセイだった。著者は料理店で働いたことがなく、手探り状態で料理店を切り盛りするおもしろ話はとてもよかった。美食の国のフランス人シェフが作る料理を食べまくり、瞬く間に10キロ太ったというのはおもしろかった。
September 6, 2009
「アメリカ人は嘆く…」はアメリカ人は(政治的に)バカだと論じていたが、こーいう話は日本人にも当てはまるだろう。内容的には一般的アメリカ人は政治に興味がなく大統領をバカにするという風潮があるということだった。その他はいろんな大学や機関が政治や社会常識についてアンケートをしても、平均値はかなり低く政治に興味がないことを表していた。アメリカでは読み書きができない人や普通教育をまともに受けれない層が大勢おり、大学もインド人・中国人・日本人などの外国人留学生がやってきておりアメリカが外国人に脅かされている現状がある。また優秀なのが外国人留学生ばかりという事実もあり、教育分野から見てもバカになりつつあるそうな。なかなかおもしい本だった。新たに「日本を貶めた10人の売国政治家 小林よしのり 幻冬舎」・「私たちが死刑評決しました。 スワートロー 講談社」の2冊を借りてくる。
September 5, 2009
「蓮如伝説殺人事件」は木谷恭介さんという方の探偵モノだった。何で借りたかわからないがとりあえず読了した。探偵モノなので詳細は書けないが、まあごく普通の内容だった。題に「蓮如伝説」とあったが、そういう歴史にまつわるものではなかった。「自殺プロデュース」は山田悠介氏の小説だったがいつもと同じ展開(バッド・エンド)だったが、序盤・中盤はおもしろく一気に読了した。ただ、終盤がなぁ…山田氏はどーもバッド・エンドが好きなようで読了後の気分が「何だかな~」という気分になる。しかし、この本はおもしろかった。新たに「象徴天皇制と皇位継承 笠原英彦 筑摩書房」・「狼・さそり・大地の牙 福井惇 文芸春秋」の2冊を借りてくる。
September 4, 2009
「本土決戦幻想」は題の通り日米両軍の作戦計画が書かれていた。著者が当時の要塞跡や特攻基地を訪ね歩く内容だった。アメリカ軍の資料を参考に日本上陸作戦のシミュレーションも書かれもし、これが実戦されるとと双方に大多数の死傷者が出ただろう。しかし、アメリカはさらに原爆を使用し日本各地を焦土化した上で上陸作戦を結構しようとした説もあったそうな。日本側は空・海上特攻で迎え撃つ作戦を計画していたが、兵力や兵器の差で負けるような気がした。まあ、こんなものだろう。「新忘れられた日本人」は著者の佐野真一さんが過去に取材した数多くの人物を紹介していた。私はたくさん佐野氏の本を読んでいるのでここに書かれている人物は大体わかった。小渕元首相・中内功・石原潔(石原兄弟の父)など40名分の生き様が書かれていた。新たに「狼・さそり・大地の牙 福井惇 文芸春秋」のみ借りてくる。
September 3, 2009
「民主の敵」は民主党・野田佳彦氏の政治エッセイ。といっても難しい話はなく野田氏の半生記が書かれていた。薄い新書だったのですぐに読了したが感想としては「ふ~ん…」程度だった。そんなに感動とかはなかった。「世界が水を奪い合う日…」は昨今盛んに言われている水問題の本だった。日本は単独の島国なので他国と水を巡りいさかいはないが世界中では水や水源を巡り、紛争も起きているそうな。石油よりも水問題の方が死活問題ということで、早めに確保しておこうという考えが働き日本国内の水源地が世界企業に狙われいるそうな。しかし、日本国内においても地方自治体の力に応じて、水道料金が大きく違い貧しい住民が十分に水を使えないことが近い将来起きるだろうと警鐘を鳴らしていた。そのため日本がさらにろ過技術を向上させ、貧しい国々に提供しようという話だった。う~ん…日本ではまだ水不足という実感がわかないな~。新たに「織田信長最後の茶会 小島毅 光文社」・「中国共産党「天皇工作」秘録 城山英巳 文芸春秋」の2冊を借りてくる。
September 2, 2009
「宗教聖典を乱読する」はヒンドゥー教・神道・ユダヤ教・キリスト教・仏教について各宗教の歴史や経典を紹介する内容だった。難しい内容ではなく、著者独特の笑いを散りばめて書いてありサクサク読了した。各宗教の是非は別として純粋に経典から成り立ちや今の状況が詳しく書かれており、おもしろかった。いろんな宗教に興味がある人は一読あれ。「日本の治安」は元警察庁勤めの弁護士(現在)の方の治安について書かれた新書だった。内容は都市犯罪事情やインターネット・携帯による犯罪・市中にある監視カメラ事情など最近の社会問題を中心に考察してあった。まあ、新聞やTVで言っているようなことが多かった。確かに昔の粗暴犯から比べると知能犯やインターネット技術を用いた犯罪が横行し、国・警察側が新技術や法律に付いていけない事情が赤裸々に書いてあった。まあ、こんなものだろう。
September 1, 2009
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