全31件 (31件中 1-31件目)
1

八朔の野川(旧歴8月朔日)八朔は旧暦8月1日のことで、一ヶ月遅れの9月1日と思えば良い。厳密に言えば今年の八朔は8月29日であった。この日野川では、青鷺の傍に数羽の鴨が見られた。青鷺は人の気配に敏感であるが鴨とは仲良しのようで、結構なことである。 八朔や野川に睦む川の鳥 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・時候、八朔(旧暦8月朔日)
2011年08月31日
コメント(0)

白粉花(おしろいばな)白粉花はフォーオクロックと呼ばれているように夕方から芳香を放ちながら咲き始める。この花は赤、白、黄、絞りなど色とりどりでラッパ状の小花を咲かせる。一個ずつ黒い種子ができる中に白い粉質がつまっているので名づけられた。野川に沿うて早歩きをしていると、風とともに白粉の花の香りがフワッと届く。しかし、他のジョガーは白粉花の香に躓くことはない。 躓いておしろいの香を私(わたくし)す クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、白粉花、おしろい
2011年08月30日
コメント(0)

菊芋の花夕方湿ったところを歩いていると、やたらに秋の蚊(残り蚊)に刺される。秋の蚊はは夏の蚊より痒くてたまらない。またしても痒み止めを持ってこなかった自分に腹を立てながらそれでも前へ進むと菊芋の花がかたまって咲いていた。そろそろ夕方、写真を撮る間も秋の蚊が腕や足にまとわりつく。 菊芋の花や日暮のあわただし クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、菊芋の花
2011年08月29日
コメント(0)

コスモス和名アキザクラ。コスモスはギリシャ語の「飾り、美しい」を意味する。白い花が「少女の純潔」赤い花は「少女の愛情」の花言葉をもつとおり、秋風にいっせいに吹かれてそよぐさまは、少女の可憐さ優しさを感じさせる。コスモスの前に立ち止まったところ、コスモスが笑ったような気がして嬉しくなり、思わず飛び跳ねてみた。 コスモスの前にてちよつと跳ねみる クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、コスモス、秋桜
2011年08月28日
コメント(0)

野川朝5時5分に蝉が鳴き出した。昨日の雨も止み残暑も一休み。野川の水量も一気に前に戻った。(昨日の写真と比べると一目瞭然)川沿いのサイクリング道路もいつものように人々の姿が戻ってきた。秋涼しの感しきり。 秋涼し川辺に人のゆき交ひて クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・時候、秋涼し、野川サイクリング道路
2011年08月27日
コメント(0)

秋出水入間川は普段水は流れないが、ひとたび雨が降ると一気に野川へ入り込む。茶色の口からどんどこどんどこ雨水がもんどり打っているのが合流地点。テレビのテロップによると午後3時40分までの一時間あたりの雨量は世田谷区で84ミリ。豪雨はやはり恐ろしい。じっと川を見つめていると頭がクラクラして来た。この雨の中でも宅急便の仕事が行われている。 秋出水早マンションの灯されて クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・地理、秋出水、野川
2011年08月26日
コメント(0)

萩の花萩は秋の七草の一つ。花は紅紫色または白色の蝶形花を多数つける。一花一花は小さく、散りやすい。萩は夏の終わりから野川沿いに咲き続けている。萩はなよなよとしているように見えるが雨にも風にも逆らうことなく、毎日美しい花を見せてくれる。宮城野萩の枝で作った萩筆は書きやすく、重宝している。仙台土産としても喜ばれる。 萩咲くや川沿を来るをんならに クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、萩の花、秋の七草
2011年08月25日
コメント(0)

カンナ外は案外爽やかな風が吹いているが日差しはカンカン照り、どうなっているのと叫びたいところ。近くの神経内科医院のカンナはこの日差しにもかかわらず笑っているように咲いていた。 黄のカンナ人は強日を好まざり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、カンナ
2011年08月24日
コメント(0)

処暑の野川きょうは二十四節気の一つの処暑、暑さが収まる意。此処3・4日は雨がちで、昨日も寒いぐらいだった。これで暑さが収まって呉れれば快適なのだが、今日は午後3時頃からベランダに日差しが強く当たった。川へ出てみると、それほど暑くはないが、蚊が多数発生し蚊に悩まされた。野川はの流れは澄んでいて、小鷺が羽繕いをしていた。小鷺の羽の白が水に映り処暑らしい景を撮ることができた。 羽繕ふ小鷺のをりぬ処暑の川 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・時候・処暑、野川
2011年08月23日
コメント(0)

冬瓜の花(夏の季語)冬瓜(秋の季語)近くの八百屋で冬瓜を買った。値札がついていなかったがそれほど高くはないと思っていたところ、500円と言ってレジを打ったので、エッ!と思わず言ってしまった。主はそれを聴き止め100円のバナナをおまけしてくれた。帰って、冬瓜のシールに三浦市農協とあるのに驚いた。先月、ある人の墓へお参りする途中、三浦三崎で冬瓜の花を見たばかりであったから。三崎畑のあたり一面が南瓜畑で、その中に、冬瓜畑は私が見た1枚だけだった。軽トラに早採りの冬瓜を収穫していた男の顔が浮かぶ。冬瓜を計ってみると1.8キログラムあった。夕食は冬瓜を半分使ってあんかけでもつくり亡き人を偲ぶとしょう。 冬瓜に亡き人のこと思はるる クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物・冬瓜、三浦三崎
2011年08月22日
コメント(2)

橡の実やあ!すっかり涼しくなりましたね。昨日の雨が野川に降り続いているが、傘を差したり合羽を着たりして散歩している人がいる。見上げると川沿いの橡の実もう茶色くなっているのが解る。 橡の実の三つ四つ此処に彼処(あそこ)にも クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物・橡の実、野川
2011年08月21日
コメント(2)

鶏頭鶏頭はヒユ科の一年草。その花は鶏冠(とさか)状、、球状、羽毛状などの帯化した花序をつける。古名は韓藍(からあい)。正岡子規に《鶏頭の十四五本もありぬべし》の句がある。掲句「十四五本もありぬべし」は病床から庭の鶏頭を見て詠んだことが解る。公園に鶏頭が咲いていたこの花は帯状で、未だうら若く明るい赤色をしていた。 鶏頭のうら若ければ去り難し クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物・鶏頭、韓藍
2011年08月20日
コメント(0)

秋雨の野川朝から雷雨となった。エアコンを切り、表と裏の窓を全開にした。廊下と居間それに仏間を風が通り抜け、半袖だと寒いくらいである。昨日が地獄ならきょうは極楽といったところ。野川に出てみると、ゴミや枯葉などがすっかり流れていき、実に綺麗な川に変身していた。家鴨は野川大橋の下で鴨と一緒に避難していた。近くに青鷺や鶺鴒なども居て賑やか。小鷺は急流に立ち、餌を探しているように見えた。 秋雨や雨に濡れたる小鷺の眼 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・天文・秋の雨、秋雨 7月下旬からか検索のタグがなくなった
2011年08月19日
コメント(0)

風船葛(ふうせんかづら)風船葛の垣根を見付けた。幾つもの若草色の風船に似た実をつけることから風船葛と呼ぶ。例年だと此の時期は風船葛が風に吹かれて、いかにも涼しげである。ところが今年は初秋にも関わらずこの連日の強日に風船葛の青が幾分赤茶けている。 日の強く風船かづら弾まざり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物・風船葛、ふうせんかづら
2011年08月18日
コメント(0)

赤とんぼ町なかの公園は災害時市民の避難所となっている。花壇が広くとってあり様々な秋の草花が咲いている。そこには小さな池が二つある。一つは睡蓮がまだ咲き続いている。今一つは蒲が穂をつけていて、蜻蛉が飛び交っている。一本の枝の先に赤蜻蛉が止まった。私はこんなに赤い赤とんぼを見たのは初めてである。歳時記に成熟した雄は特に赤が鮮やかとある。 逢瀬には未だ日の高し赤とんぼ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・動物・赤とんぼ、秋茜
2011年08月17日
コメント(2)

大文字8月16日は五山の送り火が焚かれる。ふるさとの西陣では母は8月13日に千本閻魔堂で精霊を迎え、衣笠山の左大文字から精霊を見送っていた。お盆には仏壇に様々な供物が並び、灯明を絶やすことはなかった。そして親戚や縁者がお仏壇にお参りにきていた。いわゆる盆の客である。揚羽の幼虫今の我が家には連れ合いの父母の仏壇がある。しかし縁者が京都や鳥取のため盆の客を迎えることはない。ところがこともあろうにベランダの植木に揚羽の幼虫がいることに気がついた。今年は山椒を家の中に入れていたので、安心していたところ、昨年の春に埋めたポンカンが芽吹きそこへ揚羽が産卵したようだ。とんだ盆の客に驚き、ここでは育たないので近所のミカンの木にこっそり預けてきた。 盆の客といふも幼虫移しやる クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・人事・盆の客
2011年08月16日
コメント(2)

葉鶏頭(はげいとう)熱帯アジア原産のヒユ科の一年草。初秋になると緑の頭部から紅、黄、斑入りなど色がつきはじめ、雁の訪れる頃いよいよ鮮やかな彩りを呈する。とんぼ公園の草花の中で葉鶏頭が日差しを受け、一際鮮やかだった。手入れの良い公園であった。 葉鶏頭孤独の吾が目奪ひたる クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物・葉鶏頭、かまつか、雁来紅
2011年08月15日
コメント(2)

鬼灯(ほほづき)ナス科の多年草。浅草の浅草寺境内で夏に鬼灯市が開かれる。その頃の鬼灯は未だ青い。何度か行ったことがあり、楽しみな行事でもある。丁度8月15日のお盆の頃鬼灯が色づく。お墓や仏壇に供えることが多い。親から子どもに伝え鬼灯の種を取って鬼灯を鳴らしあうのも夏休みの楽しみでもあろう。 鬼灯の熟るるを待ちて墓訪はん クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物・鬼灯
2011年08月14日
コメント(0)

朝顔朝顔は明け方に開花し昼近くなるとしぼんでしまう。花の色は紺、紅紫、淡紅、白色、絞りなど色彩も多く、大輪で美しい。石田波郷に《朝顔の紺の彼方の月日かな》の句がある。波郷二十九歳の時の句。の・の・のと畳みかけて「かな」止めにしたところに青年の気迫が感じられる。その句を知って以来紺の朝顔が好きになった。 朝顔の紺や波郷は伊予の人 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物・朝顔
2011年08月13日
コメント(0)

猫じやらし・狗尾草(ゑのころぐさ)狗尾草別名猫じゃらしとも呼ぶ。どこの道端にも犬の尻尾のような形をした緑色の穂が群れ揺れている。野川沿いの下の道を時々歩くことにしているが、此処にも狗尾草が叢がっている。穂は簡単にぬけるので、抜いて自分の首筋を撫でてくすぐってみる。子供の頃狗尾草でくすぐり合って遊んだ。秋に入ったばかりで、狗尾草は未だ青く涼しげである。 猫じやらしなかなか猫の通らざり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物・猫じやらし、狗尾草
2011年08月12日
コメント(5)

木槿(むくげ)アオイ科の落葉低木。人家の生け垣、畑垣として植えられた。野川沿いの所々に木槿が咲いている。花の色はまちまちでつい足を止めて見入ってしまう。 ジョギングの足を止めたる木槿かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物
2011年08月11日
コメント(0)

底紅芭蕉の句に《道のべの木槿は馬に喰はれけり》がある。馬は人参を食べるとばかり思っていたが木槿も食べるらしい。木槿の花に淡紫、淡い紅、白色などがある。中でも白い花の中心が紅色のものを底紅と呼ぶ。私のお気に入りの花である。底紅の咲く道を抜けて飲み会へと急いだ。 底紅や女ばかりの飲み会へ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物
2011年08月10日
コメント(2)

雀野川と橋が交差するサイクリング道路の入り口に車止めがある。車止めには雀が4羽止まっている。此処を通る度雀にこんにちはというと、雀の方も私にこんにちはという。昭和20年8月6日、広島市に史上最初の原子爆弾が投下され、続いて9日長崎市にも投下された、30万人もの生命が奪われた。この日は広島や長崎を中心に犠牲者の霊慰めるとともに世界唯一の被爆国として、反核、平和を祈念する行事が営まれている。私は川原の雀とともに平和を祈るばかりである。 草原に雀降りこよ長崎忌 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・人事
2011年08月09日
コメント(0)

野川8月8日の今日は立秋。今日から秋となる。気分的には秋であるが、実際の暑さはまだまだこれから。野川沿を散歩する人たちは早朝と夕方が多い。 秋立つや野川の草に風生(あ)れて クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・時候
2011年08月08日
コメント(0)

七夕陰暦七月七日の夜、牽牛星と織姫星が一年に一度だけあうことを許されるという伝説に基づく祭りが奈良時代に中国から伝わり、平安時代に宮廷行事となった。現代では七夕は、小学校や幼稚園の行事として、また商店街などで陽暦の七月に行うところが多く、秋の行事としての実感が薄れつつある。三月十一日の東日本大震災(原発も含めて)に合った町や人々の復興を願うばかりである。 七夕や復興の文字そこここに クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・人事
2011年08月07日
コメント(0)

青胡桃夕方1時間ほど野川沿いを歩いている。桜並木の下は鬱蒼としているので、スタスタ歩かないと蚊に刺される。早歩きにはもってこいだが、何かを観察するという訳にはいかない。谷戸橋を渡らず通り過ぎ明るい道に出たところに胡桃の木がある。青胡桃が大きくなり目につきやすくなった。 川沿の明るきところ青胡桃 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2011年08月06日
コメント(0)

白鷺コウノトリ目サギ科のうち、全身純白色、背に蓑毛(みのげ)がある種類の総称。ダイサギ、チュウサギ、コサギなど。野川には小鷺が多いが、これは中鷺であろう。中鷺も小鷺も川の流れに脚を浸け雑魚を狙っていることが多い。そして時々飛翔して移動する。このように柵に立ったところを私は初めて見た。そして白鷺を眩しく美しいと思った。 白鷺の孤高の姿眩しかり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2011年08月05日
コメント(0)

油蝉朝から北風が通り抜け開け放った部屋はそのお陰で涼しい。午後2時過ぎには南風に変わった。網戸越しにプールで遊ぶ子供達の笑い声が届く。しばらくするとベランダに日がクワット差してきた。それを待っていたかのように油蝉がいっせいに鳴き出した。油蝉は日が翳ると声を潜め、日が差すと鳴き出す。今日は日が差したり翳ったりとめまぐるしく天候が変わった。そうそう朝の内に雨も落ちた。 油蝉日差し合図に鳴き出しぬ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2011年08月04日
コメント(0)

空蝉『源氏物語』に「空蝉」の巻がある。その主人公は伊予介の妻。光源氏に言い寄られるが、その身分や立場ゆえに悩む。三度目に源氏の君が出かけていったとき、彼女はもぬけの殻で、薄衣だけが残っていた。《空蝉の身をかへてける木(こ)の下(もと)に猶人がらのなつかしきかな》と源氏の君は薄衣を抱きしめて悲しんだ。1週間ほど前から野川沿いの桜並木に蝉が鳴き始めた。私は空蝉が必ずあるはずと探したがほとんどが鳥に喰われたようで、空蝉は昨日1つ、今日も1つと中々見つからない。 空蝉の鼈甲色を愛(め)でにけり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2011年08月03日
コメント(0)

水遊野川の谷戸橋下。子供達が集まって楽しそうに遊んでいる。雑魚を掬う網とプラスチックの水槽を持ち寄って、どうやら先ほどまで川を漁っていた様子。何か獲物があったような雰囲気が漂う。子供はこうでなくっちゃね。 少年に小さき獲物や水遊 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2011年08月02日
コメント(0)

竹煮草(たけにぐさ)今日から8月。いよいよ夏深しの野川周辺にも感じられるようになった。竹煮草も緑から茶色へと色を深めている。竹煮草はケシ科の多年草。俗に竹と煮ると竹が柔らかくなるなどといわれ、「竹煮草」と書くが、葉を落とした茎が竹に似ているので「竹似草」が本当らしい。竹煮草が野川へ迫りだし咲いている。俳諧を楽しむ人以外には雑草と見えるであろう。 きのふ見しがけふは倒され竹煮草 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2011年08月01日
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1