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五島美術館 寸松庵色紙 伝 紀貫之筆 もとは『古今和歌集』から四季の和歌を抄写した唐紙の 冊子本。一部の断簡が、京都大覚寺の塔頭の一つ「寸松 庵」(現在は廃寺)に伝来したことにちなむ。 雲母刷りによる瓜の絵が鮮やかに残る。 秋萩の花さきにけり 高砂のをのへの鹿は今やなくらん (『古今和歌集』巻第四「秋歌上 218番) 紀貫之の筆では何故か本歌とは異なり下記のようになっている。 秋萩の花さきにけり 高砂のをのへに今や鹿はなくらん 五島美術館は平安書道研究会800回記念特別展とあって、平日なのに大勢の年配の女性で賑わっていた。指導者風の人、かな文字を練習している人などそれはそれは熱心である。私は書にも興味はあるが、書かれている万葉集や古今集にも興味をがある。今回、紫式部の筆よりも『土佐日記』の作者紀貫之の筆にまみえたことを大いに嬉しく思っている。 貫之の筆に見(まみ)えし冬紅葉 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、冬紅葉、五島美術館、寸松庵色紙 伝 紀貫之筆
2016年11月30日
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大井町線の上野毛駅から徒歩5分のところにある五島美術館へ行ってきた。「平安古筆の名品 ー飯島春敬の観た珠玉の作品からー」作品については後日ということに。目を凝らして観たので目を休めるため庭にでてみた。濡鷺型燈籠の地面に沢山の藪柑子が赤く照り輝いていた。 燈籠の火だねの如し藪柑子 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、藪柑子、五島美術館
2016年11月29日
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菊の花は秋の季語とされているが、今年は十一月末になって漸く咲き始めている。冬小菊の花を見ていると心に温もりを感じるのは私だけではあるまい。冬小菊に子供たちの遊び声が重なると寒さが幾分和らぐ。 遊ぶ子のこゑ弾み来る冬小菊 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、冬小菊
2016年11月28日
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山茶花垣の山茶花が咲き始めた。花のいろは紅もあれば白もある。この山茶花のように白いがうす紅がさしているのもある。虻が花の蜜を吸いにきている。 山茶花に虻の来てゐる昼下り クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、山茶花
2016年11月27日
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蜜柑を育てている家が結構多い。その家は決まって日当たり良好である。俳句会で蜜柑を密柑と書く人がいるが、一字目の中は山ではなく虫である。みかんは虫が好むほど美味しいと覚えると良い。 日当りて蜜柑はみかん色となり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、蜜柑(みかん)
2016年11月26日
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朝から快晴だったので、掃除洗濯を済ませいつもの国分寺崖線へ富士山を見に行った。果たして空は澄み渡り冠雪の富士山が見えた。今日は珍しく一人の女性がいて、富士山を眺めていた。写真を撮り「こんにちは」と挨拶を交わして私は去った。 十一月ここにもひとり富士の客 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・時候、十一月、冠雪の富士山
2016年11月25日
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野川 棕櫚の葉 駐車場昨日天気予報で雪になると言っていたが、本当かしらと疑ってた。寒いし厭だなぁという時は天気予報も当たるのか。11月では昭和36年以降54年ぶりの初雪だそうだ。しかし、初雪と言われても今の私の歳では喜べそうもないが句材としては嬉しい事象である。野川に沿いて走る自転車に、棕櫚の葉に、駐車場にそれぞれ初雪が斜めに降りかかっていた。 初雪は棕櫚の大きな手のひらに クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・天文、初雪、野川
2016年11月24日
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南天は家々の鬼門に植えてある。難を転じるという意があってのこと。南天の実を秋の季語としている歳時記もあるが、冬の赤々とした実が効き目がありそう。<日当ればみんなしあはせ実南天 麥丘人>の句は『季語別 星野麥丘人句集』(ふらんす堂)には冬の季語として収録されている。ちなみに此の句の碑は麥丘人の墓がある三浦三崎の福泉寺に建っている。 しあはせを分ち分たれ実南天 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、実南天、星野麥丘人
2016年11月23日
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我が家のベランダから見える広場の銀杏の木の葉が黄色く色づき落葉し始めている。樹の側にあるベンチにも落葉が乗っている。私は落葉を手で掃いてベンチに座ってみた。銀杏大樹の黄葉頭の上に輝いていた。 手に触れしいてふ落葉に温みあり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、いてう落葉
2016年11月22日
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野川沿いを歩いて神明橋を渡り一週している。一週間ほど前から綿虫が飛び始めた。決まって波郷の句<いつも来る綿虫のころ深大寺 波郷>が口をついて出て来る。俳誌「鶴」を創刊した石田波郷は戦後結核のため療養生活を送っていたが、昭和44年11月21日没、享年56歳であった。墓は調布市深大寺にある。「鶴」は私が所属している結社でもある。 波郷忌や雨深深と身のほとり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・宗教、波郷忌、深大寺
2016年11月21日
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野川沿いのマンションに柊垣があり花を咲かせている。目立たない花なので、大方の人は気づかない。私が毎日散歩している野川サイクリング道路は歩行者優先であるが喜多見駅へ出る1本道でもあり、通勤者が利用している。他にジョギングや犬の散歩、かわせみを撮るカメラマン等が利用している。 犬に背を向け柊の花を愛づ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、柊の花
2016年11月20日
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鼠黐の実が熟れてきた。黒紫色をしていて鼠の糞のように見える。ねずみのこまくら、女貞(ねずみもち)の実とも呼ぶ。 ねずみのこまくら枕投げなどしてみむか クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、鼠黐の実、ねずみのこまくら
2016年11月19日
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きょうは市から届いた用紙を持って近くの内科へ「成人用肺炎球菌感染症ワクチン」をうけてきました。接種前に体温を計り、接種後30分は様子見のために待合室で過ごしました。市の補助があり5,000円でした。これで。5年間は安心です。ところでインフルエンザの予防注射は今日から1週間空けてくださいとのこと。冬休みは子守がありますので、早めに受けたいと思っています。漸く紅葉が美しくなりました。 冬紅葉肺炎ワクチンうけてきぬ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、冬紅葉
2016年11月18日
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喜多見ふれあい広場から野川の対岸の世田谷トラスト協会を眺めていた時、桜の木の天辺に川鵜が止まって辺りを睥睨していた。小春ゆえの穏やかな景色である。 梢より川鵜見下す小春かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・時候、小春、世田谷トラスト協会
2016年11月17日
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スーパーフルムーンは曇り空で見ることが出来なかったが、昨夜午後9時過ぎ月が綺麗に見えた。月齢15.4、ほぼ満月である。 高階に冬満月のいづる町 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・天文、冬満月
2016年11月16日
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野川沿いの谷戸橋地区センターの生垣に翅の裏面に葉脈がある蝶を発見。コノハチョウかと思いインターネットで調べたところ「コノハチョウ(木の葉蝶・Kallima inachus)は、チョウ目(鱗翅目)・タテハチョウ科に分類されるチョウの一種。翅の裏面が枯葉のように見えることからこの名があり、隠蔽擬態をする代表的な昆虫の一つに挙げられる。沖縄県指定天然記念物(1969年)、準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)。」とあり、此の蝶はそんな大げさな蝶ではないと思った。 冬蝶の翅の葉脈見て飽かず クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・動物、冬蝶
2016年11月15日
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この日通夜は山科で午後6寺からなので、腹ごしらえに久し振りにしっぽく(うどん)でもと思ったが蕎麦屋があったので入ってみた。蕎麦屋となればにしん蕎麦に限る。そこで石蕗の花が咲いている蕎麦屋に入った。懐かしいままのにしん蕎麦の美味しかったこと。思いのこすことなく嵯峨野を去った。 石蕗の咲く蕎麦屋に入りてにしん蕎麦 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・植物、石蕗(つわ)の花、嵯峨野、にしん蕎麦
2016年11月13日
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京福嵐山駅前に西山艸堂があり湯豆腐の看板や旗が出ていた。入りたいのは山々であったが一人では・・・と思い断念した。 湯豆腐の旗を横目にすたすたと クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・人事、湯豆腐、嵐山 西山艸堂
2016年11月12日
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大堰川 渡月橋 大堰川野宮から10分も歩けば渡月橋に出る。人力車の兄ちゃんが橋詰めで声をかけている。大堰川の川幅が広いので渡月橋は長々と続く。生憎の曇り空であったが良いアングルで撮れたと思っている。<六月や峯に雲置くあらし山 芭蕉> と芭蕉が詠んだ嵐山の紅葉はまだ始まったばかりである。この光景を芭蕉ならどのように詠むのだろうと思った。 時雨月芭蕉は如何な句を詠むや クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・時候、時雨月、嵐山大堰川、渡月橋
2016年11月11日
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野宮(ののみや) 落柿舎から野宮へ。源氏物語には光源氏が訪れた時の野宮あたりの秋の優艶な風情が描かれている。学問と良縁の神で季節を問わず訪れる人が多い。この日も大勢の若い男女が着物姿で訪れて、良縁を祈っていた。歳時記には「冬服は洋服のみの季語で、冬着は洋服和服の両方に用いる」とあり、冬着で詠むことに。 野宮へ冬着のをみな列なして クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・人事、冬着、野宮(ののみや)
2016年11月10日
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向井去来墓所 向井去来墓 西行井戸 西行歌碑向井去来の墓は京都市内の真如堂にあるが、遺髪墓が落柿舎の裏側にある弘源寺墓地にある。西行井戸の傍らに「牡鹿なく小倉の山のすそ近みただ独りすむわが心かな」の歌碑がある。 初冬の去来の墓に膝折りて クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・時候、初冬、向井去来の墓、西行井戸、西行歌碑、弘源寺
2016年11月09日
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落柿舎遠望 落柿舎 本庵 次庵親族に不幸があって京都へ行ってきました。昨日は立冬、グッドタイミングと言えば亡くなった人に申し訳ないが、安らかにお眠り下さいと一心にお祈りしてきたので、許してもらえると思っています。そんな訳で落柿舎の門をくぐりました。<柿主やこずゑはちかきあらしや山 去来>の句があるります様に落柿舎は元禄の俳人向井去来の遺跡です。柿の木に柿が生り、次庵には柿が吊してありました。 立冬や思ひがけなく落柿舎に クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・冬・時、落柿舎、候、立冬向井去来
2016年11月08日
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喜多見車輌基地の上にふれあい広場があります。階段を登り切ったその丘には遊具があり、広場もある。また、夏には睡蓮咲く池もあり、訪れた人々の目を楽しませてくれる。今その浮き葉が少し紅葉している。明日は立冬。 登りきて水草もみぢ見てをりぬ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、水草もみぢ、喜多見ふれあい広場
2016年11月06日
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杜鵑草(ほととぎす)が二度目の花を咲かせている。その花は赤紫色に斑点があり私の好みではないが、花言葉に惹かれている。花言葉は「秘められた恋」。しかし、そんな恋をしてみたいと思う程もう若くはない。 杜鵑草恋をするには歳とりぬ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、杜鵑草(ほととぎす)
2016年11月05日
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朝から晴れたが朝夕は気温がぐんと下がってきている。昨日の景色とは打って変わって、野川の岸辺の種々は末枯れの様を呈している。流れに彳つ青鷺もまた末枯れてきた。11月7日は立冬。 末枯の青鷺となる野川かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、末枯、野川
2016年11月04日
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野川の芒が大分蓬けてきた。11月3日の今日は文化の日。晴れる晴れると言っていた天気予報は昨日も外れ、久々に朝から晴れている。やはり晴れるだけで気持ちが穏やかになり、外へ出かけたくなるものだ。午後からはいつもの家族がくるので、早めの更新となる。 空の青野川の青や文化の日 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・人事、文化の日
2016年11月03日
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野川沿いをいつも散歩しています。しかし微妙にコースを変えていますので、2~3日前には咲いていなかった花がさいていることがあり、びっくりします。野紺菊もその一つ。えっ、嘘と思われる方があるかも知れませんが、あるんですそんなことが。 ビオトープに子どもの声や野紺菊 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、野紺菊
2016年11月02日
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隼人瓜(はやとうり)を頂きました。歳時記によると隼人瓜ウリ科の蔓性多年草で、大正5年の頃、アメリカから輸入。果実は1株に数百個つき洋梨形で長さ8~17センチ。果実は漬物に、塊根は家畜の飼料にする。大正7年、玉利喜蔵により薩摩隼人にちなみ命名された。ぬか漬けは面倒なので、下記のようにして食べてみました。1時間もすれば食べられます。ぱりぱりとして歯触りが良いですね。 1.薄皮を剥く 2.2~3mmにスライスする 3.塩を振り、20分程経って水洗いをする 4.甘酢に漬ける 存外に気骨のありて隼人瓜 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・植物、隼人瓜(はやとうり)
2016年11月01日
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