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今はといつも言って来たが、何を持ち何を持たないか、最後の審判に向け重要な時だ。10年前、インドネシア・インド・ブラジル・メキシコを買った人達はリーマンショック前までに7倍になった。そして、あの時驚いて売っていなければ今も同じようなものだ。これから何を持つかがいかに重要か、これが例えばの例だ。しかし、これは結果論だ、これは7倍になるなんて前もってわかれば苦労は無い。それどころか、下手をすれば1/5だ。適当に言っている訳ではない、私の持ち株は、10倍になったのも有れば、途中で切ったが1/5になったのも少なくない。10倍になった株に全てをつぎ込んでいれば良かったなんて私は思いもしないが、それはもっともな話だ。なぜ思いもしないかは自分で買わないとわからない、結果論なのだ。チャートを後から見て底で買っておけば10倍なんて話だ、自分でやっていればそんな事は出来ないという事がわかる。ただ、そんなに遠くない将来にまた審判の日は来る、これは確かな事だ。だから、考え続けなければいけない。このDecadeは以前も言ったがおそらく後半が勝負になるだろう。そういう意味でモラトリアムのようなだらだらはまだ続く。今月、現代教育という銘柄が倍近くになったが、この銘柄はもううんざりする位下げ続けた。こんな動きをする銘柄は持ち株でも数%だ。ただ、選定基準を割らない限り私は切らない。だから、定量的な選定基準は重要だ。数字を見ていなければここまでだらだらだと絶対に持ってられない。私はテレビを見ないが、多くの日本人は洗脳されている。日本のマスコミは危ない、私はニュースはブルームバーグ・ロイター・WSJしか見ないが、その方が良い。日本のテレビを見ていると世界を正しく見れない。日本はかなり危ない、先日も言ったように後は何かのきっかけで信用が棄損すれば崩壊のトリガーになる。いつ何がきっかけかはわからないが、やはり3年もつとは思えない。
Apr 30, 2013
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時間軸で全体最適が見えない人間は、今勝とうとする。今勝つ事は、最後に負けない事とは全く関係が無い。今やるべき事は、最後に勝つ為の布石を打つ事だ。もちろん、どういう布石を打つかは、どういう変化が社会に起こるか見通さなければいけない。いつも言うようにこれは難しい。しかし、難しいから止めたでは最後に負けるかもしれない。だから、考え得る限りの結果を考え、どう転んでも負けないように、上手く行けば大きく勝てるように仕組まなければいけない。そう、基本的にこれは仕組みだ、いつも空中戦をやる訳ではない。これは、別に投資に限った話ではない、塾で担いで一つ上の進学校に入って喜んでいる人が居るが、進学校でまともなのは上の1/3だ。一つ上に入ったら、ついて行けなくて、学園生活を楽しむ高校生になる。こんなのは40年前の私の頃からあまり変わっていない。重要な事は自分は何をやって食べて行くかであって、目先で一つ上の進学校に行く事ではない。この先はおそらく三流大学だ、私の同級生がそうだった。長男の同級生に自動車が好きで整備士になると工業高校に進学した子がいたが、例えばトヨタでHVの整備士として技術を身に付ければ、確率的に見て最後負けないだろう。おそらく定年後だって、新興国で整備の指導ができる。ハンコしか押せなくて誰からも声がかからないぬれ落ち葉よりよほど人生は充実している。人生の戦略とはこういうものだ。この先、大倒産時代が来てもしホワイトカラーの大量失業が起これば、私が言った事の真の意味が実感できるはずだ。日本人にとって重要な事は、日本丸が沈没してもどうにかなるシナリオを成立させておく事だ。何度も言ったように、この時救命ボートになり得るのは優良企業と優秀な個人だけだ。どんな不況になっても車検は有る、だから例えばトヨタの整備士は堅い。まあ、今日も頭の体操だ、未来に繋がらない事は負けるが勝ちだ。私は20代後半から皆が深夜残業をやる中でさっさと帰って戦略や哲学の勉強をした。深夜残業を競うような企業に明日は無いと思った訳だが、やはり明日は無かった。駄目な企業にはそういう空気が有る、これは財務を見てもわかる。経営幹部に力への意思が欠如しているからだ。すずめのカップルがちゅんちゅん騒いで毛繕いをして食事に出かけた、まだ抱卵していないようだ。しかし、このずうずうしさは一体何なんだろう。
Apr 29, 2013
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今年はやまがらの為に巣箱を増やしたが、どうも春頃死んでしまったらしく、違うやまがらが来始めた。なんとそのやまがらは、ツーツーピーとしじゅうからの鳴き方をする。次男がこれじゃあお嫁さんが来ないよと言ったのだが、やはり来なかった。そして、その巣箱はすずめにとられてしまった。前のやまがらはすずめが巣箱に草を入れると出していた、来なくなった後私も数回出したが、雀が目前の枝に来てお願いしたので根負けした。鳥が挨拶しないだろうと思うのが普通だが、北側のしじゅうからはすずめややまがらが巣箱の近くに来ると助けを求めてやって来る。去年子育て中に数回追い払ってやった。子供がなき始めた早い方のしじゅうからは尾羽が白い、これも珍しい。南側のベランダの物干しの横のエアコン貫通穴に巣箱を掛けたのだが、正直はいるとは思わなかったが、もう孵化して1週間位経った。妻が毎日洗濯物を干すのに本当に良くはいった。やまがらのカップルは1度子育てしてからずーっと1年中窓に遊びに来ていたのだが、去年雌が居なくなって、冬の間若鳥が数羽いたから期待していたのだが。冬の間膨らんでいたからおそらく高齢でくるみでもっていたのだろう。正直、すずめやしじゅうからが目前に挨拶に来ると、亡くなった知り合いの生まれ変わりか?と思う位馴れ馴れしい。すずめなんて私が巣草を捨てた時だけ来て、止めたらもう目前には来ない。そのかわりベランダの止まり木でカップルで毛繕いをしていた。まるで許可を貰って安心したようだった。まあ、人間は人間が特別と思っているが、動物からすれば仲良しの動物と恐ろしい動物というような分類なのだろう。しかし、鳥の子育ては早い、5日位で巣箱いっぱいミズゴケを入れて、5~6日で卵を産んで、2週間で孵化して3週間で巣立つ、あっという間だ。私は子供の頃から空を飛ぶ夢をよく見ていたが、どうも前世で空を飛んでいたような気がする。だから鳥が好きなのかもしれない。
Apr 28, 2013
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言わなかったが、私は商品価格の出口後の最終的なサポートラインはQE2開始前の価格だと仮定していた。しかし、先日から言って来たようにマネーの量と価値の低下の関係に米国の信頼感が加わったとしたら、マネーの量が減っても商品価格はリニアーには下落しない。金価格がリバウンドするという人が要るが、おそらくしない。なぜならば、銀が全くリバウンドしていないからだ。おそらく金は実需だけで短期リバウンドしている。バーゲンの実需は投機のように無制限に買い進まないから下支えにはなっても継続的な上昇には繋がらない。QE3からMBSに変えたのは、商品価格の暴騰を意識しての事だろうが、結果的にドルは信頼感で価値が回復して来た。バーナンキさんがどこまで考えていたのかわからないが頭だけでなく運も良い人だ。このままで行けば出口は問題なくこなせるのかもしれない。ちょっと前まで2015年イエレンショックまで考えていたのだが。まあ、頭の体操で、だから商品を買い増す訳ではない。おそらく、世界経済のぬかるみは数年続く、私はサイクリックRRで暇がつぶせて良い。明らかにまた複合サインカーブ的な循環が再開した。年度末は売り圧力が強くリバウンドしなくてちょっとハラハラしたが、日本に資金が流れたのだろう。3月から日経平均は20日移動平均からのかい離が気持ち大きくなっている。これもまあどうでも良い、アクションは何も変わらない。正直、イエレンショックでコレクションが充実できるかもしれないと期待していたが、米国経済はこのままだらだらと回復するのだろうし、欧州経済は日本化してこっちは逆にだらだら落ちて行くのだろう。中国経済も構造調整でだらだらで、日本円も株もさすがにもう大きくは動かないだろう。ただ日本は最後の馬鹿が買うまで、まだはもうもうはまだだろうが。という事で、次のショックは日本初の可能性が一番高いと思っている。アベノミクスで成功したと思っている所で寝首をかかれるような信頼感の棄損が起こる。これも頭の体操で国債のショートポジションを持っている訳ではない。まあ、常に頭の体操だ、その内何か思い付くだろう。バングラディシュのビルにオーナーは逃走しているらしい。もみ消せないで法が機能しているとしたらたいしたものだ。私はてっきりもみ消されると思っていた。まだ100年はもつと言って翌日に崩落ではどうしようもない。まあプロテスタントでないからわからないのだろうが、地方の名士もこの代で終り、長期的に正直が一番儲かるのだ。
Apr 27, 2013
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私は経済学者では無い、昨日の検討は今3時間も待って金を買う事にどういう価値が有るのか改めて考えただけだ。商品会社の営業マンも玉がショートして商社からも入って来なかったと言われていたが、香港の周大福も本土人の買いで賑わったようだ。まあ、昨日の結論の通り、金買いは日本の破綻に賭ける、それをヘッジするそれだけだった、新しい事はない。当然このテールリスクが顕在化しなかったらそれで終わりだ。こういうポジションはそれこそ富裕層の余裕のポジションだ、なけなしの虎の子で賭けるポジションではない。先日言ったように私はこのどさくさで持っていなかった金鉱株を一つ買った。バナジウムが5月に上場を止めるという記事が有ったので入換えた。金鉱は価格が1300ドルを下回ると赤字の所が出始めて操業を停止するらしいのでこれから利益率がより重要になる。まあ、金鉱に限った話ではないが、向かい風になったら損益分岐点が高い所からやられる。これで今年28銘柄買った、5銘柄位切ったから25銘柄位増えた勘定だ。正直な所、後欲しい株がこれ位有るがなにせ割高だ。30日下落銘柄のチャートの見ればわかるが、経営には何も問題が無いのにいきなり数割下げる、だから割高は買わない、数割下げてから買う。もちろん先日のメガロジックのように更に下げる事も少なくないが、そこでリバウンドして逃すよりは難平の方がお気楽だ。UWのように売買金額に対し一定の手数料しかとらない所は、銘柄の数は売買コストに無関係だ。私はここに小型株を100銘柄以上置いて凸凹を埋めている。ほとんど触らない楽天証券よりパーフォーマンスはかなり良いから、今のようなぬかるんだ時期はサイクリックRRが機能していると言っている。ただ、指数が上げるような時はこっちの方が上げるはずだ、幹と枝葉はそんな関係が有る。昨日も言ったように貨幣の価値は量だけでは無い、まだまだ日本の信頼感は厚い。しかし、そこには持続性が無い、そして市場という大衆はそこがよくわかっていない、何とかなると思っている。私は持続性が無いものを高値で売り逃げるなんて事は自分にはできない事を知っている。これができるのは冷徹なプロだけだ。まあ、自分にできない事を知る事も重要だ、フェラガモの社長は親子二代、フェラーリで事故死された。人間能力を超えた事をやっているとその時は大丈夫でもどこかでやられる。投資は絶対に能力以上の事をやってはいけない。金の証拠金が上がるので、ポジションを解消しなければいけない人が少なくないそうだが、それでもL25だそうだ、こんな事が3年間できたら天才だ。まだポジションを飛ばした事が無い人はZONEを読めばわかる。私は何度もZONEに書いてある、そのままの失敗をやった。だから、レバレッジは使わない。
Apr 26, 2013
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QEが効かなくなったのは確かだ、貨幣の量を増やし相対的な価値を下げ物価を上昇させるという理論は、貨幣の価値が量だけで決まっているという事を前提にしているが、果たして貨幣の価値のサポートラインがそんなに単純な構造になっているだろうか?これはUSDのような基軸通貨と円とを同列で語る事にも危なさが有る事がわかる。主役と脇役ではサポートの堅さや構造が異なる。脇役とはいえ、円はそう簡単には120円を抜けない。残念ながら藤巻さんが言われるようにそうすぐに暴落は起こらないだろう。やはりトリガーは120円付近まで行った後の日本の経済状態の見通しが鍵だ。ここで何らかの信用の棄損が起こらない限りこの辺りのサポートは絶対に割れない。やはり、数年後115円から120円になるのをじっくり待たないといけない。私は消費税を上げても上げなくても信用の棄損に繋がるような状況に陥ると思っているが、まあ最後にどうなるかは神のみぞ知る事だ。最大多数の幸福の為には現在の状態が続くのが最善だろうが、いつも言うように相場は急に止まらない。米国では50万ドル以下の資産しか持っていない人間は、リーマン後の景気回復の恩恵にあずかれていないそうだ。これは資産が増えるとリスク資産を持っているという事だろう。だから、逆手にとれば資産量にかかわらず頭を使ってリスクをとって行けば、変化の恩恵にあずかれるという事だろう。まあ、もう言う事はあまりない、自分の人生は自分で切り開くしかない。
Apr 25, 2013
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40代ずーっと1億円の借金を抱えていた、年500万円位元本が減るから減る度に借り増していた。今から思うと恐るべき無謀だ、吹き飛ばなかったのは、本当に紙一重だった。もし、リーマンショックが5年早く来ていたら危なかったかもしれない。しかし、借金苦に苦しんでいた訳ではない、年間5~600万円腕時計や宝飾品、LVなんか買っていた。要するに借金というのはある種キャッシュフローがジャブジャブになり実態を誤らせる訳だ。借金が危ないと気付いたのは、皮肉にも不動産競売の資料を何十冊も裁判所で読んだからだ。収益モデルというものがいかに急激に劣化するかだ。そう、競売は個人も居るが中小企業も多い、特にリゾート物件は中小企業が多かった。中小企業の過大な設備投資は即効性の殺虫剤みたいなものだ。まだ生き残っている賢明かあるいは運の良い中小企業経営者は、アベノミクスで浮かれて設備投資なんかしない。多額の借金を抱え、収益モデルが劣化したら終りだ、だから日本はいつか終わる、単純な理屈だ。国だから終わり方が倒産では無くて通貨の下落とか国債の下落とか形態が異なるだけだ。国でも企業でも個人でも注意しなければいけないのは、現在の状態がどういう収益モデルで成り立っていて、それに持続性が有るかどうかだ。私はオッズが1の売買はしない、それは持続的な収益モデルになっていないからだ。とにかく、長期的な変化に沿う、これでオッズを1より大きくする。長期トレンドの中の短期の反対トレンドにも乗らない、何度も逃げ遅れたからだ、人間利益が乗ると高値覚えで逃げ遅れる。今危ないのは円建てで価格を見る事だ、日本はある種円建て価格バブルだ。私でさえ証券口座の円建て価格を見ると何か世界の景気が良くなっているような錯覚に陥る。まあこの前まで0を足すだけで良かったHKDが12.5を掛けなければいけなくなった、為替だけで25%も利益が乗っている。まあ、後数年待たずに更に20%は乗るだろうが。上海モーターショウに長城がランドローバーのようなSUVを出していた。長城は5年前馬鹿にして逃した口だ。日本人にSUVは人気が無いのに中国人には人気が有るという?こういう所は残念だが読めない。債券の取締りの関連で金融機関の幹部が飛び降り自殺をしたそうだ。昨日も言ったが、習政権は色々膿出しを行われている。しつこいが世界経済は数年は停滞する可能性が高い。馬鹿みたいな商品のL1も損失を最小化できたが、今は守りだ欲を出したら死神に首を刈られる。
Apr 23, 2013
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これは、ビジネスの鉄則だ。構造的に収益モデルが劣化したものは早めに切らないと、いずれ本体の存続を脅かすまで悪化し切れなくなる。何度も言ったように投資マンションを24戸切ったのは苦渋の選択だった。英国のように不動産価格が上昇回復すれば10億円なんて楽観は吹き飛んだ。これこそが、日本経済の実態だ。株や不動産のリバウンドを期待するのは勝手な事だが、何度も言ったように状況は公的債務は10年前から倍、人口動態は先日言ったように更に悪化を続け、20年後は2人に1人が65歳以上だ。2030年までGDP上位10位以内に居たら奇跡だろう。愚痴を言っているのではない、こんな日本に誰がした?自民党だ。これが自民党のDNAだ。Q先生が日本はいずれ政治家と逃げる事ができない貧乏人の国になると言われていたが、突拍子もない話ではなくて、十分必然的な予測だろう。周小川さんが中国の構造改革に言及されていたが、過剰設備・過剰投資・過剰債務に対する不安の払拭だろう。彼が留任された事自体、事の深刻さを現わしている。中国自体が改革を進めるのはある種絶好の買い場を提供するからバーゲンハンターには良いが、資源や製造業のように消費地として考えている所は期待が外れる可能性が高い。欧州は完全に日本化の軌道に乗っている、悪くすると10年0~低成長だ。米国も肥田さんがWSJに書かれた居たが、大卒が高卒の仕事を侵食するような雇用のアンマッチが起こっているようだ。これでは継続的な個人消費の伸びは期待できない。とにかく、世界全体が流動性の罠にどっぷり浸かって長ーい停滞に入りそうだ。だから、銘柄はより選別しなければいけないし、それが面倒な人は高利回りの新興国の国債だろう。新興国の国債はETFも有って買おうかと思ったが、私は4%の配当に甘んじるのは止めた。市場は短期的には訳のわからない人間に振り回されるが、長期的には必然的な所に向かう。どこに落ち着くかじっくり考える事だ。
Apr 22, 2013
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香港で有名な銘柄で売られているのを見るとだいたい債務が多い、今期決算が悪いだけのも有るがそういう定性的な傾向を感じる。サンテックパワーの影響も有るだろうが、LDKも破綻したし、私の債務基準のようなものを使い始めた人間が増えているのだろう。市場は楽観と悲観が入り混じっている。どっちが正しいのか考えていたが、どっちも正しいのだと気付いた。新興国といえども一様な楽観ではなくなってしまったのだろう。以前から先進国では優勝劣敗が進むと言って来たが、新興国にもその影響は及ぶようだ。世界経済は、暗黒の中に優秀な国と企業が斑で光るような状態に陥るのだろう。日本で言って来た事を世界に拡大して考えなければいけない。G20の反応は不治の病の人間に対する同情ではないか、なにせ昨日も言ったように先進国は同じ病に感染してしまった。課題は、もしこれから日本の空白の10年のような状態が続いた時、世界経済はどうなるのかという事だ。もちろん、出口も10年後だ。日本のように公的債務を積み上げるには実質的には間接的な財政ファイナンスしかないから、ECBもFRBも国債を買い続けるのだろう。だから、個人として何を持つかという事だ。私は方向性は同じだが、パーフォーマンスは以前考えたほど伸びないと覚悟した。こんな世界経済では円安でも輸出は伸びない、円安はネガティブな影響の方が大きくなり、結局また繋ぎの財政政策となり余命を縮める事になるはずだ。おそらく日本経済の余命は数年だ、円安倒産の増加が引き金になるのだろうか?過去の帝国の滅亡のように、信用の収縮と通貨の暴落が起こるのだろう。まあとにかく危ない、線香花火の最後の輝きに騙された人間はやられるはずだ。先日言ったような有望そうな新興国と優秀な米企業に資産を分散させるのだろう。まあ、このような最悪シナリオにならない事を期待するが、残念ながらこんな下側を考えなければいけないほど状況は悪化している。sector.comで小売りのチャート一覧を見ると永安以外皆きれいに下落している。中国の内需振興が上手く行っていない、贅沢禁止令の影響だけであれば杞憂なのだが。おそらく、国全体での過剰な投資と債務の調整に最低数年を要するだろう。
Apr 21, 2013
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商品の下落幅が調整の域を超えているような印象を受ける。一部に人が言っているように株にも大きな調整が入るかもしれない。そもそもきっかけは、出口の噂と米中の3月の冴えない経済指標だった。冴えない経済指標は従来なら更なる緩和期待でこんな事にはならないはずで、出口の噂と相殺するはずだ。問題はQEが効かなくなって来ている事に有りそうだ、要はジャブジャブの資金でも踊る人間が居なくなって来ている。これは、過去の日本と同じだ、世界で日本化が進んでしまったようだ。悪くすると世界経済は今後10年というような長い期間この低迷が続くかもしれない、世界経済の日本化だ。これに気付いて、インドネシアやタイのようなニッチに資金が流れ込んでいるのかもしれない。結局、日本化を避ける為の先進国の金融の緩和が世界の日本化を加速させてしまった。シェールの恩恵で米国はどうにかなるかもしれないが、日本だけでなく欧州も浮かばないかもしれない。北欧州はしびれを切らして分裂だろう。世界経済は、実は最悪シナリオに進んでしまったのかもしれない。よく考えると日本が進んできた道に近い。NYの好調で最悪シナリオを忘れていたが、ちょっとリバランスを考えないといけない。しかし、日経平均が14000だの15000だの言っている人間から見ると馬鹿みたいな心配だろう。新興国のホープのハンセン指数が、2009年の水準にあるというこの事実が後から振り返った時にこれを予見していたように見えるのかもしれない。オニールさんが新興国の国債が足りないと言われていたが、これもその兆しかもしれない。
Apr 20, 2013
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65歳以上が3000万人を超えたそうだ、なにせ団塊と言われるようにこの年齢の人間は、1歳に220万人位居る。冗談では無くて後5年したら4000万人になる。1/3が65歳以上だ。生産年齢は15~64歳で8000万人だそうだが、今時中卒は居ないし高卒も半分だ、これを補正すると7400万人になる。要するにこの全てが働いていると仮定しても既に騎馬戦1:3になっていない。5年後は概算で220-130で5年で450万人位マイナスになるから7000万人位だろうか。4:7つまり1.8人で1人を担がなければいけない。冷静に考えて見る必要が有るだろう、こんな高齢者がうようよの国でアベノミクスが機能するか?する訳が無い。既に日本が企業だったら終わっている、国債という生命維持装置で生きているだけだ。日銀のショックで動き出すのは復活ではない、フランケンシュタインだ。全体としても日本は絶対に売りだ、この人口動態は完全にホープレスだ。ただ昔言ったようにチームが屑だからと言ってメンバーが皆屑の訳ではない。ここを混同してはいけない。ほとんどの人間には未来を見る能力が無い、それどころか羽ばたいてちょっと遠くまで見る事さえできない。市場というのは最終的にそういう人間の行動でオーバーシュートし崩落する。だから先回りして波に乗って利食うのだ。香港は、良い感じで下げていたのに本土主導で反発してしまった、残念だ。以前言ったように新興国にも2分類有る、前Decade香港・マレーシアは昨日言った国々よりパーフォーマンスが悪かった。急成長後、俗に言う中所得の罠的な停滞に捉われる事が有るようだ。インドネシアだってこの先どうなるかわからない、上手く行けばこの5000は、1970年代の日経平均の5000かもしれない。しくじればこのまま10年停滞だ、これが新興国のリスクだ。いずれにしても高齢者がうようよの国を買うか、若者があふれている国を買うか、まあ確率で考えれば考えるほどの事でも無い。
Apr 19, 2013
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5000を終値で上抜けしたようだ、これを祝と言わないでなんというのだろうか。リーマンショックの後、グローバルアセットアロケーションについて考えた、背中を押してくれたのはもっと掘り下げろというQ先生の言葉だった。私はオニールさんは好きだが、BRICsは100%信じてはいない。そもそもロシアはジムさんのいわれる方を信じている。私は、インドネシア・タイにもBIと同じ位配分したし、トルコ・メキシコにも後で配分した。Bは頭が無いと言ったように最近配分は下げた。インドネシアがなぜ過小評価されているのかよくわからない。人口2億人、なんと日本の倍近い人間が居る。ベトナムを好きな日本人が多いのは知っているが、インドネシアのポテンシャルと比べようがない。英国での旅行で上流階級らしい夫婦と一緒になった事が有るが、非常に礼儀正しくてあの時からインドネシアに対する信頼感はずーっと高い。円高の我々には安いツアーだったがアジア人には非常に高額だと言われていた。まあ、そんな事はどうでも良いが、5年前からJKSEの事は言って来た、買っていない人は買わなかったのが失敗だったのだ。JKSEは逆行高だが、香港は軟化している。おそらく、今年の中国経済はぱっとしないというのを織り込んでいる。ただ、何度も言ったようにこれはおそらく長期的にはポジティブなはずだ。5年前のJKSEと同じように今5年後の事は正確にはわかりはしない、あくまで予想だ。私は5年後の中国経済を信じているから、割安なものは買う、繰り返しになるが5年前のJKSEと同じなのだ。ただ先日ジムさんが言われていたシンガポールのハイフラックスはマイナスだ、私には水と農業は鬼門のようだ。何度も言うが全てが上手く行くなんて有り得ない、どれかが倍になればどれかが死んでも良い。たくさん持てばわかるが死ぬより倍になる方が多い、これは待たないとわからない。もちろん、選定基準で選ぶからそういう結果になる。とにかく、健全な財務はMUSTだ、これさえ守れば長期的には儲かるはずだ。
Apr 18, 2013
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まあよく投げられると言って来たが、昨日のメガロジックには参った。基準では小さ過ぎるし、情報が無いから買えないのだが、分類上ポジティブな側だったので買ったら夕方までに1/3まで下げてしまった。しかし、ここまで下げて買い増せなかったのはギャンブルを始めておきながらびびるという悪いパターンだった、毒を食らわば皿までだ。しかしまあ、こんな時期に利益調整か、損切りか、金が必要だったのかわからないが億単位投げるとは参った。ドル円や日経225で損を出した連中がポジション調整で金を売ったという噂も有るが、確かに全体の動揺ではなく、斑での調整は感じる、だからちょっと変だと先日言った。とにかく、投げの最中に巻き込まれて揉まれたので、まあ待っていれば投げは出ると言える。こうやって、リストの優良銘柄をうめて行けば良い。基本は利食いのサイクリックRRで買い増しだ。よくブログに有るように何を売っただの買っただのは恣意的だ、利食いで買い進むだけだ。しかし、メガロジックだって高値で掴んだ人間は1/10だったのだから肝を冷やす、1000万円が100万円、100万円なら10万円だ。だから、株はかたぎの人間は踏み込まない方が良い。しかしながら、底で勝っていれば1日で3倍、これもまた事実だ。私は往って来いで買い値、完全におちょくられてしまった、これだから基準を守らないといけない。まあ、繰り返しになるが、金でもかなりの損が出たらしい。まだまだ斑で動揺は続く、1か月・1年・デイリー下落のチェックは欠かせない。またちょっと面白くなって来た。
Apr 17, 2013
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NYダウ・SP500が高値更新後も崩れないのが原因の一つらしいが、そういう流れが醸成されつつあるという記事が増えている。いよいよレベルCで停滞している相場が、トレンドフォロアーによって大きく動くかもしれない。先日から何度か言ったように、今日もその一連で金が暴落したようだ。商品会社から押し目を勧められたがもちろん断った。香港では招金さえだらだら下げ続けていて、今日大きく売られていた、金は十中八九駄目だろう。こんな話をすると結局FRBの出口という事になるが、まあ個人的には商品の下げは覚悟している。今朝はブルームバーグで藤巻さんのビデオを見た、私は藤巻派だから違和感は無いが、前回も言ったような気がするが、簡単にリセットで復活というのはちょっと楽観ではないだろうか、ロシアのように5人に1人は物乞いは有り得る事だ。まあ、頭と金の有る人はヘッジなんて耳にタコだが、起こってからでは遅い。今は稼ぐより守りと言われていたが、全くその通りだ。今は要塞のようなポートフォリオで守らなければいけない。
Apr 15, 2013
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メディアは毎日何か書かないといけないから、同じ事を何度も書いているが、そんなものにつきあっても仕方ない。短期変動はオッズ1だから参戦しても勝ったり負けたりで、統計的に最終的にはスプレッドと手数料で負ける。まあ、何か超能力でも持っていれば良いが。突っ込んだ時は確かにがむしゃらに買わなければいけないし、落ち武者もまめに拾わなければいけないが現在のようになって来ると、格言で言うなら、桃栗三年柿八年だ。要するに早くて3年、遅ければ8年待つのだ。ソロスさんだって以前読んだ本に有ったが、待つ時は3年待ったそうだ。問題は頭の良い人間には結果が見えるが、大衆の行動がそれを実現するには時間がかかる、そういう事だ。私も昔はせっかちでポジションを持ち換える度にそのままにしておけば良かったと後悔した。数年後誰が勝っているか、考えるのはこれだけだ。USDが何時100円を抜けようがそんな事はどうでも良い、間違いなく数年後は抜けている。通貨はそれよりも人民元の自由化だ、外貨準備に人民元が使われ始めたら何が起こるか?だ。アグリードッグの中にスマートドッグが登場する、何が嫌われるかだ。EURは南北で分断されるかもしれない。まあ、EURがどうなろうと知った事ではないが、キプロスの次はスロベニア、馬鹿馬鹿しくてやってられない。昨日はハンセンが上げていたが、逆行安が出ていたのでちょっと買った。他が上げてレーンチェンジで売られたのだろう。まあ、こういう事も有る。まあ、自分は間違ってもレーンチェンジはしない事だ。白酒で投げられていた金六福が鎌首を持ち上げていたが、このように鎌首はいきなり来る。金六福は安い白酒で、日本でも1本千円ちょっとで売っている。実はカテゴリーとして大衆向けのスピリットというのは意外と良い。中国人は体を冷やすといってビールをがぶがぶ飲まないそうだから、酒の嗜好でさえ国情を考えなければいけない。まあ人間豊かになれば憂さ晴らしにまず酒を飲む。もちろん、金六福の将来を私が保証する訳ではない、カテゴリーとしての可能性だ。B株にも有名な古酒は有る。私は定置網派だ、大間のマグロ派が何をやろうと私には関係ない。若者はどういうスタイルが自分に向いているか決める方が良い。人間自分に適していないやり方をしても勝てない、戦いは自分が得意な土俵でするべきだ。私は網を仕掛けたら桃栗三年柿八年だ、私の年になるとあまり先が無いが、若者には十分な時間が有る、焦る事はない。
Apr 12, 2013
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物を買う時値切るのは、売り手が金の困って現金が欲しい時だ。株が馬鹿上げして中央銀行が資産バブルを起こそうかという時に値切って通ったら、物自身に問題が有るのかもしれないと疑う位だろう。物事というのは、合理性・道理に支配されている。今のような転換時期にどうしても欲しいと思った私なら買う。なぜならば過去の道理でまだ値決めがされているからだ。もたもたしているとあっという間に新しい理屈で値決めが始まる。特に中古物件なんて同じ物は一つも無い、思い立ったが吉日だったと後で気付く。ちなみに都内の新築物件は、完全に売り手市場に変わってしまって、ほとんどが抽選で無ければ買えなくなったそうだ。いつもそうだが、小石を投げ込んだ水面の波のように周辺に広がって行く。何度も言って来たが、海外資産が買えない人間には投資不動産が一番良いだろう。株は円安が進んで企業収益が怪しくなったらやられる。商品はキャピタルゲイン待ちで疲れる、金が10年で倍になるか、USDベースでは無理なような気がする。米国経済が回復するとUSDが上昇し、金価格は下落するからだ。満州事変や真珠湾攻撃を始めた人間も、アベノミクスを始めた人間も私には同類だ。庶民の幸福なんて考えてはいない、自己顕示欲でドライブされているだけだ。お馬鹿な経営者が会社を財布に使うように国を自分の欲望で振り回す。結局最後辛酸をなめるのは最大多数の国民だ。満鉄の祖父の話は昔したが、政府は信じるな!が遺言だ。まあ、何を信じるかは個人の自由だ、好きにすれば良い。ただ、以前も言ったが、何もダイレクトに日本国債をショートにする必要は無い。マーケットニュートラル的な視点でポジションを組めば良い、こういう柔軟性は重要だ。根拠無き期待は、パイ イン ザ スカイだ、単純に自分に都合の良い未来は来ない。来るだろう未来に自分の都合が良いように合わせなければいけない。問題は、頭と資金が必要な事だ。これが無いからといって、祈った所で未来は変わらない。頭と資金をどうにかして調達するしか手は無い。問題はブレークダウンしないと解決できないのだ。
Apr 10, 2013
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何度も言って来たように2年以内に始まるだろうFRBの出口を懸念している、空気がだんだんグリーンスパンさんの時に似て来ている。問題は早過ぎても遅過ぎても相場が大きく崩れ、ドミノ倒しで世界中に伝播してしまうからだ。もしこうなったら、リーマンショック後のようにほとんどの資産は全滅だ。こんな心配の中で、FRB/ECB/日銀の出口が全て上手く行ってハッピーエンドなんて確率的には奇跡だろう。しかし、皆が浮かれる中でこんな心配をして普通の人が読んだら馬鹿じゃないのと思うだろう。しかしながら、数年後の状況でポジションを決めるのが私のやり方だ。現在起こっている事は過去のようなものだ、見込みが外れたものを切る以外、これでころころアクションを変えるような事はしない。だいたい失敗に動揺し取り返そうと執着しても、成功に高揚してもっと稼ごうと深追いしてもろくな事はないからだ。何度か言ったように、全滅の中で何かが浮かんでいればそれでRRできる。命綱というか、恐慌は富豪を作るという諺のようなリバウンドに乗るには投げられて突っ込んだ資産を買うに尽きる。これが、5倍10倍になる事で更に大きく復活できるのだ。今は一昨年・去年仕込んだ銘柄が2倍3倍と育つのを待つだけだ。もちろん投げられて突っ込んだ銘柄を拾ったり、収益モデルの棄損が懸念される銘柄を見つけて切るのは当然だ。今動いている人間を笑うのは遅いからだ、過去2年捨てられた時に仕込んでいないのが間違いなのだ。仕込みもしないで今動いている人間を笑うのは、何もできないで定期預金しかできない人間だ。彼らはこれから円安・インフレでやられる。とにかく、他人より早く仕込み利食う事だ、動体視力で動いていては安全率・期待収益率が下がる。これこそが、人の行く裏に道有り花の山だ。今敢えて違う事をするのではない、人の行く先を行くのだ、だから結果として違う事をしているように見えるだけだ。とにかく、大事な虎の子を愚かなリスクをとって失わない事だ。日本経済の問題は期待収益が高い対象が少ない事だ、フレカンシートリップで円は旅立ち円安は進む。団塊ジュニアが定年を迎える20年後も第3位の経済大国としてプレゼンスを維持できているなんてお笑い草だ。若者が肩車で老人を支えてどうして今の生活水準が維持できるか?既に過去10年生活水準を維持する為に500兆円使って、結果1000兆円の借金ダルマではないか。
Apr 9, 2013
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サプライズを狙ったら、ちょっと効き過ぎたようだ、悪い円安にどんどん近付いて行く。妖怪の法則;相場は急に止まらない。自分でポジションを持って、行き過ぎて冷や汗をかいた経験が無いからこんな事になる。相場と言うのは、いつも熱くなると絶対値を見失い接近戦でドンパチ盛り上がる、そして仮想均衡点から大きくずれる。まあ、ここでミーンリバージョン登場となるが、円に関してはもうどこがミーンかさえよくわからない、私は次の目標は115円と置いているが。ここまで来ればサクセス、なんて歌が有ったが、もう蟻地獄から抜け出す事は不可能だろう。シュワルツシルドの半径で光も抜け出す事が出来ない引力に捉われる。おそらくこの辺りからソロスさんが言われたように、堤の決壊も蟻の一穴からと言うが、逃避の雪崩が始まるだろう。根拠なき熱狂は最後の馬鹿が買うまで続く、これも妖怪の法則だ。相場の最後はエリオット波ABCで崩れる、だいたいプロが逃げたA波で押し目だとB波が起こりC波で崩落する。これが、大量殺戮のパターンだ、まあ自分は5波で逃げる自信が有れば参戦するのだろうが、利益腹八分目で逃げるのがどれだけ心理的に難しいか。まあ人生危ない橋を渡る経験はしない方が良い、上手く行くとエスカレートしてもっと危なくなりいつかやられる。人生は石橋を叩いて渡れば良い。石橋を叩いても渡らないとか叩き過ぎて壊すなんて冗談の人も居るが、橋を渡らなければ前に進めない、何事も中庸道が良い。伝統的とは、統計的なリスクリワード比率が最大なのだ。非伝統的手法を喧伝しているが、人間は残念ながらそこまで優秀では無い、人類の歴史とは失敗から学ぶ歴史だ。私には強力なアンカーが効いているから、浮遊する環境に惑わされる事は無いが、まあ、ブームに追従するマスコミに洗脳されて身ぐるみ剥がされない事だ。お利巧は過小評価されたものを淡々と拾って行き、正当に評価される時を待つのだ。あまり言いたくはないが、早ければ3年でアベノミクスは日本の死期を早めただけのアクマノミクスだったと言われるだろう。
Apr 8, 2013
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新興国株の指数が、オニールさんが退職を発表されてからだらだら下げている。BRICsは終わったという記事が有ったが、おそらく世界中でBRICs投信が解約されているのだろう。よく言われるように、投資のテーマというのは永遠には続かない、なぜならば永遠に成長を続ける主役というのは存在しえないからだ。今は多くに知られるようになったシェールだろう、だから資金は当然そっちへ流れる。リーマンショック後新興国がディカップリングすると言われていたが、実際には米国がディカップリングした。QEとインフレが有るからどこまで実力かは見極めないと危ないが、これは事実だ。サンテックパワー倒産の一因が南欧の需要の低下に有るように、米独が牽引するのとは逆に南欧は足を引っ張っている。これが、中国経済、ブラジルとドミノ倒しを起こしている。BRICsの低迷の起源は実は南欧だ。だから、今BRICsから資金が逃げるのは昨日も言ったように短期的には合理的だ。南欧は1年やそこらで大きく反発できないだろう。世界の資源や巨大装置産業は、構造的に供給過剰で構造不況に入っている。だから、何時も言っているが負債の多い所は避けないと危ない。これは、QEや補助金がバランスシートの改善を遅らせたから長引いてしまったのではないだろうか。リーマンショックから4年経ったのに、改善の気配が感じられない。これらのセクターはまだまだ沈み続けるかもしれない。まあ、頭の体操だが、昨日も言ったように旬が過ぎて大衆が投げた時は好機だ。中国のGDPは早ければ後3年で日本の倍になる、だからVWやGMは懸命になっている。おそらく、日本の倍になった辺りでまた騒がれる、なぜならば10年以内に日本の3倍、米国に追いつく事が次のイベントになるからだ。アベノミクスなんて石に騙されないで、これから3~5年で一番大きく化ける真に割安の玉を仕込む事だ。安く買えれば2倍3倍当たり前、個人的にはそう思っている。
Apr 7, 2013
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香港の1カ月下落で1ページ目で35%弱という事はあまりない、昨日も言ったように短期資金が逃げているのか、ぼろ株の投げが流行っているかだ。米株の平均保有期間は確か8カ月だったと思うが、経済の質的な変換をはかる中国ではこんな短期間では成果は望めない、だから逃げるのは必然だろう。新政権が短期押し上げを計らなかったので失望売りだろうが、これは何度も言ったように長期投資家には割安に買う好機をもたらしている。とにかく、利益の乗っている人はRRで銘柄を増やすチャンスだ。私位持っていると残念ながら新しく買うのは無いから難平を進めるつもりだ。しかし、このボロ株の投げはいったい何なんだろう、こんな物を持っている人間の気持ちはわからないが、今頃投げている気持ちもわからない、サンテックパワーの倒産が影響しているのだろうか不思議だ。為替の帝王のソロスさんに、日本人が円安見込みで海外に資金を逃がし始めたら円安が止まらなくなると言われてしまった。私などとっくに逃げているが、円資産はどんどん目減りする。さて、どこで日本人が動き始めるか見ものだ。悪い円安に入ったら必ずトリプル安に連鎖する、その時が日本丸撃沈の時だ、ゾンビ企業を道連れに沈む。私には3本の矢ではなく、3本の魚雷が見える。正直、こんなご時世に家を建てたり自動車を買う人の気がしれない。地雷原と知らずにダンスを踊るようなものだ。一昨日商品の営業マンに買い増しを勧められたが、要するにそういう空気だ。私には本能的にいずれ来る屍の山が見える。自分の資金を運用する素人は、優良企業がブームが去って利食いされた時に買う事だ。金鷹なんて一時はもてはやされていたが、今自社株買いされている。例えばの例だが、お馬鹿コンサルタントが推奨している時ではなく、まだ下げるかもしれないと高値で掴ませれた人間が投げる時に拾って忘れるのだ。私はこうやって銘柄を増やして行った。何度も言ったように一つ死んでも一つ倍になればイーブンだ。下は0上は無限だから、統計的・歴史的にいずれ必ずプラスになる。何度も言ったが、服のバーゲンと同じだ。冬物は春に投げられるがいずれまた冬は来る。今春物を買えば1カ月もすれば半額だ。ユニクロの春物がよく売れたそうだが、これがカモにされる大衆だ。まあ、服なんて安いものだが、株でこれをやってはいけない。だから、お馬鹿コンサルタントは害虫でしかない。
Apr 6, 2013
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新興国株の低迷に嫌気がさしたのと日経平均の上昇につられて、日本人が海外資金を日本に還流させているのではないだろうか?GSAMの株価チャートを並べて見てそんな気がした。もちろん、そんな外国人も居るだろう。まあ、何度も言ったが私は日本丸の上の物を買う事はしない。次は第3の矢と言う人は多いが、朽ちている。人口動態・産業構造、ホープレスだ。まあ、何を信じるのも勝手だが。現在起こっている事は、私のシナリオから見ると早送りだ。以前から言って来たように、円安も最終的な財政ファイナンスもメインシナリオだ。方向性は同じで早送りなのだ。私がこういう事に反対していたのでポジションが反対と思っている人が居るが、私は私が儲かると年金生活者等がいずれ困窮すると言って来ただけだ。円建ての資産は増えているが、これは日本人には勝っているが、外国人には勝っている訳ではない。要するに私にはまやかしに過ぎない、まあリフレ自身がそういうものだ。世の中グリーンスパンさんのように後で評価が地に落ちた人が居るから、WSJでプルデンシャルの坂口さんが言われていたように本当の評価は数年待つのだろう。まあ、私は既に財政ファイナンスだと思っている。とにかく、ヘッジしていない人間は酷い目にあうのだろうが、政権を支持しているのだから自業自得だ。耳にタコだろうが、期待と不安で待っているのはFRBの出口これだけだ。FRBのこの政策変更こそリーマンショック後の終焉を意味する。ストックマンさんのようにFRBの金融緩和自身が吹き飛ぶという人もまだ居る。だからこの出口がスムーズに進んで初めて一息つける。バーナンキさんも地に落ちるかもしれない、その時先進国経済は壊滅だ。E諸国もやられるだろうが、G諸国よりは相対的にましだろう。ここまでネガティブサプライズを考えているから、日本には全く興味はない。
Apr 5, 2013
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2年位前にUSDは暴落するから米株は駄目だとロイターで言っていた人が居て、資産運用でNYを外せる訳が無いだろうと言った。結局2011年末から資金はNYにだらだら流れ込んだ。私の楽天証券の口座は、NYの快調と香港大型株の不調を如実に表している。楽天証券ではQさん銘柄以外中小型株が買えない。まあNY市場の快調は既に皆が知っている事で今更言う事は無いが、何時も言うように大衆は動体視力で動く。オニールさんが12か月先行PERからロシアが過小評価と言われていたが、おそらく香港も理由は同じだ。しかし、中小型株となると事情はちょっと異なる。1か月下落の30番目が30%下げているように凄まじい利食いだが、ほとんどの絶対値は底ではない。誰かが持ち上げて利食いしている、だから往って来いが散見される。香港が今度いつリバウンドするか?そんな事はどうでも良い、株価はいずれ必然的なPERに収斂する。だから重要なのはPERを上げる企業の収益力だ。余談だが日経平均の先行PERは、既にSP500と並んでいたような気がしたが、そういう事だ。何も知らない人間は絶好のカモだ。先日1カ月下落はあまり機能していないと言ったばかりだが、私は持ち株ばかりで絶対値を見ていないが、掘り出し物はけっこう有るのではないだろうか。数十銘柄のPERと財務を見る位の労を惜しんではいけない。そして、大型株が不調と言ったように幹になる様な大型株も割安だ。私はここ2年大型株もけっこう充実させた。大型株は概して低βだから面白みは無いが、スタビリティとして持つ必要はある。今朝は商品が大きく下げていたが、日経平均にしても平時にこの値動きは尋常ではない。QE3のジャブジャブが根底に有る、だからかなり危ない。相変わらず商品のポジションはL1だ。まあ、FRBが出口を始めると必ず上げ底が外れる、覚悟しておかないと吹き飛ぶ。何時もそうだが、これから1年は特に注意し欲張らないのが肝心だろう。資金力・情報・能力と全てに勝るプロと空中戦はやるだけ愚かだ。素人は投げられたのを拾うのが安全で期待収益も高い、これが基本だ。
Apr 4, 2013
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私自身企業の栄枯盛衰を進化論に例えるが、基本的にこの世界は人間の活動を含めてガイア論に従っているようだ。だから、人間の活動以前にこの世界にどういうルールが存在しているかわかっていない人間は人間の活動を特別なもの、神の領域と捉え誤る。人間およびその活動は、決してガイヤのルールから抜け出す事はできない。銘柄選定は、ヒヨコに例えたが、もっと正確に言うなら末は1千万円の錦鯉の稚魚の選択のようなものだ。問題は選定した稚魚が100%成魚まで成長できるか?期待通りの色柄になるか?まずそんな事はない、なぜならばこのシステムは個体の存続には興味が無いし色柄も保証はされていない。ポートフォリオを遺伝子プールと呼んだようにこの世界は個体ではなくプールの持続性が基本だ。だから、集中投資というのはスタート時点としては誤りだ、以前も言ったようにそれは生存者バイアスという結果だ。そして、分散というのもあまり正確ではない、あくまでガイアのシステムに沿うように優れた資質をプールとして持つのだ。これは分散ではない、不慮の事故で死んでしまう個体による損失の割合を減じるのだ。馬族が世界を制覇できなかったように、ある特殊な優位性は逆に変化に対し脆弱になる。これは企業にも言える、だから優秀に思えた企業の優位性が一挙に失われる事が有る。奢れる者は久しからず、勝因は敗因になる。私はいつもこんな事を考えているから他人よりはその兆しに速く気付くが、全てに気付く訳ではない、だからプールとして持つ事が必要だ。劣っているものがどうにかなるだろうか?そんな事は例え自分の子供であってさえ無駄な思考だ。この世界は能力以上の負荷がかかったらやられる、これは厳密に機能するルールだ。だから自分自身も能力以上の事をやってはいけない、今すぐは大丈夫でもどこかで必ず死神に首を刈られる。とにかく、優秀な人は自分で考える事だ。渡る世間は馬鹿ばかり、知る者は言わず、そう本当に知っている人間は言わない。私自身ヒントは言うが答えまでは言わない、ヒントでわからない人間まで関わり合うつもりはない。なぜならば、これは知的能力というより信仰心だからだ。
Apr 3, 2013
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ほとんどの人間は、知名度の高い大企業=良い企業と考えている。これは就職して安定を求めるのなら外れてはいない、中小企業の年収は一声7掛だし、福利厚生も悪い。しかし、株主というのは切り身とはいえ企業のオーナーになるのだ。こんな安定志向の従業員の会社のオーナーになるのがベストかかだ。私が企業のオーナーなら、小さな会社で給料の多寡なんかに興味は無く、寝食を忘れ、仕事が楽しくて仕方が無いそんな従業員が生き生きと働いて成長している会社のオーナーになりたい。要するに株式投資とはそういうヒヨコを探して買う事だ。そんなヒヨコをどうやって見分けたら良いのか?それはヒヨコの雄雌を見分けるのと同じようにできる人にはできるしできない人にはできない。そうできない人にはできないのだ、それが能力だ。だから、若者はそういう訓練をするように言っている。定年してからいきなりそんな能力は付きはしないし、購買担当を何人も知っているが、そういう眼を持てる人間はそんな職場に居ても多くない。大企業でも競争優位の大企業なら安定という視点では安心だ、しかし、競争劣位の落ち目の企業は救いようがない。勤めていたら転職を考える位だろうにわざわざ株を買う人の気がしれない。7~8六年前だったか後輩に上司と折り合いが悪く転職した人間が居たが、転職先が東芝関連と聞いてそれは良かったと言った記憶が有る。あの頃私がポジティブと思っていた電機セクターは東芝だけだった。市場では確か一番空売りされていたのではないだろうか。要するに市場は短期的にはあまりあてにはならないという例だ。先日も言ったようにリーマンショックの時から平均で4倍だ、あの時怖くなって投げた人はこの利益機会を失った。だから、下げた時は投げるのではなく買いで、売るのは逆にグングン行きそうに思える時だとしつこく言っている。鎌首を持ち上げた後でもっと行くという人間は一番愚かだ、株というのは必ず利食いが出る。私でさえ欲を出してもうちょっとと思っている内にタイミングを失い2割位下げるのは茶飯事だ。まあ私は世界に数百銘柄有るから別のを利食うが、これは実際に売買をやっていないとわからない。だからコンサルタントがいかに馬鹿ばかりかはよくわかる。とにかく、就職するにしても、株を買うにしても、競争優位・収益力・潜在成長力・独自の商品・ブランド力・正直で優秀な経営者、全て揃うのは難しいが企業をこういうものさしで測るという事は知っておくべきだ。知名度は高いが、私腹を肥やす事しか興味がない経営者、競争劣位、平凡な商品・・・こんな企業には関わらないのが賢明だ。まあ、一人でも多く助かれば良いが、正直、簡単ではない。悪くすれば1億玉砕だろう、アベノミクスだとか異次元緩和だとか浮かれている人間の気がしれない。悪い円安に突入したら不可逆で崩壊シナリオが起動する。オニールさんが、1998年の円安は中国が米国を脅し止めたと言われていたが、今度も誰かが止めてくれるだろうか?数年後の自動車セクターの競争力が鍵だろうか?
Apr 1, 2013
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