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三木総参謀の誤算結論をさきにいうと 三木老としては、こういう解散は、まず ぜったいないものと考えていたようである。もし政変があるとしたら、解散ではなくて 内閣総辞職のかたちによって現れるもの、と思いこんでいたらしい。だから、鳩山さんにたいしてはもとより 同派の人々にもそのことを告げ かかる前提のもとで作戦をたて 同志をひきずっていたことは確かな事実であった。ところが さしも慧眼なはずの三木老にも 人間であるかぎり多少の狂いがあった。すなわち、なんぞはからん突然の解散で それがため老人は鳩山派の面々から 同志をまで騙したと さんざん嫌味を言われるにいたった。なぜこの人が こういう誤算を来たしたかについては 世に知れぬ裏話がある非合法ながら かって共産党の地下運動さかんのころ 田中清玄という屈強の闘士がおった。同くんは、徳田球一氏などよりむしろ行動的だったように思うが それが頭山満先生の指導によって転向し 戦後は緒方竹虎さんらの世話である建設事業にたずさわっておった かれとじぶんが しばしば会うようになった二十八年のころ 田中くんはどういう事情でか 駐留軍の司令部にもひんぱんに出入りしていたらしい。かれは当時 ここのそうとうな地位の人物とも かなりのつき合いがあったという。そのかれがある日 司令部は もう吉田内閣に嫌気がさしてきたようだ。げんざいでは 鳩山さんに後がまを期待しているように思える。いずれ近く 吉田氏に辞任を勧告する気配があるくらいだから 解散なんぞはまったくあり得ないといった。 なお日本はこれよりさき(26年9月)サンフランシスコにおいて 平和条約に調印(48国)し あくる27年4月にいたって本条約は発効したのだったが、占領気分はいまだ抜け切らぬものがあり、政府当局また、駐留軍の鼻息を絶えずうかがっていた。司令部の内部はそうとう複雑微妙で ときとしては奇々怪々のうごきさえかんじられており、このじぶんも、それくらいのことはやるかも知れない と、一応は田中くんの話をきいたのである。しかし べつに同くんを疑うわけではないが どこまでそれが 事実となって現れるかについては 多少の疑問なきをえなかった。それはちょうど 解散の数日前だったが 三木武吉先生にぜひ引き合わせてほしいとしきりにいうので 老人に紹介をしたわけであった。ところが三木老はえらく田中くんのこの話を信用し 解散などぜxったいないものだと思いこんでいたようすである。何となら 田中くんと会ったあと 老人は きみ 総辞職になったら こんどこそ 鳩山に天下を取らせるぞと 大へんな張りきりようだったからである。そこでじぶんは あまり物事を鵜呑みにしてはどうかと思います。少し裏からさぐってみられてはというと 憲兵みたいに人を疑ってはいかんぞと たしなめるようにつぶやいたところが舞台はがらりと変わって バカヤロー解散となった。司令部の勧告が ホラであったか否かはべつとして さすがの老人も、頭をかかえざるをえなかったことだけは事実である。そして田中清玄くんといえども もちろん作為によるものではなかったろうし おそらく司令部の だれかを信じてのあまりだったと 自分は想像する。つまり ことの真相はこういうわけだが それにしても三木老人がほんとうに偉かったと思うのは この場合になお 昼寝の夢で 狐( 注 この場合は清玄)に化かされたのさと 苦笑いしただけで べつに田中くんのことを非難しようとはしなかったことだ悪政 銃声 乱世 児玉誉士夫 児玉の著書にはいろんな点で問題があるといわれてるので 全部 うのみにはできませんが 玄洋社ラインの協力があったらしいのはうかがえますし ここから安藤明 松前重義との関係もできたようです。28年前後に 三幸建設工業が米軍関係の工事をやっていたことも事実です。以前のエントリーで 清玄が鳩山サンの愛人を横取りした話をあげましたが 清玄が 三浦義一のように党人派にうまくシフトできなかったのも ここで引用したように なんらかの形で 不信感を もたれており これが 児玉 河野一郎 岸との対立に拡大していったのでしょう。 ただ 清玄が三木武吉にあったときに なんで児玉を使うのかとかと 自伝で語っていますが ここの児玉の文章をよむ限りでは とんでもない話にも思えます。本物の国士サンの ある面での真実の姿なんでしょうか?
2008年10月29日
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http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/ContentViewServlet?METAID=10030792&TYPE=HTML_FILE&POS=1&LANG=JA第三被告 C周は明治四十年鈴木藤三郎が自己発明に係る醤油醸造法の特許を得て会社設立の計画を発表するや ク誠之助外数名と共に日本醤油醸造株式会社を設立し資本金を一千万円とし本社を東京に置き分工場を兵庫県武庫郡尼崎に設け醤油の醸造に従事したる処経費多大に失し営業資金の不足を告けたるより鴻池銀行其の他数箇所より合計二百三十四万円の債務を負うに至れり然るに鴻池銀行の債務に対しては被告始め其の他の重役に於て連帯保証債務を負い居たる処四十二年十月末尼崎工場に於いて醸造せし醤油に甘精を混入すること其筋の検挙する所となり次で債権者側より督促を受け厳談の末四十三年一月破産の申請に及ばれ且同年五月尼崎第工場火を失して全滅に帰し居中調停の労を執りたる者ありと雖も協議整わず遂に会社を解散するの己むなきに至り各重役に於て夫々弁償金を醵出して会社に提供し以て負債の弁済に充つることに定めたり茲に於て被告 C周は同会社の重役松方幸次郎と共に十六万円を醵出すべき割当となりたるより明治四十三年七月十九日北浜銀行東京支店員に命じ行金より十三万五千円を支出して他の重役の弁償金四万円と共に帝国商業銀行の十七万五千円の小切手として渡辺亨、朝吹英二の手を経て一時三井銀行に供託し次で同年九月十五日残金二万五千円を同上支店員に命じて行金より支出せしめ之を同行の預金証書とし同上渡辺亨等の手を経て前記十三万五千円と共に鴻池銀行に支払い以て横領したり http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/ContentViewServlet?METAID=10018587&TYPE=HTML_FILE&POS=1&LANG=JA(12) 北海炭鉱事件 (7)金穴は十五銀行二九 とにかく解合が成立して、東京株式取引所に景気のいい木の音が聞かれるようになったのは「臨時休業」を貼出してから二十五日目の四月二十五日であった。 しかし、市場にはまだ何となく□かならぬ空気が漂っていた、果然立会の劈頭に炭鉱株百三十円買の手が振られるかと思うと、八十円ヤリの手が振られて、遂に堅実な相場は現われず、取引所は炭鉱株の立会を停止した。 三〇 違約処分をくった買占め仲買が取引所をうらむのは、正にこれ逆怨みであるが、しかし元兇カネ上の注文を受けて、一蓮託生の憂目を見た仲買の身になって見ると、泣いても泣き切れないほどの口惜さであったろう、処分を受けた仲買の一人小林勇次郎は、取引所の違約処分に不服を唱えて、公債並に株券公売差押えの訴訟を起した 三一 が、今はそれも、これも、喧嘩すぎての棒ちぎれである。誰もそんなものがどうなるかを注目しなかったが、買占団の軍用金が、何所から如何して供給されたかを詮索する者は多かった。隠すより現わるるはなし、その軍用金を融通したのは、十五、丁酉、帝国商業の三銀行であることが明かになった。丁酉、帝商は十五の子銀行であるから、買占団に対する金融は親銀行たる十五銀行の指がねによるものと見ればそれまでだが、十五銀行と買占団の間には如何なる関係があったか、或はなかったか、これだけは糾明して置かねばならぬ http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/ContentViewServlet?METAID=00784643&TYPE=HTML_FILE&POS=1&LANG=null新聞記事文庫 銀行(11-196)大阪朝日新聞 1923.1.27(大正12)帝商銀行整理内容整理案内容帝国商業銀行の欠損は(一)高山氏就職前の回収不可能貸金(二)高山氏就任後の固定貸金から成り立っておるもので今回減資の止むなきに至ったのは主として(二)の原因に依るもので殊に某支店長が独断で本店に内密に某貿易商に対して信用状の保証をなしたのが腐れ縁の元で従来某氏に対する融通漸次増加し一月初頭安田家が引受に就て帳簿検査を為した時には結果回収不能金額は既に三百十三万余円に達して居たと云う其外に回収不能分が二百十四万円あって結局安田家の計算では欠損総額五百二十七万円と計上せられ其補填の方法として 百二十万円 重役出資金 内八十万円藤山氏二十万円郷男十五万円高山氏五万円其他重役 二百万円 資本金減額 百十七万円積立金▲九万円繰越金▲六十三万円土地建物評価▲十八万円当期利益金 を以て充当する計算である之れを資本金勘定にて換算せば銀行の資産を八十万円と計上し現在資本金に比しての不足額三百二十万円を減資に依って二百万円重役の出資金にて百二十万円を補填する計算となるのである もともと 帝国商業銀行というのは 証券業者の決済銀行として作られたものですが 一度 減資したのですが またいろいろあったようです。ここが十五銀行の子会社だったということは ある意味 ここがダミーになって 十五銀行から いろんな意味で金がでていき 不良債権になったのでしょう。どうも川崎造船の問題がメインにとらえられがちですが それだけではないはずですところで某貿易商って 誰なんでしょうか?このころ 金主の銀行2つが 崩壊した某白洲商店ですかねーえ
2008年10月28日
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文平さんの所属した会社としては 三井銀行までは正しいようですが 次の鐘淵か 大坂紡績のどちらかが ネットでは分かれているようです本質的に ジローさん 自分や 親族のことをあまり語らなかったか それとも資料がなくなったかのどちらかとおもうのですがそんなに 昔のことでもないのにという気がしますが どうなんでしょうか?私は 最初は 神戸に工場があるということで 鐘淵かなとおもったのですが岩下事件に 文平さんの名前が出てくる点 退蔵さんから継続しているであろう藤田伝三郎との関係 また田附という相場師(伊藤忠兵衛の従兄弟)と文平さんがつきあいがあったようで この方が近江系(近江銀行系)である点(この方々も大阪紡績と関係が深い)などから 人脈が大阪紡績に近いので 鐘淵でなく 大阪紡績とみました。
2008年10月28日
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三田藩が 解体された時点で 藩有林と 武器を金に換えて神戸の三宮と 新生田川周辺の土地を買ってきたのが いわゆる九鬼藩の成金主従トリオ 九鬼隆義 白洲退蔵 小寺泰次郎なんですがこれも 神戸港の 将来の見通しに賭けて みたいな表現がされますがどうなんでしょうか?この買収が終了した段階で三宮には 大阪からの鉄道が敷かれて 生田周辺には 外国人居留地がさらに拡大されていったわけですからだれかの耳打ちでうごいたこと 間違いなしとおもうんですがそういえば 白洲家は慶応に5万貸していたようですがそれも そのへんの貸しがあるから なんでしょうか?
2008年10月21日
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http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00770985&TYPE=HTML_FILE&POS=1缶詰業への金融留意安田銀行が調査最近本邦缶詰の品質改善については、審査官立会いの上で例月研究会を開き、推奨マークを貼布するなどの方法で漸次見るべき実績を挙げて来た、これとともに従来殆んど顧みられなかった缶詰に対する金融の道も追々開けて来る模様で、安田銀行あたりでは先般来これが調査の歩を進めており日本缶詰協会でも最近同行に対し運動を試みているが、パシフィック・フィッシャマン誌の調査によると、最近英本国の漁夫数三万六千人に対し日本では百十一万五千人に上り、このほかカナダの七万八千人の約半数およびハワイの一千人の殆んど全数は日本人漁夫である内地沿岸並に海外における日本人の漁獲高も総額四億円以上に達し世界に冠絶する水産国でありながら、水産金融の不備は周知の通りで、従来鮭缶詰に対しては七、八月の漁獲期に先立ち前年の十一、十二月頃英国セール商会あたりから四、五百万円の金融をつけて貰っているが、之も本邦缶詰の製造高総額に比べると極く少部分に過ぎないわけで、http://www.eloan.co.jp/dictionary.php?t=topic&k=T172どうさんたんぽゆうし動産担保融資とは、企業の在庫や売掛債権、機械設備や農作物といった動産を担保として行う融資をいいます。通常、担保という場合、土地・建物などの不動産が一般的ですが、換金可能性の高さなど、一定の条件を満たす場合、動産を担保とした融資も行われるようになってきています。白洲次郎が セール商会にいて そのあと 日水にいき 缶詰を売っていたという説明がされることが多いが いわゆるファイナンスの仕事をやっていたと判れば 妙に情報に詳しいのも 銀行筋に顔が効くのも 納得ができます。動産担保融資 これを証券化すれば 動産担保証券ですが 新しい動きのようですが 戦前からあったようですね。
2008年10月14日
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http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/013/0798/01304170798024a.html○青野委員 私は電源開発促進法案につきまして、お忙しい中を御出席していただきました大蔵大臣に二、三御質問したいと思います。質問の要点は、この間の通産委員会に、東北電力の白洲さんが見えられまして、ほかの委員の方がいろいろ御質問いたしましたけれども、その答弁が雲をつかむようで、どうしても私どもは納得できない箇所がたくさんあります。それでその点についてお尋ねしたいと思いますのは、国家資金は別といたしまして、この電源開発をするに必要なる外国資本が長期に借り入れられる自信があるかどうか。一口に申しますと、質問の要点はそれでございます。私は同僚の八百板委員が質問をいたしまして、まだよくわからなかつた点がございますので、それについて、一応外国資本を電源開発に借り入れるということにつきまして、政府責任の肩がわりになつております宇治電力、台湾電力、東邦電力、東京電燈、元信越電力、日本発送電旧大同電力、日本電力、これらの電力会社に外国資本が大体具体的に個別的にどの程度政府責任の肩がわりになつて後に償還されておるか。償還されてあとにどの程度の残額が残つておるかということをまず第一点としてお尋ねしたい。○池田国務大臣 各電力会社の外債の政府が肩がわりして引受けました残額についての正確な数字は今用意しておりません。いずれ調査いたしましてごらんに入れたいと思います。○青野委員 重ねてお尋ねいたしますが、その当時――これは大正十四年あるいは大正十三年、あるいは大正三年といつたような古い外債ですが、その当時は日本の貨幣に直して一ドルが二円と承知しております。今レートの計算で、大体今残つております総額は、旧貨幣価値と違いまして、レート関係から行きましてどの程度になるか。概算でよろしいですから、おわかりならひとつ……。○池田国務大臣 電力会社のみならず、満鉄の方もございますし、東拓もありますし、また政府の直接の国債もありますので、その区わけは覚えておりませんが、利子を入れまして、全体といたしましては四億五千万ドル程度でございます。そのうち今までに支拂わなければならない利子だけで一億五千万ドルばかりございます。従いまして、元本で申しますと三億ドル足らずに相なります。○青野委員 私は御参考までに――これははたして正確な数字かどうかわかりませんが、外資関係を一応整理しないと、電源開発についての外国資本というものが非常に入りにくいのではないか。これは相当正確な資料だと私は信じておりまするが、ひとつ御参考までに聞いておいていただきたい。先ほど申しました宇治電力が約千四百万ドル、発行は大正十四年、額面は九十一ドル、利子は七分、引受け会社がニューヨークのボストンリーヒ・ギンソン・コーポレーシヨン、その次台湾電力は二千二百八十万ドル、これは額面が九十三・五ドル、五分五厘の利子、ジエピー・モルガン商会、クーレ・ループ商会、それからニューヨークのナシヨナル・シティ商会、フアースト・ナシヨナル銀行、この四つ。東邦電力が千五百万ドル、大正十四年で額面が九十・五ドル、七分の利子、ギャランテイ・トラスト・コンパニー・オプ・ニユーヨーク、こういうことになつている。それから別に英国関係では三十万ポンド、これは九十七ボンドの額面で、ロンドン・セール・エンド・コンパニー。東京電燈は七千万ドル、大正三竿、これも同じく九十・五ドル、六分の利子、ニューヨークのギヤラントリー・トラスト・コンパニー、それから別に英国から四百五十万ポンド、これは額面は九十ポンドで六分、ラザード・ブラザース商会、それから別にもう一つ借入先がありますが、省略しておきます。元信越電力が七百六十五万ドル、これは九十ミドルで六分五厘、これはデイロンリード商会。日本発送電が一億一千五百万ドル、大正十三年、九十一・五ドル、七分、これも同じくデイロンリード商会、次が旧大同電力一千三百五十万ドル、大正十四年、八十六ドルの額面で六分五厘、これも同じ商会です。日本電力が九百万ドル、大正三年、九十四ドルの額面で六分五厘、ハリス・フオブス商会、その他三つほどございます。これは相当苦心して手に入れたのでございますが、この中からどの程度政府責任の肩がわりによつてこの外債を償還されておるか、その金額と残額を、ひとつ御迷惑でしようが、ガリ版でけつこうでありますから、書類で通産委員全部に資料としていただきたいということを希望しておきます。 次にお伺いしたいと思いまするのは、この残額あるいは利子等について、二十七年度予算の上にどういう数字になつて出て来ておるかということをお尋ねしたい。○ 池田国務大臣 二十七年度予算一には、外債ガリオアの返済、あるいは賠償等の支拂いを見込みまして二百十億円計上いたしております。正確に申しますると平和回復善後処理費は昭和二十六年度の繰越し使用になつて参ります。二十七年度予算に出ております二百十億円の中から連合国財産補償費に百億円を要しまするから、実質的には前年度の繰越しによりまして二百十億円を見込んでおります。そのうち外債についてどれだけ支拂うかという問題については、外債をどういう方法によつて支拂つて行くかということを向うの債権者と打合せをしなければきまりません。ただいま政府といたしましてはいろいろな点を議いたしまして研究いたしておる状態であります。予算はガリオア、賠償を含めて二百十億円計上いたしておるわけであります。白洲次郎が積極的な活動をした いわゆる一連の電源開発事業の中で特にネックとなっていたのが 戦前の外債の処理で これが進まないことには 新規の外債の起債なんか 誰がやるもんか?という噺になってきます。白洲がロンドンまでいっても それがうまくいかなかったのも 吉田政権自体の力の低下ということもありますが 金借りたいなら 前の金 はやく返せということだったのかと思います。また ここにあるロンドンセール エンド コンパニーというのが これ 白洲のいたセール商会ということなんでしょうね。昔の縁があるからということも留意するべきだと思います。当時と今との金利水準が異なるので 一概には いえないんですがこれ 普通が額面100ドルや 100ボンド以下と書いてありますが償還時には100ドルや100ポンドで 返ってくるもので 金利がその100ドルや100ポンドで 付いているはずです。ただし これはあくまでも額面で 時価では 事実上 紙切れ同然になっていたはずです(債券価格というのは 変動します)これをうまく 安値で 買い集めて うまく 日本政府に額面で買い戻させた 頭のいい集団がいたんだろうなとおもうんですがどうやったんですが?S G WARBURGさん
2008年10月14日
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新聞記事文庫 市場(5-034)大阪朝日新聞 1927.5.15(昭和2)三品市場の大飛躍追証百万円に上る三週間臨休続行中だった三品綿糸市場はいよいよ十四日から立会ったが、この間米棉飛躍、為替安、紡績一割五分の操短を向う六ヶ月間実行という鳴物入りで軟派一方の□頭だった白洲筋も戦に利あらずと見てか無慮二千枚内外の煎れ退きをはじめ一般的煎れに新規買いに対する利喰と紡績および問屋筋の保険売りの大混戦のうちに各限月を通じて十一、二円から十五六円方の大飛躍を演じ、これがために売方が取引所へ納入すべき追証額は九十一万八千八百円の巨額に上り、かかる巨額の追証を徴収しなければならぬとになったのは如何にこの間の並大抵でないことが窺われる、殊に僅僅一と場でこの追証であるから客筋からの徴収上に就ては頭痛の種となっておる、ところが清算市場の大活躍に拘らず実物市場は滞貨関係と且つは這般問屋筋は会社物を一ぱい買った揚句であるし、地方筋これまた一ぱい手当買いを試み、殊に金融の不円滑と直面しておる上に原糸高の製品安のため操業上苦痛を一層濃厚にしておる事情あり、従って実物市場の不気乗り閑散は何を意味するか興趣ある問題である、しかして清算市場の有力軟派は上記の如く煎れ出し仕手的目標の薄らいで来たことは一考すべき点で目先の相場は米棉相場がなお後援すれば知らず然らずば煽りすぎた小反動があるかも知れぬと見ておる向もある データ作成:2008.4 神戸大学附属図書館 ここに出てくる 白洲筋がたぶん 白洲商店のことで 相場で売り方に回ったところ 予想が見事はずれて 追い証を食らったということで 必ずしも うーんというところはありますが これで白洲商店は破綻したのではないかと思います。時期としては合うようですが資金を回してくれなくなったという理由はあるかとおもいますが 十五銀行の破綻が理由でなく 最終的な 破綻の理由がこれではないかと思います昔の相場師としては よくあったことです。
2008年10月04日
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新聞記事文庫 銀行(11-003)大阪毎日新聞 1922.11.30(大正11)旋風起る堂島系敗退に主力株暴落す買方の堂島系が投出して意外の波瀾を惹起した、市場の一般は殆んど寝耳に水の感がある波瀾であった、しかして買方堂島系投出しの原因は同系統の日本積善銀行の蹉跌にありて堂島系は積善銀行支払停止の発表を免れずと決心すると共に突如買玉の投出しを決意したものである、かくて長期受渡休会中における今午前だけの短期立会において寄付一本にて先ず鐘新六千株大新一万四千株を投出し、大株の立会中に大新は既に四五千株に達する附合せ商内が成立するの大商内にて、続いて鐘新四千株大新六千株を投退き之にて問題となれる鐘新一万株大新二万株の買玉は投げ尽された、しかして買方悲観積善銀行窮状の噂は二十七日頃より市場の一部にては早耳せる者もあるものの如く、大体に市場は不気乗り閑散の保合範囲にありて売買玉が消化され難きため纏まった売玉は仕込み難かったが、それでも二十七日頃より売玉を発しつつあったものもあり、これに対し悪目買いの註文を発せるものもあった結果として堂島系の大買玉投出しに伴い小口筋の投物も加わり、その機会において早く売っていた筋を始めとし利喰い手仕舞いの買物も続出しての大混戦となり、出来高も一躍約十一万五千株前後には達せる模様にて前掲表の如き足取りを示し、前日に比しては左の如き暴露となった[図表あり 省略]暴落前の取組短期の大新及び鐘新の今朝立会前即ち暴落前における取組内容は左の如くであった 大新(取組四八四.〇)▲(売)五十六店の内一〇〇四〇代引三六四〇帯谷五〇九〇高木一九三〇川人六六五〇渡部三八〇〇小林▲(買)七十七店の内一五九〇白洲三一一〇滝川二〇五〇豊田一六八〇静三三一〇細字二三三〇海老二〇三〇筧四〇九〇竹内三二〇〇芝本三九一〇福西二一〇〇堀本 鐘新(取組三五二三〇)▲(売)七十三店の内二〇九〇静二七九〇八田一七五〇森岡一五二〇西浦一六二〇竹内一六八〇辻政一〇八〇寺本▲(買)七十四店の内一七七〇芝大一八〇〇麻生一五七〇松井二二七〇細字一〇〇〇滝川一〇三〇浜名二三一〇田中一二八〇筧一〇〇〇堀本暴落の手振り買方の鐘新大新の投物は白洲滝川海老芝本福西等より現れたに加えて追撃売りと推せられる八田及び有力筋の廻物らしき平田売りが目立ち之に買向うたのは主として利喰いであった静(約三千株)石井(約二千株)帯谷(約三千株)柳(約二千株)などであった関係株売らる堂島系の主力株投出しと共に勢い同系統に属する株種は不勢を免れず商内の出来ぬ株は別として商内の出来るものとしては堂米株を始めとし東洋毛糸、東華紡、木津川土地運河などがありこの中にて米株は元来が同系統に株数が纏まっているため割安にある関係から余り商内も出来ねば無碍にも売られず、一時の高値より二三円方をヂリヂリと押したのみで旧九十円新五十五円見当を唱え、東洋毛糸も既に整理も進みて日本毛織との合併談さえあり業績は稍見直した際とて二十五円二十銭見当に支え、木津運も十二円五十銭見当を唱えるに止まったが東華紡は最近に値を擡げていただけに前日より二円五十銭安の十三円見当に叩かれた決済難の懸念値嵩の割からして鐘新よりも大新の甚しく崩れたのは投物の分量が大新において多き関係もあるが、鐘新は値嵩のため綿業悲観の如きに売慕われていたため利喰いの買物も多きに反し大新は値頃安心にて買付けられていた方であって小口投物も加わったのが大新の鐘新に比して割に多く落した一原因ともなり、更に市場関係者は一般に懐が溺れて殊に短期取引員中には波瀾に堪えぬ者が多くして其結果決済に支障を来さすやとの点が一層大新株悲観を助長したものであり、売方中には単に買方を悲観する外に或は代用価格切込などの内面的事情をも悲観していた形跡があると、しかして此決済難の懸念について理事者は買方が一部に限られているので其註文を受けたものの中の一二は或は決済難を免れぬかも知れぬが、大体において買方の短期買玉は大新二万株鐘新一万株であって十円切として三十万円のものであり、市場としては格別不安を生ずるが如きこともないことが知られると称していた地方筋は買物短期の暴落に際して長期は休会中であり東京も休会中であって東京市場は東新の現物が九十円見当の気鈍い唱えであった処へ大阪安を受けたので八十七円台を報じて来た、しかし鐘新に対しては買物を齎らせるものも多くして地方筋は概して買註文であり、殊に名古屋筋の買気が目立った、しかして売方に狙われていた買玉の投出しと共に灰汁抜けも思われ易くして利喰いの外に買玉を仕込まんとする向もあったが、明日の長期立会は短期ほどではないが堂島系の買玉も残っているに加えて地方筋遅れ馳せの投物の入り込むべく、短期へ鞘寄せするの下放れは免れまいまた買方が投出したからとて其処を容易に買進んで利になりては楽すぎる感があり、或は素早き買玉仕込みが今一度厭気を催す商状の現れる順序となるのではないかとも説かれつつあったが、何れにしても値の居所が変ったために従来見送っていた仕手も幾分は動き出すかも知れず、堂島系破綻積善銀行閉鎖の影響如何につき注視されつつあったデータ作成:2006.5 神戸大学附属図書館 北さんのご本では神戸の方は 弟の長平 堂島の方は 兄の文平とありますが だとすると 両方 仕手筋の人間じゃないか?という気もします。また 十五銀行の破綻で 破産とありますが この時期から左前だからこそ 不動産が抵当に入っていたのでしょうね。
2008年10月04日
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新聞記事文庫 銀行(11-014)大阪毎日新聞 1922.12.5(大正11)高倉事件動揺熄まず小銀行対策苦心日本積善銀行の破綻暴露は年末金融に対して漸く楽観に傾かんとして居た一般人気に著しく衝動を与えた即ち石井事件以来頓に不安に陥った預金者の心理が同行の破綻によって更に濃厚にされ現に其飛沫を受けて取付の厄に会した銀行もある位で、内容不良の銀行の戦々兢々影響の自行に及ばん事を虞れ之が対策に腐心しているのは勿論大銀行も波紋の拡大を恐れて警戒に怠り無い状態である預金振替の続出最近茲に看過す可からざる現象は同行破綻以来市中各銀行の預金状態が激変しつつある事でコハ世上一般より内容不良と目せられて居る銀行の預金が遂日漸次引出されて大銀行へ預け替えられて居る為である何れ組合銀行週報の数字に現れて来るであろう此結果は従来左なきだに資金の大銀行に集中し逐次経営難を感じて居た小銀行若しくは不良銀行は一層窮状に陥るべく殊に日本積善銀行休業以来地方銀行の警戒甚しく従来当地に放出したコール預金及び為替決済尻を回収する者続々現れんとする模様あると貸借表内容調査日本積善銀行破綻整理は四日午後京都、大阪両地の本支店に於ける大体の貸借対照表が出来たので之を同行整理委員の今西林三郎、上田弥兵衛、三谷軌秀三氏に交附した、三氏は直ちに同行今橋支店に於て右貸借表を調査した所高倉氏と同行の貸借関係頗る錯綜し高倉氏融通の金額幾何に達するや不明なので更にバランスシートの再製を為すべく京都本店にそのまま送附したがその結果如何によっては刑事問題を惹起する惧がないとも限らず問題は益々紛糾せんとする模様であると堂島の調査終了日本積善銀行の破綻に関連して堂島取引所の資産状態調査のため来阪した鈴木農商務省事務官は四日も午前より引続き調査の歩を進め先ず高倉理事長より同取引所の資産変更に関する経過を聴取した上更に各重役に付個々の場合を詳細に訊問する処あり午後二時を以て全部を終了したがその内容に対しては主務省に報告した後ちにあらざれば一切発表する事を得ずとて言明を避けたが、高倉氏が同取引所から資金を引出した事並びに之れを補填するため最近取引所に不動産を提供した事取引所はこれを買収の形式を以てこれが取得を承認した事等に就ては取引所法規定違反その他法律上諸種の問題を惹起する虞れあるは勿論であるも既に取引所の資産状態としては不動産の取得で一時の不安も除去さるる事となったので主務省側は右の不動産買取りの件の点丈けは取引所法二十七条による規定の適用を不問に附せんとする模様である堂島新理事長堂島米穀取引所では四日鈴木事務官の資産調査終了後引続き重役会を開催して高倉理事長から正式の辞表を受理し理事長代理として取締役監査役一致で現理事上田弥兵衛氏を推薦した尚代用有価証券の監査会は五日午後三時より開く筈東洋製鋼善後策高倉氏の社長である東洋製鋼会社では資本金五十万円を以て鉄索鉄線を製造販売し現在逓信鉄道両省の指定工場となっているが堂島系が破綻暴露をした今日引続き高倉氏が社長になっていては今後の経営上多少考慮を要する点もあるので三日重役会を開き善後策を脇議したが同社も今後重役その他に動揺あるべき模様である木津運資産調査高倉氏の社長である木津川土地運河会社では四日緊急重役会を開き吉川、奥谷、白山、西田、武内各取締役、井上監査役出席高倉氏蹉跌後の対策及び同社の内容調査を遂げたが後任社長問題は外部より拉し来ることは今日の場合困難であるからいずれ内部重役の中より後任者を互選する筈だがこれは差迫った問題ではなく会社内容調査を先にしたが兎も角同社の五月末決算による銀行預金及現金四十六万七千円の内積善銀行預金二十七万円か差詰め払戻不能となったのみならず其他の項目の内にもボツボツ穴があいているようなので此善後策も決するに至らなかった因に同社は茲二三期無配当を続ける筈である港南の計画遅延港南電鉄も四日堂島取引所楼上で高倉委員長辞退後の後任問題及積善銀行に対する預金の善後策につき協議したが後任委員長は二十四名の委員が互いに押せ押せとなって容易に決せず又積善銀行の預金は同社創立費の第一回払込金百二十五万円の内山口、十五、藤田其他三行にも預金しているもので積善には比較的預金が少ないがしかしこれが回収不能となれば工事資金に支障を来すので後任委員長選任の遅れると共に工事着手も遅延を免れないと大株市場の投足大株市場に於る高倉氏の買玉投出しにて取引所に対し決済不能に陥れる関係店の中にて高倉氏直属の機関店たる一般取引員の白洲長平滝川新蔵両店は廃業して証拠金及び身許保証金にて取引所との決済は了する筈であるが滝川は建玉も落ちたが客先との間における整理のため廃業手続が遅れつつあり白洲は堂島取引所株旧千八百株新四百株の買建玉が残り之が肩代りの交渉中にて他の建玉は処分済みであり此堂島取引所株買建玉の肩代り値は高倉氏が担保に供せるものの標準にもなるため容易に調談せざる事情にあり両店共に之等の解決と共に直に廃業の手続に及ぶ予定である而して短期取引員たる堀本平五郎及び関善次郎の両店は最も高倉氏と密接の関係がありて堀本取引店は既に二日廃業を届出で関取引店は決済最後の期間たる四日に至り代弁の資力なきため遂に廃業を届出でたが両店共に幾分の証拠金及び身許保証金三万円を有せるに対し決済不能額は何れも一万五六千円なれば代用処分が規定額に達せぬ虞れはあるにしても廃業の結果は決済完了となるべく其他高倉氏の註文を受けて決済難に陥っていた短期取引員の数店は四日までに決済を代弁し大体において高倉氏関係の決済金総額は二三十万円のものなれば白洲滝川両店の廃業手続も決済を代弁せるものの高倉氏に対する債務関係が残るのみであるとデータ作成:2006.5 神戸大学附属図書館 白洲長平の店が 決済がうまくいかずに廃業した?というニュアンスで 当時の新聞では書かれています。北康利の本では 白洲家というのは 貿易商みたいなニュアンスで書かれていますが 弟が 藤本銀行(正しくは 藤本ビルブローカ銀行 現大和證券)で修行したあり この文章をみる限りでは 現物はやっていたとありますが どうみても 証券会社 もしくは金融会社とみたほうが正解のように思えます
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