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先日のキュヴェ・バーバラの造り手がブルグイユで修行したという事でブルグイユワインを飲んでみた ロワール AOCブルグイユ AOC Bourgueil “レ・ヴァン・リュー・ディ”2006 “les Vingt lieux dits” ドメーヌ・デュ・ベレール ピエール・ゴーティエ氏 Domaine du Bel Air Pierre Gauthier(Pierre et Rodolphe Gauthier) カベルネフラン100%(完全無農薬栽培) ステンレスタンク発酵 上位キュヴェで使用した2~5年目樽でシュール・リー状態熟成 アルコール度12.5% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:2380円色は透き通った紫。香りはアンズ、ブラックベリー、青リンゴ、ミント?ニッキ飴? 抜栓15分弱でブラックベリー、インク、カカオ?味は渋味と軽く苦味を感じる酸味。余韻に苦味を伴う渋味と薄い甘味。そんなに美味しくもないな。普通のワインって感じで全体的にはやや軽い印象。でも渋味はいくらかしっかり出てて味はまあまあ。抜栓直後はまだ甘酸っぱい果実の香りにハーブ系の爽やかな感覚があって期待しかけたが、飲むと味は半端に鈍重で香りのイメージと味の印象とが噛み合わずに違和感が襲う。青臭さが抜けそうで抜け切れず、味も何か歪んでて(?)口通りが悪い。ボトル状態が悪かったのかな? 時間経過で香りの方が歩み寄ってくるが、鈍重な味に合わせたら今度は香りも冴えなくなった。 確かに先ほどあった違和感は軽くなったが、エラい安っぽくなって有り難味が薄れる。 抜栓100分位で香りがやや持ち直し、味もこなれてきたのか 多少は滑らかさが出てきたが、安っぽい印象は変わらず。香りはまだそこそこだが変化も早く、味もヌベっとしてて起伏に乏しい。熱劣化ボトルに近い症状だがコルクやキャップシールに噴出等の形跡は見られないし、たまたま妙な質のボトルに当たったのかも。100分以上の時間経過でそこそこ向上する部分はあるけど、2000円以上の価値は見えない。もしこれがこのワインの普段の実力ならリピートは無い。価格から言ってもラングドックかローヌのネゴシアン物飲んでる方が満足感がある。カベルネフランはボルドー右岸でメルローとコンビを組んでる方が持ち味を活かせるんだろうなぁ。もしピンで行くならカリフォルニアで香りに合わせた甘い味を作りあげるとか。値段以下。味だけで判断すれば1600円前後レベル。ボってせいぜい1980円。微妙にマイナーな産地のカベルネフラン100%ワインということで数百円分の希少価値代が乗っかってると思わなきゃ納得いかない。ロワールはミュスカデかプイィ・フュメの辛口白だけ飲んでればよさそうだな。たかだか1本飲んだだけで判断するのも早計とは思うが、同じ価格なら絶対白の方が美味いでしょ!?★楽天検索 ブルグイユ★
2009/04/30
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久しぶり(1年半以上ぶり)のシャトー・ド・アリ2005 ボルドー シャトー・ド・アリ2005 Chateau de Halie ジネステ社 ヨリック・ラヴォー氏(醸造) Ginestet Yorick Lavaud メルロー44% カベルネソーヴィニヨン32% カベルネフラン23% マルベック1% アルコール度13% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1153円色はややくすんだ濃い目の紫。香りはブラックベリー、カシス、革、インク、カカオ、べっこう飴?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味を伴う渋味香りは安ボルドーなりになかなかパワフルさを思わせる。樽の感覚もあるかな?味本体は軽く感じる時もあるが、口当たりと喉越しで重さを演出してて物足りなさはさほどでもない。味は適度な苦味が葡萄の渋味と酸味を補強して軽薄な印象になりそうになるのを防ぎ、正統派ボルドーのイメージを崩さない様にバランスを取る。人によっては重いのか軽いのかハッキリせず違和感を覚える人もいそうだが、ボルドーファンなら悪いようには受け取らないはず。でも今の渋味の安っぽい平坦さとしつこさはちょっと気になるかな。この辺は若さの勢いと果実感でカバーすべき(してた)点なのだろうが、経年変化で若干ボディバランスにも乱れが生じてると思われる。1000円ボルドーなりにパワーの点では流石に年相応に衰え気味か・・。でもリリース直後時の重さとインパクトはなりを潜めたが、味の枠はしっかりしてて全体の質はまだ健在。安いなりにベテランの老獪さみたいなものが現れている。まだ変化の中盤過程にいる気配があり、今は谷間にさしかかる時期。今後の経過で平坦に感じる渋味を酸味や苦味と同列に揃え、香りに甘いイメージが伴えば全く別の魅力を放つワインに化けそうな雰囲気がある。コルクには埃位の大きさだがキラキラした酒石が付き、ボトル側面には澱が張り付いてる。安ボルドー呼ばわりは失礼な気もしてきたなwww自分は2005年のACボルドーの中でも最高傑作の一つと思ってるから、この位の主張はしてくれても当然かw買いかぶりの部分もありそうだが、安ワインでもまだ3年後5年後と期待させる伸び代を感じさせるのも魅力。値段相応。といっても、まだ1200円位の力量はあるか。デビュー直後は1500円クラスでも通用する実力があったから、まだ昔取った杵柄の片鱗は感じられる。数年で味のバランスを新しく取り戻せれば再び返り咲く事も不可能ではないと思う。★楽天検索 シャトー・ド・アリ★
2009/04/28
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ヴォークリューズはプロヴァンスに属する地域らしいが、造り手がローヌの人だから多くの人や店がローヌカテゴリーに分類するんだけどどっちがいいんだろ? コート・デュ・ローヌ ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴォークリューズ VdP de Vaucluse ドメーヌ・デ・トゥール・ヴォークリューズ・ブラン2004 Domaine Des Tours Vaucluse Blanc エマニュエル・レイノー Emmanuel Reynaud クレレット100%(?) アルコール度12% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1584円色は綺麗な金色。香りは石灰、スイカの皮、線香? 抜栓10分で夏みかん、オリーヴオイル、火打石、未熟なメロンやスイカ、シロップ、カシューナッツ?味は苦味を伴う酸味に軽い甘味。余韻にあっさりした苦味と穏やかな甘味。おお、綺麗な味だな。評判が良いワインなので期待して飲んだが、評判良いだけのことはあった。やや無機質な香りがメインだが、皮の厚い果実(スイカ、メロン)の皮の様な香りもある。 抜栓10分程でそこそこ拡がりが出てきて、この辺から味ももう少し明確に出てくる。最初に飲んだ感じは綺麗でも味自体は結構普通の味か、とも思ったがこの苦味の扱い方が非常に上手い。この苦味感で葡萄の酸味と甘味を引き立てつつも、自分(苦味自身)はいつの間にか姿を消して果実の邪魔をしない。余韻でもこの苦味の引き方は健在で、最後までその存在感を主張しつつも出しゃばらない。この総合バランスと苦味の他者を持ち上げる黒子っぷりは感動もの。酒の全体のヴォリューム感は値段なりの質で結構軽め。でもこの適度な軽さが味のバランス感覚と飲み易さの象徴なので、これは短所ではない。これでOK。ちょっと特殊なニュアンスはあるが、完成度は非常に高い。 抜栓1時間・・というより温度上昇(13~15℃位?)で少しずつ味に重みが出てきた。 味の流れが鈍くなった印象もあり、当初の苦味を持て余し気味にも感じるが、 軽めの質に飲み応えが生まれた様でもあって、どう変化しても悪い様にならない。 あ、でも香りは少々ケミカルなニュアンスが出て安っぽさが混じる場合があるかも。良くも悪くも均整がとれた無機質な印象の味で、味自体は綺麗だが特徴は掴みにくい。香りと合わせて飲むと、スイカやメロンに夏みかんを混ぜてオイリーな印象を出した様な不思議な味。香りの印象で引っ張っていくワインなのかな!?これはこれで悪いものではなく、味構成のバランスが良いので白ワインとしての違和感は何も無い。香りの感じ方で味の印象をいくらか左右される部分はあるが、元の味が変に特徴を感じさないニュートラルな味なので変化や感じ方が評価のブレに繋がりにくい。最初から最後まで全方位・万人に対応可能な脅威の完成度。これでもう少し馴染みのある香りと厚みを感じる味覚を出せれば、抜栓1時間以内ならプイィ・フュイッセなんかと同等の働きを期待できそうな味。よほどしつこい味の料理でもなければ大体何でも合うはず。値段以上。同価格帯の下手な白ワインでは相手にならない。香りの出方次第では2000円前後クラスのカリフォルニア・シャルドネとも互角に闘えるとすら感じた。★楽天検索 デ・トゥール ヴォークリューズ ブラン★今更ながらに白ワインの画像はどう撮ったらいいのか迷いが出てきた。素人が5年以上前の型の中古デジカメ撮影で悩むも何も無いとは思うが、記録の精度を高めるという意味では出来る範囲では善処していきたい。方法1:今まで通り150ml以上入れて傾けて撮る。(従来踏襲案) ・濃い色のワインは濃淡が分かり易い。 ・薄い色のワインは光の関係で色彩のバランスが判別しにくくなる。方法2:ボトルと一緒に真横からとる(新規路線案) ・ボトル画像と一緒に撮れるので容量の節約が可能。 ・1よりはピントを合わせやすいのでワインごとの画質の差が出にくい。 ・見られるのは大まかな外観だけ、やはり微妙な色合いがフラッシュ次第で変動する。 ・ラベルから離れるのでデザインや文字が見づらくなる。方法3:両方撮る(理想案) ・中距離の外観と近距離の濃淡具合の記録はより正確に ・ブログのフォト容量が食われる方法4:気にしない。(その都度適当に案) ・こまけぇことはいいんだよっ! しかし当初の目的を見失ってる ・統一感が無くなり、記録が見辛くなる恐れがある。方法3が出来れば理想なんだけどフォト容量は節約していきたい。基本的には方法1で、色の透明感が強い(薄い)ワインは方法2の方が、いいかもしれない。最終的にはカメラの性能との相談になるわけだが、後日改めて今までの記録を見返して、自分の色の表現とカメラの画像とを対比させてまとめてみようと思う。大体、金色、黄色、黄緑色で3タイプ。(グラデーションを考慮すると7~8タイプ?)そこから濃い、薄いでさらに2系統。あとは細かなニュアンスでいくつか変動。せっかくだから、赤ワインもこの機会にちょっと見直してみよう。
2009/04/27
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ブルゴーニュ キュヴェ・バーバラ・ヴィエイユ・ヴィーニュ2005 Cuvee Barbara Vieilles Vignes ドメーヌ・パトリック・ミオレーヌ(と娘のバーバラ) Domaine Patrick Miolane ピノノワール100% 樽熟成(新樽20%) アルコール度12.5% 輸入:株式会社 オーレ ジャパン 購入価格:2499円色は透き通った赤紫。香りはアンズ、プラム、オレンジ、イチゴ、キャンディー、砂糖?味は酸味と苦味。余韻に軽い渋味と苦味を伴う酸味。う~ん・・・普通。不味くはないよ。渋味よりも酸味と苦味が際立ち、余韻の伸びはほどほど。香りもスタンダードで悪い印象は無い。2時間以上の時間経過でも大きな変化は見られず、質は安定傾向。でも、いかんなぁ・・本当に特徴がよく分からん。分からんって事はないが、せいぜいルイ・ジャドのクーヴァン・デ・ジャコヴァンよりも味が酸味寄りで、香りにちょっと幅(フルーティな感覚)がある位の違いしかない。苦味感(ミネラル感?)が所々顔を覗かせる部分はあるが、それが美味さと結びついてるとも思えない。標準的なブルゴーニュのピノノワール。酸味基調の味でパトリック・ミオレーヌの感じは分からなくはないが、特別にこのワインを選びたいという魅力は無い。これなら親父さんのバックヴィンテージのACブルを飲んだ方が有り難味と満足感があるんじゃなかろうか?まぁ比較抜きで、ボルドーやブルグイユでの武者修行から戻って初めて作ったワインと考えれば上出来な方か・・。この目立つ酸味を大人しくさせられれば香りの印象で上手くリード出来そうな風には感じたので、経年変化次第ではもうちょい万人向けに飲み易さを高める方向性に持っていけそうな気配はあった。この辺(経年による期待感という意味で)は親父さんのワインに近いものを感じられる。 掟破りのデキャンティング(計量カップで150cc量ってグラスに15cmの高さから注ぐ)で 香りはプラム、砂糖水、青葉?アッサムティー? 味は苦味としつこい酸味。余韻に薄い酸味と甘味。 注いで2分程待ってから飲むと、いくらか余計な味要素が削れてやはり飲み易さが増す。 ただでさえ香りと味の特徴が弱いのがさらに薄れるわけだが、 ミネラル感(?)をメインとしたかの様な味は適度に透明感が有って悪くない。楽しみ方は色々ありそうだが・・・やっぱりそんなに大したワインでもないな。ヒドいwオチだがそれが現実。結局は普通のブルゴーニュのピノだね。経年の期待は有るには有るが、このワインを10年待ってみようという気にさせるにはインパクトに欠ける。値段以下。2000円から~取って2200円位でもいいんじゃないかな!? 「修行して成長した娘さんが初めて手がけたワイン」という事で、300~500円は御祝儀代込みのつもりで。★楽天検索 パトリック ミオレーヌ バーバラ★
2009/04/24
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アルゼンチン メンドーサ州 カンシシェール・マルベック2007 Canciller Malbec フェコビタ社 FwCoVitA マルベック100% アルコール度13% 輸入:株式会社カサ・ピノ・ジャパン 購入価格:944円色は透き通った微妙に薄めの赤紫。香りはブラックベリー、甘草(ステビア?)、インク、プラム、焼き海苔、梅干、スイカの皮?味は甘味を伴う渋味と軽い苦味。余韻に苦味を伴う薄い酸味。苦味と甘味を連想する香り。口当たりは軽めだが、口に入ってからは弱い渋味感が暴れて落ち着かない。味の厚みはあまり無いが、飲み易さはある。だが甘味の感覚が安っぽく、あまり美味しい感じがしない。渋味の出方も少々しつこいかな。全体的に味のバランスが整然としない。どうもメインの要素がハッキリしないのがイマイチ・・。 抜栓20~30分強で味が水っぽくなる。 ところが不整な味が綺麗に透き通り、これがなかなか悪くない。 これに関してはむしろヤンチャな味に統一感が生まれ、粗い感じや落ち着きの無さが和らぐ。軽い苦味はそのままでしかし、この苦味によって存在感をアピールしつつも水っぽさが逆に滑らかな印象を出してる。マルベックとはいえ、あまり力強さを期待するワインではないんだな。(一応ミディアムボディとは明記されてたが)「アルゼンチンのマルベック」というだけのワインで、あとはそれなりの質で完結。時間経過後ならまだそこそこだが、それでも半端な安ワインという風にしか思えない。多分、焼肉に合うかも?固めの牛肉を焼肉のタレに絡めて焼いてガーリックパウダーを振って香りをつけたのを推奨。軽い味のワインに対して重い食感と味、甘い香りに対して塩気と香ばしさを感じる香りを対応させる感じで。 時間経過後だと煮魚や塩焼き魚に合いそう。和食(醤油や味噌)との相性は意外にあり。値段相応。まぁ、1000円レベルの標準的なよくあるアルゼンチンマルベック。個人的にはサンタ・アナ・マルベックの方が味の好みと価格の面で明らかに上と思う。★楽天検索 サンタ・アナ・マルベック★楽天ではカンシシェールの扱いは無し。同地域、同品種、同年代なら価格で優れたサンタ・アナを選ぶからどうでもいいや。
2009/04/22
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ボルドー バロン・ド・レスタック・ブラン2007 Baron De Lestac Blanc カステル社 Castel ソーヴィニヨンブラン、セミヨン 割合不明 オーク樽熟成6ヶ月 アルコール度12% 輸入:サントリー株式会社 購入価格:944円色は薄く黄緑がかった薄い金色。香りはレモン、蜂蜜、パイナップル、バニラ?味は酸味と軽い苦味。余韻に甘味と薄く酸味を伴う苦味。シンプルな味。しかし、爽やかな酸味と余韻の甘味のバランスが綺麗で価格を感じさせない完成度。20分強位の時間経過(或いは温度上昇)で苦味が粘っこく感じ、香りも炭酸抜けチューハイに近い安っぽい香りに。なるべく低温を維持で、抜栓後は早めに飲むのを推奨。料理には合わせ易く、スタンダードで万人向けの味。味の劣化は少々早く感じるが、冷温を維持出来ればある程度はコントロール可能。複数人で抜いて早めに飲みきってしまえば何も問題無い。値段相応。ただし、抜栓直後なら1260円以上の白ワインと対等に闘える。1000円ボルドー白の基準。★楽天検索 バロン レスタック★
2009/04/21
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フランス産なのにシラーではなくシラーズの表記なのは何か理由があるんだろうか・・。シラーとシラーズって産地が違うだけで同じ葡萄だよね!? ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック モメサン・ヴァン・ド・ペイ・リザーヴ・シラー/ピノノワール2006 Mommessin Vin De Pays Reserve Syrah(Shiraz) / PinotNoir モメサン社 シラー70% ピノノワール30%(2種ともミネルヴォワ産?) アルコール度13.5% 輸入:合同酒精株式会社 購入価格:1080円色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、プラム、白胡椒?土? 抜栓50分前後でブラックベリー、イチジク、プラム、白砂糖、インク?味は渋味と酸味。余韻に軽い苦味と甘味。香りも味もかなりシンプル。色や香りの割りに、意外に味は穏やかでバランスは良い。渋味基調ではあるが突出要素は無く、葡萄の味が最初から最後まで一定。正統派ラングドック赤。シラーとかピノノワールの特徴とかはよく分からない。香りと口当たりはシラーで、口に入ってから余韻までは(ラングドックの)ピノかな?味が普通過ぎて特徴的なイメージが湧かない・・。良く言えば「最初から最後まで一定」だが、悪く言えば「起伏が平坦」で動きが鈍い。 時間経過後でピノノワール要素は置いてけぼりに。薄いシラーみたいな香りと味。パワフルな「シラー」と繊細な「ピノノワール」を合わせて新しい味を追求したのかもしれないが、出来たのは普通の赤ワインww。良くも悪くも上手い事釣り合いが取れちゃって、新しさどころか逆に両者の特徴が薄れてしまった感じ。バランスは良い。味は悪くない。ただ、普通。値段相応。約1000円強のラングドック赤としてはおよそ標準的な出来。シラーだピノだは関係無く、これは普通のラングドックワイン。シャトー・カミヤ モメサン ヴァン・ド・ペイ リザーブ シラー/ピノノワール 1300円やっぱり高価いよシャトー・カミヤ。この味の質で1300円では流石に厳しい。おそらく現行ヴィンテージは2007年かな?
2009/04/20
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ボルドー サンジュリアン2級 レオヴィル・ラス・カーズのセカンド クロ・デュ・マルキ1997 Clos du Marquis ミシェル・ドゥロン ジャン=ユベール・ドゥロン Michel Delon Jean-Hubert Delon カベルネソーヴィニヨン65% メルロー18% カベルネフラン14% プチヴェルド3% アルコール度12.5% 輸入:モトックス 購入価格:3150円(6300円の50%引き)残念ながら、チョロっと噴いてた。キャップシールは回るから染みる位だけどね。棚落ちの半額ボトルだから贅沢は言えんが。色はくすんだ濃い小豆色。香りはアンズ、チョコレート、バニラ、ハッカ、灰?味は酸味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に酸味と苦味。そんなに香りは出ないな。だがサンジュリアン特有の余韻は健在。最初の一口を飲み込んだだけで口と喉が甘く痺れる様な余韻の拡がり。味は穏やかで少々酸味が目立つが、11年以上経過したワインの想像の範囲内。アンズの様な甘酸っぱさが支配的で飲み易さはなかなか。この余韻の長さのおかげで、あんまり沢山飲まなくても意外に少量(グラス1杯位)で満足感は大きいかも。 抜栓40分で味が弱くなる。 余韻の感覚はそのままで、元が穏やかな古酒的酸味と苦味だから悪い様には感じてない。味が穏やかで飲みやすいのは良いが、やはりこの余韻を長所と受け取れないと物足りなさも大きい。この辺は若かろうが熟成してようがあまり変わらないんだろう。今回のボトルは少し噴いてた(?)から本来の品質ではないんだろうが、自分が飲みたい部類のワインではなかったかな。一応味も香りもシンプルで分かり易いし、バランスは取れてる。良くも悪くも味は穏やかで飲み易いが、人によっては物足りなさも有り。サンジュリアンワインって結局この特徴的な余韻がウリなんだよな。この地域のワイン特有の傾向にどこまでハマれるかでサンジュリアンは価値が変わってくる。昨夜は「10年待って古酒領域に云々・・・」とか思ったが、あまり関係なさそう。「サンジュリアンワインは人を選ぶワイン」という認識は強まった気がする。極端に言えば、サンジュリアンワインの価格の3割~5割はこの余韻の特徴代。余韻も込みで考えれば他に代えがたい魅力があるのも理解できるが、味のみに注視すると他の地域に一歩及ばない。「不味い」と感じる人はいなくても「思ってたより美味しくないな」と思う人は結構いそう。自分の好みで言えば、同じ価格で同じ年代ならサンジュリアンよりもサンテミリオンかマルゴーを選ぶ。6000円台では値段以下。ラスカーズのセカンドのプレミアを入れて、4000円台中盤ならまだ納得。ただし、飲み手の好みによってはコストパフォーマンスの意識の変動幅が大きいと思う。10年前(或いは数年前)なら3000円台がザラだったようだから何とかならんものか!?とりあえず、現在でキャップシールが回る程度の噴出でクロ・デュ・マルキが半額ならお買い得ではあった。★楽天検索 クロ マルキ [2004]★傾向は理解した。もう1本のコネターブル・タルボ2004と、もらったグリュオ・ラローズ2004はもう好きな時に飲んでもよさそうだなもったいないから簡単には抜かないけど。
2009/04/16
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ボルドー サンジュリアン4級 シャトー・タルボのセカンド コネターブル・タルボ2004 Connetable Talbot シャトー・タルボ コルディエ家 Ch.Talbot Bignon-Cordier メルロー80% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン5% アルコール度13% 輸入:モトックス 購入価格:2100円(約4118円の51%引き)色はややくすんだ濃い赤紫。香りは杉、ブラックベリー、土、カラメル、シナモン? 抜栓90分前後で檜、アンズ、ビターチョコレート、カラメル、餡?インク?味は渋味と酸味。余韻に酸味と苦味。木と土の分かり易い香り。味も正統派のメドックで余韻の苦味にも不快感が無い。果実の甘味感覚は弱いが杉の木の香りとカラメルの様な香りが合わさって、バニラ的な香りと錯覚する。この錯覚による甘味の感覚の補助はそれなりにされてて好印象。でもこれもバランス次第。上手い事各要素がハマってくれないと、ただ土の香りがする苦いワインみたいな感想を持たれかねない。 抜栓90分経てば土の香りの突出が収まり、果実の感覚も生まれてくる。 特徴は多少薄れるが、飲み易さは増した感じ。純粋に好みの問題だとは思うが、この土系の香りと苦味の感覚を受け入れられるかどうかで評価が変動しそうだな。それがサンジュリアンのワインなのかもしれないけど。このジワ~ってせり上がってくる様な余韻の伸びと拡がりもサンジュリアンの特徴なのか?2007年に飲んだクロ・デュ・マルキ2003も余韻の印象を強く残してたし。サンジュリアン全般(?)に言えるが、総合的に良くも悪くも“飲む人を選ぶワイン”だと思う。土や木の香りが強く、苦味感が目立つ。味のバランスはまだ良いが出方は穏やかで印象が弱い。悪い味ではないんだが、やはり自分の好みと一致しにくい部分が少なくない。このワインは結構平気だが、個人的には苦味の目立つワインはあまり好きじゃない。周囲の要素(他の味覚や香りや料理等)のサポートがどう動くかで、起伏・張り・強調の役割が長所にも短所にもなるから飲む自分にも扱いや評価が難しい、というのが理由(単純に 飲む→美味しい と即座に反応し辛い)。サンジュリアンワインは最低7年~10年以上は待って古酒領域に引っ張った方が、穏やかな味に伸びやかな余韻が合わさってかなりユニークなワインに化けてくれるんじゃないだろうか?そこに土と果実の香りが伴うとなると相当玄人向けwのワインになりそう。若い内に飲むと個性の割りにパンチに欠ける半端な印象が強まる。余韻の出方は良いけど、それだけだとウリが弱い。正規の価格で自分が買いたいと思う様な魅力は感じないな。一応、牛肉料理には綺麗に合うワイン。単独で飲んでも悪くないが、“悪くない”と感じるには好みかある程度の経験は必要かもしれない。今の状態は何となく3000円前後のグラーヴやサンテミリオンと競合する、が一歩劣る味と香りの質。4000円以上だと値段以下。4級格付けセカンドのプレミア補正が掛かっても、3200~3500円以下で相応。今回の2100円購入は幸運。酒屋DD.comありがとう。★楽天検索 コネターブル コネッタブル★
2009/04/15
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ボルドー サンテステフ シャトー・メイネイのセカンド Saint-Estephe プリウール・ド・メイネイ1998 Prieur De Meyney シャトー・メイネイ コーディエ社 Ch.Meyney Cordier セパージュ不明(1stはカベルネソーヴィニヨン67% メルロー25% カベルネフラン5% プチヴェルド3%) アルコール度12.5% 輸入:三井物産株式会社 購入価格:1575円(約2500円の63%引き)色は透き通った濃いどどめ色。やや褐変気味。香りはアンズ、プラム、プルーン、バニラ、土、杉?味は渋味と甘味を伴う軽い苦味。余韻に苦味と渋味。 抜栓40分で酸味が出てくる。これは良い熟成。深みがある綺麗な香りにクリアーな口当たり。まろやかな味の出方で飲み易く、ビターチョコレートの様な風味も。果実感は結構弱ってるが、土や樽の感覚は綺麗で高級感がある。フルーツ系の香りを短く通り抜けると、今度は土や木の香りが一斉に拡がる。この土や木の香りに由来するかの様な苦味感には違和感を持つ人もいそう。しかし、これがあるから残った渋味にも張りが生まれるので良し悪しが有る。 抜栓40分位の経過で酸味が出てきて味の起伏を出そうとしてくるが、これは余計な気がするな。 苦味が補強する渋味の構成に余分な要素が入り込んだせいで味の厚みが中途半端に乱れる。 これによって他の味の伸びが低く抑えられてしまい高級感が減退。 この味も悪いことはないが、10年経過の普通のワインと同レベルになるので早めに飲むのを推奨。3000円前後のワインのセカンドが10年経過だからパワーとインパクトはやや弱り気味。しかし余韻の苦味が、薄く終わりそうな渋味を補強し、抜栓40分まではボリューム感は健在。味や香りの土っぽい感覚は人を選ぶ部分があるが、全体でバランスを取る高い完成度は感じられる。2500円なら値段相応。(割引率から計算すると元値はもう少し安かったのかな?)ただし、「1998年ボトル」「シャトー・メイネイのセカンド」の希少補正がかかって相応。1575円購入大勝利!また良いアウトレットが出たらよろしく、酒屋DD.comさん。★楽天検索 プリウール・ド・メイネイ★
2009/04/14
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スーパー行ったらやたら安かったのでつい衝動買い。記録が面倒なので2本同時開栓。 チリ セントラル・ヴァレー ネブリナ・カベルネソーヴィニヨン・マグナム2007 Neblina CabernetSauvignon Magnum ネブリナ・シャルドネ・マグナム2008 Neblina Cardonnay Magnum V.C.S.ワイナリー V.C.S.Winery 紅【カベルネ85% メルロー15%】 白【シャルドネ100%】 アルコール度 カベルネ12.5% シャルドネ13% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:各944円(1500ml)☆シャルドネ2008☆色は黄緑がかった薄い金色。香りはレモン、グレープフルーツ、パイナップル、リンゴ、シロップ?味は甘味と苦味を伴う酸味。余韻に甘味と苦味。いくらか軽めの口当たり。香りも味もフルーティーで飲み易い。冷えた状態だと苦味は強まるがスッキリしている。やや温い状態だと少し甘味が強まるが、余韻は粘っこく感じる。食事には合わせ易く、味は万人向けで結構美味い。香りは流石に安っぽいし余韻も申し訳程度だが、この価格のチリとしては上出来。2日目以降は香りが弱るが、味はまだ安定。半分料理用のつもりで買ったからこれで十分満足。★カベルネソーヴィニヨン2007★色は透き通った紫。香りはタバコ、コーヒー、カシス、生姜、胡椒、黒砂糖、ゴム?土?味は甘味と軽い酸味。余韻に薄い渋味と軽い苦味。薄い、軽い、浅い。でも味そのものは不味くはないし、飲み易さはある。香りは少々特殊なところはあるが、チリらしさは感じられる。唯一にして最大の問題点はこの軽薄さ。値段なりといえばそれまでだが、飲み易さとは紙一重で水っぽさも感じる。そのせいで良い部分(飲み易さ)も悪い部分(水っぽさ)も共に目立った印象が拭えない。香りが良い方向に働けば軽薄な味を特徴付ける形でサポートするよう動くが、駄目な方に行くと泥水みたいな汚い味になる。あまり深く考えずに、適当に、気楽に、気軽に飲むならこれはこれで悪くない。ワインを飲み慣れた人が、味の濃い料理と一緒に水代わりに飲む分にはまだ分からんでもないところ。香りの感じ方によって印象が左右され易い部分があるのでその辺は注意が必要か。ただし、上記の評価は2本とも開栓1時間以内の記録。2日目(約900ml残し)には香りが穏やかになり、より特徴が薄れたが飲み易さは増した。しつこさが無く、食事には結構何でも合う感じ。3日目(約400ml残し)だと・・うわっ臭ッ!何コレ!?香りが土、枯草、使用済みテンプラ油、唐辛子、タバスコ。夏場に常温で放置し過ぎて変質した焼肉のタレ(辛口)にも近い香り。味はそれほど変わってないが、この香りは飲む気を大きく削り取る。図らずもソース焼きそば(胡椒とマヨネーズ付き)を食べながら飲んだから上手い事合ってくれたけど、これはキツい。1~2日目にガブ飲みして、あとは料理用に転用すべきだったか・・・。3日目は鬼門。料理次第。一応、値段なりにそこそこ飲めるレベルのワインを、マグナムで1000円以下で買えたのはよかった。マグナムボトルの迫力と存在感の分を加算すると1000円以下購入なら十分な勝利。750mlボトルを2本買うよりは得。赤以外は。カベルネとシャルドネ、双方値段相応。しかし、シャルドネの方が質は明らかに上。買うなら白がオススメ。赤は上級者(マニアw)向け。★楽天検索 ネブリナ マグナム★酒宝庫MASHIMOで1186円。赤は知らんが白なら悪くない価格。
2009/04/13
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ボルドー シャトー・ル・フレニュ2005 Chateau Le Fregne シャトー・ル・フレニュ メルロー カベルネソーヴィニヨン カベルネフラン 割合不明 ステンレスタンクとコンクリートタンク半々で醸造 樽熟成12ヶ月 アルコール度14% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1350円前後(?)色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、コーヒー、土、カラメル?昆布?味は甘味を伴う渋味と苦味。余韻に渋味と薄い苦味。抜栓直後は消毒薬臭が強く出るが、数分で治まる。一瞬、コーヒーみたいな口当たりと味。渋味はしっかりと感じられ、喉越しにも明快な存在感を出し、なかなかの飲み応え。余韻の奥行きは思ったより伸びそうで伸びないが、これだけ味にボリュームを感じられれば十分。しかしコーヒーや炭の様な苦味も感じられ、少ない貴重な果実感を邪魔するニュアンスも無くはない。樽が効いてるのか香りも苦い印象のものが目立ち、果実感削りにより拍車をかける。元より酸味の感覚が弱いから、フルーティーな方向性は期待してないし、できない。その結果、味が渋味と苦味の混合2種で単調になりがちに。このあたりには人を選ぶ部分がある。単調気味の味にはなっても、ボリューム感は健在だから意外に安っぽくはならず、これはこれで結構ヘタれずに飲める。 抜栓後2時間の経過でも大きな変化は見られず、質も安定。渋味基調の味が好みで、樽系の香りやニュアンスが気にならなければハマるボルドーワイン。飲み手の好みや慣れに依る評価のブレは否めないが、自分は気に入った。値段相応。香りか味にもっと果実感を持たせ、飲み手の間口を広げるつくりが出来れば1800円台も狙える。イギリスではこれが5.49ポンド(1ポンド146円計算で800円強)だっていうから羨ましいね。
2009/04/10
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もらいもの 飲みたかったワインをもらえるってうれしいね アルゼンチン メンドーサ州 ルハン・デ・クジョ村 チャカナ・マルベック・リザーヴ2006 Chakana Malbec Reserve ペリザッティ家 アルベルト・アントニーニ氏 マルベック100% ステンレスタンク醸造 オーク樽熟成12ヶ月(アメリカ50% フレンチ50%) アルコール度14% 輸入:合同酒精株式会社 参考価格:2000円前後薄味派の大ベテランワイン飲みOWL1925さんが「十分飲めるが、もっと待った方が良い」との事なので、濃い味が好きな自分には多分今位で丁度良いと思って抜栓。色はかなり濃い、黒っぽい紫。香りはブラックベリー、コーヒー、プラム、チョコレート、腐葉土、ゴム?味は渋味と甘味。余韻に苦味を伴う甘味と酸味を伴う渋味。見るからにドロっとしてて、とにかく濃そう。見た目の割りにバランスはよく、味の強さをアピールしつつも意外に穏やかな味。樽の感じ(?)が効いているのか、深い奥行きも感じる。実際葡萄の渋味と甘味がホントに濃縮されてる感じで、やはり濃い。自分が苦手な青臭い香りも少しするが、コーヒーやベリーの香りの方がずっと強いので全く気にならない。とはいえ味はどうしても一直線で、単純になりがち。濃いワインが好きな人なら、このパワーとヴォリュームと勢いで余裕で押し切れるが、ワインに拡がりや複雑さを求める人には「期待させといて肩透かし」みたいにも思えそう。軽さや酸味を求める人には、そもそもお呼びでないワイン。もう、この強烈な味の濃さ・厚みは素直に驚き。アルゼンチンのマルベックの実力を垣間見られた。樽の効き方といい、造り手の実力に寄る部分も部分もかなり大きそうだな。この価格でこの香りと味の濃さはそうは無い。今飲んでも十分美味しいし、経年による変化も期待出来そう。これは気に入った。値段以上。美味い。3000円以上でも納得。アルゼンチンなればこそ、この価格が可能か!?★楽天検索 チャカナ マルベック★
2009/04/09
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ボルドー ピュイスガン・サンテミリオン Puisseguin Saint-Emilion アマランド2000 Amarande ベルナール・ジェルマン Bernard Germain メルロー85% カベルネフラン15% ステンレスタンク醸造 オーク樽12ヶ月熟成 アルコール度13.5% 輸入:株式会社コートーコーポレーション 購入価格:1564円色は透き通った濃い目のエンジ色。やや褐変気味。香りはカシス、プラム、杉、赤唐辛子、バニラ?ホコリ?味は薄い渋味と酸味。余韻に酸味と苦味。 抜栓1時間で甘味を伴う酸味と薄い渋味。余韻に酸味と薄い苦味。う~ん、味も香りも弱い。弱いなりに香りはそこそこ生き残ってるので、意外に爽やかな飲み口にも感じられる。渋味の抜け方は8年以上も経過してれば無理ないが、抜けたせいで酸味とのバランスが取りきれなくなってきてる。グレープフルーツジュースの様な酸味と苦味が際立ってて、葡萄の味がハッキリしない。下手すると薄っペラい味にも思えてくる。 抜栓1時間前後で多少酸味が落ち着いて、今度はカラメルの様な甘味が出てきた。 渋味が抜けた分の補強が為され、上手い事バランス感を発揮。 この辺からまぁまぁ持ち直して、サンテミリオンの感覚もようやく出てくる。これは飲み手を選ぶな。特に古酒慣れしてる人向け。それでも古酒感は半端で、タンニンの残り方や酸味の出方等にはそこそこ瓶差がありそう。酸味に抵抗が無い人ならば結構最初から楽しめそうだが、そうでもない人の場合は抜栓後の時間経過で変化を期待しないとならないかも。値段相応。8年強経過の普通のボルドー。飲み手次第で評価がバラつく部分も大きい。★楽天検索 アマランド★
2009/04/08
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オーストラリア 西オーストラリア州 グレートサザーン地区 マウントバーカー オムラ・ピノノワール2007 Omrah PinotNoir プランタジェネット Plantagenet ピノノワール100% フレンチオーク樽熟成(新樽20%) アルコール度14% 輸入:ファームストン株式会社 購入価格:1764円色は透き通った濃い赤紫。香りはカシス、ブルーベリー、バニラ、イチゴ、プラム? 抜栓45分でブラックベリー、石灰、シナモン、オレンジの皮?味は甘味を伴う酸味と渋味。余韻に渋味と苦味。フルーティーな香りと味。新鮮さを感じる味わいで、果実の酸味と甘味が前面に出てくる。口当たりは軽く、飲み易い。綺麗な味の出方で喉越しも滑らか。でも余韻の苦味がちょっとしつこいかな!?酸味中心の果実感が強すぎて、渋味や余韻とのバランスが少し乱れ気味に。長所に感じた強い果実感で逆に余韻の苦味も強調的に感じるわけだから、この辺は人によって評価が動く部分。個性の範囲内の苦味ではあるが、こういう所で時おり過度に若さが出るのは気になる。軽いけど薄くはない。渋味のコクは控えめで深みはさほどでもないが、味自体はやや強めで飲み応えはある。どうも半端な立ち位置で、個人の好み次第で評価は大きくブレそう。とりあえず、経年熟成でいくらか化けるのを期待する事は可能。良くも悪くも今はまだ果実感がヤンチャに出るので、もう数年待ってある程度落ち着きが出てくればまとまったバランスになるはず。だが低い温度で素早く飲めば結構スッキリしてて、今のこの果実味押しの味もこれはこれで悪くはない。値段相応。スクリューキャップで開閉し易いし、味も渋味控えめで葡萄の感じが強く比較的万人向け。1000円台後半のオーストラリアの若いピノとしては標準的なところか・・。400cc残しで次の日(約21時間後)香りはカシス、バニラ、イチゴ、オレンジ、インク?味は塩気を伴う酸味と渋味。余韻に薄い酸味と軽い苦味。初日の強い果実感はなりを潜め、ミネラル(?)っぽい塩味が出てきた(梅干しに近い)。“深み”とまではいかないが、前日の軽さが多少なりとも落ち着き、味に重みが伴ってくる。この影響からか、余韻の苦味も大人しくなり総合バランス感は向上。前日に感じた欠点(強調される苦味・飲み口の軽さ)がほぼクリアーされてて、2000円位の味にランクアップ。2日目に随分化けたねぇ。初日よりも2日目の味の方が好きな人が多そう。★楽天検索 オムラ ピノ★
2009/04/07
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またしてもPP90のスペイン スペイン DOリベラ・デル・フカル D.O.Ribera del Jucar カサ・グアルダ・プルス・ウルトラ2005 Casa Gualda Plus Ultra ボデガス・カサ・グアルダ Bodegas Casa Gualda Bodegas Ntra. Sra. de le Cabeza プチヴェルド70% ボバル30% フレンチオーク樽4ヶ月熟成 アルコール度13.5% 輸入:ドウシシャ 購入価格:1180円色はややくすんだ濃い紫。香りはブラックベリー、杉、バニラ、炭、紫蘇?スルメ?味は渋味と酸味。余韻に渋味と軽い苦味。 抜栓50分程度で微妙に甘味が出てくる。パーカー90点スペインにしては結構大人しい味。でも渋味はまぁまぁしっかりしてて、軽さは感じれど存在感は確か。渋味に酸味が付き従う構成で、味のバランスはなかなか。木の香りが支配的、味もやや硬質的で思ったほど奥行きは伸びない。味よりも香りの方が特徴的かな?味はよくあるスペインワインの範疇で、特に大きな感動は無い。 抜栓50分で渋味が弱まり、甘味を感じる様にもなる。 印象を変える程の変化ではなく、良いタイミングで味が変化して、まぁ飽きずに済む程度。味は悪くない。これはこれでバランスは良い。だがパーカー90点のスペインとしては流石に力不足。樽の香りでポイント稼いだんじゃなかろうか!?プチヴェルド主体のワインってあまり無さそうだから、そういう意味では面白みはあったか・・。値段相応。まさに1200円前後のレベルの普通のスペインワインだと思う。パーカーポイントの有り難味は特に無い。っていうか何でこれに90点付いたんだろ?★楽天検索 カサ グアルダ★楽天では購入可能店舗最安で1580円か・・。(扱いは2店舗のみっぽいけど)パーカー90点を傘にきたのか、これは強気の価格設定。不味くはないけど、これは普通のワインよ。
2009/04/05
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スペイン DOラ・マンチャ ブロ・バレロ・クリアンサ・カベルネソーヴィニヨン2004 Bro Valero Crianza CabernetSauvignon ブロ・バレロ・ファミリー Bodegas Y Vinedos Bro Valero カベルネソーヴィニヨン100% ステンレスタンクで10日発酵 アメリカンオーク樽とフレンチオーク樽で9ヶ月熟成 アルコール度14.5% 輸入:ドウシシャ 購入価格:1480円色は黒っぽい、非常に濃い紫。香りはブラックベリー、プラム、カシス、胡椒、バニラ、ミント、煙?ハッカ?味は渋味と甘味。余韻に苦味と酸味。ああ、いかにもパーカーが好きそうな濃い味。樽の香りも効いてて味の構成もシンプルで分かり易いバランスの味。同じパーカー90点経験のメメント・オールドヴァイン程余韻は強くはないが、味の凝縮感と果実の甘味の出し方は負けず劣らずでパワーと存在感は大きい。 抜栓1時間で多少、味の起伏がやや平坦気味に変化。 味がこなれてきて飲み易さが増したとも言えるが、当初の勢いがちょっと弱まる。14.5度のアルコール感のボリュームはそのままなので、飲み応えが衰えるほどではない。樽の感覚が味にも影響してきてるのか、余韻の苦味が味にも及んで来そうになる時も。果実味が健在な最初のうちは大した問題は無いが、変化後で味が穏やかになると相対的に苦味の感覚が強まり、飲み口に歪みを感じる気配も感じる。序盤の勢いとインパクトで押し切るタイプのワインでグラス1~2杯なら悪くないが、1本を通しで飲むと飲み手の好みによっては飽きるのが早くなるかも。場合によっては複数人で素早く飲みきるのを推奨。といっても変化してからは結構安定してるので、荒っぽい味が苦手な人なら抜栓後にあえて1時間放置して意図的に変化させるのも美味しく飲む手段の一つ。 抜栓2時間以上経過すると、穏やかさが突き抜けて妙にクリアーな味になる。 喉越しにピリピリしたものは感じるが、これはこれで意外に(?)綺麗な味。 味の厚みの割りには透明感があって面白い。 濃い色合い、目立つ樽感、明確な果実味。典型的なパーカー90点のスペイン。濃い味のワインが好きな人が大いに好むであろうワイン。まぁ、自分は好きですw。裏の日本語ラベルには「ローストビーフや牛の煮込み料理によく合います。」とあるけど、牛の煮込みはわかるがローストビーフはどうだろ?ローストビーフの“ソース”には合いそうだけどww。要するに“甘辛い味”と相性が良いんだと思う。値段以上。この位のパワーのワインなら安くとも1600円以上があり得る。でも、パーカーポイント90点のスペインワインがお買い得アピールして1480円ならまぁまぁ標準か。ワインショップ グラシアス ブロ・バレロ・クリアンサ2004 1743円1700円台、味から察する値段設定としては分からんでもないがお得感はあまり無いな。この価格でなら興味がある人・好きな人が買えばそれで良いレベル。
2009/04/02
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