椿荘日記

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けむり男と落ちてきたお月様~2


けむり男と落ちてきたお月様~3


けむり男と落ちてきたお月様~4


その6


January 14, 2003
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カテゴリ: カテゴリ未分類
先達ての連休以来、また風邪を引いてしまいました。熱などは無いのですけれど、かなり強く咳き込みますので、大事を取って、なるべく家の中で暖かくして安静にしております。


この、マリの「椿荘」近くにある「大磯プリンスホテル」に、日帰り入浴が可能な、温泉浴場が新たに作られまして、以前から一度行ってみたいと思っておりました。
期待通りの、露天風呂の景色の良さ(相模湾が目の前に広がります)に、すっかり好い気分となり、母や他のお客様とお喋りをしながら、何度も出入りしたりして、結局随分長湯をして疲労してしまったのでしょうね。
久し振りの大きなお風呂での入浴で、実家の両親は本当に嬉しそうでしたし、それはそれで良かったのですけれど、折角の「湯治」で、風邪を引いてしまったら元も子もありませんものね(苦笑)。
この三日間続いたお休みは、日曜日の晩、茅ヶ崎の議員氏の事務所で行われた、「新年会(調理師の資格を持つ議員氏が、手ずから握られた「お寿司」が振舞われた、それは楽しく美味しい新年会でした)」や、夫と息子と共に買い物や、お弁当持参の「遠足」で、外出が続きましたので、その疲れもあったのかもしれません。

そう、「日帰り温泉」の前日は、お弁当を持って、やはり大磯にある「城山公園(その名の通り、城跡の様です)」に、夫と息子と共にお弁当持参で行って参りました。
やはり暖かい一日で、国道沿いの古い道標や道祖神様のところには、お正月のお飾りや、破魔矢、繭玉飾りが櫓を立てた上に、飾り付けられた様に堆く積み上げられ、お焚き上げを待っているのが見受けられ、田舎ではありますけれど、古い土地柄であることを物語っております。

この公園は、資料館やお茶室も併設されて、鯉のいる大きな心字池もあり、お屋敷のような板葺きの門を潜りますと、小石を敷き詰めた緩やかな坂の通路が、全体的に小高い丘の様な設えの公園を、螺旋状に走っておりますので、それに従い登って参りますと、相模湾を一望出来る展望台に到着致します。お天気の好いこの日は、澄み切って、遠く広がる青空を背景に、丹沢山系や、白装束の富士山の雄大な姿も望めました。

昼食後は、園内の散歩で、嬉しそうにはしゃぐ息子を、夫がビデオで撮ったり、あちらこちらの小さな流れに、夫と共に木の葉を投げ入れ、競争遊びに興じたりする姿を眺めつつ、竹林や様々な種類の木々のざわめきに耳を傾けておりますと、何とも言えぬ幸せな気持ちで、心が和むようでした。

心字池の傍の、板塀に囲まれたお茶室では、お座敷に上がって、点て出しですけれどお薄が頂けますので、「僕はいいや」と辞退する息子(やはりまだまだですね~笑)に、ビデオ係りを頼んで、夫に「お茶」の頂き方を指南しつつ、暑いくらいの日当たりの良い縁側で、暫く休憩がてら座りこんでおりました。
マリは結婚する以前から、夫のイギリス赴任に同行する為に日本を離れるまで、東京は、世田谷にお住まいになっていたお茶の先生のところにお稽古に通っておりました。
先生は母の知人で、流派は江戸千家、お家元直属の方でしたが、残念ながらご高齢でいらしたので既に他界されてしまい、マリも今は忙しさと怠け心(?)に負けて、ご縁無く暮らしております。でも、いずれは身辺が落ち着きましたら、お稽古を再開したいと考えておりますので、その為にも少しずつ、おさらいする必要があるでしょうね。

久し振りに頂くお薄に、夫もすっかり気を良くしたらしく、家でも頂きたいと申しますので、ほぼ忘れてしまった袱紗捌きやお道具の扱い、お点前の手順を、頭の中で思い出しつつの帰途となりました。
家に到着し、早速お茶箱を取り出して恐る恐る広げてみましたけれど、やはり殆ど忘れてしまっていることに愕然としまして(苦笑)、教本と首引きで、取り合えずお盆点前からの、「おさらい」となり、俄然面白くなって、仕切りと催促する夫を前に、その翌日、不承不承、首を傾げながらの披露となりました。
自信の無かった袱紗捌きは兎も角、身のこなしや足捌き、茶杓や茶筅の扱いは、思ったよりも覚えておりましたが、感心して見ている夫(お茶席に入ったことが殆どありませんので)は誤魔化せても、やはりマリ自身は「??」ですので(苦笑)、折角の機会ですし、明日からは少しずつおさらいをしなければと、「思い付き」のお茶のお稽古に、内心「果たして何時まで?」とも思うマリでした(笑)。







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Last updated  January 15, 2003 10:39:27 AM
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