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まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとビスケットの本から、ハニージンジャークッキーを作りました。手でぐるぐる混ぜ合わせるのも、生地を伸ばして型を抜くのも、ほとんどヨウ一人で。半分は目と口、ボタンも付けて、かわいいジンジャーブレッドマンが焼きあがりました。 ちょっと焼きすぎなのか?硬かったー。けど、生姜の風味がほんのりして、おいしかった。あーちゃんも硬いけど一生懸命かじってました^^
2010.01.31
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1月の読書、20冊でした。こんな冊数は最初で最後だと思うので、月間ベストを勝手に発表します^^1位 『空飛ぶタイヤ』池井戸潤2位 『悪人』吉田修一3位 『学問』山田詠美4位 『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘それぞれ過去日記に感想載せています。5位 『日日是好日』森下典子25年間お茶を習ってきた筆者が、お茶を通して実感したことを書いたエッセイ。「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」は私の好きな言葉だったため、まずは題名に惹かれて借りた。どんな日だって楽しむことができる。雨の日は、雨を聴く。その日を思う存分味わう。この本を読んで、筆者の思いからその深い意味を感じ、ますます好きな言葉になった。私も社会人のときお茶を習っていて、会社から慌しく向かうも、一歩お茶の先生のお宅に入ると別世界で、心癒される時間であった。でも筆者と同じように、季節ごとに変わるお点前にとまどった、(冬に炉が現れたときには、何だ!?と思い、斜め45度で座ることが不思議だったこと、懐かしく思い出された。)でも、決められたお茶の手順を、季節ごとに淡々とこなした先には・・・自由が待っているそうだ。季節を匂いで感じるような経験してみたい。「風炉の季節になって茶室が南の庭に向かって開け放されるころ、気分が開放的になり、血がさわぎ、何か新しい活動を始めたくなる。その反対に、茶室の障子が閉じられると、視線が自ずと自分の内側に向かう。炉を囲み、燃える炭火を見つめながら、内省的になっていく。」「活動的な夏もいいけど、内にこもる季節もいい。どっちが良くて、どっちが悪いじゃなくて、どっちもそれぞれがいい」上記は私も感じていたこと(シュタイナー教育でもいわれていること)で、お茶と結びついたことに感動した。その他、最近読んだ本(再読含む)ソーシャルライブラリーに感想載せています。来月は村上春樹さんや宮部みゆきさんの長編ものを読みたいと思っています。最初で最後の月間ベストでした^^
2010.01.31
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あーちゃん、昨日で1歳1ヶ月になりました。今日は2ヶ月違いの男の子と遊び、二人でおもちゃを「どうぞ」とやり取りしている姿を見て、母たちは感動してしまいました。一人でもかわいいけど、二人だともっとかわいい♪ママに食べさせるのもブームで、自分ももぐもぐしながら、ママに「はい」自分の口から出したものも「はい」とママの口に持ってきます^^要求が強くなりました。ほとんど「あーあー」ですが、お茶をほしいときだけ「ちゃ」と言うようになりました。あとは「おっぱい」のベビーサインをしながら、なぜか「たっくん、たっくん」「もっと」のベビーサインもよく出ます。ご飯を要らないときは「ない」と言ってスプーンを払い除けます^^;うんち、おしっこをすると「でた」と言っておむつ(ほとんどお腹の辺り)をぽんぽん叩いて教えてくれます。紙おむつのときは、自分でゴミ箱に捨てに行くように。(たまに他のものも捨てたがって困りますが。)1週間くらい前から3歩歩くようになりました!大きなものを持ちながら立ったり歩いたりもします。音楽が大好きで、音楽が流れると体を揺らしています。お兄ちゃんの歌やピアノに合わせてもノリノリになってくれるので、お兄ちゃんはうれしそうです。色んな状況もわかるように。朝、パパがかばんを持つと「ばいばい」します。友達を見送るときや、幼稚園バスを見送るときにも。「こんにちは」もするようになりました。お誕生日プレゼントに、義姉からメルちゃんをもらい、くしで髪をとかしたり、頭なでなでしたり大好き大好きとしたりして、かわいがっています。こんなに小さいのに、お人形のお世話をしていて、なんだか微笑ましいです。あーちゃんよりもお世話しているのはヨウなんですけどね^^一緒にお風呂に入れて、髪の毛の色変わったーと喜んでます。あーちゃんの動きが激しくなってきて、ヨウがあーちゃんに怒る回数も増えてきました。それに合わせて、私の怒る回数も;何人かの友達も、二人目は1歳になってからが大変(上の子の物を取ったり壊したりするから)と言っていたけど、最近そうだなぁと実感しています。妹はかわいいんだけど、自分の思うようにしたいときもある。よね。私もヨウの気持ちを考えながら、日々成長していきたいです。
2010.01.28
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先日、本屋さんのおはなし会に行き、ヨウが「おてて絵本」を披露しました。そのときもらった認定会員証がこちら。ヨウが作った2つのお話。ヨウとあーちゃんがどうぶつえんにいきました。そこからかんらんしゃがみえました。それから、ゆうえんちにもいきました。ゆうえんちでかんらんしゃにのりました。かんらんしゃから、さっきいったどうぶつえんがみえました。うさぎがおはなをつんでいました。おおかみがうさぎをねらっています。パパとヨウはおおかみのめに、せっちゃくざいをつけました。それからおなべにいれて、やいてたべました。家に帰ってきて作ったお話。おてて絵本をやった後、絵に描いていました。 大人のように、オチを考えたりしない。思いつくまま、すらすらとお話を作れる子どもたち。素敵です。そして、残酷な話、汚い話も大好きだよね^^昔話の影響か、最近ヨウが作るお話も残酷なものが多くなってきました。2年前のサトシンさんのワークショップのときは、テレビで放映されるなんて思ってもいなかったのですが、いまや大人気ですよね。NHK教育「みいつけた!」のおててえほんコーナーでかわいい絵を描かれているのはのぶみさん。(のぶみさんのワークショップはこちら)今図書館で借りています。平仮名で書いてあるので、ヨウも読んでげらげら笑っています。子どもが面白いお話を作れるのは、子どもなのかも。 どうか純粋な子どものままでいてほしい、と願う。10年後の自分へ手紙を書き、10年後に家のポストに届く、というイベントを市でやっています。 幼稚園で書いてきた手紙の抜粋。10ねんごのヨウへ ヨウよりままとなかよくしてますか。ままをだいすきにしてますか。ままとたのしくあそんでますか。ままをだいじにしてますか。10ねんごのままとぱぱとあーちゃんへ ヨウよりみんなとなかよくしてますか?みんなだいすきにしてますか?みんなだいじにしてますか?みんなとたのしくあそんでますか?みんなだいすきだよ。みんなじゃんけんとかであそんでますか?10年後といえば、ちょうど反抗期?この手紙を家族みんなで微笑ましく読むことができたらいいなぁ。忘れた頃にこの手紙が届いたらびっくりしてうれしいかもしれないけど、控えを手元に置いておいて、この手紙のように、ヨウの大好きな家族になれているかどうか、確認しながら過ごしたいとも思う。
2010.01.24
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「クーヨン」掲載のレシピで気になっていたかるべけいこさんの著書、自然がくれた愛情ごはんを図書館で借りてきました。阿蘇での自給自足の素敵な暮らしぶりをうかがえ、その季節に採れる野菜の素材を生かした料理はどれも作ってみたくなるものばかり。器も素敵で(ももぐさのものもあります)、旦那様が撮る写真も美しい。Nonaka Family's Simple Lifeかぼちゃスープは、練りごまと塩のみのシンプルな味付け。 れんこんの磯辺揚げは、さつまいものすりおろしを入れるところがポイント。 里芋とくるみの和えものは、ヨウが「ごま豆腐みたい」と言っていました。 生しいたけのれんこん詰め。葛粉をはたくからほどよく固まって、食べやすい。これが家族に一番好評でした。 ほぼ毎朝作る味噌汁は、雑穀を入れたり、練りごま、すりおろしれんこんやすりおろししょうがを入れたりします。最近はかるべさん、行正さんの影響で、いりこだしを使っています。味がまろやかになる、と夫。すりごまをかけるのも最近のお気に入り。あと、最近夫のスープ弁当を作っています。ヨウと一緒のおかずでは全然足らなくて、それならお昼ごはんの(私とあーちゃんの)スープを朝作っちゃって、それも持っていったらどうかな、と思ったのがきっかけ。本当はステンレス保温スープケースがあるといいんだけど、今は水筒で^^具だけまげわっぱに入れていきます。会社であったかいスープを飲むとほっとする、野菜をたくさん摂れていい。それにすごい節約になる(こちらのほうが重要)、と夫もスープ弁当大絶賛です。あとはおかずを充実させるべく、もっと私たちのお弁当を見て作り置きしよう。
2010.01.23
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ご心配おかけしましたが、PCすっかり直って、修理出さなくてもよくなりましたー。近年小説を全くと言っていいほど読んでいなかったのに、最近は読書熱が何よりも勝っているため、ブログもほったらかしですが;今年に入って読んだ本は14冊。私にとっては驚異的な数字です。私の本棚はこちら読み終えた直後のレビューを最近掲載しています。(携帯から見てくれている友達も多いので、そのままコピーします。)『学問』山田詠美高校生のとき衝撃を受け、一番好きだった作家さん。若者向けと勝手に思っていて、ずっと読んでいなかったが、とんでもなかった。今でも衝撃的。それでいて、その頃よりも深いところまで読み取れて面白い。当時読んだ作品ももう一度読んでみようと思う。子どもから思春期にかけての性への目覚めを軸に、男女4人組が生き生きと描かれている。題名を「学問」としているところに作者の意図がうかがえる。洗練されていて、キレが良い文章。考え尽くされた比喩にはうまい!としばしば感動。キラキラした子どもの世界に浸ることができた。それぞれの人物の訃報も記されていて、どんな人生を送ったかを想像でき、登場人物にますます親近感が湧いた。『風味絶佳』山田詠美うーん。上手い。恋愛を食べものにからめて描く心理描写。甘くてエロティックですが、ほろ苦さもあって味わい深い作品。中でも表題作のグランマの「女の子は、シュガー・アンド・スパイス」は名言。先ほど知りましたが、映画になっていたんですね。しかもタイトルがシュガー&スパイス。レビューにも書いたけど、私の中での第二次読書ブームのきっかけが山田詠美さんでした。(ちなみに、第一次は小学3年生のときの江戸川乱歩。なんて渋い。)すっごく久しぶりに読んで、あの時の感動を思い出しました。角田さんの著書も読み進めています。『三面記事小説』角田光代実際の事件をもとにしたフィクションの短編集。それぞれのタイトルページにその事件の新聞記事の三面記事が掲載されているが、私は一番最後に読んで、なるほどこの記事がこんなストーリーに、なんて思いながら楽しんだ。リアリティがありすぎて、ホラーを読んでいるようにゾクゾクした。事件の裏には、本当にこんな背景があったんじゃないか、と錯覚させる作者はすごい。『この本が、世界に存在することに』角田光代本をテーマにした短編集で、本好きの人なら共感するところが多々あると思う。作中にあるように、昔読んで面白くなかった本を、今再び読んでみるとそうだったのかーということも多い。本が面白くないんじゃなくて、そのときの好みに合わなかっただけ。それ故、好みの本との出合いは感動もので、読書をやめられない。角田さんの大好きな著書(日記はこちら)、『八日目の蝉』がNHKでドラマ化されるそうです→☆好きな本の映像化ってうれしいんだけど、イメージ違ったらどうしようっていう不安もありますね。でもこれは見てみよう。その他、最近読んだ本。(ソーシャルライブラリーにレビュー載せています。)『ファミリーポートレイト』は『八日目の蝉』とよく並べられるようです。子連れの逃亡劇という点で共通していますが、私にとっては全然違いました。母が子に押し付ける、虐待を含む歪んだ愛は、苦痛でしかなかった。。子どもにとって母親が絶対の存在で、その先付きまとうことも。でも、すごく評価の高い本で、逆に『八日目の蝉』は誘拐犯だし・・・という点からも、厳しい評価の方も多いです。人によって感じ方が全然違う。でも、それが読書の楽しさだと思うのです。好みの本か否かの違いだけ。色んな人のレビューを(絶対に読後に!)読むのは面白い。私がお勧めの本を読んで、全然だめだったーという方、よかったら教えてくださいね。今年の本屋大賞ノミネート発表されましたね。『神様のカルテ』『植物図鑑』『新参者』『猫を抱いて象と泳ぐ』『横道世之介』の5冊は図書館で予約していますが、いつ回ってくるかなぁ。去年の大賞『告白』ももう何ヶ月待っていることか・・・(予約時、78人待ちだった。)『1Q84』は127人待ちで予約もしてません。今年中には買って読みたい。
2010.01.22
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昨日までインターネットが全く見れなかったのに(画面真っ白で・・・)、今日はなぜかできてる!!明日修理出す予定ですが、明日も調子良ければ様子見ようかな。忘れないうちにこれだけはUPしたいと思っていました。16日は久しぶりに森のたんけんたい、野遊びに参加しました。9時に集合。「寒い寒い」と半泣きのヨウと大泣きのあーちゃん。でも、一生懸命薪を集め、火熾しを始めると、「暑い」と汗だくに。本当に火が、ありがたかった。家で切った野菜を持ち寄り、大きなお鍋で野菜スープ作り。そして、パン生地を捏ねて、火の近くで発酵させます。それでもね、あまり発酵していないと思うけど・・・竹に生地を巻きつけて炭火で焼く。こんがりいい匂いがしてきます。 パンをぐるぐる回しながら焼くのは時間かかりますが、ヨウが最初から最後まで見ていてくれました。それはそれはおいしそうに焼きあがりましたよ! ヨウのはバジル入り色んな具が入った野菜スープもおいしかった。外で食べると、温かい食べものに幸せ感じますね。
2010.01.16
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PCをだましだまし使っていましたが、とうとう壊れました。何度も立ち上げて、ようやくこの日記を書いています。(最後の力をふり絞って・・・) 今冬3度目の積雪。雪だるまにまた会えたね。来週PC修理に出します。しばらくブログをお休みさせていただきますね。ソーシャルライブラリーには登録しましたが、吉田修一作『悪人』すごくよかったです。いったいだれが悪人なのか。被害者、犯人とその周りの人々が細かく書かれていて、心揺さぶられました。秋に映画公開されますね。妻夫木くんが主演(悪人)だそうです。『悪人』のサイトでは、九州の舞台の地図や写真など載っています。よかったらご覧くださいね。『風に舞い上がるビニールシート』は表題作に涙涙でしたが、一編目のプリンに合う器を探す旅の舞台が多治見で、オリベストリートや市之倉が出てました。ストーリーも好みでした。『それからはスープのことばかり考えて暮らした』サンドイッチやスープを絶対食べたくなります^^何か起こるわけでもないんだけど、心温まるストーリー。では。。携帯からコメントのみ見れますので、何かありましたらコメント願います。掲示板は見れません。【追記】今再びPC開いたら、普通に見れました(笑)でも修理は出すかも。
2010.01.14
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まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとビスケットの本の中から、ブルーベリークランブルのクッキーを作りました。この本を買ってから、ずっと作りたいと思いつつ、基本のクッキーに使う全粒粉が切れてるし、それならばとオートミールクッキーを作ろうとしたら、賞味期限切れてた。。今日思い立って、家にある材料だけで作れるものを探しました。薄力粉、アーモンドパウダー、シナモン、きび砂糖、塩、菜種油、メープルシロップ、冷凍ブルーベリーバターを使わないクッキーは久しぶりだったので、どうかなぁと思っていましたが、すごくおいしい。ダイエットのために、とかじゃなく、菜種油のほうがおいしいんだー。と気付きました。きび砂糖もメープルシロップも少ない量なのに、ちゃんと甘みがある。甘ったるくない優しい甘み。さくさくしっとりした食感も好みです。 この本のクッキーの基本は、「手ですり混ぜる」私はお菓子作りの際、なるべくなら手を汚したくないなぁ、と思っていたのですが、油と粉類を手ですり混ぜることで、空気の隙間ができて、さくさくの食感になるのだとか。生地の状態をしっかり感じ、作るたびにその感覚がつかめるようになる、のにも納得。そう思って作ると、なんだか感触が気持ちよく、お菓子作りの楽しみが増した気がしました。ヨウにもお手伝いしてもらい、ヨウは今日も一人で作った気になって、パパに自慢していました^^「大成功だね!!」と言いながら、あーちゃんと二人ですごい勢いで(ボロボロこぼしながら)食べていました。7日にUPし損ねた七草粥。いりこだし+塩(+大人はおろし生姜)のみのシンプルな味付けながら、家族全員がまた食べたいと言ってくれ、青菜でも作りました。 今日の夕食。おうちに帰って、ごはんにしよう。より、牛肉と豆腐、わかめのスープ昆布でだしをとって、(大人は)塩こしょうしてキムチを添えていただく。これまでにない複雑な味で、夫、大絶賛でした。海のものと陸のものを組み合わせると複雑な味わいになるんだそうです。
2010.01.10
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ソーシャルライブラリーの使い勝手が良くて、こちらで読書管理しています。読んだ本、手元にあって未読の本、興味のある本を日付入りで登録することができます。Amazonのレビューだけでなく、独自のレビューも読むことができ、その人の本棚も覗けることが魅力です。(これは登録し、ログイン状態でないと見れないみたい。)自分が好きな本を、同じく☆5つの評価にしている人がいて、その人の本棚を見たら興味のある本が見つかる、というわけです。最近読んだ本は、私なりに評価してみましたが、難しい。読んだときの状況によっても変わるだろうし、読んだ直後よりもう少し経ってからじわじわといい本だったなぁと思うこともある。あくまでその時点の評価ということで・・・私の本棚はこちらですかなりの辛口評価にしていあります。☆4つ以上は読後感が良かったもの。☆4.5も5にしちゃいたいんだけど、本当に好きなものだけ☆5つにしてあります。最初はmixiアプリのソーシャルライブラリーを使っていたのですが、このブログで公にすることを考えて引っ越しました。でもmixiのほうが使ってる人多いみたい。そちらも続けるかも。今年の初読みは、『空飛ぶタイヤ』でした。新年早々いい本にめぐり合えました。経済小説は多分初めて。自分がこれほどはまるとは思っていませんでした。トレーラー走行中にタイヤが外れ、通りがかりの母子を直撃した。トレーラーの「整備不良」が原因とされ、運転していた赤松運送は容疑者となる。しかし、自分の会社は整備をきちんと行っていた。心から社員を信頼し、大手自動車会社に立ち向かって行く赤松社長の姿に心打たれました。そして、世間の目というものがいかに恐ろしいかということも考えさせられました。実在する事故をモチーフにしているので、覚えている方も多いと思いますが、私自身もマスコミに踊らされていました。取引先が消え、取引銀行からも切られる中小企業の弱さ。それに対して、殿様のような態度で取引会社を威圧し、会社の中での自分の保身しか興味のない財閥系グループ会社。きっとサラリーマンならだれしも共感する内容だと思いますが、私のような主婦でも面白かったのは、随所に子どもの話も出てきたから。赤松社長の長男が通う小学校のPTA役員の対応、事故が起こってからの長男へのいじめ等、私もこの母親と一緒になって怒っていました。被害者家族からの視点で見れば、運送会社を恨む気持ちもわかるし・・・母を亡くした息子が歌う「もみの木」で泣けました。色んな視点から1つの事故を見ることができて、すべての事故、事件、こういう風に見なければ何もわからないんだろうな、と感じました。事故の真相が解明されたときには、本当に気持ちよかった!そしてじんわりと涙が出ました。この小説のように、正直者が勝つ世の中であってほしいです。元銀行マンの作者だからこんなに説得力があるのでしょうか。他の作品も読んでみたいです。WOWOWで放送されて(☆)DVDも出たんですね。年末に読んだ本。 コメント書ききれないけど、どれも好きだわ~^^『ささらさや』は赤ちゃんを育てる話でふんわり優しい気持ちになれます。『ジョゼと虎と魚たち』映画がすごく評判いいので観たいのだけど、近所でレンタルしてないんです。。それで原作読みました。ピュアで切なくて優しい・・・これは映像で観たいなぁ。(短編集で、これだけでいえば☆5つ)他も女心の心理描写がすごかったです。『しあわせのねだん』やっぱり角田さんて面白い人だ。家計簿のエッセイみたいな感じですが、お母さんとの旅行、「記憶 9800円×2」がすごくよかった。“20代でのお金の使い道は、その後のその人の一部を作る”というのにも納得。“ゆたかであるというのは、お金がいくらあるというのではけっしてない”ということも。『トラちゃん』は何度でも読む本になると思う。とにかく癒される~。動物ってこんなこと考えてるんだなぁ。。面白いし、人間に置き換えて考えると奥深い。『桜ハウス』何ヶ月も予約待ちしてようやく読めました。年齢も性格も違う4人の女性が1つのアパートで暮らす物語。色んな悩みを話し合えたり、一緒に食事ができたり、すごく楽しそうでいいなぁと思いました。一番年上の女性が、今は男よりも食に興味があると言っていて、私のことかと思いました(出てきた色々な食べ物がおいしそうで、食べたくなりました)(笑)最後の章に出てきたダンディーな男性の話がすごく良くて、思わずメモしちゃいました^^「むりやり結論を出そうとすると、あとで反動がきて、ものすごい罪悪感におそわれたり、 自分が抱え込めない分だけ他人のせいにしてその人を恨んだりするようになったりもする。だから今は、もう少し様子を見たらどうかな。」 『いのちのうた』はちょうどあーちゃんの誕生日前に読んだから胸がきゅーんとなりました。お母さんが子どもに与える無償の愛ってすごい。それに環境問題も混じっていて、短いけれど読み応えのある物語でした。リンクにないけど『ムーンライト・シャドウ』は『キッチン』の中に入っていたストーリー。『キッチン』実家の本棚にあるはずなんだけど、ほとんど覚えていなくて・・・今再び読むことができてよかった。
2010.01.04
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