全5件 (5件中 1-5件目)
1

映画『マグニフィセント・セブン』(原題:The Magnificent Seven) 2016年のアメリカ合衆国のウエスタン・アクション映画。 監督はアントワーン・フークア、脚本はニック・ピゾラットとリチャード・ウェンク。 1954年の日本映画『七人の侍』を基にした1960年の西部劇映画『荒野の七人』のリメイクであり、デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、イ・ビョンホン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、マーティン・センズメアー、ヘイリー・ベネット、ピーター・サースガードらが出演する。 ----------------------------------------------------------- 【STORY】 冷酷非道な悪漢バーソロミュー・ボーグに支配された町で、彼に家族を殺されたエマ・カレンは、賞金稼ぎのサム、ギャンブラーのジョシュ、流れ者、拳銃の達人など、荒れ果てた大地にやって来た<訳ありのアウトロー7人>を雇って正義のための復讐を依頼する。 最初は小遣い稼ぎの為に集められたプロフェッショナルな即席集団だったが、圧倒的な人数と武器を誇る敵を前に一歩も怯むことなく拳銃、斧、ナイフ、弓矢などそれぞれの武器を手に命がけの戦いに挑んでいく―。 ----------------------------------------------------------- 2020年4月25日(土)、未だ続く週末の不要不急の外出自粛要請に従い、大人しく自宅に引き篭もってBlu-rayにて鑑賞しました。 相方はあまり西部劇に興味がないらしく、家事などの雑用の片手間にチラッと観ている程度でした。 この作品については、以前『七人の侍』を観た時に若干興味が湧いていたのですが、ネットで調べると思ったほど評判が良くなかったので鑑賞を見送っていました。 それが何故に今更ながら観ようと思ったかというと、間違いなく最近寝る間も惜しんでハマっている『レッド・デッド・リデンプションII』の影響ですね。 自分は昔からプレイしてるゲームに影響されやすい人間なので、西部劇のゲームを始めたから西部劇の映画が観たくなったという単純明快な理由となります。 本来ならば、『七人の侍』の最初のリメイク作品として1960年に製作された『荒野の七人』から観るべきなんでしょうが、折角なので最新作のクオリティが高い映像で楽しみたかったんですよね。 もう一つの理由としては、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでスター・ロードを演じていたクリス・プラットが出演している事ですね。 自分は普段好んで洋画を観ないので海外の俳優にはあまり詳しくないのですが、クリス・プラットのイケメンだけどバカっぽく、でもいざという時には頼れる兄貴的な演技が個人的にお気に入りなのです。 そんな訳で前置きが長くなりましたが、この作品を鑑賞した感想です。 過去作のリメイク作品なので、物語としては7人の無法者が紆余曲折あって勢揃いし、そのうち4人が犠牲になりながらも辛くも勝利し、最後に生き延びた3人が何処かへ去っていくという大筋は変わらないので、先の展開が読めてしまうのはご愛敬。 原作となる『七人の侍』が207分という超大作で、それをコンパクトに133分にまとめた関係か、全体的にテンポ良く感じる反面、大きな揉め事もなくあっさりと7人の無法者が揃い、いつの間にか終盤に差し掛かっていたので物足りなさを感じてしまいました。 単純明快な西部劇として観ると素晴らしい作品でしたが、劇中に登場する7人の関係性が今ひとつで、もうちょっと7人の絆や信頼関係、利害関係、町の人達との交流などを描写すると良かったかも知れませんね。 この作品がネット上で批判されている主な理由としては、黒人の保安官や韓国人のナイフ使いはあり得ない、この時代のガトリング銃はあんなに連射できないなど、当時の時代考証的に設定が合っていないという意見が大半でした。 このリメイク作品の元となった映画が世界的大ヒットを飛ばした有名な作品だけに、細かいところまで粗探しされ、過去作と比較されるのはしょうがない事だと思います。 特に近年の洋画では、人種の多様性に配慮して様々な人種を揃えた配役になる傾向にあるので、時代考証云々よりも人種差別問題を考慮したキャスティングにせざるを得なかったのでしょう。 それから些細な事なのですが、数倍の敵の軍勢から集中砲火を浴びても7人の無法者には銃弾が当たらない、7人の無法者に犠牲者が出て最期の瞬間を迎える時に銃弾を何発撃ち込まれてもしぶとく倒れないなど、いわゆるご都合主義の過剰な演出が気になったかな? ちなみに「西部劇」はアメリカ合衆国の西部開拓時代を舞台にした作品で、日本に侍がいた時代の「時代劇」と比較して舞台は違えど共通点が多く、いわゆる勧善懲悪モノなので、日本人でも老若男女を問わず誰でも楽しめるジャンルだと思います。 所詮、映画は実話ではなくフィクションなので、有名な俳優陣の格好良い演技を堪能しつつ、あまり難しい事は考えずに勧善懲悪の娯楽作品として純粋に楽しめれば良いのではないかと思います。 色々と細かい粗は目立つものの、短時間でさらっと西部劇欲を満たせる、いい意味での良質なエンターテイメント作品でした。
2020/04/27
コメント(0)

ここ最近、すっかり『レッド・デッド・リデンプションII』のスローライフ生活に魅了されているのですが、毎晩のように本編のストーリーモードを始める前にオンラインモードで専用キャラクターの容姿をいじって自己満足しては、翌日には納得いかずに専用キャラクターの容姿をいじり直す生活が続いています。 ちなみに、どのようなゲームであっても自分の専用キャラクターを作成する際には、自分の分身としてキャラクターの容姿を本人に似せたい個人的なこだわりがあります。 可能であれば渋いアジア人系のおっさん顔が理想的なのですが、本作は洋ゲーなのでアジア系の顔に寄せるのが非常に難しいんですよね。 当初は専用キャラクターを一旦削除して最初からやり直していたのですが、2度目のやり直し後に序盤のチュートリアル的な部分さえクリアすれば何度でも容姿を変更できる仕様に気付き、そこからキャラメイクへのこだわりが加速した気がします。 今回は、そんなRDR2のオンライン専用キャラクターのキャラメイク仕様を紹介したいと思います。 初めてオンラインモードをスタートすると、プレイヤーが誰かの罠にはめられて無実の罪で刑務所に連行されるところから物語が始まります。 刑務所に男性と女性の2人が連行されてくるのですが、この時点では2人ともランダム作成キャラクターで、逆光による陰で表情が見づらい状態になっています。 ここで選択肢が出て男性か女性かを選び、性別が決まるといよいよ本格的なキャラメイクのスタートです。 キャラメイクのメインメニュー項目は、以下の5つとなってます。 ・名前 【日本語も可能】 ・外見 【※別途説明】 ・口笛【スタイル1~5、音の高さ、鮮明度】 ・ステータス【ライフ、スタミナ、デッドアイに2ポイント割り振る】 ・決定 ※画像はイメージです この中の「外見」にはオプションメニューがあり、性別ごとに各種15項目を設定して細かく容姿を設定していきます。 ※画像はイメージです ※画像はイメージです ・全てランダム ※ランダムで設定されます ・遺伝【頭部01~20】※骨格を選ぶ ・肌の色【3種類】※頭部選択により変化 ・年齢【18~60歳まで】※しわの深さや肌年齢が変化 ・体格【細め、アスリート、平均、太め、筋肉質】 ・目の色 ・眉毛 ・目と眉【広い、キツめ、のんき、普通、狭い】 ・鼻【細い鼻、幅広の鼻、上向きの鼻、カギ鼻、普通の鼻】 ・口と唇【低い口、高い口、戯れな口、小さい口、普通の口】 ・下顎と顎先【引っ込んだ顎、エラの張った顎、普通の顎、幅広、狭い】 ・耳【大きい耳、小さい耳、垂れ耳、突き出た耳、普通の耳】 ・頬【やつれた頬、広い頬、普通の頬、こけた頬、ふっくらした頬】 ・歯【健康な歯、金歯、ボロボロ、農家の人、神経が死んだ歯、歯茎、田舎者】 ・髪型、髪の色【髪なし、上品な左分け、薄め、毛量の多いセンター分け、ロング右分け、ゆる結び、ワイルド薄毛、ロングオールバック、ワイルドチョップ、ショートカーリーアフロ、カーリーアフロ】、髭【髭なし、セイウチ風、海の歌、山男風、貴族風、田園風、ヤギ風】 ・ライフスタイル【肌の斑、顔色、顔色2、そばかす、ほくろ、染み、傷跡、疲労】 ※画像はイメージです まずは自分の名前を入力して、次に細かい外見を決めていきます。 遺伝と年齢でキャラクターの方向性がほぼ決定すると言っても過言ではないので、キャラメイクでは非常に重要な要素だと思います。 肌の色、体格、歯形、髪型、髭は、選択肢から選ぶだけで微調整できませんが、それ以外の各種要素は選択肢から選んだ後に、さらに細かくカスタマイズする事が可能です。 外見が固まって容姿が完成したら、馬を呼ぶ時の口笛を決めて、各種ステータスを割り振り、遂にオンライン専用キャラクターの完成です。 メインメニュー項目の「決定」を押したところで、運転免許証のように写真撮影があって専用キャラクターの画像が確定しますが、この撮影に失敗すると、キャラクターが目を瞑っていたり、口を開けていたり、残念な表情になるので注意が必要です。 こうして数日間悩み続けて、ようやく専用キャラクターが完成しました。 実際に動かしてみると多少の違和感を感じたりもするのですが、どこかで妥協点を見つけないと永遠にキャラメイクが終わらないので諦めも肝心でしょう。 結局のところ、なかなか妥協点が見つからないまま、それから数日間悩みに悩んで試行錯誤した末に、ようやく辿り着いた現時点での完成形が以下の状態です。 またふと思い立ってキャラメイクで悩むかも知れませんが、とりあえず本編のストーリーモードが終わってから、のんびりオンラインモードを攻略していこうと思います。 【追記】 どうやらキャラメイクの内容にβ版の情報が混在してる感じなので一部修正しました。 ※画像は最新の近影
2020/04/16
コメント(0)

先週の月曜日から『レッド・デッド・リデンプションII』を始めて、早いもので一週間が過ぎようとしています。 日頃の努力(?)の成果か、街道を移動中にすれ違った通行人に気さくに話し掛けるつもりが、うっかり誤って銃を構えて敵対するような凡ミスが少しだけ減った気がします。 このゲームの面白さは、広大な世界を愛馬に乗って自由に駆け巡り、見知らぬ人から依頼された数々のお使いイベントをこなしつつ、道中で遭遇した獲物を狩る、自由で悠々自適な日々を過ごせるところにあると思います。 その膨大なプレイ時間において、特に大きな時間を割いている重要な要素が広大なフィールド間の移動でしょう。 とにかく何をするにも馬に騎乗しての移動が基本となるので、効率重視プレイな人には向かないゲーム性だと思います。 視界を過ぎ行く美しい風景や、刻一刻と移り変わる天候、すれ違う個性豊かな通行人など、それらの要素を無駄だと捉えずに、現実世界のリアリティを追求した結果として楽しめる心の余裕が必要ですね。 さらに本編のストーリーミッション以外は比較的自由度が高く、あれもこれもと欲を出して寄り道すると、つい本来の目的を忘れて時間だけが過ぎていく時間泥棒なゲームです。 流石はオープンワールドだけあって、常に何処かで何かしらのイベントが発生しているので、辺りの様子に気を配りながら注意深く活動しています。 そんな近況ですが、昨日思い立ってオンラインモードでオリジナルのキャラメイクに挑んでみる事にしました。 このキャラメイクが曲者で、元々が洋ゲー作品だけあって用意されたパーツを組み合わせてアジア系の顔に仕上げるのが一苦労でした。 苦労した甲斐があって、何とか自分が納得する容姿になったような?ならなかったような?とりあえず3回やり直してようやくムービーで眺めても違和感ない雰囲気になりました。 折角なのでお試しオンラインで序盤のチュートリアルをクリアして本編と同じく愛馬松風号を手に入れました。 (※画像はオフラインの松風号近影) そこから本格的なオンライン生活が…あれ?何だこれ?一体何すりゃ良いのかさっぱり分からん! 本当は完成したキャラを操作してTwitterに動画を投稿しようと四苦八苦して頑張っていたのですが、やればやる程に意味が分からない。 結局のところ、途中で投げ出して人手不足が深刻な様子のMHW:IBの毒部屋に逃避しに行きましたが、続々と人が集まって来て半端な人数になったので離脱して元の世界に戻りました。 その後、事前にネットで色々と調べてから恐る恐るオンラインに向かい、何とかようやく今後の足掛かりが出来たところで落ちる事にしました。 そのタイミングで、間が悪く懐かしい人に声を掛けられましたが、それなりに深夜で寝る時間だったのでお断りして終了。 これから先に本編を進めて、オンラインはそのうち適当に頑張りま〜っす!
2020/04/13
コメント(0)

----------------------------------------------------------- 『レッド・デッド・リデンプションII【英:RED DEAD REDEMPTION II】』 開発元:ロックスター・ゲームス フォーマット:PlayStation4 ジャンル:アクションアドベンチャーゲーム・オープンワールド 発売日:2018年10月26日(金) プレイ人数:1人(オンライン:2~32人) CERO:Z(18才以上のみ対象) キャッチコピー:「永遠の無法者」 ----------------------------------------------------------- 【ストーリー】 1899年、アメリカ。開拓時代が終わり、法執行官は無法者のギャングを一掃し始めた。 降伏や屈服しない者たちは、次々にその命を奪われていった。 西部の町ブラックウォーターで大掛かりな強盗に失敗した後、アーサー・モーガンとダッチギャングは逃亡を余儀なくされる。 連邦捜査官と国中の賞金稼ぎに追われる中、ギャングたちが生き延びるためにはアメリカの荒れた土地で強奪、暴力、盗みを働くしかなかった。 抗争に関わるほど、ギャングはバラバラにされる危機に見舞われる。 アーサーは、自らの理想と自分を育ててくれたギャングへの忠誠、そのどちらかの選択を迫られる。 ----------------------------------------------------------- ここ最近、都内では週末の不要不急の外出自粛要請が続いており、手持ち無沙汰な週末を過ごしています。 相方のLutzはあつ森やモンGOに夢中ですが、自分はMHW:Iで環境生物の金冠サイズ探しくらいしかやる事がありませんでした。 モチベーション的にMHW:Iでのソロ活動にも限界を感じ、かと言って映画のBlu-rayを鑑賞する気力も湧きません。 そんな週末が最近続いていたので、時間に余裕がある日に暇潰しで遊べる新作ゲームの導入を検討する事にしました。 散々悩んだ末に、以前からずっと気になっていた作品『レッド・デッド・リデンプションII』の購入を決意。 思い立ったが吉日って事で、先週末の2020年4月5日(日)の正午過ぎにPS Storeでダウンロード版を購入しました。 さっそく昼の13時頃にダウンロードを開始し、その時点では予測時間は「残り3時間」と表示されていました。 オープンワールドはデータ量も膨大なので3時間待ちは覚悟していましたが、ちょっと目を離した隙に予測時間が「残り11時間」に増えてた…マジか!? 予測時間は増えたり減ったり変動していたので、せめて当日中にダウンロードだけでも終わらないかと黙ってモニター画面を眺めていたのですが、日付が変わっても終わる気配がありません。 予測時間の増減に一喜一憂しつつ、最終的にゲームのタイトル画面が見れたのは深夜0時50分頃で、何だかんだでダウンロードだけで約12時間ほど…ほぼ半日を費やしました。 そんな状況で購入初日は本編のダウンロードだけで終了し、翌日2020年4月6日(月)にようやく本格的に待望のプレイ開始となりました。 会社から帰宅後、満を持してモニター前のゲーミングチェアに座ってプレイ開始、いきなり長いムービーからゲームスタートです。 本作の音声に吹替版はなく字幕版だけで、事前に登場人物の紹介なども特になく、状況説明も何もないまま唐突にムービーが始まります。 とりあえず、何者かに追われて逃走中のギャング達が雪山の小屋に辿り着いて仲間うちで何やら揉めているようですが、前作をプレイしていないのでいまいち状況が理解不能です。 プレイヤーが操作できるのもムービー間のちょっとしたイベント発生時だけで、実際に行動できる範囲も狭く、予想に反してあまり自由度は高くありません。 恐ろしい程に一本道で進行し、オープンワールドらしくない自由度のないスタートですが、後ほどその深い理由が判明します。 序盤に長編映画1本分ほどのムービーを観る事で自分が置かれた状況を把握し、緊張感のある物語に感情移入させる事で、すんなりゲーム世界に入り込めます。 そしてムービー間に挟まれた各種イベントの一つ一つが、ゲームのチュートリアル的な役割を果たしているのです。 序盤のChapter1だけで2~3時間程度のボリュームがありますが、ここさえ乗り切れば徐々にやれる事も増えて自由度が増します。 そして気付けばあまりにも自由度が高過ぎて、一体どこから手を付ければ良いのか分からないほど沼にハマっている事に気付かされます。 ちなみに、このゲームはオープンワールドの広大で自由な世界なので、世界の至るところで見知らぬ誰かが生活し、ギャング同士の抗争や事件があちこちで発生しています。 のんびり野生動物を追っ掛けて野原を騎乗して駆け回っていると、どこからともなく銃声が聞こえて来て、うっかり近付くと抗争に巻き込まれたりします。 基本的にプレイヤーは馬に乗って移動するのですが、調子に乗ってあてもなく駆け回っていると、とにかく世界が広いのですぐ迷子になります。 移動中に見知らぬ人物に話し掛けられてイベントが発生したり、これまで見た事がない動物を発見して夢中で追っ掛けたり、酒場で大乱闘の喧嘩に巻き込まれたり…と、自由過ぎてキリがない。 ゲームとしては操作性が良い訳でもなく、どちらかというとリアリティを追求して効率が悪い点も多いですが、そういったところも含めてもう一つの世界で生きる感覚で遊ぶと非常に楽しめます。 正直なところ誰にでもお勧めできるゲームではないですが、この世界観にどっぷりハマれると無限に遊びの幅が広がるゲームだと思います。
2020/04/09
コメント(0)

映画『AKIRA』 1988年(昭和63年)日本公開。 原作「AKIRA」が連載中の制作であった為、作者が自ら映画上映用に描き下ろした絵コンテをベースに、映画独自のラストに帰結する形でまとめられている。 映画製作費に、当時の日本のアニメーション映画としては破格の10億円をかけ、70mmプリント・総セル画枚数約15万枚が使用された。 アフレコではなくプレスコを採用して、会話のアニメートもできるだけ自然に見えるように作画され、通常人物の口の動きは3種類であるが、この作品では、日本語の母音数と同じ5種類で描かれている。 同年12月のビデオ化にあたっては作者が自ら200ものカットに手を加え、さらに1億円の巨額を投じ、撮影や音響を向上させた国際映画祭参加版としてリリースした。 劇伴は芸能山城組が担当。ガムランやジェゴク、ケチャを使用した独特の楽曲は、劇伴の枠を超えた独自性を持ち、音楽面でも高い評価を得た。 ----------------------------------------------------------- 【ストーリー】 1988年7月16日、関東地方で「新型爆弾」が炸裂し、第三次世界大戦が勃発。 それから31年後、2019年の新首都「ネオ東京」では、反政府ゲリラと軍との衝突が続いていた。 不良少年の金田は、仲間と共にオートバイでの暴走に明け暮れる日々を繰り返していた。 ある日、敵対する暴走族チームと抗争中に鉄雄が実験体タカシと衝突した事で、金田は仲間と共に警察に捕えられる。 その警察署の留置所で出会ったケイに金田は一目惚れする。 一方、事故をきっかけとして能力に目覚めた鉄雄は、同時に自我を肥大化させて病院から脱走する。 能力の爆発的な成長により強大な力を手にした鉄雄は、怒りに任せて力を振るうようになっていく。 金田はケイと共に、軍のラボに潜入して鉄雄を救おうとするが、暴走した鉄雄によって仲間の山形が殺される。 仲間を殺された事で復讐に燃える金田は、鉄雄との対決を決意する。 ----------------------------------------------------------- 2020年4月4日(土)、都内では不要不急の外出自粛要請が出ていたので自宅に引き篭もりBlu-rayにて鑑賞しました。 この作品には昔から興味があったのですが、これまで鑑賞する機会に恵まれず今まで観れてなかったんですよね。 その思いが再燃したきっかけは、東京五輪延期に関連してネット上で「AKIRA」の話題が盛り上がっていた事です。 新型コロナウイルスの流行で東京五輪が延期になったのを受けて、「予言ではないか?」と噂されているようです。 確かにストーリーの年代に関する部分を抜き出してみると、現実世界との奇妙な一致が多い事に気付かされます。 ○昭和最後の年である1988年(昭和63年)に、関東地方で「新型爆弾」が炸裂して第三次世界大戦が勃発。 ○平成最後の年である2019年(平成31年)の新首都「ネオ東京」が物語の舞台。 ○翌年2020年(令和2年)に、東京オリンピック開催予定。そして劇中の看板に「中止だ 中止」の文字。 80年代に描かれた漫画「AKIRA」の中で、2020年に東京五輪が開催される事はもちろん、伝染病が蔓延する事や、日本がWHOから問題視される事など、現代日本を予言したとしか思えないストーリーが展開されます。 その話題を会社の同僚と話していたら、同僚から「AKIRA」の鑑賞を勧められたのもあり俄然興味が湧いてきました。 大人げない大人を自称する自分なので、その勢いに乗ってすぐさま某通販サイトでBlu-ray購入に踏み切りました。 注文した当日の3月23日(月)時点ではセンター在庫がなく、「3月31日から4月10日に配送」と通知されました。 その翌週4月31日(火)時点では「4月3日から4月6日に配送」に変更され、さらに翌日には「4月5日に配送」に変更されました。 熱が冷めないうちに週末ゆっくり鑑賞する為に、何とか4月3日(金)に受け取れないものかと注文履歴を探ってみました。 ところが、最初に予約した時点でセンター在庫がなく「通常配送」しか選べなかったので配送日変更が出来ません。 その過程で注文画面を確認すると、4月2日(木)の当日中に注文すると翌日4月3日(金)配送されると表示されています。 これはあくまでも予想ですが、恐らく自分が注文した事でセンターに予備在庫が入荷したんだと思われます。 自分の注文によりセンターに予備在庫が入荷した(勝手な妄想)のに、何故に当事者の自分は恩恵を受けられないのか? 黙って到着を待てるほど大人じゃないので、思い切って注文をキャンセルして再注文したら翌日配送となりました。 前置きが長くなりましたが、そんな経緯でようやく先週土曜日に「AKIRA」のBlu-rayを鑑賞する機会に恵まれました。 ちなみに相方のLutzは本作にちょっとしたトラウマがあるらしく、決して本編を観ようとはしませんでした。 鑑賞した感想としては、スピーディーで破綻のない演出が素晴らしく「AKIRA」の世界観が凝縮された作品でした。 当時流行っていたサイバーパンクというジャンルを代表する作品として、後世に語り継がれる名作だと思います。 ちなみに、原作者である大友克洋が描くキャラクターを最初に目撃したのは、映画「幻魔大戦」が最初だったと思います。 その当時は劇場版アニメ自体が珍しく、目に映った大友克洋が描くリアル寄りのキャラデザインに魅せられました。 大友克洋が描く登場人物は、まったく美化されずに、細い目、低い鼻の見たままアジア人的な容姿で描かれています。 どこか身近な存在に感じる登場人物の容姿が、カルト的な作品にリアリティを感じさせる要素になっていると思います。 このリアリティ溢れるデザインと、もはや予言書と思わせる設定が、今でも多くの人を魅了し続けているんでしょう。 映像世界を彩る音楽も特徴的な独特の雰囲気で、退廃的な世界を描く本作には合っているように感じられました。 古い作品ではありますが、当時として破格の作画枚数で静止画が殆どなくCG全盛の現在でも通用する素晴らしい映像です。 登場人物の動きだけでなく、背景のビルや街並みも抜かりなく、疾走するバイクの尾を引くテールランプが格好良い。 30年以上前の作品ですが、独創的な世界観と緻密な映像表現が今なお色褪せない大友克洋による傑作SF作品だと思います。 「AKIRA」という作品を知らない多くの若い世代にも、機会があったら是非観て欲しい素晴らしい作品です。
2020/04/07
コメント(0)
全5件 (5件中 1-5件目)
1


