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本日のワインは、テッレ・ディ・ガラトローナ1997、生産者はペトローロです。セパージュはサンジョベーゼ70%、メルロ30%となります。誰が言ったか言わなかったか、トスカーナのペトリュス「ガラトローナ(メルロ100%)」とサンジョベーゼのフラッグシップ「トッリオーネ」の共有セカンドの位置づけです。まぁトゥア・リータで言うとレディガフィとペルラート・デル・ボスコのセカンド、みたいな感じでしょうか。さて、感想です。しっかりと茶色やオレンジがかっている暗めのガーネット色。グラスからはおしろいやバラのポプリの香り。果実味は「ド」が付くほどセミドライな無花果。そして枯葉、スパイス、エスプレッソ、ミルクとカカオの香り。セパージュ以上にメルロの押しを強く感じます。柔らかながらも強い甘みと、まだまだ元気な渋苦味をもつタンニン、サンジョベーゼな酸が時間の経過と共に一体化してくる様は素晴らしい。セカンド万歳!購入価格3680円は安い。
2010.05.31
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本日のワインは、ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ2007、生産者はポデーリ・デル・パラディーソです。たまにお世話になっているマスムラさんから、激安のメルマガが着たので購入しました。ヴェルナッチャ100%です。さて、感想です。僅かにオレンジ、そしてグレー掛かったライトイエロー。香りは、未だ熟しきっていないスモモ、グレープフルーツ、ドライな杏の風味も感じられます。飲んでいる途中は、ハチミツレモン水のウェットな甘みが、酸を押さえ込んでいるようなもどかしさを感じます。しかし、フィニッシュは、不思議としっかり残っている酸が心地よい苦味と相まっていい感じなのです。購入価格1300円弱はお買い得感ありますが、平常価格2800円ではちょっと厳しいですね。
2010.05.27
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本日のワインは、バルバレスコ2006、生産者はリバータです。ネッビオーロ100%。バルバレスコ、随分飲んでいませんでしたが、異例の安さ(百貨店で1900円)だったのでおもわず購入しました。さて、感想です。暗めだが透明感のあるガーネット色。グレープフルーツやオレンジのような酸が支配的ですが、タンニンや果実味が不足している感はありません。ラズベリーや木苺、ワイルドブルーベリー、少し獣臭やぐみのようなエグさもあり、テーマは「野生」って感じです。他には鉄やサビ、カカオなども。グラス一杯位を翌々日に飲んだのですが、干しイチジクのニュアンスが強く美味しい。意外とポテンシャル高いのかも。
2010.05.22
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本日のワインは、ヴィノ・デッリ・オルティ2007年、生産者はテルチッチ・マティアズです。セパージュはフリウラーノ50%、マルヴァジアイストリアーナ50%です。ワイン名は、菜園(ORTOの複)の(DE+GLI)ワイン(VINO)で、葡萄をまるで野菜畑のように混植しているからとのこと。混植はもともと、栽培するというより自然に近づけるための手法の一つなのでそっちの意味もあるのかな、というのは考えすぎ?さて、感想です。僅かに緑がかったストロー色、輝いています。黄色の小さな花のような柔らかな香りがグラスから零れてきます。オレンジや八朔、青リンゴ、そして砂糖がけの白いグレープフルーツ、そして白胡椒のような柔らかいスパイスなど。オイリーでミネラルしっかり、仄かでここちよい苦味がいいアクセントになっています。購入価格3千円台前半(失念)、充分価値あり。
2010.05.18
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本日のワインは、シャトー・ル・ボスク1999年です。フランス・メドック地区のブルジョワ級となります。調べてみると「シャトー・ル・ボスク」はボルドー・メドック地区には2箇所存在し、上級ブルジョワ級(サンテステフ村)もありますが、今回のワインは普通のブルジョワ級(ベガタン村)の方です。カベルネ・ソーヴィニョン主体のようですが、詳細は不明です。さて、感想です。エッジにはレンガ色掛かっており、カベルネ主体にしては薄めのガーネット色。香りは煮詰めたチェリー、ドライプルーンやプラムなどの黒果実が中心、そしてローストされた珈琲豆。それなりの熟成により土っぽさ、ハーブ感が出てきています。酸はしっかり、タンニンは強くはありませんが緻密で、全体の構成において不足感はありません。1280円という購入価格には大満足、千円台前半のデイリーワインに比べワンランク上の複雑味を感じます。
2010.05.16
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本日のワインは、チロ・ロッソ・クラシコ・スペリオーレ2005、生産者はジートです。カラブリア州のワインで、ガリオッポと呼ばれる地元品種100%で出来ています。紫がかった濃いめのルビー色。透明感があります。果実香はプルーンやブラックチェリーなど。仄かなバニラ香、白胡椒のような柔らかなスパイス、クミン系のオリエンタルなゆらぎも感じます。甘みや渋み、苦味など過不足ない味わいのバランスがいいかな。神の雫で有名になったリブランディのチロと比べて、パンチは少し控えめだけど落ち着い、飲みやすいチロではないかと。価格2100円位はまずまず合格点。
2010.05.09
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本日のワインは、モンティアーノ1997、生産者はファレスコです。さよなら2010年のGW!(何も出来なかったなぁ~)と前々々回の「ブロ2007」が思いのほか美味しかったので開けてみました。品種はコッタレラの真骨頂、メルロ100%です。さて、感想です。スワリングすると全体的に濃いオレンジ掛かっているルビー色。まずクリーミーなバニラ香が零れてきます。口に含むとプラム、ブラックベリー、チェリー、ぐみ等の果実香と共に、墨汁や鉄分、松脂のようなスッとした香りがします。ココアやミルク、チョコレートの様なロースト香も。時間を経て、どんどん完熟果実の甘みが際立ってきますが、柑橘の強い酸が主体的なので、酸を愛でることの出来る人にとっては素晴らしいワインだと思います。(私はモチロンOK!)
2010.05.05
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本日のワインはサンセール・ブラン2008年、生産者はエリック・ルイス。なんだけど、WEB上で販売されているの同蔵のサンセールとラベルの絵柄が全然違う。何で?まぁ何となくかわいい絵柄が気に入っての「買い」なので、いいんですけど。ソーヴィニョン・ブラン100%です。さて、感想です。青みがかったライトイエロー。香りは、オレンジの果肉、少し青さの残る梨、そしてサンキストレモン。レモン水の酸味、そしてオレンジの皮の苦味。。少し繊細だけれども、フレッシュでフルーティなサンセールの印象そのままのワインでした。冷製の前菜なんぞによく合うと思います。二日目、酸支配が強くてすこし残念。2500円位までならOKだったかも。(実際は3000円弱)
2010.05.03
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本日のワインは、ブリュットNV、生産者はハーデルブルグで、セパージュはシャルドネ90%・ピノネロ10%です。このスプマンテの産まれたアルト・アディジェ地方は、別名ズュート(南)ティロール(チロル)と呼ばれています。チロル地方はアルプス山脈の東側の地域でオーストリーとイタリアにまたがっており、南はこのアルト・アディジェ、それ以外はオーストリーの領土となります。よって、ドイツ語圏の影響を多大に受けている地域なんですね。さて、感想です。輝きのある淡い蜂蜜色。コルクの天井への当たり具合(笑)から、かなりガス圧は高そう。泡の小ささはイタリアではトップクラスの印象。グラスからはイースト香と柑橘の香り。最初は酢橘や青リンゴが爽やかに香り、ドライさが際立っていましたが、時間が経つ毎に金柑や文旦、そして蜂蜜レモンの甘さ、粘りや厚みが出てきました。そうなると、このガス圧の高さや夏みかんのような酸味が活きてくると思います。3500円弱、納得の価格です。
2010.05.01
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