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本日のワインは、チニャーレ2005年、生産者はカステッロ・ディ・クエルチェートです。セパージュはカベルネ・ソーヴィニョン90%、メルロ10%。猪のラベルは6種類で、ワイン商でアーティストのマリア・エンプソンさんのデザイン。このクエルチェートの他にも取扱ワイナリのラベルを描いているようです。さて、感想です。未だ若さ満開の紅紫がかったルビー色。香りは、石榴、干しプルーン、ブラックカラントのような黒果実が中心。そしてピーマンやインク、赤胡椒を中心としたスパイスに珈琲香。開けたては柑橘系な酸の主張が強いが、時が経つ毎に甘い果実味やクリーミーなタンニンの下支えに変化していきます。少量のメルロがとても効いており、柔らかな、そして今でも充分飲める造りとなっています。このワインは頂き物でした。Sっち、ご馳走様でした。
2010.08.29
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本日のワインは、サンタ・チェチリア2001年、生産者はプラネタです。ネロ・ダーヴォラ100%。最近はエトナ・ロッソ人気?か「ネレッロ・マスカレーゼ」に注目が集まっていますが、この「ネロ・ダーヴォラ」もなかなかにエレガントなものも出始めています。シチリアワイン全体的に「洗練」されてきた、ような気がします。が・・・。さて、感想です。エッジがレンガ色掛かったガーネット色。グラスからは紫の花、少し枯れかかったローズやポプリ等が香ってきます。口に含むと、ブルーベリーやアセロラ、プルーン、石榴等の果実香。赤錆とちょっと古びたインク、スパイスにヴァニラ。ハーブ、土やキノコといった熟成香も出てきてます。全体を支配するのがオレンジのような酸味。それに寄り添うようにして、粒子が僅かに粗いけど暖かみのあるタンニンが続きます。旨味もしっかりあります。「洗練」ではない、けど昔ながらの厚みと複雑さを併せ持つ美味しいワインです。
2010.08.26
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本日のワインは、フロールス・ディ・ウイス2006年、生産者はヴィエ・ディ・ロマンスです。セパージュはマルヴァジア・イストリアーナ50%、リースリング・レナーノ35%、トカイ・フリウラーノ15%です。ヴィエ・ディ・ロマンスは大変「土地と品種の個性」を大切にしている生産者で、10種類の白ワインのうち、混醸モノはこのワインとシャルドネ、ソーヴィニョンのドゥトゥンのみです。因みにワイン名は「葡萄の花」の意。さて、感想です。輝くレモン色というか黄色と言っていい程はっきりした色調。グラスからは白い花、バラ、パイナップルの香りが溢れ出ています。非常に香るワインです。他にはドライな杏、幸水、熟したラ・フランス、デイル、タラゴン、甘草のような柔らかなハーブ香、スパイスと非常に複雑味もあります。かなり厚みのある果実でオイリー感も強いのですが、ミネラルや酸がシッカリしているので全然飲み飽きしません。レモンピールの様な心地よい苦味も、それに一役買っているのでしょう。兎に角、美味しいの一言。
2010.08.19
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本日のワインは、カベルネ・ソーヴィニョン2006年、生産者はサン・ファビアーノ・カルチナイアです。当然、カベルネ・ソーヴィニョン100%です。同生産者は、スーパートスカーナのチェルビオーロやキアンティ・クラシコで有名ですが、こんなワインも造っています。さて、感想です。まだ若々しさが残る、濃いルビー色。香りは黒スグリ、干しプルーン、赤やグリーンの胡椒、ナツメグのような青みを帯びた香り、そして、バニラやカカオ等。僅かに枯葉と土といった腐葉土の一歩手前の要素が入っています。タンニンの主張はかなり強いですが、酸や果実味を含めたバランスがいいことに加え、タンニンの質が非常に細やかで柔らかなので今からでも充分美味しく飲めます。カベルネの特徴がよく出ている、良くできたワインだと思います。購入価格3800円位は充分OKです。(コスパ的にはチェルビオーロよりいいかも。)
2010.08.15
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本日のワインは、アンペロ・プリミティーヴォ=メルロ2007年です。生産者はサン・マルツァーノで、アブルッツォの雄・ファルネーゼの資本が入った、プーリア州のワイナリです。セパージュはプリミティーヴォ50%とメルロ50%です。さて、感想です。紅紫かかった濃いルビー色。香りはブラックベリー、ブラックカラント等の黒系の果実。そしてインク、バニラ。スパイシーでジューシー、でクリーミー、大柄で濃厚な味わいです。でも、オレンジのような酸味が全体を引き締めているので、単なるガッツリ系でもありません。1680円は妥当かな。
2010.08.12
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本日のワインはピノ・グリ2008年、生産者はドメーヌ・ボヴィです。スイスはレマン湖沿い、棚畑が世界遺産指定されているラヴォー地区のサン=サフォランAOCとなります。ririta♀のスイス土産の一本です。さて、感想です。グレー掛かったストロー色。香りは八朔、洋梨、ビワ、ハチミツ。シダやデイルのようなハーブ香、柔らかなスパイスなども。そしてちょうど良いミネラル感。充分に熟れた果実は12ヶ月のバリック熟成に負けておらず、キレイな酸に加えてオレンジピールの苦味も心地よい。メープルシロップの様なフィニッシュも独特で余韻もそこそこあります。なかなかやるな、スイスワイン。現地で21CHF(約1,800円)は安っ。
2010.08.09
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本日のワインは、シャトー・ド・ボーリバージュ・ラグアン1994年です。珍しくボルドーを飲んでいます。リンクさせていただいているkimdokuさんが絶賛されていた古酒で手頃な価格でしたので、早速取り寄せてみました。セパージュはメルロー60%、カベルネソーヴィニヨン40%です。さて、感想です。レンガ色~こげ茶がかった透明感のあるガーネット色。香りはダークチェリーやプルーン、オレンジ、白や赤のスパイス、そして、キノコや土ドライフラワーのような熟成感。口に含むとまず水のような「素」の液体を感じ、そのあとすべての要素が優しく包み込んでくれます。時間が経つほど主張する果実味、細やかな旨味に転化しているタンニン、そして乳酸菌のような酸。それらは飲み終わった後でも口蓋に存在し続け、とても長く優しい余韻を与えてくれます。余韻だけで長い間幸せな気分に浸れます。(笑)。イタリアのメルロ・カベルネとはまた違った繊細さと落ち着きを持っており、確かに千円台とは思えない充実感があります。。
2010.08.04
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