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本日のワインは、レ・セッレ・ヌォーヴェ1998年、生産者はオルネライアです。先のブランカイアと同じ、ワインを飲み始めた頃の大のお気に入り、というか一番好きであったオルネライア(94年~98年あたり)。やっぱり、価格が3倍近くになった為、随分と長い間購入していませんでした。先日、久しぶりにセカンドだけど購入してみました。セパージュはメルロ40%、カベルネソーヴィニョン40%、カベルネフラン15%、プチヴェルド5%。オルネライアよりカベソ比率(1st98年は60%)が低くなってますね。さて、感想です。グラスからは素晴らしい香りが零れてきます。薔薇や百合、ローズウッドの混合香、時間がたつと紫の花系の香りも。果実味は、ダークチェリー、煮つめたプルーンなどで、他にイースト、ミルク、ポプリ、紅茶、白胡椒に珈琲。好きだったオルネライア香とは違うけれど、複雑で落ち着いた、いい香りです。タンニンはかなりこなれてきており細やか、全体的に柔らかく暖かみさえ感じますが、酸はきちっと仕事をしています。いや、素晴らしい。私の好きなちょこっと熟成した、バランスのとてもよいワインでした。
2010.07.30
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本日のワインは、キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ2006年、生産者はモンテグエルフォです。メジャーなキアンティ・クラシコ・リゼルヴァはおしなべて3千円オーバー。5千円オーバーも珍しくない昨今としては、1790円のC.C.リゼルヴァはダメもと?軽い気持ちで飲んでみました。さて、感想です。紅紫がかたルビー色。グラスからは黒系果実やカラメルの香りが零れています。口に含むと、一転赤系の果実。ブルーベリー、ラズベリー、さくらんぼ、後味に八朔。赤いスパイス、僅かに苔、枯葉に紅茶とちょっと熟成しかかっている感じがします。強くはないけど、細かく密度の高いタンニンが全体を締めておりなかなかに美味。フィニッシュが少し平坦気味だけど、千円台のワインとしては上等と考えます。15~18℃あたりが好みです。
2010.07.27
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本日のワインは、ブランカイア・トレ2007年、生産者もまた、ブランカイアです、今は。私が始めてブランカイアを飲んだのは1997年モノ。その頃は所謂「青カイア(今のイル・ブル)」しかなく、生産者も(実質的には)マルケージ・マッツェイ、フォンテルトゥーリでした。何よりも価格が3千円台前半!それなのにやたらと美味しかったため、しばしば買っていた覚えがあります。大好きな3千円台のワイン。倍の値段になって、倍のパフォーマンスがあるかも・・・と思ってもなかなか買えない・・・心情的に。でも裾モノのコレなら買えます。サンジョベーゼ主体、あとはメルロとカベソです。さて、感想です。紫がかった暗めのルビー色。香りは黒と赤果実のバスケット。それからインク、赤胡椒のようなスパイスと絵の具、カフェラテなど。なぜか何故かキャラメルコーンの香ばしさなどを感じます。温度と共に表情が変わるワインで、私の好みからいえば21℃位がベストでしょうか。このワイン、WS誌の2009年度における年間10位にランキングされています。でも、同じ三種混醸の好みから言えば、コチラに軍配。
2010.07.24
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にしのさん主催のカンパーニャ・シチリアワインをサンタルチアで飲みつくそう会に参加してきました。。本日のワイン・ラインナップ!です。一応、比較試飲という名目にはなっていますが・・・。■ドゥブル・グレコ 2004 フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ《カンパーニャ/白/泡/グレコ》【写真右】■ドゥブル・ファランギーナ 2004 フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ《カンパーニャ/白/泡/ファランギーナ》【写真左】共通香としてシトラスの様な柑橘系。ファランギーナは柔らかく華やか、グレコはよりミネラリーで硬質な印象。■デナッツァーノ・パエストゥム・ロザート 2009 ルイジ・マッフィーニ《カンパーニャ/ロゼ/アリアニコ》【写真右】■エトナ・ロザート 2008 テッレ・ネレ《シチリア/ロゼ/ネレッロマスカレーゼ98%、ネレッロカプッチョ2%》【写真左】マッフィーニは、フレッシュなフランボワーズやチェリー等の小さな赤い果実系の香りが印象的。アリアニコの持つ膨大なタンニンを押さえ気味に、果実味の部分だけをうまく抽出していると思います。対して、テッレネレは色調の通り、少し酸化した白ワインのような印象。■エトナ・ロッソ グアルディオーラ 2007 テッレ・ネレ《シチリア/赤/ネレッロマスカレーゼ98%、ネレッロカプッチョ2%》【写真右】■パッソピッシャーロ 2007 パッソピッシャーロ《シチリア/赤/ネレッロマスカレーゼ》【写真左】コチラも色調通り、パッソピシャーロはより華やかで明るい。エトナロッソは前回のレヴューどおり。でも最高のパフォーマーはノーマルのエトナロッソだね、とsaluvi2002さんと共通認識。■タウラジ・ラディーチ・リゼルヴァ 1997 マストロベラルディーノ《カンパーニャ/赤/アリアニコ》【写真右】■タウラジ 1982 マストロベラルディーノ《カンパーニャ/赤/アリアニコ》【写真左】97年は黒系の果実味、酸味もしっかりしていますが、タンニンはかなり柔らかくなっています。この2~3年で3回位飲んでるけど、何時飲んでも美味しい。82年は枯葉や腐植質などの熟成感がかなり出ていました。ちょっとヘタり気味だったけど、果実味はまだ生きてたし、このワインの長熟具合は知っていますし(笑)。■リモンチェッロ爽やかで、レモンの皮のニュアンスが強く感じられました。美味なり。いつものように純粋に、会話、ワイン、そして料理に酔っぱらった楽しい会となりました。みなさん、有難うございました。
2010.07.20
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本日のワインは、エトナ・ロッソ・ヴィーニャ・グアルディオーラ2007年、生産者はテッレ・ネレです。ネレッロ・マスカレーゼ98%、ネレッロ・カプッチョ2%です。シチリアのエトナ山(活火山!)は標高3326M、このグアルディオーラ畑はその800M~900Mあたりにあるそうで収穫、大変そう。生産者はそれだけエトナのポテンシャルに惚れこんでいるのでしょうね。さて、感想です。紫がかったダークチェリー色。香りは赤系が中心のミックスベリージャム、インク、赤胡椒など。果実のニュアンスは先のハウナーのイエラに似ています。イエラはカラブレーゼ(ネロ・ダーヴォラ)、アリカンテ、ノチェラと全くセパージュが異なっているのですが・・・。こちらのワインのいい所は、酸とミネラルさ加減がピシッと決まっていて、「甘み」の独走を許していない所でしょうか。そして全体的にエレガントさがありました。価格3980円は納得。
2010.07.18
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本日のワインは、ピノ・シャルドネ・ブリュットNVバロヴィエ、生産者はカビッキオーリです。ピノ・ビアンコ70%、シャルドネ30%のセパージュです。こちらはシャンパーニュと同じ方式(瓶内二次発酵)ではなく、スティールタンク内で二次発酵させるシャルマー方式です。だから、安いです(笑)。さて、感想です。少しグレーがかったストロー色。泡はビール並みとは言わないが、それなりのツブでじゃばじゃば出ます。味わいは、シードルのような青リンゴ、そして梨やレモンなど。すこし甘みを感じるけどやっぱりブリュットで、飲んでてとても気持ちが良い。問答無用にじゃばじゃば飲めます。一見、そこそこの値段のしそうなエチケッタだけど、実は1000円ぽっきり。お得です。
2010.07.14
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本日のワインは、パテルノ・ドゥエ(か、セコンドか、セコンダ)2003年、生産者はポデーリ・デル・パラディーソです。V.d.サンジミニャーノ、サクサ・カリーダに続き、同ワイナリ激安セール(買値2000円位)最後の一本です。こちらは、資料によってはカベルネ・ソーヴィニョンが15%が混ざっていますが、裏ラベルを見る限りサンジョベーゼ100%が正しいようです。さて、感想です。ホンの僅かにレンガ色がかった暗いガーネット色。香りはブラックベリー、黒スグリなどの黒系果実。柔らかな赤いスパイスに鉄、マッシュルームのような熟成香、そしてカフェラテ。開栓当初から旨味、グルタミン全開です。タンニンは非常に細かくフレッシュな酸と一体になっています。初々しさとわずかな熟成感がうまく絡まっているように思えました。複雑味も結構あります。サクサ・カリーダで少し外しましたので、今回はちょっと得した気分になりました。さて、今回からワイン撮影用カメラがリコーのGRデジタルからSONYのNEX-5に代わりました。流石に背景はよくボケますね。
2010.07.12
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本日のワインは、プリミティーボ・ディ・マンドゥーリア1997年、生産者はフェッリーネです。ジンファンデルの原種といわれているプリミティーボ100%から造られています。マンドゥーリアはカカトの付け根のあたり。このあたりのワイン、千円そこそこから結構濃厚で美味しいワインがあります。恐らくこのワインも発売当時2000円以下だと思います。さて、感想です。こげ茶色がかった暗いガーネット色。グラスからはくちなしのような白い花、干しイチジク。口に含んでもこの干しイチジクの香りは顕著です。他にはプルーン、パッションフルーツ、ポプリ、鉄サビ、白胡椒とちょっと東洋系のスパイス。甘みを感じる位、果実味がしっかりと残っており、青リンゴのような甘酸っぱい酸と完全に溶け込んだタンニンにより素晴らしい一体感があります。プリミティーボって、こんなに素晴らしい熟成するんですね。流石に3時間あまりで落ちてきましたが、その頃には殆ど残っていませんでした(笑)。
2010.07.08
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本日のワインは、モングラーナ2007年、生産者はクエルチャベッラです。このワイン、醸造は本拠地グレーヴェ・イン・キャンティでおこなっているようですが、畑はフィレンツェから南にを海岸線近くまで下ったグロッセト近郊にあるようです。このあたり、マレンマ地区にはこのクエルチャベッラの他にも、ブランカイアも進出してきています。トスカーナの海岸沿いでは、ボルゲリ、スヴェレートに続き、話題の地区(だんだん南下)ですね。セパージュはサンジョヴェーゼ50%、メルロー25%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%です。さて、感想です。赤紫がかったルビー色。香りはすももや干しプルーン、どくだみ、インク、赤胡椒などのスパイス、そして木のニュアンス。ミルキーさが優しさを演出しています。きれいに伸びる柑橘系の酸と果実味はサンジョベとメルロ、さらにカベルネが相まって、味わいに複雑性が出ており、ブレンドの妙を感じます。セールでの購入価格1980円は大満足、一般的に販売されている価格2500~2800円でも安いと感じたと思います。
2010.07.04
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本日のワインは、イエラ2008年、生産者はカルロ・ハウナーでシチリアのリーパリ諸島にワイナリがあります。フルーツ爆弾大好きルイージ・ヴェロネッリが「このワインに出会えて神に感謝している。」と言ったとのキャッチフレーズで思わずポチ、です。セパージュは、カラブレーゼ(ネロ・ダーヴィラ)、アリカンテ、ノチェラと当然シチリア色。別の輸入元の資料にはカラブレーゼ、サンジョヴェーゼ、コリント・ネロとあります。さて、感想です。濃い青紫色。エッジは鮮やかな明紫。グラスからはちょっと生ぐさビオの香り。口に含むとインク、赤すぐり、赤や白の胡椒とミルク珈琲。第一印象が「甘っ」、過熟感があります。酸は割といい感じなのですが、甘さが口に残りすこし飲み疲れます。濃縮・過熟葡萄エキスを添加したボジョレーな印象でしょうか。特徴のあるワインで、この過熟感が好きな人もいるのでしょうが、私はチト苦手です(というかそんな年になってきました)。
2010.07.01
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