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本日のワインは、ロッソ・ディ・モンタルチーノ2008、生産者はチェルバイオーラ(ジュリオ・サルヴィオーニ)です。当然、サンジョベーゼ・グロッソ100%。サルヴィオーニのブルネッロは、初めてモンタルチーノに行った時、城砦の前にあるエノテカ・フランキに全てのビンテージがズラリと並べられていて、ブルネッロの中でも特別な扱いを受けていたのが印象的でした。さて、感想です。暗く深いガーネット色。グラスからは仄かなハーブ香と焼き菓子の香り。口に含むと、プルーンに加え、ブルーベリーやぐみ、アセロラ等の赤い小さな果実。土の要素にラテが少し。今の段階で、果実味・酸・タンニンのバランスが取れており、大変飲みやすい。そして、熟成のカケラも無いので複雑さはあまり感じませんが、一つ一つの要素に上質さと厚みを感じます。購入価格は5,280円、価格なりと思いますがやっぱりもう少し寝かしてこそ本領・・・ですね、このワインは。
2010.12.30
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本日のワインは、ルジャーダ2007年、生産者はパンパローニ社です。阪急百貨店のトスカーナフェアでこれと一緒に買ったワインです。ワイナリの所在地はピサから南南東に約15kmあたりであること、トスカーナI.G.T.でヴェルメンティーノとマルヴァジアの混醸であること位しかわかりません。輸入元(アイランドフーズ)のHPにも情報はないのです。さて、感想です。輝くイエロー。まさに「黄色」の印象です。甘みを感じる草花の香り。口に含むと、レモンやネーブルあたりのオレンジ、パイナップルなど熟れて芳醇な果実を感じます。他にはアーモンドや杏仁などの印象も。まず甘みを感じますが、むしろ柔らかな酸と一体となった心地よい苦味とオイリーさが特徴的。いい感じに収束します。単独で飲んでもいいし、白身魚のソテーやグリルなどとも良く合うと思います。1,500~600円位の価格でしたが、2,000円オーバーの価値は充分にあると思います。見かけたら買い!です。
2010.12.27
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本日のワインは、ジオヴィアーノ2007年、生産者はイル・カンチェッリエーレです。イルピニア・アリアニコD.O.C.ということで、カンパーニャ州はタウラージで有名なアリアニコ100%で造られているワインです。さて、感想です。紅紫がエッジに映える濃いルビー色。グラスからはスミレやインクのとても良い香り。ところが、一口飲んで・・・強い酸と一体となった果実味とびっしりと密度の高いタンニンによって口の中が席捲されてしまいました。なんとパワフル、2杯目には疲れてくる程に(笑)。香りはブルーベリーとブラックチェリー、そして強いスパイス感が中心ですが、現時点ではバランスがとれていません。放置プレイで3日後、ようやくこなれてきて、確りとした葡萄本来の果実味が前面に出てきました。うん、美味しいです。3日目のバランスでは、2,280円の購入価格の価値はアリです。ポテンシャルのあるワインですね。
2010.12.23
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本日のワインは、グリッリ・デル・テスタマッタ2007年、生産者はビービーグラーツ。こちらのトップキュベ・テスタマッタは、発酵から熟成まで全てバリック(小樽)で行ってしまうという、正にクレイジーな生産者として有名です。セカンドの位置づけのこのワイン、セパージュはサンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ10%、コロリーノ10%です。さて、感想です。全体的に暗い色調なガーネット色。グラスからはサンジョベーゼな香り。ラテの香りも強い。口に含むと、ワイルドブルーベリーやアセロラの赤い果実にブラックベリーなど。オーソドックスなバラのポプリ、ジビエや血、サビ、スパイス系は黒胡椒。結構複雑味があります。きりっとした酸、細やかながらも若干青さが残っているタンニンはミルキーな余韻により上手くカバーされているように感じる。
2010.12.18
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本日のワインは、ピノ・ノアール2009年、生産者はラ・クロッタ・ディ・ヴェニェロンです。ピノ・ノアール100%。ヴァッレ・ダオスタ州のワインということで、北西端のイメージから線の細い、繊細なワインを想像していましたが・・・。さて、感想です。深いルビーレッドですが、透明感はあります。グラスからは白い花の「葉」、スミレ、絵の具、干し椎茸など。口に含むと、フランボワーズやアセロラ、ぐみ等の赤い果実。白と赤胡椒のミックススパイス、すこしアニスの気。クリーミーさが出ているのはタンニンが熟れているから?果実に厚み、ちょっと(年取って最近苦手な)ジャミー感を若干強く感じます。でも、酸にスジが通っているのでバランスは大変良く、余韻もなかなかいい感じ。1,980円としてのコスパは、イタリアのピノとしては大変いいのではなイカ?。
2010.12.15
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本日のワインは、バビッチ2008年、生産者はPILIZOTA(読めない・・・)です。バビッチは葡萄品種の名前で、ダルマチア地方(沿岸部南)北部の地葡萄。イタリアでいうとD.O.C.ちっくなkvalitetno vinoというカテゴリに属する(クロアチアでは)高級ワインです。因みに、クロアチアは英語名、エチケッタのHRVATSKA(フルヴァツカ)が母国語名。さて、感想です。落ち着いた色調のガーネット色。グラスからはスミレ、インクや絵の具な香り。口に含むと生の桑の実、プルーンのジャムな黒果実、アセロラやブルーベリーの赤果実のミックス香。果実味の押しが強くタンニンは目立たない。全体の印象は前回のプラバッツと似ているが若干平坦。でも、日本円で千円ちょっとという価格では問題なし!
2010.12.09
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本日のワインは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2004年、生産者はカステッラーニです。かなりの大手生産者(ネゴシアンに近い?)で、旨安ワイン路線の生産者です。ワインスペクテーター誌に受けがいいようで、このワインも97点。一般的に高級ワインと呼ばれているブルネッロ・ディ・モンタルチーノにおいて、安い所では3千円前半で販売されているこのワイン、果たして・・・・・。さて、感想です。レンガ色がかったガーネット色。グラスからはサンジョベーゼそのもの、スミレ、鉄やグミの香がバニラ香と共に漂ってきます。中々いい「掴み」です。しかし、一口飲んで、「しっぶ~、すっぱ。」・・・ということで暫くは放置プレイ、酸とタンニンの間から、果実味が浮上してきたのは約2時間後でした。果実香は、プルーンやブラックベリーの黒果実とチェリーなど。時間が経つ毎に果実味の比重が高くなってそれと共に赤胡椒にタラゴンやクミンのような青っぽいスパイス、ブルーのインクや珈琲牛乳など色々な香が立って来てなかなか美味しくなってきました。土や下草系のブルネッロさはあまり感じませんでしたが、普通のサンジョベーゼとしては充分合格。そういう意味ではこの価格並み+αレベルで美味しいワインでした。
2010.12.05
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