先日、BSで”ミレニアムゴジラシリーズ”の『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』を見ていたら、モスラ映画に欠かせない”小美人”が現れました。
2003年の作品なので、初代のザ・ピーナッツではなく東宝新人女優の長澤まさみ、大塚ちひろのコンビが演じていました。
新人コンビも悪くはなかったのですが、やっぱり”小美人”はザ・ピーナッツでしょ。
初代『モスラ』は1961年。
ついで1964年には『ゴジラ対モスラ』、『三大怪獣・地球最大の決戦』が封切られ、この3本でザ・ピーナッツが小美人を演じます。
1956年生まれの僕としては、当然ザ・ピーナッツの姿と歌声が刷り込まれています。
ちなみに小美人とは、南海の孤島インファント島にすむ双子の妖精で、モスラをその歌で操ります。
と懐かしんでいたら、ザ・ピーナッツ妹の伊藤ユミさんが 亡くなったというニュースが公表されました。
姉のエミさんは3年前に亡くなっているので、これでザ・ピーナッツはこれで完全に幕を閉じました。
ご冥福をお祈りします。
1960年代、日本の家庭にテレビというものが登場し、世の中が大きく変わっていきました。
人気番組の中に『シャボン玉ホリデー(’61~’71)』という、歌とコントで綴る人気バラエティー番組がありました。
その中で看板スターとして出演していたのがザ・ピーナッツとクレージーキャッツでした。
当時の芸能界は”渡辺プロダクション(ナベプロ)”という巨大事務所が支配しており、そのナベプロの二大看板こそがザ・ピーナッツとクレージーキャッツだったのです。
『シャボン玉ホリデー』の後期にはデビューしたての布施明や沢田研二・岸部一徳率いるザ・タイガースも出ていました(当然彼らもナベプロ)。
”団塊の世代”の彼らは、僕から見るとお兄さん世代で、ピーナッツやクレージーはそのまた上の”大人世代”と認識していました。
しかしこの”大人世代”は、旧態依然のわからずや世代というわけではなく(その世代は敗戦により埋没)、そんな旧世代から脱皮した”新大人世代”だったのです。
だから若者に支持された、新しい文化を切り開いていった世代とも言えます。
団塊の世代から少し遅れた僕ら世代にとっても、新大人世代の存在は人間形成に重要な役割を果たしていました。
などと考えていたら、今度は永六輔氏の訃報が伝えられました。
こちらはもっと僕にとっては新大人世代です。
永六輔氏の支持層は老人世代と思われているかもしれませんが、僕らの世代には”中年御三家”として、野坂昭如氏、小沢昭一氏とともにスターだったのです。
永六輔氏はラジオの深夜放送『パックインミュージック』でその存在を知りました。
(パックでは他に野沢那智、愛川欣也などの大人と、北山修や吉田拓郎など兄世代が混同。)
とにかく物知りで、”知識人”というものがこの世にいるのだと初めて知りました。
野坂昭如氏は『火垂るの墓』で有名な作家ですが、僕らの世代には『騒動師たち』『ゲリラの群れ』などの、ちょっと大人のやばい小説で認知されていました。
小沢正一氏はこれもラジオで『小沢正一的こころ』という番組で、ラジオっ子の僕のお気に入り番組でした。
という風に、この三人も、僕の人間形成には欠かせない大人たちでした。
新大人世代には感謝でいっぱいです。
なのにこうして次々と鬼籍に入ってゆく。
クレージーも存命しているのは犬塚弘氏(87歳)のみ。
『おかゆができたわよ』の姿はとうに過ぎていました。
ご冥福を祈るとともに、心からありがとうを贈りたい。
かくて、「昭和は遠くなりにけり」でした。
そんな思い出にふけていると、快感を覚えている自分を発見しました。
思い出は、脳を活性化させます。
昔の記憶、子供の頃(小・中学生の頃)の記憶を思い出すと、身体の面でも良い効果が現れることがわかっています。
子供の頃の記憶をよみがえらせることによって、その頃の作業記憶も同時によみがえり、それによって身体も動作記憶が復活し、動けるようになるのです。
この効果を利用した”回想法”という心理療法が、”うつ病”や”認知症”の治療に効果があることが認められています。
http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201201270000/
脳と身体の老化にお悩みのご同輩、昔の思い出を引っ張り出して、脳と身体を活性化させてアンチエイジングに励みましょう。
昨日の晩 食べたご飯も 忘れるに 子ども時代は 鮮やかに咲く
おとっつぁん おかゆができたわよ という娘 貧乏も老いも 笑いの種に
あの家族 まさか自分が かぶるとは 思いもよらず 笑い続けて
時代には 表と裏の 顔があり 涙の川を 笑顔で渡れ
美しき 双子姉妹の 歌声よ とどけ脳裏に 飛べモスラよ
成り行きで 走り続けた 人もあり ゴールはどこだ あるのかゴールが
悲しくて 泣いてわめいて 怒ったり 振り回されて 何かを学ぶ
大人として 子供に見せる 姿では なかったけれど 勉強になり
思い出は 体の中に しみついた 細胞の記憶 復活のクスリ
あるがまま 受入れすべて なすがまま 導かれてよし 楽しき人生
今回の記事で、何と700回。
2005年5月7日開始以来、積もり積もって700本目。
途中精神に異常をきたし中断していた時期もあったのですが、よくぞここまでと感慨無量です。
もともと文章を書く生業に憧れていて、ブログというツールを手にしたことで、そのまねごとができたということで夢が叶いました。
さらに書くために勉強が必要になり、視野が広まり、漠然とした思考が徐々に形が作られていくのでした。
感謝感謝。
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