【11月】
50)米大リーグ、カブスが108年ぶり制覇
シカゴ・カブスは1871年創設の古い球団であり、創設以来本拠地を移転していないチームとしては最も長い歴史を持つ。
メジャーリーグ黎明期はナショナルリーグ優勝16回、ワールドシリーズ優勝2回を誇る強豪だったが、その後は長期に渡って優勝を果たせず、リーグ優勝は1945年から71年間、ワールドシリーズ優勝に至っては1908年から108年間遠ざかっていた。
カブスには、「ヤギの呪い」と呼ばれるジンクスがあった。
1945年のワールドシリーズ第4戦、いつもヤギを連れて観戦しに来ていたカブスファンが、この日に限って球団側から「臭いがくさい」とヤギと一緒に入場拒否された。
激怒したそのファンは「カブスは二度とワールドシリーズに勝てない」と言い放って球場を後にした。
この日からカブスは、71年にわたってリーグ優勝すらできない状況が続いていた。
日本では広島カープが25年ぶりのリーグ優勝で湧いていたが、そんなもんじゃない。
1945年というと太平洋戦争終結の年だ。
それ以来とはすごいと思う一方、アメリカは戦争中でもプロ野球をやっていたということに。
1989年公開の同作には、2015年の未来にやってきた主人公マーティーが「シカゴ・カブスがワールドシリーズで全勝する」という新聞を見て驚くシーンがある。
公開当時の人々にはあり得ないことだったが、その後も30年近く呪いがかけられたままだった。
PART1では、30年前のアメリカで「30年後の大統領はドナルド・レーガンだ」っと言って大笑いされるシーンもある。
街にはレーガン主演映画のポスターが貼ってあった。
このシリーズは、近未来予想がかなりの確率で当たっていた。
「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」ではもう一つの大胆な予想がなされていたことも話題となった。
このYouTubeはもちろんコラージュだが、バック・トゥ・ザ・フューチャーの脚本家 ボブ・ゲイルによると、ビフ・タネンは、トランプをモデルにして描かれたと語っている。
51)米大統領選でトランプ氏勝利
「トランプが大統領になるのは、カブスがワールドシリーズで優勝するようなものだ」大統領予備選の頃揶揄されていたが、なんとカブスは108年ぶりに優勝し、さらにトランプも勝利した。
戦前の予想では圧倒的に民主党のヒラリー・クリントンが優勢だった。
と言っても、世論調査の数字はその時のタイミングで大きくぶれ、両者勝ったり負けたりで結構せっていたと思う。
ヒラリーが圧倒していたのは、メディアの予想だけだった。
トランプはビジネスマンであり政治家ではない。
野球をしたことのない人間に野球チームの監督ができるか、というようなものだ。
しかも発言は暴言失言の連続。
差別的。
人種、性別、宗教に対して、成熟した民主国家にあるまじき差別発言を繰り返した。
インテリやグローバリストはこぞって非難したが、アメリカ国民の半数には本音だった。
「スターは女性を自由にできる」と隠しマイクで取られた失言も、本当のことを言っているに過ぎない。
日本の報道でもかなりボロカスにけなされていたが、いったいどれほどの人間が彼の政策を検討しただろうか。
トランプの主張は、不法移民対策、国内主義への転換、低所得者層の減税、対中国政策を強化(中国に対して強く出るということ)。
僕がアメリカの低所得労働者だったとしたら、自分が支持したい政策である。
一方ヒラリーが大統領になったら、今のオバマ政策を引き継ぎ、ウォール街支配は続き、アメリカグローバル企業優先の金持ち優遇政策、さらに中国から選挙資金をじゃぶじゃぶ受け入れたことで、中国製品が押し寄せるのが目に見えている。
そもそもあの高慢なエスタブリッシュなヒラリーは、嫌いだ。
とサイレントマジョリティーは思っていた。
ひるがえって、日本人の僕もトランプを支持する。
ひとつはTPPをぶっ壊したこと。
国の主権を放棄する条約など、まともな国民なら認めない。
TPPで得をするのはグローバリズム企業だけで、国民ではない。
中国に強い対応をしそうなこと(もともと共和党は反中・親日。民主党はその逆)。
アメリカファーストの考え方は、反グローバリズムということであり、日本もいずれ追従するであろう。
不法移民を厳しく対処する姿勢、これは日本の不法中国・韓国移民に対処を求めるから。
トランプ陣営はアメリカの各地で、結構人を集め盛り上がっていた。
にもかかわらず日本のメディアは、トランプはあり得ないという報道を続けていた。
日本の内閣がヒラリーに肩入れしていた結果、報道も偏った情報を流し続けた。
”政・官・経・報、一連托生”に危機感を覚える。
52)キューバのカストロ前議長死去
カストロと言っても、3月にオバマと国交回復の調印をしたラウル・カストロ現議長ではなく、兄のフィデル・カストロ前議長の方だ。
1958年に「キューバ革命」を成就させた英雄だ。
アメリカの”喉もと”で反アメリカ親ソ連政権を樹立、しかも今年までその体制が崩れなかったというのは奇跡的だ。
1962年の「キューバ危機」では、米ソの核戦争直前まで世界の危機が迫っていた。
現在では「社会主義革命」は、遠い昔に流行した熱病の様だが、中東の「イスラム革命」に賛同する若者の心にある部分は通じている。
社会的な大きな変革は、歴史の審判を待たなければならない。
”社会主義”対”資本主義”という戦いは、社会主義的な要素を取り入れた資本主義が勝利したように見える。
しかし、また社会主義的要素に縛られすぎて、反動の動きが激しくなってきた。
来年は、新しい戦いになるだろう。
53)安保理、新たな北朝鮮制裁決議案採択
国連安保理事会は、北朝鮮の5回目の核実験を受けた新たな制裁決議案を採択した。
北朝鮮の主要な資金源の石炭輸出に上限額・量を設けるなど、資金流入を遮断する内容。
いったい北朝鮮はどうなりたくて、世界は北朝鮮をどうしたいのだろう。
社会主義は、人間の持つの多様性に答えられずに敗れた。
この制度を維持する手段は、絶対的恐怖しかない。
北朝鮮は、いつか崩壊するだろうと誰もが思うが、いざ崩壊した時のことを考えると新たな問題が生まれる。
イラクやリビアやシリアには”石油”という獲物があったため、欧米は軍隊を送り込んで独裁者を始末した(シリアに対してはしようとしている)。
北朝鮮には多少石炭はあるけど、他に欲しいものはない。
もし中東の反政府軍のようなものが生まれて、内戦が始まると大量の難民が生まれる。
難民の襲来を喜ぶ国はない。
この国を囲む、中国、ロシア、日本はできればこのままでいてほしいというのが本音だ。
同胞である韓国にしても、悲願の統一などと口では言っても、現在のぎりぎりの国力をこれ以上落とせば共倒れになるのは目に見えている。
日本の拉致問題が進まないのは、これが解決すると都合の悪い事態が生まれるからだ。
金正恩はまだ32歳と若いが、あの体形を見ると近々病気になることが見えている。
病気がさらにおかしな判断を下すきっかけにもなるし、暗殺のチャンスも生まれる(父親の金正日は病気治療に見せかけた暗殺だった可能性が高い)。
北朝鮮問題も、トランプの出方次第では動き出すかもしれない。
余計な手を出さないでほしいが、抑え込んでほしくもある。
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