《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2020年05月29日
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武漢で新型コロナウイルスによる肺炎が発生した時、世界が感染拡散を恐れたのは、ウイルスが新型のために情報がなく、治療法がまだなかったからだ。
風邪やインフルエンザも薬があるとはいっても、せいぜい増殖を遅らせているだけで、ウイルスと戦っているのは”免疫”だ。

風邪は安静にして、寝てれば治る。

新型コロナも出身は在来のコロナウイルスで、人類が長年風邪として人と付き合ってきてたものだ。
実際に新型コロナも、感染者の8割は寝てれば治る。
残りの2割に関しても、酸素吸入など呼吸の補助をしながら自ら復活するのを待つだけだ。

新型コロナ発生当時は、それ以上蔓延しないように、隔離することが唯一の対処法だった。
これは今でもそう。

​​それしか方法がないから、重篤患者が人工呼吸器の数を上回るともう手の施しようがない。
武漢では患者が病院に殺到し、ベッドが埋め尽くされ、廊下でばたばた人が死んでいった。

この恐ろしい風景を見て、患者数がベッド数を上回ったことが”医療崩壊”を起こしてしまった原因だと、日本の専門家会議は判断した。
そしてそうならないように、PCR検査を極力しないという奇怪な方針が選択された。

ピークをずらして医療資源を守るというのだが、今でもよくわからない。
検査をしぼっているから、感染者数の見せかけの数字は抑えられたが、4日ルールのせいでPCR検査での診断確定ができず、命を失った人も少なからずいた。

そんな3月はじめ、新型コロナウイルスに有効な薬があったという報告がされた。

神奈川県立足利上病院で、クルーズ船『ダイヤモンドプリンセス号』に乗船し新型コロナウイルスに感染し肺炎になった患者(67~78歳男女)3人に、喘息治療用の吸入薬「シクレソニド(商品名:オルベスコ)」を使用したところ、症状が改善したというものだ。



ダイヤモンドプリンセス号の新型コロナ患者を行政の要請で、足利上病院も受け入れることになったが、その条件は病院の性格上軽症患者のみということだった。
ところが送られてくる患者は入院後すぐに重症化する。

足利上病院の医師は壁に突き当たっていた。
この新しいウイルスには情報がほとんどない。
そのなかで国立感染症研究所の会議で、喘息吸入薬の中で「オルベスコ」だけウイルスの増殖を抑える働きがあることを知った。

藁にもすがる思いで導入に踏み切ったところ、驚くべき効果が表れた。
最初に投与した重症肺炎患者は、酸素吸入をして起き上がることも出来ない状況だったが、オルベスコを投与後2日で、食事がとれるようになり、自分で歩けるまでに回復した。

劇的な回復に、医師団は驚き、救われたと思った。

その後も髄膜炎を併発した重症例をはじめ、3月末の時点で6人の新型肺炎患者にオルベスコを使い、患者はいずれも退院、もしくは回復傾向に転じている。


日本では2007年に気管支喘息を適応症とし製造・販売を承認され、安全性が立証されている。

しかも吸入薬であるため、局所的な効果となり、全身に作用するのではないため副作用が出にくい。
多くの医者が処方した経験を持つ、安心して使える薬だった。

足利上病院の情報は瞬時に伝わり、実態の数字はわからないが、日本ではかなりオルベスコが使われ、効果を示しているはずだ。


新型コロナウイルス肺炎の治療薬として、日本で最も知名度が高く期待もされているのが「アビガン(商品名)」だ。

アビガン(薬剤名:ファビピラビル)は富士フィルム富山化学と富山大学医学部白木公康教授の共同開発した、RNA型ウイルス治療薬だ。



2014年にインフルエンザ治療薬として、日本での製造販売承認を取得してる。
ただし、新型インフルエンザが流行し、ほかの薬剤が効かないときにのみ、厚生労働大臣の要請で製造が始められるという奇妙な条件が付いている。

他のインフルエンザ治療薬とはタミフルを指すのだろうが、ファビピラビルはそれとは違うメカニズムでウイルスを封じるもので、認可したのは、既存薬が効かない(耐性を持つ)新型インフルエンザが発生した際に使用する目的であった。
条件が付けられたのは、動物実験での、催奇形性(ある物質が生物の発生段階において、奇形を生じさせる性質や作用の事)の可能性を指摘されたためだ。

人類は1957~62年に、「サリドマイド事件」という薬害事件を経験した。

日本においては”つわり止めの薬”として販売されたため、多くの胎児に被害が出た。
この歴史から、催奇形性の可能性があるとなると認可はできないはずだが、新型インフルエンザはそれ以上の危険なウイルスと予測されていたのだろう。

サリドマイドは現在ハンセン病や多発性骨髄腫の薬として認可されている。
妊婦が飲まなければ害は出ないので、上記の病には治療薬として有効という判断だろう。

その催奇形性の可能性のある危険なファビピラビルを、新型コロナウイルス肺炎に効果があるとしたのは中国だった。



日本の薬を中国が評価するのも珍しいと思ったが、中国企業がライセンス契約をしていて製造していた。
日本製を売っていたわけではなかった。
のみならず、中国でのファビピラビルの特許が昨年失効していて、ジェネリック製品を製造しているのだという。
富士フィルムは儲からないらしい。
複雑な思いをさせられる経過となったが、中国での承認が呼び水になり、各国に波及すればそれはそれで好ましいことである。

安倍首相もこのニュースを聞き、3月28日、アビガンについて「新型コロナウイルスの治療薬として正式に承認するにあたって必要となるプロセスを開始する」と発表した。
さらに、5月4日の記者会見で「記者会見で、アビガンが臨床研究で有効性が確認されれば5月中の承認を目指す」と考えを示した。

岡田晴恵先生も、軽症患者には早期にアビガンを与えることを提唱している。
アメリカで承認され、日本も後追いした『レムでシビル』は、ファビピラビルと同じ原理で作用するが、点滴で使用するため、医療機関でなければ投与できない。
アビガンは経口薬だ。
発熱外来やかかりつけ医でも、PCR検査の結果が出次第処方できる。
軽症者はアビガン飲んで自宅や隔離施設で待機していればいいのだ。
医療崩壊にはならない。

3月末に新型コロナ感染を公表していた、脚本家の宮藤官九郎氏は入院初日に医者から「今夜がヤマ場」と告げられ、酸素吸入を受け人工呼吸器も用意されたが、アビガンを投与されると急激に回復したと、レギュラー出演しているラジオ番組『ACTIN』で明かした。

地下アイドルのソラマメ琴美さんも、新型コロナ感染で入院し、軽症と言われながらも40度近い高熱が続き、意識朦朧とする中アビガン投与を決断する。
ソラマメ琴美さんは27歳の女性なので、副作用のことを考えれば通常は考えられない選択だったが、投与された翌日から熱は下がり、味覚嗅覚も復活していった。

石田純一氏も高熱が続き、呼吸が弱くなった段階で医師から「一刻の猶予も出来ない」とアビガンを投与され、回復するに至った。

赤江珠緒さんもアビガンで回復した。
キャスターの本能で入院先の医者に取材したところ、アビガンはかなり効くという情報を得ていた。

このように有名人の発する情報はアビガンの効果を証明するものが多かったが、安倍首相の宣言した5月承認は見送られた。
有効なデータがそろっていないということだ。

承認したレムデシビルはもっとデータがなかったのに、アメリカが承認したという理由で日本でも承認された。
ちょっと引っかかる。



https://www.covid19-yamanaka.com/cont4/23.html

もう少し検査の進展を見たい。



治療薬について、もう一つ記述すべきものがある。

それは、『イベルメクチン』だ。




イベルメクチン(製品名:ストロメクトール)は、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大の大村智特別栄誉教授と米Merck社の共同研究で創製された抗寄生虫薬だ。

オーストラリアのモナッシュ大学とアメリカのユタ大学の研究チームから、新型コロナウイルスを抑制する効果が認められた。

安倍首相は”皮膚病”の薬として紹介していたが、具体的には”疥癬(ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症)”の治療薬で内服薬だ。

飲み薬ということが、アビガン同様に広い範囲の医療機関が扱えるということで重要になる。

PCR検査だけでなく、抗体検査キットも出回るようになり、それでアビガンやオルベスコ、ストロメクトール(イベルメクチン)が新型コロナ感染症に適用となり、各医療機関が準備するようになると、新型コロナはそれほど怖い病気ではなくなる。

通常、強毒のウイルスも、代を重ねると変化し、弱毒化してくるものだ。
いずれCOVIT-19も風邪ウイルスのように、人類と共存する存在になるか、あるいはSARSのように終焉する。
「正しく恐れる」ことの、出口が見えてきた。






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最終更新日  2020年09月28日 20時07分09秒
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