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大野隆之

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授業の時うまく言えなかった点も含め、まとめておきます。

1.音楽については最も解釈が容易な「ハバネラ」のみの考察となった。
課題。
「トゥバラーマ」の歌詞は無数にあるが、本編で使用される歌詞はメジャーなものとは言えない。オリジナルの可能性もある。この歌はナビィの気持ちを代弁しており、麗子に「いつもの歌」と言っているので、長いあいだ聴き続けていると思われる。最も重要な楽曲っだと思う。
「ロンドンデリーの歌」も多くのバリエーションがあるが、本編で使用されているのはアイルランド独立戦争を歌ったものである。
 奈々子が「はっちゃん、はっちゃん」と歌うが「はっちゃん」とは誰なのか?ちなみに美術助手の具志堅八栄さんが「八ちゃん」と呼ばれているようである。
http://www.shirous.com/nabbie/tariki/tariki03.htm

2.
 映像、ブーゲンビリアの赤については、監督が述べるように青みがちな沖縄映像でどこに赤を使うのかという意味で重要。ナビィがヤギの前でつけるあかい櫛などにも言及して欲しかった。おそらくナビィは60年間この習慣を続けていた(墓が荒れていない)。


 サンラー・ナビィ・恵達、関係と 福之介・奈々子・ケンジとの関係が反復であり、微妙にずれているという分析はその通りだろうと思った。福之介や奈々子が十分描かれていない、という指摘は正しいが、描く必要がなかったとも言える。若い三人はサンラー・ナビィ・恵達の、ありえた別の可能性を演じているにすぎず、むしろしっかり書き込むと映画の焦点がぼやけた可能性すらあると思う。この映画は「ナビィの恋」であって「奈々子の恋」ではない。

(このあとは「おい、おい、そこまでいえるか」である)
 とくに福之助は影が薄く、かろうじてタコをつかまえることで、サンラーの漁と重なる程度である。むしろ「福を助ける」といった機能的な存在であるのかもしれない。ここでの「福」とは子宝に恵まれることである。

 恵達の家の床の間には「福禄寿」と大書きした掛け軸が飾られている。福は子宝、禄は財産、寿は長生きである。この三者のうち子宝こそが最も重要だいうのが福禄寿信仰の骨子である。

 また福禄寿は大陸からわたってくる渡来神である。小浜島には「福禄寿」という歌が残っている。
http://www.nhk.or.jp/churauta/database/data/434.html

 結婚式では「福」と書いた中国風の旗が出てくる。ネットでは逆さの「福」の情報ばかりで、順置きの「福」はもうちょい調査が必要。

4.
 当初やるといってやらなかった、「なぜアブジャーマーは最後に面をとるのか」という問いかけは重要な感じがしてきた。そもそもアブジャーマーは黒島の伝承であり、八重山に広がっている。それがなぜ粟国にいるのか。「トゥバラーマ」も本来八重山の歌である。
 先行する沖縄映画では今村昌平の「神々の深き欲望」1968であんなお面が印象的に使われていたが、もうずっと前なので記憶が曖昧である。また話はずれるが沖縄で白いスーツといえば大島渚「夏の妹」1972である。
http://odakyuensen.blog.fc2.com/blog-entry-660.html


次回の発表も楽しみしています。





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Last updated  May 20, 2014 10:40:53 AM
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