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昨晩、第1回が放送された、フジテレビの新しい演芸特番『ENGEIグランドスラム』が良かった。最近は、テレビで「ひな壇トーク」だとか「グルメ番組でコメントを言う」ような仕事しか見てなかった芸人たちが一堂に会し(それも、かつて賞を獲ったことがある面々がほとんど)、本業の(それも本呼吸の)漫才やコントを長めに見せてくれたので、視聴者として非常に満足感が大きかった。…なんだか、急に正月が来た気分だったけども(笑)。王者の風格の爆笑問題を主任にして、久々に漫才を見たオードリーやブラックマヨネーズ・フットボールアワー、笑いを取る量では横綱級のサンドウィッチマンやナイツ…なかなかの布陣で結構の二字に尽きた(褒めすぎかな)。個人的には、何組かの代わりに(名前を出しちゃ悪いから伏せるが)チュートリアル・タカアンドトシ・U字工事がいたら、ほぼパーフェクトの感じだったろうか。ロケット団、宮田陽・昇なんかに本当は入ってほしいけど、あの面々(特に吉本勢)の中に入ると、少しキツイかな?とも思う。東京の漫才は少し引くから。それにしても、爆笑問題・サンドウィッチマン・ナイツは関東勢代表として、見事に笑いを攫っていたと思う。サンドウィッチマンは、ネタの出だしが少し硬い感じで「大丈夫か?」と思ったのだが、後半になるにつれていつものペースを掴んでいったのが凄かった。ナイツのネタは、私は初めて聞いたネタだったが、ああいう若い笑い屋の観客の前では、少しハイレベルなネタだったようにも感じたが…。私は面白かったけど。個人的に、好き嫌いを超越して「凄いな、このコンビは!」と敬服したのは、ウーマンラッシュアワーだった。あの早口で、相方を罵倒しながら進めていく独特のスタイルは基本は「セント・ルイス」の形なんだけども、あの形を発展させ、自分流に消化していて、もの凄かった。フジテレビもここ数年、迷走状態が続いているが、こういう正統派のお笑い番組を復活させたことは賞賛に値する。毎週のレギュラーにはせず、2か月に1度くらいのペースでやれば、いちばんいいんじゃないだろうか。ナインティナインの司会も(この人たちの本業は何なんだ?という疑問は置いといて)ソツがなくて良かった。あと、アシスタントやってた、松岡茉優っていう女優さん。『正直女子さんぽ』って番組で初めて見たが、まだ20歳なのに妙な風格があって、言葉のチョイスや立居振舞いが伊達じゃない。これからテレビに出まくる即戦力になるだろう。
2015年05月31日
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訃報というものは不思議なもので、大きな訃報があると、どういうわけか何人か続くものだ。今井雅之さんとほぼ同時に、上方の演芸界を支え続けた重鎮2人が立て続けに旅立ってしまわれた。誰にも真似できない、誰も継げない至芸を全部あの世に持っていってしまう…この損失は大きすぎる。まず、今いくよ師匠。享年67。ウチの母親と同い年だよ…早すぎるとしか言えない。昨年、胃がんと診断されたとき「手術ができない」みたいな報道を見て、心配していたのだが…。ある程度、抗がん剤で小さくしてからメスを…と聞いていたので、今の医学なら治るだろうと思っていただけに、本当に残念でならない。体力が持たなかったのかな…元々痩せておられたから。上方漫才師の中で、女性どうしのコンビというと、筆頭は名人「海原お浜・小浜」、その弟子の「海原千里・万里」、「若井小づえ・みどり」「海原さおり・しおり」辺りの方々が代表者と言えるだろうか。現役だと「ハイヒール」(最近はバラでしか見ないが)とか「海原やすよ・ともこ」あたりが大阪で活躍してるだろう。私のような「東京のお笑い好き」にとって、小さいころからいちばん慣れ親しんだ大阪の女流コンビは、何といっても「今いくよ・くるよ」のご両人だった。私が覚えている最古の記憶は、若き日のさんま師と3人で進行していた『目方でドーン!』という番組。簡単に言えば、あの『ガッチリ買いまショウ』の重さ版の番組だった。あとは『花王名人劇場』とか、正月のNHK『初笑い東西寄席』の大阪勢のレギュラーとしての舞台を、もう数限りなく見続けてきた。『目方でドーン!』をやってたからか分からないが…。いくよ・くるよの漫才は、弱者を貶めたりせず、ガラの悪い下品な言葉を使わず…くるよ師匠がド派手な衣装を着てても、決して下品ではなく、一定の品格があった。そういう点では、女流の「夢路いとし・喜味こいし」の風格があったような気がする。クレージーキャッツ的ともいえるか。それ故、漫才を見て心の底から爆笑したという思い出はないが、「つまらない」と思ったり、不快な思いは一切したことがない。これは、芸人として素晴らしいことだと思う。高校時代、ソフトボール部の仲間として出会い、まだ女芸人の少なかった時代に吉本へ入り、40数年間第一線で活躍…。漫才=コンビ仲が悪い…てえのが当たり前になっているのに、このコンビだけは私生活も常に支え合い、励まし合ってきたと聞いている。こんなコンビは、そうはいない!Aスケ・Bスケやトップ・ライトの先生方は、このコンビの爪の垢でも煎じて飲んだほうがよかったのでは(笑)?だからこそ、くるよ師匠のこれからが心配で仕方ない。周囲のお仲間が支えていってほしいな…と切に願う。そして、同じ日に入ってきたのが、暁照夫(照雄)師匠の訃報。享年78。東京の「玉川カルテット」、大阪の「宮川左近ショウ」が、浪曲漫才の2大グループなのは、異論がないだろう。あと「東洋朝日丸・日出丸」兄弟もいたか、大阪には…。実を言うと、宮川左近ショウはリアルタイムで見ていない。昭和61年に宮川左近師匠が亡くなっているので…。だから「往年の名人芸」みたいな番組のVTRでしか見たことはなく、お弟子さんと組んだ「暁照夫・光夫」のコンビは、正月のNHKで何度か見ていた。とにかく暁照夫師匠といえば、あの三味線の腕であろう。ご自身もギャグで言っていたが「もうイヤ…なんでこんな上手いんかしら?」ってアレである(笑)。上記のギャグを言う直前の鮮やかな早弾きで、最後のとこがベンチャーズも真っ青の「テケテケサウンド」になるのが好きだった(笑)。撥でなく、ギターのピックで弾くのが「この人流」であり、三味線の棹が少し短かったのも特徴。カッコ良かった。クレージーもドリフも、玉カルも左近ショウもそうだが、キチンとした腕があるから、おふざけやってもキチンとギャグやネタがハマる。これが素晴らしい。…当たり前っちゃ、当たり前なんだけど。こういう本物の藝が、どんどん減っていってしまうのがとても寂しい。今いくよ師匠、暁照夫師匠のご冥福をお祈りいたします。長い間お疲れさまでした。
2015年05月30日
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今晩、銀座六丁目にある「銀座東武ホテル」で開かれた「東京かわら版500号出版記念パーティー」に参加した。…何というか、右向いても左向いても「レジェンド」という方々ばかりに囲まれた、テンション上がりっぱなしの物凄いパーティーであった。パッと見た限り、周囲にいたメンバーの物凄さったらない!三遊亭圓歌・桂米丸・鈴々舎馬風・橘左近・一龍斎貞水・青空球児・立川ぜん馬・柳亭市馬・林家正楽・高田文夫・ナイツ・徳光和夫・佐々木信也…まだまだ書ききれない。書いたら、それだけでブログが終わってしまう(苦笑)。そして、保田武宏・草柳俊一・稲田和浩・加藤浩・青木伸広・三遊亭時松・井上新五郎正隆という、常日ごろ私がお世話になりっぱなしのお歴々(笑)もたくさんいらした。上記のメンバーの名前を見ただけで、このパーティーが如何に凄まじかったかがご理解いただけたかと思う。市馬歌謡ショー、鏡味仙三郎社中の獅子舞などなどの余興も楽しく、食事も美味しく…いや~楽しかった(笑)。時松さんは勿論のこと、柳亭こみちさんや春風亭ぴっかりさん、立川談修師匠や立川キウイ師匠にも挨拶できて良かった。何より嬉しかったのは、初めて紙切りの、あの林家正楽師匠にご挨拶ができたことだ。私は最初のうちは…まあ立食パーティーだったから、会場内をウロウロしていたのだが、保田先生の隣の席が空いていて、先生に聞いたら「この席はもう空いてるよ」って言われて、ずっと来賓席に図々しく居座り続け(笑)、保田先生と延々と次回の「昭和歌広場」の日程決めをしていたのだ(笑)。そこへ正楽師匠が挨拶しにいらしたので、私もついでにご挨拶させていただけた…と、こういうわけ。もう17年も寄席通いを続けている私なのに、客席で大声を出すのが恥ずかしくて、未だに紙切りの注文をしたことがない旨を伝えると、正楽師匠から意外な返事をいただけた。ただ、この言葉を書くと「いろいろと問題が起きるので」あえて書くのは止しておく(笑)。ただ、その返事を聞いて、正直私は少しホッとしたのだが…ちょっと意外な言葉であった。しかし、本当に楽しい2時間強であった。あんなに素晴らしい空間に身を置けたことを幸せに思う。「東京かわら版」編集の皆さま、出版500号という大記録達成、本当におめでとうございます!これからも多々お世話になるかと思いますので、今後とも何とぞよろしくお願いいたします!
2015年05月29日
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昼過ぎに訃報を聞いて、非常に驚いた。誰だか分からないほど面窶れした、あの記者会見から20日と少しで亡くなるなんて思ってなかったから。逸見アナのとき以上に「こりゃ元には戻れないだろうな」とは正直感じたけども、あの男気と自衛隊で鍛え上げた精神力で、来年くらいまでは持つかな?と思ったのだが…。ライフワークにしていた自身の舞台の千秋楽にステージに出られなかった、見られなかったのは無念だったろう。享年54。なんで自分の体力を過信していたかなぁ?少しでも体がおかしいと思った時点で、病院に行ってりゃ…ここまで寿命が短くなることはなかったろうに。先ほどまで、MXTVでやってた『バラいろダンディ』を見ていたが…出演者全員が深い悲しみに包まれ、いつも隣で親しくしていた梅沢富美男が、今井氏に対する強い思いをぶつけていた。とにかく「熱い男」という印象の役者さんだった。「漢」と表示したほうが、しっくりくるかな?バラエティなんかでは、少々鬱陶しいなと思うようなときもあったけど、「脳内お花畑」のバカ左翼&売国奴が非常に多いマスコミの中で、正しい目線で反戦を訴え、日本の国を愛する発言が多かったのは、非常に好感が持てた。ちょっと過激なことを書かせてもらうが、どんなテロリストに対しても「話せば分かる」と言っている左巻きの皆さま方が、いちばん話し合うという行為ができず、人の話が聞けないで、場の空気が読めなくて、暴力に訴えるのが好きな連中だと思う。今日の国会の答弁(民主党という国賊の方)がいい例。とにかく揚げ足を取る、失言を無理やり言わせようとする、「木を見て森を見ないで某アジア2カ国に謝り続ける」のが心底大好きな方々。そんでもってマスコミは、安倍総理が悪い、失言したという感じの記事しか書かない。大本営発表よりタチが悪い。民主党が政権をとってたとき、何かしましたかね?日本国民に多大な迷惑をかけ、生き恥ィ晒すようなことは大量にされてた記憶があるんですけど…。安倍総理に対して、あれだけのヘイトスピーチをしていながら、どうして日本に対して悪口雑言の限りを尽くし、領土を勝手に占領し、ウソだらけの歴史を世界中にバラまく某2か国に対し反論しちゃいけないんですかね?正しく日本人が反論することは「ヘイトスピーチ」と全くもって別モンじゃないスか?この戦後70年間、のべつ「キナくさい臭い」を嗅ぎ続けて、「軍靴の足音」を聴き続けてる左巻きこそ、何だかんだ言って「いちばん戦争したがってる人たち」なんじゃないかと思う。大体、もう70年も経って、まだ「戦後」っつってる時点でおかしいもの。絶対に、また戦争をしちゃいけないから、強い武力を持って、核武装をして、諸外国っつうか「某アジア2カ国」に対して「国交断絶」も辞さぬ姿勢で外交しなくちゃいけないんじゃないの?日本国は。新たな自主憲法を制定してさ。「反原発」だってそうだ。日本の国土の状況も考えず、気の利いた代替案も思いつかずにただ「イヤダイヤダ」と言ってるのは、3歳児に等しい。風力発電できる国土の形なら、ソーラー発電で国の電気が100%賄えるなら、私だって「原発ぁ止したほうが…」って言うよ、そりゃ。「電気がそんなに必要でしょうか?」と言ってたYMOの方もいたけど、あんたの音楽は電気音楽じゃなかったか(苦笑)?だったら反原発のメッセージは、狼煙でやりなさい(笑)。左巻きの方々が「戦争大好き」「人殺し大好き」「軍国思想」「危険人物」と忌み嫌うような、世間的に「右翼」と言われる人たちこそが、いちばん日本国を愛し、戦争を嫌い、平和を愛し、キチンと話し合いできる人たちだと、私は確信している。そういう人は穏やかな人が多いし、空気も読めるしね。今井さんは、そういうことをメディアで熱く訴えておられたと思うのだが、いかんせんマスコミが「左巻き」なもんだから、忸怩たる思いが常にあったろう。カットされ続けてただろうから、そういう発言は。う~ん…もうちょっと体に気を配って、舞台でもMXTVでも熱い発言を発信し続けてほしかったなと思う。本当に残念で堪らない。今井雅之さんのご冥福を、心からお祈り申し上げます。
2015年05月28日
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何だか、因縁つけるブログみたいになってイヤだが…。「やっぱり日本テレビは、過去の保存映像が少ないな」と、今日の『笑点』を見て、軽い失望を味わった。先週、たい平師匠が座布団10枚獲得の商品として貰った、「麹町の日本テレビの地下3階に眠るお宝の発掘」。「地下3」に引っ掛けて、たい平師匠のお内儀さんでも出てくるのかとも思ったが(笑)、おそらく笑点50年に掛けた、アーカイブス関係のお宝なんだろうと思っていた。照ノ富士の涙、涙の初優勝を見届けてすぐ(笑)、慌てて『笑点』に変えたら予想は的中!期待に胸を躍らせながら見ていたのだが…。…出てきたのは結局、『笑点』放送開始時のスチール写真。映像資料はおろか、音声資料すらも出てこない始末…。それも、以前に見たことあるような写真(笑点の40周年時のムック本)だけでお茶を濁していたのは非常に残念だった。そして何より、たい平師が初期の大喜利メンバーの柳亭小痴楽(のちの春風亭梅橋)師を見て「この丸顔の人は誰ですか?」と聞いていたのが、いちばん悲しかった(苦笑)。あと…こう言っちゃ何だが(こればっか)笑点に関係ない番組のスチールとか台本の紹介は要らなかったんじゃないかと私ゃ思う。山口百恵とかさ…。「今晩は裕次郎です」の、志ん生師匠と裕次郎の2ショットは、思わず「ウオーッ!」とテレビの前で叫んでしまったが(笑)。毎度毎度の自慢話で恐縮なのだが、私は『笑点』の初代司会者(企画立案者)の方と、とても親しくさせてもらった。中野坂上の懐メロスナック「艶歌」で、本当に僅かだったけど『笑点』の話も伺ったことがある。とにかく「ウ~ッ…俺がやってたころぁ、面白かったんだョ」とおっしゃっていたし、今より大喜利の答えがウイットに富んでて、作家の吉行淳之介氏が「面白い」と褒めてくれたこともあったと聞いたことがある。もちろん、初代司会者の喜びそうなことを続けてたら、そりゃ短命に終わっただろうけど(笑)、それにしたって初期のころの映像が見てみたいもんである。来週も、スチール写真の捜索だけで終わるんだろうか…。2週にまたがってやるのなら、せめて初期の映像か音声の記録が見つかってほしいものである。ムダな期待に終わりそうだが。
2015年05月24日
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明晩は土曜日ということもありまして、都内の各所でさまざまな落語会があるかと思いますが…。ゴジラやウルトラマンを愛する寄席・演芸ファンの方は(そんな方、どれぐらい都内にいるのかね?)、是非ともらくごカフェへお出でくださいませ!『特撮寄席V3』5月23日(土)会場…神保町らくごカフェ18時30分開場・19時開演・21時ごろ終演予定出演…春風亭吉好、神田真紅、タカユ機01(特撮芸人)、ルネ(特撮芸人)ほか入場料…予約2000円、当日2200円ご予約・お問い合わせは「らくごカフェ」まで。rakugocafe@hotmail.co.jp03-6268-9818私は、相変わらずの司会進行を務めさせていただきます。…とはいえ、最近落語関係のことばっかりで、怪獣映画や特撮映画を、見てもいないし調べてもいない(苦笑)!皆さん方とのフリートークを、転がしていく自信があまりないのですが…頑張らしていただきます!たくさんのご来場、心よりお待ち申し上げます!
2015年05月22日
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「笑いを見る者にとって大切なのは“いつ、どこで、誰を”見たかである。(中略)どれだけ早く小さい内から接し、やっていたかである。笑いの感性・センスはそれで決まる。三ツ子の魂なんとやらである。よく田舎から出てきて三流の大学行って『お笑いでもやんべぇ』と始める鈍くさい奴が居るが、所詮無理。あんたらの地方には寄席も劇場もないんだから。地肩が違うってヤツである。一番感性がとぎ澄まされる二十歳までの二〇年間で文化や本物にふれて来なかったのだから」高田文夫先生の新刊『誰も書かなかった笑芸論』の文から引用させていただいた。…これ、ひどい差別発言だと憤る方も結構いるだろう。確かに、私も「これはちょっと言い過ぎでは…」と思ったが、正直なこと言わせてもらうと…。「その通り!!」なんである(笑)。いろんな人、思い切り敵に回しそうだけどさ(笑)。冒頭の文の後に書いてあったが、「お笑い文化」ってのは東京と大阪の「地方文化」「郷土文化」だと思う。人種差別・田舎モン差別ってわけじゃないが、やっぱり「東京生まれの東京育ちのお笑いファン」の人たちとは何というか、感性や意見がピタリ合うのは紛うことなき事実である。代表者は林家たけ平さんであろう。読売の長井さんや、らくごカフェのオーナーの青木さんも本物の東京人だしね。私が居丈高に「お笑い」や「寄席演芸」を語っているのは、私の生まれ育った環境も、かなり大きいかと思う。両親揃って東京生まれの東京育ち、小さいころから映画や演劇・テレビ・ラジオ・寄席演芸などに、どっぷり浸かって生きてきたってのが大きすぎる。特に母親は、古川ロッパと柳家金語楼以外の東京喜劇人を目の前で観ているという人(苦笑)。榎本健一・森繁久彌・三木のり平・八波むと志・益田喜頓・有島一郎・堺駿二・森川信・トニー谷・南利明・千葉信男・ハナ肇とクレージーキャッツといった面々…すごすぎる。ついでに菊田一夫に会ったことあるってんだから、何だかもうどうしようもない(笑)。中学~高校時代に、東京宝塚劇場や日劇に、のべつ通って映画と実演を見まくり、年末の宝塚劇場の吉例公演だった『雲の上団五郎一座』を全部見た、八波むと志を6~7回は見た…なんて話を小さいころからよく聞かされた(笑)。父親も、銀座にあった「不二家ミュージック・サロン」という、ジャズ喫茶のハワイアン版(?)みたいな店によく通っていて、目の前で灰田勝彦や日野てる子を見てたらしい…。ついでに、映画は両親とも洋画・邦画問わず、年間何本も見ていたと聞く。そんなDNAをモロ受け継いじゃったから、こんな人間が出来上がったのね(笑)。私自身も、小1の7月にTBS『8時だョ!全員集合』の公開生放送を観に日本青年館まで行ったし、家元に演芸論も叩き込まれたし…。やっぱり「東京生まれだからこそ」の体験はしてると思う。でもドージン落語の井上さんは新潟、市馬師匠や朝也さんは大分、オフィスM’sの加藤さんは名古屋だから、もう最近はあんまり出身云々は関係ない気もするが…。「地肩が違う」のは、確かにその通りかもしれないけど…。…これ、あまり深く突っ込んで書かないほうがいいか(苦笑)。もう止そう、もう終わり、終わり(笑)!!
2015年05月19日
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先週の「昭和歌広場」の疲れが抜けないな…なんて思って過ごしていたら、何も書かずに1週間!ダメだな、やっぱりもう少し頻繁に書かにゃ…。今日放送の『笑点』、何と番組放送50年目に突入!!これは本当にすごい、前人未到の大記録であろう。いま現在(ここ10年ほど)、落語ブームだ何だと言われているけれども、ごく一般人には、そんなブームぁ来ていない。都内の…まあ…数千人の演芸マニアが、毎日いくつかの寄席と落語会をグルグル回っているだけ、というのが実情だ。一般人と「落語・寄席演芸」を繋ぎ留めている唯一のもの、それが『笑点』だと言い切っていいだろう。演芸マニアの過程として、誰もが経験していく「流れ」というのがある。これ、40歳以下の演芸マニアだったら、殆どの人は、この流れを経験しているんじゃないかと思う。…少なくとも、私はそうだった(苦笑)。1・『笑点』で落語に興味を持つ。2・古典落語が好きになると『笑点』をバカにする。 (下手したら何年も見なくなる)3・『笑点』が、一般社会と落語を繋ぎ留めていることに 気がついて、また毎週見るようになる。…結構こういう人、いるんじゃないだろうか(笑)?だから、正月とかGWの浅草の昼席とかで木久扇師匠やたい平師匠が出てくると「つまんないからいいや」とか言いながら、席を立つ人を稀に見ることがあるが…。私は「ああ、こいつぁまだまだニワカだな」と心の中でコキ下ろして、思いきりバカにしている(笑)。私も高校時代に落語マニアになったとき、ほんの一時だが「『笑点』見て喜んでいるヤツぁガキ、ガキ!やっぱし志ん生や文樂を聴かなきゃ!!」なんて粋がっていた暗黒の?大馬鹿時代があったものでね…(苦笑)。『笑点』の力は偉大なり!まるで、イスラム国のテロリストのような発言でもあるが、私は内容云々とかでなく、落語好きとして心底こう思う。ただ、今日の放送を見ていて気になるのは…。なんか、この50年間の歴史を振り返るような特別番組を作ってくれなさそう(レギュラーで祝い事を済ませそう)な感じがするのだ(苦笑)。上にも書いたとおりで、これは前人未到の大記録なんだから、3時間ぐらいの特別番組を作るべきだと思う。日本テレビだって、アーカイブスの中をひっくり返せば、談志時代~前武時代~三波時代初期(昭和41年~46年)のVTRが、ことによると見つかるかもしれないんだから、なんとかすべきでしょうよ!上の写真の時代の映像を見つけてほしいもんである。…まあ、とにもかくにも50周年おめでとうございます!そして…まあ非常に不謹慎な発言ではあるが、歌丸師匠や木久扇師匠にもしものことがあっても、若手の落語家を抜擢してレギュラーにしたりしながら、未来永劫『笑点』は続いていってほしい。
2015年05月17日
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本日、神保町らくごカフェで開催されました吉例企画「第6回昭和歌広場」!ご来場いただきましたお客さま、心より御礼申し上げます!ありがとうございました!保田先生がお出にならなかったからか、いつもよりはお客さまが少なかったものの、誰よりも私とウマの合う林家たけ平さんとのトークで、非常に楽しく進行できました。次回は10月~12月の間のどこかの土曜日の昼間で(苦笑)、「藤山一郎特集(戦後編)」を開催いたします。また日にちが決まりしだい、このブログで発表しまして、チラシをらくごカフェ等でお配りしていきます。今後とも昭和歌広場を、何とぞよろしくお願いいたします!あと本日の昭和歌広場、なんとBS某局のテレビ番組で取材を受けました!私も終演後に単独インタビューを受け、思い切りテレビに映ることになるようです…。番組・放送日・放送局などは、また近くなったらここでお知らせさせていただきます。あまりにも恥ずかしいから大っぴらに宣伝したくないような、したいような…。
2015年05月09日
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『昭和歌広場~SPレコードとトークでつづる歌謡史~』第6回「たけ平・林田の歌謡合戦」開催日…5月9日(土) 会場…神保町らくごカフェ13時開場・13時30分開演・16時終演(予定)*昼間の公演ですので、お時間にご注意を!入場料…予約2,000円・当日2,300円司会・林田雄一ゲスト・林家たけ平内容のお問い合わせ・チケット予約はこちらまで↓CBC01742@nifty.com0ps388121401v2y@ezweb.ne.jpお問い合わせ及びご予約は、電話でも承ります。090-4183-2028まで。まだまだ、ご予約を受け付けております!!当日の朝10時くらいまでに、ご連絡(できればお電話)いただけた方は、ご予約料金にさせていただきます。たけ平さんと私の歌謡曲トークと、抜群の音響で聴くなつかしい流行歌の数々!絶対損はさせませんよ~!土曜の昼下がりは、是非ともらくごカフェへ!何とぞよろしくお願いいたします!!
2015年05月08日
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『昭和歌広場~SPレコードとトークでつづる歌謡史~』第6回「たけ平・林田の歌謡合戦」開催日…5月9日(土) 会場…神保町らくごカフェ13時開場・13時30分開演・16時終演(予定)*昼間の公演ですので、お時間にご注意を!入場料…予約2,000円・当日2,300円司会・林田雄一ゲスト・林家たけ平内容のお問い合わせ・チケット予約はこちらまで↓CBC01742@nifty.com0ps388121401v2y@ezweb.ne.jpお問い合わせ及びご予約は、電話でも承ります。090-4183-2028まで。かける歌も決まり、あとは開催を待つばかり!!まだまだお席はございます。ご予約いただきますと300円安くなりますので、ご予約いただいたほうがかなりお得です(笑)。当日の朝10時前くらいまでに、ご連絡いただけた方はご予約料金にさせていただきます。たくさんのご来場、心よりお待ち申し上げます!
2015年05月06日
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ゴールデンウイークとはいえ、特に出かける予定もなくお金もなるべく使いたくないから(笑)体力温存も兼ねて家で静かにしていた、今日は。暇つぶしに「YouTube」を見るというのは、自分がどんどん廃人になっていきそうだが(苦笑)、恐ろしく貴重な音源やVTRに当たることもあり、刺激的っちゃ刺激的でもある。今日の午後、心底驚愕するような音源を見つけて、正直言って聴いて鳥肌が立った。ある所にはあるんだな~という…。昭和45年(1970年)2月21日放送の『8時だョ!全員集合』と昭和46年(1971年)5月1日放送の『8時だョ!出発進行』の放送当時の録音、しかも全編通し…。上げておられる方は、相当熱烈な「いしだあゆみファン」らしく、他にも、放送局に音も映像も全く残っていないような驚愕ものの音源を大量に上げておられる。中でも驚いたのが、上記の2音源。『全員集合』は、番組のフォーマットが完全に定まっていない本当に初期の音源で、OPもお馴染みの「北海盆唄」ではなく「ズンドコ節」の替え歌でスタートだった。他にも、前半コントの大オチの「盆回り」の曲が大オチで使われていなかったり、山本直純がレギュラーでいたり…。内容は全体的に、後年のいわゆる「お子様向け」というよりは若干「対象年齢が高そうな感じ」に思えた。どちらかといえば「音楽バラエティー」の要素が多いように思う。『出発進行』にいたっては…ハナ肇御大が自分で録画していた断片映像しか残っておらず(TBSは1本も録ってなかった)、私も数年前に出た『植木等ショー』DVDの特典映像でしか見たことなかったから、番組全体の流れを初めて知った。いや~、音を録ってらした方、本当にすばらしい!!かく言う私の手元にも、「なつかしの歌声」関連の結構なレア音源があるにはあるのだが…。YouTubeへの上げ方が分からない(苦笑)。それにしても、ホントに『8時だョ!全員集合』の初期VTR(昭和46年3月以前)はTBSに残っていないのだろうか…。OPが「北海盆唄」の替え歌ではなく、その時々のドリフの新曲で始まり、ストレート・コンビ(だったっけ?)とかがレギュラーメンバーでいたころの映像が見たいものだ。…最後に、どうでもいい話。『全員集合』が視聴率50%という驚異的な人気番組になりつつあった昭和46年ごろ、この番組の筆頭スポンサーだった日立製作所は、当時の駒井健一郎社長の「中身が下品だ」というひと声で、なんとスポンサーを降りてしまった。駒井社長の崇高な企業理念に「ウンコチンチン」は全く合わなかったのだろう(笑)。私の母方の祖父は、ちょうどそのとき日立製作所本社の総務部長を務めていたのだが、関係ないのに母や叔母から「バッカじゃないの!?」と祖父が言われたらしい(笑)。祖父に言ってもどうしようもないとは思うのだが…(苦笑)。まあ、どう考えてもバカだよね(笑)。*昨日、当時の社長は吉山社長と書いたのですが、吉山社長はくだけた方だったそうで、スポンサーを降りたのはその前の駒井社長時代のことだったそうです。お詫びして訂正します。
2015年05月03日
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『昭和歌広場~SPレコードとトークでつづる歌謡史~』第6回「たけ平・林田の歌謡合戦」開催日…5月9日(土) 会場…神保町らくごカフェ13時開場・13時30分開演・16時終演(予定)*昼間の公演ですので、お時間にご注意を!入場料…予約2,000円・当日2,300円司会・林田雄一ゲスト・林家たけ平内容のお問い合わせ・チケット予約はこちらまで↓CBC01742@nifty.com0ps388121401v2y@ezweb.ne.jpお問い合わせ及びご予約は、電話でも承ります。090-4183-2028まで。ただし、お電話でのご予約の際は、平日は20時~23時、土日・祝日はなるべく日中(11時~17時の間)にご連絡をお願いいたします。宣伝が足りないのか、保田先生が休みだからか…。どういうわけか、今回はご予約が少なくて(苦笑)。まだまだお席に余裕はありますので、たくさんのご来場お待ちしておりますです!歌謡曲ファンの皆さま、たけ平ファンの皆さま(笑)!是非とも是非とも!!
2015年05月01日
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