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ただいま時刻は22時50分。だいたい「書き始めの時間」から40分後ということで逆算して書いている(笑)。それにしても、今年1年は本当に過ぎるのが早く感じた。なんか体感時間的に、まだ9月くらいの感じ。でも、テレ東で先程まで『第50回・年忘れにっぽんの歌』をやっていたわけだから、大晦日に違いないんだぁね(笑)。それにしても、今年の『年忘れ』の気合の入り方は凄かった。「第50回記念」だからなんだろうが、誰でも知ってる歌手が、誰でも知ってる歌を歌いまくる…という、シンプルな構成は評価していいかと思う。ただ、あんなふうに過去映像を蔑ろにするなら、放送時間は4時間で十分だったんじゃないだろうか?残りの2時間を『年忘れ大行進』時代からの往年の歌手の名唱・名場面をノーカットで流したほうが、流れはよかっただろう。個人的に出てきて最も驚いた映像は、昭和54年12月31日の『第12回・年忘れ大行進』での、ツービートの漫才場面!!漫才ブーム前夜のツービートが、お笑いの応援ゲストとして『年忘れ大行進』に出ていたことは知ってたが、映像として見たのは初めて!!まさか、歌舞伎座の花道で漫才していたとは…(笑)。藤山・淡谷・ミネ・市丸・伊藤・渡辺・霧島・灰田・二葉・林・田端・岡本・織井・菅原・春日・曽根・三浦・青木・村田…というお歴々がいた大舞台に、ツービートがいたというのは…なんだか、非常に新鮮な画だった(笑)。あとは…特にこれといって感想は無し(爆笑)!!東海林・藤山・淡谷・ミネといった方の映像が出てこない点で、もう評価はダダ下がりだもの(笑)。大晦日まで我儘だらけでしょうがねえブログだな、ホントに(苦笑)。-----------------------------------------------------------------今年1年も、当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。来年も何とぞよろしくお願いいたします。老いたる者には過ぎにし青春の郷愁を、若人には呼べど去にて帰り来らぬ古の幻を!!それでは、よいお年を!!
2017年12月31日
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月丘夢路(女優 5月3日没・享年94)とにかく、ある程度の年代の人にとっては「美人女優」の代名詞であった方。最晩年まで、その美貌は保たれたままだったのは凄い。最後にテレビでお姿を見たのは、今から5年くらい前の『徹子の部屋』だった。ダルビッシュ有と海老蔵が好みだと言っていたのは覚えている(笑)。日下武史(俳優・声優 5月15日没・享年86)浅利慶太らと共に、劇団四季の創設メンバーの1人である。ロバート・スタック(古い…)の吹き替えでもお馴染み。テレビ東京の長寿時代劇『大江戸捜査網』のナレーションも忘れがたい。野際陽子(女優 6月13日没・享年81)今年、大当たりしたドラマ『やすらぎの郷』出演中での死は、ショックが大きかった。いつまでも変わらない印象があった女優さんだっただけに、「早死」という印象が拭えない。小林麻央(キャスター 6月22日没・享年34)2月のアイドルの子もだが、自分より年下の訃報を聞くほど、辛くてイヤなことはない。お子さんの成長を見ることなく、あの世に旅立つくらい無念なことはなかろう。安西愛子(歌手 7月6日没・享年100)『あゝ紅の血は燃ゆる』『お山の杉の子』を最初に歌われた方が、この夏までご存命だったというのは凄いこと。歌のおばさんとして、その後は参議院議員としてもご活躍。議員に当選したときの同期が、松岡克由先生でもある!砂川啓介(タレント 7月11日没・享年80)認知症になってしまった「元ドラえもん」である奥さま、大山のぶ代さんを残して旅立つのは、本当に無念だったと思わざるを得ない。小川寛興(作曲家 7月19日没・享年92)テレビ番組の主題歌&歌謡曲の作曲で、一時代を築いた。代表作は、やはり『さよならはダンスのあとに』になると思う。あとは『おはなはん』かね?やっぱり倍賞さんとのコンビという印象が強い。あと『月光仮面』か。平尾昌晃(歌手・作曲家 7月21日没・享年79)小川先生の2日後に、また偉大なヒットメーカーが逝った。ロカビリー歌手として、作曲家として、この先生の残した曲の数々は、向こう30年は確実に残ると思う。バラエティ番組で審査員として出る際の、おふざけ度合も見事だった(笑)。中島春雄(スーツアクター・俳優 8月7日没・享年88)『ゴジラ』生みの親は、田中友幸・本多猪四郎・円谷英二の名トリオだが「怪獣に魂を吹き込んだ」のは、この人。東宝特撮映画を、文字通り「陰で支えた」大功労者である!!ジェリー・ルイス(喜劇俳優 8月20日没・享年91)ディーン・マーティンとの「底抜けコンビ」で一世風靡したアメリカの大喜劇人。ドリフターズ…特に志村けんに与えた影響の大きさは物凄い。三條正人(歌手 10月5日没・享年74)あのヒサシ頭と、甘く切ないファルセットで大人気だった「東京ロマンチカ」のボーカル。ここ最近のやつれぶりに非常に心配していたが、それが現実になってしまったのが残念でならない。篠沢秀夫(大学教授 10月26日没・享年84)筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病での闘病生活は、本当に大変だったと思う。ご本人もご家族も。土曜夜のTBS『クイズダービー』を懐かしく思い出す。保守派の論客としても有名だった。今の左巻きがのさばる日本を、元気だったらどう斬ってくださっただろうか。青島利幸(放送作家 11月2日没・享年56)テレ東の『木8』などの構成で、その名前を拝見することが多かった。お父さん(青島幸男)には及ばなかったけども…。テレビ東京系の番組に携わる多かったのかな?それにしても、こんなに若く亡くなられるとは思わなかった。鶴ひろみ(声優 11月16日没・享年57)車を運転中に、大動脈解離の発作(発症)で亡くなられた。個人的には『ドラゴンボール』のブルマ役が思い出されるが、今の子供たちには「ドキンちゃん」らしい。それにしても「急な最期」は、ご本人も周囲もショックが大きかったに違いない。はしだのりひこ(歌手 12月2日没・享年72)10年前から「パーキンソン病」を患っておられたとは…。そりゃ「懐メロ特番」に出てこられないわけだ、と訃報を聞いて思った。数々の傑作があるけど、代表曲は『風』と『花嫁』になるんだろうか。--------------------------------------------------------------それにしても、こうして挙げてみると、一時代を創り上げた方々を、こんなに大量に失っていたとは…。日本の文化は、毎年ちょっとずつ低下していくのかもね。他にも、ここに書ききれなかった方が、たくさんおられるのは残念で仕方ない。あと、私が前々から「顔を見るのも大嫌いだった某婆さん」は書きたくなかったから書かなかった。ご主人の野村克也監督に大変申し訳ないが…。皆さまのご冥福を、改めて心からお祈り申し上げます。
2017年12月31日
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今年も、各界で一時代を築き上げた方々が鬼籍に入った。年齢的に「まだまだなのに…」という若い年代の方の訃報が多かったように感じた。そして「当たり前のようにテレビや映画に出てた人」を、こんなに失った年は近年なかったように思う。------------------------------------------------------------------神山繁(俳優 1月3日没・享年87)重厚オヤジ役者、最後の生き残りという感じの方だった。腹式呼吸の低音声は、ナレーションでもお馴染み。北野作品『アウトレイジビヨンド』の大親分役が、姿を見た最後だったかもしれない。松方弘樹(俳優 1月21日没・享年74)2016年1月1日放送のテレ朝『格付けチェック』で、元気な姿を見せたのが、実質最後にテレビで見た姿だったか。ああいう豪快さと、色気を持つ最後のスターだったように思う。個人的には、TBSのドラマ『HOTEL』の東堂総支配人役が忘れがたい。社長役の丹波哲郎、マネジャー役の小林稔侍と3人、社長室で話してるシーンは、極道ものにしか見えなかった(笑)。藤村俊二(タレント 1月25日没・享年82)元祖タレントの1人。昭和9年会の一員としても活躍された。「軽妙洒脱」「飄々とした佇まい」という言葉は、この人のためにある言葉と言っても過言じゃない気がする。『なるほど!ザ・ワールド』の回答者としての印象も強いが、三谷作品での役者としての存在感も思い出される。土屋嘉男(俳優 2月8日没・享年89)どういうわけか、訃報が出たのは9月に入ってからだったが…。東宝特撮を愛する私にとって、本当に残念な訃報であった。『ガス人間第一号』のインパクトが凄いのは当然だが、やはりミステリアンやX星人などの「宇宙人演技」が忘れられない。『美女と液体人間』での刑事役も良かった。船村徹(作曲家 2月16日没・享年84)古賀政男先生以上の活躍期間、そして作曲した曲の数。文化勲章受章という、歌謡曲の作曲家が誰も成し得なかった偉業を成し遂げて、天国へと旅立った。数多くの傑作は、今でも普通に歌われているし、今後も歌い継がれるだろう。かまやつひろし(歌手 3月1日没・享年78)まさか、この人が死ぬとは思わなかった。いつまでも飄々と生き続けて、ギターを弾きながら歌ってそうなイメージがあったので…。ザ・スパイダースのメンバーが、とうとう欠けてしまったのが、残念で仕方ない。渡瀬恒彦(俳優 3月14日没・享年72)当たり役の多い役者さんだった。失礼な言い方にはなるが、お兄さんよりも抜群に演技力はあった。『9係』『おみやさん』『タクシードライバー~』という人気シリーズを同時に失ったテレ朝は、痛かったろうと思わずにはいられない。『十津川警部』で共演していた、伊東四朗御大のラジオでの落胆ぶりは、今でも覚えている。京唄子(漫才師・女優 4月6日没・享年89)浪花の最後の大御所。最後の数年間が闘病で終わったのは、本当に勿体無かったし、無念だったろうと思う。今年「にゃんこスター」という、もう愚にもつかねぇ(笑)セココンビが何故か売れたが、この2人はカップルだそうで、「別れたら解散する」と、インタビューで言っていたのを聞いて「唄子・啓助&敏江・玲児を見習え、大バカ者!」と思ったのは、私だけではなかったみたい(笑)。ペギー葉山(歌手 4月12日没・享年83)この人の訃報こそ、今年最も信じられなかった報せだった。つい何週間か前まで、普通にテレビに出ていたし…。4月10日?に、ちょっと風邪をひいたとかで、病院に行ったら即入院→即意識混濁→意識不明→死去…ってことだったらしい。あまりのあっけない最期に、悲しむ余裕も少なかった。『南国土佐』を、生で20回近く聴けたのは、私の財産である。(三代目)三遊亭圓歌(噺家 4月23日没・享年88)初代の三平師匠と肩を並べる、本当の戦後の爆笑王。個人的に最もショックな訃報だった。生で何十回と聴いた『中澤家の人々』の凄さ!小中の後輩である、三遊亭司の真打昇進披露パーティーで、撮ってもらった2ショットは、落語ファンとして、最高の宝物になってしまった。願わくは、一度でいいから、生で『授業中』『浪曲社長』『月給日』が聴きたかった。これだけはホント無念。土門正夫(元NHKアナ 5月2日没・享年87)昭和49年大晦日『第25回NHK紅白歌合戦』の総合司会を務めている映像が手元にあるが、実に名人芸&職人芸!!こういうトーンの喋りを聴かせてくれるNHKのアナは、全くいなくなった。だから『紅白』も廃れんだョッ!!!!-------------------------------------------------------------こうやって書き上げると、本当に訃報の多い年だったと思わずにはいられない。1回で終わらなさそうなので、続きは、また明日!
2017年12月30日
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「まだ来年の話じゃないか…予約なんてまだまだ!」なんて、思ってる、そこのあなた!!あと1か月先の話ですよ!2月3日は、らくごカフェに是非お出でいただきますよう、何とぞよろしくお願いいたします!第11回・昭和歌広場 「永遠のクルーナー・小畑実パート2」 開催日:平成30年(2018年)2月3日(土) 会場:神保町らくごカフェ13時開場 13時30分開演 16時過ぎ終演(予定) 入場料:(予約)2,000円 (当日)2,300円司会:林田雄一 解説:保田武宏(演芸評論家)オーディオコーディネート:高山承之 内容のお問い合わせ・チケット予約はこちらまで4890mffs@jcom.zaq.ne.jp 0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp 090-4183-2028ご予約の際「名前(フルネーム)」「連絡先(携帯電話等)」 「必要枚数」を必ずお伝えくださいませ。 電話でのご予約・お問い合わせですが、月曜~水曜は20時~23時の間、木曜・金曜はメールのみ、土日・祝日は10時~17時の間でお願いいたします。それ以外の時間は、電話に出られない状況におりますので ご了承ください!保田先生持ち込み企画の第2弾!渋い歌が大半(苦笑)の全24曲という特大ボリュームで送る『昭和歌広場』!甘く切ないクルーナー唱法で、一時代を築き上げた小畑実の世界を、存分に堪能できます!たくさんのご来場、心よりお待ち申し上げます!
2017年12月28日
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子供のころは、この時期になってくると「年末特番」だとか「新春特番」のラインナップに胸をときめかせたもんだが…。自分が歳を重ねたのか、それともテレビ自体の威力・企画力が著しく低下したからなのか…。一部の深夜特番などを除いて、本当に楽しみな番組が減った。お笑い番組(ネタ番組)などで、楽しみな番組はあるにせよ、その「楽しみ度合」も、子供のころの度合の20分の1程度か。----------------------------------------------------------------大晦日の吉例『年忘れにっぽんの歌』は、録画とはいえ久々にゴールデンタイムの放送になったことは喜ばしい!放送時間が6時間というのも凄いヤネ。しかし「第50回記念」の回にしちゃ、出演歌手の物足りなさに強~い不満と、時代の流れの寂しさを感じてならない。特に『なつかしの歌声・年忘れ大行進』時代からの「番組全体の雰囲気の流れ」というものが、ここ十数年ほどで完全に消滅して、ただの演歌特番に成り下がってしまったのは、悲しいことだ。でも『紅白歌合戦』よりゃ、100万倍マシだけども(苦笑)。私はここ10年ほど『年忘れにっぽんの歌』は、演歌勢オンリーで3時間枠にして、残り3時間(紅白の真裏)は『なつかしの歌声・思い出の名場面特集』か何かやれ!と言い続けてきたのね。無理して『紅白』見て、どこの誰だか分からない歌い手の歌に嫌々付き合うより、東海林・藤山クラスから、ひばり・島倉・フランクあたりのお歴々の名唱を、ワンコーラス切りしないでじっくり見せてくれたほうが、どれだけマシか…。あとは、それこそTwitterで文句言ってる面々と同意見になるが、BSジャパンで、昔の『年忘れ大行進』を完全ノーカット版で再放送すりゃいいのよ。テレ朝の、美空ひばりの新宿コマでの大晦日特番、こないだBS朝日でやってたんだし。昭和44年(放送ライブラリーにあるやつ)なんざ、ノーカットで全編再放送したら、それこそ「座りションベンしてバカになる」視聴者が大量発生するヨ(笑)。昭和45年~54年あたりまででも、結構中身はスゴイから。多少、映像ノイズが入ろうが、オリジナルテロップを生かして歌詞テロップも出さず、昭和40年代のまんまで再放送をしたら、狂喜乱舞する視聴者はいると思うが…。…人数が、あまりに少なすぎるかネ、全国に(苦笑)。だとしたら、ある程度の数字が取れる見込みはないわな。-------------------------------------------------------------------当方、大晦日は休みだが、元日は普通に出勤!上記のとおり、一部の深夜特番(お笑い系)以外に、テレビに楽しみはない。かと言って、寄席の初席、どっこも混んでるしねぇ(苦笑)。2日(火)の休みは、初詣以外は家で静かにしてるか!!
2017年12月25日
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再三ここで書いている、昭和40年代のテレ東の看板番組『なつかしの歌声』の映像をふんだんに再使用した特番が、平成4年から平成19年まで、29回にわたって放送された『昭和歌謡大全集』。私の人生を変えてしまった番組ね(苦笑)。そして、昭和40年代~50年代、もうひとつのテレビ東京の看板番組だったのが、塩野義製薬提供・八木治郎アナ司会の名番組『人に歴史あり』。この映像を再使用した特番が、平成3年3月から平成5年の10月にかけて『日曜ビッグスペシャル』枠で放送された特番『昭和を駆け抜けた101人』。全部で4回放送された。歌手・作詞家・作曲家・映画俳優・舞台俳優・喜劇人・噺家・政治家・文化人などのVTRを、数十秒ずつ矢継ぎ早に見せるシンプルな構成の番組。30分番組の『人に歴史あり』の中で、その人らしさが出てる箇所を切り取って見せる、その見せ方が非常に巧い番組だった。-----------------------------------------------------------私は第1弾(平成3年3月)と第4弾(平成5年10月)の2回しか録画しておらず、2弾・3弾は見てはいたのだが、録画し忘れていて、今日まで後悔しつづけていた(苦笑)。昨日、懐メロ仲間数人とささやかな忘年会をやったのだが、そこで仲間のお一人から「実家から出てきましたよ、画質が悪いですけど…第3弾が!」と言われ、DVDを戴いた。私にとっちゃ、このうえないクリスマスプレゼント!これは大感激で、中学以来の後悔の念が、少し薄れてホッとした。全4回のうち、重複している出演者が大半なのだが、中にはこの回しか映らなかった方なんてのも多かったり。昨日頂戴した第3弾には、赤坂小梅・金原亭馬生・山本嘉次郎・円谷英二(!!)なんて方々の映像があって、もう感激!しかも小梅姐さんの映像は、なぜか『人に歴史あり』ではなく、昭和49年大晦日『なつかしの歌声・第7回年忘れ大行進』での『黒田節』の歌唱映像という!!馬生師匠の映像は、昭和43年7月放送の『人に歴史あり』。お父さんの志ん生師匠の回で、自分のことを少し語っている箇所が映っていた。余談だが、この日の志ん生師匠は機嫌が悪かったらしく、主役なのに一言も言葉を発してない(笑)。----------------------------------------------------------------こうして、久しぶりに『人に歴史あり』の映像を多く観ると、『なつかしの歌声』以上に、日本の文化史においての貴重な映像資料だと思わずにはいられない。私は、この番組こそ、高額でもいいからDVDボックスにして、ノーカットで発売すべきだと思う。切り取り方は上手くても、30分通しで見なきゃ、その人のことが分からないもの(苦笑)。ディスク1・歌手編(東海林・藤山・淡谷・ミネ・勝太郎など)ディスク2・音楽家編(古賀・服部・古関・藤浦・藤田など)ディスク3・俳優編(長谷川一夫・片岡千恵蔵・嵐寛寿郎など)ディスク4・噺家編(文樂・志ん生・圓生・正蔵・柳橋など)ディスク5・喜劇人編(エノケン・金語楼・花菱アチャコなど)ディスク6・文化人編(田辺茂一・石黒敬七・入江相政など)ディスク7・政財界編(田中角栄・大平正芳・松下幸之助など)…みたいな感じで発売すれば、絶対にある程度の売り上げは見込めると思うんだが。『なつかしの歌声』以上に!再三、飽きるほど言っていることだが、いくら2インチからHD-CAMに落として、アーカイブスで保存してるにせよ、これ以上Vが痛まないうちに『人に歴史あり』の貴重映像はなんとかしないといけないだろう。『なつかしの歌声』もそうだが、リマスタリングも何もせず、映像をほっぽらかしにしとくのは、犯罪に等しいレベルだと私は思っている。
2017年12月24日
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大変長らくお待たせいたしました!来年の節分の日は是非、神保町らくごカフェにお出でくださいませ!本日より正式にご予約の受付を開始いたします!「保田武宏持ち込み企画」第2弾!戦中・戦後にヒット曲を連発したスター、小畑実特集のパート2であります!今回は全24曲というボリュームになりそうです!ただいま曲目選定&プログラム作成の真っ最中!我が後輩H君の筆による、抜群のチラシも完成しました!このチラシは、現在「神田古書センター」ビル内にある、「らくごカフェ」および「富士レコード社」の2店舗に置いてあります。第11回・昭和歌広場 「永遠のクルーナー・小畑実パート2」 開催日…平成30年(2018年)2月3日(土) 会場…神保町らくごカフェ13時開場 13時30分開演 16時過ぎ終演(予定) 入場料…(予約)2,000円 (当日)2,300円 司会…林田雄一 解説…保田武宏(演芸評論家)オーディオコーディネート:高山承之 内容のお問い合わせ・チケット予約はこちらまで4890mffs@jcom.zaq.ne.jp 0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp 090-4183-2028ご予約の際「名前(フルネーム)」「連絡先(携帯電話等)」 「必要枚数」を必ずお伝えくださいませ。 電話でのご予約・お問い合わせですが、月曜~水曜は20時~23時の間、木曜・金曜はメールのみ、土日・祝日は10時~17時の間でお願いいたします。それ以外の時間は、電話に出られない状況におりますので ご了承ください!流行歌ファン、『なつかしの歌声』ファンにご満足いただけるイベントになるかと存じます!よろしくお願いいたします!
2017年12月21日
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水曜日の夜、たまたまTBS系の『水曜日のダウンタウン』を見ていたら「歯なしの人は歌が下手説」というのをやっていた。千鳥の2人がプレゼンしていたのだが、出てくる人たちが全員40代~70代なのに、歯が上下で0本とか4本とか、入れ歯も入れてない”スッカスカ”の口元の人ばっかし(苦笑)。インタビューを受けていた方、歯が若くして無くなった理由が「ケンカ」とか「歯槽膿漏」とか言っていたが…。若くて歯槽膿漏になるってぇのは、生活習慣が原因だと思うし、歯が折れるほど殴り合いのケンカをしたという過去があるのは、まあ、そういう氏素性の人たち(笑)なんだろうなぁ……とは思った(苦笑)。だから、みんなカラオケが好きでも、下手の横好きというか、音も取れず、リズムに乗れず、そして「歯がスカスカだからサ行の発音が息になっちゃう」んだろうなぁ、おそらく…と思って、バカにして見始めたのネ。ところが!!!!1人の方を除いて(笑)、みんな歌が上手かったのである!テレビだから、ある程度の演出は勿論あっただろう。恐らく「歯が無くて歌が上手いおじさん」を、エキストラ派遣業の会社に頼んで、呼んできたりとかはしていたと思う。それにしても上手かった!カラオケスナックとかで聴いたら、「おじさん、歌ぁ上手いですね!」と、隣に座って大声出して絶賛してしまうほど(笑)の歌唱力。これホント。特に美空ひばりの『愛燦燦』、ハウンドドッグの『ff』と、北島三郎『まつり』を歌われた方は、個人的にはオリジナルのシンガーより深い味わいがあったように感じた。ワイプで抜かれてた司会の浜ちゃんが「味があっていいよ!」ととても褒めていたし。-----------------------------------------------------------------私は悲しきかな「自分流に歌うと、どうしようもなく味のない歌い方」しかできない(涙)。魅力の全くない岡本敦郎タイプとでも言うべきか(苦笑)。そこへ持ってきて、私は白山雅一の弟子なもんだから「大半の昭和歌謡は歌真似でしか歌えない体質」に矯正された…ってな感じなもんなのヨ(笑)。東海林太郎・藤山一郎・淡谷のり子・ディックミネ・霧島昇・伊藤久男・灰田勝彦・岡晴夫・田端義夫・小畑実・春日八郎・フランク永井…なんてお歴々の歌は、地声で歌った経験ゼロ!地声で歌うほうが難しい(苦笑)。上記のおじさんたちみたいに「歌詞を咀嚼して、オリジナルの風味を損ねず、自分流に歌い上げる」テクニックが全くない!これはホントに困ったもんだと思っている(涙)。私が歌真似できない歌手…楠木繁夫・上原敏・松平晃・林伊佐緒・近江俊郎・竹山逸郎・津村謙なんてお歴々の歌は、もちろん己の声&独自の歌い方で歌うんだが…自分で納得したこたぁない!実は「味のある歌い方」ってのに、私は憧れているフシもある。藤山一郎・伊藤久男・岡本敦郎タイプの歌い方が正しいんだ!と信じて、今日まで生きてきたが…。最近は石原裕次郎や勝新太郎、歌手だと水原弘なんかの歌を聴き「いいなぁ…こういう歌い方ができて!」なんて思ったりする。やっぱし「商品」になる歌声になるのは、難しいこったネ。『水曜日のダウンタウン』を見て、そう改めて感じた次第。
2017年12月17日
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土曜日の晩、久しぶりに保田先生と神保町で飲んだ。来年2月3日(土)の13時30分から、神保町らくごカフェで「第11回・昭和歌広場 小畑実特集パート2」をやるのだが、それの曲目選定をしつつ、歌謡談義・演芸談義に花を咲かせた。珍しく先生が、酔っているのが露骨に分かるほど酔って(笑)、とても楽しそうでよかった。酒席の前、神保町の交差点で待ち合わせをしているとき、保田先生がさりげなく言ってた話に、私は胸が熱くなった。…己のキャラに似合わず(苦笑)。保田先生は、先月末『東都噺家百傑伝』という噺家の歴史本を、東京かわら版新書から出された。私がそれを買って読んだ旨を伝えたら「…清水一朗さんも、青蛙房から新書を出したんだよ」とのこと。私は「そうですよね!私ゃまだ買ってないから、明日買おうかと思ってるンです!」と答えた。そしたら先生が「そのことを、山本進さんにメールで伝えたら、『80歳過ぎの2人が、現役で本を出しているなら、私もまだまだ頑張らなくては』って返事が来たよ」いま現在、戦後の落語黄金時代を肌で知り、噺家と交遊があり、当時の匂いをキチンと語れるのは、山本進・清水一朗・保田武宏・矢野誠一の4人くらいしか思いつかない。京須偕充先生は、世代的に少し下だしね。長井さんや石井さんはもっともっと下の世代なわけだし。この四天王?が今も現役バリバリで、落語の、藝の凄さ・楽しさ・面白さ・素晴らしさを伝えてくれることに、もっと我々は有難みの気持ちと、感謝の心を持たないとダメだと思う。---------------------------------------------------------------まず、ウチの先生の『東都噺家百傑伝』。これはホント手軽で読みやすく、江戸から現代までの噺家の歴史が、簡単に分かる名著だと思う。鹿野武左衛門から三代目圓歌までという流れね。まるで、先生が「鹿野武左衛門」から生で観てるんじゃないかと錯覚しそうになるくらいで(笑)。このことを先生に言ったら「俺を何歳(いくつ)だと思ってんだ!?」とか言ってたけど。私も落語マニアであるが、江戸時代~明治初期の噺家のこたぁ、名前くらいしか分かんない。先生のこの本のおかげで、何となく鹿野武左衛門から三遊亭圓朝までの流れを識ったくらいヨ。短いながらも分かりやすく、また「特定の噺家に肩入れしてないフラットな解説」の先生の文章も好い。こういう俯瞰目線の文が素直に書ける人は、なかなかいない。全国の落語ファン、この本は必ず買うように!必ず買うのだ!その売り上げが先生の懐に入ったら、それが先生のご家族のご飯になり、たまには私の夕飯にもなるのだ(大爆笑)!!!!---------------------------------------------------------------清水一朗先生は、全く面識がないが、落語関係の様々な著書でそのお名前は、よく存じ上げている。その清水先生が、青蛙房から出されたのが『有楽町界隈の十年~昭和の落語家群像~』という本。これは名著!ホントに名著!昭和30年~40年あたりの落語界、いわゆる「戦後落語黄金時代」の中で、『第4次落語研究会』『若手落語会』『落語勉強会』の思い出を中心に、様々な方との交遊などが描かれている。小ゑん・全生・朝太・照蔵という「戦後四天王」の若き日の姿や、当時の大御所(文樂・志ん生・圓生・正蔵・三木助・可樂・円歌・小さん)の姿が、鮮やかに浮かび上がっている。当時の様々な会のことを、とても細かく覚えておられるから(保田先生もそうだけど!)まるで自分が、そのときにそのホールにいたかのような錯覚をしてしまうのヨ。当時の映像や写真なんかは、そりゃモノクロが当たり前だが、清水先生の文章に出てくるお歴々は、私の頭の中では全員がカラーだった。その高座姿が、楽屋での顔が、みんな極彩色に写っている。そして息遣いまで聞こえてくるようだ。この本も落語ファンには、是非とも読んでもらいたい。これ読んで、胸が熱くならない”落語ファン”がいたんなら、そいつは”モグリ野郎”だと決め付けていいよ(笑)。--------------------------------------------------------------私は今、たけ平師や夏丸さん、三朝師とかと深い付き合いをさせてもらってるが、いずれは保田先生や清水先生のようになれるのか…なれるわきゃねえか、文才ないから(苦笑)。それまでに、文章と話術をもっと磨くしかないんだろうネ。あと、また談志師匠との思い出話も思い出さないと(笑)。
2017年12月11日
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そろそろ正月の足音が聞こえてくる時期に「正月の顔」だった太神楽の至宝が逝った。2002年2月に亡くなった、兄の染太郎師との兄弟コンビで、それこそ一時代を築き上げた、海老一染之助師匠。享年83。「もうそんな年だったのか!」という驚きと共に、金馬師や米丸師、たのし先生なんかより年下という事実に「ちょっと早かったかな…」なんて思ったりもした。この兄弟のお父さんは望月晴峰という長唄の囃子方。その名になる前は「三遊亭圓駒」という名の噺家だったという。以前、談志家元がラジオで言っていたのだが、このお父さんに家元は「豆や」という噺の稽古を付けてもらったそうな。そのとき、この兄弟が、真冬に庭で裸足で薪でジャグリングの稽古をしていたのを見た、と言っていた。(2018.03.02訂正)稽古してたのは染之助・染太郎兄弟ではなく、三代目金馬師の弟子だった三遊亭銀馬師のお子さんだった、小金井ブラザースでした。お詫びして、訂正いたします。-----------------------------------------------------------------コンビ結成当初は、2人で一緒に曲藝をしていたらしいのだが、後に兄が後見に回って、弟が藝をするスタイルに変わっていった。これは談志師匠も言っていたし、私も同じように思うことだが、こんなに鮮やかで上手い曲藝師はいないと思う。いま現在、寄席に行くと「鏡味仙三郎社中」や「翁家社中」の皆さんが「日本の至藝」と言い切っていいほどの鮮やかな藝を魅せてくださる。ところが、生まれて初めて見た曲藝師が染之助師だと(これ、世間の大半の人がそうだと思うが)なんとなく霞んで見えてしまうのだ、上記のお歴々方が!傘の上で鞠を回すにせよ、枡を回すにせよ、あのキレの良さとスピード感は、誰にも真似できない巧さだったと思う。土瓶の曲藝にせよ、籠鞠にせよ「この師匠には失敗するということがないんだろうな」と誰にも思わせる、鮮やかさと美しさ、適度なコミカルさがあった。キチンとした藝の素養がある上に「おめでとうございま~す!!」「いつもより余計に回しておりま~す!!」「土瓶損、苦労する」「これでギャラはおんなじで~~す!!」などの当たりフレーズがあるんだもの。そりゃ売れないわけがないヨ(笑)。今、日本人が太神楽の真似(傘の上で何か回す真似とか)したら、100人中95人は「おめでとうございま~す!!」「いつもより余計に回しておりま~す!!」って言うだろう。この功績は、ホント凄い。------------------------------------------------------------------このようなことを書くのもなんだが、染之助師匠、人間的にはあんまりいい話を聞いたことがなかった。下の人たちに対しての楽屋内の態度とか人間性で、結構ヒドイことも聞いている。兄弟間の不仲も有名だったしねぇ。舞台上での役割に対しての揉め事だったのだろうが…。そら確かに、出刃包丁の上に立てたグラスに注いだビールを、横にいる兄に飲まれたら面白くないと思うかもしれないけどさ(苦笑)。お兄さまが亡くなって1人になって、急速に藝界での存在感が薄れてしまったのは「コンビでなきゃ面白くない」というのと、染之助師の人間性の問題だったのかもしれない。あれだけ巧い、誰にも真似できないテクニックがありながら、テレビ界や演藝界から忘れられてしまっての最期というのは、非常に淋しい気がする。そんなに長生きでもないし。でも、これだけ凄い太神楽があったということは、これからVTRの中だけでしか見られなくなったけれども、未来永劫語り継いでいかれることだろう。海老一染之助師匠のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2017年12月06日
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