まず、髪についてですが、冠詞がついていません。なぜでしょう。髪は1本、 2本と数えられるのではないか、という声が聞こえてきそうですが、これが まさに a hair と hair の対比なのです。
1本の髪の毛を表す場合が a hair で、髪の毛が何本も集まって1つの連続 体をなす毛髪が hair です。今回、レイチェルのセリフは髪の毛1本1本につい ての色を説明したのではなく、髪全体の見た目の色を言っているので、 brown hair と無冠詞になるのです。
「お金」の場合は紙幣や硬貨は明確な形をもつ単一の個体なので、 a ten-dollar bill [1枚の10ドル紙幣] 、 three quarters [ 3枚の25セント硬貨] のように a がついたり、複数形にもなります。しかし、この紙幣や硬貨がたくさ んあつまり、1つ1つの明確な形や境界線がなくなって連続体をなすと、英語 では money という1つの「数えられない」名詞として用いられるわけです。
は無冠詞です。 furniture[家具], cattle[家畜] なども同様です。
次に jeans ですが、これは「複数形」になっています。 jean と複数にしない 場合には、ジーンズ(あや織り綿布)、デニム生地、という素材のことを指します。 ズボンやパンツは1着でも足(を穿くの)は2足ですよね。ですから、jean+s と 複数形にしなければいけません。 shoes[ 靴 ]、glasses[ めがね ]、scissors [ はさみ ]も同様です。 もし2着のジーパン、といいたいなら two pairs of jeans となります。
最後に blouse ですが、これは1着しか着ませんし、普通に不定冠詞 a で 対応します。これは問題ありませんね。
そして、それらは次に話題に出てくる時、その時は他のものから区別され、 限定されるので定冠詞 the がつくのです。
John bought a tie, but he returned the tie soon. ジョンはネクタイを買ったが、そのネクタイはすぐに返した。